JP2938476B2 - カラー受像管装置 - Google Patents

カラー受像管装置

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、蛍光体スクリーン面の全域において高い解
像度が得られるように構成したカラー受像管装置に関す
る。
従来の技術 カラー受像管装置の解像度特性は、ビームスポットの
大きさおよび形状に大きく依存する。すなわち、電子ビ
ームの射突によって蛍光体スクリーン面上に生成される
ビームスポットが径小にしてかつ真円に近いものでなけ
れば、良好な解像度物性を得ることができない。
しかし、電子銃から蛍光体スクリーン面にいたる電子
ビーム軌道は、電子ビームの偏向角度の増大に伴い長大
となるので、蛍光体スクリーン面の中央部において径小
にしてかつ真円のビームスポットが得られる最適フォー
カス電圧に保つと、蛍光体スクリーン面の周辺部ではオ
ーバフォーカスの状態となり、周辺部で径小なビームス
ポットすなわち良好な解像度を得ることができなくな
る。
そこで、電子ビームの偏向角度の増大に伴いフォーカ
ス電圧を高め、主レンズ作用を弱めるいわゆるダイナミ
ックフォーカス方式が採用されているのであるが、同方
式は以下に述べるようにインライン型カラー受像管の駆
動には適しない。すなわち、3つの電子ビーム放射部を
水平一直線上に配列してなるインライン型カラー受像管
では、セルフコンバーゼンス効果を得るために水平偏向
磁界分布をピンクッション状に、そして、垂直偏向磁界
分布をバレル状にそれぞれ歪ませているので、ここを通
過する3電子ビームは水平方向で発散作用を、そして、
垂直方向では集束作用をそれぞれ受け、横長扁平の断面
形状となる。
前記発散作用は、電子ビームの偏向角度の増大に伴い
電子ビーム軌道が長大となってビームスポットがオーバ
フォーカスとなるのを打ち消す向きに作用するので、ビ
ームスポットは水平方向に関しては、全偏向期間を通じ
最適のフォーカス状態に保てる。しかし、垂直方向に関
しては、前記集束作用が加わるのでオーバフォーカスの
度を増し、ビームスポットに長いヘイズ部を伴う結果と
なって解像度が損なわれる。このオーバフォーカスを前
述のダイナミックフォーカス方式で補正しようとする
と、ビームスポットは水平方向にアンダーフォーカスと
なってしまい、適正な補正効果が得られない。
かかる課題は、たとえば特開昭61−99249号公報に記
述されている発明によってかなり改善できる。この発明
のカラー受像管では第9図に示すように、陰極1a,1b,1
c、制御格子電極2、加速電極3、第1集束電極4、第
2集束電極5および最終加速電極6を順次に配列してな
り、第10図の(a),(b)に示すように第1集束電極
4は第2集束電極5側の端面に縦長の電子ビーム通過孔
4a,4b,4cを、そして、第2集束電極5は第1集束電極側
の端面に横長の電子ビーム通過孔5a,5b,5cをそれぞれ有
し、第2集束電極5と最終加速電極6とは主レンズ生成
用の電子ビーム通過孔5d,5e,5fおよび6a,6b,6cを有して
いる。そして、第1集束電極4に一定のフォーカス電圧
Vfocが、最終加速電極6に一定の高電圧が、そして、第
2集束電極5にはフォーカス電圧Vfocから電子ビームの
偏向角度の増大に伴い漸次に上昇するダイナミック電圧
がそれぞれ印加される。前記ダイナミック電圧の印加に
よって第2集束電極5の電位が第1集束電極4の電位V
focよりも高くなると、両電極4,5間には縦長の電子ビー
ム通過孔4a,4b,4cおよび横長の電子ビーム通過孔5a,5b,
5cによる四極レンズ電界が生成されるとともに、第2集
束電極5と最終加速電極6との電位差が減少するので、
主レンズのレンズ作用が弱まる。これら二つの作用によ
って、蛍光体スクリーン面の周辺部に偏向された電子ビ
ームによるビームスポットは、水平方向で最適のフォー
カス状態を保ちながら垂直方向でヘイズ部を伴わなくな
る。なお、図中の7はダイナミック電圧発生回路を示
す。
発明が解決しようとする課題 しかし、電子ビームの走査線とシャドウマスクの孔配
列との干渉によるモアレ(明暗の縞模様)が生じやすく
なる。モアレは一種の画像ノイズで、これが発生すると
目に著しく不快感を与えるのみならず画質が悪くなる。
モアレはビームスポットの垂直径が小さいほど発生し
やすいので、電子銃の設計にあたっては、ビームスポッ
トの垂直径が小さくなり過ぎないように配慮しなければ
ならない。ところが、かかる従来のカラー受像管装置に
おいて、蛍光体スクリーン面の各位置でビームスポット
が最適フォーカスとなるに足る変化量のダイナミック電
圧を第2集束電極に印加すると、第11図に示すように蛍
光体スクリーン面8の周辺部でのビームスポット9がヘ
イズ部を有しなくなるものの、高輝度コア部のみで生成
された横長の形状となり、垂直径が小さくなる。そし
て、ビームスポット径がもっとも小さくなる低ビーム電
流時に垂直径が過小となるので、モアレが発生しやすく
なる。
電子ビームが水平方向にも垂直方向にも最適のフォー
カス状態にあるにもかかわらずビームスポットが横長形
状となるのは、前述した従来例での電子ビーム系の性質
に由来している。これを第12図によって説明すると、同
図は水平方向への偏向作用を受け、かつ、ダイナミック
電圧の印加により最適のフォーカス状態に保たれている
電子ビームの挙動を示すもので、同図の(a)は水平方
向の断面、同図の(b)は電子ビームの偏向方向に沿っ
て切断した垂直方向断面を示している。10はレンズ系の
物点に相当する、電子ビームのクロスオーバ部、11は電
子ビームの包絡線、12は主レンズ、13は第1集束電極と
第2集束電極との間に生成される軸非対称レンズ電界の
水平方向での集束作用を表わす凸レンズ、14は同じく垂
直方向での発散作用を表わす凹レンズ、15はセルフコン
バーゼンス用偏向ヨークの水平偏向磁界による水平方向
での発散作用を表わす凹レンズ、16は同磁界による垂直
方向での集束作用を表わす凸レンズ、17は偏向ビームの
射突点を示す。
このように、物点たるクロスオーバ部10側から、水平
方向では凸レンズ、凸レンズおよび凹レンズが順次に並
び、垂直方向では凹レンズ、凸レンズおよび凸レンズが
順次に並ぶ光学レンズ系に置き換えて表わすことがで
き、水平方向および垂直方向で最適にフォーカスさせよ
うとすると、水平方向では最終段が凹レンズなので入射
角α′が小さくならざるを得ない。
このようなレンズ系であるので、物点たるクロスオー
バ部10から中心軸に対しαなる角度で出射してレンズ系
を通り、蛍光体スクリーン面8上の射突点17に入る電子
ビームの入射角をα′とすると、その関係は水平方向と
垂直方向とで異なったものとなり、垂直方向入射角α′
は水平方向入射角α′よりも大きくなる。一般に、
電子レンズ系の倍率Mは、 で表わすことができ、ここで、V,V′はそれぞれクロス
オーバ部と蛍光体スクリーン面での電位である。したが
って、前記レンズ系の水平方向での倍率MHは、 垂直方向での倍率MVは、 で与えられる。
そして、前述のようにα′>α′であるから、MV
<MHとなる。すなわち、前述の従来例のカラー受像管装
置においては、垂直方向でのレンズ倍率が水平方向での
レンズ倍率よりも小さくなってしまうので、ビームスポ
ットの垂直径が小さくなり、モアレが発生しやすくな
る。
課題を解決するための手段 本発明は、上記の諸点に留意してなされたもので、制
御格子電極、加速電極、第1集束電極、第2集束電極お
よび最終加速電極を順次配置し、前記第1集束電極と前
記第2集束電極との間に、電子ビームの偏向角度が増大
するにつれて、水平方向では次第に増大する集束方向の
作用を、また、垂直方向では次第に増大する発散方向の
作用を電子ビームに与えるための軸非対称レンズ電界生
成手段を設けたカラー受像管において、前記加速電極と
前記第1集束電極との間に、電子ビームの偏向角度が増
大するにつれて、水平方向では次第に増大する発散方向
の作用を、また、垂直方向では次第に増大する集束方向
の作用を電子ビームに与えるための軸非対称レンズ電界
生成手段を設けたことを特徴とする。
作用 このような本発明では、第1集束電極と第2集束電極
との間に生成される軸非対称レンズ電界の前段の加速電
極と第1集束電極との間に、これとは逆方向の、つま
り、電子ビームが偏向されているときに、電子ビームが
偏向されていないときよりも水平方向では発散方向の作
用を、また、垂直方向では集束方向の作用を電子ビーム
に与え、かつ、電子ビームの偏向角度が増大するにつれ
て、前記それぞれの作用が増大するような軸非対称レン
ズ電界が生成されるので、水平方向および垂直方向にお
けるレンズ倍率をほぼ等しくなすことができ、蛍光体ス
クリーン面の全域にわたって円形に近いビームスポット
を生成させ得、良好な解像度を前記全域で得ることがで
きるのみならず、ビームスポットの垂直径が過小になら
なくなるので、モアレの発生を防止できる。
実施例 第1図に示すように、水平一直線上にインライン配列
された3個の陰極1a,1b,1cは制御格子電極2、加速電極
3、第1集束電極4に接続された平板状の第1補助電極
18、第2集束電極5に接続された平板状の第2補助電極
19、第1集束電極4、第2集束電極5および最終加速電
極6とともにインライン型電子銃を構成している。
第1集束電極4の第2集束電極5側の端面に縦長の電
子ビーム通過孔4a,4b,4cが、そして、第2集束電極5の
第1集束電極4側の端面に横長の電子ビーム通過孔5a,5
b,5cがそれぞれ軸非対称レンズ電界生成手段として設け
られていて、第2集束電極5の最終加速電極6側の端面
および最終加速電極6の第2集束電極5側の端面に主レ
ンズ電界生成用の電子ビーム通過孔5d,5e,5fおよび6a,6
b,6cがそれぞれ設けられているのは従来どおりである。
第1補助電極18は第1集束電極4に接続されているの
で、これに一定のフォーカス電圧Vfocがかかる。第2補
助電極19は第2集束電極5に接続されているので、これ
には電子ビームの偏向角度の増大に伴い、フォーカス電
圧Vfocから漸次に上昇するダイナミック電圧がかかる。
第1補助電極18の第2補助電極19側端面、第2補助電
極19および第1集束電極4の第2補助電極19側端面に
は、第2図の(a),(b),(c)に示すような非円
形の電子ビーム通過孔18a,18b,18c;19a,19b,19c;4d,4e,
4fが、それぞれ軸非対称レンズ電界生成手段として設け
られている。ただし、第1補助電極18の電子ビーム通過
孔18a,18b,18cはいずれも、加速電極3側の面で円形の
開口を有し、かつ、第2補助電極19側の面に横長矩形の
開口を有している。また、第2補助電極19の電子ビーム
通過孔19a,19b,19cは垂直方向に長軸を置く矩形状のも
ので、第1集束電極4の第2補助電極19側の端面に設け
られた電子ビーム通過孔4d,4e,4fは水平方向に長軸を置
く矩形状のものである。
したがって、電子ビームの偏向角度が増大するのに伴
い、第1補助電極18と第2補助電極19との間および第2
補助電極19と第1集束電極4との間のそれぞれに電位差
が生じ、水平方向に発散形の、そして、垂直方向には集
束形の軸非対称レンズ電界が生成される。
この電子レンズ系における電子ビームの挙動を第3図
の参照により説明すると、同図の(a)は水平方向の断
面を、同図の(b)は偏向作用を受けた電子ビームに沿
って切断した垂直方向断面をそれぞれ示すもので、第1
補助電極18、第2補助電極19および第1集束電極4によ
って生成される軸非対称レンズ電界の水平方向での発散
レンズ作用を凹レンズ20で、垂直方向での集束レンズ作
用を凸レンズ21でそれぞれ示してある。なお、図中のそ
の他の符号は前述のものに対応させてある。
クロスオーバ部10から中心軸に対しαなる角度で出射
した電子ビームは、凹レンズ20および凸レンズ21によっ
て水平方向では発散の、そして、垂直方向では集束の各
レンズ作用を受ける。水平方向においてはαよりも大き
い角度に拡げられ、垂直方向においてはαより小さな角
度に狭められるため、電子レンズ系を通過して蛍光体ス
クリーン面8の水平偏向射突点17に入射する電子ビーム
の垂直方向入射角α′が、水平方向入射角α′より
も大きくなり過ぎることはなくなり、α′α′
なすことができる。つまり、垂直方向のレンズ倍率MV
水平方向のレンズ倍率MHとをMVMHとなすことができ
る。
なお、以上は電子ビームが蛍光体スクリーン面上で水
平方向に偏向された場合について述べたが、垂直方向に
偏向された場合にも前述と同様の説明があてはまる。
以上説明したように、ダイナミック電圧の印加によっ
てビームスポットの水平方向と垂直方向とを常に最適の
フォーカス状態に維持できるとともに、水平方向と垂直
方向との各レンズ系の倍率もほぼ同じに保てるので、蛍
光体スクリーン面の周辺部に偏向された電子ビームによ
るビームスポットといえども第4図に示すように円形に
近いものとなし得るのであり、ビームスポットの垂直径
が過小となることが避けられ、高解像度であってかつモ
アレを生じない良質の画像を蛍光体スクリーン面の全域
に映出させることが可能となる。
110゜偏向角型カラー受像管を使用した実施例におい
て、最終加速電圧を30kV、第1集束電極4および第1補
助電極18へのフォーカス電圧を8kVとした場合、第2集
束電極5および第2補助電極19に対するダイナミック電
圧は、前記フォーカス電圧8kVを基準(0V)にして約1.2
kVである。すなわち、ダイナミック電圧の最大振幅の適
値は約1.2kVである。
主レンズの実効的な口径が7.8mmであるとき、両集束
電極4,5間に生成される軸非対称レンズから主レンズに
いたる距離は12.5mmとなすことができ、この場合、両集
束電極4,5の矩形の電子ビーム通過孔の各寸法は、その
長辺を4.5mm、短辺を3.6mmとなすことができる。また、
前記軸非対称レンズから第2補助電極19にいたる距離は
19.5mmに、第2補助電極19から陰極1a,1b,1cにいたる距
離は4mmに設定できる。
第1補助電極18の電子ビーム通過孔に横長開口部18a,
18b,18c、第2補助電極19の縦長の電子ビーム通過孔19
a,19b,19cおよび第1集束電極4の第2補助電極19側端
面の横長ビーム通過孔4d,4e,4fは、蛍光体スクリーン面
の周辺部へ偏向された電子ビームの垂直入射角α′
水平入射角α′とが、α′α′となるように選
ばれる。第1補助電極18と第2補助電極19との間の距離
および第2補助電極19と第1集束電極4との間の距離が
いずれも0.5mmである場合、前記横長開口部18a,18b,18
c、縦長の電子ビーム通過孔19a,19b,19cおよび横長ビー
ム通過孔4d,4e,4fの各長辺は3mm〜4mm、短辺は1mm〜2mm
に設定できる。
前述の実施例では、第2補助電極19に縦長の電子ビー
ム通過孔19a,19b,19cを、そして、第1集束電極4の第
2補助電極19の端面に横長ビーム通過孔4d,4e,4fをそれ
ぞれ有せしめたが、第5図に示す他の実施例では、第2
補助電極19の電子ビーム通過孔19a〜19cを第6図の
(a)に示すように同電極の板厚中間部で円形に、そし
て、両面では縦長の開口ならしめており、第1集束電極
4の第2補助電極19側端面における電子ビーム通過孔4
d,4e,4fは、第6図の(b)に示すように横長の開口を
伴う円形ならしめている。
また、第7図に示す他の実施例においては、第1補助
電極18、第2補助電極19および第1集束電極4の第2補
助電極19側端面の電子ビーム通過孔をそれぞれ円形とな
すとともに、第8図の(a)〜(c)に示すように第1
補助電極18の第2補助電極19側の面および第1集束電極
4の第2補助電極19側の面に、当該電極の各電子ビーム
通過孔の上下位置から水平方向に突出した一対の衝立状
部分18d,18e,18f;4g,4h,4iをそれぞれ有せしめる一方、
第2補助電極19の両面に、同電極の各電子ビーム通過孔
の左右位置から垂直方向に突出した一対の衝立状部分19
d,19e,19f;19g,19h,19iを、それぞれ軸非対称レンズ電
界生成手段として有せしめている。
このように、水平方向および垂直方向の衝立状部分を
互いに向かい合わせて配置すると、非円形の電子ビーム
通過孔を向かい合わせて配置した場合と同様の軸非対称
レンズ電界を生成させることができる。
なお、上記第1図、第5図および第7図の実施例で
は、加速電極3と第1集束電極4との間に設けられた軸
非対称レンズ生成手段が、第1補助電極18と第2補助電
極19との間および第2補助電極19と第1集束電極4との
間に、それぞれ水平方向では発散形に、垂直方向では集
束形になるレンズ電界を生成するものであるが、前記軸
非対称レンズ生成手段が、第1補助電極18と第2補助電
極19との間または第2補助電極19と第1集束電極4との
間に、水平方向では発散形に、垂直方向では集束形にな
るレンズ電界を生成するものでもよい。
発明の効果 以上のように本発明によると、蛍光体スクリーン面の
全域にわたって良好な解像度で画像表示できるのみなら
ずモアレの発生を防止でき、また、第1および第2補助
電極は第1および第2の集束電極に管内でそれぞれ接続
できるので、電極端子引き出し用ピンを増設する必要が
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したカラー受像管装置の電子銃の
横断面図、第2図の(a)〜(c)は同電子銃の各電極
の側面図、第3図の(a),(b)は同装置における電
子ビームに作用する水平・垂直方向のレンズ電界を光学
レンズ系に置き換えて描いた図、第4図は同装置の蛍光
体スクリーン面上に生成されるビームスポットの形状を
模式的に示す平面図、第5図は本発明の他の実施例にお
ける電子銃の要部の横断面図、第6図の(a),(b)
は同電子銃の各電極の側面図、第7図は本発明のいま一
つの実施例における電子銃の要部の横断面図、第8図の
(a)〜(c)は同電子銃の各電極の側面図、第9図は
従来のカラー受像管装置の電子銃の横断面図、第10図の
(a),(b)は同電子銃の各電極の側面図、第11図は
同装置の蛍光体スクリーン面上に生成されるビームスポ
ットの形状を模式的に示す平面図、第12図の(a),
(b)は同装置における電子ビームに作用する水平・垂
直方向のレンズ電界を光学レンズ系に置き換えて描いた
図である。 2……制御格子電極、3……加速電極、4……第1集束
電極、5……第2集束電極、6……最終加速電極、8…
…蛍光体スクリーン面、18……第1補助電極、19……第
2補助電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−53432(JP,A) 特開 昭61−99249(JP,A) 特開 昭58−192250(JP,A) 特開 昭57−50749(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 29/48 - 29/62

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御格子電極、加速電極、第1集束電極、
    第2集束電極および最終加速電極を順次配置し、前記第
    1集束電極と前記第2集束電極との間に、電子ビームの
    偏向角度が増大するにつれて、水平方向では次第に増大
    する集束方向の作用を、また、垂直方向では次第に増大
    する発散方向の作用を電子ビームに与えるための軸非対
    称レンズ電界生成手段を設けたカラー受像管において、
    前記加速電極と前記第1集束電極との間に、電子ビーム
    の偏向角度が増大するにつれて、水平方向では次第に増
    大する発散方向の作用を、また、垂直方向では次第に増
    大する集束方向の作用を電子ビームに与えるための軸非
    対称レンズ電界生成手段を設けたことを特徴とするカラ
    ー受像管装置。
  2. 【請求項2】電子ビームの偏向角度が増大するにつれ
    て、次第に増大する集束方向または発散方向の作用を電
    子ビームに与えるための前記軸非対称レンズ電界が、一
    定のフォーカス電圧とこのフォーカス電圧から電子ビー
    ムの偏向角度の増大に伴い漸次に上昇するダイナミック
    電圧とを、いずれか一方に対向する電極間に印加するこ
    とによって生成されることを特徴とする請求項1記載の
    カラー受像管装置。
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