JPH0636097A - 駐車装置 - Google Patents

駐車装置

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JPH0636097A
JPH0636097A JP21567192A JP21567192A JPH0636097A JP H0636097 A JPH0636097 A JP H0636097A JP 21567192 A JP21567192 A JP 21567192A JP 21567192 A JP21567192 A JP 21567192A JP H0636097 A JPH0636097 A JP H0636097A
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parking
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parking machine
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Atsushi Tamaki
敦史 玉木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中央精算機に所定の駐車料金が投入されたこ
とを条件に鎖錠型駐車機を解錠して車両の退出を可能と
する駐車装置において、中央精算機と鎖錠型駐車機の交
信が不調のとき、鎖錠型駐車場を解錠させて、車両の退
出を可能とする。 【構成】中央精算機と鎖錠型駐車機との間の通信状態を
監視する通信監視手段と、 前記通信監視手段が通信断
を検出したときに、鎖錠型駐車機を強制的に解錠する強
制解錠手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は駐車装置に係り、特に、
複数の鎖錠型駐車機を中央精算機に接続して運転する、
いわゆる中央精算式の駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の中央精算式の駐車装置
は、駐車場に中央精算機を設置するとともに、個々の駐
車スペ−スには、例えばロック板式の鎖錠型駐車機(以
下、駐車機という)をそれぞれ設置して構成されてい
る。そして、中央精算機と各駐車機とを電気的に接続し
て、中央精算機の駐車料金の精算完了を条件に、駐車機
のロックを解除して車両の退出(出庫)を許すようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の中央精算式の駐車装置においては、中央精算機の精
算完了条件に各駐車機のロックを解除するようにしてい
るので、例えば停電などで中央精算機がダウンしたとき
は、駐車機のロックが解除されず、車両が退出できなく
なるという欠点があった。
【0004】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、中央精算機が
ダウンしても車両の退出ができる駐車装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る駐車装置
は、上記目的を達成するために、中央精算機に所定の駐
車料金が投入されたことを条件に駐車機を解錠して車両
の退出を可能とする駐車装置において、前記中央精算機
と前記駐車機との間の通信状態を監視する通信監視手段
と、その通信監視手段が通信断を検出したときに、前記
駐車機を強制的に解錠する強制解錠手段とを有すること
を特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成において、通信監視手段が通信断を検
出すると、例えば中央精算機がダウンして駐車機との間
で通信が不可能になると、駐車機は強制解錠手段により
解錠される。これにより、車両の退出は可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、一実施例装置を適用した駐車場の平面図
であって、その駐車場の出,入口1には、中央精算機a
が、またその駐車場の各駐車スペ−ス2a,2b…2n
にはロック板式の駐車機b,b…がそれぞれ設置されて
いる。
【0008】中央精算機aは、その接客パネル10に
は、周知の中央精算機と同様に、駐車料金を表示する表
示部11と、駐車機bのNo. 等を入力するテンキ−12
と、精算をコイン(硬貨)で行う際の投入口13と、精
算を紙幣又はカ−ドで行う際の挿入口14と、釣銭の取
出口15とが設けられている。
【0009】中央精算機aには、制御器C1 が設けられ
ていて、各駐車機b,b…に設けられている制御器C2
、C2 …と通信回線を介して接続されている。
【0010】図2は駐車機bの斜視図であって、この駐
車機bは、各駐車スペ−ス2a〜2nの地面の片側中央
部に設けられ、駐車した車両の片側の前後の車両W,W
間で、その車両W,Wを結ぶ線と駐車機bの長手方向と
が直交する関係を保って設けられている。そして、この
駐車機bは、周知のロック板式の駐車機で用いられてい
る機構と同様に、図示しないが、直流のモ−タMの回転
軸とロック板20の回転軸とを、平歯車の組合せを介し
て連結し、ロック板20が実線で示される位置まで降下
するとともに、二点鎖線で示される位置まで上昇するこ
とができるように構成されている。
【0011】このロック板20は、駐車機bを長手方向
と直交する面で切断したときに表れる台形の一方の斜面
を形成し、ロック板20が降下しているときに、台形と
なって車両Wの通過を許し、ロック板20が上昇したと
きに、車両Wの通過を阻止するように作用する。
【0012】なお、駐車機bには、図示しないが停電時
に対応できるバックアップのバッテリが内蔵されてい
て、少なくともそのバッテリの電源により、上昇したロ
ック板20が降下できるように構成されている。
【0013】図中S,Sは、駐車機bの一端側(駐車ス
ペ−ス側)と他端のスタンドb′との間の設けられた光
電素子からなるセンサで、車両の有無を検出することが
できるように構成されている。
【0014】スタンドb′には、ロック板20が降下し
ていて、駐車可能又は退出可能なときは滅灯し、ロック
板20が上昇していて退出不可なときに点灯する赤色ラ
ンプ21が設けられている。またスタンドb′内には、
駐車機bを制御する制御器C2 が設けられている。
【0015】図3は、両制御器C1 ,C2 の電気的構成
を示すブロック図であって、このうち中央精算機aの制
御器C1 は、ROM30に格納されているシステムプロ
グラムとRAM31に格納されているワ−キングデ−タ
を用いて演算処理する中央処理部(CPU)32を有し
ている。
【0016】このCPU32は、I/Oユニット33を
介してテンキ−12からの信号を入力するための入力ド
ライバ34と、表示部11に駐車料金等を表示する表示
ドライバ35と、投入口13又は挿入口14から投入さ
れた金銭やカ−ドを処理し、必要に応じて取出口15へ
釣銭を排出する周知の料金ユニット(図1には開示せ
ず)36とが接続されているとともに、各駐車機b,b
…の各制御器C2 ,C2…と交信するための通信制御部
37が接続されている。
【0017】駐車機bの制御器C2 は、ROM40に格
納されているシステムプログラムとRAM41に格納さ
れているワ−キングデ−タとを用いて演算処理する中央
処理部(CPU)42を有している。そして、このCP
U42には、I/Oユニット43を介して、ランプ21
を点灯制御するランプドライバ44と、モ−タMを回転
駆動させてロック板20を上,下動させる鎖錠ユニット
45と、センサSが車両を検出した時点からの駐車料金
を積算する料金ユニット(図1には図示せず)46と、
センサSのセンサアンプ47とが接続されているととも
に、中央精算器bの制御器C1 と交信するための通信制
御部48が接続されている。
【0018】本実施例装置の制御動作を図4に示すフロ
−チャ−トを用いて説明する。今、駐車スペ−ス2aに
車両が駐車しているものとする。したがって、センサS
は車両を検出していて、そのセンサSが車両を検出した
ときから料金ユニット46の駐車料金は積算されている
とともに、鎖錠ユニット45がロック板20を上昇さ
せ、かつ赤ランプ21が点灯して退出不可が表示されて
いる
【0019】このとき、駐車スペ−スNO.1に該当す
る駐車スペ−ス2aの利用者が車両を退出しようとして
テンキ−12から「1」を入力すると(ステップ100
肯定。以下、ステップをSとする。)、両通信部37,
48を介して駐車スペ−ス2aの駐車機bの料金計算ユ
ニット46から料金デ−タが取込まれて、駐車料金が表
示部11に表示される(S102,104肯定、S10
6)。
【0020】表示部11に表示された料金が投入口13
又は挿入口14から投入されて精算が完了すると、ロッ
ク板20は降下して赤ランプ21が滅灯して退出可能状
態が表示される(S108肯定,S110)。しかし、
精算完了後も所定時間、例えば5分間、車両の退出がな
いときは、再度の駐車と見なして駐車料金の積算が再開
される。
【0021】ところで、駐車機bが使用中に(S200
肯定、S202)、駐車機bが中央精算機aとの通信が
行えなくなったと判断したとき(S204否定)、例え
ば、中央精算機aの本体が故障したとき、あるいは電源
断のとき、さらには通信回路が切断されたときなどのト
ラブルが発生したときは、駐車機bの制御機C2 のCP
U42は、鎖錠ユニット45をロック板20を降下させ
るように制御する(S208)。
【0022】このトラブル発生のうち、電源断が駐車機
bの本体に及ぶときは、中央精算機aとの通信断が発生
しなくても、図示しない電源断検知器の検知信号で、鎖
錠ユニット45は、ロック板20をバックアップのバッ
テリにより降下させるように作用する。なお、このよう
な電源断のトラブルも、本発明では通信断に含めてい
る。
【0023】以上のように、本実施例装置においては、
中央精算機aと駐車機bとの交信が不調のときは、駐車
機bは強制解錠されるので、車両の退出ができなくなる
という不都合は効果的に防止される。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る駐車装置は、特許請求の範
囲に記載した構成からなるので、つまり、中央精算機と
駐車機との交信が不都合のときは、駐車機は強制解錠さ
れるようにしたので、車両の退出ができなくなるという
不都合は効果的に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置を適用した駐車場の平面
図である。
【図2】駐車機の斜視図である。
【図3】制御機の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】制御動作を示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
a 中央精算機 b 駐車機(鎖錠型駐車機) C1 ,C2 制御機(通信監視手段,強制解除手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央精算機に所定の駐車料金が投入され
    たことを条件に鎖錠型駐車機を解錠して車両の退出を可
    能とする駐車装置において、 前記中央精算機と前記鎖錠型駐車機との間の通信状態を
    監視する通信監視手段と、 前記通信監視手段が通信断を検出したときに、前記鎖錠
    型駐車機を強制的に解錠する強制解錠手段と、 を有することを特徴とする駐車装置。
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