JPS6324513Y2 - - Google Patents

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JPS6324513Y2
JPS6324513Y2 JP1985081954U JP8195485U JPS6324513Y2 JP S6324513 Y2 JPS6324513 Y2 JP S6324513Y2 JP 1985081954 U JP1985081954 U JP 1985081954U JP 8195485 U JP8195485 U JP 8195485U JP S6324513 Y2 JPS6324513 Y2 JP S6324513Y2
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motorcycle
parking area
entrance
toll
barrier
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、有料道路または有料駐車場の料金
徴収ゲートにおいてオートバイから自動的に通行
料金または駐車料金を徴収するオートバイ専用の
料金徴収装置に関するものである。
〔考案の技術的背景〕
最近、有料道路や有料駐車場の料金徴収ゲート
として、車両から自動的に料金を徴収する料金徴
収装置を設けて、この料金徴収装置に車両からの
料金徴収を行なわせるようにした無人管理方式の
ゲートがみられるようになつてきている。
この無人管理方式の料金徴収ゲートに設けられ
る料金徴収装置は、ゲートの車両通路に車両の通
過を阻止する遮断機を設けて前記通路に進入して
きた車両をこの遮断機の手前の停車エリアで停車
させるとともに、この停車エリアの路側に自動料
金収受機を設けてこの料金収受機に車両の運転者
の手によつて料金(通行料金または駐車料金)を
納入させ、料金収受機が所定金額の料金を収受し
たときに前記遮断機を開放させて車両を通過させ
てやるようにしたもので、前記遮断機は、車両の
通過後に自動的に閉鎖されるようになつている。
ところで、有料道路や有料駐車場の料金は、一
般に車種別に定められており、このような車種別
に料金を定めている有料道路や有料駐車場におい
ては、料金徴収ゲートに、大型車専用の通路と普
通車専用の通路を設け、この各通路にそれぞれ料
金徴収装置を設けて車種別の料金徴収を行なつて
いる。
このような車種別の料金徴収を行なう料金徴収
ゲートにおいては、車種別の専用通路の巾をそれ
ぞれ車種の車巾に応じて車両1台が通れるだけの
巾に設定しており、このように各通路の巾を設定
しておけば、例えば大型車が普通車用の通路に進
入して普通車の料金でゲートを通過したり、2台
の車両が横に並んで1台分の料金でゲートを通過
したりする不正通過を防止することができる。
また、上記料金徴収装置においては、前記停車
エリアの出口付近(遮断機付近)に車両の通過を
検知する検知器を設けて、料金収受機に所定金額
の料金を納入した車両が停車エリアの出口を通過
したときにこの車両の通過を前記検知器で検知し
て直ちに遮断機を閉鎖させるようにしているが、
これだけでは、料金を納入した車両に続いて後続
の車両が遮断機が閉じるまでの僅かな時間を利用
してゲートを通過(料金を納入せずに通過)する
ことがあるために、最近では、停車エリアの出口
側にある上記遮断機(以下出口遮断機という)の
他に、停車エリアの入口側にも入口遮断機を設け
て、この入口遮断機で後続車両の駐車エリア内へ
の進入を阻止することにより、停車エリア内への
車両の進入を1台だけに規制して、料金を納入し
た車両に続いて後続の車両が料金を納入せずにゲ
ートを通過する不正通過を防ぐようにした料金徴
収装置が考えられている(特開昭48−3900号公報
参照)。
すなわち、この料金徴収装置は、初期状態では
出口遮断機を閉鎖、入口遮断機を開放させてお
き、停車エリア内に車両が進入したときに入口遮
断機を閉鎖させて、後続車両の停車エリアへの進
入を阻止するとともに、出口遮断機を開放させて
停車エリア内の料金を納入した先行車両を通過さ
せた後に、出口遮断機を閉鎖すると同時に入口遮
断機を開放させて、この入口遮断機の手前で待機
していた後続車両を停車エリアに進入させるよう
にしたもので、ゲートの通路巾を前述したように
車両1台が通れる巾とするとともに出口遮断機と
入口遮断機との間の停車エリアを車両の車長に応
じた長さにしておけば、停車エリア内には1台の
車両だけしか入れないし、また後続の車両は、先
行車両がゲートを通過して出口遮断機が閉鎖する
までは入口遮断機によつて停車エリアへの進入を
阻止されているから、上記料金徴収装置によれ
ば、料金を納入した車両に続いて後続の車両が料
金を納入せずにゲートを通過する不正通過を防い
で、全ての通過車両から確実に料金を徴収するこ
とができる。
一方、有料道路や有料駐車場のゲートにおける
オートバイからの料金徴収は、一般に普通車用の
通路において行なわれているが、通路ごとに徴収
料金を設定して自動料金徴収装置による料金徴収
を行なう無人ゲートの場合は、オートバイからも
普通車と同じ料金を徴収することになつてオート
バイに対して不利益となるために、最近では、ゲ
ートにオートバイ専用の通路を設けて、オートバ
イからは普通車よりも安い料金を徴収することが
検討されており、また、このオートバイ専用通路
でのオートバイからの料金徴収にも、駐車エリア
の入口と出口に遮断機を設けた上記のような料金
徴収装置の採用が考えられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の料金徴収装置では、
大型車用の通路や普通車用の通路においては停車
エリアに車両を1台ずつ進入させて全ての車両か
ら料金を確実に徴収することができるが、オート
バイに対しては、料金を納入した先行オートバイ
に続いて後続のオートバイが料金を納入せずにゲ
ートを通過する不正通過を完全に防ぐことはでき
ないという問題をもつていた。
これは、大型車や普通車の場合は、先行車両に
続いて後続車両が停車エリアに進入しようとして
も、後続車両は、停車エリアに進入して停車した
先行車両との間にある程度の車間距離を保つて停
車するしかないから、停車エリアに進入した先行
車両が停車エリアの入口遮断機の位置を通過した
ときにこれを入口遮断機付近に設けた入口用車両
検知器で検知して入口遮断機を閉鎖させれば、先
行車両に続く後続車両の停車エリアへの進入を入
口遮断機によつて阻止することができるが、オー
トバイの場合は、オートバイ専用通路の巾がオー
トバイ1台だけが通れる巾であつても、先行オー
トバイに続いて後続オートバイがその前輪を先行
オートバイの後輪の横に並べるようにして停車エ
リアに進入してくることがあるためであり、この
ように後続オートバイが先行オートバイと一緒に
車間距離のない状態で停車エリアに進入してきた
場合には、入口用車両検知器は先行オートバイと
後続オートバイとを1台のオートバイとして検知
してしまうことになる。この場合、入口遮断機と
出口遮断機との間の停車エリアの長さはオートバ
イ1台が通れる長さであるために、後続のオート
バイは停車エリアから入口遮断機の位置を越えて
停車エリア外に突出した状態にあり、そのために
上記入口用車両検知器は未だオートバイの通過を
検知しない状態にあるから、入口遮断機は開放状
態のままである。そして、この状態でも、先行オ
ートバイから料金収受機に料金が納入されると、
出口遮断機が開放するから、この出口遮断機の開
放を持つて発進する先行オートバイに続いて後続
オートバイも発進すれば、この後続オートバイは
料金を納入せずにゲートを通過できることにな
る。なお、このとき入口遮断機は、後続オートバ
イが入口遮断機の位置を通過したときに入口用車
両検知器からの通過検知信号により閉鎖し、オー
トバイがゲートを通過した後に、出口遮断機の閉
鎖と同時に開放する。したがつて上記従来の料金
徴収装置では、後続オートバイがその前輪を先行
オートバイの後輪の横に並べるようにして車間距
離のない状態で先行オートバイと一緒に停車エリ
アに進入しさえすれば何台でもゲートを連続して
通過できるから、オートバイに対しては、2台以
上のオートバイが1台分の料金でゲートを通過す
る不正通過を防ぐことはできなかつた。
この考案は上記のような実情にかんがみてなさ
れたものであつて、その目的とするところは、後
続オートバイがその前輪を先行オートバイの後輪
の横に並べるようにして車間距離のない状態で先
行オートバイと一緒に停車エリアに進入してきた
場合でも、停車エリアへのオートバイの進入台数
を1台ずつに規制して、停車エリアで料金収受機
に料金を納入した先行オートバイに続いて後続の
オートバイが料金を納入せずにゲートを通過する
不正通過を防ぐことができるようにした、1台ず
つのオートバイから確実に料金を徴収することが
できるオートバイ用料金徴収装置を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のオートバイ用料金徴収装置は、 オートバイ1台が通れる巾のオートバイ専用通
路の途中に確保されたオートバイ1台が入れる停
車エリアと、 この停車エリアの入口に設置された常時は開放
されている入口遮断機と、 前記停車エリアの出口に設置された常時は閉鎖
されている出口遮断機と、 前記停車エリアの路側に設置されオートバイ運
転者の手によつて納入される料金を収受する自動
料金収受機と、 前記停車エリア内へのオートバイの進入を検知
する停車エリア用検知器と、 前記停車エリアの入口付近に設けられて前記入
口遮断機の位置を越えて前記停車エリア側に進入
するオートバイを検知する入口用検知器と、 前記停車エリアの出口付近に設けられてこの停
車エリアから出るオートバイの通過を検知する出
口用検知器と、 前記停車エリア用検知器と前記入口用検知器と
の両方がオートバイの進入を検知したときに前記
入口遮断機の位置を越えて前記停車エリア側に進
入したオートバイに対して前記入口遮断機の位置
より外側への後退を命令する報知装置と、 前記停車エリア用検知器がオートバイの進入を
検知しかつ前記入口用検知器はオートバイの進入
を検知していないときに前記入口遮断機を閉鎖さ
せる回路と、 前記料金収受機が所定金額の料金を収受しかつ
前記入口遮断機が閉鎖状態にあるときにのみ前記
出口遮断機を開放させる回路と、 前記出口用検知器によつてオートバイの通過が
検知されたときに前記出口遮断機を閉鎖させると
ともに前記入口遮断機を開放させる回路と、 を備えたことを特徴とするものである。
〔作用〕
すなわち、この考案は、先行オートバイが停車
エリア内にあるときは停車エリアの入口遮断機を
閉鎖しておいて後続オートバイを停車エリアに進
入させないようにするとともに、後続オートバイ
がその前輪を先行オートバイの後輪の横に並べる
ようにして車間距離のない状態で先行オートバイ
と一緒に停車エリアに進入してきた場合、つまり
停車エリア用検知器と入口用検知器との両方がオ
ートバイの進入を検知したときには、報知装置に
より入口遮断機の位置を越えて停車エリア側に進
入したオートバイに後退を命令してこの後続オー
トバイを入口遮断機の位置より外側に後退させて
から入口遮断機を閉鎖するようにし、さらに、出
口遮断機を、料金収受機が料金を収受しかつ前記
入口遮断機が閉鎖状態にあるときにのみ開放させ
るようにしておくことにより、先行オートバイに
続いて停車エリアに進入した後続オートバイが上
記後退命令を無視してその位置で入口遮断機が閉
鎖できないようにして待機した場合には、先行オ
ートバイが料金収受機に料金を納入しても出口遮
断機を開放させないようにして、後続オートバイ
が後退して入口遮断機が閉鎖するまでは料金を納
入した先行オートバイも停車エリアから出さない
ようにしたものである。このようにすれば、先行
オートバイに続いて停車エリアに進入した後続オ
ートバイは上記後退命令に従つて後退するしかな
いから、停車エリアに1台のオートバイだけを入
れた状態で入口遮断機を閉鎖することができる
し、また、入口遮断機の外側で待機している後続
オートバイは、先行オートバイが停車エリアを出
て出口遮断機が閉鎖するとともに入口遮断機が開
放した後でなければ停車エリアに進入できないか
ら、この考案によれば、停車エリアへのオートバ
イの進入台数を1台ずつに規制することができ、
したがつて、停車エリアで料金収受機に料金を納
入した先行オートバイに続いて後続のオートバイ
が料金を納入せずにゲートを通過する不正通過を
防いで、1台ずつのオートバイから確実に料金を
徴収することができる。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を有料道路の料金徴
収ゲートにおけるオートバイ用料金徴収装置につ
いて図面を参照し説明する。
第1図はオートバイ用料金徴収装置の制御回路
を示しており、第2図および第3図は料金徴収装
置を構成する各機器の配置を示している。
まず、料金徴収装置を構成する各機器の配置に
ついて説明すると、第2図および第3図におい
て、図中1は有料道路の料金徴収ゲートに設けら
れたオートバイ専用通路であり、このオートバイ
専用通路1の路巾は、オートバイ1台が通れる巾
(約1.5m)とされている。また、2はオートバイ
専用通路1の途中に確保されたオートバイ1台が
ある程度の余裕をもつて入れる長さの停車エリア
であり、この停車エリア2の路面には、オートバ
イの停止位置を示す停車位置指示枠3が白線等で
表示されている。
4は停車エリア2の入口に設置された入口遮断
機、5は停車エリア2の出口に設置された出口遮
断機である。これら遮断機4,5は例えばバー4
a,5aを昇降回動させて通路1を開放閉鎖する
もので、入口遮断機4は常時は開放され、出口遮
断機5は常時は閉鎖されている。
また、6はオートバイ専用通路1の停車エリア
2の路側に設置された自動料金収受機である。こ
の料金収受機6は、オートバイ運転者の手によつ
て納入される通行料金を収受するもので、この料
金収受機6は硬貨投入ホツパ6aを備えており、
このホツパ6aに投入された硬貨を機内に導入し
て、この硬貨の種類と枚数とから収受料金の金額
を計算するとともに、所定金額の料金を収受した
後に領収券を自動的に発行するようになつてい
る。なお、この料金収受機6は、紙幣の挿入口も
備えており、紙幣による料金の納入に対しては釣
銭を出すようになつている。
一方、7は前記停車エリア2の停車位置指示枠
3内の路面下に埋設されて停車エリア2内へのオ
ートバイAの進入を検知する停車エリア用オート
バイ検知器(以下停車エリア用検知器という)で
あり、この停車エリア用検知器7はループ式の磁
気検知器とされている。また、8は停車エリア2
の入口付近に設けられて入口遮断機4の位置を越
えて停車エリア2側に進入するオートバイを検知
する入口用オートバイ検知器(以下入口用検知器
という)、9は停車エリア2の出口付近に設けら
れてこの停車エリア2から出るオートバイの通過
を検知する出口用オートバイ検知器(以下出口用
検知器という)であり、この入口用検知器8およ
び出口用検知器9は超音波検知方式のものとされ
ている。
この入口用検知器8および出口用検知器9は、
それぞれ、路側に立設したポール10に2つの超
音波検知器S1,S2を第3図に示すように上下2段
に設けるとともにこの2つの超音波検知器S1,S2
の出力をOR回路を介して出力する構成とされて
おり、2つの超音波検知器S1,S2からの超音波ビ
ームa,aのいずれかがオートバイ運転者または
オートバイAの一部で遮られたときにオートバイ
検出信号を出力するようになつている。なお、こ
の実施例では、超音波検知器S1,S2の超音波ビー
ムa,aを検知器の前方約1.5mのところで直径
約15mm程度に拡がる円錐状ビームとして、オート
バイの車輪のような隙間(スポーク間の隙間)の
多い物体も確実に検知できるようにしている。
また、第2図において、11は、停車エリア2
の手前側(オートバイ進入側)の路面に入口遮断
機4から適当な距離だけ離して表示された、後続
オートバイの停止位置を示す後続車停止線であ
り、この後続車停止線11も白線等で表示されて
いる。
次に、オートバイ用料金徴収装置の制御系につ
いて説明すると、第1図において、12はオート
バイ運転者の手によつて料金収受機6に納入され
た料金を読取つて収受料金の金額を計算する収受
金額計算部、13は有料道路の区間距離等に応じ
て定められるオートバイの通行料金額を設定した
徴収金額設定部、14は前記収受金額計算部12
において計算された収受料金額と徴収金額設定部
13に設定されている金額とを照合して収受料金
額が設定金額と一致したときに出口遮断機5を開
放させるための信号を出力する照合回路であり、
これらは料金収受機6内に設けられている。
15は、先行オートバイに続いて後続のオート
バイが入口遮断機4の位置を越えて停車エリア2
側に進入したときに、後続のオートバイに対して
入口遮断機4の位置より外側への後退を命令する
アナウンス装置であり、このアナウンス装置15
も料金収受機6内に設けられている。
また、第1図において、16,17は入口遮断
機4の開閉制御回路を構成する一対のAND回路
であり、第1のAND回路16の各入力端子には
停車エリア用検知器7と入口用検知器8の出力が
それぞれインバータ18,19を介して入力さ
れ、この第1AND回路16の出力は、入口遮断機
4の開閉信号を保持する入口遮断機開閉保持用レ
ジスタ20のセツト端子Sに入力されるようにな
つている。また、第2のAND回路17には、そ
の一方の入力端子に停車エリア用検知器7の出力
がそのまま入力され、他方の入力端子には入口用
検知器8の出力がインバータ19を介して入力さ
れるようになつており、この第2AND回路17の
出力は入口遮断機開閉保持用レジスタ20のリセ
ツト端子Rに入力されるようになつている。
前記入口遮断機開閉保持用レジスタ20は、そ
のセツト端子Sへのハイレベル信号(以下H信号
という)の入力によりQ端子から入口遮断機4に
開放信号(H信号)を出力する状態にセツトされ
てこの状態を保持し、リセツト端子RへのH信号
の入力によりリセツトされて端子から入口遮断
機4に閉鎖信号(H信号)を出力する状態となる
もので、このレジスタ20は初期状態ではQ端子
から開放信号を出力する状態にセツトされてい
る。
そして、入口遮断機4は、常時(停車エリア2
内にオートバイAがない状態)は開放されてお
り、停車エリア2内にオートバイが進入したとき
に閉鎖されるようになつている。すなわち、今、
オートバイ専用通路1を停車エリア2に向かつて
オートバイが進入してきたとすると、このオート
バイはまず入口用検知器8によつて検知され、こ
の入口用検知器8からH信号が出力されるが、こ
のとき停車エリア2内にオートバイがなければ停
車エリア用検知器7の出力はローレベル信号(以
下L信号という)であるから、両方のAND回路
16,17の出力はいずれもL信号である。この
ときは、前記レジスタ20は初期状態のままであ
るから、入口遮断機4は開放状態のままとなつて
いる。そして、オートバイが停車エリア2内に進
入して停車エリア用検知器7がオートバイを検知
すると、停車エリア用検知器7の出力がH信号と
なり、入口用検知器8の出力はこの入口用検知器
8の位置をオートバイが通過した時点でL信号と
なるから、このときは第2AND回路17の出力が
H信号となり(第1AND回路16の出力はL信
号)、第2AND回路17からレジスタ20のリセ
ツト端子RにH信号が入力されてレジスタ20が
リセツトされ、レジスタ20の端子から入口遮
断機4に閉鎖信号が与えられて入口遮断機4が閉
鎖する。
なお、停車エリア2内に進入した先行オートバ
イに続いて後続のオートバイがその前輪を先行オ
ートバイの後輪の横に並べるようにして車間距離
のない状態で入口遮断機4の位置を越えて停車エ
リア2側に進入してきた場合は、先行オートバイ
が停車エリア2内に進入した時点で入口遮断機4
が閉鎖すると、入口遮断機4のバー4aで後続オ
ートバイをたたいてしまうことになるが、このよ
うに先行オートバイに続いて後続オートバイが停
車エリア2側に進入してきたときは、停車エリア
用検知器7と入口用検知器8との両方がオートバ
イの進入を検知してH信号を出力するから、第
1AND回路16の出力はH信号となるが第2AND
回路17の出力はL信号のままである。したがつ
てこのときは、レジスタ20はセツト状態を維持
するから、入口遮断機4が閉鎖してそのバー4a
でオートバイをたたいてしまうことはない。
また、第1図において21は、先行オートバイ
に続いて後続のオートバイが入口遮断機4の位置
を越えて停車エリア2に進入したきたときにこの
後続オートバイに対して後退を命令する回路を構
成するAND回路であり、このAND回路21の各
入力端子には停車エリア用検知器7と入口用検知
器8の出力がそれぞれ入力され、このAND回路
21の出力はアナウンス装置15に入力される。
そして、先行オートバイに続いて後続オートバイ
が停車エリア2に進入してくると、このときは、
停車エリア用検知器7と入口用検知器8との両方
がオートバイの進入を検知してH信号を出力する
から、AND回路21からアナウンス装置15に
アナウンス信号が出力が入力されてこのアナウン
ス装置15が動作する。
このアナウンス装置15は、AND回路21か
らのアナウンス信号の入力後、1〜数秒の待ち時
間をとつてから、後続オートバイに対して入口遮
断機4の位置より外側つまり後続車停止線11ま
での後退を命令するアナウンスを行なうもので、
このアナウンスは、後続オートバイが入口遮断機
4の位置より外側に後退するまで、すなわち、入
口用検知器8がオートバイを検知しなくなつてそ
の出力がL信号となり、AND回路21の出力が
L信号となつてアナウンス装置15の動作が停止
されるまで繰返される。
そして、後続オートバイが後退命令に従つて入
口遮断機4の位置より外側に後退し、入口用検知
器8がオートバイを検知しなくなると、このとき
は、停車エリア用検知器7の出力がH信号である
のに対して入口用検知器8の出力はL信号となる
から、入口遮断機開閉制御回路を構成する第
1AND回路16の出力がL信号、第2AND回路1
7の出力がH信号となり、第2AND回路17から
レジスタ20のリセツト端子RにH信号が入力さ
れてレジスタ20がリセツトされ、レジスタ20
の端子から入口遮断機4に閉鎖信号が与えられ
て入口遮断機4が閉鎖する。
一方、停車エリア2内に進入して停車位置指示
枠3内で停止した先行オートバイの運転者が料金
収受機6に通行料金を納入すると、収受金額計算
部12はこの納入料金を読取つて収受料金の金額
を計算し、照合回路14は、収受金額計算部12
において計算された収受料金額を徴収金額設定部
13に設定されている金額と照合して、収受料金
額が設定金額と一致したときに料金収受記憶レジ
スタ22のセツト端子SにH信号を出力する。
この料金収受記憶レジスタ22は、初期状態で
はリセツトされており、照合回路14からのセツ
ト端子SへのH信号の入力によつてQ端子からH
信号を出力する状態にセツトされるもので、この
レジスタ22のQ端子出力はAND回路23の一
方の入力端子に入力されるようになつている。ま
た、このAND回路23の他方の入力端子には、
前記入口遮断機開閉保持用レジスタ20の端子
出力が入力されるようになつており、このAND
回路23は、料金収受記憶レジスタ22と入口遮
断機開閉保持用レジスタ20の端子とから共に
H信号が入力されたときに、出口遮断機5の開閉
信号を保持する出口遮断機開閉保持用レジスタ2
4のセツト端子SにH信号を入力するようになつ
ている。
前記出口遮断機開閉保持用レジスタ24は、そ
のセツト端子SへのH信号の入力によりQ端子か
ら出口遮断機5に開放信号(H信号)を出力する
状態にセツトされてこの状態を保持し、リセツト
端子RへのH信号の入力によりリセツトされて
端子から出口遮断機5に閉鎖信号(H信号)を出
力する状態を保持するもので、このレジスタ24
は初期状態では端子から閉鎖信号を出力するリ
セツト状態となつている。
そして、出口遮断機5は、常時は閉鎖されてお
り、前記料金収受機6が停車エリア2内に進入し
たオートバイから所定金額の通行料金を収受した
ときに、入口遮断機4が閉鎖していることを条件
として開放されるようになつている。すなわち、
入口遮断機4が開放している状態(入口遮断機開
閉保持用レジスタ20のQ端子から開放信号が出
力されている状態)では、入口遮断機開閉保持用
レジスタ20の端子からAND回路23に入力
される信号はL信号であるから、料金収受機6が
所定金額の通行料金を収受して料金収受記憶レジ
スタ22のQ端子からAND回路23にH信号が
入力されてもAND回路23の出力はL信号のま
まであるが、入口遮断機4が閉鎖しているとき
は、入口遮断機開閉保持用レジスタ20の端子
からAND回路23にH信号が入力されているか
ら、料金収受記憶レジスタ22のQ端子から
AND回路23にH信号が入力されたときにAND
回路23の出力がH信号となつてこのAND回路
23の出力で出口遮断機開閉保持用レジスタ24
がセツトされる。そして、出口遮断機開閉保持用
レジスタ24がセツトされると、そのQ端子から
出口遮断機5に開放信号が出力され、この開放信
号によつて出口遮断機5が開放する。
また、第1図において、25は、料金収受機6
に通行料金を納入した後に出口遮断機5の開放を
待つて停車エリア2から出たオートバイが出口遮
断機5の位置を通過したときにこれを判定する通
過判定回路であり、出口用検知器9の出力はこの
通過判定回路25に入力されるようになつてい
る。この通過判定回路25は、出口用検知器9が
オートバイを検知してその出力がH信号となり、
次いでオートバイの通過により出口用検知器9が
無検知状態となつてその出力がL信号となつたと
きにオートバイの通過を判定するもので、この通
過判定回路25がオートバイの通過を判定する
と、この通過判定回路25から出口遮断機開閉保
持用レジスタ24のリセツト端子RにH信号が入
力されてこのレジスタ24がリセツトされ、その
Q端子から出口遮断機5に閉鎖信号が出力されて
この開放信号により出口遮断機5が閉鎖する。
また、前記通過判定回路25の出力は、料金収
受記憶レジスタ22のリセツト端子Rと、入口遮
断機開閉保持用レジスタ20のセツト端子Sにも
入力されるようになつており、通過判定回路25
がオートバイの通過を判定すると、この通過判定
回路25から出力されるH信号によつて料金収受
記憶レジスタ22がリセツトされるとともに、入
口遮断機開閉保持用レジスタ20がセツトされて
このレジスタ20のQ端子から出力される開放信
号により入口遮断機4が開放され、次のオートバ
イが停車エリア2に進入できるようになる。
すなわち、上記料金徴収制御回路は、停車エリ
ア用検知器7と入口用検知器8との両方がオート
バイの進入を検知したときには入口遮断機4の位
置を越えて停車エリア2側に進入した後続のオー
トバイに対して入口遮断機4の位置より外側への
後退を命令し、停車エリア用検知器7がオートバ
イの進入を検知しかつ入口用検知器8はオートバ
イの進入を検知していない状態で入口遮断機4を
閉鎖させるとともに、料金収受機6が所定金額の
料金を収受しかつ入口遮断機4が閉鎖状態にある
ときにのみ出口遮断機5を開放させ、さらに出口
用検知器9によつてオートバイの通過が検知され
たときに出口遮断機5を閉鎖させるとともに入口
遮断機4を開放させて次のオートバイを停車エリ
ア2内に進入させるようにしたものである。
しかして、このオートバイ用料金徴収装置にお
いては、先行オートバイが停車エリア2内にある
ときは停車エリア2の入口遮断機4を閉鎖して後
続のオートバイを停車エリア2に進入させないよ
うにし、また後続オートバイがその前輪を先行オ
ートバイの後輪の横に並べるようにして車間距離
のない状態で先行オートバイと一緒に停車エリア
に進入してきた場合でも、後続のオートバイに後
退を命令してこの後続のオートバイを入口遮断機
4の位置より外側に後退させてから入口遮断機4
を閉鎖させて後続のオートバイは停車エリア2に
入れないようにしているから、料金の徴収を行な
う停車エリア2へのオートバイの進入台数を1台
ずつに規制することができる。そして、このオー
トバイ用料金徴収装置では、料金収受機6が所定
金額の料金を収受しかつ入口遮断機4が閉鎖状態
にあるときにのみ出口遮断機5を開放させるよう
にしているから、先行オートバイに続いて停車エ
リア2の入口に進入した後続オートバイが後退命
令を無視してその位置で入口遮断機4が閉鎖でき
ないようにして待機した場合には、先行オートバ
イが料金収受機6に料金を納入しても出口遮断機
5は開放せず、したがつて後続オートバイが後退
して入口遮断機4が閉鎖するまでは先行オートバ
イも停車エリア2を出ることはできない(この場
合、料金を納入した先行オートバイに対して後続
オートバイが後退命令に従つて後退するまでは出
口遮断機5が開放できないことを報知すれば、料
金を納入した先行オートバイの運転者に、出口遮
断機5が開放しない原因が後続オートバイにある
ことを了解させることができる)から、後続オー
トバイは入口遮断機4の位置より外側に後退して
その位置で待機するしかないし、また、入口遮断
機4の外側で待機している後続オートバイは、先
行オートバイが停車エリア2を出て出口遮断機5
が閉鎖するとともに入口遮断機4が開放した後で
なければ停車エリア2に進入できないから、この
オートバイ用料金徴収装置によれば、停車エリア
2へのオートバイの進入台数を1台ずつに規制す
ることができ、したがつて、料金収受機6に料金
を納入した先行オートバイに続いて後続のオート
バイが料金を納入せずにゲートを通過する不正通
過を防いで、1台ずつのオートバイから確実に料
金を徴収することができる。
なお、上記実施例では、有料道路の料金徴収ゲ
ートにおけるオートバイ用料金徴収装置について
説明したが、この考案は、有料駐車場の料金徴収
ゲートにおけるオートバイ用料金徴収装置にも適
用することができる。
〔考案の効果〕
この考案のオートバイ用料金徴収装置は、後続
オートバイがその前輪を先行オートバイの後輪の
横に並べるようにして車間距離のない状態で先行
オートバイと一緒に停車エリアに進入してきた場
合に、後続オートバイに後退を命令するとともに
後続オートバイが後退して入口遮断機が閉鎖する
までは料金を納入した先行オートバイも停車エリ
アから出さないようにして、後続オートバイを入
口遮断機の位置より外側に後退させて入口遮断機
を閉鎖させた後に出口遮断機を開放させて料金を
納入した先行オートバイを通過させるようにした
ものであるから、停車エリアへのオートバイの進
入台数を1台ずつに規制することができ、したが
つて、停車エリアで料金収受機に料金を納入した
先行オートバイに続いて後続のオートバイが料金
を納入せずにゲートを通過する不正通過を防い
で、1台ずつのオートバイから確実に料金を徴収
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示したもので、第
1図はオートバイ用料金徴収装置の料金徴収制御
回路を示すブロツク図、第2図および第3図はオ
ートバイ用料金徴収装置を構成する各機器の配置
を示す平面図および側面図である。 1……オートバイ専用通路、2……停車エリ
ア、3……停車位置指示枠、4……入口遮断機、
5……出口遮断機、6……自動料金収受機、7…
…停車エリア用検知器、8……入口用検知器、9
……出口用検知器、11……後続車停止線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 有料道路または有料駐車場の料金徴収ゲートに
    おいてオートバイから自動的に通行料金または駐
    車料金を徴収するオートバイ専用の料金徴収装置
    であつて、 オートバイ1台が通れる巾のオートバイ専用通
    路の途中に確保されたオートバイ1台が入れる停
    車エリアと、 この停車エリアの入口に設置された常時は開放
    されている入口遮断機と、 前記停車エリアの出口に設置された常時は閉鎖
    されている出口遮断機と、 前記停車エリアの路側に設置されオートバイ運
    転者の手によつて納入される料金を収受する自動
    料金収受機と、 前記停車エリア内へのオートバイの進入を検知
    する停車エリア用検知器と、 前記停車エリアの入口付近に設けられて前記入
    口遮断機の位置を越えて前記停車エリア側に進入
    するオートバイを検知する入口用検知器と、 前記停車エリアの出口付近に設けられてこの停
    車エリアから出るオートバイの通過を検知する出
    口用検知器と、 前記停車エリア用検知器と前記入口用検知器と
    の両方がオートバイの進入を検知したときに前記
    入口遮断機の位置を越えて前記停車エリア側に進
    入したオートバイに対して前記入口遮断機の位置
    より外側への後退を命令する報知装置と、 前記停車エリア用検知器がオートバイの進入を
    検知しかつ前記入口用検知器はオートバイの進入
    を検知していないときに前記入口遮断機を閉鎖さ
    せる回路と、 前記料金収受機が所定金額の料金を収受しかつ
    前記入口遮断機が閉鎖状態にあるときにのみ前記
    出口遮断機を開放させる回路と、 前記出口用検知器によつてオートバイの通過が
    検知されたときに前記出口遮断機を閉鎖させると
    ともに前記入口遮断機を開放させる回路と、 を備えたことを特徴とするオートバイ用料金徴収
    装置。
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