JP4013455B2 - 温度式膨張弁 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高圧冷媒を減圧するとともに、蒸発器の出口側における冷媒加熱度が所定値となるように開度を調節する蒸気圧縮式冷凍サイクル用の温度式膨張弁に関するもので、車両用空調装置に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
温度式膨張弁(以下、膨張弁と略す。)は、周知のごとく、蒸発器から流出する冷媒の温度に応じて内圧が変動する感温室と、この感温室内の圧力変動に応じて変位する膜状のダイヤフラムと、ダイヤフラムの変位を弁体に伝達するストッパ及びロッドからなる変位伝達手段等から構成されたものである。
【0003】
ところで、一般的な車両用空調装置では、蒸発器内の蒸発温度が約0℃となるように圧縮機の稼働率が制御されているため、ダイヤフラムのうち蒸発器から流出した冷媒と接触する部位の温度は0℃近くまで低下している。このため、感温室内に封入されたガス(冷媒)のうちダイヤフラム近傍のガスが凝縮してしまう。
【0004】
このとき、ダイヤフラムの面が水平方向に対して傾くように膨張弁が搭載されていると、凝縮した冷媒(液滴)が、感温室を構成する壁部材のうち外気に接触する部位(以下、この部位を加熱壁と呼ぶ。)を側に流れてしまう。
【0005】
そして、液滴が加熱壁に到達すると、液滴は加熱壁を介して外気(膨張弁の雰囲気)から熱を吸熱して蒸発してしまうので、感温室内の圧力が雰囲気の影響を受けて上昇してしまい、蒸発器から流出する冷媒の温度に応じて弁体を可動させることができなくなるという問題(以下、この問題をヒートパイプ現象と呼ぶ。)が発生する。
【0006】
この問題に対して、例えば特開平8−193769号公報に記載の発明では、凝縮した冷媒(液滴)が加熱壁側に流れることを防止する液溜め部を感温室内に設けている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報に記載の発明では、感温室内に液溜め部を設けているので、膨張弁の構造が複雑になり、膨張弁の製造原価上昇を招いてしまう。
【0008】
本発明は、上記点に鑑み、膨張弁の製造原価上昇を抑制しつつ、ヒートパイプ現象を防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、蒸気圧縮式冷凍サイクルに用いられ、高圧冷媒を減圧するとともに、蒸発器(500)の出口側における冷媒加熱度が所定値となるように開度を調節する温度式膨張弁であって、
蒸発器(500)の出口側における冷媒温度を応じて内圧が変化する感温室(430)と、
感温室(430)と蒸発器(500)から流出した冷媒が導かれる空間(435)とを仕切るとともに、感温室(430)内の圧力変動に応じて変位する膜状のダイヤフラム(432)と、
ダイヤフラム(432)とともに前記空間(435)を形成するケーシング(433)と、
高圧冷媒を減圧する絞り部(420)と、
絞り部(420)の開度を調節する弁体(421)と、
ダイヤフラム(432)の変位を弁体(421)に伝達する変位伝達手段(422、423)とを有し、
変位伝達手段は、弁体(421)に一端部が連結される棒状のロッド部(422)と、ロッド部(422)の他端部に連結されるフランジ部(423)とにより構成され、
フランジ部(423)は、ロッド部(422)の長手方向と略直交する方向に拡がるとともにダイヤフラム(432)に接触する円板状フランジ平面部(423c)と、円板状フランジ平面部(423c)の中心部からロッド部(422)の他端部側に向かって突出する円柱部(423d)とを有する傘状に形成され、
ケーシング(433)のうち、フランジ部(423)の円板状フランジ平面部(423c)より絞り部(420)側に位置する部位には、フランジ部(423)がダイヤフラム(432)とともに変位した際に円板状フランジ平面部(423c)が衝突することにより、ダイヤフラム(432)の最大変位を規制する環状のフランジ受け部(433a)と、環状のフランジ受け部(433a)の中心部に位置する円筒部(433b)とが設けられており、
円筒部(433b)の内面にフランジ部(423)の円柱部(423d)が挿入されることで円筒部(433b)の内面と円柱部(423d)の円柱外周面とが対向し、
さらに、円板状フランジ平面部(423c)のうちフランジ受け部(433a)に対向する面から円柱部(423d)の円柱外周面に至る面、及び円板状フランジ平面部(423c)に対向する環状のフランジ受け部(433a)の面から円筒部(433b)の内面に至る面の少なくとも一方側には、凹凸部(460)が設けられており、
凹凸部(460)により、蒸発器(500)から流出した冷媒をダイヤフラム(432)側に導く冷媒通路(426)が形成されることを特徴とする。
【0010】
これにより、蒸発器(400)から流出した低温の冷媒を冷媒通路(426)によりダイヤフラム(432)側に導いて、この低温の冷媒によりダイヤフラム(432)が冷却されるので、仮に感温室(430)内のガスが凝縮してその凝縮した液滴が外気から熱を吸熱して蒸発しても感温室(430)内を十分に冷却することができる。したがって、感温室(430)内の圧力が雰囲気の影響を受けて上昇してしまうことを未然に防止できる。
【0011】
また、蒸発器(500)から流出した冷媒をダイヤフラム(432)側に導く冷媒通路(426)を、凹凸部(460)により形成される隙間にて簡便に形成できるので、膨張弁の製造原価上昇を抑制しつつ、ヒートパイプ現象を防止することができる。
【0019】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1参考例)
本第1参考例は、膨張弁を車両用空調装置(車両用冷凍サイクル)に適用したものであって、本発明の前提となる実施形態を示す。図1は第1参考例による膨張弁及び冷凍サイクルの模式図である。
【0021】
図1中、100は冷媒を吸入圧縮する圧縮機であり、この圧縮機100は動力を断続可能に伝達する電磁クラッチ(図示せず。)を介して走行用のエンジン(図示せず。)から動力を得ている。200は圧縮機100から吐出した高温高圧の冷媒と空気とを熱交換して冷媒を冷却凝縮させる凝縮器(コンデンサ)であり、300は凝縮器200から流出する冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して液相冷媒を流出させるとともに、冷凍サイクル中の余剰冷媒を蓄えるレシーバ(気液分離手段)である。
【0022】
400はレシーバ300から流出した高圧冷媒を減圧するとともに、圧縮機100に吸入される冷媒の過熱度(後述する蒸発器出口側の冷媒過熱度)が所定値となるように開度(絞り程度)を調節する温度式膨張弁(以下、膨張弁と略す。)である。なお、膨張弁400の詳細は後述する。
【0023】
500は膨張弁400にて減圧された冷媒と車室内に吹き出す空気とを熱交換させて冷媒を蒸発させることにより車室内に吹き出す空気を冷却する蒸発器であり、膨張弁400は、蒸発器500の側面部に取り付けられている。なお、蒸発器500の側面側とは、蒸発器500のうち蒸発器500を通過する空気流れに対して略直交する方向の端部側を言うものである。
【0024】
次に、膨張弁400の構造について述べる。
【0025】
410は冷媒が流通する第1、2冷媒通路411、412及び冷媒を減圧する絞り部420が設けられた金属(本第1参考例では、アルミニウム)製のハウジング(膨張弁ボディ)である。そして、第1冷媒通路411はレシーバ300から流出した冷媒が流入する通路であり、第2冷媒通路412は蒸発器500から流出した冷媒が流通する通路であり、絞り部420は第1冷媒通路411中に設けられている。
【0026】
また、430は所定の量のガス冷媒が封入された第1圧力室(感温室)であり、この第1圧力室430は所定形状にプレス成形された第1ケーシング431と薄膜状のダイヤフラム(圧力応動部材)432とから構成されており、ダイヤフラム432は第1ケーシング431と第2ケーシング433とにより挟み込まれた状態で固定されている。なお、434は第1圧力室430にガス冷媒を充填する際の充填口を閉塞するプラグである。
【0027】
そして、ダイヤフラム432を挟んで第1圧力室430と反対側に位置する空間(以下、この空間を第2圧力室と呼ぶ。)435には、蒸発器500から流出した冷媒が第2冷媒通路412から導かれるようになっている。第1圧力室430と第2圧力室435とはダイヤフラム432により仕切られ、第2圧力室435は図1に図示されているようにダイヤフラム432と第2ケーシング433とから構成されている。
【0028】
421は絞り部420に対して冷媒流れ上流側に配設されて絞り部420の開度を調節する球状の弁体であり、422はダイヤフラム432の変位を弁体421に伝達する棒状のプッシュロッド部(以下、ロッド部と略す。)であり、弁体421はロッド部422のうち小径ロッド部422aの先端に溶接されている。
【0029】
また、ロッド部422のうち大径ロッド部422bは、ロッド部422の長手方向と直交する方向に拡がる傘状のフランジ部(ストッパ部)423に連結されている。このフランジ部423は、より具体的には、ロッド部422の長手方向と直交する方向に拡がる円板状フランジ平面部423cを有し、この板状フランジ平面部423cがダイヤフラム432に接触している。また、フランジ部423には、フランジ平面部423cの中心部からロッド部422側に向かって突出する円柱部423dが形成されている。なお、ロッド部422及びフランジ部423は冷鍛加工にて成形されている。
第2ケーシング433のうち、フランジ部423の円板状フランジ平面部423cよりも絞り部420側(図1の下側)に位置する部位には、フランジ部423がダイヤフラム432とともに変位した際に円板状フランジ平面部423cが衝突することにより、ダイヤフラム432の最大変位を規制する環状のフランジ受け部433aと、環状のフランジ受け部433aの中心部に位置する円筒部433bとが設けられている。
円筒部433bの内面にフランジ部423の円柱部423dが挿入されることで円筒部433bの内面と円柱部423dの円柱外周面とが対向するようになっている。
【0030】
そして、フランジ部423には、図2に示すように、フランジ部423の外周部にその一部を切り欠いた切欠き部423aを形成することにより、蒸発器500から流出した冷媒をダイヤフラム432側(第2圧力室435側)に導く冷媒通路426を形成している。
【0031】
このため、第1圧力室430と第2圧力室435との間に圧力差(特に、第1圧力室430内圧力が第2圧力室435内圧力より大きくなるような圧力差)が発生すると、ダイヤフラム432には圧力差に応じて変位するので、図1に示すように、ダイヤフラム432の変位がフランジ部423及びロッド部422を介して弁体421に伝達される。つまり、本第1参考例では、ロッド部422及びフランジ部423によりダイヤフラム432の変位を弁体421に伝達する変位伝達手段が構成されている。
【0032】
一方、弁体421を挟んでロッド部422と反対側には、絞り部420の開度が縮小する向きに弁体421を押圧する力(弾性力)を弁体421に作用させるコイルバネ424が配設されている。なお、弁体421(ダイヤフラム432)の変位は微少であるので、コイルバネ424が弁体421を押圧する力は弁体421の位置によらず略一定とみなしていよい。
【0033】
なお、425はコイルバネ424が弁体421を押圧する力を調整する調整用スクリュウであり、450は隙間を密閉(シール)するOリング又はパッキンである。
【0034】
また、ロッド部422(特に、大径ロッド部422b)は、第2冷媒通路412を流通する冷媒(蒸発器500から流出した冷媒)の温度(熱)を第1圧力室(感温室430)に伝達する熱伝達手段を兼ねており、第1圧力室430は、ロッド部422及び第2圧力室435から伝達された温度(熱)に応じて内圧が変化する。このため、ロッド部422及びフランジ部423は熱伝導率の高い金属(例えば、アルミニウムやステンレス等)にて形成されている。
【0035】
次に、膨張弁400の概略作動を述べる(図1参照)。
【0036】
弁体421は絞り部420より冷媒流れ上流側に位置しているので、第1圧力室430の内圧が上昇すると、弁体421は絞り部420の開度が拡大する向きに変位する。一方、第2圧力室435の内圧が上昇すると、弁体421は絞り部420の開度が縮小する向きに変位しようとする。
【0037】
このとき、コイルバネ424は絞り部420の開度が縮小する向きの力を弁体421に常に作用させているので、弁体421は、コイルバネ424の力と第1圧力室430と第2圧力室435との圧力差による力とが釣り合う位置に変位しようとする。
【0038】
また、第1圧力室430は密閉されているとともに、その内部温度は第2圧力室435内の温度(蒸発器500出口側における冷媒の温度)と等しくなるように変化するので、弁体421は第1圧力室430と第2圧力室435との圧力差による力がコイルバネ424の力と等しくなるように変位する。したがって、コイルバネ424の力を過熱度に相当する大きさに設定すれば、蒸発器500出口側における冷媒過熱度が略一定となるように絞り開度が自動調整される。
【0039】
なお、第1圧力室430内の圧力が過度に上昇した場合には、フランジ部423の円板状フランジ平面部423cが第2ケーシング433のフランジ受け部433aに衝突することによりダイヤフラム432が過度に変位することが防止される。
【0040】
次に、本第1参考例の特徴を述べる。
【0041】
本第1参考例によれば、フランジ部423の外周部にその一部を切り欠いた切欠き部423aが設けられているので、蒸発器500から流出した低温(約0℃)の冷媒によりダイヤフラム432が冷却される。このため、仮に凝縮した冷媒(液滴)が外気(膨張弁の雰囲気)から熱を吸熱して蒸発しても第1圧力室430内を十分に冷却することができるので、第1圧力室430内の圧力が雰囲気の影響を受けて上昇してしまうことを未然に防止できる。
【0042】
また、フランジ部423の外周部にその一部を切り欠いた切欠き部423aを設けるといった簡便な手段にて第1圧力室430内を十分に冷却することができるので、膨張弁400の製造原価上昇を抑制しつつ、ヒートパイプ現象を防止することができる。
【0043】
なお、本実施形態では、フランジ部423は冷鍛加工にて製造しているが、小規模な金型変更にて切欠き部423aを設けることができるので、膨張弁400の製造原価上昇は実質的に殆どない。
【0044】
(第2参考例)
第1参考例では、切欠き部423aをフランジ部423の外周部に形成することにより、蒸発器500から流出した冷媒をダイヤフラム432側(第2圧力室435側)に導く冷媒通路426を形成したが、本第2参考例は、図3に示すように、フランジ部423を貫通する貫通穴423bを設けることにより冷媒通路426を形成したものである。
【0045】
(本発明の実施形態)
本実施形態は、図1に示す第1参考例の温度式膨張弁400を基礎として、この温度式膨張弁400に、図4に示すフランジ部423及び図5に示す第2ケーシング433の少なくとも一方を組み合わせるものである。
本実施形態では、図4、5に示すように、フランジ部423のうち第2ケーシング433のフランジ受け部433aと衝突接触する部位及び第2ケーシング433の対応部位の少なくとも一方側に、凹凸部(ディンプル)460を設けたものである。
【0046】
なお、図4はフランジ部423に凹凸部460を設けた例であり、図5は第2ケーシング433に凹凸部460を設けた例である。
この凹凸部460の形成部位についてより具体的に説明すると、フランジ部423においては、図4に示すように、円板状フランジ平面部423cのうちフランジ受け部433aに対向する面から円柱部423dの円柱外周面に至る面に凹凸部460を設けている。
一方、第2ケーシング433においては、図5に示すように、円板状フランジ平面部423cに対向する環状フランジ受け部433aの面から円筒部433bの内面に至る面に凹凸部460を設けている。
【0047】
これにより、凹凸460により形成された隙間により蒸発器500から流出した冷媒をダイヤフラム432側(第2圧力室435側)に導く冷媒通路426が形成されることとなるので、膨張弁400の製造原価上昇を抑制しつつ、ヒートパイプ現象を防止することができる。
【0048】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、フランジ部423を冷鍛加工により形成し、第2ケーシング433をプレス加工にて形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他加工方法により形成してもよい。
【0049】
また、上述の実施形態では、車両用空調装置を例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の冷凍サイクルにも適用することができる。
【0050】
ところで、本発明は、ダイヤフラム432側に低温の冷媒を積極的に導くことにより第1圧力室430内を十分に冷却して第1圧力室430内の圧力が雰囲気の影響を受けて上昇してしまうことを防止するものであるので、冷媒通路426の形成手段は上記実施形態に限定されるものではなく、その他手段であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1参考例に係る膨張弁及び冷凍サイクルの模式図である。
【図2】 (a)はフランジ部の上面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は(a)の下面図である。
【図3】 本発明の第2参考例に係る膨張弁に適用されるフランジ部の半断面図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係る膨張弁に適用されるフランジ部の斜視図である。
【図5】 本発明の一実施形態に係る膨張弁に適用される第2ケーシングの斜視図である。
Claims (1)
- 蒸気圧縮式冷凍サイクルに用いられ、高圧冷媒を減圧するとともに、蒸発器(500)の出口側における冷媒過熱度が所定値となるように開度を調節する温度式膨張弁であって、
前記蒸発器(500)の出口側における冷媒温度を応じて内圧が変化する感温室(430)と、
前記感温室(430)と前記蒸発器(500)から流出した冷媒が導かれる空間(435)とを仕切るとともに、前記感温室(430)内の圧力変動に応じて変位する膜状のダイヤフラム(432)と、
前記ダイヤフラム(432)とともに前記空間(435)を形成するケーシング(433)と、
前記高圧冷媒を減圧する絞り部(420)と、
前記絞り部(420)の開度を調節する弁体(421)と、
前記ダイヤフラム(432)の変位を前記弁体(421)に伝達する変位伝達手段(422、423)とを有し、
前記変位伝達手段は、前記弁体(421)に一端部が連結される棒状のロッド部(422)と、前記ロッド部(422)の他端部に連結されるフランジ部(423)とにより構成され、
前記フランジ部(423)は、前記ロッド部(422)の長手方向と略直交する方向に拡がるとともに前記ダイヤフラム(432)に接触する円板状フランジ平面部(423c)と、前記円板状フランジ平面部(423c)の中心部から前記ロッド部(422)の他端部側に向かって突出する円柱部(423d)とを有する傘状に形成され、
前記ケーシング(433)のうち、前記フランジ部(423)の前記円板状フランジ平面部(423c)より前記絞り部(420)側に位置する部位には、前記フランジ部(423)が前記ダイヤフラム(432)とともに変位した際に前記円板状フランジ平面部(423c)が衝突することにより、前記ダイヤフラム(432)の最大変位を規制する環状のフランジ受け部(433a)と、前記環状のフランジ受け部(433a)の中心部に位置する円筒部(433b)とが設けられており、
前記円筒部(433b)の内面に前記フランジ部(423)の前記円柱部(423d)が挿入されることで前記円筒部(433b)の内面と前記円柱部(423d)の円柱外周面とが対向し、
さらに、前記円板状フランジ平面部(423c)のうち前記フランジ受け部(433a)に対向する面から前記円柱部(423d)の円柱外周面に至る面、及び前記円板状フランジ平面部(423c)に対向する前記環状のフランジ受け部(433a)の面から前記円筒部(433b)の内面に至る面の少なくとも一方側には、凹凸部(460)が設けられており、
前記凹凸部(460)により、前記蒸発器(500)から流出した冷媒を前記ダイヤフラム(432)側に導く冷媒通路(426)が形成されることを特徴とする温度式膨張弁。
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