JP2008149812A - 自動車用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部熱交換器を効率よく配置でき、効率のよい運転を可能にした自動車用空調装置を提供する。
【解決手段】蒸発器6の冷媒出口に直結されたケース7内に温度式の膨張弁5を収容し、そのケース7の中で膨張弁5の入口と高圧の液冷媒を受ける配管とを接続し、膨張弁5の出口と蒸発器6の冷媒入口とを接続し、そのケース7とファイヤウォール10に設置される管継手9との間に、膨張弁5の入口に送られる高圧冷媒とケース7から圧縮機1へ戻る低圧冷媒との間で熱交換を行う内部熱交換器4を結合する。
【選択図】図1

Description

本発明は自動車用空調装置に関し、特に車室内側の構成要素をコンパクトに配置しつつ効率のよい運転を可能にした自動車用空調装置に関する。
自動車用空調装置は、一般に、車両用のエンジンによって駆動される圧縮機と、圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮された冷媒を気液に分離して液冷媒を蓄えておくレシーバと、高温・高圧の液冷媒を絞り膨張させて低温・低圧の霧状の冷媒にする膨張弁と、霧状の冷媒を車室内の空気と熱交換することにより蒸発させて圧縮機へ戻す蒸発器とを備えている。膨張弁は、蒸発器の冷媒出口における冷媒の温度および圧力を感知して蒸発器へ送り込まれる冷媒の流量を制御するようにした温度式のものが広く使用されている。
このような構成の自動車用空調装置では、圧縮機、凝縮器およびレシーバは、車両用のエンジンが格納されているエンジンルーム内に配置され、蒸発器は、車室内に配置されている。また、膨張弁については、蒸発器と圧縮機およびレシーバとの間に配置されるが、エンジンルームと車室とを隔てるファイヤウォールに設置されていて、そのボディブロックが車室内の蒸発器とエンジンルーム内の圧縮機およびレシーバとを接続する配管の継手を兼ねるようにすることも知られている(たとえば、特許文献1参照。)。これは、自動車への組み付けがエンジンルーム内と車室内とで別個に行われ、最終的には、ファイヤウォールにてエンジンルーム内の圧縮機およびレシーバと車室内の蒸発器とを膨張弁を介して配管しなければならないので、膨張弁のボディブロックが配管の継手を兼ねることは構成的には非常に合理的であるということができる。
また、冷媒として二酸化炭素を用いた超臨界冷凍サイクルにおいて、その効率、すなわち、成績係数および冷凍能力の向上を図るために内部熱交換器を設け、放熱器を出て膨張装置に入る冷媒と蒸発器を出て圧縮機に戻る冷媒とを熱交換させることが知られている(たとえば、特許文献2参照。)。
このような思想は、冷媒として一般に使用されているフロン(HFC−134a)またはこれと同等または類似の物性を有するガスを用いた冷凍サイクルにおいても同様に冷凍サイクルの効率が改善されるものと期待されている。
特開2001−235259号公報(図11、図17、図18) 特開2001−108308号公報
しかしながら、内部熱交換器を設置する場合、それらの出入口を新たに配管しなければならないので、冷凍サイクルが構成的に複雑になり、自動車への組み付け作業も難しくなるという問題点があった。また、内部熱交換器は、蒸発器を出た冷媒を凝縮器から膨張弁へ送られる冷媒によって過熱してから圧縮機へ戻すため、冷凍負荷が低いときは冷凍サイクルの効率を向上させることができるが、冷凍負荷が高いときには、圧縮機へ戻される冷媒の温度が高くなり過ぎる傾向があり、圧縮機の潤滑オイルが熱劣化しやすくなるという問題点もある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、内部熱交換器を効率よく配置でき、効率のよい運転を可能にした自動車用空調装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、蒸発器の冷媒出口に直結されたケース内に、入口には高圧冷媒を受ける配管が接続され、出口には前記蒸発器の冷媒入口配管が接続された温度式の膨張弁を収容し、前記ケースには、前記高圧冷媒と前記ケースから圧縮機へ戻る低圧冷媒との間で熱交換を行うための内部熱交換器を結合し、前記内部熱交換器の前記ケースとは反対側の端部には、レシーバから延びる高圧配管と、前記圧縮機へ延びる低圧配管とをそれぞれ独立して接続するための管継手を結合してなることを特徴とする自動車用空調装置が提供される。
このような自動車用空調装置によれば、蒸発器の冷媒出口に直結されたケース内に膨張弁を収容し、そのケースとエンジンルーム内の圧縮機およびレシーバからの配管を接続する管継手との間を内部熱交換器にて接続する構成にした。内部熱交換器が蒸発器および膨張弁と管継手とを接続することにより、内部熱交換器を設置するための特別のスペースを不要とし、内部熱交換器を有することによって、冷凍サイクルの効率を向上させることができる。
また、本発明では、膨張弁に、蒸発器の冷媒入口と冷媒出口との差圧が所定値を超えると膨張直後の冷媒を内部熱交換器の戻り低圧配管へバイパスさせる差圧弁を備えるようにし、これによって、冷凍負荷が高いときに、膨張直後の冷媒で圧縮機へ戻される冷媒の温度を下げるようにして圧縮機の潤滑オイルの熱劣化を防止している。
本発明の自動車用空調装置は、蒸発器および膨張弁と管継手との間の接続を内部熱交換器で行うようにしたことで、内部熱交換器を設置するための特別のスペースを不要としながら、内部熱交換器を設置したことによる冷凍サイクルの効率向上が可能となるという利点がある。また、内部熱交換器を有する冷凍サイクルでは、高負荷時に圧縮機から吐出される冷媒の温度が高くなり過ぎる傾向があるが、蒸発器から圧縮機へ戻る冷媒に膨張直後の冷媒を混入させて降温させることで、吐出された冷媒の温度を下げることを可能にし、圧縮機の潤滑オイルの熱劣化を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明による自動車用空調装置の冷凍サイクルを示すシステム図である。
この自動車用空調装置において、冷媒を圧縮する圧縮機1と、圧縮された冷媒を外気との熱交換により凝縮する凝縮器2と、凝縮された冷媒を気液に分離して冷凍サイクル内の余剰冷媒を蓄えておくレシーバ3とがエンジンルーム内に配置されている。一方、車室内には、レシーバ3からの高温・高圧の冷媒と圧縮機1に戻る低温・低圧の冷媒との間で熱交換を行う内部熱交換器4が設けられている。その内部熱交換器4の高圧側の出口は温度式の膨張弁5の入口に接続され、その出口は、蒸発器6の冷媒入口に接続されている。蒸発器6の冷媒出口は、温度式の膨張弁を収容するケース7に開口している。そのケース7は、内部熱交換器4を介して圧縮機1の入口に接続されている。また、ケース7内には、膨張弁5の出口と内部熱交換器4の低圧側の入口とを接続する差圧弁8が設けられている。さらに、管継手9がエンジンルームと車室とを隔てるファイヤウォール10に設けられていて、エンジンルーム内の圧縮機1およびレシーバ3と車室内の内部熱交換器4とをそれぞれ接続する配管の中継をしている。
膨張弁5は、蒸発器6を出た冷媒の温度および圧力を感知する感温部を有し、その感温部が感知した冷媒の温度および圧力に応じて蒸発器6に送り出す冷媒の流量を制御するもので、蒸発器6の冷媒出口に直結されたケース7にそっくり収容されている。したがって、膨張弁5は、その入口と内部熱交換器4から液冷媒を受ける配管との接続および出口と蒸発器6の冷媒入口への配管との接続は、ケース7の中で行われていることになり、しかも、そのケース7は、蒸発器6から圧縮機1へ冷媒を戻す戻り低圧配管の一部を構成している。このため、膨張弁5の入口および出口のシール部において微少の冷媒漏れがあったとしても、その冷媒は、ケース7の中、すなわち、圧縮機1への低圧戻り配管内へ漏れるだけなので、外部へ漏れることはない。
内部熱交換器4は、膨張弁5へ高温・高圧の冷媒を流す往き高圧配管4aと圧縮機1へ低温・低圧の冷媒を流す戻り低圧配管4bとを有し、往き高圧配管4aを流れる高温・高圧の冷媒と戻り低圧配管4bを流れる低温・低圧の冷媒との間で熱交換を行う。
以上の構成の自動車用空調装置において、圧縮機1は、車両用のエンジンによって駆動され、吸引した冷媒を圧縮して吐出する。このとき、圧縮機1は、エンジンの回転数に関係なく冷媒を所定の容量で吐出するよう容量制御されている。圧縮機1で圧縮されて高温・高圧になった冷媒は、凝縮器2に送られ、ここで外気との熱交換により凝縮され、レシーバ3に送られる。レシーバ3にて気液分離された液冷媒は、内部熱交換器4を介して膨張弁5に送られ、ここで、絞り膨張されて低温・低圧の霧状の冷媒となる。この霧状の冷媒は、蒸発器6に送られ、そこで車室内の空気と熱交換して蒸発する。この蒸発器6において、霧状の冷媒が蒸発するときに、車室内の空気から蒸発潜熱を奪って車室内の空気を冷却することになる。
蒸発器6で蒸発した冷媒は、ケース7および内部熱交換器4を通って圧縮機1へ戻る。このとき、ケース7内では、中に収容された膨張弁5は、その感温部が蒸発器6を出た冷媒の温度および圧力を感知し、蒸発器6を出た冷媒の温度が所定の過熱度を有するように蒸発器6へ供給する冷媒の流量を制御する。内部熱交換器4では、蒸発器6を出た冷媒が戻り低圧配管4bを通って圧縮機1へ戻るときに、往き高圧配管4aを通って膨張弁5へ向かう高温・高圧冷媒によってさらに過熱されるため、冷凍サイクルの効率を向上させることができる。
また、差圧弁8は、蒸発器6の冷媒入口と冷媒出口との差圧を感知して動作するもので、蒸発器6の圧力損失が大きくなると開弁して、膨張弁5の出口の冷媒を内部熱交換器4の戻り低圧配管4bへバイパスさせる。これにより、冷凍負荷が高くなって冷凍サイクルを循環する冷媒の流量が増加し、蒸発器6の圧力損失が所定値を超えると開弁して、膨張弁5で絞り膨張された低温・低圧の霧状の冷媒を戻り低圧配管4bへ供給する。このように、冷凍負荷が高いときに、内部熱交換器4の戻り低圧配管4bへ湿り分の多い冷媒を供給することで、圧縮機1へ戻される冷媒の温度が高くなり過ぎるのを防止して、圧縮機1の潤滑オイルの熱劣化を防止している。
次に、以上の自動車用空調装置の中で、車室内に配置される内部熱交換器4、膨張弁5、蒸発器6および管継手9の具体的な構成例について説明する。
図2は室内側に配置されるユニットの第1の実施の形態を示す断面図、図3は膨張弁の詳細図であって、(A)は膨張弁の要部の拡大断面図、(B)は(A)のa−a矢視断面図である。図4は膨張弁の入口に接続される配管の中心線を通る面で切断した断面図、図5は管継手を示す端面図である。なお、図2ないし図5において、図1に示した構成要素と同じまたは同等の構成要素は、同じ符号を付してある。
蒸発器6は、その同一の端面に、冷媒を導入する冷媒入口11および冷媒を導出する冷媒出口12を有している。冷媒入口11には、入口配管13が接合され、冷媒入口11および冷媒出口12を囲うように筒状の連結部14が蒸発器6の端面に接合されている。好ましくは、これら入口配管13および連結部14は、蒸発器6を炉中ろう付け加工によって形成するときに一緒に蒸発器6に溶接されて、蒸発器6と一体に形成されている。
その連結部14には、一端を閉じた筒状のケース7がOリング15を介して気密に接合されており、そのケース7に膨張弁5が収容されている。膨張弁5は、高圧の冷媒を導入する入口ポート16と、低圧の冷媒を導出する出口ポート17とが一体に形成されたたとえば樹脂製のボディ18を有している。ボディ18の中には、入口ポート16と出口ポート17とが内部で連通する通路が形成され、その通路の途中に弁座19がインサートされている。
この弁座19の下流側には、弁座19に対して接離自在な弁体20が配置されている。この弁体20は、スプリング21により閉弁方向に付勢された状態で配置されている。このスプリング21は、出口ポート17に螺着されたアジャストねじ22に受けられており、そのアジャストねじ22のボディ18への螺入量により荷重が調整されて、この膨張弁5のセット値が調整されている。
弁体20は、シャフト23に固定されている。シャフト23は、図3に詳細に示したように、弁体20の開閉方向にボディ18によって進退自在に支持された大径部23aと、弁座19の弁孔を介して延びている小径部23bとを有し、その小径部23bに弁体20が固定されている。シャフト23の大径部23aには溝が周設され、その溝にはOリング24が嵌め込まれていて、入口ポート16に導入された高圧の冷媒がボディ18とシャフト23の大径部23aとの間のクリアランスを介してケース7内に漏れるのを防止している。
ここで、シャフト23の大径部23aは、弁座19の弁孔の内径と同じ外径を有し、入口ポート16に導入される高圧が弁体20に対して開弁方向にかかる力と大径部23aに対して閉弁方向にかかる力とをほぼ等しくして弁体20が入口ポート16に導入される高圧の影響を受けないようにした背圧キャンセル構造としてある。シャフト23の大径部23aの外径と弁座19の弁孔の内径とを同じにしてあるので、大径部23aにOリング24を嵌め込んだ状態でシャフト23を出口ポート17の側から弁座19の弁孔を介して組み込むことはできない。そこで、シャフト23を出口ポート17と反対側から挿入し、弁座19の弁孔を介して延びるシャフト23の小径部23bに出口ポート17の側から弁体20を嵌合させることによって、シャフト23と弁体20とを組み立てている。
また、弁体20は、弁座19の下流側の内周縁部に形成されたテーパ部19aに着座可能なテーパ部20aを有し、さらにそのテーパ部20aの内側には円周方向に均等配置されて半径方向外向きに突設された3つのガイド20bが一体に形成されている。これらのガイド20bは、弁孔の内壁を摺動しながら弁の開閉方向に移動することになるので、隣接するガイド20bの間に冷媒が通過する通路が確保されるとともに、弁体20を弁孔内に芯決めしながら弁孔に沿って弁の開閉動作を案内することができる。これにより、弁体20が径方向に振動してしまうような横揺れを防止している。
ボディ18の出口ポート17と反対側の端部には、パワーエレメント25が装着されている。このパワーエレメント25は、厚い金属製のアッパーハウジングおよびロアハウジングと、これらによって囲まれた空間を仕切るよう配置された可撓性の金属薄板からなるダイヤフラム26と、そのダイヤフラム26の変位をシャフト23に伝達するセンターディスク27とによって構成されている。アッパーハウジングとダイヤフラム26とによって囲まれた空間は、感温室を構成し、ここに冷媒ガスなどが充填されている。ロアハウジングには、通気孔が幾つか穿設されていて、ケース7を通過する冷媒がダイヤフラム26のセンターディスク27側の空間に導入されるようにしている。この導入量は、通気孔の大きさまたは数を変更することによって調整される。さらに、パワーエレメント25には、これを覆うようにたとえば樹脂製の断熱カバー28が取り付けられており、その断熱カバー28は、パワーエレメント25をボディ18に固定するための固定具としても機能している。
この膨張弁5は、そのボディ18に差圧弁8が設けられている。この差圧弁8は、スプリング21が収容されている空間を膨張弁5の外部へ連通させる通路をボディ18に形成し、その通路を開閉する弁体を膨張弁5の外部の側からスプリングによって塞ぐように付勢する構成を有している。これにより、差圧弁8は、膨張弁5の出口ポート17の圧力が膨張弁5の外部(すなわち、ケース7内)の圧力より所定値を超えて高くなると、開弁するよう作用する。その所定値は、弁体を閉弁方向に付勢しているスプリングの荷重を調節することによって設定される。
膨張弁5は、その出口ポート17が蒸発器6の入口配管13に嵌合され、Oリング29によってシールされている。一方、膨張弁5の入口ポート16およびケース7は、内部熱交換器4が直接接続される。内部熱交換器4は、往き高圧配管4aの外側に戻り低圧配管4bが同心配置された二重管で構成されているので、往き高圧配管4aおよび戻り低圧配管4bの一端が膨張弁5の入口ポート16およびケース7にそれぞれ接続されることになる。すなわち、膨張弁5の入口ポート16に往き高圧配管4aが嵌合され、Oリング30によってシールされている。ケース7については、その側面に、図4に示したように、筒状の接続配管31がろう付けされており、その接続配管31に戻り低圧配管4bが嵌合され、Oリング32によってシールされている。
以上のようにして膨張弁5、この膨張弁5が収容されたケース7および内部熱交換器4の往き高圧配管4aおよび戻り低圧配管4bは、クランプ装置33によって互いに結合されている。クランプ装置33は、図4によく示されるように、ケース7の側面の半分を覆うように形成された第1繋止部材33aと、接続配管31を含むケース7の側面の残り半分を覆うように形成された第2繋止部材33bと、これら第1繋止部材33aおよび第2繋止部材33bを結合する固定ピン33cとを有している。第1繋止部材33aおよび第2繋止部材33bは、連結部14とケース7との嵌合部を外側から全周に亘って被せる拘止部を有して、連結部14とケース7との嵌合方向の動きを拘束するようにしている。第2繋止部材33bは、その拘止部の他に、内部熱交換器4の戻り低圧配管4bの先端近傍に形成されたリブに係止される係止部を有しており、第1繋止部材33aおよび第2繋止部材33bを固定ピン33cで結合したときに、戻り低圧配管4bのリブが接続配管31に押し付けられた状態を維持するようにしている。このとき、往き高圧配管4aおよび戻り低圧配管4bは互いに同心配置を保持するよう結合されているので、往き高圧配管4aと膨張弁5の入口ポート16との接続状態も保持されることになる。なお、膨張弁5の出口ポート17と蒸発器6の入口配管13との接続については、ケース7を連結部14に嵌合したときにケース7の閉塞端がパワーエレメント25を押さえるようにしてあるので、出口ポート17と入口配管13との接続状態も保持されている。
このように、蒸発器6の戻り低圧配管の中に膨張弁5を収容し、その中で、膨張弁5と内部熱交換器4とを接続するようにしたので、車室内において、高圧の系統で冷媒が外部漏れする可能性のある継手部分が入口ポート16と往き高圧配管4aとの接続だけとなる。しかも、その接続部分は戻り低圧配管の中にあるので、たとえ、Oリング30を介して高圧の冷媒が微少漏れしたとしても、漏れるのは戻り低圧配管の中であるので、大気に漏れることはない。
そして、内部熱交換器4のケース7の側とは反対側には、管継手9が設けられている。管継手9は、内部熱交換器4の側の端面に、戻り低圧配管4bが嵌合する第1の接続穴9aと、この第1の接続穴9aの中に同心配置されて往き高圧配管4aが嵌合する第2の接続穴9bとを有している。第1の接続穴9aに嵌合された戻り低圧配管4bは、第1の接続穴9aの外周部分を内側にかしめて戻り低圧配管4bの先端近傍に形成されたリブと全周係合させることによって管継手9に固定されている。
管継手9は、また、図5に示したように、エンジンルーム側の端面に、第1の接続穴9aと連通する第3の接続穴9cと、第2の接続穴9bと連通する第4の接続穴9dとが並設されている。なお、この実施の形態では、第1の接続穴9aと第3の接続穴9cとの間の通路を広げる目的で、拡開用穴9eが設けられている。さらに、第3の接続穴9cおよび第4の接続穴9dに隣接してねじ穴9f,9gが形成されている。このねじ穴9fは、エンジンルーム側から圧縮機1の冷媒入口に向かう低圧配管を第3の接続穴9cに嵌合した後、その低圧配管の先端近傍に設けられた固定板を螺着するためのものであり、ねじ穴9gは、エンジンルーム側からレシーバ3から延びる高圧配管を第4の接続穴9dに嵌合した後、その高圧配管の先端近傍に設けられた固定板を螺着するためのものである。
次に、以上のように構成された車室内側配置のユニットの動作について説明する。まず、自動車用空調装置が停止しているとき、膨張弁5のパワーエレメント25の感温室に封入されたガスは凝縮されて圧力が低くなっているので、図2に示したように、ダイヤフラム26は感温室側へ変位しており、その変位はシャフト23を介して弁体20に伝達され、膨張弁5は全閉状態にある。
ここで、自動車用空調装置が起動すると、圧縮機1によって冷媒が吸引されるので、内部熱交換器4の戻り低圧配管4bの圧力が低下し、これがパワーエレメント25により感知されてダイヤフラム26が外側へ変位し、シャフト23を介して弁体20をリフトさせるようになる。一方、圧縮機1によって圧縮された冷媒は凝縮器2にて凝縮され、レシーバ3にて気液分離された液冷媒が内部熱交換器4の往き高圧配管4aを通じて膨張弁5の入口ポート16に供給されるようになる。
入口ポート16に供給された高温・高圧の液冷媒は、膨張弁5を通過するときに絞り膨張され、低温・低圧の気液混合冷媒となって出口ポート17を出る。その冷媒は、入口配管13を介して蒸発器6に供給され、内部で蒸発されて、冷媒出口12から出てくる。蒸発器6から戻ってきた冷媒は、ケース7、内部熱交換器4の戻り低圧配管4b、管継手9および低圧配管を介して圧縮機1に戻る。
パワーエレメント25のダイヤフラム26とロアハウジングとによって囲まれた空間は、通気孔を介してケース7の内部と連通しているので、蒸発器6から戻ってきた冷媒がケース7を通過するとき、その冷媒が導入されてその温度がパワーエレメント25によって検出される。自動車用空調装置の起動初期の段階では、車室内の高温の空気との熱交換により、蒸発器6から戻ってくる冷媒の温度は高くなっており、パワーエレメント25はその温度を感知し、感温室の圧力が高くなる。これにより、ダイヤフラム26は、弁体20の側へ大きく変位し、その変位はシャフト23を介して弁体20に伝達され、膨張弁5は全開状態になる。
やがて、蒸発器6から戻ってくる冷媒の温度が低下してくると、感温室の圧力が低くなるので、それに応じてダイヤフラム26が弁体20から離れる側へ変位していき、膨張弁5は、閉弁方向に動作してこれを通過する冷媒の流量を制御するようになる。このとき、膨張弁5は、蒸発器6を出た冷媒の温度を感知して、その冷媒が所定の過熱度を保持するように蒸発器6に供給する冷媒の流量を制御することになる。これによって、圧縮機1には、常に過熱状態の冷媒が戻ることになるので、圧縮機1は、効率の良い運転をすることができる。
また、外気温度が非常に高いときのように冷凍負荷が高い場合、膨張弁5は継続して大流量の冷媒を流すことになる。このとき、膨張弁5を通過した冷媒は、温度が低下せず、また、蒸発器6での蒸発温度が高く、さらに、蒸発器6から圧縮機1へ戻る途中の内部熱交換器4でさらに過熱されることになる。このように冷媒の流量が多いときには、蒸発器6の入口と出口との差圧が大きくなるので、差圧弁8がその差圧を感知して開弁する。これにより、膨張されて低温になった霧状の冷媒の一部が蒸発器6を出て内部熱交換器4の戻り低圧配管4bへ流入する過熱状態の冷媒に混入され、過熱状態の冷媒は、降温して湿り分を含んだ冷媒になる。このような冷媒は、内部熱交換器4にてレシーバ3からの高温の冷媒と熱交換されることで、蒸発および過熱されて圧縮機1に吸入されることになる。したがって、圧縮機1に吸入される冷媒の温度が高くなり過ぎることがないので、圧縮機1で圧縮された冷媒の温度が高くなり過ぎることもなくなり、冷媒とともに冷凍サイクル内を循環している圧縮機1の潤滑オイルの熱劣化がなくなる。
図6は第2の実施の形態における膨張弁を示す図であって、(A)は膨張弁の要部の拡大断面図、(B)は(A)のb−b矢視断面図である。なお、図6において、図3に示した構成要素と同じまたは同等の構成要素は、同じ符号を付してある。
この実施の形態の膨張弁5aは、その弁構造を変更し、さらに、弁体20と一体に形成された横揺れ防止用のガイド20bの形状を変更している。すなわち、この膨張弁5aでは、ストレート形状のシャフト23に2つのリング34a,34bを軸線方向に離間して嵌合することによりOリング24のガイドを形成している。また、膨張弁5aの弁座19は、弁体20との着座面を構成するテーパ部19aと、弁体20のテーパ部20aとの間で環状空間を形成する弁孔19bと、この弁孔19bよりも内径が小さく内壁面が弁体20のガイド20bとの摺動面を構成するガイド保持部とを有している。
ここで、シャフト23のリング34a,34bを弁の開閉方向に進退自在に保持するボディ18のシリンダ18aの内径は、弁座19のテーパ部19aと出口ポート17側の端面との境界をなす円の直径にほぼ等しくし、シャフト23のリング34a,34bの外径は、弁座19のテーパ部19aと弁孔19bとの境界をなす円の直径にほぼ等しくしてある。これにより、弁体20が開弁方向に高圧を受ける有効受圧面積と、シャフト23のリング34a(Oリング24)が閉弁方向に高圧を受ける有効受圧面積とを実質的に等しくすることができ、ケース7に収納するために小型化した、パワーの小さなパワーエレメント25でも、高圧の影響を受けることなく弁体20を正確に制御することが可能にしている。
また、この実施の形態では、図6の(B)に示したように、弁体20と一体に形成されたガイド20bは、円周方向に4つ形成されており、弁体20を弁座19のガイド保持部に芯決めしながら開閉方向にガイドしている。
図7は第3の実施の形態における差圧弁を示す図である。なお、図7において、図2に示した構成要素と同じまたは同等の構成要素は、同じ符号を付してある。
この第3の実施の形態では、膨張弁5の出口の湿り分の多い冷媒を、蒸発器6をバイパスさせて内部熱交換器4の戻り低圧配管4bへ送り出す差圧弁8の構成を変更している。すなわち、この差圧弁8は、パワーエレメント25から離れていて戻り低圧配管4bの入口に近い位置、すなわち、膨張弁5のアジャストねじ22の螺着位置近傍のボディ18の外側に筒状部35が接続され、その筒状部35の中心線から偏心した位置のボディ18には開口部36が形成されている。筒状部35の中心線に位置するボディ18には、表面が平坦な弁座37が形成されており、その弁座37に対して筒状の弁体38が接離自在に配置されている。この弁体38は、筒状部35の中を遮るように配置されたダイヤフラム39によってその中央部に支持されており、スプリング40によって弁体38を弁座37に着座させる方向に付勢されている。また、筒状の弁体38の中には、冷媒の流量を制限するためのオリフィス41が形成されている。
以上の構成の差圧弁8によれば、蒸発器6の冷媒入口11の圧力と冷媒出口12の圧力との差圧を受圧面積の大きなダイヤフラム39によって感知するようにしている。これにより、圧力損失が小さくて小さい差圧しか発生しないような蒸発器6であっても、受圧面積の大きなダイヤフラム39がそのような差圧を感知するので、弁体38を開閉させるに十分な駆動力を得ることができる。
自動車用空調装置が停止しているとき、または冷凍負荷の小さい状態で運転しているとき、弁体38は、スプリング40による閉弁方向の付勢力によって弁座37に着座され、閉弁している。ここで、自動車用空調装置が冷凍負荷の高い状態で運転しているときには、蒸発器6に大流量の冷媒が流れるので、その冷媒入口11の圧力と冷媒出口12の圧力との差圧が大きくなり、その差圧が所定値より大きくなると、開弁する。これにより、絞り膨張直後の湿り分の多い低温の冷媒が筒状の弁体38を介して流れ、内部熱交換器4の戻り低圧配管4bへ流入し、蒸発器6からの冷媒に混入される。このときの冷媒の流量は、筒状の弁体38の中に設けられたオリフィス41によって制限される。その湿り分のある冷媒は、内部熱交換器4にて完全に蒸発されてから圧縮機1へ吸入される。その冷媒の蒸発の際に温度が下がることから、蒸発器6からの冷媒が冷却されることになり、その結果、圧縮機1で圧縮して吐出される冷媒の温度が高くなり過ぎてしまうのを防止し、潤滑オイルの熱劣化を防止している。
図8は内部熱交換器の例を示す図であって、(A)はその一端を示す部分斜視図であり、(B)は往き高圧配管の例を示す部分断面斜視図である。
内部熱交換器4は、往き高圧配管4aを戻り低圧配管4bの中に挿入して構成される。往き高圧配管4aは、その外側に放射状に設けられた複数の邪魔板4cを有し、内側にも放射状に設けられた複数の凸部4dを有している。このような往き高圧配管4aは、邪魔板4cおよび凸部4dを有する管の引き抜き材に対して、邪魔板4cの外周縁部を長手方向に沿って波状に屈曲加工することによって作られる。また、往き高圧配管4aの先端部分は、内部の凸部4dが除去された後、Oリング30を配置するためのリブ加工がなされている。このリブ加工は、戻り低圧配管4bの先端部分においても、Oリング32を配置するために同様になされている。
往き高圧配管4aと戻り低圧配管4bとの間に邪魔板4cを配置することによって、往き高圧配管4aと戻り低圧配管4bとの同心状態が保持され、邪魔板4cを波状に屈曲加工することによって戻り低圧配管4bを流れる冷媒との接触面積を大きくし、往き高圧配管4aを流れる高温の冷媒から戻り低圧配管4bを流れる低温の冷媒への伝熱効率を向上させている。
本発明による自動車用空調装置の冷凍サイクルを示すシステム図である。 室内側に配置されるユニットの第1の実施の形態を示す断面図である。 膨張弁の詳細図であって、(A)は膨張弁の要部の拡大断面図、(B)は(A)のa−a矢視断面図である。 膨張弁の入口に接続される配管の中心線を通る面で切断した断面図である。 管継手を示す端面図である。 第2の実施の形態における膨張弁を示す図であって、(A)は膨張弁の要部の拡大断面図、(B)は(A)のb−b矢視断面図である。 第3の実施の形態における差圧弁を示す図である。 内部熱交換器の例を示す図であって、(A)はその一端を示す部分斜視図であり、(B)は往き高圧配管の例を示す部分断面斜視図である。
符号の説明
1 圧縮機
2 凝縮器
3 レシーバ
4 内部熱交換器
4a 往き高圧配管
4b 戻り低圧配管
4c 邪魔板
4d 凸部
5,5a 膨張弁
6 蒸発器
7 ケース
8 差圧弁
9 管継手
9a 第1の接続穴
9b 第2の接続穴
9c 第3の接続穴
9d 第4の接続穴
9e 拡開用穴
9f,9g ねじ穴
10 ファイヤウォール
11 冷媒入口
12 冷媒出口
13 入口配管
14 連結部
15 Oリング
16 入口ポート
17 出口ポート
18 ボディ
18a シリンダ
19 弁座
19a テーパ部
19b 弁孔
20 弁体
20a テーパ部
20b ガイド
21 スプリング
22 アジャストねじ
23 シャフト
23a 大径部
23b 小径部
24 Oリング
25 パワーエレメント
26 ダイヤフラム
27 センターディスク
28 断熱カバー
29,30 Oリング
31 接続配管
32 Oリング
33 クランプ装置
33a 第1繋止部材
33b 第2繋止部材
33c 固定ピン
34a,34b リング
35 筒状部
36 開口部
37 弁座
38 弁体
39 ダイヤフラム
40 スプリング
41 オリフィス

Claims (8)

  1. 蒸発器の冷媒出口に直結されたケース内に、入口には高圧冷媒を受ける配管が接続され、出口には前記蒸発器の冷媒入口配管が接続された温度式の膨張弁を収容し、
    前記ケースには、前記高圧冷媒と前記ケースから圧縮機へ戻る低圧冷媒との間で熱交換を行うための内部熱交換器を結合し、
    前記内部熱交換器の前記ケースとは反対側の端部には、レシーバから延びる高圧配管と、前記圧縮機へ延びる低圧配管とをそれぞれ独立して接続するための管継手を結合してなることを特徴とする自動車用空調装置。
  2. 前記内部熱交換器は、前記高圧冷媒を流す往き高圧配管の外側に前記圧縮機への低圧冷媒を流す戻り低圧配管が同心配置された二重管で構成されていることを特徴とする請求項1記載の自動車用空調装置。
  3. 前記二重管は、前記往き高圧配管と前記戻り低圧配管との間に伝熱用の邪魔板が配置されることによって互いの同心状態が保持されていることを特徴とする請求項2記載の自動車用空調装置。
  4. 前記膨張弁は、その入口に導入された前記高圧冷媒によって弁体が開弁方向に受圧する面積と前記弁体と一体となって動作するシャフトが閉弁方向に受圧する面積とを実質的に同じにした背圧キャンセル構造を有し、開閉動作時に、前記弁体を弁孔に沿って動作するよう案内するガイドが前記弁体に設けられていることを特徴とする請求項1記載の自動車用空調装置。
  5. 前記膨張弁は、前記蒸発器の冷媒入口と冷媒出口との差圧が所定値を超えると膨張直後の冷媒を前記内部熱交換器の戻り低圧配管へバイパスさせる差圧弁を備えていることを特徴とする請求項1記載の自動車用空調装置。
  6. 前記差圧弁は、前記差圧を感知するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの中心に保持された筒状弁体と、前記筒状弁体を表面が平坦な弁座へ着座させるように付勢するスプリングと、前記筒状弁体の中の冷媒通路に設置されたオリフィスとを有していることを特徴とする請求項5記載の自動車用空調装置。
  7. 前記管継手は、一方の端面に、前記二重管の前記戻り低圧配管が嵌合する第1の接続穴と、この第1の接続穴の中に同心配置されて前記往き高圧配管が嵌合する第2の接続穴とを有し、他方の端面には、前記第1の接続穴と連通する第3の接続穴と前記第2の接続穴と連通する第4の接続穴とが並設されていることを特徴とする請求項2記載の自動車用空調装置。
  8. 前記管継手は、エンジンルームと車室とを隔てるファイヤウォールに設置されることを特徴とする請求項1記載の自動車用空調装置。
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