JPH11182087A - 警報手段を有する駐車装置 - Google Patents

警報手段を有する駐車装置

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JPH11182087A
JPH11182087A JP9357812A JP35781297A JPH11182087A JP H11182087 A JPH11182087 A JP H11182087A JP 9357812 A JP9357812 A JP 9357812A JP 35781297 A JP35781297 A JP 35781297A JP H11182087 A JPH11182087 A JP H11182087A
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JP
Japan
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vehicle
parking
parking space
alarm
flap
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Application number
JP9357812A
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English (en)
Inventor
Seiichi Kinugasa
誠一 衣笠
Tadashi Hamawaki
忠 浜脇
Masaru Imakita
勝 今北
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Shinmaywa Engineering Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無人で運営される駐車装置において、車両の
不正な行動に対し、警報を発することのできる警報手段
を備えた駐車装置を提供する。 【解決手段】 第1車両検知装置6aから駐車スペース
3aに車両が保管されているとする所定の信号が出力さ
れている状態において、料金精算装置4aに所定の金額
が支払われないまま第1車両検知装置6aから駐車スペ
ースに車両が保管されていない旨の信号が出力された場
合に、車両の行為が不正退出行為であるとして、所定の
警報信号を料金精算装置4aに設けられた警報装置から
発信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、警報手段を有す
る駐車装置に関し、より特定的には、料金が正しく支払
われず、車両を発進させて強制的に車止めフラップを乗
り越えた場合、適正でない位置に車両を駐車した場合、
その他車両の不正な行動に対して、所定の警報を発する
ことのできる警報手段を有する駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、都市部においては、駐車場の整備が車両の普及に追
いつかないため、車道上に不法に駐車される車両が増
え、大きな問題となっている。
【0003】そこで、従来、不特定多数の車両を時間単
位で駐車させる駐車装置において、車両の入場の際に入
場時間を磁気記録した駐車券を発行し、車両の退場の際
に駐車券を回収して駐車料金を請求する無人パーキング
システムが用いられている。
【0004】この無人パーキングシステムにおいては、
駐車場の出入り口付近にゲートを配置して、車両の入場
の際には駐車券を利用者が受取るとゲートが開き、車両
の退場の際は、利用者が駐車券を料金精算機に挿入した
後駐車時間に応じた料金を支払うとゲートが開く機構が
採用されている。
【0005】上記機構よりなる無人パーキングシステム
においては、駐車場を入退場するすべての車両が所定の
ゲートを通過する必要がある。そのため、ゲートを設置
するための敷地、ゲートまで車両を導くアプローチを設
けるための敷地が必要になる。
【0006】したがって、比較的敷地面積の小さな駐車
場においては、ゲートを設置するために駐車台数が制限
され、駐車スペースの有効利用が図れないなどの問題が
あった。
【0007】このような問題を解決するために、比較的
駐車面積の小さな駐車場において、上述した無人パーキ
ングシステムを実現するために、コイン式駐車装置が近
年用いられるようになってきている。このコイン式駐車
装置は、車両が駐車位置へ停車後、所定の時間が経過す
ると車止めフラップを立ち上げる機構を有し、また、車
両の存否は、赤外線などのセンサを用いて検知し、車両
の車時間を累計するようになっている。
【0008】したがって、車両をコイン式駐車装置に駐
車した後、所定の料金が支払うまで車止めフラップを立
ち上げたままにし、利用者は料金を支払わない限り、コ
イン式駐車装置の駐車位置から退出できないようになっ
ている。
【0009】ここで、特公平7−33737号公報や、
特開平8−218668号公報に開示される駐車装置に
は、車両の不正退出における駐車装置を保護するための
機構は開示されているが、車両を発進させて、強制的に
車止め用のフラップを乗り越えたり、スロープ状の台を
車止め用のフラップの上に載置して、車止めフラップを
乗り越えるなど不正退出を試みる者、あるいは、車両が
駐車装置の駐車スペースに駐車する際、車両感知部の検
知しない位置に車両を駐車させて、不正駐車を試みる者
に対して何らその行為を制止する装置は開示されていな
い。
【0010】したがって、従来、このような無人で営業
するコイン式の駐車装置は、利用者の良識によって利用
されていた。また、上述のような不正行為を防止しよう
とした場合、上述の駐車装置は、車止めフラップを用い
て、車両を駐車装置の駐車位置から発進できないように
している。
【0011】しかし、駐車車両の下方に車止め用のフラ
ップを設置しているため、立ち上げるフラップの最大高
さは、駐車車両の最低地上高さよりも高くすることがで
きない。このため、駐車車両を発進させて、強制的に車
止めのフラップを乗り越えることが可能となっている。
【0012】また、駐車装置の車両を保管するための駐
車スペースの配置によっては、車止めのフラップを越え
て正規の駐車スペース位置に車両を駐車せずに、車両検
知部の検知しない位置に車両を駐車させることによっ
て、不正駐車を行なう利用者もある。このような、不正
駐車に対する警報装置は現在設けられておらず、駐車車
両に対する駐車料金の徴収が正しくできないなどの問題
点があった。
【0013】したがって、この発明の目的は、上記問題
点を解決するためになされたもので、料金を正しく支払
わないまま、車両を発進させて、強制的に車止めのフラ
ップを乗り越えた場合、適正でない位置に車両を駐車し
た場合、その他車両の不正な行動に対して、警報手段を
有する駐車装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に基づいた警報手段を有する駐車装置にお
いては、車両を保管するための複数の駐車スペースと、
上記各駐車スペース内に設けられ、上記駐車スペース内
に上記車両が進入したことを検知するための第1車両検
知装置と、上記駐車スペースに上記車両が保管されてい
るときに、上記第1車両検知装置からの情報に基づい
て、上記駐車スペースからの上記車両の退出を阻止する
ように、上記駐車スペースに対して車止めフラップが起
立可能なように上記車両の車輪の退出方向側に設けられ
た車輪制止装置と、上記駐車スペースでの上記車両の保
管時間に応じた金額を支払うことにより、起立した上記
車止めフラップを伏せた状態となるように上記車輪制止
装置の解除を行なうための料金精算装置と、上記車両検
知装置から上記駐車スペースに上記車両が保管されてい
るとする所定の信号が出力されている状態において、上
記料金精算手段に所定の対価が支払われないまま、上記
第1車両検知装置から上記駐車スペースに上記車両が保
管されていない旨の信号が出力された場合に、上記車両
の行為が不正退出行為であるとして、所定の警報信号を
出力するための不正退出警報装置とを備えている。
【0015】これにより、駐車車両が不正退出行為を行
なった場合に、所定の警報信号が出力されるため、この
警報信号に基づいてたとえば警報音を発するようにした
場合に、不正退出行為を試みようとした利用者は、その
警報音によって不正退出行為を中止し、駐車装置の不正
退出行為を抑制させることが可能となる。
【0016】また上記警報手段を有する駐車装置におい
て、好ましくは、上記駐車スペース外であって、上記駐
車スペースの入口部近傍に、上記駐車スペースに上記車
両が進入したことを検知するための第2車両検知装置
と、上記第1車両検知装置から上記駐車スペースに上記
車両が保管されていない信号が出力されているときに、
上記第2車両検知装置から車両が存在する旨の信号が出
力された場合、上記車両が駐車位置不良であるとして所
定の警報信号を出力するための駐車位置不良警報装置と
をさらに有している。
【0017】このように、駐車位置不良警報装置を設け
ることによって、車両を正規の駐車スペースに駐車せず
に不正駐車を試みて、駐車料金を支払わずに駐車する不
正駐車を排除することが可能となる。
【0018】また、上記警報手段を有する駐車装置にお
いて、好ましくは、電話回線を利用した駐車装置の電話
予約装置と、上記電話予約装置からの情報に基づいて、
空車状態にある所定の駐車スペースに設けられた上記車
輪制止装置の上記車止めフラップを起立状態とする予約
フラップ起立装置とをさらに有している。
【0019】このように、予め電話による予約を行なっ
て、駐車装置の駐車スペースを確保しておくことで、上
記駐車装置の有効利用が図れるとともに、利用者に対す
るサービスの向上となり、駐車装置の運転効率を向上さ
せることが可能となる。
【0020】また、上記警報手段を有する駐車装置にお
いて、好ましくは、上記予約状態にある上記駐車スペー
スに車両が進入しようとした場合、上記駐車スペースに
設けられた上記第2車両検知装置により上記車両の進入
を検知し、所定の信号を出力することにより、上記駐車
スペースが予約状態にあることを知らせるための予約済
み警報装置をさらに有している。
【0021】このように、上述した警報手段を有する駐
車装置は、一般的に無人で運転がなされているため、車
両制止装置の車止めフラップが予約状態であるために起
立した状態においても、無理やり駐車スペースに車を駐
車することは可能である。したがって、このように予約
済み警報装置を備えることにより、たとえば警報音など
によって予約済みであることを運転者に知らせることに
よって、予約済みである駐車スペースを確実に確保する
ことが可能となる。
【0022】次に、上記警報手段を有する駐車装置にお
いて、好ましくは、上記不正退出警報装置または上記駐
車位置不良警報装置のうち少なくともいずれか一方の警
報が発せられた場合に、上記駐車装置の管理会社に警報
が発せられた旨の通報を行なう、管理会社通報装置をさ
らに備えている。
【0023】これにより、無人で運転されている駐車装
置において、不正行為が行なわれた場合に、上述したよ
うに警報を発するとともに、管理会社に通報することに
よって、管理会社から管理人の派遣または管理会社から
直接警察への通報を行なうことが可能となり、不正駐車
に対して迅速な対応を行なうことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明に基づいた警報手
段を有する駐車装置について、図を参照しながら詳細に
説明する。まず、図1を参照して、警報手段を有する駐
車装置の駐車場のレイアウトの一例について説明する。
【0025】図1において、駐車場1は、道路2からの
車両が出入りする出入り口を有している。駐車場1の所
定の領域には、車両1台を駐車することのできる駐車ス
ペース3a、3b、3c、3d、3eが設けられてい
る。駐車スペース3a〜3eのそれぞれには、1機ずつ
料金精算装置4a〜4eが所定の位置に配置されてい
る。
【0026】駐車スペース3a〜3eの前進側には、車
両を駐車スペース3a〜3eの正規の駐車位置に駐車さ
せるための車輪止め8a〜8eが設けられている。ま
た、駐車スペース3a〜3eの駐車車両の前後車輪のほ
ぼ中間位置には、車両の退出を阻止するため、駐車スペ
ース3a〜3eに対して突出可能なように車止めフラッ
プ5a〜5eが設けられている。
【0027】各駐車スペース3a〜3eの車輪止め8a
〜8eと車止めフラップ5a〜5eとの間には、車両が
駐車スペース3a〜3e内に駐車されているか否かを検
知するための第1車両検知装置6a〜6eが埋設されて
いる。さらに、各駐車スペース3a〜3eの駐車スペー
スの領域外であって、各駐車スペース3a〜3eの入口
部近傍には、車両が進入してきたことを検知するための
第2車両検知装置7a〜7eがそれぞれ埋設されてい
る。
【0028】一方、駐車場1の出入口近傍には、本駐車
設備の電話による駐車予約を行なった利用者の予約確認
を行なうための予約装置9が配置されている。
【0029】次に、図2を参照して、料金精算機4a〜
4eの構成について概略説明する。なお、各駐車スペー
ス3a〜3eに設けられる料金精算機4a〜4eはいず
れも同じ形式であるため、一例として、駐車スペース3
aに設けられる料金精算装置4aの構成について説明す
る。
【0030】料金精算装置4aには、 車両存否の検出 駐車/空車の表示 駐車情報(時間、料金)などの表示 警報装置の動作 の4つの機能が設けられている。
【0031】まず、「車両存否の検出」については、
車両が所定波長の赤外線を遮ることによって検出する方
法、車両が超音波を発射することによって検出する方
法、車止めフラップ5付近に埋設された所定周波数の磁
束を発するセンサの上に車両が来た場合に、その磁束の
変化によって検出する方法が用いられが、本実施の形態
においては磁束の変化によって検出する方法が用いられ
ている。また、駐車場の環境や構造などに応じて、上記
検出方法を適宜選択し、対応するセンサを所定の位置に
配置することができる。
【0032】次に、「駐車/空車の表示」について
は、車両存否の検出に連動して、たとえば車両が検出さ
れているときは、ランプ13を点灯させ、車両が未検出
であればランプ13を消灯させるようにする。
【0033】次に、「駐車情報(時間、料金)などの
表示」に関しては、車両が検知されてからの経過時間を
料金精算装置4aにより累積測定し、その経過時間に応
じた料金額を表示窓11に配置されたLEDなどによっ
て表示する。
【0034】なお、本実施の形態においては、予約装置
9により、利用者から公衆電話回線などを利用して、駐
車スペースを予約することも可能である。この場合、表
示窓11に「予約」の文字を表示して、さらに、予約車
両以外の車両の駐車スペースへの進入を防ぐように、図
3および図4に示すように車止めフラップを操作し、フ
ラップを立ち上げたままにしておく。このフラップの操
作については後述する。また、予約開始からの経過時間
や料金額なども表示窓11に表示させることができる。
【0035】次に、「警報装置の動作」については、
料金精算装置4aの上方に回転灯などの警告灯10を設
け、車両を不適正な位置に駐車した場合や、利用者から
の公衆電話回線による予約を行なった駐車スペースに進
入しようとしたときに、警告灯を点灯し利用者に注意を
促す。
【0036】また、警報の一種として、駐車スペースに
駐車していた車両が駐車料金を正しく支払わず、車両を
発進させて、強制的に車止めフラップ5aを乗り越えた
ときには、強い光を一瞬発する発光体としてのフラッシ
ュ12を設けておくことも効果があり、同時に、カメラ
(図示省略)を作動させて、不正退出を試みた車両のナ
ンバープレートを記録しておくことも効果がある。
【0037】料金精算装置4aは、車両が検知されてか
らの経過時間を計測して、所定時間(たとえば1〜3
分)が経過すると、車止めフラップ5aを操作し、車止
めフラップ5aを立ち上げて車両が発進できない状態に
する。この状態は、たとえば図5に示すように、車両2
0の前輪と後輪との間に設けられた車止めフラップ5a
が立ち上がることにより実現される。
【0038】また、料金精算装置4aは、所定の駐車料
金を受領すると、車止めフラップ5aを操作して、車止
めフラップ5aを降下させ、車両20が発進できる状態
にする。
【0039】一方、駐車スペース3aの予約を行なった
場合は、予約装置9から料金精算装置4aに予約動作を
指示し、通常駐車スペース3aに車両の駐車がなく、予
約動作が指示されていない場合は、図3(a),(b)
に示すように、車止めフラップ5aを下げたままにして
おく。
【0040】一方、予約装置9から料金精算装置4に予
約動作が指示された場合に、料金精算装置9は、予約車
両以外の車両の進入を防ぐように、図4(a),(b)
に示すように、車止めフラップ5aを立ち上げたままに
しておき、予約中である旨が駐車場の利用者に確認でき
るようにする。
【0041】また、予約を行なった者が駐車場に到着
し、予約装置9によって予約利用者の確認が完了すれ
ば、車止めフラップ5aを降下させて、予約者の車両が
入庫できる状態にする。
【0042】次に、予約装置9の構成について、図6を
参照して説明する。予約装置9は、入庫してきた予約車
の確認を行なうため、駐車場1の出入口付近に設置さ
れ、予約番号入力キー14によって入力された予約番号
を予約番号表示器15に表示すると共に、予約利用者を
確認する。
【0043】予約利用者であることを確認した後、内蔵
された駐車番号表示器16によって利用者に対して、駐
車スペース表示により知らせると共に、たとえば「3番
に入庫して下さい」などの音声により利用者に対して案
内を行なう。
【0044】次に、「正常入出庫の状態」、「不正退出
状態」、「駐車位置不良状態」、「予約正常入庫状態」
および「予約済み駐車スペースへ予約以外車両が入庫し
た状態」について、図7〜図11を参照して説明する。
【0045】まず、図7を参照して、「正常入出庫の状
態」の場合について説明する。なお、各駐車スペース3
a〜3eでのそれぞれの入出庫状態は同じように判別さ
れるため、駐車スペース3aにおける各状態についての
み説明する。
【0046】正常入出庫時においては、車両20が進入
しようとした場合に、第2車両検知装置7aによってま
ず車両の進入が確認され、その後、第1車両検知装置6
aによって車両20が駐車スペース3a内に正常に駐車
されたことを確認する。このとき、車止めフラップ5a
はまだ起立していない。
【0047】次に、車両20が駐車スペース3a内にお
いて正常に駐車されたことを確認した後、料金精算装置
4aにおいて、駐車料金が計算されるとともに、車止め
フラップ5aが起立した状態となる。
【0048】その後、車両20が退出しようとした場
合、駐車時間に応じた駐車料金が精算された後において
は、車止めフラップ5aが下降し、車両20が正常に出
庫できる状態となる。
【0049】次に、図8を参照して、「不正退出状態」
の場合について説明する。不正退出の場合においては、
車両20が駐車されるまでの状態は図7と同じである。
車止めフラップ5aが起立した状態のまま、料金精算装
置4aにおいて所定の料金の受領が確認されないまま第
1車両検知装置6aにおいて車両20が存在していない
旨の信号が出力された場合に不正退出とみなして、不正
退出警報装置を作動させる。
【0050】次に、図9を参照して、「駐車位置不良の
場合」について説明する。駐車位置不良の場合は、たと
えば車両を駐車スペース3a内に正しく駐車せず、図9
に示すように第2車両検知装置7aのみが車両20を検
知し、第1車両検知装置6aにおいて車両20が検知さ
れていない状態が一定時間以上経過した場合は、不正位
置駐車であるとみなして、駐車位置不良警報装置を作動
させる。
【0051】次に、図10を参照して、予約正常入庫の
場合について説明する。予約正常入庫の場合は、予約者
は、駐車場の出入口近傍にある予約装置9により予約確
認を行ない、車止めフラップ5aを降下させた後、車両
20を駐車スペース3aに駐車させる。
【0052】一方、既に予約された駐車スペース3aに
予約確認を行なわずに車両20を入庫させようとした場
合、図11に示すように、第2車両検知装置7aで車両
の進入を検知し、これにより予約済み警報装置を作動さ
せる。
【0053】したがって、図7〜図11に示す状態を表
にまとめると、図12に示すようになる。不正退出状態
の場合は、第1車両検知装置は「off」状態、車止め
フラップ5aの状態は「起立状態」、駐車料金の精算は
「未納」で判別することができ、このとき警報装置の作
動としては、写真撮影、フラッシュ光、回転灯が動作す
ることになる。
【0054】また、車両駐車位置不良状態の場合は、第
1車両検知装置6aは「off」状態、第2車両検知装
置7aは「検知」状態、車止めフラップ5aの状態は
「非起立」状態で判別することができ、警報装置の作動
としては、フラッシュ光、回転灯が挙げられる。
【0055】また、予約駐車スペースへの不正車両進入
の場合は、第1車両検知装置6aは「off」状態、第
2車両検知装置7aは「検知」状態、車止めフラップ5
aの状態は「非起立」状態で判別が可能であり、このと
きの警報装置の動作としては、フラッシュ光、回転灯な
どが挙げられる。
【0056】次に、上記構成よりなる警報手段を有する
駐車装置の処理手順について、図13および図14を参
照して説明する。
【0057】図13および図14は、料金支払などの処
理手順の一例を示すフロー図であり、これを用いて料金
精算装置5a〜5eの動作の概要を説明する。なお、以
下に説明する処理は、料金精算装置5の内部に設けられ
たマイクロコンピュータやプログラマブルコントローラ
などの制御部において実行されるものである。
【0058】駐車スペースが予約中でない場合ステップ
1(以下、単にからS1と称す。)S2へ進み、車両入
庫待ち状態となる。ここで、車両が駐車スペースに入庫
するときに、S3において、第2車両検知装置(検知装
置B)が車両を検知する。
【0059】次に、S4において、第2車両検知装置
(検知装置B)が車両を検知しなくっると、S5へ移行
する。、次に、S5において、第1車両検知装置(検知
装置A)が車両を検知すれば、S6へ進む。3分経過
後、車止めフラップのフラップ板を立ち上げ(S7)、
ここで駐車状態が成立し駐車料金加算を開始する(S
8)。
【0060】その後、駐車料金の精算(S9)が完納す
れば(S10)、車止めフラップのフラップ板を降下さ
せて(S11)車両が出庫できる状態にし、車両を出庫
させる(S12)。
【0061】しかし、駐車料金の精算を行なわないか、
または、精算が完納していない状態(S10)で、第1
車両検知装置において車両を検知せず(S13)、第2
車両検知装置で車両が検知された場合(S14)、たと
えばフラッシュなどを発光させて、カメラを用いてナン
バープレートを撮影するなどの警報動作を行ない、運転
者に対し不正行為であることを報知する(S15)。
【0062】その後、第2車両検知装置が車両を検知し
なくなった場合(S16)、車止めフラップのフラップ
板を下げて、次の車両の駐車待ち状態となる(S1
7)。
【0063】また、S3において、第2車両検知装置が
車両を検知してからS18に移行し、15秒以上経過す
れば駐車位置不良と判断し、たとえば回転灯を点灯さ
せ、ブザーなどの警告音を鳴らすなどの警報動作を行な
い(S19)、運転者に駐車位置不良を知らせる。その
後、S20において、第2車両検知装置が車両を検知し
なくなれば、S5へ進み通常動作へ戻る。
【0064】次に、S1において駐車スペースが予約中
の場合、S21へ移行し、予約確認が行なわれるとS2
へ進み、その後、通常動作を行なう。
【0065】しかし、S21において予約確認していな
い状態で第2車両検知装置が車両を検知すれば(S2
2)、たとえば回転灯を点灯させ、音声案内などの警報
動作を行ない、運転者に対して予約中の駐車スペースで
あることを知らせる(S23)。
【0066】その後、S24において、第2車両検知装
置が車両を検知しなくなった場合、ステップS21戻
り、予約確認待ち状態となる。
【0067】以上の処理手順により、上述した警報装置
を有する駐車設備を効率よく運営することが可能とな
る。
【0068】
【発明の効果】以上、この発明に基づいた警報手段を有
する駐車装置によれば、駐車車両が不正退出行為を行な
った場合に、所定の警報信号が出力されるため、この警
報信号に基づいてたとえば警報音を発するようにした場
合に、不正退出行為を試みようとした利用者は、その警
報音によって不正退出行為を中止し、駐車装置の不正退
出行為を抑制させることが可能となる。
【0069】また好ましくは、駐車位置不良警報装置を
設けることによって、車両を正規の駐車スペースに駐車
せずに、不正駐車を試みて、駐車料金を支払わずに駐車
する不正駐車を排除することが可能となる。
【0070】また好ましくは、予め電話による予約を行
なって、駐車装置の駐車スペースを確保しておくこと
で、上記駐車装置の有効利用が図れるとともに、利用者
に対するサービスの向上となり、駐車装置の運転効率を
向上させることが可能となる。
【0071】また好ましくは、上述した警報手段を有す
る駐車装置は、一般的に無人で運転がなされているた
め、車両制止装置の車止めフラップが予約状態であるた
めに起立した状態においても、無理やり駐車スペースに
車を駐車することは可能である。したがって、このよう
に予約済み警報装置を備えることにより、たとえば警報
音などによって予約済みであることを運転者に知らせる
ことによって、予約済みである駐車スペースを確実に確
保することが可能となる。
【0072】また好ましくは、無人で運転されている駐
車装置において、不正行為が行なわれた場合に、上述し
たように警報を発するとともに、管理会社に通報するこ
とによって、管理会社から管理人の派遣または管理会社
から直接警察への通報を行なうことが可能となり、不正
駐車に対して迅速な対応を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づいた実施の形態における警報手
段を有する駐車装置を有する駐車場の平面図である。
【図2】料金精算装置の概略構成を説明するための図で
ある。
【図3】駐車スペースに車両の駐車がなく、かつ、予約
状態でないときの車止めフラップの状態を説明するため
の図である。
【図4】駐車スペースに車両の駐車がなく、かつ、予約
がある場合の車止めフラップの状態を説明するための図
である。
【図5】駐車スペースに正常に車両が駐車された状態を
示す模式図である。
【図6】予約装置の概略構成を説明するための図であ
る。
【図7】車両の正常入出庫状態を説明するための模式図
である。
【図8】車両の不正退出状態を説明するための模式図で
ある。
【図9】車両の駐車位置不良状態を説明するための模式
図である。
【図10】車両の予約正常入庫状態を説明するための模
式図である。
【図11】予約確認なしで車両の入庫を行なう場合の状
態を説明するための模式図である。
【図12】図7〜図11の不正駐車状態における各装置
の状態を説明するための図である。
【図13】本願発明に基づく実施の形態における警報手
段を有する駐車装置の処理手順を説明するための第1フ
ロー図である。
【図14】本願発明に基づく実施の形態における警報手
段を有する駐車装置の処理手順を説明するための第2フ
ロー図である。
【符号の説明】
1 駐車場 2 道路 3a、3b、3c、3d、3e 駐車スペース 4a、4b、4c、4d、4e 料金精算装置 5a、5b、5c、5d、5e 車止めフラップ 6a、6b、6c、6d、6e 第1車両検知装置 7a、7b、7c、7d、7e 第2車両検知装置 8a、8b、8c、8d、8e 車止め 9 予約装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今北 勝 東京都台東区北上野1−8−1 住友不動 産上野ビル3号館 新明和エンジニアリン グ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を保管するための複数の駐車スペー
    スと、 前記各駐車スペース内に設けられ、前記駐車スペース内
    に前記車両が進入したことを検知するための第1車両検
    知手段と、 前記駐車スペースに前記車両が保管されているときに、
    前記第1車両検知手段からの情報に基づいて、前記駐車
    スペースからの前記車両の退出を阻止するように、前記
    駐車スペースに対して車止めフラップを起立可能なよう
    に前記車両の車輪の退出方向側に設けられた車輪制止手
    段と、 前記駐車スペースでの前記車両の保管時間に応じた金額
    を支払うことにより、前記起立した車止めフラップを伏
    せた状態となるように前記車輪制止手段の解除を行なう
    ための料金精算手段と、 前記車両検知手段から前記駐車スペースに前記車両が保
    管されているとする所定の信号が出力されている状態に
    おいて、前記料金精算手段に所定の金額が支払われない
    まま、前記第1車両検知手段から前記駐車スペースに前
    記車両が保管されていない旨の信号が出力された場合
    に、前記車両の行為が不正退出行為であるとして、所定
    の警報信号を出力するための不正退出警報手段と、を備
    えた、警報手段を有する駐車装置。
  2. 【請求項2】 前記駐車スペースの領域外であって、前
    記駐車スペースの入口部近傍に、前記駐車スペースに前
    記車両が進入したことを検知するための第2車両検知手
    段と、 前記第1車両検知手段から前記駐車スペースに前記車両
    が保管されていない信号が出力されているときに、前記
    第2車両検知手段から車両が存在する旨の信号が出力さ
    れた場合、前記車両が駐車位置不良であるとして所定の
    警報信号を出力するための駐車位置不良警報手段と、を
    さらに有する、請求項1に記載の警報手段を有する駐車
    装置。
  3. 【請求項3】 電話回線を利用した駐車装置の電話予約
    手段と、 前記電話予約手段からの情報に基づいて、空車状態にあ
    る所定の駐車スペースに設けられた前記車輪制止手段の
    前記車止めフラップを起立状態とする予約フラップ起立
    手段と、をさらに有する、請求項2に記載の警報手段を
    有する駐車装置。
  4. 【請求項4】 前記予約状態にある前記駐車スペースに
    車両が進入しようとした場合、前記駐車スペースに設け
    られた前記第2車両検知手段により前記車両の進入を検
    知し、所定の信号を出力することにより、前記駐車スペ
    ースが予約状態にあることを知らせるための予約済み警
    報手段をさらに有する、請求項3に記載の警報手段を有
    する駐車装置。
  5. 【請求項5】 前記不正退出警報手段または前記駐車位
    置不良警報手段のうち少なくともいずれか一方の警報が
    発せられた場合に、前記駐車装置の管理会社に警報が発
    せられた旨の通報を行なう、管理会社通報手段をさらに
    備える、請求項4に記載の警報手段を有する駐車装置。
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