JP2020076520A - 温度式膨張弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、従来の温度式膨張弁の構造の複雑さを解消し、さらに、耐候性、耐久性を備える小型軽量の温度式膨張弁10を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の温度式膨張弁10は、カートリッジ式の膨張弁本体100と、これを収容するハウジング200とを備え、膨張弁本体100は、膨張弁本体100の外殻を概ね形成する弁本体部110と、感温部120とを備え、感温部120は蒸発器20の出口側配管の温度に感応して変位するダイヤフラム124を収容し、弁本体部110は、感温部120のダイヤフラム124を固定する下蓋111Aa、及び、ニードル141が移動可能に接離する弁座111Abがプレス加工により一体として形成される金属製のプレス加工部111Aと、プレス加工部111Aが樹脂材料にてインサート成形される樹脂材料部111Bとから構成される。【選択図】図3

Description

本発明は、冷凍サイクルに使用される温度式膨張弁に関する。
従来から、特許文献1、2に記載されたような、冷媒サイクルの蒸発器の出口側配管の温度に感応して、膨張弁を流れる冷媒等の流体の絞り量を調節し、流体を減圧膨張する温度式膨張弁が知られている。
特許文献1には、冷媒の流路が形成されるプラスチック製のハウジングと、このハウジングに挿入されるチューブ部材等を含み膨張弁の機能を有するカセットユニットとが別体として構成される温度式膨張弁が開示されている。特許文献1に記載された温度式膨張弁では、プラスチック製のハウジングに流路を形成するため、流路形成の自由度が高く、構造の複雑さを解消できるとされている。
また、特許文献2には、冷媒の流路が設けられた膨張弁本体に一方側からのみ弁棒等の機能部品を取付けることを可能とし、更に圧縮コイルバネのセット力を変更できる調整装置を備える温度式膨張弁が開示されている。
特許第4462813号公報 特開平08−152232号公報
しかしながら、特許文献1に記載の温度式膨張弁では、ハウジングに挿入されるチューブ部材がステンレス等の金属の絞り加工品であるため、複雑な形状にし難く、重量が重くなるという問題がある。また、プラスチック製のハウジングを使用しているため、強度や耐候性に問題がある。さらに、プラスチックが長期の使用により冷媒を透過し、冷凍サイクル内の冷媒が徐々に減少していく可能性も残っている。
また、特許文献2に記載の温度式膨張弁では、膨張弁本体に挿入される筒体には、感温ケースがかしめ加工で固定されており全体が金属部品で形成され、特許文献1と同様に重量が重くなり、形状の自由度も低くなり構造が複雑になるという課題がある。
従って、本発明の目的は、従来の温度式膨張弁の構造の複雑さを解消し、さらに、耐候性、耐久性を備える小型軽量の温度式膨張弁を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の温度式膨張弁は、冷凍サイクルの凝縮器と蒸発器との間に配管接続される弁ハウジングと、該弁ハウジングに収容され、蒸発器の出口側配管の温度に感応して、該冷凍サイクルの流体の絞り量を調節し減圧膨張するカートリッジ式の膨張弁本体とを備える、温度式膨張弁であって、前記膨張弁本体は、弁体を収容する弁室、前記流体を前記弁室に流入する入口孔、及び、前記流体を前記弁室から流出する出口孔が形成される弁本体部と、前記弁本体部に固定され、前記蒸発器の出口側配管の温度に感応して変位するダイヤフラムを収容する感温部とを備え、前記弁本体部は、前記感温部の前記ダイヤフラムを固定する下蓋、及び、前記弁体が移動可能に接離する弁座がプレス加工により一体として形成される金属製のプレス加工部と、前記プレス加工部が樹脂材料にてインサート成形される樹脂材料部とから構成されることを特徴とする。
また、前記プレス加工部は、前記弁座が形成される面と、前記下蓋のフランジ部が形成される面とが平行に形成されるものとしてもよい。
また、前記膨張弁本体が前記ハウジングに収容された状態において、前記弁本体部の前記樹脂材料部が外気に露出しないものとしてもよい。
また、前記膨張弁本体が前記ハウジングに収容された状態において、前記弁本体部の前記プレス加工部と前記樹脂材料部との境界面が外気に露出しないものとしてもよい。
また、前記樹脂材料部の材質には、引張強さが80MPa以上の樹脂が使用されるものとしてもよい。
また、前記樹脂材料部の材質には、ガラスファイバ、及び/又は、カーボンファイバ等の補強材が含まれるものとしてもよい。
また、前記樹脂材料部の材質には、PTFE等の摺動性材料が含まれるものとしてもよい。
また、前記温度式膨張弁が組み込まれる冷凍サイクルとしてもよい。
本発明によれば、従来の温度式膨張弁の構造の複雑さを解消し、さらに、耐候性、耐久性を備える小型軽量の温度式膨張弁を提供できる。
本発明に係る温度式膨張弁の一例を示す斜視図である。 図1に示す温度式膨張弁のII−II線に沿った縦断面図であって、ハウジングを詳細に示す図である。 図2に示す温度式膨張弁の縦断面図であって、カートリッジ式の膨張弁本体を詳細に示す図である。 図3に示す膨張弁本体の正面図である。 図4に示す膨張弁本体の斜視図である。 本発明に係る温度式膨張弁が適用される冷凍サイクルの概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
まず、本発明に係る温度式膨張弁が適用される冷凍サイクルについて説明する。
図6は、本発明に係る温度式膨張弁10が適用される冷凍サイクル1の概略構成図である。
図6において、冷凍サイクル1は、温度式膨張弁10と、4台の蒸発器20A、20B、20C、20Dと、圧縮機30と、凝縮器40とを備える。温度式膨張弁10は、ここでは、4台の蒸発器20A、20B、20C、20Dの台数に合わせて、後述する図1に示すように、ハウジング200に、4台のカートリッジ式の膨張弁本体100A、100B、100C、100Dが収容される4連式の温度式膨張弁10が使用されているが、蒸発器20および膨張弁本体100の台数はこれには限定されない。但し、このように複数の蒸発器20A、20B、20C、20Dの台数に合わせて、同じ台数の膨張弁本体100を装備し、それぞれを接続することにより、それぞれの蒸発器20A、20B、20C、20Dの動作状態に合わせて、きめ細やかな制御が行える。
温度式膨張弁10の入口ポート201は、凝縮器40の出力ポート40bに、温度式膨張弁10の入口配管11を介して接続される。温度式膨張弁10の4台の膨張弁本体100A、100B、100C、100Dの出口ポート202A、202B、202C、202Dは、4台の蒸発器20A、20B、20C、20Dの入口ポート20Aa、20Ba、20Ca、20Daに、それぞれ4本の入口配管21A、21B、21C、21Dを介して接続される。4台の蒸発器20A、20B、20C、20Dの出口ポート20Ab、20Bb、20Cb、20Dbには、それぞれ4本の出口配管22A、22B、22C、22Dが接続され、これらの他方の端部は、合流され1本の配管となり圧縮機30の入口ポート30aに接続される。圧縮機30の出口ポート30bは、凝縮器40の入口ポート40aに接続される。
また、図6に示すように、4台の蒸発器20A、20B、20C、20Dの出口配管22A、22B、22C、22Dには、膨張弁本体100A、100B、100C、100Dのそれぞれに4本のキャピラリチューブ121A、121B、121C、121Dを介して接続される4本の感温筒122A、122B、122C、122Dが固定され、4台の蒸発器20A、20B、20C、20Dの出口配管22A、22B、22C、22Dの温度が検出される。
図6に示すように、圧縮機30で圧縮された冷媒等の流体は、凝縮器40で凝縮液化され、入口配管11を介して温度式膨張弁10に送られる。温度式膨張弁10の4台の膨張弁本体100A、100B、100C、100Dに送られた冷媒は、4本の感温筒122A、122B、122C、122Dで検出された4台の蒸発器20A、20B、20C、20Dの出口配管22A、22B、22C、22Dのそれぞれの温度に感応して、絞り量が調整され減圧膨張される。減圧膨張された冷媒は、4台の膨張弁本体100A、100B、100C、100Dのそれぞれの出口ポート202A、202B、202C、202Dから、4台の蒸発器20A、20B、20C、20Dに、それぞれ4本の入口配管21A、21B、21C、21Dを介して送られる。4台の蒸発器20A、20B、20C、20Dのそれぞれに送られた冷媒は、蒸発気化され、このときの気化熱により、各蒸発器20A、20B、20C、20Dの周囲である室内等を冷却する。蒸発気化された冷媒は、4台の蒸発器20A、20B、20C、20Dの出口配管22A、22B、22C、22Dを介して圧縮機30に送られる。これにより、冷媒等の流体が繰り返し循環され、蒸発器20A、20B、20C、20Dにおける気化熱により室内等の冷却が継続される冷凍サイクル1が構成される。
図1は、本発明に係る温度式膨張弁10の一例を示す斜視図である。
図1において、温度式膨張弁10は、冷凍サイクル1の蒸発器20の出口配管22の温度に感応し、冷凍サイクル1の冷媒等の流体の絞り量を調節し、減圧膨張する温度式膨張弁である。温度式膨張弁10は、4台のカートリッジ式の膨張弁本体100A、100B、100C、100Dと、これらを一体として収容でき、4台の膨張弁本体100A、100B、100C、100Dと冷凍サイクル1の蒸発器20、及び、凝縮器40との間の冷媒の流路が形成されるハウジング200とを備える。
なお、ここでは4台のカートリッジ式の膨張弁本体100A、100B、100C、100Dを備える4連式の温度式膨張弁10を例にとって説明するが、これには限定されず、膨張弁本体100の台数は、1台でも4台以外の複数台でも構わない。また、以下の説明では、1台の膨張弁本体100を例にとって説明する。また、このようにカートリッジ式の膨張弁本体100とハウジング200を別体で構成することにより、膨張弁本体100で不具合が生じた場合等に修理交換が容易となる。
図2は、図1に示す温度式膨張弁10のII−II線に沿った縦断面図であって、ハウジング200を詳細に示す図である。
図1、及び、図2に示すように、ハウジング200には、入口ポート201、出口ポート202、抜け止め溝203が設けられる。ハウジング200の材質としては、アルミニウム等の金属材料が使用される。このように金属材料を使用することにより、樹脂製のハウジングを使用した場合と異なり、強度や耐候性の問題が低減し、さらに長期の使用により冷媒が透過し、冷凍サイクル内の冷媒が徐々に減少していく可能性も低減する。さらに、軽量のアルミニウムを使用することにより、軽量の温度式膨張弁10を提供することができる。
なお、本実施形態では、入口ポート201は図2に示す下側に形成され、図1に示した入口配管11とろう付けにより固定され、また、出口ポート202は図2に示す左側に形成され、図6に示した蒸発器20の入口配管21とろう付けにより固定されるものとするが、これには限定されない。つまり、入口ポート201、及び、出口ポート202の方向は、膨張弁本体100の形状等に合わせて変更可能であり、更に入口配管11、21等の固定方法もろう付けに限定されるものではなく、ハウジング200及び入口配管11、21の材質に合わせて、溶接、接着、ねじ固定等のその他の固定方法を適宜選択するものとしてもよい。
抜け止め溝203は、カートリッジ式の膨張弁本体100が収納された状態で、図2に示す上方から、C型の抜け防止部材204等を挿入し、抜け止め溝203に、はめ込んで固定するために設けられている。また、カートリッジ式の膨張弁本体100をハウジング200に固定する方法は、上述の固定方法に限定されるものではなく、接着剤による固定、ねじによる固定、かしめ加工による固定等、その他の固定方法で固定するものとしてもよい。
図3は、図2に示す温度式膨張弁10の縦断面図であって、カートリッジ式の膨張弁本体100を詳細に示す図である。また、図4は、図3に示す膨張弁本体100の正面図である。さらに、図5は、図4に示す膨張弁本体100の斜視図である。
図3乃至図5において、カートリッジ式の膨張弁本体100は、膨張弁本体100の外殻を概ね形成する弁本体部110と、弁本体部110に固定され、蒸発器20の出口側配管の温度に感応して変化する感温筒122A内部の圧力に応じて変位するダイヤフラム124を含む感温部120とを備え、弁本体部110は、ダイヤフラム124の変位を弁体部140に伝達する連動部130と、冷媒の流量を制御する弁体を構成する弁体部140とを備える。
感温部120は、キャピラリチューブ121と、感温筒122と、上蓋123と、ダイヤフラム124とを備える。
さらに、弁本体部110は、感温部120の上蓋123とダイヤフラム124を固定する下蓋111Aaと後述のニードル141が接離する弁座111Abとを一体プレズ加工した金属製のプレス加工部111Aが樹脂(樹脂材料部111B)によりインサート成形で形成されている。
ダイヤフラム124は、薄型円盤形状に形成されたステンレス等の金属材料の部品である。ダイヤフラム124は、同じくステンレス等の金属材料で形成された上蓋123と、後述するインサート部材111のプレス加工部111Aの下蓋111Aaに挟まれて、その周囲を溶接等により固定される。上蓋123は、図3に示す上方に突出するお椀形状を有しており、その下方に配置された薄型円盤形状のダイヤフラム124との間にダイヤフラム室125が形成されている。
お椀形状の上蓋123の中央上部には、キャピラリチューブ121が接続され、更にその先端には感温筒122が接続される。図6に示すように、感温筒122は、蒸発器20の出口配管22に固定される。ダイヤフラム室125、キャピラリチューブ121、及び、感温筒122は、その内部が連通するように接続されており、その内部には、冷凍サイクル1の冷媒と同じガス、又は、他の感温流体等が封入されている。
従って、蒸発器20の出口配管22の温度が上昇すると、封入された流体が膨張し、ダイヤフラム室125の内圧が上がり、逆に蒸発器20の出口配管22の温度が下降すると、封入された流体が収縮し、ダイヤフラム室125の内圧が下がる。このように蒸発器20の出口付近の冷媒の温度により、ダイヤフラム室125の内圧が変動し、ダイヤフラム124の軸方向の位置が上下動する。
また、ダイヤフラム124と、その下方の下蓋111Aa及び弁本体部110の樹脂材料部111Bとの間には、ダイヤフラム下部空間126が形成され、ダイヤフラム下部空間126には、弁本体部110の樹脂材料部111Bの出口孔111Bcとの間に設けられた均圧孔111Bdにより、膨張弁出口側冷媒が流入されるように構成されている。
また、後述するように、ダイヤフラム124の弁軸方向の位置の変動は、連動部130を介して、弁体部140に伝達するように構成されている。このため、ダイヤフラム124は、ダイヤフラム室125の内圧と、ダイヤフラム下部空間126の圧力と、後述する弁体部140の調整ばね142の付勢力との平衡関係により変動するように構成されている。
なお、ここでは、ダイヤフラム下部空間126に、温度式膨張弁10の出口孔111Bcから冷凍サイクル1の冷媒を取り込み、その圧力を検出する内均式の膨張弁を示しているが、これには限定されず、例えば蒸発器20での損失が大きい場合等では、蒸発器20の出口ポート20bから冷媒を取り込み、その圧力を検出する外均式の膨張弁に本発明を適用するものとしてもよい。
連動部130は、当金(あてがね)131と、コイルばね132と、連結棒133とを備える。
当金131は、ダイヤフラム124の変動を受け止めるために、ダイヤフラム下部空間126内に設けられたステンレス等の金属部材である。当金131の下方には、ステンレス等の金属材料の連結棒133が設けられ、ダイヤフラム124の変動は、当金131、連結棒133を介して、後述するニードル141に伝達される。
また、コイルばね132は、当金131の下方の連結棒133の周囲に配置されるように設けられる。ダイヤフラム室125の圧力が上昇し過ぎた場合に、ダイヤフラム124の過剰な下方への変動を抑制するため、後述する樹脂材料部111Bには、当金131の下面に当接するストッパ(位置規制部)111Bfが設けられている。
弁体部140は、ニードル141と、調整ばね142と、調整ねじ143とを備える。
ニードル141は、弁室111Baの内部に上下に移動可能に配置され、弁本体部110のプレス加工部111Aの弁座111Abとの間で、冷凍サイクル1の冷媒等の流体の絞り量を調整する弁体を構成している。ニードル141は、ここでは、ステンレス等の金属材料で形成され、弁座111Abに設けられた弁ポート111Adとの流量制御部は、円錐形状に形成され、上下動することにより絞り量が調整されるように形成される。なお、弁体形状は、これには限定されず、ボール弁形状や切り欠きを設けた弁等でも良い。また、ニードル141には、その下方に形成された入口孔111Bbと、弁座111Abの上方に形成された出口孔111Bcの間に、冷媒が流れるように連通孔141aが設けられている。
調整ばね142は、ニードル141の下方に配置され、ニードル141を上方に付勢するために設けられている。また、調整ねじ143は、調整ばね142の付勢力を調整するために、調整ばね142の下方に設けられている。
上述したように、ニードル141には、ダイヤフラム124の変動が連動部130を介して伝達されている。このため、ニードル141の上下動による冷媒の絞り量は、蒸発器20の出口ポート20b付近の冷媒の温度により定まるダイヤフラム室125の内圧と、温度式膨張弁10の出口孔111Bc付近の冷媒の圧力により定まるダイヤフラム下部空間126の圧力と、調整ねじ143により調整された調整ばね142の付勢力との平衡関係により定まる。
弁本体部110は、弁体部140の外周と弁ハウジング200の内周との間に、入口孔111Bb付近の冷媒を密封する入口Oリング112と、弁本体部110の外周におけるプレス加工部111Aと樹脂材料部111Bとの境界部とハウジング200の弁本体部110の装着孔205との間に、出口孔111Bc付近の冷媒を密封する出口Oリング113とを備える。
プレス加工部111Aには、円盤状の下蓋111Aaと、下蓋111Aaの下に円筒カップの底面として形成された弁座111Abと、その円筒カップ側面に設けられた開口部111Acと、弁座111Abに設けられた弁ポート111Adとが、ステンレス等の金属材料をプレス加工することにより一体として形成される。
図3に示すように、プレス加工部111Aの下蓋111Aaのフランジ部が形成される面と、弁座111Abが形成される面は、高さが異なる位置に、階段形状に互いに平行に形成されている。このように、互いの面が平行に形成されることにより、ダイヤフラム124に対する、弁座111Abの高さを精密に形成することができ、上述した調整ばね142の付勢力を調整する調整ねじ143の調整量を低減することができる。このため、後述するねじ加工部111Beをいたずらに長くする必要がなくなる。さらに、弁本体部110がプレス加工部111Aを樹脂でインサート成形することにより、弁本体部100の加工精度が向上し、ニードル141と弁座111Abの弁ポート111Adの同心度を確保することができる。
また、開口部111Acは、図3に示すように、冷媒の流路となる出口孔111Bc等に対応する位置に設けられる。
樹脂材料部111Bには、弁体部140の内部に位置する弁室111Baと、冷媒を弁室111Baに流入する入口孔111Bbと、冷媒を弁室111Baから流出する出口孔111Bcと、上述したダイヤフラム下部空間126と出口孔111Bcとを連通する均圧孔111Bdと、上述した調整ねじ143と螺合するねじ加工部111Beとが形成される。
図2、及び、図3に示すように、カートリッジ式の膨張弁本体100が、ハウジング200に収容された状態では、入口孔111Bbが入口ポート201側に配置され、入口ポート201から流入される冷媒は、入口Oリング112により密封され、同様に、出口孔111Bcが出口ポート202に対応する位置に配置され、出口ポート202側であるハウジング200の膨張弁本体100の装着孔205は出口Oリング113により密封され、シール性を確保する。なお、本実施形態では、入口孔111Bb及び出口孔111Bcは、それぞれ4箇所ずつ設けられるものとしたが、これには限定されない。
樹脂材料部111Bの材質には、引張強さが80MPa以上の樹脂を使用することができる。例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PA(ポリアミド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PI(ポリイミド)、PAI(ポリアミドイミド)、等が使用可能である。このように、引張強さが80MPa以上の樹脂材料を使用することにより、インサート成形されるプレス加工部111Aと樹脂材料部111Bとの間に十分な強度を確保することができ、振動等により破壊されることを防止することができる。
また、樹脂材料部111Bの材質には、上述の樹脂に、さらにガラスファイバ、及び/又は、カーボンファイバ等の補強材を含有させてもよい。このように、強度の高い材質を含有させることにより、樹脂材料部111Bの耐圧・強度を高めることができ、耐久性および強度に優れた温度式膨張弁10を提供することができる。
また、樹脂材料部111Bの材質には、上述の樹脂に、さらにPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等の摺動性材料を含有させてもよい。このように、摺動性の高いPTFE等の材質をさらに含有させることにより、樹脂材料部111Bの摺動性を高めることができ、ニードル141や調整ねじ143などに対し摺動性に優れた温度式膨張弁10を提供することができる。
また、図2及び図3に示すように、カートリッジ式の膨張弁本体100が、ハウジング200に収容された状態では、膨張弁本体100の外殻を概ね形成する弁本体部110の樹脂材料部111Bが外気に露出していない。このように樹脂を外気に露出させないことにより、耐候性、耐久性に優れ、長期の使用により冷媒が透過し、冷凍サイクル内の冷媒が徐々に減少していく可能性を低減させた温度式膨張弁10を提供することができる。
さらに、図2及び図3に示すように、カートリッジ式の膨張弁本体100が、ハウジング200に収容された状態では、インサート成形により形成された弁本体部110のプレス加工部111Aと樹脂材料部111Bとの境界部分が、金属部品である下蓋111Aの下面及びハウジング200の内周面で封止されることで、外気に露出していない。このようにインサート成形の境界部分が金属部品で封止されることにより、樹脂部材及び樹脂部材と金属部材の境界面から冷媒が透過し冷凍サイクル内の冷媒が徐々に減少していく可能性を、さらに低減させることができる。
以上説明したように、本発明の温度式膨張弁によれば、従来の温度式膨張弁の構造の複雑さを解消し、さらに、耐候性、耐久性を備える小型軽量の温度式膨張弁を提供できる。
1 冷凍サイクル
10 温度式膨張弁
11、21、21A、21B、21C、21D 入口配管
20、20A、20B、20C、20D 蒸発器
20a、20Aa、20Ba、20Ca、20Da、30a、40a、201 入口ポート
20b、20Ab、20Bb、20Cb、20Db、30b、40b、202、202A、202B、202C、202D 出口ポート
22、22A、22B、22C、22D 出口配管
30 圧縮機
40 凝縮器
100、100A、100B、100C、100D 膨張弁本体
110 弁本体部
111A プレス加工部
111Aa 下蓋
111Ab 弁座
111Ac 開口部
111Ad 弁ポート
111B 樹脂材料部
111Ba 弁室
111Bb 入口孔
111Bc 出口孔
111Bd 均圧孔
111Be ねじ加工部
111Bf ストッパ
120 感温部
121、121A、121B、121C、121D キャピラリチューブ
122、122A、122B、122C、122D 感温筒
123 上蓋
124 ダイヤフラム
125 ダイヤフラム室
126 ダイヤフラム下部空間
130 連動部
131 当金
132 コイルばね
133 連結棒
140 弁体部
141 ニードル
141a 連通孔
142 調整ばね
143 調整ねじ
200 ハウジング
203 抜け止め溝
204 抜け防止部材
205 装着孔

Claims (8)

  1. 冷凍サイクルの凝縮器と蒸発器との間に配管接続される弁ハウジングと、
    該弁ハウジングに収容され、蒸発器の出口側配管の温度に感応して、該冷凍サイクルの流体の絞り量を調節し減圧膨張するカートリッジ式の膨張弁本体と、
    を備える、温度式膨張弁であって、
    前記膨張弁本体は、
    弁体を収容する弁室、前記流体を前記弁室に流入する入口孔、及び、前記流体を前記弁室から流出する出口孔が形成される弁本体部と、
    前記弁本体部に固定され、前記蒸発器の出口側配管の温度に感応して変位するダイヤフラムを収容する感温部とを備え、
    前記弁本体部は、
    前記感温部の前記ダイヤフラムを固定する下蓋、及び、前記弁体が移動可能に接離する弁座がプレス加工により一体として形成される金属製のプレス加工部と、
    前記プレス加工部が樹脂材料にてインサート成形される樹脂材料部とから構成されることを特徴とする温度式膨張弁。
  2. 前記プレス加工部は、前記弁座が形成される面と、前記下蓋のフランジ部が形成される面とが平行に形成されることを特徴とする請求項1に記載の温度式膨張弁。
  3. 前記膨張弁本体が前記ハウジングに収容された状態において、前記弁本体部の前記樹脂材料部が外気に露出しないことを特徴とする請求項1に記載の温度式膨張弁。
  4. 前記膨張弁本体が前記ハウジングに収容された状態において、前記弁本体部の前記プレス加工部と前記樹脂材料部との境界面が外気に露出しないことを特徴とする請求項1に記載の温度式膨張弁。
  5. 前記樹脂材料部の材質には、引張強さが80MPa以上の樹脂が使用されることを特徴とする請求項1に記載の温度式膨張弁。
  6. 前記樹脂材料部の材質には、ガラスファイバ、及び/又は、カーボンファイバ等の補強材が含まれることを特徴とする請求項5に記載の温度式膨張弁。
  7. 前記樹脂材料部の材質には、PTFE等の摺動性材料が含まれることを特徴とする請求項5に記載の温度式膨張弁。
  8. 請求項1乃至7に記載の温度式膨張弁が組み込まれることを特徴とする冷凍サイクル。
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