JPH11325308A - 温度膨張弁 - Google Patents

温度膨張弁

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JPH11325308A
JPH11325308A JP10134078A JP13407898A JPH11325308A JP H11325308 A JPH11325308 A JP H11325308A JP 10134078 A JP10134078 A JP 10134078A JP 13407898 A JP13407898 A JP 13407898A JP H11325308 A JPH11325308 A JP H11325308A
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JP
Japan
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valve
valve seat
seat member
housing body
housing
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Application number
JP10134078A
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English (en)
Inventor
Noriuchi Ikeda
至内 池田
Shinichiro Miura
信一郎 三浦
Kazuhiro Tanaka
一弘 田中
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Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
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Publication date
Application filed by Saginomiya Seisakusho Inc filed Critical Saginomiya Seisakusho Inc
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/06Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/068Expansion valves combined with a sensor
    • F25B2341/0683Expansion valves combined with a sensor the sensor is disposed in the suction line and influenced by the temperature or the pressure of the suction gas

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂製のハウジング本体と金属製の弁座
部材を使用する温度膨張弁において、ハウジング本体の
成形型構造を複雑にすることがなく、弁座部材の配置位
置を高精度に設定すること。 【解決手段】 ハウジング本体21を合成樹脂により構
成し、弁座部材37を金属材料により構成し、弁座部材
37には弁孔39を画定し且つ外周面に雄ねじ41を形
成された円筒部43を設け、円筒部43がハウジング本
体21に形成された弁孔下穴31にねじ込まれることに
より、弁座部材37を成形完了後のハウジング本体21
に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、温度膨張弁に関
し、さらに詳細には、冷凍・冷蔵サイクル装置における
蒸発器の温度負荷量に相応して循環冷媒流量を制御し、
蒸発器出口側の冷媒の過熱度を所定値に保つために使用
される温度膨張弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷凍・冷蔵サイクル装置では、
温度膨張弁によって蒸発器の温度負荷量に相応して凝縮
器より蒸発器へ流れる循環冷媒流量を制御し、この流量
制御によって蒸発器出口側の冷媒の過熱度を所定値に保
つことが行われている。
【0003】自動車用の空調装置に用いるために小型化
を図った温度膨張弁として、ハウジング本体に貫通冷媒
通路を有し、貫通冷媒通路を流れる冷媒の温度がハウジ
ング本体に取り付けられたダイヤフラム装置の圧力室に
伝達されることにより、貫通冷媒通路を流れる冷媒の温
度に応じてダイヤフラム装置が発生する付勢力と対抗ば
ねのばね荷重との平衡関係によって、ハウジング本体内
の弁体を駆動し、ハウジング本体内に固定配置された弁
座部に対する弁体のリフト量により決まる弁開度(絞り
度)を調整して冷媒流量を制御し、蒸発器出口側の冷媒
の過熱度を所定値に保つように構成されたものが知られ
ている。
【0004】上述のような温度膨張弁では、ハウジング
本体が、金属材料等、熱伝導率がよい材料により構成さ
れていると、雰囲気温度によってハウジング本体が高温
になると、その熱がダイヤフラム装置の圧力室に伝わ
り、ダイヤフラム装置が蒸発器出口側の冷媒温度より高
い温度によって駆動されるようになり、蒸発器に流入す
る冷媒流量の制御が正確に行われなくなる。
【0005】このことは、エンジンの発熱等により高温
になるエンジンルーム内に設置される自動車用空調装置
の温度膨張弁において、特に顕著なものなり、温度膨張
弁による冷媒流量制御不良により、蒸発器出口側の冷媒
の過熱度を所定値に保つことができなくなり、冷房効率
が低下する。
【0006】また、ハウジング本体が、金属材料等、熱
伝導率がよい材料により構成されていると、蒸発器出口
側の冷媒が流れる貫通冷媒通路の部分と、弁体と弁座部
とによる冷媒計量部との間の熱遮断が充分に行われない
ことにより、ダイヤフラム装置は蒸発器に流入する冷媒
温度の影響も受け、蒸発器に流入する冷媒流量の制御が
正確に行われなくなり、冷房効率が低下する。
【0007】上述のような問題点を解決するために、ハ
ウジング本体を熱伝導率が低い合成樹脂により構成し、
耐久性確保のために、弁座部材を金属材料により構成
し、インサート成形により弁座部材をハウジング本体に
固定設置することが既に提案されており、この構造の温
度膨張弁は特開平9−89154号公報に示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−89154
号公報に示されている温度膨張弁は、一応、所期の目的
を達成するが、インサート成形により弁座部材をハウジ
ング本体に固定設置しているため、ハウジング本体を成
形するための成形型構造が複雑なものとなり、弁座部材
はハウジング本体の中央部に配置されるから、3方移動
構造の金型では、インサート成形品である弁座部材の成
形時の保持が難しくなり、また成形型構造が複雑なた
め、成形時間がかかり、生産性が上がらない。
【0009】また、成形型におけるインサート成形品の
保持には離型性を考慮する必要があり、インサート成形
品保持のがたを零に設定することできないから、成形型
におけるインサート成形品の位置決め精度、ついてはハ
ウジング本体におけるインサート成形品の位置決め精度
を高めることが難しく、弁座部材の配置位置誤差によ
り、弁体との相対位置に狂いが生じて、閉弁時のシール
度の低下等を招く。
【0010】また、インサート成形では、成形時の樹脂
の流入圧によってインサート成形品である弁座部材の位
置が変動し、インサート成形品の位置決め精度が低下す
る虞れもある。
【0011】この発明は、上述の如き問題点に着目して
なされたものであり、合成樹脂製のハウジング本体と金
属製の弁座部材を使用する温度膨張弁において、ハウジ
ング本体の成形型構造を複雑にすることがなく、弁座部
材の配置位置を高精度に設定できる温度膨張弁を提供す
ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明による温度膨張弁は、ハウ
ジング本体に貫通冷媒通路を有し、前記貫通冷媒通路を
流れる冷媒の温度が前記ハウジング本体に取り付けられ
たダイヤフラム装置の圧力室に伝達されることにより、
前記貫通冷媒通路を流れる前記冷媒の温度に応じて前記
ダイヤフラム装置が発生する付勢力と対抗ばねのばね荷
重との平衡関係によって、前記ハウジング本体内の弁体
を駆動し、該ハウジング本体内に固定配置された弁座部
に対する前記弁体のリフト量により決まる弁開度を調整
して冷媒流量を制御する温度膨張弁において、前記ハウ
ジング本体が合成樹脂により構成され、前記弁座部材が
金属材料により、弁孔を画定する貫通孔を内部に有する
円筒状に構成され、前記弁座部材の外周面に雄ねじが形
成されていて、前記ハウジング本体に前記雄ねじをねじ
込むことにより、前記弁座部材が前記ハウジング本体に
固定されているものである。
【0013】請求項2に記載の発明による温度膨張弁
は、請求項1に記載の温度膨張弁において、前記ハウジ
ング本体に固定した状態で該ハウジング本体に当接する
前記弁座部材の端面にシール部材が取り付けられている
ものである。
【0014】請求項3に記載の発明による温度膨張弁
は、請求項1又は2に記載の温度膨張弁において、前記
弁座部材の外周面にフランジ部が形成されており、前記
弁座部材を前記ハウジング本体に固定した状態で、前記
フランジ部の端面が前記ハウジング本体に圧接するもの
である。
【0015】請求項4に記載の発明による温度膨張弁
は、請求項3に記載の温度膨張弁において、前記フラン
ジ部の端面が、前記弁座部材を前記ハウジング本体に固
定した状態で該ハウジング本体に喰い込む突条が形成さ
れているものである。
【0016】請求項5に記載の発明による温度膨張弁
は、請求項1、2、3又は4に記載の温度膨張弁におい
て、前記ハウジング本体に固定した前記弁座部材と前記
ハウジング本体との間に接着剤が充填されているもので
ある。
【0017】請求項6に記載の発明による温度膨張弁
は、ハウジング本体に貫通冷媒通路を有し、前記貫通冷
媒通路を流れる冷媒の温度が前記ハウジング本体に取り
付けられたダイヤフラム装置の圧力室に伝達されること
により、前記貫通冷媒通路を流れる前記冷媒の温度に応
じて前記ダイヤフラム装置が発生する付勢力と対抗ばね
のばね荷重との平衡関係によって、前記ハウジング本体
内の弁体を駆動し、該ハウジング本体内に固定配置され
た弁座部に対する前記弁体のリフト量により決まる弁開
度を調整して冷媒流量を制御する温度膨張弁において、
前記ハウジング本体が合成樹脂により構成され、前記弁
座部材は金属材料により、弁孔を画定する貫通孔を内部
に有する円筒状に構成され、前記弁座部材は前記ハウジ
ング本体への圧入により該ハウジング本体に固定されて
いるものである。
【0018】請求項7に記載の発明による温度膨張弁
は、請求項6に記載の温度膨張弁において、前記弁座部
材の外周面に、前記弁座部材を前記ハウジング本体に固
定した状態で該ハウジング本体に喰い込む凹凸部が形成
されているものである。
【0019】請求項8に記載の発明による温度膨張弁
は、ハウジング本体に貫通冷媒通路を有し、前記貫通冷
媒通路を流れる冷媒の温度が前記ハウジング本体に取り
付けられたダイヤフラム装置の圧力室に伝達されること
により、前記貫通冷媒通路を流れる前記冷媒の温度に応
じて前記ダイヤフラム装置が発生する付勢力と対抗ばね
のばね荷重との平衡関係によって、前記ハウジング本体
内の弁体を駆動し、該ハウジング本体内に固定配置され
た弁座部に対する前記弁体のリフト量により決まる弁開
度を調整して冷媒流量を制御する温度膨張弁において、
前記ハウジング本体が合成樹脂により構成され、前記弁
座部材は金属材料により、弁孔を画定する貫通孔を内部
に有する円筒状に構成され、前記弁座部材はかしめによ
り前記ハウジング本体に固定されているものである。
【0020】請求項1に記載の発明による温度膨張弁で
は、ハウジング本体は合成樹脂により構成され、金属製
の弁座部材は、成形完了後のハウジング本体に対して雄
ねじにより直接ねじ込むことで、ハウジング本体に固定
される。
【0021】請求項2に記載の発明による温度膨張弁で
は、ハウジング本体に当接する弁座部材の端面に取り付
けられたシール部材によって、ハウジング本体と弁座部
材との間の封止が行われる。
【0022】請求項3に記載の発明による温度膨張弁で
は、ハウジング本体にねじ込まれた弁座部材のフランジ
部の端面がハウジング本体に圧接することにより、雄ね
じのハウジング本体に対するねじ込みの弛緩が阻止さ
れ、ハウジング本体に対する弁座部材の抜落が阻止され
る。
【0023】請求項4に記載の発明による温度膨張弁で
は、弁座部材のフランジ部の端面に突設した突条が、ハ
ウジング本体に弁座部材を固定した状態でハウジング本
体に喰い込むことで、雄ねじのハウジング本体に対する
ねじ込みの弛緩と、それに伴う弁座部材のハウジング本
体に対する抜落が、より一層確実に阻止される。
【0024】請求項5に記載の発明による温度膨張弁で
は、ハウジング本体に固定した弁座部材とハウジング本
体との間に充填された接着剤により、弁座部材がハウジ
ング本体に接着され、この接着により、雄ねじのハウジ
ング本体に対するねじ込みの弛緩と、それに伴う弁座部
材のハウジング本体に対する抜落が、より一層確実に阻
止される。
【0025】請求項6に記載の発明による温度膨張弁で
は、ハウジング本体は合成樹脂により構成され、金属製
の弁座部材は、成形完了後のハウジング本体に対して圧
入によって固定される。
【0026】請求項7に記載の発明による温度膨張弁で
は、弁座部材の外周面に形成された凹凸部が、ハウジン
グ本体に弁座部材を固定した状態でハウジング本体に喰
い込むことで、弁座部材のハウジング本体に対する圧入
強度の低下に伴う弁座部材のハウジング本体に対する抜
落が阻止される。
【0027】請求項8に記載の発明による温度膨張弁で
は、ハウジング本体が合成樹脂により構成され、金属製
の弁座部材は、成形完了後のハウジング本体に対してか
しめにより固定される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0029】(実施の形態1)図1はこの発明による温
度膨張弁を含む冷凍・冷蔵システム装置の一つの実施の
形態を示している。冷凍・冷蔵システム装置は、通常の
冷凍・冷蔵システム装置と同等に、圧縮機1、凝縮器
(コンデンサ)3、レシーバ5、温度膨張弁7、蒸発器
(エバポレータ)9を有し、これらは冷媒管11、1
3、15、17、19a、19bによりループ接続され
ている。
【0030】温度膨張弁7のハウジング本体21は、入
口ポート23、冷媒入口通路25、出口ポート27、冷
媒出口通路29、弁孔下穴31、貫通冷媒通路33、弁
室35とを有し、全体をPPS樹脂等の合成樹脂による
成形品による構成されている。
【0031】入口ポート23にはレシーバ5よりの冷媒
管15が接続され、出口ポート27には蒸発器9への冷
媒管17が接続され、貫通冷媒通路33の両側には冷媒
管19a、19bが接続されている。これにより、貫通
冷媒通路33には蒸発器出口側の冷媒が流れる。
【0032】ハウジング本体21には金属材料により構
成された弁座部材37が後付けされている。弁座部材3
7は、図2に示されているように、弁孔39を画定し且
つ外周面に雄ねじ41を形成された円筒部43と、円筒
部43の一端部に連接されて弁座面45を形成されたフ
ランジ部47とを有している。
【0033】弁座部材37は、円筒部43の雄ねじ41
を成形完了後のハウジング本体21の弁孔下穴31にね
じ込まれることにより、ハウジング本体21にねじ込み
固定される。
【0034】このねじ込み固定において、フランジ部4
7は外周面47aをもって弁室内周面35aに嵌合し、
この嵌合によって弁座部材37の位置決めがねじ込み部
とは別に行われる。
【0035】弁室端面35bと対接するフランジ部47
の端面47bは、この弁室端面35bに圧接されてお
り、さらに、この端面47bに取り付けられた気密用の
シール部材であるOリング49が弁室端面35bに弾接
して、このOリング49が、弁座部材取付部、換言すれ
ば、冷媒出口通路29と弁室35との間の気密シールを
行っている。
【0036】図1に示されているように、弁室35には
鋼球による弁体51が設けられている。弁体51は弁座
面45に着座することにより弁孔39を閉じ、弁座面4
5よりの離間量(リフト量)により開弁量(絞り度)を
定量的に制御する。
【0037】ハウジング本体21にはOリング53を取
り付けられたアジャスタブルばねリテー55が取付位置
調節可能にねじ止めされており、このアジャスタブルば
ねリテー55と弁室35内の弁体側ばねリテーナ57と
の間に対抗ばね59が設けられている。対抗ばね59
は、所定の予荷重を与えられた状態でアジャスタブルば
ねリテーナ55と弁体側ばねリテーナ57との間に設け
られ、上向きのばね荷重によって弁体51を閉弁方向に
付勢している。
【0038】ハウジング本体21にはOリング61を介
してダイヤフラム装置63が気密装着されている。ダイ
ヤフラム装置63は、互いに気密連結された上部ダイヤ
フラムケース65と下部ダイヤフラムケース67とを有
し、上部ダイヤフラムケース65と下部ダイヤフラムケ
ース67の内部にダイヤフラム69が張られてあり、ダ
イヤフラム69の上下両側に上部圧力室71、下部圧力
室73が画定されている。
【0039】上部圧力室71には冷媒管11、13、1
5、17、19a、19bを流れる冷媒と同じ冷媒が封
入管75によって封入されている。封入管75は冷媒封
入後に封止される。
【0040】下部圧力室73には上下動可能に支持され
てダイヤフラム69により上下駆動されるピストン77
が設けられている。ピストン77には貫通冷媒通路33
を上下に横切って延在する感温棒79が一体に設けられ
ている。
【0041】感温棒79が貫通冷媒通路33を流れる蒸
発器9よりの冷媒流中に曝されることにより、蒸発器9
よりの冷媒の温度(蒸発器出口冷媒温度)が感温棒79
よりピストン77、ダイヤフラム69を経て上部圧力室
71内の冷媒の伝達され、上部圧力室71の冷媒圧力が
蒸発器9の出口側の冷媒温度に相応して変化する。な
お、感温棒79には冷媒出口通路29側と貫通冷媒通路
33とを気密遮断するためのOリング81が設けられて
いる。
【0042】ハウジング本体21は連結棒83を上下動
可能に支持している。連結棒83は、弁孔39を貫通
し、上端にて感温棒79と当接し、下端にて弁体51に
当接しており、ピストン77、感温棒79の動きを弁体
51に伝え、弁体51を対抗ばね59のばね力に抗して
押し下げ、弁体51を開弁駆動する。
【0043】上述の構造により、弁体51は、上部圧力
室71内の冷媒圧力による開弁力と、対向ばね59によ
る閉弁力との平衡関係によって開弁量を設定される。こ
れにより、温度膨張弁7は、蒸発器9の温度負荷量に相
応して開弁量を設定され、蒸発器9の温度負荷量に相応
して凝縮器3より蒸発器9へ流れる循環冷媒流量を制御
し、蒸発器出口側の冷媒の過熱度を規定値に保つ。
【0044】上述の構造による温度膨張弁7では、ハウ
ジング本体21が合成樹脂により構成され、金属材料等
に比して熱伝導率が悪いことにより、雰囲気温度によっ
てハウジング本体21が高温になり難く、雰囲気温度が
ハウジング本体21よりの熱伝導によりダイヤフラム装
置63の上部圧力室71に伝わり難くなり、また蒸発器
出口側の冷媒が流れる貫通冷媒通路33の部分と、弁体
51と弁座部材37とによる冷媒計量部との間の熱遮断
が行われ、ダイヤフラム装置63が蒸発器9に流入する
冷媒温度の影響を受けることがなくなり、温度膨張弁7
による循環冷媒流量を制御が正確に行われる。
【0045】ハウジング本体21が合成樹脂により構成
されていても、弁座部材37は金属製であるから、弁座
部材37の耐久性が確保される。また、金属製の弁座部
材37は、成形完了後のハウジング本体21にねじ込み
装着されるから、これの位置精度は、インサート成形に
よる場合よりも高精度になり、弁座部材37の弁体51
に対する相対位置誤差による、閉弁時のシール度の低下
が防止される。また、インサート成形でないことによ
り、ハウジング本体21の成形型構造が複雑なものにな
ることがない。
【0046】また、このねじ込み固定において、フラン
ジ部47の端面47bが弁室端面35bに圧接すると両
面間の静止摩擦度が増し、これにより、雄ねじ41がく
さび的機能を発揮することから、ハウジング本体21の
ねじ込み部に熱変形が生じても、雄ねじ41による弁座
部材37のハウジング本体21に対するねじ込みが緩む
ことがなく、ハウジング本体21からの弁座部材37の
抜落が防止される。
【0047】これらのことにより、ハウジング本体21
を合成樹脂製とし、弁座部材37を金属製としても、温
度膨張弁7による循環冷媒流量の制御が高精度に行われ
るようになる。
【0048】(実施の形態2)図3はこの発明による温
度膨張弁の実施の形態2の要部を示している。なお、図
3において、図2に対応する部分は、図2に付した符号
と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0049】金属製の弁座部材37はフランジ部47の
端面47bをもって弁孔下穴31の一方の開口端の周囲
に延在する弁室端面35bに対接しており、端面47b
にはシール用環状突条47cが形成されている。
【0050】シール用環状突条47cは、図示されてい
るように、弁座部材37がハウジング本体21にねじ込
み固定されることにより、弁室端面35bに喰い込み、
この喰い込みによって弁座部材取付部の気密シール(冷
媒出口通路29と弁室35との間の気密シール)が行わ
れる。
【0051】この実施の形態でも、金属製の弁座部材3
7は、成形完了後のハウジング本体21にねじ込み装着
されるから、これの位置精度は、インサート成形による
場合よりも高精度になり、弁座部材37の弁体51に対
する相対位置誤差による、閉弁時のシール度の低下が防
止される。また、インサート成形でないことにより、ハ
ウジング本体21の成形型構造が複雑なものになること
がない。
【0052】また、この実施の形態でも、このねじ込み
固定において、フランジ部47の端面47bが弁室端面
35bに圧接すると両面間の静止摩擦度が増し、これに
より、雄ねじ41がくさび的機能を発揮することから、
ハウジング本体21のねじ込み部に熱変形が生じても、
雄ねじ41による弁座部材37のハウジング本体21に
対するねじ込みが緩むことがなく、ハウジング本体21
からの弁座部材37の抜落が防止される。
【0053】また、この実施の形態では、シール用環状
突条47cが弁室端面35bに喰い込むことによって弁
座部材取付部の気密シールが行われるから、Oリングを
省略することができる。
【0054】(実施の形態3)図4はこの発明による温
度膨張弁の実施の形態3の要部を示している。なお、図
4においても、図2に対応する部分は、図2に付した符
号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0055】この実施の形態では、弁座部材37の円筒
部43とハウジング本体21の弁孔下穴31との間にシ
ール用接着剤85が充填されており、このシール用接着
剤85による両者の接着で、弁座部材取付部の気密シー
ルが行われている。また、同時に、シール用接着剤85
によってねじ部41が固着し、弁座部材37の緩み、抜
けが防止される。
【0056】なお、この実施の形態でも、金属製の弁座
部材37は、成形完了後のハウジング本体21にねじ込
み装着されるから、これの位置精度は、インサート成形
による場合よりも高精度になり、弁座部材37の配置位
置誤差による冷媒流量の計量誤差が低減する。また、イ
ンサート成形でないことにより、ハウジング本体21の
成形型構造が複雑なものになることがない。
【0057】また、この実施の形態でも、このねじ込み
固定において、フランジ部47の端面47bが弁室端面
35bに圧接すると両面間の静止摩擦度が増し、これに
より、雄ねじ41がくさび的機能を発揮することから、
ハウジング本体21のねじ込み部に熱変形が生じても、
雄ねじ41による弁座部材37のハウジング本体21に
対するねじ込みが緩むことがなく、ハウジング本体21
からの弁座部材37の抜落が防止される。
【0058】(実施の形態4)図5はこの発明による温
度膨張弁の実施の形態4の要部を示している。なお、図
5においても、図2に対応する部分は、図2に付した符
号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0059】この実施の形態では、弁座部材37は、金
属材料により構成され、合成樹脂製のハウジング本体2
1に形成された弁孔下穴31に圧入固定されている。
【0060】また、弁座部材37の外周面には抜け止め
用の凹凸37aが形成されており、圧入によって凹凸3
7aが弁孔下穴31の壁面に喰い込むことにより、圧入
強度の増加が図られている。
【0061】この実施の形態でも、金属製の弁座部材3
7は、成形完了後のハウジング本体21に圧入固定され
るから、これの位置精度は、インサート成形による場合
よりも高精度になり、弁座部材37の配置位置誤差によ
る冷媒流量の計量誤差が低減する。また、インサート成
形でないことにより、ハウジング本体21の成形型構造
が複雑なものになることがない。
【0062】(実施の形態5)図6はこの発明による温
度膨張弁の実施の形態5の要部を示している。なお、図
6においても、図2に対応する部分は、図2に付した符
号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0063】この実施の形態でも、ハウジング本体21
は合成樹脂により構成され、弁座部材37は金属材料に
より構成されている。
【0064】ハウジング本体21には弁座部材取付凹部
87が形成されており、弁座部材37は弁座部材取付凹
部87に位置決め装填されている。
【0065】図6(a)に示されているように、弁座部
材取付凹部87の外周囲には環状突起部89が形成され
ており、環状突起部89を超音波溶融等によって、図6
(b)に示されているように、内側に溶融変形させるこ
とにより弁座部材37を包むようにしてこれをハウジン
グ本体21に固定している。
【0066】この実施の形態でも、金属製の弁座部材3
7は、成形完了後のハウジング本体21の弁座部材取付
凹部87に位置決め装填され、環状突起部89の溶融変
形によるかしめでハウジング本体21に固定されるか
ら、ハウジング本体21に対する弁座部材37の位置精
度は、インサート成形による場合よりも高精度になり、
弁座部材37の弁体51に対する相対位置誤差による、
閉弁時のシール度の低下が防止される。また、インサー
ト成形でないことにより、ハウジング本体21の成形型
構造が複雑なものになることがない。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、請求項
1に記載の発明による温度膨張弁によれば、ハウジング
本体に貫通冷媒通路を有し、前記貫通冷媒通路を流れる
冷媒の温度が前記ハウジング本体に取り付けられたダイ
ヤフラム装置の圧力室に伝達されることにより、前記貫
通冷媒通路を流れる前記冷媒の温度に応じて前記ダイヤ
フラム装置が発生する付勢力と対抗ばねのばね荷重との
平衡関係によって、前記ハウジング本体内の弁体を駆動
し、該ハウジング本体内に固定配置された弁座部に対す
る前記弁体のリフト量により決まる弁開度を調整して冷
媒流量を制御する温度膨張弁において、前記ハウジング
本体が合成樹脂により構成され、前記弁座部材が金属材
料により、弁孔を画定する貫通孔を内部に有する円筒状
に構成され、前記弁座部材の外周面に雄ねじが形成され
ていて、前記ハウジング本体に前記雄ねじをねじ込むこ
とにより、前記弁座部材が前記ハウジング本体に固定さ
れているものとした。
【0068】このため、金属製の弁座部材は、合成樹脂
により構成された成形完了後のハウジング本体に対して
雄ねじにより直接ねじ込むことで、ハウジング本体に固
定され、ハウジング本体に対する弁座部材の位置精度
は、インサート成形による場合よりも高精度になり、弁
座部材の弁体に対する相対位置誤差による、閉弁時のシ
ール度の低下が防止され、循環冷媒流量の制御が高精度
に行われるようになる。また、インサート成形でないこ
とにより、ハウジング本体の成形型構造が複雑なものに
なることがない。
【0069】請求項2に記載の発明による温度膨張弁に
よれば、請求項1に記載の温度膨張弁において、前記ハ
ウジング本体に固定した状態で該ハウジング本体に当接
する前記弁座部材の端面にシール部材が取り付けられて
いるものとした。
【0070】このため、ハウジング本体に当接する弁座
部材の端面に取り付けられたシール部材によって、ハウ
ジング本体と弁座部材との間の封止が行われ、弁座部材
取付部における冷媒の漏れ流れが生じることがなく、循
環冷媒流量の制御が高精度に行われるようになる。
【0071】請求項3に記載の発明による温度膨張弁に
よれば、請求項1又は2に記載の温度膨張弁において、
前記弁座部材の外周面にフランジ部が形成されており、
前記弁座部材を前記ハウジング本体に固定した状態で、
前記フランジ部の端面が前記ハウジング本体に圧接する
ものとした。
【0072】このため、ハウジング本体にねじ込まれた
弁座部材のフランジ部の端面がハウジング本体に圧接す
ることにより、雄ねじのハウジング本体に対するねじ込
みの弛緩が阻止され、ハウジング本体に対する弁座部材
の抜落が確実に阻止されるようになる。
【0073】請求項4に記載の発明による温度膨張弁に
よれば、請求項3に記載の温度膨張弁において、前記フ
ランジ部の端面が、前記弁座部材を前記ハウジング本体
に固定した状態で該ハウジング本体に喰い込む突条が形
成されているものとした。
【0074】このため、弁座部材のフランジ部の端面に
突設した突条が、ハウジング本体に弁座部材を固定した
状態でハウジング本体に喰い込むことで、雄ねじのハウ
ジング本体に対するねじ込みの弛緩と、それに伴う弁座
部材のハウジング本体に対する抜落が、より一層確実に
阻止されるようになる。
【0075】請求項5に記載の発明による温度膨張弁に
よれば、請求項1、2、3又は4に記載の温度膨張弁に
おいて、前記ハウジング本体に固定した前記弁座部材と
前記ハウジング本体との間に接着剤が充填されているも
のとした。
【0076】このため、ハウジング本体に固定した弁座
部材とハウジング本体との間に充填された接着剤によ
り、弁座部材がハウジング本体に接着され、この接着に
より、雄ねじのハウジング本体に対するねじ込みの弛緩
と、それに伴う弁座部材のハウジング本体に対する抜落
が、より一層確実に阻止されるようになる。
【0077】請求項6に記載の発明による温度膨張弁に
よれば、ハウジング本体に貫通冷媒通路を有し、前記貫
通冷媒通路を流れる冷媒の温度が前記ハウジング本体に
取り付けられたダイヤフラム装置の圧力室に伝達される
ことにより、前記貫通冷媒通路を流れる前記冷媒の温度
に応じて前記ダイヤフラム装置が発生する付勢力と対抗
ばねのばね荷重との平衡関係によって、前記ハウジング
本体内の弁体を駆動し、該ハウジング本体内に固定配置
された弁座部に対する前記弁体のリフト量により決まる
弁開度を調整して冷媒流量を制御する温度膨張弁におい
て、前記ハウジング本体が合成樹脂により構成され、前
記弁座部材は金属材料により、弁孔を画定する貫通孔を
内部に有する円筒状に構成され、前記弁座部材は前記ハ
ウジング本体への圧入により該ハウジング本体に固定さ
れているものとした。
【0078】このため、金属製の弁座部材は、合成樹脂
により構成された成形完了後のハウジング本体に対して
圧入によって固定され、ハウジング本体に対する弁座部
材の位置精度は、インサート成形による場合よりも高精
度になり、弁座部材の弁体に対する相対位置誤差によ
る、閉弁時のシール度の低下が防止され、循環冷媒流量
の制御が高精度に行われるようになる。また、インサー
ト成形でないことにより、ハウジング本体の成形型構造
が複雑なものになることがない。
【0079】請求項7に記載の発明による温度膨張弁に
よれば、請求項6に記載の温度膨張弁において、前記弁
座部材の外周面に、前記弁座部材を前記ハウジング本体
に固定した状態で該ハウジング本体に喰い込む凹凸部が
形成されているものとした。
【0080】このため、弁座部材の外周面に形成された
凹凸部が、ハウジング本体に弁座部材を固定した状態で
ハウジング本体に喰い込むことで、弁座部材のハウジン
グ本体に対する圧入強度の低下に伴う弁座部材のハウジ
ング本体に対する抜落が確実に阻止されるようになる。
【0081】請求項8に記載の発明による温度膨張弁に
よれば、ハウジング本体に貫通冷媒通路を有し、前記貫
通冷媒通路を流れる冷媒の温度が前記ハウジング本体に
取り付けられたダイヤフラム装置の圧力室に伝達される
ことにより、前記貫通冷媒通路を流れる前記冷媒の温度
に応じて前記ダイヤフラム装置が発生する付勢力と対抗
ばねのばね荷重との平衡関係によって、前記ハウジング
本体内の弁体を駆動し、該ハウジング本体内に固定配置
された弁座部に対する前記弁体のリフト量により決まる
弁開度を調整して冷媒流量を制御する温度膨張弁におい
て、前記ハウジング本体が合成樹脂により構成され、前
記弁座部材は金属材料により、弁孔を画定する貫通孔を
内部に有する円筒状に構成され、前記弁座部材はかしめ
により前記ハウジング本体に固定されているものとし
た。
【0082】このため、金属製の弁座部材は、合成樹脂
により構成された成形完了後のハウジング本体に対して
かしめにより固定され、ハウジング本体に対する弁座部
材の位置精度は、インサート成形による場合よりも高精
度になり、弁座部材の弁体に対する相対位置誤差によ
る、閉弁時のシール度の低下が防止され、循環冷媒流量
の制御が高精度に行われるようになる。また、インサー
ト成形でないことにより、ハウジング本体の成形型構造
が複雑なものになることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による温度膨張弁およびその温度膨張
弁を含む冷凍・冷蔵システム装置の一つの実施の形態を
示すシステム構成図である。
【図2】図1に示されている実施の形態1の温度膨張弁
の要部の拡大断面図である。
【図3】実施の形態2の温度膨張弁の要部の拡大断面図
である。
【図4】実施の形態3の温度膨張弁の要部の拡大断面図
である。
【図5】実施の形態4の温度膨張弁の要部の拡大断面図
である。
【図6】(a)は実施の形態5の温度膨張弁の要部の弁
座部材固定前の状態を示す拡大断面図、(b)は同じく
それの弁座部材固定後の状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 凝縮器 5 レシーバ 7 温度膨張弁 9 蒸発器 21 ハウジング本体 23 入口ポート 25 冷媒入口通路 27 出口ポート 29 冷媒出口通路 31 弁孔下穴 33 貫通冷媒通路 35 弁室 37 弁座部材 37a 凹凸 41 雄ねじ 43 円筒部 45 弁座面 47 フランジ部 47c シール用環状突条 49 Oリング 51 弁体 59 対抗ばね 63 ダイヤフラム装置 71 上部圧力室 73 下部圧力室 77 ピストン 79 感温棒 85 シール用接着剤 87 弁座部材取付凹部 89 環状突起部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング本体に貫通冷媒通路を有し、
    前記貫通冷媒通路を流れる冷媒の温度が前記ハウジング
    本体に取り付けられたダイヤフラム装置の圧力室に伝達
    されることにより、前記貫通冷媒通路を流れる前記冷媒
    の温度に応じて前記ダイヤフラム装置が発生する付勢力
    と対抗ばねのばね荷重との平衡関係によって、前記ハウ
    ジング本体内の弁体を駆動し、該ハウジング本体内に固
    定配置された弁座部に対する前記弁体のリフト量により
    決まる弁開度を調整して冷媒流量を制御する温度膨張弁
    において、 前記ハウジング本体は合成樹脂により構成され、 前記弁座部材は金属材料により、弁孔を画定する貫通孔
    を内部に有する円筒状に構成され、 前記弁座部材の外周面には雄ねじが形成されていて、 前記ハウジング本体に前記雄ねじをねじ込むことによ
    り、前記弁座部材が前記ハウジング本体に固定されてい
    る、 ことを特徴とする温度膨張弁。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング本体に固定した状態で該
    ハウジング本体に当接する前記弁座部材の端面にシール
    部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1に
    記載の温度膨張弁。
  3. 【請求項3】 前記弁座部材の外周面にはフランジ部が
    形成されており、前記弁座部材を前記ハウジング本体に
    固定した状態で、前記フランジ部の端面が前記ハウジン
    グ本体に圧接することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の温度膨張弁。
  4. 【請求項4】 前記フランジ部の端面には、前記弁座部
    材を前記ハウジング本体に固定した状態で該ハウジング
    本体に喰い込む突条が形成されていることを特徴とする
    請求項3に記載の温度膨張弁。
  5. 【請求項5】 前記ハウジング本体に固定した前記弁座
    部材と前記ハウジング本体との間に接着剤が充填されて
    いることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の
    温度膨張弁。
  6. 【請求項6】 ハウジング本体に貫通冷媒通路を有し、
    前記貫通冷媒通路を流れる冷媒の温度が前記ハウジング
    本体に取り付けられたダイヤフラム装置の圧力室に伝達
    されることにより、前記貫通冷媒通路を流れる前記冷媒
    の温度に応じて前記ダイヤフラム装置が発生する付勢力
    と対抗ばねのばね荷重との平衡関係によって、前記ハウ
    ジング本体内の弁体を駆動し、該ハウジング本体内に固
    定配置された弁座部に対する前記弁体のリフト量により
    決まる弁開度を調整して冷媒流量を制御する温度膨張弁
    において、 前記ハウジング本体が合成樹脂により構成され、 前記弁座部材は金属材料により、弁孔を画定する貫通孔
    を内部に有する円筒状に構成され、 前記弁座部材は前記ハウジング本体への圧入により該ハ
    ウジング本体に固定されている、 ことを特徴とする温度膨張弁。
  7. 【請求項7】 前記弁座部材の外周面には、前記弁座部
    材を前記ハウジング本体に固定した状態で該ハウジング
    本体に喰い込む凹凸部が形成されていることを特徴とす
    る請求項6に記載の温度膨張弁。
  8. 【請求項8】 ハウジング本体に貫通冷媒通路を有し、
    前記貫通冷媒通路を流れる冷媒の温度が前記ハウジング
    本体に取り付けられたダイヤフラム装置の圧力室に伝達
    されることにより、前記貫通冷媒通路を流れる前記冷媒
    の温度に応じて前記ダイヤフラム装置が発生する付勢力
    と対抗ばねのばね荷重との平衡関係によって、前記ハウ
    ジング本体内の弁体を駆動し、該ハウジング本体内に固
    定配置された弁座部に対する前記弁体のリフト量により
    決まる弁開度を調整して冷媒流量を制御する温度膨張弁
    において、 前記ハウジング本体が合成樹脂により構成され、 前記弁座部材は金属材料により、弁孔を画定する貫通孔
    を内部に有する円筒状に構成され、 前記弁座部材はかしめにより前記ハウジング本体に固定
    されている、 ことを特徴とする温度膨張弁。
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