JP2009008369A - 冷凍サイクル - Google Patents

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Abstract

【課題】内部熱交換器を備えた冷凍サイクルにおいて、冷凍負荷が高いときに圧縮機で圧縮された冷媒の温度が高くなり過ぎないようにする。
【解決手段】圧縮機1の入口に接続された低圧配管にレシーバ3からの内部熱交換器4を介して膨張弁5へ供給される高圧冷媒の一部を混入させることができる制御弁7を設ける。制御弁7は、圧縮機1の入口に送られる低圧冷媒のたとえば過熱度を感知し、その過熱度が高くなると、開弁して、過熱された低圧冷媒に液状の高圧冷媒の一部を混入する。これにより、低圧配管内では、混入された液状の高圧冷媒が過熱された低圧冷媒によって蒸発されることで圧縮機1の入口に入る低圧冷媒の過熱度が低減し、その結果、圧縮機1で圧縮された冷媒が降温し、圧縮機1の潤滑オイルの熱劣化を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は冷凍サイクルに関し、特に膨張弁に導入される高圧冷媒と圧縮機に戻される低圧冷媒との間で熱交換を行う内部熱交換器を備えた自動車用空調装置のための冷凍サイクルに関する。
自動車用空調装置の冷凍サイクルは、一般に、車両走行用のエンジンによって駆動される圧縮機と、圧縮機によって圧縮された高温・高圧のガス冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮された液冷媒を蓄えておくレシーバと、高温・高圧の液冷媒を絞り膨張させて低温・低圧の気液混合にする膨張弁と、膨張された冷媒を蒸発させて圧縮機へ戻す蒸発器とを備えている。このような冷凍サイクルにおいて、システムの効率を上げるために、内部熱交換器を備えたものが知られている(たとえば、特許文献1参照。)。なお、この特許文献1に記載の冷凍サイクルは、冷媒に自然冷媒を使用したものであるが、フロン系の冷媒を使用した冷凍サイクルにおいても、同様に、システムの効率の向上が期待できる。
内部熱交換器は、レシーバから膨張弁に至る経路を流れる高温・高圧の液冷媒と、蒸発器から圧縮機に至る経路を流れる低温・低圧のガス冷媒との間で熱交換を行うように構成されている。これによって、膨張弁に入る冷媒が内部熱交換器によってさらに過冷却されることで膨張弁入口の冷媒のエンタルピを低下させ、また、蒸発器を出た冷媒が内部熱交換器によってさらに過熱されることで圧縮機入口の冷媒のエンタルピを上昇させるので、システムの効率、すなわち、成績係数および冷凍能力を向上させることができる。
特開2001−108308号公報
フロン系の冷媒を使用した冷凍サイクルにおいては、膨張弁として温度式膨張弁が一般に使用されている。この温度式膨張弁は、蒸発器の出口における冷媒が所定の過熱度を有するように制御している。このため、凝縮器から膨張弁に至る経路を流れる冷媒と、蒸発器から圧縮機に至る経路を流れる冷媒との間で熱交換を行うように内部熱交換器を設けた冷凍サイクルでは、蒸発器の出口で既に所定の過熱度を有する冷媒に対して内部熱交換器でさらに過熱してから圧縮機へ送られることになる。したがって、特に、冷凍サイクルが冷凍負荷の高い状態で運転されているときには、圧縮機で圧縮された冷媒の温度が高くなり過ぎる傾向があり、圧縮機の摺動部はその高くなり過ぎた冷媒の温度よりもさらに高くなって、圧縮機の潤滑オイルがその高い温度で劣化してしまうという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、内部熱交換器を備えた冷凍サイクルにおいて、冷凍負荷が高いときに圧縮機で圧縮された冷媒の温度が高くなり過ぎないようにすることを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、膨張弁に導入される高圧冷媒と圧縮機に戻される低圧冷媒との間で熱交換を行う内部熱交換器を備えた冷凍サイクルにおいて、前記内部熱交換器から前記圧縮機に送られる前記低圧冷媒の過熱度を調整する制御弁を備えていることを特徴とする冷凍サイクルが提供される。
このような冷凍サイクルによれば、冷凍負荷が高いときに、制御弁が内部熱交換器から圧縮機に送られる低圧冷媒の過熱度を低減するよう調整することで、圧縮機によって圧縮された冷媒の異常昇温を抑制することができる。
本発明の冷凍サイクルは、圧縮機に送られる低圧冷媒の過熱度を調整する制御弁を備えたことにより、冷凍負荷が非常に高いときに、その制御弁が圧縮機に送り込まれる低圧冷媒の過熱度を低減するよう調整することで、結果として、圧縮機から吐出される冷媒の温度を下げることができることから、冷媒とともに冷凍サイクル内を循環している圧縮機の潤滑オイルの熱劣化を防止することができるという利点がある。
以下、本発明の実施の形態を、自動車用空調装置に適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明による冷凍サイクルを示すシステム図である。
この自動車用空調装置の冷凍サイクルは、冷媒を圧縮する圧縮機1と、圧縮された冷媒を外気との熱交換により凝縮させる凝縮器2と、凝縮された冷媒を気液に分離するとともに冷凍サイクル内の余剰冷媒を蓄えておくレシーバ3と、内部熱交換器4と、気液分離された液冷媒を絞り膨張させる温度式の膨張弁5と、膨張された冷媒を車室内の空気との熱交換により蒸発させる蒸発器6と、内部熱交換器4から圧縮機1に送られる低圧冷媒の過熱度を調整する制御弁7とを備えている。
内部熱交換器4は、膨張弁5へ高温・高圧の冷媒を流す高圧通路と圧縮機1へ低圧冷媒を流す低圧通路とを有し、高圧通路を流れる高温の冷媒と低圧通路を流れる低温の冷媒との間で熱交換を行う。これにより、高圧通路を流れる冷媒は、低圧通路の冷媒によって過冷却され、低圧通路を流れる冷媒は、高圧通路の冷媒によって過熱されることになるため、冷凍サイクルの効率を向上させることができる。
内部熱交換器4に設けられた制御弁7は、冷凍負荷が高くない状態では機能せず、冷凍負荷が非常に高いときのみ圧縮機1に送られる低圧冷媒の過熱度を低減するように機能する。この低圧冷媒の過熱度の低減は、制御弁7が、内部熱交換器4の高圧通路を流れる高圧の液冷媒を圧縮機1の入口に通じる低圧配管内に漏らして低圧冷媒に湿り分を付加してやることで行われる。図示の例では、制御弁7は、内部熱交換器4の圧縮機1側の端部に設けられているので、低圧配管に導入された湿り分は、圧縮機1の入口に到達する間に蒸発され、これによって、内部熱交換器4によって過熱された低圧冷媒の過熱度を低減している。もちろん、制御弁7が内部熱交換器4の中または膨張弁5側の端部に設けられている場合には、内部熱交換器4で過熱されている低圧冷媒に湿り分が導入されることになるので、その湿り分は、内部熱交換器4および圧縮機1への低圧配管内で蒸発され、これによって、圧縮機1に送り出される低圧冷媒の過熱度を低減することになる。
圧縮機1への低圧冷媒の過熱度が低減されることにより、圧縮機1によって圧縮された冷媒も高温になり過ぎてしまうことがなくなることから、圧縮機1の潤滑オイルの熱劣化が防止される。
図2は蒸発器から制御弁までの具体的な構成例を示す断面図である。なお、図中の矢印は、冷媒の流れ方向を示している。
車両用空調装置は、車両の隔壁10を介してエンジンルームと車室とにわたって搭載されている。エンジンルーム内には、圧縮機1と、凝縮器2と、レシーバ3とが設置され、車室内に膨張弁5および蒸発器6が設置されている。図示の例では、蒸発器6に膨張弁5が直接接続され、その膨張弁5には、第1二重管11の一端が接続され、その他端は隔壁10を貫通してエンジンルーム内に延びている。第1二重管11の他端には、第2二重管12の一端が接続され、その他端には、過熱度調整用の制御弁7が接続され、その制御弁7には、レシーバ3から延びる高圧配管13および圧縮機1の入口へ延びる低圧配管14が接続されている。
ここで、膨張弁5と制御弁7との間に接続される第1二重管11および第2二重管12は、それぞれ、内管を囲うように外管が同心状に配置されており、適当な長さを有することによって図1に示す内部熱交換器4として機能している。第1二重管11および第2二重管12は、その内管に高圧冷媒を流し、外管と内管との間に低圧冷媒を流すようにしたもので、内管を介して高圧冷媒と低圧冷媒との間で熱交換が行われる。
蒸発器6は、霧状の冷媒が導入される入口配管と蒸発した冷媒が導出される出口配管とを有し、その出口配管は入口配管を囲うように同心状に配置されている。この蒸発器6の入口配管および出口配管には、膨張弁5が接続されている。膨張弁5の蒸発器6側の形状も、霧状の冷媒を導出する出口ポートおよび蒸発した冷媒を導入する低圧入口ポートが同心になっている。また、膨張弁5の第1二重管11側の形状も、高圧冷媒を導出する入口ポートおよび蒸発した冷媒を導出する低圧出口ポートが同心になっている。膨張弁5は、その入口ポートと出口ポートとの間に液冷媒を絞り膨張させる弁部5aを有し、蒸発器6と接続される側とは反対の側には、蒸発器6で蒸発した冷媒の圧力および温度を感知して弁部5aを制御するパワーエレメント5bを有し、温度式膨張弁を構成している。
次に、内部熱交換器4の圧縮機1側を構成している第2二重管12に接続される過熱度調整用の制御弁7について説明する。
図3は第1の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図、図4は図3のa−a矢視断面図、図5は制御弁の開度特性を示す図、図6は冷媒のモリエル線図と冷凍サイクルの動作説明とを示す図、図7は高圧圧力の変化に対する過熱度の変化を示す図である。
この制御弁7は、高圧配管13内の液冷媒を低圧配管14へ流すことができる弁部21と、第2二重管12を通過してきた低圧冷媒の過熱度、すなわち低圧冷媒の圧力と温度とを感知して弁部21における冷媒の流量を制御するパワーエレメント22とを備えている。
弁部21は、ボディ23の側部にレシーバ3から高温・高圧の液冷媒が導入される入口ポート24を有し、その反対側の側部には、導入された冷媒を内部熱交換器4の第2二重管12の内管へ送り出す出口ポート25を入口ポート24と同軸上に有している。ボディ23は、入口ポート24および出口ポート25の軸線に直交する低圧配管14の方向に出口ポート26を有し、その出口ポート26に連通する通路の途中にガイド27および弁座28が配置されている。
この弁座28の下流側には、弁座28に対して接離自在な弁体29がスプリング30により閉弁方向に付勢された状態で配置されている。スプリング30は、出口ポート26に圧入されたばね受け部材31によって受けられており、スプリング荷重は、ばね受け部材31の出口ポート26への圧入量によって調整されている。
弁体29は、弁座28およびガイド27を貫通して延出されたシャフト32と一体に形成されている。このシャフト32は、弁座28近傍のガイド27によって弁体29の開閉方向に進退自在に支持され、弁体29が設けられている側とは反対側の端部は、Oリング33の抜け防止のためにボディ23に圧入されたガイド34によって、ボディ23より突出された状態で支持されている。弁座28に隣接するガイド27は、図4に見られるように、中心にシャフト32を直接ガイドするためのリングがあって、そのリングを三方に延びる脚部で保持しているような形状を有し、脚部の間の円弧状の孔が弁座28に高圧冷媒を供給するための通路になっている。このガイド27は、また、弁座28の近傍でシャフト32を支持していることによって、弁体29の横振動を抑えることができる構成にしてある。
シャフト32が突出されている側のボディ23には、パワーエレメント22がかしめ加工によって固定されている。このパワーエレメント22は、ダイヤフラム35を挟んでその両側に第1ハウジング36および第2ハウジング37が配置され、これらの外周縁部を互いに溶着することによって構成されている。ダイヤフラム35と第1ハウジング36とによって囲まれた部屋、つまり感温室には、ガスが封入されている。そのガスは、制御弁7の開度特性を決めるもので、冷凍サイクルの冷媒に類似した特性のガス、それぞれ特性の異なる複数のガスを混合したものとすることができ、たとえば、図5に示したように、圧縮機1へ吸入される冷媒の飽和特性よりも多少傾きの大きな特性のものを使用している。これにより、この制御弁7の開度特性としては、圧縮機1へ吸入される冷媒の圧力Psが高くなるに従って過熱度SHが小さくなる特性になっている。
第2ハウジング37は、その開口縁部が外側および内側に屈曲されており、その外側および内側の屈曲部は、円周方向に交互に配置されている。外側の屈曲部は、Oリング38を保持し、内側の屈曲部は、第2ハウジング37内に配置されているディスク39のストッパになっている。このディスク39は、ダイヤフラム35の変位をシャフト32に伝達するためのもので、内部熱交換器4からの冷媒がダイヤフラム35に到達して感温および感圧されるよう連通孔40が穿設されている。
次に、以上の構成の制御弁7の動作について図6および図7を参照しながら説明する。まず、冷凍負荷の状態が通常の場合、冷凍サイクルは、図6のモリエル線図に太い破線で示したように、a−b−c−d−aで示される線に沿って動作する。すなわち、圧縮機1は、内部熱交換器4で過熱された気相状態の冷媒を圧縮し(a→b)、圧縮することで高温・高圧となった気相状態の冷媒を凝縮器2が凝縮して内部熱交換器4が過冷却し(b→c)、過冷却された冷媒を膨張弁5が減圧して気液二相状態にし(c→d)、気液二相状態となった冷媒を蒸発器6が蒸発して内部熱交換器4が過熱する(d→a)。このとき、圧縮機1の入口のa点の温度は、図示の例では、50℃の等温線よりも低く、出口のb点の温度は、90℃の等温線より少し高い程度で、高過ぎることはないことから何ら問題はなく、したがって、圧縮機1の入口に送られる低圧冷媒の過熱度を感知している制御弁7は、動作しない。
次に、冷凍負荷が非常に高くなった場合、冷凍サイクルは、たとえば図6のモリエル線図に太い実線で示したように、a1−b1−c1−d1−a1で示される線に沿って動作することになる。この場合、圧縮機1の入口のa1点の温度は、図示の例では、80℃の等温線近傍にあり、出口のb1点の温度は、150℃の等温線近傍にある。ここで、圧縮機1の潤滑オイルの許容上限温度がたとえば130℃であるとすると、圧縮機1の出口のb1点の温度は、完全に許容上限温度をオーバーすることになる。このような場合、制御弁7は、そのパワーエレメント22が圧縮機1の入口に送られる冷媒の過熱度を感知して弁部21を開弁することにより、圧縮機1の入口に通じる低圧配管14へ高圧の液冷媒を混入させる。これにより、圧縮機1の入口に達するまでの間、低圧配管14を流れる過熱冷媒によって混入された冷媒が蒸発されることで、圧縮機1の入口の冷媒の過熱度がa1点からa2点に低減されることになる。この結果、圧縮機1の出口の冷媒の温度も、潤滑オイルの許容上限温度まで低減することになり、潤滑オイルの熱劣化が防止されることになる。
このように、第1の実施の形態に係る制御弁7は、パワーエレメント22が過熱度を感知し、その過熱度が高くなるとダイヤフラム35が開弁方向に変位して、弁部21が開弁するように制御される。これにより、制御弁7は、過熱度が高くなるに従って低圧配管14へ混入させる液冷媒の流量を増やし、圧縮機1の入口における過熱度を低減させるように制御する。
この制御弁7の弁部21は、また、図7に示したように、高圧冷媒の圧力P0が高くなるに従って開弁時の過熱度SHの設定値が小さくなるような構造にしている。すなわち、弁体29と一体に形成されたシャフト32は、弁座28の内径よりも小さい外径を有しており、これにより、シャフト32が閉弁方向に高圧冷媒の圧力を受ける受圧面積は、弁体29が開弁方向に高圧冷媒の圧力を受ける受圧面積より小さくなっている。したがって、高圧冷媒の圧力P0が高くなるに従って開弁方向への付勢力が増加するので、弁部21が開いていくときの過熱度SHの設定値が小さくなり、制御弁7は、高圧冷媒の圧力P0が高くなるに従って低圧配管14へ混入させる液冷媒の流量を増やし、圧縮機1の入口における過熱度を低減させるように制御する。これは、図6のモリエル線図において、たとえば圧縮機1の出口における高圧冷媒の圧力P0が2.5MPaの場合には、圧縮機1の入口における低圧冷媒の過熱度SHがa1点まで増加する可能性があり、そのときの圧縮機1の出口における高圧冷媒の温度が150℃まで上昇する可能性があるが、高圧冷媒の圧力P0が2.5MPaまで高くなると、過熱度SHをa1点から少なくともa2点まで低減すべきであることに基づいている。
図8は第2の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。この図8において、図4に示す構成要素と同じ構成要素は同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この第2の実施の形態に係る制御弁7aは、第1の実施の形態に係る制御弁7と比較して、シャフト32を支持しているガイド27の形状のみを変更している。なお、この制御弁7aにて弁体29の開閉方向の平面で切断した断面は、図3に示した断面図と同じであるので図示を省略する。
ガイド27は、高圧冷媒の通路と弁座28との間を連通させるオリフィス41を有している。このオリフィス41は、弁部21が全開になっても高圧冷媒が低圧配管14に流れ過ぎないように、低圧配管14内に混入される高圧冷媒の流量の最大値を決めている。これにより、圧縮機1の入口までの低圧配管14にて蒸発し切れないほど多くの液冷媒が低圧配管14に混入されることがないので、圧縮機1の吸入効率が低下することがなく、また、圧縮機1に液冷媒が吸入されて液圧縮を起こしてしまうような危険を避けることができる。
図9は第3の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。この図9において、図3に示す構成要素と同じ構成要素は同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この第3の実施の形態に係る制御弁7bは、第1の実施の形態に係る制御弁7が内部熱交換器4を出た低圧冷媒の過熱度をパワーエレメント22が感知しているのに対し、内部熱交換器4を出た低圧冷媒とこれに混入された冷媒とが混ざった状態の冷媒の過熱度をパワーエレメント22が感知している点で異なる。
このため、この制御弁7bでは、弁部21の出口ポート26は、パワーエレメント22のある側に設けられており、その出口ポート26とパワーエレメント22との間の空間は、内部熱交換器4からの過熱された低圧冷媒と弁部21によって混入された冷媒とが混合される混合室42を構成し、その混合室42には邪魔板43が嵌合され、シャフト32には別の邪魔板44が嵌合されている。これにより、第2二重管12から混合室42に導入された冷媒は、弁部21の出口ポート26から導入された冷媒とともに邪魔板43,44によって撹拌・混合され、パワーエレメント22には、その十分に混合された冷媒が到達されてその過熱度が感知されることになる。
制御弁7bは、このパワーエレメント22が感知した混合冷媒の過熱度を基にして低圧配管14へ混入する冷媒の流量を制御する。すなわち、冷凍負荷が非常に高くて感知した過熱度が所定の値を超えると、パワーエレメント22が弁部21を開弁し、その後は、過熱度が大きくなるに従って低圧配管14へ混入される冷媒の流量を増加させ、これによって圧縮機1の入口に送られる低圧冷媒の過熱度を低下させる。
なお、この制御弁7bでは、弁体29は、これと一体に形成され、高圧冷媒の通路を横切って延出されたシャフト45を有している。このシャフト45は、その先端が低圧冷媒の通路内まで延出されており、ボディ23を貫通している部分には、Oリング46が配置されて高圧冷媒が低圧配管14へ漏れないようシールしている。
図10は第4の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。この図10において、図3に示す構成要素と同じ構成要素は同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この第4の実施の形態に係る制御弁7cは、第1ないし第3の実施の形態に係る制御弁7,7a,7bが圧縮機1の入口へ送られる低圧冷媒の過熱度に応じて弁部21を制御しているのに対し、高圧冷媒の圧力と低圧冷媒の圧力との差圧に応じて弁部21を制御している点で異なる。
この制御弁7cは、図3に示す第1の実施の形態に係る制御弁7からパワーエレメント22を除いた形になっている。したがって、この制御弁7cの弁部21は、高圧冷媒の圧力P0と低圧冷媒の圧力Psとの差圧を感知し、その差圧(P0−Ps)が所定の差圧を超えると開弁する差圧弁になっている。すなわち、冷凍負荷が低いときは、差圧が小さいので、弁体29がスプリング30の付勢力により弁座28に着座されて閉弁しているが、冷凍負荷が非常に高くなって差圧が非常に大きくなると、弁部21は、スプリング30の付勢力に抗して開弁し、その後は、差圧が大きくなるに従って弁座28からの弁体29のリフト量が増加して低圧配管14へ混入される冷媒の流量を増加させ、これによって圧縮機1の入口に送られる低圧冷媒の過熱度を低下させる。
図11は第5の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。この図11において、図3に示す構成要素と同じ構成要素は同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この第5の実施の形態に係る制御弁7dは、第1ないし第3の実施の形態に係る制御弁7,7a,7bが圧縮機1の入口へ送られる低圧冷媒の過熱度に応じて弁部21を制御しているのに対し、低圧冷媒の温度に応じて弁部21を制御している点で異なる。
すなわち、この制御弁7dは、図3に示す第1の実施の形態に係る制御弁7にて低圧冷媒の過熱度を感知するパワーエレメント22の代わりに低圧冷媒の温度を感知する感温アクチュエータ47を備えている。感温アクチュエータ47は、温度が高くなるに従ってばね荷重が増加する形状記憶合金ばね48と、シャフト32の端部に嵌合されて形状記憶合金ばね48の荷重変化を弁体29に伝達するばね受け部材49と、低圧配管14が接続されている側と反対側の開口部を閉止するとともに形状記憶合金ばね48をばね受け部材49とは反対の側で受けている蓋部50とを有している。なお、形状記憶合金ばね48は、温度に応じてシャフト32を開弁方向に付勢するものであるので、これに代えて、たとえばバイメタルばねを使用しても良い。
この制御弁7dは、また、弁体29と一体に形成されたシャフト32において、ボディ23によって支持されている部分の外径を弁座28の内径に概略等しくしている。これにより、弁部21は、高圧冷媒の圧力が弁体29を開弁方向に付勢する力およびシャフト32を閉弁方向に付勢する力が相殺されて、高圧圧力に対して不感となるので、形状記憶合金ばね48が感知する温度によってのみ流量制御することになる。
以上の構成の制御弁7dによれば、第2二重管12からの低圧冷媒が形状記憶合金ばね48を収容している空間を通過して低圧配管14へ流れていくとき、形状記憶合金ばね48がその低圧冷媒の温度を感知する。ここで、冷凍負荷が異常に高くなって第2二重管12から導入された低圧冷媒の温度がたとえば40℃を超えると、形状記憶合金ばね48のばね荷重が閉弁方向に付勢しているスプリング30のばね荷重に勝って弁部21が開弁し、さらに温度が高くなるに従って弁部21の弁リフトが増加する。これにより、低圧配管14へ混入される冷媒の流量が増加し、圧縮機1の入口に送られる低圧冷媒の過熱度を低下させる。
図12は第6の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。この図12において、図11に示す構成要素と同じ構成要素は同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この第6の実施の形態に係る制御弁7eは、第4の実施の形態に係る制御弁7cと第5の実施の形態に係る制御弁7dとを組み合わせた機能を有している。すなわち、この制御弁7eは、圧縮機1の入口に送られる低圧冷媒の温度を感知し、その温度が所定の温度を超えると開弁する感温動作弁51と、この感温動作弁51の開弁により導入される高圧冷媒の圧力と圧縮機1の入口に送られる低圧冷媒の圧力との差圧を感知し、その差圧が所定の差圧を超えると開弁する差圧弁52とを有している。
感温動作弁51は、低圧冷媒の温度を感知し、その温度が高くなるに従ってばね荷重が増加する形状記憶合金ばね48と、このばね荷重の増加に応じて開弁する弁座28a、弁体29aおよびスプリング30aとを有している。差圧弁52は、低圧配管14に通じる出口ポート26に感温動作弁51と直列に配置されて、弁座28b、弁体29bおよびスプリング30bを有している。
以上の構成により、この制御弁7eは、形状記憶合金ばね48によって感温される低圧冷媒の温度がたとえば40℃を超えると、感温動作弁51が開弁し、なおかつ、高圧冷媒の圧力と低圧冷媒の圧力との差圧がたとえば2.2MPa以上になると差圧弁52が開弁する。つまり、この制御弁7eは、低圧冷媒の温度が所定値以上あり、高圧冷媒の圧力と低圧冷媒の圧力との差圧が所定値以上にあるという2つの条件が同時に満たされてはじめて、高圧冷媒の一部を低圧冷媒に混入させ、圧縮機1の入口に到達するまでに低圧冷媒の過熱度を低減させることになる。
図13は第7の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。この図13において、図11に示す構成要素と同じ構成要素は同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この第7の実施の形態に係る制御弁7fは、第5の実施の形態に係る制御弁7dとほぼ同じ構成を有しているが、弁部21を差圧弁の構成にしている点で異なる。すなわち、この制御弁7fは、感温アクチュエータ47の付勢力を弁体29に伝達するシャフト32が弁座28の内径よりも小さな外径を有するようにしている。したがって、この制御弁7fでは、そのような弁部21の開弁差圧の設定値を、感温アクチュエータ47が低圧冷媒の温度を感じると小さい方向に変化させるように作用する。
これにより、この制御弁7fは、高圧冷媒の圧力と低圧冷媒の圧力との差圧がたとえば2.2MPa以上になると開弁することになる。一方、低圧冷媒の温度がたとえば40℃を超えると、開弁差圧の設定値が小さくなることで、制御弁7fは、感温アクチュエータ47によって開弁し易くなる方向に制御されることから、温度と差圧とが相互に関連して動作する弁になっている。いずれにしても、この制御弁7fは、温度および差圧の少なくとも一方が高くなるに従って、高圧冷媒の一部を低圧冷媒に混入し、圧縮機1の入口に到達するまでに低圧冷媒の過熱度を低減させることになる。
図14は第8の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図、図15は第8の実施の形態に係る制御弁の開弁特性を示す図である。この図14において、図9に示す構成要素と同じ構成要素は同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この第8の実施の形態に係る制御弁7gは、第3の実施の形態に係る制御弁7bのように混合室42にて低圧冷媒と液冷媒とが混合された冷媒の過熱度に応じて混合される液冷媒の流量を制御する構成を有しているが、パワーエレメント22の構成を変更している。すなわち、この制御弁7gのパワーエレメント22は、ダイヤフラム35の弁部21の側に皿ばね53を配置し、ダイヤフラム35の弁部21の側への変位を受け止める構成にしてダイヤフラム35の耐久性を強化している。皿ばね53は、中央が突出している面をダイヤフラム35の側にし、外周縁部をリテーナ54によって支持している。リテーナ54は、第2ハウジング37の開口縁部をかしめ加工することによって第2ハウジング37の中に固定されている。ダイヤフラム35と皿ばね53との間には、緩衝用樹脂フィルム55が挟持されている。緩衝用樹脂フィルム55は、たとえばポリテトラフルオロエチレンシートまたはポリイミドフィルムとすることができる。また、感温室を構成している第1ハウジング36は、強度を上げるために厚く形成されている。
皿ばね53とシャフト32との間には、混合室42内の導入された冷媒を撹拌・混合するとともに皿ばね53の変位をシャフトに伝達する邪魔板56が配置されている。そして、パワーエレメント22には、断熱カバー57が被装され、この制御弁7gが設置されているエンジンルーム内の温度の影響を受けないようにしている。
この制御弁7gによれば、パワーエレメント22の薄膜のダイヤフラム35は、混合室42内の冷媒の温度に対応する感温室内の圧力に応じて変位するが、その内圧が高くなって混合冷媒の圧力との圧力差が大きくなっても皿ばね53がダイヤフラム35を支持していることによってダイヤフラム35の耐久性を大幅に改善している。たとえば、冷凍サイクルを循環する冷媒がHFC−134aであり、パワーエレメント22の0℃のときの蒸発圧力が約1.3MPa、に充填されている作動ガスもHFC−134aであるとし、この制御弁7gが開き始めるときの温度を50℃と設定した場合、そのHFC−134aの飽和蒸気特性から、0℃のときの蒸発圧力が約0.3MPa、50℃のときの蒸発圧力が約1.3MPaであるので、感温室の中と外との圧力差は、約1MPaにもなることになる。このような大きな圧力差は、制御弁7gの弁部21を押し開ける方向に薄いダイヤフラム35に直接かかることになるので、ダイヤフラム35の耐久性に問題が出てきてしまう。そこで、この制御弁7gでは、ダイヤフラム35にかかるそのような圧力差を皿ばね53が全面で受けるようにしている。
このため、この制御弁7gの開弁特性は、皿ばね53の特性に制約されたものになる。すなわち、皿ばね53の特性は、ばね荷重に対する変位特性が逆S字特性を有しており、したがって、制御弁7gの開弁特性は、図15に示したように、逆S字特性になっている。この開弁特性において、縦軸は圧力を表し、横軸はダイヤフラム35の変位を表している。低圧配管14から圧縮機1へ向かう冷媒の圧力をPs、パワーエレメント22の感温室内の圧力をP(Ts)とし、制御弁7gが開弁するときの圧力差をΔP(=P(Ts)−Ps)としたときに、皿ばね53は、圧力差ΔPに相当する荷重を受けたときに変位の変化率が大きくなる位置をするときの作動点に設定している。これにより、内部熱交換器4からの冷媒の過熱度がたとえば50Kに達しないとき、それに対応する圧力差ΔPも小さいので、制御弁7gは全閉状態を維持している。しかし、過熱度が大きくなって50K以上になると、それに対応する圧力差ΔPが開弁点を超えるので、弁部21が開弁し、過熱冷媒に液冷媒を混入させるようになる。
図16は第9の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。この図16において、図14に示す構成要素と同じ構成要素は同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この第9の実施の形態に係る制御弁7hは、第8の実施の形態に係る制御弁7gに図10の第4の実施の形態に係る制御弁7cの差圧制御機能を付加した形態になっている。すなわち、図6に示すモリエル線図を用いて説明すると、圧縮機1の吸入側がa2点、吐出側がb2点にあり、そのときの吐出側の冷媒の温度がたとえば130℃であったとする。この状態で、冷凍サイクルの成績係数を最大に維持するべく圧縮機1の吐出側の冷媒の温度を130℃に一定に保とうとする場合、吐出側の高圧冷媒の圧力P0が高くなると、吐出側のb2点を130℃の等温線に沿って図の上方へ移動させることになる。このことは、a2点からb2点までの等エントロピ線に沿った線が図の左方へ概略平行移動することになるが、それには、圧縮機1の吸入側の冷媒の過熱度を小さく設定する必要がある。つまり、図7でも示したように、圧縮機1の吐出側の高圧圧力が高くなれば、吸入側の冷媒の過熱度を小さく、高圧圧力が低くなれば、吸入側の冷媒の過熱度を大きく設定するようにすれば良い。
そのためには、シャフト45の先端にこのシャフト45よりも十分大きな径を有するピストン58が一体に形成され、その外周に形成された溝にシール用のOリング46を嵌合している。これにより、ピストン58が高圧圧力および低圧圧力を受ける有効受圧径は、Oリング46の外径と等しくシャフト45よりも十分大きくなっている。したがって、この制御弁7hは、パワーエレメント22による過熱度の制御に対して、高圧圧力と低圧圧力との差圧が大きくなるに従い開弁し易くして、過熱度を小さくする方向に補正していることになる。
なお、上記の第8および第9の実施の形態では、パワーエレメント22の感温室に充填されるガスが冷凍サイクルを循環する冷媒と同じである場合について説明したが、もちろん、冷凍サイクルの冷媒と異なるガスであっても良い。たとえば、冷凍サイクルの冷媒としてHFC−134aを使用した場合、パワーエレメント22の感温室に充填するガスにHFC−134aよりも同じ0℃での蒸発圧力の低いイソブタンまたはノルマルブタンを使用することができ、さらに、必要に応じて特性調整のために不活性ガスが充填されることもある。このとき、パワーエレメント22が大きな過熱度を感知しても、その感温室内の蒸発圧力は低いので、ダイヤフラム35を支持している皿ばね53は、ばね荷重の小さいものに変更するか、場合によっては不要になる。
本発明による冷凍サイクルを示すシステム図である。 蒸発器から制御弁までの具体的な構成例を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。 図3のa−a矢視断面図である。 制御弁の開度特性を示す図である。 冷媒のモリエル線図と冷凍サイクルの動作説明とを示す図である。 高圧圧力の変化に対する過熱度の変化を示す図である。 第2の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。 第3の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。 第4の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。 第5の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。 第6の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。 第7の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。 第8の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。 第8の実施の形態に係る制御弁の開弁特性を示す図である。 第9の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 圧縮機
2 凝縮器
3 レシーバ
4 内部熱交換器
5 膨張弁
5a 弁部
5b パワーエレメント
6 蒸発器
7,7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g,7h 制御弁
10 隔壁
11 第1二重管
12 第2二重管
13 高圧配管
14 低圧配管
21 弁部
22 パワーエレメント
23 ボディ
24 入口ポート
25,26 出口ポート
27 ガイド
28,28a,28b 弁座
29,29a,29b 弁体
30,30a,30b スプリング
31 ばね受け部材
32 シャフト
33 Oリング
34 ガイド
35 ダイヤフラム
36 第1ハウジング
37 第2ハウジング
38 Oリング
39 ディスク
40 連通孔
41 オリフィス
42 混合室
43,44 邪魔板
45 シャフト
46 Oリング
47 感温アクチュエータ
48 形状記憶合金ばね
49 ばね受け部材
50 蓋部
51 感温動作弁
52 差圧弁
53 皿ばね
54 リテーナ
55 緩衝用樹脂フィルム
56 邪魔板
57 断熱カバー
58 ピストン

Claims (17)

  1. 膨張弁に導入される高圧冷媒と圧縮機に戻される低圧冷媒との間で熱交換を行う内部熱交換器を備えた冷凍サイクルにおいて、
    前記内部熱交換器から前記圧縮機に送られる前記低圧冷媒の過熱度を調整する制御弁を備えていることを特徴とする冷凍サイクル。
  2. 前記制御弁は、前記膨張弁の感温部から前記内部熱交換器を介して前記圧縮機の入口まで延びる低圧冷媒通路の任意の位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  3. 前記制御弁は、前記内部熱交換器と一体に形成されていることを特徴とする請求項2記載の冷凍サイクル。
  4. 前記制御弁は、前記圧縮機に接続される側の前記内部熱交換器の端部に内蔵されていることを特徴とする請求項3記載の冷凍サイクル。
  5. 前記制御弁は、前記高圧冷媒の一部を前記低圧冷媒に混入させる弁部を有し、前記低圧冷媒に混入する前記高圧冷媒の流量を制御することにより前記過熱度の調整を行っていることを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  6. 前記弁部は、混入される前記高圧冷媒の流量の最大値を決めるオリフィスを有していることを特徴とする請求項5記載の冷凍サイクル。
  7. 前記弁部は、前記高圧冷媒の圧力が高くなるに従って開弁時の過熱度の設定値を小さくする構成にしたことを特徴とする請求項5記載の冷凍サイクル。
  8. 前記制御弁は、前記圧縮機の入口に送られる前記低圧冷媒の前記過熱度を検出し、前記過熱度が高くなるに従って前記弁部を開弁するように制御するパワーエレメントを有していることを特徴とする請求項5記載の冷凍サイクル。
  9. 前記パワーエレメントは、前記高圧冷媒が十分に混合された状態の前記低圧冷媒の前記過熱度を検出するように配置されていることを特徴とする請求項8記載の冷凍サイクル。
  10. 前記制御弁の弁部は、前記高圧冷媒の圧力と前記低圧冷媒の圧力との差圧を感知し、前記差圧が所定の差圧を超えると開弁する差圧弁であることを特徴とする請求項5記載の冷凍サイクル。
  11. 前記制御弁は、前記圧縮機の入口に送られる前記低圧冷媒の温度を感知し、前記温度が高くなるに従って前記弁部を開弁するように制御する感温アクチュエータを有していることを特徴とする請求項5記載の冷凍サイクル。
  12. 前記制御弁の弁部は、前記圧縮機の入口に送られる前記低圧冷媒の温度を感知し、前記温度が所定の温度を超えると開弁する感温動作弁と、前記感温動作弁が開弁することにより導入される前記高圧冷媒の圧力と前記低圧冷媒の圧力との差圧を感知し、前記差圧が所定の差圧を超えると開弁する差圧弁とを有していることを特徴とする請求項5記載の冷凍サイクル。
  13. 前記制御弁は、前記圧縮機の入口に送られる前記低圧冷媒の温度を感知する感温アクチュエータと、前記高圧冷媒の圧力と前記低圧冷媒の圧力との差圧に応じて開弁する前記弁部とを有し、差圧で動作する前記弁部は、前記感温アクチュエータにより前記温度が高くなるに従って開弁差圧の設定値が小さくなる方向に変化するよう制御されることを特徴とする請求項5記載の冷凍サイクル。
  14. 前記パワーエレメントは、ダイヤフラムの前記弁部の側に皿ばねを配置して前記ダイヤフラムの耐久性を強化したことを特徴とする請求項8記載の冷凍サイクル。
  15. 前記パワーエレメントは、前記ダイヤフラムと前記皿ばねとの間に緩衝用樹脂フィルムを配置したことを特徴とする請求項14記載の冷凍サイクル。
  16. 前記パワーエレメントは、その感温室に、この冷凍サイクルを循環させる冷媒よりも蒸発圧力の低いガスを充填したことを特徴とする請求項8記載の冷凍サイクル。
  17. 前記制御弁の弁部は、前記高圧冷媒の圧力と前記低圧冷媒の圧力との差圧を感知し、前記差圧が大きくなるに従って前記パワーエレメントにより制御される前記低圧冷媒の前記過熱度を小さくする方向に補正することを特徴とする請求項8記載の冷凍サイクル。
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