JP3561221B2 - 駐車場管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車区画内に入庫した車両を車室管理端末機で管理し、上記車両の駐車料金を中央料金精算機で精算する駐車場管理システムに関し、特に、上記車室管理端末機に車両の駐車料金を計算して精算する手段を備えたことにより、上記中央料金精算機の機能が停止しても車室管理端末機で独自に動作し、また多様なサービスを利用者に提供する駐車場管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の駐車場管理システムは、駐車区画内に入庫した車両を検知し該車両の駐車料金が精算されるまで上記車両の不正出庫を阻止する車室管理端末機と、上記車両の駐車時間に応じて計算された駐車料金の精算をし上記車室管理端末機に精算完了を通知する中央料金精算機と、を備えて成っており、上記車両の駐車料金は中央料金精算機において計算され、この計算された駐車料金は該中央料金精算機でのみ精算されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の駐車場管理システムにおいては、上記駐車料金の計算は中央料金精算機でのみ行われていたので、総ての車室管理端末機の台数分に相当する演算処理を中央料金精算機で行わなければならず、上記車室管理端末機の接続台数が増えるほど中央料金精算機における演算処理の負担が大きくなっていた。また、各車室管理端末機における駐車料金の計算が複雑になる場合には、上記中央料金精算機における演算処理の負担がさらに大きくなる。そのため、他のシステムと連動させた利用者へのサービスの実現が制限されていた。
【0004】
また、上記中央料金精算機で計算された各車室管理端末機における駐車料金の精算についても該中央料金精算機でのみ行われていたので、例えば上記中央料金精算機の保守点検作業中の場合、或いは上記中央料金精算機内部の構成部品等が故障した場合等には、駐車料金の計算又は精算を行うことができなかった。これにより、上記中央料金精算機が車室管理端末機に精算完了を通知できず、駐車区画内に入庫した車両は、鎖錠されたまま出庫できなかった。
【0005】
さらに、上記駐車区画内に入庫した車両は、上記車室管理端末機が車両の入庫を検知した時刻から一定時間経過後に鎖錠され、また上記鎖錠された車両は、上記車室管理端末機が中央料金精算機から精算完了を受け取った時刻から一定時間経過後に上記鎖錠を解除されていた。したがって、上記駐車区画内に入庫した車両は、駐車料金の支払いの後に継続して駐車した場合に該駐車料金の支払い分に相当する駐車をすることができなかった。
【0006】
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、上記車室管理端末機に車両の駐車料金を計算して精算する手段を備えたことにより、上記中央料金精算機の機能が停止しても車室管理端末機で独自に動作することができ、また利用者が多様なサービスを受けられる駐車場管理システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による駐車場管理システムは、駐車区画内に入庫した車両を検知し該車両の駐車料金が精算されるまで上記車両の不正出庫を阻止する車室管理端末機と、上記車両の駐車時間に応じて計算された駐車料金の精算をし上記車室管理端末機に精算完了を通知する中央料金精算機と、を備えて成る駐車場管理システムにおいて、上記車室管理端末機は、上記車両の駐車料金を計算して精算する手段を有すると共に、上記中央料金精算機から要求があったときに上記駐車料金の計算結果を該中央料金精算機に通知するようにしたものである。
【0008】
このような構成により、上記車室管理端末機において駐車区画内に入庫した車両の駐車料金を計算して精算できるようになり、上記中央料金精算機から要求があったときに上記駐車料金の計算結果を該中央料金精算機に通知する。
【0009】
また、上記車室管理端末機における駐車料金の計算は、上記車両が入庫した時刻から単位時間毎に所定料金を加算して計算するものである。これにより、上記車室管理端末機は、車両の入庫時刻から現在時刻までの駐車料金を常に認識する。
【0010】
上記車室管理端末機は、駐車区画毎に異なる駐車料金を設定可能とされている。これにより、各車室管理端末機が駐車区画毎に駐車料金の設定し、利用者に多様なサービスを提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明による駐車場管理システムの第一の実施形態を示すブロック図である。この駐車場管理システムは、駐車区画内に入庫した車両を管理し該車両の駐車料金の精算をするもので、車室管理端末機Aと、中央料金精算機Bと、を備えて成る。
【0012】
車室管理端末機Aは、各駐車区画毎に設けられ、個々の駐車区画内に入庫した車両を検知し、該車両の駐車料金が精算されるまで上記車両を鎖錠しその不正出庫を阻止するもので、その内部構成は、車両検知手段1と、鎖錠手段2と、状態表示手段3と、I/Oユニット4と、時計ユニット5と、RAM6と、データ通信部7と、制御部8と、ROM9と、を含んで構成されている。
【0013】
上記車両検知手段1は、上記駐車区画内に入庫した車両を検知するもので、例えば車両検知用のカーセンサーが地中に埋設されている。また、上記鎖錠手段2は、上記駐車区画内に入庫した車両が移動できないように固定するもので、車両の不正出庫を防止するロック板と該ロック板を駆動させるモーターMとを有して成る。さらに、上記状態表示手段3は、駐車料金が精算済みか或いは未精算か等の駐車情報を表示するもので、該駐車情報を表示するためのLED等を備えて成る。さらにまた、上記I/Oユニット4は、上記車両検知手段1又は鎖錠手段2、状態表示手段3から車両検知信号等を入力し機器制御信号等を出力するものであり、後述の制御部8により入出力の制御が行われるようになっている。
【0014】
また、上記時計ユニット5は、車両が駐車区画内に入庫した時刻等を計測するものである。さらに、上記RAM6は、上記時計ユニット5で計測した入庫時刻等を記憶するものである。さらにまた、上記データ通信部7は、後述の中央料金精算機Bに制御信号や機器状態信号等の各種信号を送受信するものである。また、上記制御部8は、上記I/Oユニット4と、時計ユニット5と、RAM6と、データ通信部7との動作を統括的に制御するもので、例えばCPU等の演算装置から成る。また、上記ROM9は、上記制御部8により車室管理端末機Aの動作を制御するためのプログラム等を格納するものである。
【0015】
また、中央料金精算機Bは、駐車区画内に入庫した車両の駐車時間に応じて計算された駐車料金が精算されると上記車室管理端末機Aに精算完了を通知するもので、その内部構成は、音声案内ユニット10と、駐車番号入力ボタン11と、時計ユニット12と、料金表示部13と、カードリーダ・ライタ14と、投入金表示部15と、紙幣処理ユニット16と、硬貨処理ユニット17と、精算取消ボタン18と、領収書発行ボタン19と、プリンタ20と、I/Oユニット21と、RAM22と、接続インターフェース23と、制御部24と、ROM25と、を含んで構成されている。
【0016】
上記音声案内ユニット10は、中央料金精算機Bの操作手順等を利用者に案内する手段となるもので、スピーカー等の音声発生機器を有して成る。また、上記駐車番号入力ボタン11は、利用者が出庫時において車両の駐車区画の番号を入力する手段となるものである。さらに、上記時計ユニット12は、上記駐車番号入力ボタン11が操作された時刻等を計測するものである。さらにまた、上記料金表示部13は、例えば車両が入庫した時の現在時刻から上記駐車番号入力ボタン11が操作された現在時刻までの駐車料金を表示するものである。
【0017】
また、上記カードリーダ・ライタ14は、例えばサービス券やプリペイドカード、定期券等により駐車料金の精算を行う場合に、上記サービス券に記録された割引情報やプリペイドカード、定期券等に記録された残高情報等を読み取ると共に該サービス券やプリペイドカード、定期券等に精算情報等を書き込むものである。さらに、上記投入金表示部15は、駐車料金を紙幣又は硬貨によって精算する場合に、上記紙幣又は硬貨の投入された金額を表示するものである。さらにまた、上記紙幣処理ユニット16は、料金精算時に紙幣を受け付けて計数処理する手段となるものであり、また上記硬貨処理ユニット17は、料金精算時に硬貨を受け付けて計数処理する手段となるものである。また、上記精算取消ボタン18は、利用者が駐車料金の精算操作を途中で中止したい場合に操作する入力手段となるものである。さらに、上記領収書発行ボタン19は、利用者が精算料金の領収書の発行を希望する場合に操作する入力手段となるものである。そして、プリンタ20は、上記領収書発行ボタン19の操作により領収書を発行する手段となるものである。
【0018】
また、上記I/Oユニット21は、上記音声案内ユニット9又は駐車番号入力ボタン11、料金表示部13、投入金表示部15、紙幣処理ユニット16、硬貨処理ユニット17、精算取消ボタン18、領収書発行ボタン19から操作信号等を入力し機器制御信号等を出力するものであり、後述の制御部24により入出力の制御が行われるようになっている。
【0019】
さらに、上記RAM22は、精算済みの駐車料金を各駐車区画毎に記憶するものである。さらにまた、上記接続インターフェース23は、上記車室管理端末機Aのデータ通信部7に後述の接続ケーブル26を介して各種信号を送受信する装置で、シリアル信号を送受信するシリアルインターフェースから成っている。また、上記制御部24は、上記時計ユニット12と、カードリーダ・ライタ14と、プリンタ20と、I/Oユニット21と、RAM22と、接続インターフェース23との動作を統括的に制御するもので、例えばCPU等の演算装置から成る。そして、上記ROM25は、上記制御部24により中央料金精算機Bの動作を制御するためのプログラム等を格納するものである。
【0020】
このような車室管理端末機Aと中央料金精算機Bとは、接続ケーブル26によって接続され、該接続ケーブル26を介して制御信号や機器状態信号等の各種信号の送受信が行われる。ここで、上記接続ケーブル26は、上記データ通信部7と接続インターフェース23とをシリアル接続して、制御信号や機器状態信号等の各種信号をシリアル化して送受信するものである。なお、上記接続ケーブル26は、上記各種信号の経路となると共に、中央料金精算機Bから各車室管理端末機Aに電力を供給する経路としてもよい。
【0021】
ここで、本発明の第一の実施形態による駐車場管理システムにおいては、駐車区画内に入庫した車両の駐車料金を車室管理端末機Aで計算して中央料金精算機Bに通知するように構成されている。すなわち、図1に示す車室管理端末機AのROM9には、上記車室管理端末機Aの動作を制御するためのプログラム以外に、上記車両の駐車料金を計算するプログラム等が格納されている。このような構成により、上記駐車料金を車室管理端末機Aにおいて計算することができ、該車室管理端末機Aで計算された駐車料金の情報を中央料金精算機Bに通知することができる。これにより、中央料金精算機Bは、各車室管理端末機Aで計算された駐車料金の信号を受け取り、この信号を用いて駐車料金の精算を行えばよいので、個々の駐車区画内に入庫した車両の駐車料金の計算をしなくてもよく、車室管理端末機Aの接続台数が増えたり、各車室管理端末機Aにおける駐車料金の計算が複雑になっても、演算処理の負担が小さくて済む。したがって、例えばサービス券やプリペイドカード、定期券等に対応したサービスを利用者に提供することができる。
【0022】
また、各車室管理端末機Aが独自に車室管理を行っているので、例えば、月極利用者に出庫操作用のリモートコントロール等を貸与し中央料金精算機Bまで行かなくても車両が出庫できるサービスや、提携している店舗等でPOSシステム(point of sales system)と連動させて利用者が商品等を購入すると同時に駐車料金の精算を行うサービス等を提供するシステムの構築に寄与できる。さらに、携帯電話等を用いたオンライン決済システム、キャッシュレスシステムとの接続も容易にできるようになる。
【0023】
図2は、本発明による駐車場管理システムの第二の実施形態を示すブロック図である。この第二の実施形態による駐車場管理システムは、上記車室管理端末機A ' が車両の駐車料金を計算して精算する手段を有すると共に、上記中央料金精算機Bから要求があったときに上記駐車料金の計算結果を該中央料金精算機Bに通知するようにしたものである。
【0024】
上記車室管理端末機A’の内部構成は、基本的には図1に示す車室管理端末機Aの構成と同様であり、それ以外に音声案内ユニット27と、精算開始ボタン28と、料金表示部29と、投入金表示部30と、紙幣処理ユニット31と、硬貨処理ユニット32と、精算取消ボタン33と、領収書発行ボタン34と、プリンタ35と、を含んでおり、これらの構成要素は図1と同様にI/Oユニット4に接続されている。
【0025】
上記音声案内ユニット27は、車室管理端末機A’の操作手順等を利用者に案内する手段となるもので、スピーカー等の音声発生機器を有して成る。また、上記精算開始ボタン28は、利用者が車室管理端末機A’で計算した駐車料金の精算を開始するための手段となるものである。さらに、上記料金表示部29は、例えば車両が入庫した時の現在時刻から上記精算開始ボタン28が操作された現在時刻までの駐車料金を表示するものである。
【0026】
また、上記投入金表示部30は、駐車料金を紙幣又は硬貨によって精算する場合に、上記紙幣又は硬貨の投入された金額を表示するものである。さらに、上記紙幣処理ユニット31は、料金精算時に紙幣を受け付けて計数処理する手段となるものであり、また上記硬貨処理ユニット32は、料金精算時に硬貨を受け付けて計数処理する手段となるものである。さらにまた、上記精算取消ボタン33は、利用者が駐車料金の精算操作を途中で中止したい場合に操作する入力手段となるものである。また、上記領収書発行ボタン34は、利用者が精算料金の領収書の発行を希望する場合に操作する入力手段となるものである。そして、プリンタ35は、上記領収書発行ボタン34の操作により領収書を発行する手段となるものである。
【0027】
ここで、図2に示す車室管理端末機A'のROM9には、前記制御部8により車室管理端末機A'の動作を制御するプログラム以外に、駐車区画内に入庫した車両の駐車料金を計算するプログラムや、該車室管理端末機A'で計算された駐車料金の精算を行うためのプログラム等が格納されている。このような構成により、上記車室管理端末機A ' において駐車区画内に入庫した車両の駐車料金を計算して精算できるようになり、上記中央料金精算機Bから要求があったときに上記駐車料金の計算結果を該中央料金精算機Bに通知するようになる。これにより、利用者は、駐車区画内に入庫した車両の駐車料金を上記車室管理端末機A'と中央料金精算機Bとのどちらか一方において精算することができる。したがって、上記中央料金精算機Bの保守点検作業又は故障等の原因により、該中央料金精算機Bで駐車料金の精算を行うことができなくても、上記車室管理端末機A'において駐車料金の精算を行い、駐車区画内に入庫した車両を出庫することができる。また、上記中央料金精算機Bは、各車室管理端末機A ' で計算された駐車料金の信号を受け取り、この信号を用いて駐車料金の精算を行えばよいので、個々の駐車区画内に入庫した車両の駐車料金の計算をしなくてもよく、車室管理端末機A ' の接続台数が増えたり、各車室管理端末機A ' における駐車料金の計算が複雑になっても、演算処理の負担が小さくて済む。したがって、例えばサービス券やプリペイドカード、定期券等に対応したサービスを利用者に提供することができる。
【0028】
次に、このように構成された駐車場管理システムの動作について、図3〜図5を参照して説明する。ここでは、図2に示す第二の実施形態のシステムについて説明する。まず、所定駐車区画内に車両を入庫するときの車室管理端末機A’の動作について、図3を参照して説明する。初めに駐車場の利用者が、所定の駐車区画内に車両を駐車し、初期状態において、上記駐車区画に設けられた車室管理端末機A’の車両検知手段1(図2参照)が該車両を検知したとする。これにより、ステップS1は“YES”側に進む。すると、入庫監視用タイマーが一旦リセットしてから作動し始める(ステップS2)。そして、所定時間が経過するとタイムアップとなる。これにより、ステップS3は“YES”側に進み、上記駐車区画内における車両の停車を入庫とみなし、そのときの時刻を車両の入庫時刻とする。そして、上記入庫時刻から所定の駐車料金を加算し始める(ステップS4)。なお、上記入庫監視用タイマーがタイムアップとなる前に(ステップS3の“NO”側)、車両が駐車区画内から退場して上記車両検知手段1が車両を検知しなくなった場合は、ステップS5は“NO”側に進み、車両が駐車区画内に一時的に入場したに過ぎないとみなして初期状態に戻る(ステップS1)。
【0029】
ここで、上記入庫時刻から一定時間以内、例えば15分以内は、サービス時間として無料で車両を駐車できるとする。したがって、このようなサービス時間内においては(ステップS6の“YES”側)、駐車料金を支払わなくても退車できるが、上記サービス時間を超過すると相当額の駐車料金を支払わなければ退車することができなくなる。すなわち、上記サービス時間を超過した場合は、ステップS6は“NO”側に進み、図2に示す状態表示手段3により未精算表示を点灯し(ステップS7)、それと同時に鎖錠手段監視用タイマーが一旦リセットされてから作動し始める(ステップS8)。
【0030】
上記鎖錠手段監視用タイマーがタイムアップとなる前において(ステップS9の“NO”側)、上記車両検知手段1が車両を検知した場合には(ステップS10の“YES”側)、単位時間あたりの所定の駐車料金を加算するが(ステップS11)、上記車両が駐車区画内から退場し上記車両検知手段1が該車両を検知しなくなると(ステップS10の“NO”側)、上記状態表示手段3による未精算表示を消灯する(ステップS12)と同時に駐車料金をリセットし(ステップS13)、初期状態に戻る(ステップS1)。
【0031】
そして、所定時間が経過して上記鎖錠手段監視用タイマーがタイムアップとなると、ステップS9は“YES”側に進む。これにより、上記車両の現在時刻における駐車料金等の情報を駐車料金信号としてRAM6(図2参照)に記憶する(ステップS14)。それと同時に図2に示す鎖錠手段2のロック板が上昇し(ステップS15)、駐車区画内に入庫した車両の不正出庫を阻止できるようになる。
【0032】
次に、上記所定の駐車区画内に入庫した車両を出庫するときの車室管理端末機A’の動作について、図4を参照して説明する。まず、車室管理端末機A’又は中央料金精算機Bにおいて利用者が駐車料金を精算する操作を行うまでは、車室管理端末機A’の精算開始ボタン28(図2参照)が操作されることがなく(ステップS16の“NO”側)、また中央料金精算機Bから前述の駐車料金信号が要求されることがなく(ステップS17の“NO”側)、精算完了信号を受信することもない。これにより、ステップS18は“NO”側に進み、所定時間が経過する毎に単位時間あたりの所定の駐車料金を加算し続ける(ステップS19)。
【0033】
すなわち、車室管理端末機A’における駐車料金の計算は、上記車両が入庫した時刻から単位時間毎、例えば30分毎に所定料金を加算して計算されている。したがって、上記車室管理端末機A’は、中央料金精算機Bから入庫時刻信号を要求された時における駐車料金を常に認識することができる。また、個々の車室管理端末機A’が独自に駐車料金の計算を行っているので、駐車区画毎に異なる料金設定を行うことができる。例えば、駐車区画の大きさに応じて小型車用又は中型車用等の駐車料金を設定することができる。
【0034】
ここで、上記中央料金精算機Bにおいて駐車料金を精算するために、該中央料金精算機Bの駐車番号入力ボタン11(図2参照)を利用者が操作したとする。すると、上記車室管理端末機A'は、中央料金精算機Bから駐車料金信号を要求される。これにより、上述のステップS17は“YES”側に進み、上記車室管理端末機A'は、上記RAM6に記憶された駐車料金信号を中央料金精算機Bに返信する(ステップS20)。これにより、上記中央料金精算機Bは、図5に示すように、受信した駐車料金信号を処理し、駐車料金が精算されると車室管理端末機A'に精算完了信号を送信する(ステップS40参照)。
【0035】
そして、上記車室管理端末機A'が中央料金精算機Bからの精算完了信号を受信すると、上述のステップS18は“YES”側に進み、図2に示す鎖錠手段2のロック板が下降する(図4のステップS21)。これにより、上記車両が駐車区画内から出庫できるようになり、それと同時に上記未精算表示が消灯し(ステップS22)、また退車監視用タイマーが一旦リセットしてから作動し始める(ステップS23)。そして、上記退車監視用タイマーが所定時間を経過する前に利用者が上記車両を駐車区画外に退車させれば、上記車両検知手段1が車両を検知しなくなり、ステップS24は“NO”側に進む。これにより、上記車室管理端末機 'の動作が終了する。
【0036】
また、上記退車監視用タイマーが所定時間を経過する前に利用者が上記車両を駐車区画外に退車させなければ、上記車両検知手段1は車両の検知を続ける。これにより、ステップS24は“YES”側に進み、そのまま駐車料金を計算し続ける(ステップS25)。ここで、例えば30分毎に所定料金の100円を加算する駐車場管理システムにおいて、利用者が入庫時刻から40分経過した時点で駐車料金の精算したとする。そのとき利用者は、1時間分に相当する駐車料金の200円を支払わなければならない。しかし、本発明による駐車場管理システムの車室管理端末機A’は、上記車両が駐車区画外に退出するまで駐車料金を計算し続けているため、上記駐車料金が精算された時刻から20分間は、支払った駐車料金に相当する残り時間として所定料金の100円が加算されず、その間は上記車両を駐車区画外に退出させなくてもよい。このような支払った駐車料金に相当する時間を駐車可能時間とし、該駐車可能時間内においては(ステップS26の“YES”側)、利用者は上記車両をいつでも退出することができる。
【0037】
そして、上記車両を駐車区画外に退車させずに駐車可能時間が経過すると、ステップS26は“NO”側に進み、タイマーが作動する。上記タイマーがタイムアップする前であれば(ステップS27の“NO”側)、上記車両を退出することができるが、タイムアップした後は、前述のステップS27は“YES”側に進み、結合子2を介して図3のステップS7に戻り、相当する駐車料金を支払わなければ上記車両を退出できないようになる。
【0038】
ここでは、利用者が上記中央料金精算機Bの駐車番号入力ボタン11(図2参照)を操作して駐車料金を精算するものとしたが、該駐車料金の精算は、上記車室管理端末機A’において行うこともできる。すなわち、利用者が上記車両の駐車料金を精算するために車室管理端末機A’の精算開始ボタン28(図2参照)を操作したとする。これにより、図4に示すステップS16は“YES”側に進み、車室管理端末機A’の料金表示部29(図2参照)に駐車料金を表示する(ステップS28)。そして、利用者が上記駐車料金の精算を行うと、精算完了信号を生成し(ステップS29)、ステップS21へジャンプする。したがって、上記中央料金精算機Bで駐車料金の精算を行うことができなくても、上記車室管理端末機A’において駐車料金の精算を行い、駐車区画内に入庫した車両を出庫することができる。
【0039】
次に、上記所定の駐車区画内に入庫した車両を出庫させるため、駐車料金を中央料金精算機Bで精算した場合の該中央料金精算機Bの動作について、図5を参照して説明する。初めに駐車場の利用者が、駐車料金を精算するために該当する駐車番号入力ボタン11(図2参照)を操作して駐車番号を入力したとする。これにより、ステップS30は“YES”側に進み、上述の車室管理端末機A’に機器状態を問い合わせる(ステップS31)。そして、上記車室管理端末機A’の車両検知手段1(図2参照)が駐車区画内の車両を検知すると、ステップS32は“YES”側に進み、上記車両を検知した信号を中央料金精算機Bに返信し、該中央料金精算機Bは、上記車室管理端末機A’に駐車料金信号を要求し、該車室管理端末機A’から駐車料金信号を受信する(ステップS33)。
【0040】
このとき、駐車時間がサービス時間内の場合は、ステップS34は“YES”側に進み、「駐車料金なし」との音声案内がされ(ステップS35)、ステップS39へジャンプする。また、駐車時間がサービス時間を超過している場合は、ステップS34は“NO”側に進み、駐車料金を図2に示す駐車料金表示部13に表示する(ステップS36)と同時に、駐車料金が「有料」との音声案内がされる(ステップS37)。そして、上記駐車料金が精算されると、ステップS38は“YES”側に進み、上記車室管理端末機Aに精算完了信号を送信する(ステップS39)と同時に、「精算完了」との音声案内をする(ステップS40)。これにより、上記中央料金精算機Bの動作を終了する。
【0041】
なお、上記利用者が誤操作し、ステップ30において、車両が駐車していない駐車区画に該当する駐車番号入力ボタン11(図2参照)を操作して駐車番号を入力すると、ステップS31を介して前述のステップS32は“NO”側に進み、「精算不可」との音声案内をする(ステップS41)。これにより、利用者が上記駐車番号ボタン11を誤って操作することを防止することができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されたので、請求項1に係る発明によれば、上記車室管理端末機が車両の駐車料金を計算して精算する手段を有すると共に、上記中央料金精算機から要求があったときに上記駐車料金の計算結果を該中央料金精算機に通知するように構成したことにより、車室管理端末機において駐車区画内に入庫した車両の駐車料金を計算して精算できるようになり、中央料金精算機から要求があったときに駐車料金の計算結果を該中央料金精算機に通知することができる。したがって、上記駐車料金の計算を各車室管理端末機において行うことができるため、中央料金精算機の機能が停止しても車室管理端末機で独自に駐車料金の計算をすることができる。また、上記車室管理端末機の接続台数が増加したり、また各車室管理端末機における駐車料金の計算が複雑な場合においても中央料金精算機における演算処理の負担が大きくならず、多様なサービスを利用者に提供することができる。さらに、上記車室管理端末機において駐車料金の精算が可能とされたことにより、利用者は、車室管理端末機と中央料金精算機とのどちらか一方において駐車料金を精算することができる。このことから、中央料金精算機が保守点検作業中の場合、或いは故障した場合等においても、車室管理端末機で独自に駐車料金の計算及び精算をし、利用者は駐車区画内に入庫した車両を出庫することができる。
【0043】
また、請求項2に係る発明によれば、上記車室管理端末機における駐車料金の計算は、車両が入庫した時刻から単位時間毎に所定料金を加算して計算することにより、車室管理端末機が車両の入庫時刻から現在時刻までの駐車料金を常に認識することができる。したがって、利用者は、駐車料金を精算した後においても支払った駐車料金に相当する残り時間は上記駐車区画内に入庫した車両を駐車することができる。また、駐車区画毎に異なる料金設定を行うことができる。
【0044】
さらに、請求項3に係る発明によれば、上記車室管理端末機は、駐車区画毎に異なる駐車料金を設定可能とされていることにより、各車室管理端末機が駐車区画毎に駐車料金の設定し、利用者に多様なサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による駐車場管理システムの第一の実施形態を示すブロック図で、この駐車場管理システムを構成する車室管理端末機と中央料金精算機の内部構成を示す図である。
【図2】上記駐車場管理システムの第二の実施形態を示すブロック図である。
【図3】上記第二の実施形態による駐車場管理システムを構成する車室管理端末機の車両入庫時における動作を説明するフローチャートである。
【図4】上記車室管理端末機の車両出庫時における動作を説明するフローチャートである。
【図5】上記第二の実施形態による駐車場管理システムを構成する中央料金精算機の駐車料金精算時における動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
A,A’…車室管理端末機
B…中央料金精算機
1…車両検知手段
2…鎖錠手段
3…状態表示手段
4,21…I/Oユニット
5,12…時計ユニット
6,22…RAM
7…データ通信部
8,24…制御部
9,25…ROM
10,27…音声案内ユニット
11…駐車番号入力ボタン
13,29…料金表示部
14…カードリーダ・ライタ
15,30…投入金表示部
16,31…紙幣処理ユニット
17,32…硬貨処理ユニット
18,33…精算取消ボタン
19,34…領収書発行ボタン
20,35…プリンタ
23…接続インターフェース
26…接続ケーブル

Claims (3)

  1. 駐車区画内に入庫した車両を検知し該車両の駐車料金が精算されるまで上記車両の不正出庫を阻止する車室管理端末機と、
    上記車両の駐車時間に応じて計算された駐車料金の精算をし上記車室管理端末機に精算完了を通知する中央料金精算機と、を備えて成る駐車場管理システムにおいて、
    上記車室管理端末機は、上記車両の駐車料金を計算して精算する手段を有すると共に、上記中央料金精算機から要求があったときに上記駐車料金の計算結果を該中央料金精算機に通知することを特徴とする駐車場管理システム。
  2. 上記車室管理端末機における駐車料金の計算は、上記車両が入庫した時刻から単位時間毎に所定料金を加算して計算することを特徴とする請求項1記載の駐車場管理システム。
  3. 上記車室管理端末機は、駐車区画毎に異なる駐車料金を設定可能とされたことを特徴とする請求項1又は2記載の駐車場管理システム。
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