JP4017024B2 - カラー受像管 - Google Patents
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Description
本発明はカラー受像管、詳しくは、画面全域において高い解像度を得るために電子銃の構造を改良したカラー受像管に関する。
背景技術
画面全域で高解像度を得るには、画面中央部と同様に画面周辺部でも小さな径のビームスポットが得られるようにする必要がある。フォーカス電圧が一定の場合は、例えば画面中央部でビームスポット径が最小になるように調整すると画面周辺部ではオーバーフォーカス状態となり、ビームスポット径が大きくなってしまう。この場合は画面周辺部での解像度が悪くなる。
そこで、フォーカス電圧を電子ビームの偏向に同期させて変化するダイナミックフォーカスによって画面全域で最適フォーカスが得られるする方法が従来から採用されている(例えば特開昭61−99249号公報参照)。この従来技術では、第1及び第2の集束電極が備えられ、第2集束電極に印加される電圧を電子ビームの偏向角の増大に伴って上昇させ、第2集束電極と最終加速電圧との間に形成される主レンズを弱めることによって画面周辺部でのオーバーフォーカス状態を解消している。
上記の特開昭61−99249号公報に記載された従来技術では、更に第1集束電極と第2集束電極との間にいわゆる4極レンズを形成することによって画面周辺部でのビームスポットの非円形歪を補正している。この4極レンズは、第1集束電極に縦長の電子ビーム通過孔を設け、第2集束電極に横長の電子ビーム通過孔を設けることによって形成される。
また、電子ビームの電流密度の増大に伴ってビームスポット径が増大し、主レンズの球面収差によってビームスポットに非円形歪が生ずることに起因する画面周辺部での解像度低下を補償する方法として、特開平8−22780号公報に記載された技術がある。この従来技術では、集束電極と最終加速電極との間に筒体の中間補助電極を設け、この中間補助電極にフォーカス電圧とアノード電圧(最終加速電極に印加される電圧)との間の電圧を印加する。これによって主レンズ形成域における軸方向の電位勾配が緩やかになり、主レンズの球面収差を軽減することができる。
本発明は、上記のような2つの従来技術を組み合わせることによって、画面全体での解像度を一層高めることを第1の目的とする。そして、2つの従来技術を組み合わせたときに生じる問題、つまり、ビームスポットの移動、水平方向と垂直方向で集束力の差が生じること等を解決する方法を提供することも本発明の目的である。
発明の開示
本発明のカラー受像管は、水平方向にインライン配列された3つのカソードと、フォーカス電圧が印加される集束電極と、アノード電圧が印加される最終加速電極と、前記集束電極及び最終加速電極の間に配列された中間補助電極とを備え、
前記集束電極および前記最終加速電極の少なくとも一方の内部に電界レンズを3つに分離する手段を備え、かつ、
前記中間補助電極は3本の電子ビームに共通する1つの電子ビーム通過孔を有し、
前記中間補助電極には前記フォーカス電圧と前記アノード電圧との間の電圧が印加され、前記集束電極、前記中間補助電極、及び前記最終加速電極によって主レンズが形成され、前記主レンズとカソードとの間に、電子ビームを水平方向に集束させ垂直方向に発散させる非軸対称電界レンズが形成され、電子ビームの偏向角に応じて非軸対称電界レンズの強度が変化することを特徴とする。
好ましくは、集束電極がカソード側の第1集束電極とスクリーン側の第2集束電極とで構成され、第1及び第2の集束電極の間に非軸対称電界レンズが形成され、中間補助電極と第1集束電極にはアノード電圧を抵抗分圧して得られるそれぞれの電圧が印加され、第2集束電極には電子ビームの偏向角に応じて変化するダイナミック電圧が印加される。
一実施形態として、集束電極がカソード側の第1集束電極とスクリーン側の第2集束電極とで構成され、第1及び第2の集束電極の間に前記非軸対称電界レンズが形成され、第1集束電極にはほぼ一定のフォーカス電圧が印加され、第2集束電極には電子ビームの偏向角に応じて変化するダイナミック電圧が印加され、中間補助電極にはアノード電圧を抵抗分圧して得られる電圧が印加される構成も好ましい。
別の実施形態として、集束電極がカソード側の第1集束電極とスクリーン側の第2集束電極とで構成され、第1及び第2の集束電極の間に非軸対称電界レンズが形成され、第1集束電極にはほぼ定のフォーカス電圧が印加され、第2集束電極には電子ビームの偏向角に応じて変化するダイナミック電圧が印加され、中間補助電極には最終加速電極と第2集束電極との間の電圧を抵抗分圧して得られる電圧が印加される構成も好ましい。
上記のような各構成によれば、ダイナミック電圧の印加により画面周辺部でのフォーカス性能を高めながら、主レンズの球面収差を軽減する電極構成と、各電極への合理的な電圧印加が達成される。これによって、スクリーン上でのビームスポットの歪及び移動が抑制され、画面全域で高解像度の画像を得ることができる。
更に好ましくは、前述の非軸対称電界レンズとカソードとの間に、電子ビームを水平方向に発散させ垂直方向に集束させる第2の非軸対称電界レンズを形成する。例えば、カソードと第1集束電極との間に第1及び第2の補助電極を設け、カソードにより近い第1補助電極を第1集束電極と接続し、第2補助電極を第2集束電極と接続し、第2補助電極と第1集束電極との間に第2の非軸対称電界レンズを形成する。
また、主レンズの強さ及び非軸対称電界レンズの強さが電子ビームの偏向角に応じて変化したときにスクリーン上のビームスポットが移動しないように、インライン配列された3つの非軸対称電界レンズのうち、両側のレンズの中心をそれぞれ電子ビームの中心からインライン方向にずらせて配置することが好ましい。
また、電子ビームの偏向角に応じて変化する主レンズの水平方向と垂直方向との集束力の差を補正するように、インライン配列された3つの非軸対称電界レンズのうち、センターレンズの強さと両側のレンズの強さとを異ならせることが好ましい。
上記のような非軸対称電界レンズは、例えば、対向する2つの電極の一方に縦長ビーム通過孔を設け、他方に横長ビーム通過孔を設けることによって形成することができる。この場合、縦長ビーム通過孔及び横長ビーム通過孔の少なくとも一方の縦横比をセンター孔と両側の孔とで異ならせることによって両側のレンズの強さとセンターレンズの強さとを異ならせることができる。
また、縦長ビーム通過孔及び横長ビーム通過孔の少なくとも一方の外周部に電子ビームの方向に沿う衝立状部を形成し、その衝立状部の高さをセンターと両側とで異ならせることによっても、センターレンズの強さと両側のレンズの強さとを異ならせることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施形態に係るカラー受像管の電子銃の断面と各電極への電圧印加方法を示す図である。
図2は、図1の電子銃を構成する第2集束電極及び最終加速電極の内部に設けられた平板状電極の正面図である。
図3は、図1の電子銃を構成する第1集束電極の正面図である。
図4は、図1の電子銃を構成する第2集束電極の正面図である。
図5Aは、第1集束電極の別の構造を示す正面図である。
図5Bは、図5Aに示した第1集束電極の断面図である。
図6Aは、第1集束電極の更に別の構造を示す正面図である。
図6Bは、図6Aに示した第1集束電極の断面図である。
図7Aは、第2集束電極の別の構造を示す正面図である。
図7Bは、図7Aに示した第2集束電極の断面図である。
図8は、図1の電子銃を構成する第2集束電極の内部に設けられた平板状電極の正面図である。
図9は、図1の電子銃を構成する最終加速電極の内部に設けられた平板状電極の正面図である。
図10は、本発明の別の実施形態に係るカラー受像管の電子銃の断面と各電極への電圧印加方法を示す図である。
図11は、更に別の実施形態に係るカラー受像管の電子銃の断面と各電極への電圧印加方法を示す図である。
図12は、更に別の実施形態に係るカラー受像管の電子銃の断面と各電極への電圧印加方法を示す図である。
好ましい実施形態の説明
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に本発明の実施形態に係るカラー受像管の電子銃の断面と各電極への電圧印加方法を示す。この電子銃は、水平方向にインライン配列された3つのカソード1(1a,1b,1c)、制御格子電極2、加速電極3、第1集束電極4、第2集束電極5、中間補助電極6、及び最終加速電極7を備えている。第2集束電極5及び最終加速電極7の内部には、図2に示すような平板状電極51が配置されている。この平板状電極51には3つの電子ビーム通過孔5d,5e,5fが形成されている。平板状電極51の代わりに2枚の隔壁を設けることによって3本の電子ビームに対応するように電界レンズを3つに分離してもよい。このような電界レンズを3つに分離する手段は、第2集束電極5及び最終加速電極7の少なくとも1つに設けていればよい。
図1に示すように、最終加速電極7に印加されるアノード電圧Vaが2箇所の中間タップを有する分圧用抵抗8によって分圧され、低いほうの中間タップの電圧が第1集束電極4に印加されると共に、高いほうの中間タップの電圧が中間補助電極6に印加されている。また、第2集束電極5には、電子ビームの偏向角に応じて変化するダイナミック電圧Vdynをフォーカス電圧Vfoc2に重畳した電圧が印加される。
第1集束電極4は、第2集束電極5と対向する面に図3に示すような縦長の3つののビーム通過孔4a,4b,4cを備えている。一方、第2集束電極5は、第1集束電極4と対向する面に図4に示すような横長の3つのビーム通過孔5a,5b,5cを備えている。このような3対の縦長ビーム通過孔と横長ビーム通過孔とにより、第1集束電極4と第2集束電極5との間に水平方向で集束作用、垂直方向で発散作用を奏する非軸対称電界レンズ(いわゆる4極レンズ)が形成される。この非軸対称電界レンズによって、スクリーン上でのビームスポットの扁平歪が補正される。
また、図3に示すように、第1集束電極4の電子ビーム通過孔4a,4b,4cのピッチ(孔中心間隔)をS4とし、図4に示すように第2集束電極5のビーム通過孔5a,5b,5cのピッチ(孔中心間隔)をS5とすると、各ピッチS4、S5を調整することにより、第1集束電極4と第2集束電極5との間に形成された非軸対称電界レンズの中心を5電子ビームの中心に対して水平方向にずらすことができる。これにより、主レンズの強度変化に起因する電子ビームの移動が補償され、スクリーン上のビームスポットの移動が抑制される。
更に、図3から分かるように、第1集束電極4のセンターの縦長電子ビーム通過孔4bの縦横比を両側の縦長電子ビーム通過孔4a,4cの縦横比より大きくしている。同様に、図4から分かるように、第2集束電極5のセンターの横長電子ビーム通過孔5bの縦横比を両側の横長電子ビーム通過孔5a,5cの縦横比より大きくしている。このような構成により、主レンズで発生する水平方向と垂直方向との集束力の差を補正することができる。なお、必ずしも第1集束電極4の縦長電子ビーム通過孔と第2集束電極5の横長電子ビーム通過孔との両方を上記のように設定する必要はなく、少なくともいずれか一方を上記のように設定すればよい。
主レンズで発生する水平方向と垂直方向との集束力の差を補正するために、第1集束電極4を図5A及び5Bに示すように構成してもよい。この例では、縦長電子ビーム通過孔4a,4b,4cの縦横比は同じであるが、両側の縦長電子ビーム通過孔4a,4cの左右に衝立状部を設け、内側の衝立状部の高さHiを外側の衝立状部の高さHoより大きくしている。あるいは、図6A及び6Bに示すように、すべての縦長電子ビーム通過孔4a,4b,4cの左右に衝立状部を設け、センター孔の衝立状部の高さHc1を両側の孔の衝立状部の高さHs1より大きくしてもよい。
また、図7A及び7Bに示すように、第2集束電極5の横長電子ビーム通過孔5a,5b,5cの上下に衝立状部を設け、センター孔5bの衝立状部の高さHc2を両側の孔5a,5cの衝立状部の高さHs2より大きくしても同様の効果が得られる。
主レンズで発生する水平方向と垂直方向との集束力の差を補正するための更に別の方法として、図8及び図9に示すように、第2集束電極5及び最終加速電極7の内部に設ける平板状電極に形成する3つのビーム通過孔5g,5h,5i(及び7g,7h,7i)の形状を、センター孔と両側の孔とで異ならせてもよい。更に、図8及び図9から分かるように、第2集束電極5内のビーム通過孔5g,5h,5iのほうが最終加速電極7内のビーム通過孔7g,7h,7iより縦長になっている。
つぎに、各電極へ適切な電圧を印加するための別の実施形態を図10に示す。この実施形態では、第1集束電極4に印加される電圧は分圧用抵抗8によって分圧された電圧ではなく、外部から供給されるほぼ一定のフォーカス電圧Vfoc1が印加される。他の電極に印加される電圧は図1に示した実施形態と同じである。この場合も、上述のように各電極の電子ビーム通過孔を構成することにより、同様の効果が得られる。
更に別の実施形態における電圧印加の構成を図11に示す。この構成では、第1集束電極4にほぼ一定のフォーカス電圧Vfoc1が印加され、第2集束電極5には電子ビームの偏向角に応じて変化するダイナミック電圧Vdynを第2フォーカス電圧Vfoc2に重畳した電圧が印加され、中間補助電極6には最終加速電極7(アノード電圧Va)と第2集束電極5の間の電圧を分圧用抵抗8で分圧した電圧が印加される。
このような構成によれば、偏向角に応じて変化する電圧が第2集束電極5に印加されると、中間補助電極6の電圧も同様に変化するので、第2集束電極5と中間補助電極6との電位差の変化が小さくなる。この結果、主レンズを構成する各レンズ部が全体的に弱まり、強度変化が小さくなる。したがって、スクリーン上でのビームスポットの移動、及び、水平方向と垂直方向との集束力に差が生じる問題が軽減される。
また、図12に示す別の実施形態では、加速電極3と第1集束電極45との間に、第1補助電極9と第2補助電極10を追加し、加速電極3側(カソード2側)の第1補助電極9は第1集束電極4と接続し、第2補助電極10は第2集束電極5と接続している。そして、第2補助電極10と第1集束電極4との間に、水平方向で発散作用、垂直方向で集束作用の非軸対称電界レンズを形成する。この非軸対称電界レンズは、偏向角に応じて強度を変える。
この構成によれば、スクリーン上でのビームスポットの移動、及び、水平方向と垂直方向とで集束力に差が生じる問題は、第1集束電極4と第2集束電極5との間に形成される非軸対称電界レンズ、及び、第2補助電極10と第1集束電極4との間に形成される非軸対称電界レンズによって軽減される。この場合は、3本の電子ビームの中心と3つの主レンズの中心を合わせることができる。また、この構成においても、各電極に電圧を印加するための前述の種々の構成を適用することができる。
Claims (7)
- 水平方向にインライン配列された3つのカソードと、フォーカス電圧が印加される集束電極と、アノード電圧が印加される最終加速電極と、前記集束電極及び最終加速電極の間に配列された中間補助電極とを備え、
前記集束電極および前記最終加速電極の少なくとも一方の内部に電界レンズを3つに分離する手段を備え、
前記集束電極はカソード側の第1集束電極とスクリーン側の第2集束電極とで構成され、前記第2集束電極における前記中間補助電極側端面に3本の電子ビームに共通する横長の電子ビーム通過孔を有し、前記第1及び第2集束電極の一方に縦長ビーム通過孔が形成され他方に横長ビーム通過孔が形成され、
前記最終加速電極は前記中間補助電極側端面に3本の電子ビームに共通する横長の電子ビーム通過孔を有し、
前記中間補助電極は前記集束電極側端面及び前記最終加速電極側端面に3本の電子ビームに共通する横長の電子ビーム通過孔を有し、
前記第1集束電極にはほぼ一定のフォーカス電圧が印加され、
前記第2集束電極には電子ビームの偏向角に応じて変化するダイナミック電圧が重畳された電圧が印加され、
前記中間補助電極には前記最終加速電極と前記第2集束電極との間の電圧を抵抗分圧して得られる電圧が印加され、
前記第2集束電極、前記中間補助電極、及び前記最終加速電極によって主レンズが形成され、
第1及び第2の集束電極に形成された前記縦長ビーム通過孔と前記横長ビーム通過孔とによって電子ビームを水平方向に集束させ垂直方向に発散させる非軸対称電界レンズが形成され、電子ビームの偏向角に応じて前記非軸対称電界レンズの強度が変化し、
前記縦長ビーム通過孔及び横長ビーム通過孔の少なくとも一方の縦横比が、センター孔と両側の孔とで相違していることにより、電子ビームの偏向角に応じて変化する前記主レンズの水平方向と垂直方向との集束力の差が補償されることを特徴とするカラー受像管。 - 水平方向にインライン配列された3つのカソードと、フォーカス電圧が印加される集束電極と、アノード電圧が印加される最終加速電極と、前記集束電極及び最終加速電極の間に配列された中間補助電極とを備え、
前記集束電極および前記最終加速電極の少なくとも一方の内部に電界レンズを3つに分離する手段を備え、
前記集束電極はカソード側の第1集束電極とスクリーン側の第2集束電極とで構成され、前記第2集束電極における前記中間補助電極側端面に3本の電子ビームに共通する横長の電子ビーム通過孔を有し、前記第1及び第2集束電極の一方に縦長ビーム通過孔が形成され他方に横長ビーム通過孔が形成され、
前記最終加速電極は前記中間補助電極側端面に3本の電子ビームに共通する横長の電子ビーム通過孔を有し、
前記中間補助電極は前記集束電極側端面及び前記最終加速電極側端面に3本の電子ビームに共通する横長の電子ビーム通過孔を有し、
前記第1集束電極にはほぼ一定のフォーカス電圧が印加され、
前記第2集束電極には電子ビームの偏向角に応じて変化するダイナミック電圧が重畳された電圧が印加され、
前記中間補助電極には前記最終加速電極と前記第2集束電極との間の電圧を抵抗分圧して得られる電圧が印加され、
前記第2集束電極、前記中間補助電極、及び前記最終加速電極によって主レンズが形成され、
第1及び第2の集束電極に形成された前記縦長ビーム通過孔と前記横長ビーム通過孔とによって電子ビームを水平方向に集束させ垂直方向に発散させる非軸対称電界レンズが形成され、電子ビームの偏向角に応じて前記非軸対称電界レンズの強度が変化し、
前記縦長ビーム通過孔及び横長ビーム通過孔の少なくとも一方の外周部に電子ビームの方向に沿う衝立状部が形成され、その衝立状部の高さがセンターと両側とで相違することにより、電子ビームの偏向角に応じて変化する前記主レンズの水平方向と垂直方向との集束力の差が補償されることを特徴とするカラー受像管。 - 前記第2集束電極及び前記最終加速電極の内部に平板状電極が設けられた請求項1または2記載のカラー受像管。
- 前記第1集束電極には前記フォーカス電圧として、アノード電圧を抵抗分圧して得られる電圧が印加される請求項1または2記載のカラー受像管。
- 前記非軸対称電界レンズとカソードとの間に、電子ビームを水平方向に発散させ垂直方向に集束させる第2の非軸対称電界レンズが形成されている請求項1または2記載のカラー受像管。
- 前記カソードと第1集束電極との間に第1及び第2の補助電極が設けられ、カソードにより近い第1補助電極は前記第1集束電極と接続され、第2補助電極は前記第2集束電極と接続され、前記第2補助電極と前記第1集束電極との間に前記第2の非軸対称電界レンズが形成されている請求項1または2記載のカラー受像管。
- 前記主レンズの強さ及び前記非軸対称電界レンズの強さが電子ビームの偏向角に応じて変化したときにスクリーン上のビームスポットが移動しないように、インライン配列された3つの非軸対称電界レンズのうち、両側のレンズの中心をそれぞれ電子ビームの中心からインライン方向にずらせている請求項1または2記載のカラー受像管。
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