JP2007278563A - 圧力制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】感温部を構成する部品の加工を容易にし、部品の精度向上と低コスト化を図ると共に、加工設備の共用化及び生産性の向上が可能な圧力制御弁を提供する。
【解決手段】蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒通路に配置され、ガスクーラ2出口側の冷媒圧力を制御する圧力制御弁3が、ガスクーラ出口側の冷媒温度に応じて内圧が変化する感温部30と、感温部の内圧変化に機械的に連動して弁口34aの開度を調整する弁体35と、弁体を収納するボディ34とを備えていて、該感温部が、内圧変化に応じて変位するダイヤフラム31、冷媒等と封入する空間を形成するキャップ部材32と必要に応じフランジ部材33とよりなり、これらがその外周部で接合され、その接合部の変形を防止する方向に補強部材37,37Aを配置している。
【選択図】図2

Description

本発明は、蒸気圧縮式冷凍サイクルの放熱器(ガスクーラ)出口側の冷媒温度に基づいて放熱器出口側の冷媒圧力を制御する圧力制御弁(膨張弁)に関し、特に二酸化炭素(CO2)冷媒など高圧圧力が超臨界状態となる冷媒を用いた冷凍サイクルに適用する圧力制御弁(膨張弁)に関する。
一般に車両用空調装置の蒸気圧縮式冷凍サイクルに使用される圧力制御弁として、従来より特許文献1及び特許文献2に示されるような圧力制御弁が知られている。
特開2002−13844号公報 特開2000−81157号公報
この特許文献1に示される圧力制御弁は、図11に示すようにコンプレッサ(圧縮機)1、コンデンサ(凝縮器)2、レシーバ(気液分離手段)9、膨張弁(圧力制御弁)3及びエバポレータ(蒸発器)4より構成される閉回路をHFC134aの冷媒が循環する冷凍サイクルに適用されるものである。この圧力制御弁3の感温部30は、感温室S内の圧力変動に応じて変位する膜状のダイヤフラム31の外周部を第1ハウジング(キャップ部材)32と第2ハウジング(フランジ部材)33とによって挟み込んで、3者31,32,33の外周縁を溶接Wした状態で、第2ハウジング33をバルブのボディ34に固定することで形成されている。このため、HFC134aの冷媒のように作動圧力が低く、ダイヤフラム31にエバポレータ出口側の低圧が作用する場合においては、上記のような構造の感温部30の構成であっても十分に圧力に耐えられる強度があったが、CO2を冷媒とする冷凍サイクルでは、サイクルの成績係数(COP)が最大となるようにガスクーラ(放熱器)出口温度に対して高圧圧力に調整する必要があり、ダイヤフラムにガスクーラ出口の高圧が作用するため、上記構成の感温部では耐圧上に問題があり、圧力制御弁に使用することはできなかった。
また、特許文献2に示される圧力制御弁は、図12に示されるようにコンプレッサ(圧縮機)1、ガスクーラ(放熱器)2、圧力制御弁3、エバポレータ(蒸発器)4、アキュムレータ5及び内部熱交換器8より構成される閉回路をCO2の冷媒が循環する冷凍サイクルに適用されるものである。この圧力制御弁3の感温部30は、図11に示すようにダイヤフラム31の外周部を略直角状に折り曲げて折曲部31aを形成し、このダイヤフラム31の折曲部31aをダイヤフラムカバー(キャップ部材)32とダイヤフラムサポート(フランジ部材)33とで挟み込んで、折曲部31aの端縁で3者31,32,33を溶接Wすることによって形成している。
しかしながら、この圧力制御弁3の感温部30の構造も、以下のような問題がある。
(1)ダイヤフラム31としては、作動耐久性を確保するために析出硬化型ステンレスなど強度の高い材料が使用される。CO2冷媒は、従来のHFC134a冷媒より作動圧力が高いために、従来では特許文献2に関し上記したように、板厚の厚いダイヤフラム31を用いて外周部をL字状に折り曲げることで破壊圧を確保していた。
しかしながら、この構造では、硬度の高いダイヤフラム31を折り曲げるため、そのスプリングバックにより折曲部の近傍が変形してしまい、平面度が低下するという問題があった。この結果、ダイヤフラムカバー32及びダイヤフラムサポート33を組み付けたときにダイヤフラム31との間で隙間が発生して、寸法精度やダイヤフラムの耐久性が低下するという問題がある。
(2)作動圧力が高いため、ダイヤフラムカバー32及びダイヤフラムサポート33の板厚が厚くなる。これらの材質は、ダイヤフラム31と溶接するために同種のSUS材で製作するため、加工性が悪く、板厚が大きいためプレス等では製作できず、コスト高となる。
(3)通常、CO2冷媒は超臨界状態で使用されるため、温度が上昇すると圧力も上昇してしまう。特に冷媒を封入している感温部30は、コンプレッサ1が停止している場合にはガスクーラ2で冷却された冷媒が流れず、エンジンルーム内の温度まで上昇するため、感温部30の内圧がサイクルの最高使用圧力よりも高くなる。万一、感温部の強度を越える事態が発生した場合でも、部品の飛散を防止する必要があるが、溶接部は溶け込み深さを確保するため肉厚を薄くする必要があり、他の部位より強度が弱くなり、この部分より一気に破壊してダイヤフラムカバー32が飛散する恐れがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、圧力制御弁の感温部を構成するエレメント部品(ダイヤフラムカバー材(キャップ部材)、ダイヤフラム、サポート材(フランジ部材))の加工を容易にして、部品精度の向上と低コスト化を図ることである。
また、本発明の第2の目的は、比較的低圧で使用される冷媒(例えば、HFC134a冷媒)を使用する冷凍サイクルに用いられる圧力制御弁の部品と、比較的高圧で使用される冷媒(例えば、CO2冷媒)の冷凍サイクルに用いられる圧力制御弁の部品との類似性を向上させ、製造設備の共用化を容易にすることで、部品の生産性の向上を図ることである。
更に、本発明の第3の目的は、圧力制御弁の感温部の破壊部位を任意の位置に設定することで、部分的な箇所な破壊に限定して部品の飛散を防止することである。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の圧力制御弁を提供することである。
請求項1に記載の圧力制御弁は、蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒通路に配置され、ガスクーラ2出口側の冷媒圧力を制御する圧力制御弁が、ガスクーラ出口側の冷媒温度に応じて内圧が変化する感温部30と、感温部30の内圧の変化に機械的に連動して、弁口34aの開度を調整する弁体35と、弁体35を収納するボディ34とを備えていて、この感温部30が少なくともその内圧の変化に応じて変位する膜状のダイヤフラム31と、冷媒等を封入する空間Sを形成するキャップ部材32とよりなり、両者がその外周部で接合されていて、その接合部の変形を防止する方向に補強部材37,37Aを配置したものであり、これにより、CO2冷媒のように超臨界状態で使用されるような冷凍サイクルの圧力制御弁3としても、十分な耐圧性を確保できると共に、感温部30を構成するエレメント部品を薄肉化して加工を容易にでき、部品精度の向上と低コスト化が図れる。
請求項2の圧力制御弁は、ダイヤフラム31がその外周付近が平面形状に形成された外周平面部31aを有しているものであり、これにより、キャップ部材32とダイヤフラム31とを組み付けた際に、両者の間に隙間が生じ、寸法精度やダイヤフラムの耐久性が低下するのを防止できる。
請求項3の圧力制御弁は、キャップ部材32もその外周付近が平面形状に形成された外周平面部32aを有していて、ダイヤフラム31の外周平面部31aとキャップ部材32の外周平面部32aとを重ね合わせて溶接により気密に接合したものであり、これにより、キャップ部材32とダイヤフラム31とを組み付けた際に両者の間に隙間が生じるのを一層防止できると共に、補強部材37が配置されているので、キャップ部材32を薄肉化して、ダイヤフラム31と同種の材料で製作でき、両者の溶接が可能となる。
請求項4の圧力制御弁は、補強部材37,37Aが少なくとも接合部に圧縮荷重が働くように組み付けられているものであり、これにより、接合部の破壊を防止し感温部30の密閉空間Sの気密性が確保できる。
請求項5の圧力制御弁は、補強部材37,37Aがキャップ材32の外周を隙間なく覆うことで変形を防止するように組み付けられているものであり、これにより、キャップ材32の変形を防止することができる。
請求項6の圧力制御弁は、ダイヤフラム31の下部に更にフランジ部材33が配置されていて、ダイヤフラム31を間に挟んで、キャップ部材32、ダイヤフラム31及びフランジ部材33の3者が重ね合わされて、その外周部で接合されていて、その接合部又は接合部の内周側を挟み込むように補強部材37,37Aを配置したものであり、これにより、接合部の補強が可能となり、キャップ部材32及びフランジ部材33の薄肉化が図れる。
請求項7の圧力制御弁は、ダイヤフラム31、キャップ部材32及びフランジ部材33の各々が、その外周付近が平面形状に形成された外周平面部31a,32a,33aを有しており、各々の外周平面部を重ね合わせて接合部を形成しているものであり、これにより、キャップ部材32及びフランジ部材33を組み付けたときにダイヤフラム31との間に隙間が生じ、寸法精度やダイヤフラムの耐久性が低下するのを防止できる。
請求項8の圧力制御弁は、補強部材37,37Aが、カシメ、ネジ締め、溶接等により接合部に圧縮力が働くように組み付けられているものであり、これにより、キャップ部材32及びフランジ部材33の変形を防止し接合部の破壊を防止すると共に、感温部30の密閉空間Sの気密性が確保できる。
請求項9の圧力制御弁は、補強部材37,37Aがキャップ部材32及びフランジ部材33と密着して表面積の大部分を覆うことで変形を防止するように組み付けられているものであり、これにより、キャップ部材32及びフランジ部材33の変形を一層効果的に防止できる。
請求項10の圧力制御弁は、感温部30の補強部材37,37Aの一部に周囲より強度の低い部分37c,37dを設け、部分的に亀裂が発生するようにしたものであり、これにより、強度の弱い部分の溶接位置から感温部30内の冷媒ガスが漏れ、キャップ部材32や補強部材37が飛散するのを防止することができる。
請求項11の圧力制御弁は、補強部材37,37Aの一部に、凹部を設けるか、又は他より断面積の小さい部分を設けるか、又は断面積の小さいカシメ部分を設けたものであり、これは、強度の低い部分を具体化したものであり、この強度の低い部分が優先して変形又は亀裂を発生するので、これらが全体に拡大するのを防止することができる。
以下、図面に従って本発明の実施の形態の圧力制御弁について説明する。
以下の説明においては、本発明を適用した圧力制御弁が、二酸化炭素(CO2)を冷媒として循環される冷凍サイクル(超臨界冷凍サイクル)に使用されるものとして説明するが、これに限定されるものではない。図1は、内部熱交換器を用いた、CO2冷媒を循環させる冷凍サイクルを説明する図である。図2は、図1に示される冷凍サイクルに適用した第1実施形態の圧力制御弁の断面図である。
図1において、符号1はHFC系冷媒など比較的低圧で使用される冷媒に比べて比較的高圧で使用されるCO2冷媒を吸入圧縮するコンプレッサ(圧縮機)であり、符号2は、圧縮機1により圧縮された冷媒を冷却するガスクーラ(放熱器)である。ガスクーラ2で冷却された冷媒は、内部熱交換器8で更に冷却されて、圧力制御弁(膨張弁)3に入る。圧力制御弁3は、ガスクーラ2の出口側の冷媒温度に基づいて、内部熱交換器8の出口側の冷媒圧力を制御すると共に、高圧の冷媒を減圧する減圧器としても機能している。ガスクーラ2の出口側配管には、圧力制御弁の感温部が配置されている。圧力制御弁3は、感温部で感知される温度に応じて変位して弁体を移動させ、弁開度を調節する駆動部を有する。図1においては、感温部が、感温筒7と、キャピラリチューブ6とによって例示されている。この態様では、感温筒7とキャピラリチューブ6とに封入されたガスが感温筒7の温度に応じて体積変化し、この体積変化に応じて、例えば駆動部としての変位部材であるダイヤフラムやベローズが変位し、弁体が移動して弁開度が調節される。したがって、感温筒7内に封入されたガス(この実施形態では、循環冷媒と同様にCO2である)の冷媒温度に基づく内圧の変化によって圧力制御弁3の弁開度を制御している。図2に図示されるように、圧力制御弁3の感温部はキャピラリチューブ6を備えることなく提供することができる。
符号4は、圧力制御弁3で減圧された気液2相冷媒を蒸発させるエバポレータ(蒸発器)であり、符号5は気相冷媒と液相冷媒とを分離すると共に、冷凍サイクル中の余剰冷媒を一時的に蓄えるアキュムレータ5である。アキュムレータ5を出た気相冷媒は、内部熱交換器8に入り、ここで加熱された後に圧縮機1へと吸入される。このように、内部熱交換器8は、ガスクーラ2と圧力制御弁3へ向かう冷媒と、アキュムレータ5から圧縮機1へ戻る冷媒とが熱交換するようにサイクル内に配置されている。このため、圧力制御弁3は内部熱交換器8から蒸発器4に至る冷媒通路に配置される。これらは、圧縮機1→ガスクーラ2→内部熱交換器8→圧力制御弁(膨張弁)3→蒸発器4→アキュムレータ5→内部熱交換器8→圧縮機1とCO2冷媒が循環するように配管によって接続されて閉回路を形成している。
次に、図2を用いて第1実施形態の冷凍サイクル用の圧力制御弁3Aについて説明する。圧力制御弁3Aのボディ34内には、内部熱交換器8から弁口34aを介して蒸発器4に至る冷媒通路の一部である第1の流路Aと、ガスクーラ2から内部熱交換器8に至る冷媒通路の一部である第2の流路Bとが、それぞれ独立に形成されている。ボディ34には、内部熱交換器8側に接続される流入口34bと、蒸発器4側に接続される流入口34cと、後述する感温部を設置するための第1の開口34dと調整バネ(コイルスプリング)36をセットするための第2の開口34eとが形成されている。ボディ34内には弁体35が収納されていて、弁口34aの開閉を行うようになっており、これによって、内部熱交換器8と蒸発器4とが連通又は非連通するようになっている。
ボディ34の第1の開口34dには、感温部30が取り付けられている。この感温部30は、ダイヤフラム31、キャップ部材32、フランジ部材33及び補強部材37とより構成されていて、内部に密閉空間Sが形成されている。即ち、ステンレス系の材料をプレス成形した薄膜状のダイヤフラム31の周縁を、同じくステンレス系の材料をプレス成形したキャップ部材32とフランジ部材33で挟持するようにして重ね合わせて、その外周部を気密に溶接で接合し、キャップ部材32の上部には、この接合部及び接合部内周側を覆うように補強部材37が設けられることによって、接合部の強化が図られている。このようにして、感温部30が形成されている。ダイヤフラム31、キャップ部材32及びフランジ部材33の各々の外周付近は、平面形状に形成された外周平面部31a,32a,33aが形成されており、ダイヤフラム31の外周平面部31aを挟むように外周平面部32a及び33aを重ね合わせて、固着することで隙間のない接合部を得ることができる。
ダイヤフラム31と弁体35とは、弁体上面で溶接等によって接合されており、ダイヤフラム31の変位により、弁口34aの開度を調整する。弁体35の上面中央には、上部に開口した空間35aが形成されており、ダイヤフラム31の中央に穿孔された小孔31bを介して空間35aが、ダイヤフラム31とキャップ部材32とで形成される密閉空間Sに連通している。このようにして、密閉空間Sの容積が拡げられている。この密閉空間S及び空間35aには、サイクル内の冷媒と同じであるCO2ガスが所定の密度で封入されている。こうして、密閉空間Sの内外の圧力差に応じて、ダイヤフラム31が変形変位し、これに伴って弁体35が弁口34aの開度を変える。
フランジ部材33は、その内周側に円筒部33bが形成されていて、この円筒部33bの外周に形成されたネジ部を、ボディ34の第1の開口34dに螺合することによって、感温部30がボディ34に取り付けられている。更に感温部30は、ボディ34の上部に形成された凹部34fに嵌め込まれ、ボディ34の上部に一体に形成されたカシメ部34gにより、補強部材37を介して、カシメにより固定されている。また、感温部30(フランジ部材33)とボディ34間の気密を確保するOリング30aが設けられている。
弁体35は、弁部35bより上方にボディ34の第1の開口34dを通って延在している一方の端部(上面)がダイヤフラム31に固定されており、第1の開口34dの内面と弁体35の外周面との間に断面が環状の間隙dが形成されている。この間隙dは前述した第2の流路Bに連通している。したがって、ガスクーラ2出口側の冷媒圧力がこの間隙dを通してダイヤフラム31に作用する。また、感熱部30の密閉空間S内冷媒は、ガスクーラ2出口側の冷媒温度の影響を受ける。
更に弁体35は、弁部35bより下方に弁口34aを通って延在している他方の端部35cに調整ナット38が螺合されている。弁口34aの下面周辺と調整ナット38間には、弁体35を閉弁方向に付勢する調整バネ(コイルスプリング)36が介在しており、調整ナット38を回すことによって調整バネ36の初期荷重(弁口34aを閉じた状態での弾性力)が任意に調節できる。これら調整バネ36、調整ナット38等は、蒸発器4入口側に接続するボディ34の第2の開口34eによって形成された空間内に設けられている。また、蓋39がボディ34の第2の開口34eに嵌め込まれることによって、第2の開口34eが閉じられている。
上記構成よりなる圧力制御弁3Aは、弁体35の閉弁力は、感温部30の密閉空間Sの内圧と調整バネ36によって得られるようになっており、弁体35の開弁力は、ガスクーラ2出口側の冷媒圧力によって得られ、両者のバランスによって圧力制御弁3Aが開閉されるようになる。また、密閉空間S内の内圧は、ガスクーラ2出口側の冷媒温度によって変化し、それによって、弁口34aの開度が変化することで、内部熱交換器8出口側の冷媒圧力が制御される。
上記のように構成された第1実施形態の圧力制御弁3Aでは、感温部30をダイヤフラム31の外周平面部31aをキャップ部材32及びフランジ部材33の外周平面部32a,33aで挟んで接合することにより形成すると共に、感温部30の接合部及び接合部内周側を覆うように補強部材37を設け、これらをボディ34のカシメ部34gでカシメで固着している。したがって、図11の従来例のようにダイヤフラム31の周縁を折り曲げる必要がないため、硬度の高いステンレス材を用いても加工が容易であり、キャップ部材32及びフランジ部材33との接合部である外周平面の精度を容易に確保することができる。
また、補強部材37を使用しているため、キャップ部材32及びフランジ部材33を図10に示す従来例のHFC134a冷媒用の感温部と同程度の肉厚に薄肉化できるため、プレス加工が容易であり、従来と同等の設備で加工することが可能となり、生産互換性及び加工コストの点で有利である。
更にダイヤフラム31とキャップ部材32及びフランジ部材33との肉厚差が小さくなり溶接が容易である。また、従来のHFC134a冷媒用と同様に外周溶接ができるため、生産互換性及び加工コストで有利である。
更には、耐圧を確保する補強部材37が、感温部30と分離しているため、加工性及び材料コストで有利な材質(鉄など)を使用することができる。
図3は、第2実施形態の圧力制御弁3Bの断面図を示している。第2実施形態は、図2の第1実施形態の圧力制御弁3Aの感温部30の構成からフランジ部材33を省略したものである。即ち、第2実施形態では、ダイヤフラム31の外周平面部31aとキャップ部材32の外周平面部32aとを重ね合わせて接合部を溶接しており、この接合部及び接合部内周を覆うようにキャップ部材32の上面に補強部材37を設けることによって、感温部30を形成している。したがって、第2実施形態では、第1実施形態のフランジ部材33の外周平面部33aの役割を、ボディ34の凹部34fの底平面部で行っており、この底平面部には、ボディ34と感温部30(ダイヤフラム31)間の気密を確保するOリング30aが設けられている。このように構成された感温部30は、第1実施形態と同様にボディ34の凹部34fに嵌め込まれ、補強部材37が接合部に圧縮荷重が働くようにカシメ部34gでカシメることによってボディ34に固定されている。
また、第2実施形態の圧力制御弁3Bでは、密閉空間SにCO2ガスと不活性ガス(N2,He等)を所定量封入することで、弁体35を閉弁方向に付勢する調整バネ36及びこれに付随する調整ナット38等が省略されていて、ボディ34の第2の開口34eが閉塞されているが、第2実施形態の感温部30の構成は、第1実施形態の圧力制御弁3Aのように調整バネ36等を有している圧力制御弁に対しても適用可能である。また、弁体35を閉弁方向に付勢するために、密閉空間Sに封入された不活性ガスと調整バネとを併用してもよい。
第2実施形態の圧力制御弁3Bのその他の構成に関しては、第1実施形態の圧力制御弁3Aと同様であるので、説明を省略する。
図4は、第3実施形態の圧力制御弁3Cの断面図である。第3実施形態では、第1実施形態の圧力制御弁3Aのボディ34の一部である凹部34fとカシメ部34gとをボディ34から切り離し、別部品の第2の補強部材37Aとしたものである。即ち、フランジ部材33、ダイヤフラム31、キャップ部材32及び補強部材37の4者を重ね合わせてなる感温部30の外周接合部を第2の補強部材37Aに嵌め込み、図4に示されるように断面U字形になるように第2の補強部材37Aをカシメることによって、感温部30の接合部の補強を図っている。このように構成された感温部30のボディ34への組み付けは、ボディ34と感温部30のフランジ部材33との間に気密性を確保するガスケット30bを介して、フランジ部材33の円筒部33bに外周に形成されたネジ部を、ボディ34の第1の開口34dに螺合することによって行われる。その他の構成は、第1実施形態の圧力制御弁3Aと同様であるので説明を省略する。
図5は、第4実施形態の圧力制御弁3Dの断面図である。この第4実施形態では、第3実施形態で別部品とされている、キャップ部材32を専ら補強する補強部材37と感温部30の外周部を補強する第2の補強部材37Aとを一体として一部品の補強部材37としている。これにより、部品数を減らしたものである。したがって、この場合の補強部材37は、キャップ部材32上面を外周の接合部から内周側に入り込んだ部位まで覆うと共に、感温部30の外周接合部を下面から上面までU字状に包み込むようになっている。その他の構成は、図4の第3実施形態の圧力制御弁3と同様であるので説明を省略する。
図6は、第5実施形態の圧力制御弁3Eの断面図である。この第5実施形態では、第1実施形態のボディ34の凹部34f及びカシメ部34gを、ボディ34から切り離して、第3実施形態の第2の補強部材37Aとは一部構造を異にした第2の補強部材37aとしている。即ち、第3実施形態では、フランジ部材33の円筒部33bをボディ34の第1の開口34dに螺合することによって、感温部30をボディ34に結合しているが、この第5実施形態では、第2の補強部材37Aに円筒部37bを形成し、この円筒部37bの外周をネジ部として、ボディ34の第1の開口34dに螺合することによって、感温部30をボディ34に結合している。したがって、第5実施形態ではフランジ部材33の円筒部33bは、取り除かれている。なお、第2の補強部材37Aとボディ34との間には、気密性を確保するためにガスケット(図示せず)が設けられている。その他の構成は、第3実施形態と同様であるので説明を省略する。
図7は、第6実施形態の圧力制御弁3Fの断面図及び平面図である。この第6実施形態の感温部30の構成は、基本的に第3実施形態と同じであるが、第3実施形態では、補強部材37及び第2の補強部材37Aが感温部30の全周に渡って肉厚が略均一であるのに対し、この第6実施形態では、補強部材37及び第2の補強部材37Aの両者に周方向に複数個(図7では3つ)のスリット部37cが設けられている。このようにして、意図的に強度の低い部分を設けている。その他の構成は第3実施形態と同様である。
このように意図的に強度の低い部分を設けることにより、感温部30に異常な圧力が加わり、接合個所の溶接部に亀裂が発生するような場合、強度の弱いスリット部37cの溶接位置から密閉空間S内のガスが漏れ、キャップ部材32や補強部材37及び第2の補強部材37Aが飛散することを防止することができる。
図8は、第7実施形態の圧力制御弁3Gの断面図及び平面図を示している。この第7実施形態の感温部30の構成も、基本的に第3実施形態と同様であるが、第3実施形態では第2の補強部材37Aが感温部30の全周に渡って肉厚が略均一であるのに対して、この第7実施形態では、第2の補強部材37Aに周方向に複数個(図8では3つ)の溝状の薄肉部37dが設けられている。その他の構成は第3実施形態と同様である。
感温部30に異常な圧力が加わると、キャップ部材32が変形してカシメ部が開くが、第7実施形態のように第2の補強部材37Aに容易に変形する薄肉部37dを設けることにより、カシメ部の変形が第2の補強部材37Aの全周に拡大するのを防止して、部材の飛散が防止できる。
図9(a)は、第8実施形態の圧力制御弁3Hの断面図及び平面図を示しており、図9(b)は、第8実施形態の圧力制御弁3Hの作用効果を説明する断面図及び平面図である。この第8実施形態の感温部30の構成も、基本的に第3実施形態と同様であるが、第3実施形態では補強部材37及び第2の補強部材37Aの両者が感温部30の全周に渡って肉厚が略均一であるのに対し、この第8実施形態では、補強部材37及び第2の補強部材37Aの両者に周方向に複数個(図では5つ)の溝状の薄肉部37dが設けられている。その他の構成は、第3実施形態と同様である。
密閉空間S内の内圧が高まり、感温部30に異常な圧力が加わると、図9(b)に示すようにキャップ部材32が変形して第2の補強部材37のカシメ部が開く(変形する)が、キャップ部材32を補強する補強部材37の薄肉部37d間が優先して変形することにより、カシメ部の変形が全周に拡大するのを防止して、部材の飛散を防止することができる。図9(b)は、第2の補強部材37のカシメ部が開いて(変形して)、感温部30の密閉空間S内のガスが外部に漏れる状況を示しているが、第8実施形態では、補強部材37及び第2の補強部材37Aに強度の弱い薄肉部37dが形成されているため、図9(b)に示すように一部の薄肉部37d間でガス漏れが起きるだけで、カシメ部が全周に渡って変形することがないので、キャップ部材32、補強部材37等が飛散することがない。
上記第6〜8実施形態の説明において、補強部材及び第2の補強部材に部分的に強度の低いスリット部又は薄肉部を設けることについては、第3実施形態の感温部の構造を使用して説明しているが、第1,2,4,5実施形態の感温部の構造においても適宜適用可能なものである。また、第6〜8実施形態では、強度の低い部分として、スリット部又は薄肉部を例示しているが、要は、凹部を設けるか、又は他より断面積の小さい部分を設けるか、又は他より断面積の小さいカシメ部分を設ける等により、強度の弱い個所を形成すればよい。
図10は、本発明の第9実施形態の圧力制御弁3Iの断面図である。この第9実施形態の圧力制御弁3Iは、図2に示される第1実施形態の圧力制御弁3Aに対して、その補強材37を覆うようにキャップ材40を設けたものであり、その他の構成は、第1実施形態と同様である。圧力制御弁はガスクーラ出口圧力を制御するため、エンジンルーム内に配置されるが、通常、エンジンルーム内には冷媒よりも温度が高いため感温部30が加熱されると冷媒温度が正確に検出できなくなる。また、感温部30を天方向に設置することが多いため、補強材37の凹部に被水等により水分がたまると感温部30が冷却され冷媒温度が正確に検出することができない。また、腐食に対しても悪影響を与えることになる。
このため、第9実施形態の圧力制御弁3Iでは、ゴム、樹脂などで製作したカバー材40を被せて、感温部30を断熱するとともに、被水による水分侵入を防止している。
本発明の実施の形態である圧力制御弁を組み込んだ内部熱交換器を含む冷凍サイクルを説明する図である。 本発明の第1実施形態の圧力制御弁の断面図である。 本発明の第2実施形態の圧力制御弁の断面図である。 本発明の第3実施形態の圧力制御弁の断面図である。 本発明の第4実施形態の圧力制御弁の断面図である。 本発明の第5実施形態の圧力制御弁の断面図である。 本発明の第6実施形態の圧力制御弁の断面図及び平面図である。 本発明の第7実施形態の圧力制御弁の断面図及び平面図である。 (a)は、本発明の第8実施形態の圧力制御弁の断面図及び平面図であり、(b)は、第8実施形態の圧力制御弁の作用効果を説明する断面図及び平面図である。 本発明の第9実施形態の圧力制御弁の断面図である。 従来技術(特許文献1)の圧力制御弁の断面図である。 従来技術(特許文献2)の圧力制御弁の断面図である。
符号の説明
3,3A〜3I 圧力制御弁(膨張弁)
30 感温部
31 ダイヤフラム
31a 外周平面部
31b 小孔
32 キャップ部材
32a 外周平面部
33 フランジ部材
33a 外周平面部
33b 円筒部
34 ボディ
34a 弁口
34d 第1の開口
34e 第2の開口
34f 凹部
34g カシメ部
35 弁体
35a 空間
35b 弁部
36 調整バネ
37 補強部材
37A 第2の補強部材
37b 円筒部
37c スリット部
37d 薄肉部
S 密閉空間
d 間隙

Claims (11)

  1. 蒸気圧縮式冷凍サイクルの内部熱交換器(8)からエバポレータ(4)に至る冷媒通路に配置され、ガスクーラ(2)出口側の冷媒温度に基づいて弁口の開度を調節することにより、前記ガスクーラ出口側の冷媒圧力を制御する圧力制御弁において、前記圧力制御弁が、
    前記ガスクーラ出口側の冷媒温度に応じて内圧が変化する感温部(30)と、
    前記感温部(30)の内圧の変化に機械的に連動して前記弁口(34a)の開度を調整する弁体(35)と、
    前記弁体(35)を収納するボディ(34)と、
    を備えていて、前記感温部(30)が、少なくとも、
    前記感温部(30)内の内圧の変化に応じて変位する膜状のダイヤフラム(31)と、
    冷媒等を封入する空間(S)を形成するキャップ部材(32)と、
    よりなり、前記ダイヤフラム(31)と前記キャップ部材(32)とがその外周部で接合されていて、その接合部の変形を防止する方向に補強部材(37,37A)が配置されていることを特徴とする圧力制御弁。
  2. 前記ダイヤフラム(31)が、その外周付近が平面形状に形成された外周平面部(31a)を有していることを特徴とする請求項1に記載の圧力制御弁。
  3. 前記キャップ部材(32)もその外周付近が平面形状に形成された外周平面部(32a)を有していて、前記ダイヤフラム(31)の外周平面部(31a)と前記キャップ部材(32)の外周平面部(32a)とを重ね合わせて溶接により気密に接合することを特徴とする請求項2に記載の圧力制御弁。
  4. 前記補強部材(37,37A)が、少なくとも前記接合部に圧縮荷重が働くように組み付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧力制御弁。
  5. 前記補強部材(37,37A)が前記キャップ材(32)の外周を隙間なく覆うことで、変形を防止するように組み付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の圧力制御弁。
  6. 前記ダイヤフラム(31)の下部に更にフランジ部材(33)が配置されていて、前記ダイヤフラム(31)を間に挟んで前記キャップ部材(32)、前記ダイヤフラム(31)及び前記フランジ部材(33)の3者が重ね合わされて、その外周部で接合されていて、その接合部又は接合部の内周側を挟み込むように、前記補強部材(37,37A)が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力制御弁。
  7. 前記ダイヤフラム(31)、前記キャップ部材(32)及び前記フランジ部材(33)の各々が、その外周付近が平面形状に形成された外周平面部(31a,32a,33a)を有しており、前記各々の外周平面部(31a,32a,33a)を重ね合わせて、前記接合部を形成していることを特徴とする請求項6に記載の圧力制御弁。
  8. 前記補強部材(37,37A)が、カシメ、ネジ締め、溶接等により、前記接合部に圧縮力が働くように組み付けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の圧力制御弁。
  9. 前記補強部材(37,37A)が、前記キャップ部材及び前記フランジ部材と密着して、表面積の大部分を覆うことで変形を防止するように組み付けられていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の圧力制御弁。
  10. 前記感温部(30)の前記補強部材(37,37A)の一部に、周囲より強度の低い部分(37c,37d)を設けて、部分的に亀裂が発生するようにしたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の圧力制御弁。
  11. 前記補強部材(37,37A)の一部に、凹部を設けるか、又は他より断面積の小さい部分を設けるか、又は断面積の小さいカシメ部分を設けることを特徴とする請求項10に記載の圧力制御弁。
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