JP3519918B2 - 膨張弁 - Google Patents

膨張弁

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JP3519918B2
JP3519918B2 JP24489597A JP24489597A JP3519918B2 JP 3519918 B2 JP3519918 B2 JP 3519918B2 JP 24489597 A JP24489597 A JP 24489597A JP 24489597 A JP24489597 A JP 24489597A JP 3519918 B2 JP3519918 B2 JP 3519918B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用空調装
置等の冷凍サイクルに用いられる膨張弁に関する。 【0002】 【従来の技術】膨張弁は一般に、蒸発器から送り出され
る低圧冷媒の温度変化を感知する感温室に、低圧冷媒の
温度変化に伴って変位するダイアフラムを設けて、その
ダイアフラムの外面に当接するダイアフラム受け盤に連
結した弁体を、蒸発器に送り込まれる高圧冷媒の流路面
積を変化させるように弁支持ボディーに配置すると共
に、ダイアフラム受け盤をダイアフラムに当接させる方
向に付勢する付勢スプリングを設けて、蒸発器に送り込
まれる高圧冷媒の流量が低圧冷媒の温度変化に対応して
制御されるようになっている。 【0003】図7はそのような従来の膨張弁を示してお
り、51は感温室、52はダイアフラム、53はダイア
フラム受け盤、54は弁体、55は弁支持ボディー、5
6は付勢スプリングである。 【0004】付勢スプリング56は、組み立て時に付勢
力を調整する必要があるので、弁体54の外端面側(即
ち、ダイアフラム52のある側と反対側)に配置されて
いる。そして、バネ圧調整用のナット57が弁支持ボデ
ィー55に螺合して取り付けられている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
付勢スプリング56が弁体54の外端面側に配置されて
いると、弁支持ボディー55をその分だけ弁体54より
長く形成し、その部分に深い座繰り孔加工を施して雌ネ
ジ加工等を行なう必要があるため、弁支持ボディー55
が大型化すると共に部品としてコスト高なものになって
しまう。 【0006】そこで本発明は、弁支持ボディーを小型化
及び低コスト化することができる膨張弁を提供すること
を目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の膨張弁は、蒸発器から送り出される低圧冷
媒の温度変化を感知する感温室に配置されて上記低圧冷
媒の温度変化に伴って変位するダイアフラムと、そのダ
イアフラムの外面に当接するダイアフラム受け盤に連結
されて上記蒸発器に送り込まれる高圧冷媒の流路面積を
変化させるように弁支持ボディーに配置された弁体と、
上記ダイアフラム受け盤を上記ダイアフラムに当接させ
る方向に付勢する付勢スプリングとを有する膨張弁にお
いて、上記付勢スプリングを、上記弁体の弁部と上記ダ
イアフラムとの間の位置に配置したことを特徴とする。 【0008】なお、上記付勢スプリングが、上記ダイア
フラム受け盤と上記弁支持ボディーとの間に配置されて
いてもよく、上記付勢スプリングが、上記弁支持ボディ
ーに形成された座繰り孔内に収容されていてもよい。 【0009】また、上記感温室が上記弁支持ボディーに
螺合して取り付けられており、その螺合状態を変化させ
ることによって上記付勢スプリングの付勢力調整が行わ
れるようにしてもよい。 【0010】その場合に、上記感温室と上記弁支持ボデ
ィーとの螺合部に、さらに両者の螺合状態を固定するた
めのナットが螺合していてもよい。 【0011】 【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の膨
張弁を示しており、図示されていない蒸発器から送り出
される低圧冷媒ガスの流路中に配置される感温室1の中
には、冷媒と類似のガスと吸着剤とが封入されている。 【0012】感温室1の一つの壁面は、可撓性薄膜から
なるダイアフラム2によって形成されていて、低圧冷媒
ガスの温度変化によって生じる感温室1内の圧力変化に
伴ってダイアフラム2の面位置が変化する。 【0013】3は、弁体4を支持する弁支持ボディー5
に感温室1を取り付けるように形成された感温室1の裏
側ケースであり、裏側ケース3に形成された雌ネジ6が
弁支持ボディー5に形成された雄ネジ7と螺合してい
る。 【0014】この螺合によって感温室1が弁支持ボディ
ー5に連結され、固定ナット18を、裏側ケース3にき
つく当接させる状態に弁支持ボディー5の雄ネジ7と螺
合させることにより、弁支持ボディー5に対する裏側ケ
ース3の螺合状態が固定される。8は、ダイアフラム2
の裏面側を低圧冷媒と均圧にするための連通孔である。 【0015】弁支持ボディー5は、図示されていない配
管ブロック内に収容されるようになっており、一対のO
リング9によって挟まれてシールされる部分に、高圧冷
媒入口流路11が形成されている。 【0016】弁体4は、ダイアフラム2の面に対して垂
直方向に弁支持ボディー5に形成された貫通孔10内
に、軸線方向に進退自在に嵌挿されている。そして、高
圧冷媒入口流路11内に面する部分では弁体4の外径が
細く形成され、高圧冷媒出口流路12に向かう部分は次
第に太くなるテーパ状の弁部4aになっていて、その弁
部4aに対向する貫通孔10の口元部分が弁座13にな
っている。 【0017】弁体4の他端側は、ダイアフラム2の外面
に当接するダイアフラム受け盤20に固着連結されてお
り、ダイアフラム受け盤20をダイアフラム2に当接す
る方向に付勢する付勢スプリング15がその部分に配置
されている。 【0018】付勢スプリング15は、この実施の形態に
おいては圧縮コイルスプリングであり、貫通孔10のダ
イアフラム2に面する側の口元に形成された座繰り孔1
9内に収容されている。そして、付勢スプリング15の
一端は座繰り孔19の底面で受けられ、他端側はダイア
フラム受け盤20で受けられている。 【0019】ダイアフラム受け盤20には筒状部分20
aが一体に形成されており、弁体4の細径部分がその筒
状部分20aに嵌挿、固着されている。このようにダイ
アフラム受け盤20は組み立て上の都合によって弁体4
と別部品になっているが、機能的には弁体4と一体のも
のである。 【0020】17は、弁体4と貫通孔10との嵌合部を
シールするための薄いシート状のシール部材であり、例
えばシリコンゴム等のような柔軟な部材によってドーナ
ツ状に形成されている。 【0021】シール部材17は貫通孔10の直径に比べ
て大きく形成されており、図2に拡大図示されるよう
に、ダイアフラム受け盤20の筒状部分20aと弁体4
とに挟まれた状態に配置されている。 【0022】ダイアフラム受け盤20の筒状部分20a
と弁体4は、共に貫通孔10内に嵌合する外径寸法に形
成されているが、シール部材17を挟み付けた部分で
は、高圧冷媒入口流路11寄りに位置する弁体4の方に
だけ、外径を細めた逃げ部21が形成されている。 【0023】その結果、シール部材17の外縁部は逃げ
部21側(即ち、高圧冷媒入口流路11に向かう方)に
だけ折れ曲がり、高圧冷媒入口流路11側から低圧部側
への冷媒の漏洩を完全に防止することができる。 【0024】このように構成された実施の形態の膨張弁
は、蒸発器から送り出される低圧冷媒の温度変化に応じ
て変化する感温室1内の圧力と付勢スプリング15の付
勢力とがダイアフラム2に対して逆方向からかかり、そ
れが均衡する位置でダイアフラム2が停止する。 【0025】そして、そのダイアフラム2の変位に伴っ
て弁体4が移動することにより、弁部4aと弁座13と
の間の隙間の大きさ(即ち、高圧冷媒の流路面積)が変
化して、蒸発器に送り込まれる高圧冷媒の流量が制御さ
れる。図1は開弁状態を示し、図3は閉弁状態を示して
いる。 【0026】この実施の形態に示される膨張弁は、付勢
スプリング15がダイアフラム受け盤20に直接当接す
る位置に配置されていて、弁体4の外端面側には付勢ス
プリングや付勢力調整ネジ等を設ける必要がない。 【0027】したがって、弁支持ボディー5を弁体4と
同程度の長さに形成して小型化することができると共
に、弁支持ボディー5の加工コストを低減して部品原価
を低くすることができる。 【0028】なお、付勢スプリング15の付勢力の調整
は、ネジ部6,7において弁支持ボディー5に螺合連結
されている感温室1を螺動させることにより行なうこと
ができ、適切な調整状態において固定ナット18をきつ
く締め付ければその状態が固定される。 【0029】図4は、本発明の第2の実施の形態の膨張
弁を示しており、第1の実施の形態では付勢スプリング
15として圧縮コイルバネが用いられていたが、それに
代えて付勢スプリング25として、図5に示されるよう
な皿状の板バネを用いたものである。 【0030】皿状の板バネはコイルバネよりも小さく形
成することができるので、付勢スプリング25を収容す
る座繰り孔19は第1の実施の形態より浅く形成されて
おり、弁支持ボディー5をさらに小型化することも可能
である。 【0031】図6は本発明の第3の実施の形態の膨張弁
を示しており、感温室1にキャピラリーチューブ31を
介して感温筒32を接続したタイプの膨張弁に本発明を
適用したものである。付勢スプリング15に係わる部分
の構成は第1の実施の形態と同様なので、第1の実施の
形態と同じ符号を付してその説明は省略する。 【0032】 【発明の効果】本発明によれば、ダイアフラム受け盤を
ダイアフラムに当接させる方向に付勢する付勢スプリン
グを、弁体の弁部とダイアフラムとの間の位置に配置し
たことにより、弁支持ボディーを短く小型化することが
でき、部品加工コストも低減して部品原価を低くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態の膨張弁の開弁状態
の縦断面図である。 【図2】本発明の第1の実施の形態の膨張弁の開弁状態
の部分拡大断面図である。 【図3】本発明の第1の実施の形態の膨張弁の閉弁状態
の縦断面図である。 【図4】本発明の第2の実施の形態の膨張弁の縦断面図
である。 【図5】本発明の第2の実施の形態の膨張弁に用いられ
る付勢スプリングの斜視図である。 【図6】本発明の第3の実施の形態の膨張弁の縦断面図
である。 【図7】従来の膨張弁の縦断面図である。 【符号の説明】 1 感温室 2 ダイアフラム 4 弁体 4a 弁部 5 弁支持ボディー 6,7 ネジ部 15 付勢スプリング 19 座繰り孔 20 ダイアフラム受け盤

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】蒸発器から送り出される低圧冷媒の温度変
    化を感知する感温室に配置されて上記低圧冷媒の温度変
    化に伴って変位するダイアフラムと、そのダイアフラム
    の外面に当接するダイアフラム受け盤に連結されて上記
    蒸発器に送り込まれる高圧冷媒の流路面積を変化させる
    ように弁支持ボディーに配置された弁体と、上記ダイア
    フラム受け盤を上記ダイアフラムに当接させる方向に付
    勢する付勢スプリングとを有する膨張弁において、 上記付勢スプリングの一端を上記ダイアフラム受け盤の
    上記ダイアフラムに対する当接面の裏面において受けて
    他端を弁支持ボディーにおいて受けると共に、上記感温
    室に形成した雌ネジ部を上記弁支持ボディーの外周部に
    形成した雄ネジ部に直接螺合させることにより上記感温
    室を上記弁支持ボディーに取り付けて、上記弁支持ボデ
    ィーに対する上記感温室の螺合状態を固定するためのナ
    ットを上記弁支持ボディーの雄ネジ部に螺合させ、上記
    弁支持ボディーに対する上記感温室の螺合状態を変化さ
    せることにより上記付勢スプリングの付勢力調整が行な
    われて、その状態で上記ナットを締め付けることにより
    上記感温室が上記弁支持ボディーに固定されるように
    たことを特徴とする膨張弁。
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