JP4017976B2 - ゲート式駐車場の遮断バー異常検知機能を備えた駐車場管理機器及び遮断バー異常検知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両検知センサと遮断バーを用いて車両の通行を管理するゲート式駐車場に適用する遮断バー異常検知機能を備えた駐車場管理機器及び遮断バー異常検知装置に関し、特に、既存の車両検知センサのセンサ出力を利用して遮断バーの異常を検知するようにしたゲート式駐車場の遮断バー異常検知機能を備えた駐車場管理機器及び遮断バー異常検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のゲート式駐車場は、無人管理の場合が多く、遮断バーが折損したり閉制御できない動作不良が発生すると、駐車場の出入りが自由になり駐車料金の徴収に支障を来たす。
【0003】
このため、従来では、ワイヤの一端を遮断バー先端に固定し、他端を光電反射板及びコイルバネを介して遮断装置本体に取付けるようにして、遮断バー内部にワイヤを張架すると共に、光電反射板と対向して光電検知スイッチを配置する構成とし、遮断バー正常時は光電検知スイッチからの光が光電反射板で反射して光電検知スイッチで受光され、遮断バー折損時は、光電反射板の位置がずれて光電検知スイッチからの光が光電反射板で反射されず光電検知スイッチで受光されないことにより、遮断バーの折損を検知する構成である(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、遮断バーが閉じたときにバー先端を受ける固定部材を設け、この固定部材のバー受け部にスイッチを設ける構成とし、遮断バーが閉状態にあるにも拘わらずスイッチでバーが検知できないときに、遮断バー異常とする異常検知方法もある。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−277193号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の異常検知装置では、遮断バーの異常検知用として専用部品を設備する必要があり、駐車場機器のコストアップを招く。更には、後者のように遮断バーの先端側に固定部材を設ける構成では、固定部材設置用のスペースを確保する必要があるが、駐車場のレイアウトの都合等で固定部材設置用スペースを確保できず、取付けられない場合がある。
【0007】
本発明は上記の点に着目してなされたもので、既存の車両検知センサを利用して遮断バーの異常検知を可能としたゲート式駐車場の遮断バー異常検知機能を備えた駐車場管理機器及び遮断バー異常検知装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、車両検知センサのセンサ出力に基づいて遮断バーを駆動制御して車両の通行を管理するゲート式駐車場の駐車場管理機器において、前記遮断バーが閉制御されている状態で前記車両検知センサのセンサ出力の状態変化に基づいて車両通過を検知したときに遮断バー異常と判定する異常判定手段を備え、前記車両検知センサは、遮断バーが設置された通路部で、かつ遮断バーを境に駐車場内外に跨った位置に埋設された1つのループコイルからなり、前記異常判定手段は、遮断バーが閉制御されている状態で、前記ループコイルから車両検知出力が発生し、その後、前記ループコイルの車両検知出力が消滅したとき遮断バー異常と判定する構成であることを特徴とする。
【0009】
かかる構成では、異常判定手段は、遮断バーが閉制御されているときに、車両検知センサのセンサ出力の状態変化から車両通過を検知したときに、遮断バーが閉状態に制御されているにも拘わらず車両の通過が可能になっていると判断し、遮断バー自体或いは制御動作に何らかの異常が発生していると判定する。
【0011】
また、請求項2の発明では、車両検知センサのセンサ出力に基づいて遮断バーを駆動制御して車両の通行を管理するゲート式駐車場において、前記遮断バーが閉制御されている状態で前記車両検知センサのセンサ出力の状態変化に基づいて車両通過を検知したときに遮断バー異常と判定する異常判定手段を備え、前記車両検知センサは、遮断バーが設置された通路部の車両通行方向に沿って埋設され、駐車場内側に位置する第1ループコイルと、遮断バーを境に駐車場内外に跨って位置する第2ループコイルとで構成され、前記異常判定手段は、前記遮断バーが閉制御されている状態で前記第2ループコイルから車両検知出力が発生し、その後、第2ループコイルの車両検知出力が消滅したとき遮断バー異常と判定する構成であることを特徴とする。
【0012】
また、請求項3の発明では、車両検知センサのセンサ出力に基づいて遮断バーを駆動制御して車両の通行を管理するゲート式駐車場において、前記遮断バーが閉制御されている状態で前記車両検知センサのセンサ出力の状態変化に基づいて車両通過を検知したときに遮断バー異常と判定する異常判定手段を備え、前記車両検知センサは、遮断バーが設置された通路部の車両通行方向に沿って埋設され、駐車場内側に位置する第1ループコイルと、遮断バーを境に駐車場内外に跨って位置する第2ループコイルと、駐車場外側に位置する第3ループコイルとで構成され、前記異常判定手段は、前記遮断バーが閉制御されている状態で、前記第2ループコイルから車両検知出力が発生し、その後、第2ループコイルの車両検知出力が消滅したとき遮断バー異常と判定する構成であることを特徴とする。
【0013】
前記遮断バーは、請求項4のように、駐車場出口においては料金精算機の精算完了により発生する開指令により、前記閉制御されている状態から開駆動される構成である。
請求項5のように、前記異常判定手段から異常判定出力が発生したときに外部に異常発生を通報する通報手段を備える構成とすれば、遮断バーの異常を直ちに通知できるようになる。
【0014】
請求項6のように、前記異常判定手段の異常判定出力に基づいて不正通過車両数を記録する記録手段を備える構成とすれば、駐車場を不正に利用した車両台数を容易に知ることができるようになる。
【0015】
また、請求項7の発明は、車両検知センサのセンサ出力に基づいて遮断バーを駆動制御して車両の通行を管理するゲート式駐車場の遮断バー異常検知装置において、前記遮断バーが閉制御されている状態で前記車両検知センサのセンサ出力の状態変化に基づいて車両通過を検知したときに遮断バー異常と判定する異常判定手段を備え、前記車両検知センサは、遮断バーが設置された通路部で、かつ遮断バーを境に駐車場内外に跨った位置に埋設されたループコイルを少なくとも1つ備え、前記異常判定手段は、遮断バーが閉制御されている状態で、前記ループコイルから車両検知出力が発生し、その後、前記ループコイルの車両検知出力が消滅したとき遮断バー異常と判定する構成であり、駐車場に設置される駐車場管理機器に取付け可能な構成とした。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る遮断バー異常検知機能を備えた駐車場管理機器を適用するゲート式駐車場の概略図を示す。
【0017】
図1のゲート式駐車場1は、入口側に、駐車券発行機2と、入場車両の通行を規制するための入場ゲート装置3と、車両が通行する通路部の地中に車両通行方向に沿って埋設された一対のループコイル4A,4Bからなる車両検知センサ4とを備える。
【0018】
前記駐車券発行機2は、ループコイル4Aからの車両検知出力の入力により、例えば入場案内を行い入場時刻を記録した駐車券を発行し、駐車券が抜き取られると入場ゲート装置3に遮断バー3Bの開指令信号を出力する。更に、ループコイル4Bから車両検知出力が入力した後、ループコイル4A,4Bの順で車両検知出力が順次消滅すると、ループコイル4Bの車両検知出力が消滅した時点で車両入場と判断して入場ゲート装置3に遮断バー3Bの閉指令信号を出力する。
【0019】
入場ゲート装置3は、装置本体3Aと遮断バー3Bとを備え、装置本体3Aは、制御部と遮断バー3Bを開閉駆動する駆動部を備える。装置本体3Aの制御部は、駐車券発行機2からの遮断バー開指令信号の入力により遮断バー3Bを開駆動するよう駆動部を制御し、遮断バー閉指令信号の入力により遮断バー3Bを閉駆動するよう駆動部を制御する。
【0020】
一方、駐車場1の出口側には、料金精算機5と、出場車両の通行を規制するための出場ゲート装置6と、車両が通行する通路部の地中に車両通行方向に沿って埋設された一対のループコイル7A,7Bからなる車両検知センサ7とを備える。ここで、駐車場出口側において、ループコイル7Aは後述する遮断バー6Bを境に駐車場1内に位置し第1ループコイルに相当し、ループコイル7Bは遮断バー6Bを境に駐車場内外に跨って位置し第2ループコイルに相当する。
【0021】
前記料金精算機5は、図2に示すように、制御部11と後述するように不正通過車両数を記録するための記録手段としてのメモリ12とを備える。制御部11は、ループコイル7Aからの車両検知出力の発生に基づいて、例えば料金精算を促す案内を行い、挿入された駐車券の入場時刻データと現在時刻とに基づいて算出された駐車時間から駐車料金を計算し、金銭の投入により料金精算処理を行なう。精算の完了により出場ゲート装置6に遮断バー開指令信号を出力する。また、精算完了により遮断バー開指令信号を出力した後は、図3(A)に示すように、ループコイル7Bから車両検知出力が発生(ON)し、その後、ループコイル7A,7Bの順で車両検知出力が順次消滅(OFF)すると、ループコイル7Bの車両検知出力が消滅した時点で車両出場と判断して出場ゲート装置6に遮断バー6Bの閉指令信号を出力する。更に、制御部11は、遮断バー開指令信号を発生していない状態では、ループコイル7Bから車両検知出力が入力し、その後、この車両検知出力が消滅した場合、遮断バー開指令信号を発生していないにも拘わらず車両が出場したと判断し、図3(B)に示すようにループコイル7Bの車両検知出力が消滅した時点で遮断バー6Bに異常有りと判断して異常判定出力を、例えば管理者が常駐する管理所等に設けた通報手段としての警報装置8に出力する。従って、料金精算機5の制御部11は、遮断バーの異常判定手段の機能を備え、本実施形態では料金精算機5が遮断バー異常検知機能を備えた駐車場管理機器に相当する。また、前記異常判定出力の発生回数をカウントしてそのカウント数をメモリ12に記憶させることにより、遮断バー6Bの異常中に駐車場から不正出庫した車両数がメモリ12に記憶される。
【0022】
出場ゲート装置6は、装置本体6Aと遮断バー6Bとを備え、図2に示すように、装置本体6Aは、制御部13と、遮断バー6Bを開閉駆動する駆動部14とを備える。制御部13は、料金精算機5からの遮断バー開指令信号の入力により遮断バー6Bを開駆動するよう駆動部14を制御し、遮断バー閉指令信号の入力により遮断バー6Bを閉駆動するよう駆動部14を制御する。
【0023】
尚、制御部11を、駐車場1を管理する管理会社のネットワークシステムと接続可能に構成して、制御部11の異常判定出力をネットワークを介して管理会社に送信できるように構成してもよい。
【0024】
次に、図4のフローチャートを参照して料金精算機5の制御部11の動作について説明する。
ステップ1(図中S1で示し、以下同様とする)では、遮断バー開指令信号を発生したか否かを判定し、発生した場合はステップ2に進み、発生していなければ後述のステップ6に進む。
【0025】
ステップ2では、ループコイル7A,7Bが共にONか否かを判定し共にONになると、ステップ3でループコイル7AがOFFになったか否かを判定しOFFになると、ステップ4でループコイル7BがOFFになったか否かを判定する。そして、ループコイル7BがOFFになった時点で車両が出場したと判断してステップ5に進み、遮断バー6Bの閉指令信号を発生する。
【0026】
一方、ステップ1の判定がNOで、遮断バー開指令を発生していない状態、即ち、遮断バー6Bを閉制御している状態では、ステップ6で、ループコイル7BがONしたか否かを判定しONになると、ステップ7でループコイル7BがOFFしたか否かを判定しOFFになると、遮断バー6Bが閉制御中であるにも拘わらず車両が出場できる状態であり、遮断バー6Bが異常と判断し、ステップ8で、不正出庫と判断すると共に、遮断バー異常判定出力を警報装置8やオンラインによりネットワークを介して管理センタに送り、異常の発生を管理者に通報する。また、異常判定出力が発生する度に異常判定出力をカウントし、そのカウント値を不正出庫車両数としてメモリ12に記憶する。
【0027】
料金精算した車両に対する通常の出庫処理は、従来と同様で、簡単に説明すると、ループコイル7Aで車両を検知すると料金精算機5は駐車券が挿入されるのを待ち、駐車券が挿入されると、駐車時間を算出して駐車料金を計算し、金銭等の投入により料金精算処理を実行し、精算が完了すると、出場ゲート装置6に遮断バー開指令を出力する。これにより、出場ゲート装置6の制御部13は、遮断バー6Bを開駆動すべく駆動部14を制御する。その後、制御部11は、前述のステップ2〜4で示すようなループコイル7A,7Bの出力変化状態を監視して車両の出場を検知して遮断バー6Bを閉駆動する。
【0028】
かかる構成によれば、既存の設備である車両検知センサ7と料金精算機5の制御部11を利用して遮断バー6Bの異常を検知でき、遮断バー6Bの異常検知のために専用の設備を新たに設ける必要がない。また、不正出庫した車両数も管理できる利点がある。また、遮断バー6Bの異常を直ちに管理者等に通報することにより、駐車車両の不正出庫防止や遮断バー6Bの修復作業等の対応を素早くできる。
【0029】
尚、駐車場入口側の駐車券発行機2の制御部にも遮断バー異常検知機能を設ける場合、遮断バーの開指令を発生していない状態において、遮断バー3Bを境に駐車場内外に跨って埋設されたループコイル4Bから車両検知出力が発生した後、その車両検知出力が消滅した時点で遮断バー異常と判定する構成とすればよい。
【0030】
上記実施形態では、駐車場出口に2つのループコイルを設置した場合について説明したが、図5に示すように、駐車場出口に3つのループコイル7A〜7Cを設置する場合がある。尚、図中、図1に示す実施形態と同一要素には同一符号を付してある。ここで、ループコイル7Aが第1ループコイルに、ループコイル7Bが第2ループコイルに、ループコイル7Cが第3ループコイルに、それぞれ相当する。
【0031】
この場合も、図6に示すように、2つのループコイルを設置した場合と同様で、遮断バー6Bの開指令信号が発生していない状態においては、遮断バー6Bを境に駐車場内外に跨ったループコイル7Bの車両検知出力に基づいて、ループコイル7BがONした後、OFFした時点で、不正出庫車両ありと判断し遮断バー6Bが異常と判定し、異常判定出力を発生する。
【0032】
尚、遮断バー正常時における料金精算した車両に対する通常の出庫処理では、3つのループコイル7A〜7Cが図6に示すような関係で状態変化(ループコイル7A,7Cの出力については破線で示す)したときに、ループコイル7Cの車両検知出力消滅時点で遮断バー閉指令信号が発生する。
【0033】
また、車両検知センサとしてループコイルを1つだけ遮断バー近傍に設ける場合があり、この場合は言うまでもなく、遮断バーの開指令が発生していない状態において、そのループコイルから車両検知出力が発生した後その車両検知出力が消滅した時点で遮断バー異常と判定する。
【0034】
また、本発明は、車両検知センサとしてループコイルを使用する駐車場に限らず、光センサ等、出力変化の状態から車両の通過を検知するセンサを使用する駐車場であれば適用可能である。
【0035】
また、上記実施形態では、料金精算機や駐車券発行機等の駐車場管理機器の制御部に遮断バー異常検知機能を設ける構成としたが、既存の車両検知センサ及び前記駐車場管理機器の制御部と接続可能な構成を有し、車両検知センサ及び制御部の出力信号を入力して遮断バーの異常検知を行う機能を備えた遮断バー異常検知装置としての遮断バー異常検知ユニットを、駐車場管理機器に取付け可能に構成し、この検知ユニットを駐車場管理機器に組込んで遮断バーの異常を検知する構成でもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の遮断バー異常検知機能を備えた駐車場管理機器及び遮断バー異常検知装置によれば、既存の設備を利用して遮断バーの異常検知ができるので、新たに遮断バー異常検知専用の部品を設ける必要がない。また、異常検知専用部品の設置用スペースを考慮する必要もない。また、遮断バーの異常検知と共に不正出庫も監視でき、不正出庫車両数の管理が可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するゲート式駐車場の概略図
【図2】本発明の第1実施形態の料金精算機の構成を示すブロック図
【図3】車両出場の判定タイミングの説明図で、(A)は遮断バーの開指令信号が発生した時、(B)は遮断バーの開指令信号が発生しない時を示す。
【図4】本実施形態の遮断バー異常検知動作を説明するフローチャート
【図5】本発明の第2実施形態のループコイルの配置状態を示す図
【図6】第2実施形態の遮断バー異常判定タイミングの説明図
【符号の説明】
1 ゲート式駐車場
3 入場ゲート装置
3A 装置本体
3B 遮断バー
5 料金精算機
6 出場ゲート装置
6A 装置本体
3B,6B 遮断バー
4A,4B,7A,7B ループコイル
Claims (7)
- 車両検知センサのセンサ出力に基づいて遮断バーを駆動制御して車両の通行を管理するゲート式駐車場において、
前記遮断バーが閉制御されている状態で前記車両検知センサのセンサ出力の状態変化に基づいて車両通過を検知したときに遮断バー異常と判定する異常判定手段を備え、
前記車両検知センサは、遮断バーが設置された通路部で、かつ遮断バーを境に駐車場内外に跨った位置に埋設された1つのループコイルからなり、
前記異常判定手段は、遮断バーが閉制御されている状態で、前記ループコイルから車両検知出力が発生し、その後、前記ループコイルの車両検知出力が消滅したとき遮断バー異常と判定する構成であることを特徴とするゲート式駐車場の遮断バー異常検知機能を備えた駐車場管理機器。 - 車両検知センサのセンサ出力に基づいて遮断バーを駆動制御して車両の通行を管理するゲート式駐車場において、
前記遮断バーが閉制御されている状態で前記車両検知センサのセンサ出力の状態変化に基づいて車両通過を検知したときに遮断バー異常と判定する異常判定手段を備え、
前記車両検知センサは、遮断バーが設置された通路部の車両通行方向に沿って埋設され、駐車場内側に位置する第1ループコイルと、遮断バーを境に駐車場内外に跨って位置する第2ループコイルとで構成され、
前記異常判定手段は、前記遮断バーが閉制御されている状態で前記第2ループコイルから車両検知出力が発生し、その後、第2ループコイルの車両検知出力が消滅したとき遮断バー異常と判定する構成であることを特徴とするゲート式駐車場の遮断バー異常検知機能を備えた駐車場管理機器。 - 車両検知センサのセンサ出力に基づいて遮断バーを駆動制御して車両の通行を管理するゲート式駐車場において、
前記遮断バーが閉制御されている状態で前記車両検知センサのセンサ出力の状態変化に基づいて車両通過を検知したときに遮断バー異常と判定する異常判定手段を備え、
前記車両検知センサは、遮断バーが設置された通路部の車両通行方向に沿って埋設され、駐車場内側に位置する第1ループコイルと、遮断バーを境に駐車場内外に跨って位置する第2ループコイルと、駐車場外側に位置する第3ループコイルとで構成され、
前記異常判定手段は、前記遮断バーが閉制御されている状態で、前記第2ループコイルから車両検知出力が発生し、その後、第2ループコイルの車両検知出力が消滅したとき遮断バー異常と判定する構成であることを特徴とするゲート式駐車場の遮断バー異常検知機能を備えた駐車場管理機器。 - 前記遮断バーは、駐車場出口においては料金精算機の精算完了により発生する開指令により、前記閉制御されている状態から開駆動される構成である請求項1〜3のいずれか1つに記載のゲート式駐車場の遮断バー異常検知機能を備えた駐車場管理機器。
- 前記異常判定手段から異常判定出力が発生したときに外部に異常発生を通報する通報手段を備える請求項1〜4のいずれか1つに記載のゲート式駐車場の遮断バー異常検知機能を備えた駐車場管理機器。
- 前記異常判定手段の異常判定出力に基づいて不正通過車両数を記録する記録手段を備える請求項1〜5のいずれか1つに記載のゲート式駐車場の遮断バー異常検知機能を備えた駐車場管理機器。
- 車両検知センサのセンサ出力に基づいて遮断バーを駆動制御して車両の通行を管理するゲート式駐車場において、
前記遮断バーが閉制御されている状態で前記車両検知センサのセンサ出力の状態変化に基づいて車両通過を検知したときに遮断バー異常と判定する異常判定手段を備え、
前記車両検知センサは、遮断バーが設置された通路部で、かつ遮断バーを境に駐車場内外に跨った位置に埋設されたループコイルを少なくとも1つ備え、
前記異常判定手段は、遮断バーが閉制御されている状態で、前記ループコイルから車両検知出力が発生し、その後、前記ループコイルの車両検知出力が消滅したとき遮断バー異常と判定する構成であり、
駐車場に設置される駐車場管理機器に取付け可能な構成としたことを特徴とするゲート式駐車場の遮断バー異常検知装置。
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