JPH09329373A - 膨張弁 - Google Patents
膨張弁Info
- Publication number
- JPH09329373A JPH09329373A JP8148964A JP14896496A JPH09329373A JP H09329373 A JPH09329373 A JP H09329373A JP 8148964 A JP8148964 A JP 8148964A JP 14896496 A JP14896496 A JP 14896496A JP H09329373 A JPH09329373 A JP H09329373A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- expansion valve
- spring
- valve
- refrigerant
- spring receiver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】弁体を付勢するスプリングの不動端を支持する
スプリング受けを、低コストで取り付けることのできる
膨張弁を提供すること。 【解決手段】蒸発器に送り込まれる前の高圧冷媒が通る
冷媒流路の途中に設けられた弁体を、上記蒸発器の出口
側配管内を流れる冷媒の温度の変化に対応して開閉方向
に駆動するようにした膨張弁において、上記弁体２５を
弁座２４方向に付勢するためのスプリング２６の不動端
を支持するスプリング受け２７を、膨張弁本体２１内に
圧入して位置決め固定した。
スプリング受けを、低コストで取り付けることのできる
膨張弁を提供すること。 【解決手段】蒸発器に送り込まれる前の高圧冷媒が通る
冷媒流路の途中に設けられた弁体を、上記蒸発器の出口
側配管内を流れる冷媒の温度の変化に対応して開閉方向
に駆動するようにした膨張弁において、上記弁体２５を
弁座２４方向に付勢するためのスプリング２６の不動端
を支持するスプリング受け２７を、膨張弁本体２１内に
圧入して位置決め固定した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用空調装
置等の冷凍サイクルに使用される膨張弁に関する。
置等の冷凍サイクルに使用される膨張弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】膨張弁は、蒸発器の出口側冷媒の温度に
対応して弁の開度を変化させる必要がある。そこで、感
温用冷媒が封入された感温室の気密壁の一部をダイアフ
ラムによって形成し、蒸発器に送り込まれる前の高圧冷
媒が通る絞り部の流路面積を変えるための弁体を、ダイ
アフラムによって駆動している。
対応して弁の開度を変化させる必要がある。そこで、感
温用冷媒が封入された感温室の気密壁の一部をダイアフ
ラムによって形成し、蒸発器に送り込まれる前の高圧冷
媒が通る絞り部の流路面積を変えるための弁体を、ダイ
アフラムによって駆動している。
【０００３】そのような膨張弁において、弁体はコイル
スプリングによって弁座方向に付勢されていて、スプリ
ングの不動端を支持する短筒状のスプリング受けが膨張
弁本体に螺合して取り付けられて、位置決め固定されて
いる。
スプリングによって弁座方向に付勢されていて、スプリ
ングの不動端を支持する短筒状のスプリング受けが膨張
弁本体に螺合して取り付けられて、位置決め固定されて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
スプリングを受けるためだけに用いられる部材を取り付
けるのに、その部材と膨張弁本体の双方にネジ切り加工
を行わなければならないのでは、製造コスト上効率が悪
い。
スプリングを受けるためだけに用いられる部材を取り付
けるのに、その部材と膨張弁本体の双方にネジ切り加工
を行わなければならないのでは、製造コスト上効率が悪
い。
【０００５】そこで本発明は、弁体を付勢するスプリン
グの不動端を支持するスプリング受けを、低コストで取
り付けることのできる膨張弁を提供することを目的とす
る。
グの不動端を支持するスプリング受けを、低コストで取
り付けることのできる膨張弁を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の膨張弁は、蒸発器に送り込まれる前の高圧
冷媒が通る冷媒流路の途中に設けられた弁体を、上記蒸
発器の出口側配管内を流れる冷媒の温度の変化に対応し
て開閉方向に駆動するようにした膨張弁において、上記
弁体を弁座方向に付勢するためのスプリングの不動端を
支持するスプリング受けを、膨張弁本体内に圧入して位
置決め固定したことを特徴とする。
め、本発明の膨張弁は、蒸発器に送り込まれる前の高圧
冷媒が通る冷媒流路の途中に設けられた弁体を、上記蒸
発器の出口側配管内を流れる冷媒の温度の変化に対応し
て開閉方向に駆動するようにした膨張弁において、上記
弁体を弁座方向に付勢するためのスプリングの不動端を
支持するスプリング受けを、膨張弁本体内に圧入して位
置決め固定したことを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図１は、自動車用空調装置等の冷凍サイ
クルに使用される膨張弁２０を示している。
態を説明する。図１は、自動車用空調装置等の冷凍サイ
クルに使用される膨張弁２０を示している。
【０００８】２１は、膨張弁２０の本体ブロックであ
り、高圧冷媒配管の先端が接続された高圧冷媒入口２２
と、図示されていない蒸発器に接続された冷媒出口２３
とが直角方向に向きを変えて形成されている。
り、高圧冷媒配管の先端が接続された高圧冷媒入口２２
と、図示されていない蒸発器に接続された冷媒出口２３
とが直角方向に向きを変えて形成されている。
【０００９】高圧冷媒入口２２と冷媒出口２３との間の
冷媒流路の途中には、冷媒の流路断面積を狭く絞った絞
り孔２４が、冷媒出口２３に対して真っ直ぐに形成され
ている。
冷媒流路の途中には、冷媒の流路断面積を狭く絞った絞
り孔２４が、冷媒出口２３に対して真っ直ぐに形成され
ている。
【００１０】そして、その流路面積を可変するための球
状の弁体２５が冷媒出口２３側から絞り孔２４に対向し
て配置されている。２６は、弁体２５を絞り孔２４に押
し付ける方向に付勢する圧縮コイルスプリングである。
状の弁体２５が冷媒出口２３側から絞り孔２４に対向し
て配置されている。２６は、弁体２５を絞り孔２４に押
し付ける方向に付勢する圧縮コイルスプリングである。
【００１１】圧縮コイルスプリング２６は、弁体２５に
当接する自由端側の直径が細くて、他端側すなわち不動
端側の直径が太い円錐台状に形成されている。そして、
圧縮コイルスプリング２６の不動端を受ける短筒状のス
プリング受け２７が、冷媒出口２３に連なる孔内に圧入
固定されている。
当接する自由端側の直径が細くて、他端側すなわち不動
端側の直径が太い円錐台状に形成されている。そして、
圧縮コイルスプリング２６の不動端を受ける短筒状のス
プリング受け２７が、冷媒出口２３に連なる孔内に圧入
固定されている。
【００１２】ただし、スプリング受け２７の固定位置は
圧縮コイルスプリング２６の付勢力に直接影響するの
で、スプリング受け２７は、図示されていない冶工具類
を用いて、所定位置に位置決めをして固定されている。
圧縮コイルスプリング２６の付勢力に直接影響するの
で、スプリング受け２７は、図示されていない冶工具類
を用いて、所定位置に位置決めをして固定されている。
【００１３】絞り孔２４を間に挟んで、冷媒出口２３と
逆側の端部にはダイアフラム室３０（気密室）が形成さ
れていて、後述するダイアフラム３１の裏側部分と冷媒
出口２３側の冷媒流路との間は連通孔２９によって連通
している。
逆側の端部にはダイアフラム室３０（気密室）が形成さ
れていて、後述するダイアフラム３１の裏側部分と冷媒
出口２３側の冷媒流路との間は連通孔２９によって連通
している。
【００１４】ダイアフラム室３０には感温管３２が連通
接続されており、その感温管３２内には、冷凍サイクル
の運転条件下で飽和蒸気の状態になる、例えばＲ１２等
の冷媒が封入されている。
接続されており、その感温管３２内には、冷凍サイクル
の運転条件下で飽和蒸気の状態になる、例えばＲ１２等
の冷媒が封入されている。
【００１５】感温管３２の先端３２ａは封止されてい
て、図示されていない蒸発器の出口側配管内を流れる低
圧冷媒の温度を感知するように配置されている。なお、
冷凍サイクルの運転条件下で過熱状態になる窒素ガス等
を感温管３２内に含ませてもよい。
て、図示されていない蒸発器の出口側配管内を流れる低
圧冷媒の温度を感知するように配置されている。なお、
冷凍サイクルの運転条件下で過熱状態になる窒素ガス等
を感温管３２内に含ませてもよい。
【００１６】ダイアフラム室３０は、このように感温管
３２が連通する気密室であり、可撓性薄膜からなるダイ
アフラム３１が壁面の一部を形成している。したがって
ダイアフラム３１は、ダイアフラム室３０内の圧力とダ
イアフラム３１の裏面側の空間の圧力との差圧によって
変位する。
３２が連通する気密室であり、可撓性薄膜からなるダイ
アフラム３１が壁面の一部を形成している。したがって
ダイアフラム３１は、ダイアフラム室３０内の圧力とダ
イアフラム３１の裏面側の空間の圧力との差圧によって
変位する。
【００１７】ダイアフラム３１の裏面側には、円盤状の
ダイアフラム受け３６がダイアフラム３１と中心位置を
合わせて当接して配置されており、ダイアフラム受け３
６と弁体２５との間に挟まれる位置に、ロッド３５が軸
線方向に進退自在に配置されている。
ダイアフラム受け３６がダイアフラム３１と中心位置を
合わせて当接して配置されており、ダイアフラム受け３
６と弁体２５との間に挟まれる位置に、ロッド３５が軸
線方向に進退自在に配置されている。
【００１８】３３は、ロッド３５の外周面部分を伝って
冷媒がリークしないようにするためのシール用のＯリン
グ、３４は、Ｏリング３３を押さえると共にロッド３５
の進退ガイドとなる筒状体である。
冷媒がリークしないようにするためのシール用のＯリン
グ、３４は、Ｏリング３３を押さえると共にロッド３５
の進退ガイドとなる筒状体である。
【００１９】このように構成された膨張弁２０において
は、高圧冷媒入口２２から送り込まれた高圧冷媒が、絞
り孔２４を通過することによって断熱膨張しながら蒸発
器に送り込まれ、ダイアフラム室３０内の圧力に対応し
て弁体２５が変位して、高圧冷媒の流量が制御される。
は、高圧冷媒入口２２から送り込まれた高圧冷媒が、絞
り孔２４を通過することによって断熱膨張しながら蒸発
器に送り込まれ、ダイアフラム室３０内の圧力に対応し
て弁体２５が変位して、高圧冷媒の流量が制御される。
【００２０】そのようなダイアフラム室３０内の圧力
は、感温管３２の先端３２ａが感知する蒸発器の出口側
冷媒温度によって変化する。したがって、蒸発器の出口
側冷媒の温度変化によって蒸発器に送り込まれる冷媒の
流量が変化する。
は、感温管３２の先端３２ａが感知する蒸発器の出口側
冷媒温度によって変化する。したがって、蒸発器の出口
側冷媒の温度変化によって蒸発器に送り込まれる冷媒の
流量が変化する。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、弁体を弁座方向に付勢
するためのスプリングの不動端を支持するスプリング受
けを膨張弁本体内に圧入して位置決め固定したことによ
り、スプリング受けを位置決め固定するために従来必要
だったネジ加工が不要となって、スプリング受けの取り
付けを低コストで行うことができ、製造コストを引き下
げることができる。
するためのスプリングの不動端を支持するスプリング受
けを膨張弁本体内に圧入して位置決め固定したことによ
り、スプリング受けを位置決め固定するために従来必要
だったネジ加工が不要となって、スプリング受けの取り
付けを低コストで行うことができ、製造コストを引き下
げることができる。
【図１】本発明の第１の実施の形態の膨張弁の側面断面
図である。
図である。
２０ 膨張弁 ２１ 本体ブロック ２４ 弁座 ２５ 弁体 ２６ 圧縮コイルスプリング ２７ スプリング受け
Claims (1)
- 【請求項１】蒸発器に送り込まれる前の高圧冷媒が通る
冷媒流路の途中に設けられた弁体を、上記蒸発器の出口
側配管内を流れる冷媒の温度の変化に対応して開閉方向
に駆動するようにした膨張弁において、 上記弁体を弁座方向に付勢するためのスプリングの不動
端を支持するスプリング受けを、膨張弁本体内に圧入し
て位置決め固定したことを特徴とする膨張弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8148964A JPH09329373A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | 膨張弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8148964A JPH09329373A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | 膨張弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09329373A true JPH09329373A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15464608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8148964A Pending JPH09329373A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | 膨張弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09329373A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0962726A3 (en) * | 1998-06-01 | 2000-11-08 | Eaton Corporation | Right angle thermally responsive expansion valve |
| JP2002267291A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-18 | Fuji Koki Corp | 温度膨張弁 |
-
1996
- 1996-06-11 JP JP8148964A patent/JPH09329373A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0962726A3 (en) * | 1998-06-01 | 2000-11-08 | Eaton Corporation | Right angle thermally responsive expansion valve |
| JP2002267291A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-18 | Fuji Koki Corp | 温度膨張弁 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0864826B1 (en) | Expansion valve | |
| JP3637651B2 (ja) | 温度式膨張弁 | |
| JP2001033123A (ja) | 温度膨張弁 | |
| JP3995513B2 (ja) | 圧力検出機能を有する膨張弁 | |
| JP3949417B2 (ja) | 膨張弁 | |
| JP2002054861A (ja) | 温度式膨張弁 | |
| JP2002054860A (ja) | 温度式膨張弁 | |
| KR20040010262A (ko) | 팽창밸브 | |
| JP2002022318A (ja) | 温度膨張弁 | |
| JP3452719B2 (ja) | 膨張弁 | |
| JP3525112B2 (ja) | 膨張弁 | |
| JPH09329373A (ja) | 膨張弁 | |
| JP2006292185A (ja) | 膨張装置及び冷凍サイクル | |
| JPH0338600Y2 (ja) | ||
| JPH07218046A (ja) | 膨張弁 | |
| JP2004053181A (ja) | 膨張弁 | |
| JP3213440B2 (ja) | 膨張弁 | |
| JPH11223427A (ja) | 膨張弁の取り付け構造 | |
| JP3519918B2 (ja) | 膨張弁 | |
| JPH09329374A (ja) | 膨張弁 | |
| JPH10170105A (ja) | 膨張弁 | |
| JPH09310937A (ja) | 膨張弁 | |
| JP2592026Y2 (ja) | 膨張弁 | |
| JPH10238903A (ja) | 膨張弁 | |
| JPH06241620A (ja) | 冷凍サイクルの制御弁 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040302 |