JP3053828B2 - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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JP3053828B2 JP2027174A JP2717490A JP3053828B2 JP 3053828 B2 JP3053828 B2 JP 3053828B2 JP 2027174 A JP2027174 A JP 2027174A JP 2717490 A JP2717490 A JP 2717490A JP 3053828 B2 JP3053828 B2 JP 3053828B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラー陰極線管にかかり、特に螢光体スクリ
ーンの全域において高い解像度を得ることができる電子
レンズを構成してなる電子銃を備えたカラー陰極線管に
関する。
〔従来の技術〕
一方向に配列された3個の電子ビームを出射しこの電
子ビームを加速,集束して螢光体スクリーン上に射突さ
せる,所謂インライン型電子銃を備えたカラー陰極線管
において、その解像度を向上させる構成として、例えば
特願昭63ー230116号として出願された,静電4重極レン
ズを集束電極に設けたものがある。
第5図は上記従来技術によるカラー陰極線管用電子銃
の構成を説明する断面図であつて、K1,K2,K3は陰極、10
は制御電極、20は加速電極、30は第1集束電極、38はリ
ム電極、40は第2集束電極、50は陽極、11,12,13,21,2
2,23,31a,32a,33a,31b,32b,33b,41a,42a,43a,41b,42b,4
3b,51,52,53は電子ビーム通過孔、Cは電子銃軸(陰極
線管の管軸)、CBはセンター電子ビーム、SB1,SB2はサ
イド電子ビームである。
同図において、第1集束電極30と第2集束電極40とで
電子銃の静電4重極レンズ構成しており、第1集束電極
30には3本の電子ビームの各々を水平走査方向から挟ん
で第2集束電極方向に植立した第1の平行電極34,35,3
6,37が設けてあり、また第2集束電極40には3本の電子
ビームを垂直走査方向から挟んで第1集束電極方向に延
び第1の平行電極と一定の距離となるように植立した第
2の平行電極45,46(電極46は図示されず)が設けられ
ている。なお、リム電極38は第1集束電極30に電気的に
接続されて第1の平行電極34,35,36,37と第2の平行電
極45,46部分に周回設置されている。
第1の平行電極34,35,36,37と第2の平行電極45,46
は第1集束電極30と第2集束電極40の間を通過する3本
の電子ビームに収差補正電界を与えると共に、第1集束
電極30に集束電圧Vfを,また第2集束電極40に電子ビー
ムの偏向角の増大に伴つて増加するダイナミツクフオー
カス電圧DVfを印加してスクリーン周辺での解像度を向
上させている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の技術においては、その集束電極に設けた静
電4重極レンズは3本の電子ビームについてダイナミツ
ク電圧が等しく作用する構成となつている。
しかし、3本の電子ビームはそれらが射突するスクリ
ーン上の各螢光体の励起特性に応じて電流値が異なるも
のであり(白色を表示する場合の赤,緑,青の螢光体の
励起電流値は規定の比率となり、画像表示時での各電子
ビームの電流値は上記比率に基づいて制御される)、共
通のダイナミツクフオーカス電圧に対して静電4重極レ
ンズ作用も同等であるため、上記電流値の相違は各電子
ビームのフオーカス特性を不揃いなものにしてしまい、
解像度の劣化をもたらすという問題がある。
本発明は上記従来技術の問題を解消し、3本の電子ビ
ームの電流値の相違に応じてダイナミツクフオーカス特
性を一致させ、解像度をスクリーン全面において向上さ
せたカラー陰極線管を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、集束電極における静電4重極レンズの第
2集束電極に設ける第2の平行電極の上記第1の平行電
極方向高さ,形状または設置間隔をその電子ビームの電
流値の相違に応じて異ならせた構成とすることにより達
成される。
〔作用〕
静電4重極レンズの作用を左右するのは、集束レンズ
中の静電4重極レンズの配置位置およびその静電4重極
レンズを構成する第1の平行電極と第2の平行電極の間
隔あるいは平行電極の電極の間隔である。第1の平行電
極と第2の平行電極の間隔やこれら各平行電極の各々の
間隔を大きくすると静電レンズの電界が疎となつて静電
4重極レンズ作用は弱くなり、上記の間隔を小さくする
と上記作用は強くなる。本発明では3本の電子ビームの
電流値の大きさに応じて上記第1の平行電極と第2平行
電極の間隔を異ならしめたことでダイナミツクフオーカ
ス電圧の各電子ビームに作用する静電レンズ効果を相違
させ、結果としてダイナミツクフオーカス効果を3本の
電子ビームについて一致させてスクリーン全面で良好な
解像度を得る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明によるカラー陰極線管に用いられる電
子銃の1実施例の説明図であつて、(a)は電子銃の断
面図、(b)は(a)の矢印A方向から見た正面図、
(c)は(a)の矢印B方向から見た正面図である。
同図(a)において、K1,K2,K3は陰極、10は制御電
極、20は加速電極、30は第1集束電極、34,35,36,37は
第1の平行電極、45(46)は第2の平行電極、38はリム
電極、40は第2集束電極、50は陽極、11,12,13,21,22,2
3,31a,32a,33a,31b,32b,33b,41a,42a,43a,41b,42b,43b,
51,52,53は電子ビーム通過孔、Cは電子銃軸(陰極線管
の管軸)、CBはセンター電子ビーム、SB1,SB2はサイド
電子ビームである。
陰極線管の水平走査方向一直線上に配列した陰極K1,K
2,K3と、制御電極10,加速電極20,主レンズを構成する第
1集束電極30と第2集束電極40,および陽極50とでイン
ライン型カラー受像管用電子銃を構成する。
第1集束電極30は同図(b)に示したように、その第
2集束電極40側の端面に3個の円形の電子ビーム通過孔
31a,32a,33aを有し、第2集束電極40に対向してこの電
子ビーム通過孔を形成した電極端面から上記電子ビーム
通過孔を通過する各電子ビームを水平方向から夫々挟ん
で上記第2集束電極40方向に対して垂直に植立した4枚
の平行平板34,35,36,37からなる第1の平行電極を持つ
ている。なお、第1集束電極30の電子ビーム通過孔は上
記のように各電子ビームに対応した3個の独立した開孔
に限らず、3本の電子ビームに共通の1個の横長開孔と
してもよい。そして、同図(a)に示したように第1集
束電極30には上記第1の平行電極を包囲して、この平行
電極34,35,36,37の先端34a,35a,36a,37aから第2集束電
極40方向に一定の距離で延びるリム電極38が設けてあ
る。このリム電極38は、第1集束電極30に構造的に接続
されたものとして図示してあるが、第1集束電極30とは
別体の電極とし、該第1集束電極30と同電位となるよう
に構成してもよい。
また、第2集束電極40は同図(c)に示したように第
1集束電極30と対向する端面に3個の円形の電子ビーム
通過孔41a,42a,43を有し、この電子ビーム通過孔41a,42
a,43aを垂直方向から挟んで上記第1集束電極30方向に
水平に植立され段差を設けた平行平板からなる第2の平
行電極45,46(46は図示されず)が設けられている。こ
の第2の平行平板45,46は第1の平行平板方向の寸法
(高さ)が3本の電子ビームの電流値の大きさに応じて
異なる形状とされている。同図においては、センタービ
ームCBを緑色螢光体に対応させ、サイドビームSB1,SB2
を赤色,青色螢光体に対応させた場合に、センタービー
ムCBの電流値がサイドビームの電流値より大であること
から、第2の平行電極45,46 の第1の平行電極方向の高
さを、センタービームCBに作用する部分45ー2,46ー2は
小さく、サイドビームSB1,SB2に作用する部分45ー1,46
ー1と45ー3,46ー3は大きくして電子ビームの電流値の
相違によるダイナミツクフオーカス電圧の作用が3本の
電子ビームについて同等となるようにしている。
なお、この第2の平行電極45,46は各電子ビームにつ
いてそれぞれ独立した平行平板の対としてもよい。ま
た、第2集束電極40の電子ビーム通過孔41a,42a,43aに
替えて、3本の電子ビームに共通な横長開孔としてもよ
いものである。
上記第2の平行電極45,46 の先端部45aー1(46aー
1),45aー2(46aー2),45aー3(46aー3)は、第1
集束電極30のリム電極38の内部まで入り込んでおり、第
1の平行電極34,35,36,37の先端部34a,35a,36a,37aに対
してそれぞれl1,l2,l3(この実施例ではl1 =l3、11,13
<12)の間隔で設置されている。また、同図(a)に示
したように、陽極50側の端面には3個の電子ビーム通過
孔41b,42b,43b が形成されており、陽極50の第2集束電
極40側の端面にも電子ビーム通過孔51,52,53が設けられ
ている。そして、サイドビームSB1,SB3の中心軸の電子
銃軸C(センタービームCBの中心軸)からの離軸距離S2
は前段電極である陰極K1,K2,K3と、制御電極10,加速電
極20,主レンズを構成する第1集束電極30と第2集束電
極40のサイドビーム通過孔の上記離軸距離S1に対してS2
>S1の関係になつており、第2集束電極40と陽極50との
間でサイドビームがセンタービーム方向に集中する作用
を有する最終加速レンズが形成されて3本の電子ビーム
を螢光体スクリーン上に集中させるようになつている。
なお、制御電極10および加速電極20はそれぞれ3個の
電子ビーム通過孔11,12,13、21,22,23を有し、第1集束
電極30の加速電極20側の端面には3個の電子ビーム通過
孔31b,32b,33bが形成されている。
動作時に各電極に与えられる印加電圧は、陰極に50〜
170V,制御電極に0V,加速電極に400〜800V,第1集束電極
に与える集束電圧Vfとして5〜8kV,陽極電圧(Eb)とし
て25kVであり、第2集束電極には電子ビームの垂直,水
平偏向に同期して変化するダイナミツク集束電圧DVfが
印加される。このダイナミツク電圧DVfは、電子ビーム
の偏向量が0のときは第1集束電極30の電位Vfと同等の
5〜8kVの電位が与えられ、電子ビームの偏向量が増す
に従つて漸次上昇し、電子ビームの偏向量が最大のとき
には第1集束電極30の印加電圧Vfよりも0.4〜1kVだけ高
い電位となる。
電子ビームの偏向量が0のときは、上記のように第1
集束電極30,第2集束電極40との間に電位差がないた
め、第1集束電極の内部に設けた第1の平行電極34,35,
36,37と第2集束電極40の内部に設けた第2の平行電極4
5,46による電子ビームへの影響はなく、電子ビームは第
2集束電極40と陽極50との間に形成されるレンズ作用に
より螢光体スクリーン面の中央部で最適にフオーカス
(集束)する。
電子ビームの偏向量が増すと、第2集束電極40の電位
が第1集束電極30の電位より高くなることから、第1集
束電極30内部の第1の平行電極34,35,36,37と第2集束
電極40に取り付けられた第2の平行電極45,46とによつ
て4重極レンズ電界が形成されると共に、第2集束電極
40と陽極50との電位差が減少して主レンズによる集束作
用が弱くなる。
第2図は第1図に示した電子銃の第1集束電極30と第
2集束電極40とによる4重極レンズ電界作用の説明図が
あつて、(a)は第1集束電極の部分正面図、(b)は
第2集束電極部分断面図である。
同図において、Fh,Fu,Fvは電界により電子ビームに与
えられる力を、また第1図と同一符号は同一部分を示
す。
第1集束電極30内部の第1の平行電極34,35,36,37と
第2集束電極40に取り付けられた第2の平行電極45,46
とによつて形成される電界は、所謂4重極レンズ電界で
あり、同図(a)の第1集束電極30内部の平行電極34ー
35,35ー36,36ー37間(同図では35ー36のみを示す)で
は、垂直方向にゆるやかで、水平方向にきつい集束電界
が形成され、電子ビームはFh−Fu(Fh>Fu)の力で水平
方向に大きく集束される。また、同図(b)の第2集束
電極40に取り付けられた水平電極45ー46間では、垂直方
向できつく、水平方向には殆ど影響を与えない発散レン
ズが形成され、Fvの力で垂直方向に大きく発散される。
このため、第1集束電極30と第2集束電極40との間で
電子ビームは垂直方向に縦長断面となり、偏向磁界を通
過する電子ビームが4重極磁界成分によつて水平方向に
横長の断面形状に歪むのとは逆の作用となり、第1集束
電極30と第2集束電極40の両集束電極による作用の相殺
によつて電子ビームの横長偏平化が防止される。
また、電子ビームの偏向量の増加に伴い、主レンズの
レンズ倍率が弱くなるので、偏向量を増加した電子ビー
ムが螢光体スクリーン面上でオーバフオーカスとなる度
合も軽減され、螢光体スクリーン面の中央部のみなら
ず、その周辺部においても最適フオーカスで集中させる
ことができ、かつ真円に近いビームスポツトが得られ
る。
第3図は本発明の他の実施例を説明する第2集束電極
の部分断面図であつて、同図(a)〜(d)共に、第2
の平行電極45(46)の形状を、電流量が相対的に大きい
電子ビームに対応する部分に作用する電界が他の電子ビ
ームに対応する部分に作用する電界よりも小さくなるよ
うにしたものである。すなわち、同図(a)(b)
(c)は第2の平行電極45(46)の一部または全部の先
端形状を略孤状としてこの略孤状の平均的高さを電子ビ
ームの電流量の相違に対応して異ならせたものであり、
同図(d)は第2の平行電極を各電子ビームの夫々に独
立して設け、夫々の高さを電子ビームの電流量の相違に
対応して異ならせたものである。
第4図は本発明のさらに他の実施例を説明する第2集
束電極40の正面図であつて、第1図と同一符号は同一部
分に対応する。
この実施例は第2集束電極40に設ける第2の平行電極
を各電子ビームの夫々に独立して設けると共に、電流量
が相対的に大きい電子ビームに対応する平行電極,同図
ではセンタービームの電子ビーム通過孔42aを垂直方向
から挟む平行電極45−2,46−2の電極間隔を他の平行電
極対45−1,46−1、45ー3,46ー3の各電極対の間隔より
も大きくして電子ビーム通過孔42aを通過する電流量が
相対的に大きい電子ビームに作用する4重極レンズの強
さを他の電子ビーム通過孔43a,41aを通過する電子ビー
ムに作用する4重極レンズの強さよりも弱くしたもので
ある。なお、同図において、第2の平行電極を各電子ビ
ームに対して独立とする替わり、電子ビーム通過孔42a
を挟む部分の電極間隔を大きくした連続板としても同様
の効果を得ることができる。
上記の各実施例では、電流量が相対的に大きいセンタ
ー電子ビームCBについて第2の平行電極45,46の対応部
分を他の電子ビームよりも4重極レンズ電界作用が少な
くなるようにしたものとして説明したが、本発明はこの
ようなものに限らず、電流量が他の電子ビームよりも相
対的に大きい電子銃について上記の電極構成を適用する
ことができるものである。
また、以上の各実施例では第1図に示したリム電極38
を有するものについて説明したが、本発明はこれに限ら
ず、上記リム電極38を備えない形式の電子銃にも適用で
きるものである。すなわち、第1集束電極30と第2集束
電極40の間に設置する4重極レンズを構成する第1と第
2の平行電極34,35,36,37と45,46を管軸方向に相互に交
叉するように配置し、実効的にリム電極が不要なものと
し、これに対して上記各実施例で説明した第2の平行電
極45,46の第1の平行電極方向高さ,あるいは電極対の
間隔を電子ビームの電流量に応じて異ならせることによ
り、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
さらにまた、静電4重極レンズは1つに限らず、複数
個設けた電子銃に本発明を適用できることは勿論であ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば電流量が異なる
複数の電子ビームに作用する4重極レンズ電界を相対的
に異ならせることで上記複数のダイナミツクフオーカス
特性を合わせることができ、螢光体スクリーン全域にお
いて高い解像度が得られるカラー陰極線管を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるカラー陰極線管に用いられる電子
銃の1実施例の説明図、第2図は第1図に示した電子銃
の第1集束電極と第2集束電極とによる4重極レンズ電
界作用の説明図、第3図は本発明の他の実施例を説明す
る第2集束電極の部分断面図、第4図は本発明のさらに
他の実施例を説明する第2集束電極の正面図、第5図は
従来技術によるカラー陰極線管用電子銃の構成を説明す
る断面図である。 K1,K2,K3……陰極、10……制御電極、20……加速電極、
30……第1集束電極、34,35,36,37……第1の平行電
極、45(46)……第2の平行電極、38……リム電極、40
……第2集束電極、50……陽極、11,12,13,21,22,23,31
a,32a,33a,31b,32b,33b,41a,42a,43a,41b,42b,43b,51,5
2,53……電子ビーム通過孔、C……電子銃軸(陰極線管
の管軸)、CB……センター電子ビーム、SB1,SB2……サ
イド電子ビーム。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/50

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】螢光体スクリーンと、一方向に配列された
    センターと両サイドの3本の電子ビームを出射する陰極
    と、前記陰極から前記3本の電子ビームを前記螢光体ス
    クリーンに射突させるために、少なくとも制御電極、加
    速電極、集束電極、陽極とをこの順序で管軸方向に配列
    した電子銃を備えたカラー陰極線管において、前記集束
    電極は、前記陰極から出射された前記3本の電子ビーム
    を通過させる電子ビーム通過孔を有する前記加速電極側
    に配置された第1集束電極と、前記陰極から出射された
    前記3本の電子ビームを通過させる電子ビーム通過孔を
    有する前記陽極側に配置された第2集束電極とからな
    り、前記第2集束電極は、前記第1集束電極側に前記電
    子ビーム通過孔を通過する電子ビームを前記電子ビーム
    配列方向に対して直角な方向から挟むように配置された
    水平板状電極を備え、前記第1集束電極に一定のフォー
    カス電圧を、前記第2集束電極に電子ビームの偏向角の
    増大に伴って変化するダイナミックフォーカス電圧をそ
    れぞれ印加して、前記第1集束電極と前記第2集束電極
    との間に4重極レンズを形成し、前記センター電子ビー
    ムと前記両サイド電子ビームに対して前記4重極レンズ
    の作用の強さが異なる構成にしていることを特徴とする
    カラー陰極線管。
  2. 【請求項2】螢光体スクリーンと、一方向に配列された
    センターと両サイドの3本の電子ビームを出射する陰極
    と、前記陰極から前記3本の電子ビームを前記螢光体ス
    クリーンに射突させるために、少なくとも制御電極、加
    速電極、集束電極、陽極とをこの順序で管軸方向に配列
    した電子銃を備えたカラー陰極線管において、前記集束
    電極は、前記陰極から出射された前記3本の電子ビーム
    を通過させる電子ビーム通過孔を有する前記加速電極側
    に配置された第1集束電極と、前記陰極から出射された
    前記3本の電子ビームを通過させる電子ビーム通過孔を
    有する前記陽極側に配置された第2集束電極とからな
    り、前記第1集束電極は、前記第2集束電極側に前記電
    子ビーム通過孔を通過する電子ビームの各々を前記電子
    ビーム配列方向から挟むように配置された垂直板状電極
    を備え、前記第2集束電極は、前記第1集束電極側に前
    記電子ビーム通過孔を通過する電子ビームを前記電子ビ
    ーム配列方向に対して直角な方向から挟むように配置さ
    れた水平板状電極を備え、前記第1集束電極に一定のフ
    ォーカス電圧を、前記第2集束電極に電子ビームの偏向
    角の増大に伴って変化するダイナミックフォーカス電圧
    をそれぞれ印加して、前記第1集束電極と前記第2集束
    電極との間に4重極レンズを形成し、前記センター電子
    ビームと前記両サイド電子ビームに対して前記4重極レ
    ンズの作用する強さが異なる構成にしていることを特徴
    とするカラー陰極線管。
  3. 【請求項3】前記センター電子ビームと前記両サイド電
    子ビームに対して前記4重極レンズの作用する強さが異
    なる構成は、前記センター電子ビームの前記4重極レン
    ズの作用する強さが、前記両サイド電子ビームの前記4
    重極レンズの作用する強さよりも弱いものであることを
    特徴とする請求項1または2に記載のカラー陰極線管。
  4. 【請求項4】前記センター電子ビームと前記両サイド電
    子ビームに対して前記4重極レンズの作用する強さが異
    なる構成は、前記水平板状電極における前記センター電
    子ビームと前記両サイド電子ビームに対して作用する部
    分を前記管軸方向に異なる寸法に形成したものであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカラ
    ー陰極線管。
  5. 【請求項5】前記水平板状電極は、前記センター電子ビ
    ームに作用する部分の前記管軸方向の寸法が、前記両サ
    イド電子ビームに作用する部分の前記管軸方向の寸法よ
    りも短いものであることを特徴とする請求項4に記載の
    カラー陰極線管。
  6. 【請求項6】前記センター電子ビームと前記両サイド電
    子ビームに対して前記4重極レンズの作用する強さが異
    なる構成は、前記水平板状電極における前記電子ビーム
    配列方向に対して直角な方向から電子ビームを挟む間隔
    が、前記センター電子ビームと前記両サイド電子ビーム
    との間で異なっているものであることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載のカラー陰極線管。
  7. 【請求項7】前記水平板状電極における前記電子ビーム
    配列方向に対して直角な方向から電子ビームを挟む間隔
    は、前記センター電子ビームに作用する部分が前記両サ
    イド電子ビームに作用する部分よりも広いものであるこ
    とを特徴とする請求項6に記載のカラー陰極線管。
  8. 【請求項8】前記センター電子ビームと前記両サイド電
    子ビームに対して前記4重極レンズの作用する強さが異
    なる構成は、前記水平板状電極と前記垂直板状電極との
    前記管軸方向の間隔が、前記センター電子ビームと前記
    両サイド電子ビームとの間で異なっているものであるこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載のカラー陰極線
    管。
  9. 【請求項9】前記水平板状電極と前記垂直板状電極との
    前記管軸方向の間隔は、前記センター電子ビームに作用
    する部分が前記両サイド電子ビームに作用する部分より
    も広いものであることを特徴とする請求項8に記載のカ
    ラー陰極線管。
  10. 【請求項10】前記水平板状電極は、前記3本の電子ビ
    ームのそれぞれに独立に設けられているものであること
    を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のカラー
    陰極線管。
  11. 【請求項11】一方向に配列された3本の電子ビームを
    出射する陰極と、制御電極と、加速電極と、複数の集束
    電極と、陽極と、赤、緑、青の螢光体からなる電子ビー
    ムの射突するスクリーンとを備えたカラー陰極線管にお
    いて、最終加速レンズが集束電極と陽極とを対向させて
    形成され、前記最終加速レンズを形成する集束電極の陽
    極側は3本の電子ビームをそれぞれ通過する電子ビーム
    通過孔を有し、前記陽極の集束電極側は3本の電子ビー
    ムをそれぞれ通過する電子ビーム通過孔を有し、前記複
    数の集束電極により4重極レンズが形成され、前記4重
    極レンズは、前記スクリーンに白色を表示する際の3本
    の電子ビームの各電流値が相対的に大きな電子ビームに
    は他の電子ビームより強く作用する構成にしていること
    を特徴とするカラー陰極線管。
  12. 【請求項12】前記3本の電子ビームのうち緑の螢光体
    に射突する電子ビームに作用する4重極レンズの作用
    は、他の2つの電子ビームに作用する4重極レンズより
    弱いことを特徴とする請求項11に記載のカラー陰極線
    管。
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