JP2008039262A - 膨張弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度式の膨張弁の加工コストを低減させる。
【解決手段】パワーエレメント2を構成するロアハウジング5の中央部を深絞り加工することによって筒状の弁ボディ10を一体に形成し、その弁ボディ10の開口端の端面を弁座11とする。その弁座11に対して弁体12が接離自在に配置され、その弁体12は、ダイヤフラム6の変位を弁体12に伝達するシャフト16と一体に形成され、そのシャフト16は弁ボディ10にその軸線方向に進退自在保持されている。弁体12はスプリング13によって閉弁方向に付勢されており、そのスプリング13は筒状のスプリングホルダ14によって受けられている。スプリングホルダ14は、弁ボディ10の外側に嵌着され、弁ボディ10に対する押し込み量でスプリング13のばね荷重を調整し、この膨張弁1のセット値を調整している。
【選択図】図1

Description

本発明は膨張弁に関し、特に車両用空調装置の冷凍サイクルにてエバポレータの出口における冷媒の温度および圧力を感知してエバポレータに送り出す冷媒の流量を制御する温度式の膨張弁に関する。
車両用空調装置の冷凍サイクルは、一般に、循環する冷媒を圧縮するコンプレッサと、圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサと、冷凍サイクル内の冷媒を溜めるとともに凝縮された冷媒を気液に分離するレシーバと、分離された液冷媒を絞り膨張させる膨張弁と、膨張弁で膨張された冷媒を蒸発させるエバポレータとによって構成されている。膨張弁としては、たとえばエバポレータの出口における冷媒の温度および圧力を感知してエバポレータに送り出す冷媒の流量を制御するようにした温度式の膨張弁が用いられている(たとえば特許文献1参照)。
この温度式の膨張弁は、ブロックタイプと呼ばれているもので、弁部を内蔵した直方形のブロックと、エバポレータから戻ってきた冷媒の温度および圧力を感知して弁部を制御するパワーエレメントとを有している。ブロックは、その側面に4つの接続穴、すなわち、レシーバから高温・高圧の冷媒が供給される高圧配管を接続する接続穴と、この膨張弁にて膨張された低温・低圧の冷媒をエバポレータへ送り出す低圧配管を接続する接続穴と、エバポレータ出口からの戻り配管を接続する接続穴と、この膨張弁を通過した冷媒をコンプレッサへ戻すための配管を接続する接続穴とを有しており、4本の配管の継手の機能を有している。ブロックには、また、その長手方向の一方の端面にパワーエレメントを螺合するためのねじ穴と、その他方の端面に弁部のセット値を外部から調整するためのアジャストねじが螺合されるねじ穴とを有している。これらの接続穴およびねじ穴は、中実のブロックに対してそれぞれ切削加工およびねじ加工を施すことによって形成される。
特開2002−115938号公報
しかしながら、ブロックタイプの膨張弁では、配管用の接続穴およびパワーエレメントおよびアジャストねじ用のねじ穴の他に、弁体およびスプリングを収容する空間、弁孔、パワーエレメントによる冷媒の温度および圧力の感知を弁体へ伝達するロッドの保持孔、接続穴に挿入した配管を固定するためのボルト貫通孔、配管固定用の板を固定するボルト用のねじ穴など、多くの切削加工およびねじ加工が必要であり、加工コストが高いという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、加工コストを低減させた膨張弁を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、エバポレータの出口における冷媒の温度および圧力を感知するパワーエレメントと、感知した冷媒の温度および圧力に応じて前記エバポレータに送り出す冷媒の流量を制御する弁部とを備えた膨張弁において、前記弁部は、弁座が一体に形成された筒状の弁ボディと、前記弁座に対して接離自在に配置された弁体と、前記弁体と一体に形成され前記弁ボディに保持されて前記パワーエレメントが感知した冷媒の温度および圧力の変化を前記弁体へ伝達するシャフトと、前記弁体を閉弁方向に付勢するスプリングと、前記弁ボディに嵌着され前記弁ボディとの軸線方向の相対位置を可変することで前記スプリングのばね荷重を調整する筒状のスプリングホルダとを有していることを特徴とする膨張弁が提供される。
このような膨張弁によれば、弁ボディおよびスプリングホルダを安価な筒状部材によって形成され、しかも、これらの嵌着位置を変更することで容易にセット値の調製が可能になる。
本発明の膨張弁は、弁部のボディ部分を筒状の弁ボディと筒状のスプリングホルダとで構成したので、高価な切削加工が不要な安価な筒状部材を原料として使用することができ、必要な加工も、切断穴あけ以外に簡単なプレス加工で済むことから、加工コストを大幅に低減することができるという利点がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す断面図である。
この膨張弁1は、図の上方に位置して冷媒の温度および圧力を感知するパワーエレメント2と図の下方に位置して冷媒の流量を制御する弁部3とを有している。パワーエレメント2は、厚い金属製の板をプレス加工することによって形成されたアッパーハウジング4およびロアハウジング5と、これらによって囲まれた空間を仕切るよう配置された可撓性のある金属薄板からなるダイヤフラム6と、このダイヤフラム6の下面に配置されたダイヤフラム受け盤7とを備え、これらの外周縁部を全周溶接することによって構成されている。アッパーハウジング4とダイヤフラム6とによって囲まれた部屋には、冷凍サイクルに使用されている冷媒などのガスが充填され、金属ボール8をアッパーハウジング4の充填孔に溶接することによりガスが封止されて感温室を構成している。ロアハウジング5には、エバポレータから出た冷媒を導入するための少なくとも1つの通気孔9が穿設されている。
弁部3は、ロアハウジング5の中央部を深絞り加工することによって筒状の弁ボディ10が一体に形成されている。弁ボディ10の図の下方の端面は、弁座11を構成している。この弁座11の図の下方には、弁体12が弁座11に対して接離自在に配置され、スプリング13によって閉弁方向に付勢されている。このスプリング13の図の下端は、スプリングホルダ14によって受けられている。スプリングホルダ14は、金属製の筒をプレス加工することによって作られ、弁ボディ10の外側に嵌着することによって弁ボディ10に固定され、その弁ボディ10に対する押し込み量によって弁ボディ10との軸線方向の相対位置を可変することでスプリング13のばね荷重を調整し、これによってこの膨張弁1のセット値を調整している。
弁ボディ10は、その側部に冷媒入口15が穿設され、これに対応して、スプリングホルダ14にも開口部が形成されている。弁ボディ10の中には、パワーエレメント2が感知した冷媒の温度および圧力の変化に応じて変化するダイヤフラム6の変位を弁体12へ伝達するシャフト16が軸線方向に進退自在に保持されている。シャフト16は、弁体12と一体に形成され、冷媒入口15に対応する位置では縮径されていて冷媒通路を形成し、頂部はダイヤフラム受け盤7に遊嵌されている。また、シャフト16は、その縮径部と頂部との間に溝が周設されていて、その溝にOリング17が配置され、冷媒入口15に導入された高圧の冷媒がダイヤフラム6の下方の部屋に漏れないようにしている。ここで、シャフト16の外径および弁座11の内径をほぼ同じにし、シャフト16の縮径部に高圧の冷媒を導入するようにしている。これにより、高圧の圧力が弁体12に対して開弁方向に、シャフト16に対しては閉弁方向にほぼ同じように作用するので、弁体12は、高圧圧力の変動の影響を受けることがなく、ほぼパワーエレメント2の駆動力だけで弁リフトを制御することができる。
さらに、冷媒入口15に導入される高圧の冷媒が弁ボディ10の外周から漏れるのを防ぐために、ロアハウジング5とスプリングホルダ14の上端部との間の弁ボディ10にOリング18が周設され、冷媒入口15に対応するスプリングホルダ14の開口部より下方位置にてスプリングホルダ14にOリング19が周設されている。なお、この実施の形態では、Oリング19の移動を規制するためのリブ20がスプリングホルダ14に形成されている。
このようにして構成された膨張弁1は、エバポレータから出た冷媒が通気孔9を介してダイヤフラム6とロアハウジング5との間の部屋に入り、その温度および圧力をパワーエレメント2が感知する。パワーエレメント2は、高い冷媒の温度を感知すると、感温室の圧力が上昇するので、ダイヤフラム6が弁部3の側に変位し、低い温度を感知すると、感温室のガスが凝縮して圧力が低下するので、ダイヤフラム6が弁部3の側と反対の側に変位する。同様に、パワーエレメント2は、高い冷媒の圧力を感知すると、ダイヤフラム6が弁部3の側と反対の側に変位し、低い温度を感知すると、ダイヤフラム6が弁部3の側に変位する。そのダイヤフラム6の変位は、ダイヤフラム受け盤7およびシャフト16を介して弁体12に伝達され、弁部3を開閉する。これにより、膨張弁1は、エバポレータから出た冷媒の温度および圧力を感知してエバポレータに送り出す冷媒の流量を制御することができる。
次に、このような第1の実施の形態に係る膨張弁1を車両用空調装置の冷凍サイクルに適用した例を以下に示す。
図2は第1の実施の形態に係る膨張弁の適用例を示す断面図である。
この適用例は、膨張弁1をエバポレータ21からコンプレッサへの戻り低圧配管内であって、エバポレータ21の出入口に設置した例である。エバポレータ21は、複数のアルミニウムのプレートを積層して構成されるもので、そのヘッダ部分に冷媒を導入する冷媒入口22および冷媒を導出する冷媒出口23を有している。冷媒入口22には、入口配管24が接合され、さらに、入口配管24および冷媒出口23を囲うように筒状の連結管25がエバポレータ21に接合されている。これら入口配管24および連結管25は、積層されたプレートを炉中ろう付け加工することによってエバポレータ21を形成するときに同時にろう付けされることで、エバポレータ21に気密に接合される。
その連結管25には、一端が閉止された筒状のケース26が接続され、そのケース26の中に膨張弁1が収容される。このとき、膨張弁1は、樹脂ボディ27に装着して使用される。樹脂ボディ27は、冷媒入口通路28および冷媒出口通路29を有し、冷媒入口通路28は、ケース26に溶接された高圧配管30とケース26内で接続され、冷媒出口通路29は、エバポレータ21の入口配管24に接続されている。また、パワーエレメント2のアッパーハウジング4には、樹脂製の断熱カバー31が取り付けられていて、パワーエレメント2が冷媒の温度変化に対して過敏に反応することがないようにしている。
また、樹脂ボディ27は、冷媒入口通路28と反対側の外表面に凹部32を有している。ケース26の中に膨張弁1を挿入した後に、冷媒入口通路28をケース26の外側から支持しながら、ケース26の高圧配管30が接続されている開口部とは逆側にて、樹脂ボディ27の凹部32に向けてケース26を内側に変形させるようにかしめ加工して、樹脂ボディ27を高圧配管30が接続されている開口部の側へ押圧するようにしている。これにより、かしめ加工前は、Oリング33を装着した状態での樹脂ボディ27のケース26への挿入を容易にするとともに、かしめ加工後は、冷媒入口通路28と高圧配管30との接続部におけるOリング33によるシールをより確実にするようにしている。
連結管25とケース26との接続は、連結管25に形成されたリブと係止されるプレート34と、ケース26の開口端に形成された段差部と係止されるプレート35とをボルト36で締結することによって行われている。なお、コンプレッサの入口側に接続される低圧配管は、図示はしないが、紙面の面に直角の方向のケース26の側面において溶接されている。また、図中の矢印は、冷媒の流れ方向を示している。
図3は第2の実施の形態に係る膨張弁とその適用例を示す断面図であって、(A)はその断面図、(B)は(A)のA−A矢視断面図である。この図3において、図1および図2に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第2の実施の形態に係る膨張弁1aは、スプリングホルダ14をリブのないストレート構造にしている。この適用例では、高圧配管30とコンプレッサの入口側に接続される低圧配管37とが同心配置された二重管の場合を示している。
ここで、膨張弁1aを装着している樹脂ボディ27は、その冷媒入口通路28がケース26内にて高圧配管30に直接接続され、それと逆側の凹部32に向けてケース26を内側に変形させて、樹脂ボディ27を高圧配管30の側へ押圧し、Oリング33によるシール性能を向上させている。また、膨張弁1aのスプリングホルダ14をリブのないストレート構造としているので、スプリングホルダ14に周設されているOリング19は、冷媒出口通路29の内側に形成された段差部と冷媒出口通路29に挿入されたOリング規制部材38とによって位置決めされている。このOリング規制部材38は、また、その反対側にて、エバポレータ21の入口配管24と冷媒出口通路29との接続部に配置されたOリング39の位置決めも行っている。
樹脂ボディ27は、筒状のケース26内にその開口端から挿入するため全体的に円筒状の外形を有し、一方、低圧配管37の先端の端面は平面になっている。この樹脂ボディ27と低圧配管37との接続部における形状の違いを吸収するために、それらの間に円周方向に厚さを変えたワッシャ40が配置されている。
また、この適用例では、ケース26と連結管25との接続は、パイプクランプ41によって行い、ケース26と低圧配管37との接続は、Oリング42とかしめ加工とにより行うようにしている。ケース26は、その筒状部の側面に外側に延出された筒状のジョイント部43がプレス加工により一体に形成され、低圧配管37は、その先端にOリング42を位置決めするようフランジとリブとが形成されている。ケース26と低圧配管37との接続は、膨張弁1aを装着した樹脂ボディ27をケース26に挿入し、高圧配管30を冷媒入口通路28に合わせて低圧配管37をジョイント部43に挿入した後、そのジョイント部43の開口端をかしめ加工しながら、その逆側のケース26の面をジョイント部43の側へ変形させるようにかしめ加工することによって行う。このようにして組み立てられたケース26は、冷媒出口通路29をエバポレータ21の入口配管に合わせて連結管25に嵌合し、ケース26と連結管25とをパイプクランプ41によって接続する。
なお、パワーエレメント2に被着された断熱カバー31は、図示はしないが、フックで樹脂ボディ27に掛止することができるようにしてあり、これによって膨張弁1aを樹脂ボディ27に固定するようにしている。
図4は第3の実施の形態に係る膨張弁とその適用例を示す断面図である。この図4において、図2に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第3の実施の形態に係る膨張弁1bは、第1および第2の実施の形態に係る膨張弁1,1aがセット値の調整後に樹脂ボディ27に装着するのに対し、樹脂ボディ27を含めて構成され、セット値の調整と組み立てが同時に行われるようにしている。
すなわち、この膨張弁1bでは、スプリングホルダ14を、ロアハウジング5と一体に形成された弁ボディ10の外側に嵌着される固定管44と、その固定管44の開口部に圧入されるばね受け部材45とで構成している。固定管44は、弁ボディ10に嵌合される部分とこれよりも拡径されてスプリング13のためのばね受け部材45が圧入される部分とからなり、これらの間の段差部にOリング19を配置している。
ここで、膨張弁1bの組み立てを行うときには、弁ボディ10を樹脂ボディ27に挿入し、その反対側の冷媒出口通路29から固定管44を挿入して弁ボディ10に嵌合し、さらに固定管44を押し込むことによって弁ボディ10が位置している樹脂ボディ27の掛止部27aをロアハウジング5と固定管44とでOリング19を介して挟み込み、膨張弁1bを樹脂ボディ27に固定する。最後に、ばね受け部材45を固定管44に圧入し、その圧入量を調整しながら、スプリング13のばね荷重を調整してセット値の調整をすることになる。
このようにして組み立てられた膨張弁1bは、樹脂ボディ27の冷媒入口通路28によって高圧配管30に接続され、樹脂ボディ27の冷媒出口通路29によってエバポレータ21の入口配管24に接続されているのは、図2に示した第1の実施の形態に係る膨張弁1と同じである。
図5は第4の実施の形態に係る膨張弁とその適用例を示す断面図である。この図5において、図3に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第4の実施の形態に係る膨張弁1cでは、弁ボディ10に形成された冷媒入口15におけるシールを1つのOリングで行い、スプリングホルダ14が膨張弁1cの出口配管を兼ねた構成にしている。
すなわち、第1ないし第3の実施の形態に係る膨張弁1,1a,1bでは、弁ボディ10の冷媒入口15を挟んで弁ボディ10の軸線方向両側に2つのOリングを配置し、冷媒入口15のある弁ボディ10の全周に高圧の冷媒が供給されるように構成しているが、この膨張弁1cでは、弁ボディ10の冷媒入口15の周りにOリング46を配置して、冷媒入口15と樹脂ボディ27の冷媒入口通路28とを接続するようにしている。このため、樹脂ボディ27の冷媒入口通路28にカラー47およびOリング33,46を収容して、弁ボディ10の冷媒入口15に対応して円筒形のスプリングホルダ14に形成された開口部と、同様に円筒形のケース26に形成されて高圧配管30が溶接されている開口部との間をカラー47で接続し、Oリング33,46によってシールするようにしている。さらに、ケース26の高圧配管30が接続されている開口部とは逆側にて、樹脂ボディ27の凹部32に向けてケース26を内側に変形させ、樹脂ボディ27を高圧配管30が接続されたケース26の開口部の方向へ押圧して、Oリング33,46によるシールをより確実なものにしている。
また、スプリングホルダ14は、その先端にOリング19が保持される溝を形成するように全周にわたって内側に突設した形状に加工されており、その内側に突設した部分がスプリング13のばね受けになっている。さらに、このスプリングホルダ14は、その先端が樹脂ボディ27より突出していて、膨張弁1cの出口配管としてエバポレータ21の入口配管24に直接接続している。
また、この膨張弁1cにおいても、図4に示した第3の実施の形態に係る膨張弁1bと同様に、樹脂ボディ27はロアハウジング5とスプリングホルダ14とによって挟持される掛止部27aを有しているので、セット値の調整は、弁ボディ10を樹脂ボディ27に装着した後に行われる。
図6は第5の実施の形態に係る膨張弁とその適用例を示す断面図である。この図6において、図5に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第5の実施の形態に係る膨張弁1dは、筒状のケース26の開口部にこれを塞ぐように設置されるもので、第4の実施の形態に係る膨張弁1cとほぼ同じ構成を有しているが、パワーエレメント2の外周部でシールを行うために、ロアハウジング5の外周部にOリング48を嵌めることができる段差部を形成している。
この適用例では、エバポレータ21は、その冷媒入口22および冷媒出口23に接続される同心配置の入口配管24およびケース26が接合され、ケース26には高圧配管30および低圧配管37(図示していない)が接合されている。膨張弁1dは、ケース26の開口端から挿入され、スプリングホルダ14と入口配管24とを接続しながら、樹脂ボディ27の冷媒入口通路28と高圧配管30を接合したケース26の開口部とが接続されるまで押し込まれる。そして、ケース26の開口端、パワーエレメント2および断熱カバー31をパイプクランプ41または他の適当な留め具によってケース26の軸線方向に挟持することで膨張弁1dをケース26に固定する。このとき、戻り低圧配管と大気との間のシールは、Oリング48によって行われる。
図7は第6の実施の形態に係る膨張弁を示す断面図である。
この第6の実施の形態に係る膨張弁51は、図の上方に位置して冷媒の温度および圧力を感知するパワーエレメント52と図の下方に位置して冷媒の流量を制御する弁部53とを有している。パワーエレメント52は、厚い金属製の板をプレス加工することによって形成されたアッパーハウジング54およびロアハウジング55と、これらによって囲まれた空間を仕切るよう配置された可撓性のある金属薄板からなるダイヤフラム56と、このダイヤフラム56の下面に配置されたダイヤフラム受け盤57とを備え、これらの外周縁部を全周溶接することによって構成されている。アッパーハウジング54とダイヤフラム56とによって囲まれた部屋には、冷凍サイクルに使用されている冷媒などのガスが充填され、金属ボール58をアッパーハウジング54の充填孔に溶接することによりガスが封止されて感温室を構成している。ロアハウジング55には、エバポレータから出た冷媒を導入するための少なくとも1つの通気孔59が穿設されている。そして、ロアハウジング55の中央部には、深絞り加工することによって筒状の嵌合部60が一体に形成されている。
弁部53は、嵌合部60に圧入することによってパワーエレメント52と結合される筒状の弁ボディ61を有している。この弁ボディ61は、金属製の筒を図の下方の約半分が大径となるように部分的に縮管または拡管することによってその境界位置に段差部を形成し、膨張弁51の弁座62を構成している。この弁座62の図の下方には、弁体63が弁座62に対して接離自在に配置され、スプリング64によって閉弁方向に付勢されている。このスプリング64の図の下端は、スプリングホルダ65の端面によって受けられている。スプリングホルダ65は、弁ボディ61に圧入することによって弁ボディ61に固定され、その圧入量によってスプリング64のばね荷重を調整し、この膨張弁51のセット値を調整している。
弁ボディ61は、その側部に高圧の冷媒が導入される冷媒入口66が穿設されている。弁ボディ61の中には、ダイヤフラム56の変位を弁体63へ伝達するシャフト67が軸線方向に進退自在に保持されている。シャフト67は、弁体63と一体に形成され、冷媒入口66に対応する位置では縮径されていて冷媒通路を形成し、頂部はダイヤフラム受け盤57に遊嵌されている。また、シャフト67は、その縮径部と頂部との間に溝が周設されていて、その溝にOリング68が配置され、冷媒入口66に導入された高圧の冷媒がダイヤフラム56の下方の部屋に漏れないようにしている。さらに、シャフト67の外径および弁座62の内径をほぼ同じにし、シャフト67の縮径部に高圧の冷媒を導入するようにしている。これにより、高圧の圧力が弁体63に対して開弁方向に、シャフト67に対しては閉弁方向にほぼ同じように作用するので、弁体12は、高圧圧力の変動の影響を受けることがなく、ほぼパワーエレメント2の駆動力だけで弁リフトを制御することができる。また、この膨張弁51は、冷媒入口66に導入される高圧の冷媒が弁ボディ61の外周から漏れるのを防ぐために、ロアハウジング5直下の嵌合部60にOリング69が周設され、スプリングホルダ65にOリング70が周設されている。このOリング70については、弁ボディ61の下端面とスプリングホルダ65の下端部に形成されたフランジ部との間に位置決めされている。
図8は第6の実施の形態に係る膨張弁の適用例を示す断面図である。
この適用例は、エバポレータ71が同心配置された入口配管72および出口配管73を有するものであって、そのエバポレータ71からコンプレッサへの戻り低圧配管内に膨張弁51を設置した例である。このエバポレータ71は、2つのヘッダ部分とそれらの間を複数のパイプで接続してなるコア部とからなり、ヘッダ部分の一方は、入口配管72および出口配管73が二重管の構造になっている。その二重管の内側に配置された入口配管72は、ヘッダ部分の中間位置まで内方に延びていて、その先端部分がヘッダ部分を奥行き方向に二分するように仕切っている。これにより、ヘッダ部分は、図の右半分が戻り集合空間を構成し、残りの左半分が往き集合空間を構成している。
エバポレータ71の出口配管73には、一端が閉止された筒状のケース74が接続され、そのケース74の中に膨張弁51が収容される。このとき、膨張弁51は、樹脂ボディ75に装着して使用される。樹脂ボディ75は、膨張弁51の弁部53が挿嵌される貫通孔とこの貫通孔から直角方向に開けられた冷媒入口通路76とを有し、貫通孔には膨張弁51の冷媒入口66が樹脂ボディ75の冷媒入口通路76と連通するように弁部53が圧入されている。これにより、冷媒入口通路76とパワーエレメント52との間は、Oリング69によってシールされ、冷媒入口通路76とエバポレータ71の出口配管73内の空間とは圧入による緊密な接触によりシールされている。
ケース74には、レシーバから高温・高圧の冷媒が供給される高圧配管77が溶接され、コンプレッサの入口側に接続される低圧配管は、図示はしないが、たとえば紙面の面に直角の方向のケース74の側面に溶接されている。樹脂ボディ75は、その冷媒入口通路76が高圧配管77と連通するようケース74内に配置され、冷媒入口通路76のケース74に対向する端面には、Oリング78が配置されて、高圧の冷媒がケース74内で戻り低圧配管内に漏れるのを防止している。このOリング78によるシールは、樹脂ボディ75の冷媒入口通路76と逆側に形成された凹部79に向けてケース74を内側に変形させ、樹脂ボディ75を高圧配管77の方向へ押圧することにより、より確実なものにしている。先端が突出するように樹脂ボディ75に装着された弁ボディ61は、エバポレータ71の入口配管72に接続され、Oリング70によって出口配管73との間のシールを行っている。また、パワーエレメント52のアッパーハウジング54には、樹脂製の断熱カバー80が被着され、パワーエレメント52が冷媒の温度変化に対して過敏に反応することがないようにしている。そして、ケース74は、パイプクランプ81によってエバポレータ71の出口配管73に接続され、Oリング82によって大気への冷媒漏れを防止している。なお、図中の矢印は、冷媒の流れ方向を示している。
以上の構成によれば、エバポレータ71を出た冷媒は、その出口配管73からケース74内に入り、図示しない低圧配管を通ってコンプレッサに流れる。そのとき、ケース74を通過する冷媒の温度および圧力がパワーエレメント52によって感知される。感知された冷媒の温度および圧力に応じてダイヤフラム56が変位し、その変位は、ダイヤフラム受け盤57およびシャフト67を介して弁体63に伝達され、そのリフト量が変化され、その結果、高圧配管77から弁部53を介してエバポレータ71の入口配管72へ流れる冷媒の流量が制御される。弁部53で膨張された冷媒は、入口配管72からエバポレータ71内に入り、ここで、車室内の空気との熱交換によって蒸発され、出口配管73から低圧配管を通ってコンプレッサへ戻る。
図9は第7の実施の形態に係る膨張弁とその適用例を示す図であって、(A)はその断面図、(B)は(A)のB−B矢視断面図である。この図9において、図8に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第7の実施の形態に係る膨張弁51aは、第6の実施の形態に係る膨張弁51が弁ボディ61を樹脂ボディ75に圧入することによって冷媒入口通路76とエバポレータ71の出口配管73内の空間との間をシールしていたが、このシールを可撓性のリップ83にて行うようにしている。このリップ83は、樹脂ボディ75において、弁ボディ61のスプリングホルダ65が圧入されている部分が挿入される開口部の周縁部を厚さの薄い筒状部で樹脂ボディ75と一体に形成されている。これとともに、弁ボディ61のスプリングホルダ65が圧入されている拡管部分は、段差部からスプリングホルダ65が圧入される位置にかけて楔を形成するようにテーパを有している。また、弁ボディ61に圧入されたスプリングホルダ65は、その先端を内側に屈曲させてばね受けにしている。
また、ここでは、冷媒の入口と出口とが並列に設けられたエバポレータ71へ適用する場合を示している。そのために、樹脂ボディ75は、膨張弁51aの冷媒出口をエバポレータ71の冷媒入口84に接続する冷媒出口通路85を有し、この冷媒出口通路85は、膨張弁51aの中心より冷媒入口84の側に偏心して形成されている。
さらに、この適用例では、図9の(B)に示されるように、ケース74内で高圧配管77と膨張弁51aに高圧冷媒を導入する樹脂ボディ75の冷媒入口通路76との接続部において、ケース74の高圧配管77が溶接されている周囲近傍を平面に成形してある。これにより、ケース74の内面と冷媒入口通路76との間でシールを行うOリング86は、膨張弁51aを装着した樹脂ボディ75をケース74内に挿入するときの形状と、高圧配管77が溶接されている側の逆側からケース74を内側に変形して樹脂ボディ75の冷媒入口通路76を高圧配管77の側に押圧することによってシールを行っているときの形状とが変わらないので、組み立て性が改善される。
なお、この適用例では、コンプレッサの入口に接続される低圧配管87は、高圧配管77に向けてケース74を変形させる方向に直交する方向のケース74の側面に溶接されている。また、ケース74は、エバポレータ71と一体に形成された連結管88にパイプクランプ89によって接続されている。
図10は第7の実施の形態に係る膨張弁の別の適用例を示す断面図である。この図10において、図9に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この適用例は、エバポレータ71に平行配置の高圧配管77および低圧配管87が接続される途中に膨張弁51aを配置した例である。高圧配管77および低圧配管87は、その端部にジョイント部90があらかじめ溶接により末端処理されている。ジョイント部90は、2つの筒状部91,92がプレス加工にて一体に形成され、筒状部91には高圧配管77を貫通した状態で筒状部91の端面と高圧配管77の側面とを溶接し、筒状部92には低圧配管87を挿入してそれらの端面同士を溶接して、高圧配管77および低圧配管87との接合部をシールしている。そして、そのジョイント部90は、パイプクランプ81によってエバポレータ71に接合されたケース74と接続され、その継手部分は、Oリング93によってシールするようにしている。
膨張弁51aは、冷媒入口通路76および冷媒出口通路85を有する樹脂ボディ75に挿入されている。このとき、冷媒入口通路76と冷媒出口通路85との間のシールは、リップ83によって行っている。好ましくは、断熱カバー80と樹脂ボディ75とをフックによって掛止することにより、膨張弁51aを樹脂ボディ75に固定するとよい。
膨張弁51aが装着された樹脂ボディ75は、ケース74内にて、冷媒出口通路85をエバポレータ71の入口配管94と接続し、冷媒入口通路76を高圧配管77と接続している。
図11は第8の実施の形態に係る膨張弁を示す断面図である。
この第8の実施の形態に係る膨張弁101は、パワーエレメント102と弁部103とを有し、パワーエレメント102は、アッパーハウジング104、ロアハウジング105、ダイヤフラム106、およびダイヤフラム受け盤107を備えている。アッパーハウジング104とダイヤフラム106とによって囲まれ、ガスが充填された感温室は、金属ボール108によって封止され、ロアハウジング105には、複数の通気孔109が穿設されている。
弁部103は、ロアハウジング105の中央部を深絞り加工することによって一体に形成された筒状の外部ボディ110を有している。この外部ボディ110には、パワーエレメント102に近い側に筒状の第1ガイド111が圧入され、この第1ガイド111と軸線方向に離間した状態で筒状の第2ガイド112が圧入されている。これら第1ガイド111および第2ガイド112は、外部ボディ110とともに弁ボディを構成している。第2ガイド112は、その第1ガイド111と反対側の開口端がこの膨張弁101の弁座113を構成し、側面には、複数の冷媒入口114が穿設されている。第1ガイド111と第2ガイド112との間には、これらとシャフト119との間のクリアランスをシールするOリング115が配置されている。また、第1ガイド111は、膨張弁101の全開時にダイヤフラム受け盤107に当接するようになっており、必要に応じて外部ボディ110への圧入量を調節することで、ダイヤフラム106の開弁方向の変位を規制することを可能にしている。
弁座113の図の下方には、弁体116が弁座113に対して接離自在に配置され、スプリング117によって閉弁方向に付勢されている。このスプリング117の図の下端は、スプリングホルダ118の下端面を内側に屈曲して形成された部分によって受けられている。スプリングホルダ118は、外部ボディ110に圧入することによって外部ボディ110に固定され、その圧入量によってスプリング117のばね荷重を調整し、この膨張弁101のセット値を調整している。
第1ガイド111および第2ガイド112の中には、ダイヤフラム106の変位を弁体116へ伝達するシャフト119が軸線方向に進退自在に保持されている。シャフト119は、弁体116と一体に形成され、冷媒入口114に対応する位置では縮径されていて冷媒通路を形成し、頂部はダイヤフラム受け盤107に遊嵌されている。さらに、シャフト119の外径および弁座113の内径をほぼ同じにし、シャフト119の縮径部に高圧の冷媒を導入するようにして、高圧をキャンセルする構成にしている。
外部ボディ110の外側には、筒状のシールリング規制部材120が嵌着され、これとロアハウジング105との間の外部ボディ110にOリング121が周設され、シールリング規制部材120の下端面に当接するように外部ボディ110にOリング122が周設されている。シールリング規制部材120は、Oリング121,122の軸線方向の移動を規制するよう作用する。そして、外部ボディ110およびシールリング規制部材120は、冷媒入口114に対応する位置にそれぞれ開口部が穿設されている。
この膨張弁101は、ロアハウジング105と一体に形成された外部ボディ110に安価な筒状部材を嵌着することによって弁ボディおよび弁座113を構成しているので、部材のコストを低減することができる。また、外部ボディ110に第1ガイド111および第2ガイド112を離間して圧入することにより弁ボディの側に溝を形成し、その溝にOリング115を配置して内部シールを行うように構成したので、シャフト119はOリング115によるシール部分が溝のないストレートな形状に形成することができる。
図12は第8の実施の形態に係る膨張弁の適用例を示す断面図である。
この適用例は、図10に例示した場合と同様に、エバポレータ131に平行配置の高圧配管132および低圧配管133が接続される途中に膨張弁101を配置した例である。高圧配管132および低圧配管133は、その端部にジョイント部134があらかじめ溶接により末端処理されている。ジョイント部134は、2つの筒状部135,136がプレス加工にて一体に形成され、筒状部135には高圧配管132を貫通した状態で筒状部135の端面と高圧配管132の側面とを溶接し、筒状部136には低圧配管133を挿入してそれらの端面同士を溶接して、高圧配管132および低圧配管133との接合部をシールしている。そして、そのジョイント部134は、パイプクランプ137によってエバポレータ131に接合されたケース138と接続され、その継手部分は、Oリング139によってシールされている。
膨張弁101は、冷媒入口通路140および冷媒出口通路141を有する樹脂ボディ142に挿入され、図示はしないが、断熱カバー143が樹脂ボディ142とフック構造によって掛止することにより、膨張弁101を樹脂ボディ142に固定されている。
膨張弁101が装着された樹脂ボディ142は、ケース138内にて、冷媒出口通路141をエバポレータ131の入口配管144と接続し、冷媒入口通路140を高圧配管132と接続している。
第1の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る膨張弁の適用例を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る膨張弁とその適用例を示す断面図であって、(A)はその断面図、(B)は(A)のA−A矢視断面図である。 第3の実施の形態に係る膨張弁とその適用例を示す断面図である。 第4の実施の形態に係る膨張弁とその適用例を示す断面図である。 第5の実施の形態に係る膨張弁とその適用例を示す断面図である。 第6の実施の形態に係る膨張弁を示す断面図である。 第6の実施の形態に係る膨張弁の適用例を示す断面図である。 第7の実施の形態に係る膨張弁とその適用例を示す図であって、(A)はその断面図、(B)は(A)のB−B矢視断面図である。 第7の実施の形態に係る膨張弁の別の適用例を示す断面図である。 第8の実施の形態に係る膨張弁を示す断面図である。 第8の実施の形態に係る膨張弁の適用例を示す断面図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d 膨張弁
2 パワーエレメント
3 弁部
4 アッパーハウジング
5 ロアハウジング
6 ダイヤフラム
7 ダイヤフラム受け盤
8 金属ボール
9 通気孔
10 弁ボディ
11 弁座
12 弁体
13 スプリング
14 スプリングホルダ
15 冷媒入口
16 シャフト
17,18,19 Oリング
20 リブ
21 エバポレータ
22 冷媒入口
23 冷媒出口
24 入口配管
25 連結管
26 ケース
27 樹脂ボディ
27a 掛止部
28 冷媒入口通路
29 冷媒出口通路
30 高圧配管
31 断熱カバー
32 凹部
33 Oリング
34 プレート
35 プレート
36 ボルト
37 低圧配管
38 Oリング規制部材
39 Oリング
40 ワッシャ
41 パイプクランプ
42 Oリング
43 ジョイント部
44 固定管
45 ばね受け部材
46 Oリング
47 カラー
48 Oリング
51,51a 膨張弁
52 パワーエレメント
53 弁部
54 アッパーハウジング
55 ロアハウジング
56 ダイヤフラム
57 ダイヤフラム受け盤
58 金属ボール
59 通気孔
60 嵌合部
61 弁ボディ
62 弁座
63 弁体
64 スプリング
65 スプリングホルダ
66 冷媒入口
67 シャフト
68,69,70 Oリング
71 エバポレータ
72 入口配管
73 出口配管
74 ケース
75 樹脂ボディ
76 冷媒入口通路
77 高圧配管
78 Oリング
79 凹部
80 断熱カバー
81 パイプクランプ
82 Oリング
83 リップ
84 冷媒入口
85 冷媒出口通路
86 Oリング
87 低圧配管
88 連結管
89 パイプクランプ
90 ジョイント部
91,92 筒状部
93 Oリング
94 入口配管
101 膨張弁
102 パワーエレメント
103 弁部
104 アッパーハウジング
105 ロアハウジング
106 ダイヤフラム
107 ダイヤフラム受け盤
108 金属ボール
109 通気孔
110 外部ボディ
111 第1ガイド
112 第2ガイド
113 弁座
114 冷媒入口
115 Oリング
116 弁体
117 スプリング
118 スプリングホルダ
119 シャフト
120 シールリング規制部材
121,122 Oリング
131 エバポレータ
132 高圧配管
133 低圧配管
134 ジョイント部
135,136 筒状部
137 パイプクランプ
138 ケース
139 Oリング
140 冷媒入口通路
141 冷媒出口通路
142 樹脂ボディ
143 断熱カバー
144 入口配管

Claims (13)

  1. エバポレータの出口における冷媒の温度および圧力を感知するパワーエレメントと、感知した冷媒の温度および圧力に応じて前記エバポレータに送り出す冷媒の流量を制御する弁部とを備えた膨張弁において、
    前記弁部は、弁座が一体に形成された筒状の弁ボディと、前記弁座に対して接離自在に配置された弁体と、前記弁体と一体に形成され前記弁ボディに保持されて前記パワーエレメントが感知した冷媒の温度および圧力の変化を前記弁体へ伝達するシャフトと、前記弁体を閉弁方向に付勢するスプリングと、前記弁ボディに嵌着され前記弁ボディとの軸線方向の相対位置を可変することで前記スプリングのばね荷重を調整する筒状のスプリングホルダとを有していることを特徴とする膨張弁。
  2. 前記シャフトは、前記弁座とほぼ同じ径を有し、前記弁体との接続部に縮径部を有し、前記縮径部と前記弁ボディとの間の空間を冷媒入口とし、前記スプリングホルダを冷媒出口としたことを特徴とする請求項1記載の膨張弁。
  3. 前記弁ボディは、前記パワーエレメントを構成する前記弁部側のハウジングの中央部を深絞り加工することによって前記ハウジングと一体に形成され、開口端が前記弁座を構成していることを特徴とする請求項1記載の膨張弁。
  4. 前記弁部が装着されることによって、前記弁部の冷媒入口および冷媒出口にそれぞれ連通する冷媒入口通路および冷媒出口通路を持った樹脂ボディを備えていることを特徴とする請求項3記載の膨張弁。
  5. 前記樹脂ボディは、前記弁部の挿入方向にて前記ハウジングと前記スプリングホルダとにより挟持される掛止部を有していることを特徴とする請求項4記載の膨張弁。
  6. 前記弁ボディは、前記パワーエレメントを構成する前記弁部側のハウジングの中央部一体に形成された嵌合部に嵌合され、内部に前記シャフトを収容する第1筒状部と、前記第1筒状部よりも大径であって前記弁体および前記スプリングを収容し、開口端には前記スプリングホルダが圧入される第2筒状部とを有し、前記第1筒状部と前記第2筒状部との境界位置の段差部が前記弁座を構成していることを特徴とする請求項1記載の膨張弁。
  7. 前記弁部が装着されることによって、前記弁部の冷媒入口および冷媒出口にそれぞれ連通する冷媒入口通路および冷媒出口通路を持った樹脂ボディを備えていることを特徴とする請求項6記載の膨張弁。
  8. 前記弁部は、前記冷媒入口通路と前記冷媒出口通路との間の通路に前記第2筒状部が圧入されることで前記樹脂ボディに装着されていることを特徴とする請求項7記載の膨張弁。
  9. 前記弁部は、前記冷媒入口通路と前記冷媒出口通路との間の通路に形成された可撓性のリップに前記第2筒状部が圧入されることで前記樹脂ボディに装着されていることを特徴とする請求項7記載の膨張弁。
  10. 前記第2筒状部は、前記段差部から前記スプリングホルダが圧入される位置にかけて楔を形成するようにテーパを有していることを特徴とする請求項9記載の膨張弁。
  11. 前記弁ボディは、前記パワーエレメントを構成する前記弁部側のハウジングの中央部を深絞り加工することによって前記ハウジングと一体に形成された外部ボディと、前記外部ボディの前記パワーエレメントに近い側に圧入された筒状の第1ガイドと、前記第1ガイドと離間した状態で前記外部ボディに圧入された筒状の第2ガイドとを有し、前記第2ガイドの前記第1ガイドと反対側の開口端が前記弁座を構成し、前記スプリングホルダが前記外部ボディの開口部に圧入されていることを特徴とする請求項1記載の膨張弁。
  12. 前記弁部は、前記第1ガイドと前記第2ガイドとの間に配置されて前記第1ガイドおよび前記第2ガイドと前記シャフトとの間のクリアランスをシールするシールリングを備えていることを特徴とする請求項11記載の膨張弁。
  13. 前記弁部は、前記外部ボディの外側に嵌着されて前記外部ボディの外側に周設されるシールリングの軸線方向の移動を規制する筒状のシールリング規制部材を備えていることを特徴とする請求項11記載の膨張弁。
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