JP4107794B2 - 有料道路の料金収受システム及び運行状況確認方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載器を搭載した車両に対して料金収受処理を行なう有料道路の料金収受システム及び運行状況確認方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の有料道路、特に対距離有料道路においては、一般に磁気カード方式の料金収受システムが導入されている。この料金収受システムは、料金所入口で入口情報、及び当該車両の車種情報が記録された磁気通行券を発行し、料金所出口で本情報及びバリア等の経路情報を読み取り、当該車両の料金徴収を行なうシステムである。
【0003】
また、近年では、車両に搭載された車載器と料金所に設置された路上機との間で無線通信により料金収受に必要な情報を交換し、有料道路の利用者がノンストップで道路を走行しながら料金収受するノンストップ自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection)が実用化されている。
【0004】
上記ETCシステムは、各車両に車載器を搭載しなければならず、また、費用も掛かることから、現状では全車両への普及は困難である。このためETCシステムを備えた料金所では、車載器を搭載したETC車と車載器を搭載していない一般車が混在して通行することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにETC車と一般車が混在して通行する料金所では、ETC車をノンストップ通行させるための処理機能と、一般車が使用する磁気通行券に対する処理機能とを備えることにる。ETC車が料金所、例えば出口料金所に進入した場合は、進入車両に搭載された車載器と路上機との間で無線通信により料金収受処理を行ない、正常に処理が終了した場合には発進制御機にてゲートを開けて車両の通行を許可する。この場合、ETC車であっても、例えば車載器の故障、ICカードの料金残高が不足している等の理由でETC処理が正常に行なわれなかった場合には、一般車と同じ扱いとなる。また、一般車が料金所に進入した場合には、収受員が料金徴収処理を行ない、その後、ゲートを開けて車両の通行を許可する。
【0006】
料金所に進入した車両がETC車であるか非ETC車であるかは、ETCシステムによって判別され、その判別結果がブース内に表示される。収受員は、車両が進入すると、ブース内の表示によってETC車か否かを確認し、非ETC車の場合に料金徴収処理を行なう。
【0007】
上記のように車両が料金所に進入すると、収受員は進入車両がETC車か否かを判別する必要があるが、車両を見ただけでは容易に判別できないので、ブース内の表示を見てETC車か一般車両かを判別している。このため収受員は、常に進入車両の有無を確認し、進入車両があった場合にブース内の表示からETC車か一般車両かを判別するので、車線とブース内の両方を見なければならず、その判別処理が非常に面倒であると共に、進入車両がETC車か否かを瞬時には判別できない。
【0008】
また、進入車両の運転手にとっても、特にETC車の場合、ETC処理が完了したか否か、通行可能か、車両を停止する必要があるか等が分かり難い。特に発進制御機によりゲートが閉じている場合には、車両の停止指示が明確になされていないと非常に危険である。
【0009】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、ETC車と一般車が混在して料金所を通行する場合に、通行車両がETC車か否かの区分、通行車両の状況等を表示でき、料金所の収受員あるいは通行車両の運転手が現在の状況を確実に把握し得る有料道路の料金収受システムを提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、料金所を通行する車両の位置と各表示灯の表示タイミングとをリンクさせて料金収受システムの運行状況を確認できる運行状況確認方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、ETC車と一般車が混在して通行する有料道路の料金収受システムにおいて、通行車両に対する処理ポイントに設置された第1の車両検知器と、上記第1の車両検知器の先の処理ポイントに設置された第2の車両検知器と、上記第2の車両検知器の近傍に設けられ、上記第1の車両検知器が車両を検知すると車載器との通信を開始し、車載機と無線通信を行い、上記第2の車両検知器が上記車両を検知すると上記車載器との通信を停止する、路側無線装置と、上記第2の車両検知器の先の処理ポイントに設置され、上記車両の通過を検知しその検知信号を上記制御装置に出力する第3の車両検知器、及びETC車であることを示す色と非ETC車あるいは異常ETC車であることを示す色を表示できる第3の車両検知器の上部の表示灯と、上記第3の車両検知器の先に設置された通行券自動発行機と、上記通行券自動発行機の先の処理ポイントに設置され、上記車両の通過を確認する第4の車両検知器及び正常処理完了車であることを示す色と処理未完了車あるいは異常車両であることを示す色を表示できる第4の車両検知器の上部の表示灯と、制御装置とを有すると共に、該制御装置は、上記路側無線装置から送られてくる情報に基づき、通行車両がETC車、非ETC車、異常ETC車の何れであるかを判別し、正常ETC車の場合には上記第3の車両検知器の上部の表示灯をETC車であることを示す色に点灯すると共に上記第4の車両検知器の上部の表示灯を正常処理完了車であることを示す色に点灯し、非ETC車あるいは異常ETC車である場合には上記第3の車両検知器の上部の表示灯を非ETC車あるいは異常ETC車であることを示す色に点灯し、上記第3の車両検知器の前を上記車両が通過したことを検知信号から確認すると、上記第3の表示灯の点灯状態を次の車両に対するものに切換え、また、上記通行券自動発行機により通行券が発行されたときには上記第4の車両検知器の上部の表示灯を正常処理完了車であることを示す色に点灯し、上記第4の車両検知器が上記車両の通過を確認すると料金所の最後部にある路側無線装置にて上記車載機への記録内容を確認するものであることを特徴とする。
【0012】
第2の発明は、上記第1の発明におけるETC車と一般車が混在して通行する有料道路の料金収受システムにおいて、上記ETC車であることを示す色及び正常処理完了車であることを示す色は緑色で、上記非ETC車あるいは異常ETC車であることを示す色及び処理未完了車あるいは異常車両であることを示す色は赤色であることを特徴とする。
【0013】
第3の発明は、上記第1及び第2の発明における上記各表示灯は、上記各車両検知器の上部に一体的に設けたことを特徴とする。
【0014】
第4の発明は、上記第1及び第2の発明における上記各表示灯は、発光ダイオードを用いて構成したことを特徴とする。
【0015】
第5の発明に係る運行状況確認方法は、上記第1及び第2の発明における有料道路の料金収受システムにおいて、通行車両を上記各表示灯の点灯状態と共に録画し、通行車両の位置と各表示灯の表示タイミングとをリンクさせて料金収受システムの運行状況を確認できるようにしたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明を無人の入口料金所に実施した場合の構成図である。この入口料金所を通行する車両10は、ETC車及び一般車が混在しており、ETCシステムを利用するETC車の場合には、例えば無線通信機能を有する2ピース型の車載器を搭載している。この車載器には、予め車種情報、金額情報等が書き込まれており、料金所を通過する際に経路情報、課金情報等が書き込まれるようになっている。また、上記車載器は、料金の支払い機能及び通行券機能を持つICカードが着脱できるようになっている。このICカードには、金額情報等が書き込まれていると共に、料金所を通過する際に経路情報が書き込まれ、課金処理に応じて金額情報が書き換えられる。
【0017】
上記料金所の車両進入路11には、通行する車両10の軸数及び輪距を計測する踏板12が設けられる。また、路側部には第1の車両検知器13及び車高検知器14が設けられると共に、数m先に車長検知器15、第2の車両検知器16及び撮像機17が設けられる。これらの各機器の出力信号は、車種判別装置やETC制御装置(図示せず)へ送られる。
【0018】
上記第1の車両検知器13及び第2の車両検知器16は、車両進入路11を挟んで対向する発光部及び受光部からなり、発光部には複数の発光素子が垂直方向に一定間隔で設けられ、受光部には上記発光素子と対向するように受光素子が設けられる。上記複数の発光素子と受光素子とで複数の光電スイッチを構成し、通過する車両10を検知する。車高検知器14は、第1の車両検知器13の上方において、複数の発光部及び受光部が対向するように設けられ、通過する車両10の車高を検知する。車長検知器15は、一対の送受光器によって構成され、ある一定以上の長さを持つ車両を検知する。撮像機17は、第1の車両検知器13により通過車両10が検知された際に作動し、車両10のナンバープレート部分を撮影する。上記撮像機17により撮像された信号は、車種判別装置へ送られて画像処理され、ナンバープレートの文字が識別される。車種判別装置は、上記各機器の検知信号及びナンバープレート識別結果等に従って通過車両10の車種、例えば軽自動車等(二輪自動車、軽自動車)、普通車、中型車、大型車、特大車を判別する。
【0019】
また、上記第1の車両検知器13の上部には第1の表示灯18Aが一体的に設けられ、第2の車両検知器16の上部には第2の表示灯18Bが一体的に設けられる。上記表示灯18A、18Bは、例えばLED(発光ダイオード:Light Emitting Diode)を用いて構成され、制御装置(図示せず)からの指令により複数色例えば緑色と赤色とが切換えて表示できるようになっている。上記表示灯18A、18Bは、料金所への進入を許可する場合は緑色に点灯され、料金所への進入を禁止する場合は赤色に点灯される。
【0020】
更に、路側部には、第2の車両検知器16の近傍において車両進入路11を跨ぐようにガントリ19が設けられ、このガントリ19の上部に路側無線装置(無線部)20及びETC車線表示板21が設けられる。路側無線装置(無線部)20は、無線サーバである路側無線装置26に接続され、車両10に搭載されている車載器と無線通信を行ない、車載器に対して入口情報、課金情報等の書込みを行なう。ETC車線表示板21には、例えば「ETC/一般」の文字が表示され、車両進入路11がETC車及び一般車に対応した車線であることを示している。上記路側無線装置20は、第1の車両検知器13が車両10を検知すると車載器との通信を開始し、第2の車両検知器16が車両10を検知すると車載器との通信を停止する。
【0021】
また、上記第2の車両検知器16から数m先の路側部に第3の車両検知器22及び路側表示器23が設けられると共に、第3の車両検知器22の上部に第3の表示灯18Cが一体的に設けられる。第3の車両検知器22は、上記車両検知器13、16と同様の構成であり、車両10の通過を検知し、その検知信号を制御装置へ出力する。路側表示器23には、通行車両10に対する制御装置の判別結果が表示される。すなわち、制御装置は、路側無線装置20と通行車両10との間における無線通信の結果から、当該車両10がETC車であるか、非ETC車であるか、あるいは異常ETC車であるか等を判別し、その判別結果を路側表示器23に表示する。また、上記制御装置は、通行車両10がETC車である場合には第3の表示灯18Cを緑色に点灯し、非ETC車あるいは異常ETC車である場合には第3の表示灯18Cを赤色に点灯する。
【0022】
更に、上記路側表示器23より先の路側部には、車両進入方向から見て右側に通行券自動発行機24が設置されると共に、左側に左ハンドル車用発行機25が設置される。通行券自動発行機24は、通行車両10が非ETC車あるいは異常ETC車である場合に、上記車種判別装置による車種判別結果に従って通行券を自動的に発行する。この場合、例えば3段に設けた発行口から通行券を発行するが、その発行口は表示ランプによって示される。左ハンドル車用発行機25は、押し釦を押すことによって通行券を発行する。
【0023】
また、通行券自動発行機24の次には、路側無線装置26、発進制御機27、第4の車両検知器28、踏板29、監視カメラ30が設けられると共に、第4の車両検知器28の上部に第4の表示灯18Dが一体的に設けられる。
上記路側無線装置26は、各車線毎の無線通信データを処理する無線サーバであり、無線部である路側無線装置を介して通行車両と無線通信を行なう。発進制御機27は、制御装置からの指令に従ってゲートを開閉制御し、正常処理完了車に対してはゲートを開き、処理未完了車あるいは異常車両に対してはゲートを閉じる。第4の車両検知器28は、ゲートから発進する車両10を検知し、踏板29は通過車両の軸数及び輪距を計測する。また、監視カメラ30は、ゲートから発進する車両10を撮影して不正通行車両を監視する。第4の表示灯18Dは、制御装置からの指令に従って点灯制御され、正常処理完了車に対しては緑色、処理未完了車あるいは異常車両に対しては赤色を点灯する。
【0024】
料金所の最後部には、車両進入路11を跨ぐようにガントリ31が設置され、その上部に路側無線装置(無線部)32が設けられる。上記路側無線装置(無線部)32は、ゲートを通過する車両10が第4の車両検知器28により検知されると、通行車両10に対して無線通信を開始し、ETC車の場合に料金収受処理の内容を確認する。
【0025】
次に上記のように構成された入口料金所において、通行車両10に対する処理動作を説明する。料金所への進入を許可する場合、表示灯18A、18Bは緑色に点灯している。この料金所の車両進入路11に車両10が進入すると、先ず、第1の車両検知器13で車両10の進入が検知され、その検知信号に従って撮像機17が車両10のナンバープレート部分を撮像する。この撮像機17により撮像された画像は、車種判別部へ送られて画像処理され、ナンバープレートの文字が識別される。また、車種判別部は、上記ナンバープレートの他、踏板12、第1の車両検知器13、車高検知器14及び車長検知器15からの各検知信号に基づいて進入車両10の車種を総合的に判別する。
【0026】
一方、路側無線装置20は、第1の車両検知器13から車両10の検知信号が送られてくると、進入車両10との無線通信を開始し、この車両10がETC車であるか、非ETC車であるかを判断し、その判断結果を制御装置へ出力する。進入車両10がETC車であった場合、路側無線装置20は、搭載されている車載器と無線通信し、車載器の記録情報を読み取ってその正否を確認し、正常であれば入口情報等の料金収受に必要な情報を書き込む。また、路側無線装置20は、上記車両10が第2の車両検知器16により検知されると、ETC車との通信を終了し、ETC車が正常であったか否かの判断結果を制御装置に出力する。
【0027】
制御装置は、路側無線装置20から送られてくる情報に基づき、進入車両10がETC車、非ETC車、異常ETC車の何れであるかを判別し、その判別結果を路側表示器23に表示すると共に、第3の表示灯18C、第4の表示灯18D及び発進制御機27に制御指令を出力する。すなわち、制御装置は、正常ETC車の場合には第3の表示灯18C及び第4の表示灯18Dを緑色に点灯して通行可能であることを示すと共に、発進制御機27にゲートを開くように指示する。従って、通行車両10の運転手は、第3の表示灯18C及び第4の表示灯18Dの緑色表示により通行可を確認でき、車両を停止することなくノンストップで料金所を通過することができる。また、ETC車が料金所を出る際、第4の車両検知器28及び踏板29の検知信号により料金所通過が確認されると共に、路側無線装置32とETC車との無線通信により車載器への記録内容が確認される。
【0028】
また、制御装置は、通行車両10が非ETC車あるいは異常ETC車であれば、第3の表示灯18C及び第4の表示灯18Dを赤色に点灯して一時停止を指示すると共に、発進制御機27にゲートを閉じるように指示する。通行車両10の運転手は、路側表示器23の表示内容及び第3の表示灯18Cの赤色表示により自車が一時停止すべき車両であることを確認し、通行券自動発行機24の前で一時停止して通行券を受け取る。この場合、制御装置は、第3の車両検知器22の前を車両10が通過したことを検知信号から確認すると、路側表示器23の表示内容及び第3の表示灯18Cの点灯状態を次の車両に対するものに切換える。
【0029】
そして、上記通行券自動発行機24あるいは左ハンドル車用発行機25で発行された通行券を運転手が受け取ると、通行券発行信号が制御装置へ送られる。制御装置は、通行券の発行を確認すると、発進制御機27にゲートを開くように指示すると共に第4の表示灯18Dを緑色に点灯する。車両10の運転手は、第4の表示灯18Dが緑色に点灯されたことを確認して発進し、有料道路内に進入する。上記ゲートを発進する車両10は、監視カメラ30により監視されると共に、第4の車両検知器28及び踏板29の検知信号により発進の完了が確認される。
【0030】
上記のように通過車両の各処理ポイントに設置される車両検知器13、16、22、28の上部にそれぞれ表示灯18A、18B、18C、18Dを設け、進入車両10を検知したタイミングで、この車両がETC車か否か、処理を正常に完了したか否か等を判別して表示灯18A、18B、18C、18Dを緑色あるいは赤色に点灯制御するようにしたので、通過車両10の運転手に発進/停止の情報を迅速に、且つタイミング良く与えることができる。また、車両検知器13、16、22、28の上部にそれぞれ表示灯18A、18B、18C、18Dを設けることで、表示灯の設置場所を改めて確保する必要がなく、また、表示灯の配線ルートも車両検知器13、16、22、28の配線ルートを流用することができ、工事を簡単に行なうことができる。
【0031】
また、料金所を通行する車両10を表示灯18A、18B、18C、18Dの点灯状態と一緒にビデオ録画し、その録画内容を解析することにより、車両10の位置と表示灯18A、18B、18C、18Dの表示タイミングとをリンクした状態で確認でき、異常が発生したときにETCシステムの動作解析が容易となり、異常発生の原因等を容易に探求することができる。
【0032】
なお、上記実施形態では、表示灯18A、18B、18C、18Dを車両検知器13、16、22、28の上部に一体的に形成した場合について示したが、その他、例えば別体に形成した表示灯18A、18B、18C、18Dをそれぞれ車両検知器13、16、22、28の上部に設けても良いことは勿論である。
【0033】
(第2実施形態)
図2は、本発明を有人の出口料金所に実施した場合の構成図である。この出口料金所を通行する車両10は、上記第1実施形態における入口料金所の場合と同様にETC車及び一般車が混在している。
【0034】
上記出口料金所の車両進入路41には、路側部に第1の車両検知器42及び第2の車両検知器43が所定の間隔を保って設けられると共に、撮像機44及びストロボ電源部45が設けられる。
【0035】
上記第1の車両検知器42及び第2の車両検知器43は、それぞれ車両進入路41を挟んで対向する発光部及び受光部からなり、発光部には複数の発光素子が垂直方向に一定間隔で設けられ、受光部には上記発光素子と対向するように受光素子が設けられる。上記複数の発光素子と受光素子とで複数の光電スイッチを構成し、通過する車両10を検知し、車種判別部46へ出力する。上記車両検知器42、43は、車両10の前後進を判別すると共に、連続して進入する車両を分離して検知する。
【0036】
上記撮像機44は、第1の車両検知器42により進入車両10が検知された際に、車両10のナンバープレート部分を撮像し、その画像信号を車種判別部46へ出力する。車種判別部46は、上記撮像機44により撮像されたナンバープレート画像を処理してナンバープレートの文字を識別し、この識別結果及び上記車両検知器42、43の検知信号に基づいて通過車両10の車種を判別する。
【0037】
上記第1の車両検知器42の上部には第1の表示灯47Aが設けられ、第2の車両検知器43の上部には第2の表示灯47Bが設けられる。上記表示灯47A、47Bは、ブース56内に設けられている制御装置48により複数色例えば緑色と赤色とに点灯制御される。上記表示灯47A、47Bは、車両10の進入を許可する場合は緑色に点灯され、進入を禁止する場合は赤色に点灯される。
【0038】
また、料金所の天井部分に設けられた支持部材50に無線通信用のアンテナ51が装着される。このアンテナ51は、ETC路側無線装置52に接続され、車両検知器42、43の所まで進入したETC車両と無線通信できるように通信エリア53が設定されている。ETC路側無線装置52は、通信エリア53内に入った車両10とアンテナ51を介して無線通信を行ない、進入車両10がETC車か、非ETC車か、あるいは異常ETC車であるか等を判断し、その判断結果を制御装置48に出力する。
【0039】
更に、料金所の路側部には、撮像機44より少し先に路側表示器54及び第3の車両検知器55が設けられ、この車両検知器55の上部に第3の表示灯47Cが設けられる。制御装置48は、通行車両10に対するETC路側無線装置52の判別結果に従って通過車両10がETC車であるか、非ETC車であるか、あるいは異常ETC車であるかを路側表示器54に表示する。
【0040】
また、制御装置48は、通行車両10が正常ETC車である場合には第3の表示灯47Cを緑色に点灯し、非ETC車あるいは異常ETC車である場合には第3の表示灯47Cを赤色に点灯する。
【0041】
上記第3の車両検知器55は、上記車両検知器42、43と同様の構成であり、車両10の通過を検知し、その検知信号を制御装置48へ出力する。制御装置48は、第3の車両検知器55により車両10の通過が検出されると、路側表示器54及び第3の表示灯47Cを次の車両に対する表示に切換える。
【0042】
更に、上記第3の車両検知器55より先の路側部には、右側に収受員用のブース56が設けられる。このブース56内には、カード処理器57及び料金処理機58が設けられる。カード処理器57は、プリペイドカード、ICカード等に対する処理機能を備えている。料金処理機58は、通行券等に対する料金精算機能を備えると共に、ETC制御部を内蔵しており、ETC路側無線装置52を介してETC料金収受処理を行なう。
【0043】
また、上記ブース56の前を通過する車両10を撮影できるように監視カメラ60が路側部に設けられる。
上記ブース56より先の路側部には、第4の車両検知器61、発進制御機62及び第5の車両検知器63が設けられると共に、第4の車両検知器61の上部には第4の表示灯47Dが設けられ、第5の車両検知器63の上部には第5の表示灯47Eが設けられる。上記第4の車両検知器61及び第5の車両検知器63は、ゲートから発進する車両を検知し、その検知信号を制御装置48へ出力する。発進制御機62は、制御装置48からの指令に従ってゲートを開閉制御し、正常処理完了車に対してはゲートを開き、処理未完了車あるいは異常車両に対してはゲートを閉じる。第4の表示灯47D及び第5の表示灯47Eは、制御装置48からの指令に従って点灯制御され、正常処理完了車に対しては緑色、処理未完了車あるいは異常車両に対しては赤色を点灯する。
【0044】
次に上記のように構成された出口料金所において、通行車両10に対する料金収受処理の動作を説明する。料金所への進入を許可する場合、表示灯47A、47Bは緑色に点灯している。この料金所の車両進入路41に車両10が進入すると、先ず、第1の車両検知器42及び第2の車両検知器43で車両10の進入が検知され、その検知信号に従って撮像機44が車両10のナンバープレート部分を撮像する。この撮像機44により撮像された画像は、車種判別部46へ送られて画像処理され、ナンバープレートの文字が識別される。また、車種判別部46は、上記ナンバープレートの他、第1の車両検知器42及び第2の車両検知器43からの検知信号に基づいて進入車両10の車種を総合的に判別する。
【0045】
一方、ETC路側無線装置52は、第1の車両検知器42から車両10の検知信号が送られてくると、通信エリア53内に入った車両10とアンテナ51を介して無線通信を開始し、この車両10がETC車であるか、非ETC車であるかを判断し、その判断結果を制御装置48へ出力する。制御装置48は、進入車両10がETC車、非ETC車であるかを判別し、その判別結果を路側表示器54に表示すると共に、第3の表示灯47Cを点灯制御する。すなわち、制御装置48は、ETC車の場合には第3の表示灯47Cを緑色に点灯して通行可能であることを示す。
【0046】
また、進入車両10がETC車であった場合、ETC路側無線装置52は、車載器に記録されている車種情報、入口情報、経路情報等を読み取って料金処理機58へ出力する。料金処理機58は、上記車載器から読み取った情報に基づいて料金処理を行ない、その結果をETC路側無線装置52に出力して車載器への書込みを行なう。
【0047】
また、ETC路側無線装置52は、上記の料金収受処理が正常に終了した場合は正常終了信号を、また、処理中に異常を検出した場合はETC異常信号を制御装置48に出力する。制御装置48は、料金収受処理が正常に終了した場合は、第4の表示灯47D及び第5の表示灯47Eを緑色に点灯して通行可能であることを示すと共に、発進制御機62にゲートを開くように指示する。従って、通行車両10の運転手は、第3の表示灯47C、第4の表示灯47D及び第5の表示灯47Eの緑色表示により通行が許可されていることを確認でき、車両を停止することなくノンストップで料金所を通過することができる。そして、ETC車が料金所を出る際、第4の車両検知器61及び第5の車両検知器63の検知信号が制御装置48へ送られて車両の発進が確認される。
【0048】
また、制御装置48は、通行車両10が非ETC車あるいは異常ETC車であった場合は、第3の表示灯47Cを赤色に点灯して車両の一時停止を指示すると共に、発進制御機62にゲートを閉じるように指示する。通行車両10の運転手は、路側表示器54の表示内容及び第3の表示灯47Cの赤色表示により自車が一時停止すべき車両であることを確認し、ブース56の前まで走行して一時停止する。この場合、制御装置48は、第3の車両検知器55の前を車両10が通過したことを検知信号から確認すると、路側表示器54の表示内容及び第3の表示灯47Cの点灯状態を次の車両に対するものに切換える。
【0049】
そして、上記ブース56の前で一時停止した車両10の運転手は、プリペイドカード、ICカードあるいは現金等により収受員を介して通行料金を精算する。上記通行料金の精算が終了すると、処理機器から自動的にあるいは収受員の操作により、精算終了信号が制御装置48へ送られる。制御装置48は、精算処理信号が入力されると、発進制御機62にゲートを開くように指示すると共に第4の表示灯47D及び第5の表示灯47Eを緑色に点灯する。車両10の運転手は、表示灯47D、47Eが緑色に点灯されたことを確認して発進する。上記ゲートを発進する車両10は、第4の車両検知器61及び第5の車両検知器63により検知され、制御装置48にて発進の完了が確認される。
【0050】
上記第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第2実施形態のように料金所に収受員が配置されている場合、収受員は、ブース56の近くに設置されている第3の表示灯47Cの点灯状態から収受業務の有無を効率良く知ることができ、進入車両がETC車であるか非ETC車であるかをブース内の表示から確認する必要はない。
また、出口料金所においても、料金所を通行する車両を表示灯の点灯状態と一緒にビデオ録画し、その録画内容を解析することにより、車両の位置と各表示灯の表示タイミングとをリンクした状態で確認できるので、ETCシステムの動作解析が容易となり、異常発生の原因等を容易に探求することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、ETC車と一般車が混在して通行する有料道路の料金収受システムにおいて、通行車両に対する処理ポイントに設置された第1の車両検知器と、上記第1の車両検知器の先の処理ポイントに設置された第2の車両検知器と、上記第2の車両検知器の近傍に設けられ、上記第1の車両検知器が車両を検知すると車載器との通信を開始し、車載機と無線通信を行い、上記第2の車両検知器が上記車両を検知すると上記車載器との通信を停止する、路側無線装置と、上記第2の車両検知器の先の処理ポイントに設置され、上記車両の通過を検知しその検知信号を上記制御装置に出力する第3の車両検知器、及びETC車であることを示す色と非ETC車あるいは異常ETC車であることを示す色を表示できる第3の車両検知器の上部の表示灯と、上記第3の車両検知器の先に設置された通行券自動発行機と、上記通行券自動発行機の先の処理ポイントに設置され、上記車両の通過を確認する第4の車両検知器及び正常処理完了車であることを示す色と処理未完了車あるいは異常車両であることを示す色を表示できる第4の車両検知器の上部の表示灯と、制御装置とを有すると共に、該制御装置は、上記路側無線装置から送られてくる情報に基づき、通行車両がETC車、非ETC車、異常ETC車の何れであるかを判別し、正常ETC車の場合には上記第3の車両検知器の上部の表示灯をETC車であることを示す色に点灯すると共に上記第4の車両検知器の上部の表示灯を正常処理完了車であることを示す色に点灯し、非ETC車あるいは異常ETC車である場合には上記第3の車両検知器の上部の表示灯を非ETC車あるいは異常ETC車であることを示す色に点灯し、上記第3の車両検知器の前を上記車両が通過したことを検知信号から確認すると、上記第3の表示灯の点灯状態を次の車両に対するものに切換え、また、上記通行券自動発行機により通行券が発行されたときには上記第4の車両検知器の上部の表示灯を正常処理完了車であることを示す色に点灯し、上記第4の車両検知器が上記車両の通過を確認すると料金所の最後部にある路側無線装置にて上記車載機への記録内容を確認するものであり、通過車両の運転手に発進/停止の情報を迅速に、且つタイミング良く与えることができる。また、第3、4の車両検知器の上部にそれぞれ表示灯を設けることで、表示灯の設置場所を改めて確保する必要がなく、また、表示灯の配線ルートも各車両検知器の配線ルートを流用でき、工事を簡単に行なうことができる。
【0052】
また、料金所を通行する車両を各表示灯の点灯状態と一緒にビデオ録画することにより、車両の位置と各表示灯の表示タイミングとをリンクした状態で確認でき、ETCシステムの動作解析が容易となり、異常発生の原因等を容易に探求することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る入口料金所における全体のシステム構成を示す図。
【図2】本発明の第2実施形態に係る出口料金所における全体のシステム構成を示す図。
【符号の説明】
10 車両
11 車両進入路
12 踏板
13、16、22、28 車両検知器
14 車高検知器
15 車長検知器
17 撮像機
18A〜18D 表示灯
19 ガントリ
20 路側無線装置
21 ETC車線表示板
23 路側表示器
24 通行券自動発行機
25 左ハンドル車用発行機
26 路側無線装置
27 発進制御機
29 踏板
30 監視カメラ
31 ガントリ
32 路側無線装置
41 車両進入路
42、43、55、61、63 車両検知器
44 撮像機
45 ストロボ電源部
46 車種判別部
47A〜47E 表示灯
48 制御装置
50 支持部材
51 アンテナ
52 ETC路側無線装置
53 通信エリア
54 路側表示器
56 ブース
57 カード処理器
58 料金処理機
60 監視カメラ
62 発進制御機
Claims (5)
- ETC車と一般車が混在して通行する有料道路の料金収受システムにおいて、
通行車両に対する処理ポイントに設置された第1の車両検知器と、
上記第1の車両検知器の先の処理ポイントに設置された第2の車両検知器と、
上記第2の車両検知器の近傍に設けられ、上記第1の車両検知器が車両を検知すると車載器との通信を開始し、車載機と無線通信を行い、上記第2の車両検知器が上記車両を検知すると上記車載器との通信を停止する、路側無線装置と、
上記第2の車両検知器の先の処理ポイントに設置され、上記車両の通過を検知しその検知信号を上記制御装置に出力する第3の車両検知器、及びETC車であることを示す色と非ETC車あるいは異常ETC車であることを示す色を表示できる第3の車両検知器の上部の表示灯と、
上記第3の車両検知器の先に設置された通行券自動発行機と、
上記通行券自動発行機の先の処理ポイントに設置され、上記車両の通過を確認する第4の車両検知器及び正常処理完了車であることを示す色と処理未完了車あるいは異常車両であることを示す色を表示できる第4の車両検知器の上部の表示灯と、
制御装置とを有すると共に、
該制御装置は、
上記路側無線装置から送られてくる情報に基づき、通行車両がETC車、非ETC車、異常ETC車の何れであるかを判別し、正常ETC車の場合には上記第3の車両検知器の上部の表示灯をETC車であることを示す色に点灯すると共に上記第4の車両検知器の上部の表示灯を正常処理完了車であることを示す色に点灯し、非ETC車あるいは異常ETC車である場合には上記第3の車両検知器の上部の表示灯を非ETC車あるいは異常ETC車であることを示す色に点灯し、
上記第3の車両検知器の前を上記車両が通過したことを検知信号から確認すると、上記第3の表示灯の点灯状態を次の車両に対するものに切換え、
また、上記通行券自動発行機により通行券が発行されたときには上記第4の車両検知器の上部の表示灯を正常処理完了車であることを示す色に点灯し、
上記第4の車両検知器が上記車両の通過を確認すると料金所の最後部にある路側無線装置にて上記車載機への記録内容を確認するものである
ことを特徴とする有料道路の料金収受システム。 - ETC車と一般車が混在して通行する有料道路の料金収受システムにおいて、
上記ETC車であることを示す色及び正常処理完了車であることを示す色は緑色で、上記非ETC車あるいは異常ETC車であることを示す色及び処理未完了車あるいは異常車両であることを示す色は赤色であることを特徴とする請求項1に記載の有料道路の料金収受システム。 - 上記各表示灯は、上記各車両検知器の上部に一体的に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の有料道路の料金収受システム。
- 上記各表示灯は、発光ダイオードを用いて構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の有料道路の料金収受システム。
- 請求項1又は2記載の有料道路の料金収受システムにおいて、通行車両を上記各表示灯の点灯状態と共に録画し、通行車両の位置と各表示灯の表示タイミングとをリンクさせて料金収受システムの運行状況を確認できるようにしたことを特徴とする運行状況確認方法。
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