JP3523577B2 - 駐車場管理システム - Google Patents

駐車場管理システム

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JP3523577B2
JP3523577B2 JP2000264282A JP2000264282A JP3523577B2 JP 3523577 B2 JP3523577 B2 JP 3523577B2 JP 2000264282 A JP2000264282 A JP 2000264282A JP 2000264282 A JP2000264282 A JP 2000264282A JP 3523577 B2 JP3523577 B2 JP 3523577B2
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敦史 玉木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個別の駐車区域毎
に不正出車防止用のロック板を備えた端末機を設置し、
各端末機とのデータ通信により、各駐車区域の駐車料金
を料金精算機で集中精算する駐車場管理システムに関
し、特に、料金精算機の異常等で精算ができないときで
も、駐車区域の駐車車両の出車を可能にした駐車場管理
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】駐車場管理システムとして、例えば、駐
車場内に複数設けた個別の駐車区域毎に設置し当該駐車
区域に設けたロック板を駆動させて駐車車両を管理する
端末機と、該各端末機に例えば伝送線で通信可能に電気
的に接続し前記各駐車区域の駐車料金を集中精算して各
駐車区域の駐車料金を管理する料金精算機との通信によ
って駐車場の管理を行うシステムがある。
【0003】このようなシステムにおける端末機は、車
両検知器からの検知信号に基づいて駐車区域に車両が駐
車したことを検知すると、ロック板を起立させて、当該
駐車区域内の所定位置に駐車した車の出車をロックする
ことで駐車車両の管理を行う一方、駐車料金を精算した
料金精算機から送信される精算完了信号に基づいてロッ
ク板を倒伏させ、各駐車区域の駐車車両の出車を可能に
する構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる駐車
場管理システムにおいては、料金精算機内の料金処理ユ
ニットが故障して、金銭を受け付けられなくなる場合
や、料金精算機内の電気部品に故障が発生して駐車料金
が精算できない状態になる場合等、料金精算機が自己診
断を行って自身の動作異常を確認すると、端末機への通
信を停止してしまう。また、料金精算機と端末機間を繋
ぐ伝送線が断線したり、料金精算機と端末機間に通信障
害が発生したりすることもある。さらに、料金精算機だ
けが停電した場合にも端末機との通信が停止してしま
う。この他、作業者が、端末機との通信を停止させて料
金精算機の保守点検を行うこともある。このように、端
末機と料金精算機間の通信に異常が発生して、端末機が
料金精算機から送信される精算完了信号を受信できなく
なると、従来のシステムでは、ロック板が起立したまま
倒伏しなくなってしまうため、利用者が駐車区域から車
を出車させたくても、出車させられなくなってしまう事
態が発生する虞れがある。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、端末機と料金精算機との通信に異常が発生し、端
末機が料金精算機からの精算完了信号を受信できないと
きでも、駐車区域の駐車車両の出車を可能にする駐車場
管理システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、駐車場内に複数設けた個別の駐車区域毎に設
置し車両の駐車を検知して駐車車両の出車を阻止するよ
うロック板を起立させる複数の端末機と、該端末機から
の通信データに基づいて前記各駐車区域の駐車料金を集
中精算する料金精算機と、を備え、該料金精算機からの
精算完了信号に基づいて、該当する前記駐車区域のロッ
ク板を倒伏して駐車車両の出車を可能にする駐車場管理
システムにおいて、前記各端末機は、前記料金精算機と
の通信が正常か否かを判定する判定手段と、該判定手段
によって、前記料金精算機との通信が異常であると判定
されたときに、前記ロック板を倒伏駆動する駆動制御手
とを備えると共に、前記判定手段の通信異常判定に基
づいて前記ロック板を倒伏駆動した後に当該駐車区域か
ら車両が出庫したときは、前記料金精算機に送信する出
庫車両の前記通信データを消去して初期状態に戻る構成
とした。
【0007】かかる構成では、端末機と料金精算機間の
通信に異常が発生すると、端末機は、料金精算機で駐車
料金の精算が完了しているか否かに関わらず、駐車区域
のロック板を強制的に倒伏して、駐車区域内の駐車車両
の出車を可能にする。そして、ロック板倒伏後に、駐車
区域から車両が出庫すると、出庫車両のデータを消去し
て初期状態に戻り、駐車待機状態にして新たな車両の駐
車に備えるようにする。また、請求項2に係る発明で
は、駐車場内に複数設けた個別の駐車区域毎に設置し車
両の駐車を検知して駐車車両の出車を阻止するようロッ
ク板を起立させる複数の端末機と、該端末機からの通信
データに基づいて前記各駐車区域の駐車料金を集中精算
する料金精算機と、を備え、該料金精算機からの精算完
了信号に基づいて、該当する前記駐車区域のロック板を
倒伏して駐車車両の出車を可能にする駐車場管理システ
ムにおいて、前記各端末機は、前記料金精算機との通信
が正常か否かを判定する判定手段と、該判定手段によっ
て、前記料金精算機との通信が異常であると判定された
ときに前記ロック板を倒伏駆動する駆動制御手段とを備
え、該駆動制御手段は、前記倒伏駆動後に駐車区域から
車両が出庫したときは、前記判定手段が通信回復と判定
するまで前記ロック板を起立状態に駆動制御する構成と
した。
【0008】かかる構成では、端末機と料金精算機間の
通信に異常が発生してロック板を強制的に倒伏して駐車
区域内の駐車車両の出車を可能にした後、駐車区域から
車両が出庫したときには、通信が回復するまではロック
板を起立状態にする。これにより、通信異常中の不正駐
車を防止できるようになる。また、請求項3に係る発明
では、駐車場内に複数設けた個別の駐車区域毎に設置し
車両の駐車を検知して駐車車両の出車を阻止するようロ
ック板を起立させる複数の端末機と、該端末機からの通
信データに基づいて前記各駐車区域の駐車料金を集中精
算する料金精算機と、を備え、該料金精算機からの精算
完了信号に基づいて、該当する前記駐車区域のロック板
を倒伏して駐車車両の出車を可能にする駐車場管理シス
テムにおいて、前記各端末機は、前記料金精算機との通
信が正常か否かを判定する判定手段と、該判定手段によ
って、前記料金精算機との通信が異常であると判定され
たときに前記ロック板を倒伏駆動する駆動制御手段とを
備え、前記駆動制御手段は、前記倒伏駆動後に車両が前
記駐車区域に存在し、且つ、前記判定手段が前記料金精
算機との通信が回復したと判定したときには、通信回復
判定時から予め設定した上昇予告時間の経過後に前記ロ
ック板を起立駆動する構成とした。
【0009】かかる構成では、端末機と料金精算機間の
通信に異常が発生してロック板を強制的に倒伏して駐車
区域内の駐車車両の出車を可能にした後、駐車区域に車
両が存在するときに通信が回復したときは、予め設定し
た上昇予告時間の経過後にロック板を起立駆動するよう
にする。また、請求項4に係る発明では、駐車場内に複
数設けた個別の駐車区域毎に設置し車両の駐車を検知し
て駐車車両の出車を阻止するようロック板を起立させる
複数の端末機と、該端末機からの通信データに基づいて
前記各駐車区域の駐車料金を集中精算する料金精算機
と、を備え、該料金精算機からの精算完了信号に基づい
て、該当する前記駐車区域のロック板を倒伏して駐車車
両の出車を可能にする駐車場管理システムにおいて、前
記各端末機は、前記料金精算機との通信停止時間を計数
するタイマを備えて該タイマの計数時間が所定の通信停
止時間になったときに前記料金精算機との通信が異常と
判定する判定手段と、該判定手段によって、前記料金精
算機との通信が異常であると判定されたときに、前記ロ
ック板を倒伏駆動する駆動制御手段とを備えて構成し
た。かかる構成では、端末機と料金精算機間の通信停止
時間をタイマで計数し、タイマの計数時間が所定の通信
停止時間になったときに通信異常と判定し、ロック板を
強制的に倒伏して駐車区域内の駐車車両の出車を可能に
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る駐車場管
理システムの一実施形態を適用する駐車場の例を示す図
である。駐車場100は、入場した車600が1台駐車
できる複数の個別の駐車区域400に仕切られ、各区域
400には、当該区域400を区別する駐車番号(図中
の1、2、・・、6)が付され、駐車車両の有無や駐車
時間等を管理する端末機200が設けられている。ま
た、出入口500近傍に各区域400の駐車料金を集中
精算する料金精算機300が設けられている。
【0011】ここで、料金精算機300と各端末機20
0は、例えば伝送線(図示せず)等を用いて通信可能に
電気的に接続されている。図2は、本実施形態に係る端
末機200のブロック図である。図2において、端末機
200は、端末機200の制御を統括的に行う第1制御
部201と、区域400内の車600を検知する車両検
知器202と、駐車時間を計数するための第1時計ユニ
ット203と、対応する区域400における駐車開始時
刻等を記憶するRAM208と、例えば車両検知器20
2で車600が検知されてから駐車区域400内の所定
位置に駐車されるまでに必要な時間で、駐車料金の課金
対象から除外されるサービス時間や、利用者に車を出車
することができなくなることを予告するために必要な時
間で、前記サービス時間が経過してから、ロック板20
9Bが起立するまでの間の時間(例えば1分)である上
昇予告時間を記憶するROM210と、区域400内の
車600をロックするロック板ユニット209と、ロッ
ク板ユニット209に備えた後述のロック板209Bを
モータにより起立、倒伏駆動させるロック板駆動部20
5と、前記サービス時間経過後、利用者にロック板20
9Bが起立することを予告すると共に、ロック板209
B起立後は、駐車料金が未精算であるためにロック板2
09Bが起立していることを、LED等によって利用者
に表示する未精算表示部204と、料金精算機300と
の間でデータ通信を行うための第1データ通信部206
と、前記サービス時間を計数するタイマ、前記上昇予告
時間を計数するタイマ、及び料金精算機300からの通
信が停止してからの所定時間(以下、通信停止時間と表
す)を計数するタイマを備えたタイマ部211と、I/
Oユニット207と、を備えて構成される。
【0012】前記第1制御部201は、前記通信停止時
間計時用タイマが前記所定時間を計数する間に料金精算
機300からの信号を受信しなければ、料金精算機30
0との通信が異常であると判定し、ロック板駆動部20
5にロック板209Bを倒伏駆動させるための制御信号
を出力する。また、第1制御部201は、通信が回復
し、且つ、車両検知器202からの検知信号に基づいて
車600がそのまま駐車区域400に駐車していると判
定したときに、ロック板駆動部205にロック板209
Bを起立駆動させるための制御信号を出力する。
【0013】したがって、第1制御部201は、本発明
に係る判定手段と、駆動制御手段の機能を備えて構成さ
れる。前記ロック板ユニット209は、図1に示すよう
に、例えば、車両検知器202に向けて赤外線を発光す
る発光部209Aと、区域400内に駐車した車600
の前輪と後輪の間に位置するように設け、車600が移
動できないようにするロック板209Bと、を備えて構
成される。
【0014】尚、ロック板としては、区域400の入口
側に設置して駐車車両の出車をロックする方式のもので
もよい。前記車両検知器202は、区域400内に車6
00がなければ、発光部209Aからの赤外線を受光で
きる位置に設けられる。区域400内の所定の範囲内に
車600が駐車されると、発光部209Aから発光され
た赤外線が車600によって遮光され、車両検知器20
2が赤外線を受光しなくなることによって、車600を
検知する。
【0015】図3は、本実施形態に係る料金精算機30
0のブロック図である。図3において、料金精算機30
0は、区域400の駐車番号を入力する駐車番号入力ボ
タン302と、駐車番号入力ボタン302で指定された
区域の駐車料金精算時に、硬貨や紙幣を受付処理する硬
貨処理ユニット311及び紙幣処理ユニット312と、
精算に必要な情報を予め記憶しておくROM304と、
サービス券に記録された割引情報やプリペードカードの
金額等、カードの記録情報を読み取るカードリーダ30
6と、端末機200の監視や、駐車料金精算機300の
精算動作の制御を行う第2制御部301と、例えば現在
時刻を計時する第2時計ユニット303と、第1制御部
201との通信によって得られた情報等を記憶するRA
M305と、精算の取消しを希望する場合に利用者が操
作する精算取消しボタン313と、駐車料金を表示する
料金表示部307と、投入金額を表示する投入金表示部
308と、端末機200との間でデータ通信を行うため
の第2データ通信部309と、駐車料金の領収書の発行
を希望する場合に利用者が操作する領収書発行ボタン3
14と、領収書発行ボタン314の操作により第2制御
部301で作成される領収書をプリントアウトするプリ
ンタ316と、料金精算機300の操作手順等を音声で
案内する音声案内ユニット315と、I/Oユニット3
10と、を備えて構成される。
【0016】第2制御部301は、第1制御部201
に、各端末機200の動作状態に関する情報を返信する
ように要求する信号(以下、端末機監視信号と表す)を
周期的に送信して各端末機200の動作状態を監視する
と共に、精算が完了したときに精算完了信号を第1制御
部201に送信する。尚、第2制御部301による各端
末機200の動作状態の監視は、精算動作の有無に関わ
らず常時行われる。
【0017】次に、本実施形態の駐車場管理システムの
動作について簡単に説明する。車600が駐車場100
に入場し、駐車区域400内に入車すると、車両検知器
202が車600を検知する。車両検知器202によっ
て車600が検知されると、タイマ部211に備えたサ
ービス時間を計数するタイマが始動し、当該サービス時
間が経過したときの第1時計ユニット203の時刻を駐
車開始時刻としてRAM208に記憶する。サービス時
間が経過すると、タイマ部211に備えた上昇予告時間
を計数するタイマが始動する。これと同時に、未精算表
示部304のLEDを点灯し、駐車料金が有料となった
ことと、前記上昇予告時間経過後にロック板209Bが
起立して出車できなくなることを利用者に知らせる。上
昇予告時間が経過すると、ロック板209Bを起立駆動
させて車600のタイヤをロックする。そして、ロック
板209Bが起立しているときは、例えば未精算表示部
204のLEDを点灯させて、駐車料金が未精算である
ためにロック板209Bが起立していることを利用者に
知らせる。
【0018】音声案内ユニット315による案内にした
がって、利用者が駐車番号入力ボタン302で駐車番号
を入力すると、駐車料金の精算を開始する。第1制御部
201は、第2制御部301からの呼び出しに応じてR
AM208に記憶してある駐車開始時刻を第2制御部3
01に送信する。第2制御部301は、受信した駐車開
始時刻に基づいて駐車料金を算出し、当該駐車料金を料
金表示部307に表示する。ここで、利用者がカードリ
ーダ306にサービス券等を挿入した場合、当該サービ
ス券等に記憶されている料金情報を加味した駐車料金を
算出する。
【0019】利用者が、金銭を硬貨処理ユニット311
及び紙幣処理ユニット312に投入すると、当該投入金
額が、投入金表示部308に表示される。料金表示部3
07に表示された前記駐車料金に相当する金銭を投入す
ると、第2制御部301は、駐車料金の精算が完了した
と判定し、駐車料金の精算が完了したことを示す精算完
了信号を、対応する駐車区域400の第1制御部201
に送信する。
【0020】前記精算完了信号を、第1制御部201が
受信すると、ロック板209Bの倒伏駆動を開始して車
600のタイヤロックを解除し、駐車車両の出車を可能
にする。これと同時に、未精算表示部204のLEDを
消灯させてロック板209Bが倒伏したことを利用者に
知らせる。次に、駐車中でロック板209Bが起立して
いるときに、料金精算機300との通信が停止した場合
の本実施形態に係る端末機200の第1制御部201の
動作を、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0021】ステップ1(以下、図中でS1で示し、以
下同様とする)において、第2制御部301から一定の
周期で送信される端末機監視信号を受信したか否かを判
定する。判定の結果、NOの場合、即ち、受信せず通信
停止と判定した場合はステップ2の動作に進み、YES
の場合は、再度、ステップ1の動作を行って、料金精算
機300からの通信が行われているかを判定する。
【0022】ステップ2において、タイマ部211の通
信停止時間を計数するタイマを始動させて前記通信停止
時間の計時を開始する。ステップ3において、第2制御
部301から一定の周期で送信される端末機監視信号を
受信したか否かを判定する。判定の結果、NOの場合
は、ステップ4の動作に進み、YESの場合は、後述の
ステップ8の動作に進む。
【0023】ステップ4において、前記通信停止時間を
計数するタイマの計数時間が前記通信停止時間になった
か否かを判定する。YESの場合は、ステップ5の動作
に進み、NOの場合は、ステップ3の動作に戻る。ステ
ップ5において、ロック板209Bを倒伏駆動させるた
めの制御信号をロック板駆動部205に送信する。ロッ
ク板駆動部205は、前記制御信号に基づきロック板2
09Bを倒伏駆動させる。このとき、ロック板209B
が倒伏したことを利用者に知らせるために、例えば未精
算表示部204のLEDを消灯する。また、この時点で
は、第1制御部201は、RAM208内に記憶されて
いる駐車開始時刻を消去せず、そのまま保持する。
【0024】ステップ6において、車両検知器202か
らの信号によって車600が出車したか否かを判定す
る。YESの場合は、ステップ7の動作に進み、NOの
場合は、後述のステップ9の動作に進む。ステップ7に
おいて、タイマ部211のタイマ値及びRAM208内
の駐車開始時刻を消去して、端末機200を、車600
が駐車される前の初期状態、即ち、駐車の待機状態に戻
す。
【0025】このように、端末機200と料金精算機3
00間の通信の異常判定で、ロック板209Bを強制的
に倒伏した後、車600が駐車区域400から出車して
いると、端末機200を駐車待機状態に戻す構成とした
ので、端末機200と料金精算機300間の通信の異常
が継続していても、新たに車600を駐車させることが
できる。そして、新たに駐車した車600の駐車中に通
信が回復した場合には、当該新たに駐車した車600の
駐車開始時刻に基づいて、駐車料金を精算できる。
【0026】尚、ステップ7において、端末機200を
初期状態に戻さず、例えば、通信が回復するまでは、ロ
ック板209Bを起立させて、その後、車600が駐車
区域400に入車できないようにし、通信回復後、ロッ
ク板209Bを倒伏させる構成としてもよい。このよう
な構成にすれば、料金を支払わない不正な駐車を防止で
きる。
【0027】ステップ3において、第2制御部301か
ら一定の周期で送信される端末機監視信号を受信したと
判定すれば、ステップ8において、タイマの通信停止時
間の計時を停止させタイマ値をリセットし、再度、ステ
ップ1の動作を行う。ステップ6において、車両検知器
202からの信号によって車600が出車していないと
判定すれば、ステップ9において、第2制御部301か
ら一定の周期で送信される端末機200の動作を監視す
るための信号を受信したか否かを判定する。判定の結
果、NOの場合は、ステップ6の動作に戻り、YESの
場合は、ステップ10の動作に進む。
【0028】ステップ10において、通信が回復したと
判定してから前記上昇予告時間が経過したときに、ロッ
ク板209Bを起立駆動させるための制御信号をロック
板駆動部205に送信する。また、上昇予告時間の計時
開始時に利用者にロック板209Bが起立することを知
らせるために、未精算表示部204のLEDを点灯させ
る。ロック板駆動部205は、前記制御信号に基づいて
ロック板209Bを起立させて車600のタイヤをロッ
クする。こうして、端末機200は、料金精算機300
との通信が停止する前の状態に戻ると共に、ステップ1
の動作を行って、通信状態の監視を継続する。
【0029】以上のように、端末機200が、料金精算
機300からの通信が一定時間停止して通信異常と判定
したときに、ロック板209Bを強制的に倒伏させる構
成としたので、料金精算機300で精算できず、ロック
板209Bが倒伏しないために車600を出車させられ
ない事態を防ぐことができる。また、端末機200が、
料金精算機300との通信回復後、駐車車両がそのまま
駐車しているときに再びロック板209Bを起立させる
構成としたので、料金精算機300が精算できない間の
時間を含めて駐車料金の精算ができる。さらに、料金精
算機300との通信回復後、上昇予告時間が経過してか
らロック板209Bを起立駆動する構成としたので、通
信回復直後に出車しようとする車600が、起立駆動中
のロック板209Bに接触することを防げる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項に係る発
明によれば、端末機と料金精算機間の通信に異常が発生
しても、駐車区域のロック板を倒伏させることができ、
料金精算機で精算ができず、ロック板が倒伏しないため
に駐車車両を出車させられない事態を防げる。しかも、
ロック板倒伏後に車両が出庫すれば出庫車両のデータを
消去して初期状態に戻すので、新たに車両を駐車させる
ことができる。請求項2に係る発明によれば、端末機と
料金精算機間の通信に異常が発生しても、駐車車両を出
庫させることができると共に、通信異常中に料金を支払
わない不正駐車を防止できる。
【0031】請求項3に係る発明によれば、端末機と料
金精算機間の通信に異常が発生しても、駐車車両を出庫
させることができると共に、駐車区域に車両が存在する
ときに通信が回復したときは、上昇予告時間の経過後に
ロック板を起立させるので、通信回復直後に出車しよう
とする車が、起立駆動中のロック板に接触することを防
止できる。請求項4に係る発明によれば、端末機と料金
精算機間の通信に異常が発生しても、駐車車両を出庫さ
せることができると共に、通信異常を検出してから所定
の通信停止時間経過したとき通信異常と判定すること
で、通信の回復を待つの余裕時間を設けることが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駐車場管理システムの一実施例を
適用した駐車場の構成図
【図2】同上実施形態に係る端末機のブロック図
【図3】図1の料金精算機のブロック図
【図4】端末機と料金精算機間の通信が停止した場合の
同上実施形態の端末機の動作フローチャート
【符号の説明】
100 駐車場 200 端末機 201 第1制御部 205 ロック板駆動部 209B ロック板 300 料金精算機 301 第2制御部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 15/00 G07F 17/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駐車場内に複数設けた個別の駐車区域毎に
    設置し車両の駐車を検知して駐車車両の出車を阻止する
    ようロック板を起立させる複数の端末機と、該端末機か
    らの通信データに基づいて前記各駐車区域の駐車料金を
    集中精算する料金精算機と、を備え、該料金精算機から
    の精算完了信号に基づいて、該当する前記駐車区域のロ
    ック板を倒伏して駐車車両の出車を可能にする駐車場管
    理システムにおいて、 前記各端末機は、前記料金精算機との通信が正常か否か
    を判定する判定手段と、 該判定手段によって、前記料金精算機との通信が異常で
    あると判定されたときに、前記ロック板を倒伏駆動する
    駆動制御手段とを備えると共に、 前記判定手段の通信異常判定に基づいて前記ロック板を
    倒伏駆動した後に当該駐車区域から車両が出庫したとき
    は、前記料金精算機に送信する出庫車両の前記通信デー
    タを消去して初期状態に戻る構成である ことを特徴とす
    る駐車場管理システム。
  2. 【請求項2】駐車場内に複数設けた個別の駐車区域毎に
    設置し車両の駐車を検知して駐車車両の出車を阻止する
    ようロック板を起立させる複数の端末機と、該端末機か
    らの通信データに基づいて前記各駐車区域の駐車料金を
    集中精算する料金精算機と、を備え、該料金精算機から
    の精算完了信号に基づいて、該当する前記駐車区域のロ
    ック板を倒伏して駐車車両の出車を可能にする駐車場管
    理システムにおいて、 前記各端末機は、前記料金精算機との通信が正常か否か
    を判定する判定手段と、 該判定手段によって、前記料金精算機との通信が異常で
    あると判定されたときに前記ロック板を倒伏駆動する駆
    動制御手段とを備え、 該駆動制御手段は、前記倒伏駆動後に駐車区域から車両
    が出庫したときは、前記判定手段が通信回復と判定する
    まで前記ロック板を起立状態に駆動制御する構成である
    ことを特徴とする駐車場管理システム。
  3. 【請求項3】駐車場内に複数設けた個別の駐車区域毎に
    設置し車両の駐車を検知して駐車車両の出車を阻止する
    ようロック板を起立させる複数の端末機と、該端末機か
    らの通信データに基づいて前記各駐車区域の駐車料金を
    集中精算する料金精算機と、を備え、該料金精算機から
    の精算完了信号に基づいて、該当する前記駐車区域のロ
    ック板を倒伏して駐車車両の出車を可能にする駐車場管
    理システムにおいて、 前記各端末機は、前記料金精算機との通信が正常か否か
    を判定する判定手段と、 該判定手段によって、前記料金精算機との通信が異常で
    あると判定されたときに前記ロック板を倒伏駆動する駆
    動制御手段とを備え、 前記駆動制御手段は、前記倒伏駆動後に車両が前記駐車
    区域に存在し、且つ、前記判定手段が前記料金精算機と
    の通信が回復したと判定したときには、通信回復判定時
    から予め設定した上昇予告時間の経過後に前記ロック板
    を起立駆動する構成であることを特徴とする駐車場管理
    システム。
  4. 【請求項4】駐車場内に複数設けた個別の駐車区域毎に
    設置し車両の駐車を検知して駐車車両の出車を阻止する
    ようロック板を起立させる複数の端末機と、該端末機か
    らの通信データに基づいて前記各駐車区域の駐車料金を
    集中精算する料金精算機と、を備え、該料金精算機から
    の精算完了信号に基づいて、該当する前記駐車区域のロ
    ック板を倒伏して駐車車両の出車を可能にする駐車場管
    理システムにおいて、 前記各端末機は、前記料金精算機との通信停止時間を計
    数するタイマを備えて該タイマの計数時間が所定の通信
    停止時間になったときに前記料金精算機との通信が異常
    と判定する判定手段と、 該判定手段によって、前記料金精算機との通信が異常で
    あると判定されたときに、前記ロック板を倒伏駆動する
    駆動制御手段と、 を備えて構成したことを特徴とする駐車場管理システ
    ム。
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