JPH06241620A - 冷凍サイクルの制御弁 - Google Patents

冷凍サイクルの制御弁

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JPH06241620A
JPH06241620A JP5024616A JP2461693A JPH06241620A JP H06241620 A JPH06241620 A JP H06241620A JP 5024616 A JP5024616 A JP 5024616A JP 2461693 A JP2461693 A JP 2461693A JP H06241620 A JPH06241620 A JP H06241620A
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refrigerant
passage
pressure
valve
temperature
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JP5024616A
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English (en)
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Yasunobu Ito
康伸 伊藤
Kiyokazu Seiko
清和 精廣
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/06Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/068Expansion valves combined with a sensor
    • F25B2341/0683Expansion valves combined with a sensor the sensor is disposed in the suction line and influenced by the temperature or the pressure of the suction gas

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  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍サイクルへの膨張弁と蒸発圧力調整の組
付性を改善し、且つ冷凍サイクルをウェットサイクルに
して冷媒圧縮機の潤滑性能を向上する。 【構成】 1つの弁ハウジング10内に、第1冷媒通路
14、第2冷媒通路15および均圧通路26を形成し、
且つボール弁11、バルブ13、ベロフラム61、調整
ねじ34、37、感温筒42、ダイヤフラム45および
調整ばね40、62等を収容することにより、感温筒内
蔵式の膨張弁55と蒸発圧力調整弁73の弁ハウジング
10を共通化した。また、ダイヤフラム45の下側の圧
力室51と絞り孔21の下流側の2次側通路23とを均
圧通路26で連通し、且つ均圧通路26と絞り孔21の
上流側の1次通路22とをOリング53で密封すること
により、ダイヤフラム45の下側の圧力室51に2次側
通路23内の冷媒圧力を与えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルに使用さ
れる感温筒内蔵式の膨張弁と蒸発圧力調整弁とを一体に
した冷凍サイクルの制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷媒蒸発器の出口の過熱度が
一定となるように、冷媒蒸発器から冷媒圧縮機へ戻る冷
媒の流量を調節することが可能な感温筒内蔵式の膨張弁
が知られている。また、冷媒蒸発器と冷媒圧縮機との間
に、冷媒蒸発器のフロストを防止するための蒸発圧力調
整弁を備えた冷凍サイクルも知られている。
【0003】なお、冷凍サイクルに蒸発圧力調整弁を組
み込むことで、蒸発圧力調整弁の取付スペースを余分に
確保する必要が生じるが冷凍サイクルの搭載スペースが
限定される車両用空気調和装置等では、感温筒内蔵式の
膨張弁と共に蒸発圧力調整弁の取付スペースを確保する
ことが困難であった。また、蒸発圧力調整弁を使用しな
い冷凍サイクルに対して、蒸発圧力調整弁専用の弁ハウ
ジングや膨張弁と蒸発圧力調整弁を接続する配管等、部
品点数が増加することにより、冷凍サイクルへの組付性
が悪いという不具合があった。そこで、感温筒内蔵式の
膨張弁と蒸発圧力調整弁とを1つの弁ハウジング内に設
けて冷凍サイクルへの組付性を改善することが考えられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、感温筒内蔵
式の膨張弁は、途中に絞り部を設けた第1冷媒通路(内
部を冷媒凝縮器から冷媒蒸発器へ戻る冷媒が流れる通
路)と並行に設けられ、感温筒、ダイヤフラムおよびダ
イヤフラム下側の圧力室等よりなる感温エレメントが第
2冷媒通路(内部を冷媒蒸発器から冷媒圧縮機へ戻る冷
媒が流れる通路)内に設けられている。このため、第2
冷媒通路内の冷媒圧力調整弁の上流側の冷媒圧力が直接
圧力室内に付与されてしまうので、冷凍サイクルが図9
に示したウェットサイクル(ダイヤフラム下側の圧力室
へ与える冷媒圧力を蒸発圧力調整弁の下流側より拾う冷
凍サイクル)100から図10に示したドライサイクル
(ダイヤフラム下側の圧力室へ与える冷媒圧力を蒸発圧
力調整弁の上流側より拾う冷凍サイクル)101となっ
てしまう。
【0005】ここで、図9および図10の図中におい
て、102は冷媒圧縮機、103は冷媒凝縮器、104
はレシーバ、105は感温筒内蔵式の膨張弁、106は
冷媒蒸発器、107は蒸発圧力調整弁、108は感温
筒、109、110はファンを示す。これによって、冷
房負荷が小さく、第2冷媒通路内(感温筒108の周
囲)を流れる冷媒の温度が低い場合に、蒸発圧力調整弁
107の絞り部の開度が狭まり、冷媒蒸発器106から
冷媒圧縮機102へ戻る冷媒の流量が減少する。このた
め、冷媒と共にオイルの戻りも減少するので、冷媒圧縮
機102の摺動部の潤滑性能が低下する可能性があっ
た。
【0006】本発明は、部品点数を減少して冷凍サイク
ルへの組付性を改善し、且つ冷凍サイクルをウェットサ
イクルにして冷媒圧縮機の潤滑性能を向上する冷凍サイ
クルの制御弁の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上流側が冷媒
凝縮器の出口に接続する高圧側通路、下流側が冷媒蒸発
器の入口に接続する低圧側通路、および前記高圧側通路
の下流側と前記低圧側通路の上流側との間の通路断面を
絞る第1絞り部を有する第1冷媒通路と、この第1冷媒
通路に並列して設けられ、上流側が前記冷媒蒸発器の出
口に接続する1次側通路、下流側が冷媒圧縮機の吸入口
に接続する2次側通路、および前記1次側通路の下流側
と前記2次側通路の上流側との間の通路断面を絞る第2
絞り部を有する第2冷媒通路と、この第2冷媒通路の1
次側通路内に配され、その1次側通路内を流れる冷媒の
温度変化を圧力変化に変換する媒体が封入された感温
筒、およびこの感温筒の前記第1冷媒通路側に設けら
れ、前記感温筒内の媒体の圧力変化に応じて変位するダ
イヤフラムを有する感温エレメントと、前記ダイヤフラ
ムの変位量に応じて前記第1絞り部の開度を変化させる
第1弁体と、前記第2冷媒通路の1次側通路内の冷媒圧
力に応じて前記第2絞り部の開度を変化させる第2弁体
と、前記ダイヤフラムの前記第1冷媒通路側に前記第2
冷媒通路の2次側通路内の冷媒圧力を与える均圧通路
と、前記第2冷媒通路の1次側通路と前記均圧通路との
間を密封するシール部材と、前記第1冷媒通路、前記第
2冷媒通路および前記均圧通路を内部形成すると共に、
前記感温エレメント、前記第1弁体、前記第2弁体およ
び前記シール部材を内蔵する弁ハウジングとを備えた技
術手段を採用した。
【0008】
【作用】本発明によれば、空調負荷が大きく、第2冷媒
通路の1次側通路内を流れる冷媒の温度が高くなると、
すなわち、冷媒蒸発器の出口の冷媒過熱度が高くなる
と、感温筒内の媒体の圧力変化に応じてダイヤフラムが
変位するため、第1弁体が第1絞り部の開度を拡げる方
向に動き、冷媒凝縮器から冷媒蒸発器へ向かう冷媒の流
量が増加する。逆に、空調負荷が小さく、第2冷媒通路
の1次側通路内を流れる冷媒の温度が低くなると、すな
わち、冷媒蒸発器の出口の冷媒過熱度が低くなると、感
温筒内の媒体の圧力変化に応じてダイヤフラムが変位す
るため、第1弁体が第1絞り部の開度を狭くする方向に
動き、冷媒凝縮器から冷媒蒸発器へ向かう冷媒の流量が
減少する。一方、冷房負荷が大きく、冷媒蒸発器6での
蒸発圧力が大きくなると、第2冷媒通路の1次側通路内
の冷媒圧力も大きくなり、第2弁体が第2絞り部の開度
を拡げる方向に動き、冷媒蒸発器6から冷媒圧縮機2へ
戻る冷媒の流量を増加させる。逆に、冷房負荷が小さ
く、冷媒蒸発器6での蒸発圧力が低くなると、第2冷媒
通路の1次側通路内の冷媒圧力も小さくなり、第2弁体
が第2絞り部の開度を狭くする方向に動き、冷媒蒸発器
6から冷媒圧縮機2へ戻る冷媒の流量を減少させる。な
お、冷凍サイクルに組み付けられる弁ハウジング内に
は、第1冷媒通路、第2冷媒通路および均圧通路が形成
され、且つ感温エレメント、第1弁体、第2弁体および
シール部材が収容されている。これによって、膨張弁と
蒸発圧力調整弁の弁ハウジングが共通化し、膨張弁と蒸
発圧力調整弁を接続する配管も不要となることにより部
品点数が減少する。また、ダイヤフラムの第1冷媒通路
側と第2冷媒通路の2次側通路とを均圧通路で連通し、
且つシール部材により第2冷媒通路の1次側通路と均圧
通路との間を密封することによって、ダイヤフラムの第
1冷媒通路側に第2冷媒通路の2次側通路内の冷媒圧力
が与えられる。このため、冷凍サイクルをウェットサイ
クルにすることが可能となるので、低負荷時における冷
媒蒸発器から冷媒圧縮機へ戻る冷媒とオイルの流量が確
保される。
【0009】
【実施例】次に、本発明の冷凍サイクルの制御弁を図に
示す複数の実施例に基づいて説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図5は本発明の第1実
施例を示したもので、図1は自動車用空気調和装置の冷
凍サイクルを示した図である。冷凍サイクル1は、自動
車用空気調和装置に使用されるもので、冷媒圧縮機2、
冷媒凝縮器3、レシーバ4、制御弁5、冷媒蒸発器6お
よびこれらを接続する冷媒配管7等より構成されてい
る。
【0010】冷媒圧縮機2は、自動車用エンジンまたは
電動モータ等の駆動装置(図示せず)によって回転駆動
され、冷媒蒸発器6より吸入した冷媒を圧縮して高温、
高圧の冷媒ガスを吐出する。また、耐久性の向上を図る
ために、冷媒圧縮機2の摺動部は、冷媒ガス中に含まれ
るオイルにより潤滑されている。冷媒凝縮器3は、冷媒
圧縮機2より吐出された冷媒ガスをクーリングファン8
の送風を受けて凝縮液化する。レシーバ4は、冷媒凝縮
器3より流入した冷媒を一時的に蓄えておき、冷房負荷
に応じて液冷媒のみを流出する。冷媒蒸発器6は、ブロ
ワ9の送風を受けて、制御弁5より流入した霧状冷媒を
蒸発気化させる。なお、冷媒との熱交換によって冷却さ
れた空気はブロワ9によって車室内へ送られる。
【0011】次に、図2ないし図5を用いて冷凍サイク
ル1の制御弁5の構造を詳しく説明する。この制御弁5
は、直方体形状の1つの弁ハウジング10内に、ボール
弁11、感温エレメント12、およびバルブ13を内蔵
している。弁ハウジング10内には、第1冷媒通路14
と第2冷媒通路15が並列して形成されている。第1冷
媒通路14の途中には、絞り孔16が形成されており、
その絞り孔16より上流側が高圧側通路17を形成し、
絞り孔16より下流側が低圧側通路18を形成する。絞
り孔16は、本発明の第1絞り部であって、第1冷媒通
路14の通路面積を絞ると共に、高圧側通路17内に流
入した高温、高圧の液冷媒を低圧側通路18に噴射させ
ることにより急激に断熱膨張させて、低温、低圧の霧状
冷媒にする部分である。高圧側通路17の入口部19に
は、冷媒配管7を介してレシーバ4の出口が接続されて
いる。また、低圧側通路18の出口部20には、冷媒配
管7を介して冷媒蒸発器6の入口が接続されている。
【0012】第2冷媒通路15の途中には、絞り孔21
が形成されており、その絞り孔21の上流側が1次側通
路22を形成し、絞り孔21より下流側が2次側通路2
3を形成する。絞り孔21は、本発明の第2絞り孔であ
って、第2冷媒通路15の通路面積を絞る部分である。
1次側通路22の入口部24には、冷媒配管7を介して
冷媒蒸発器6の出口が接続されている。また、2次側通
路23の出口部25には、冷媒配管7を介して冷媒圧縮
機2の吸入口が接続されている。そして、第2冷媒通路
15の2次側通路23は、1次側通路22に並行して設
けられた均圧通路26を介して感温エレメント12に連
通している。
【0013】次に、図2、図3および図5に示したよう
に、弁ハウジング10の上面の開放穴27には、その開
放穴27を塞ぐ蓋体28が締め付けられており、弁ハウ
ジング10と蓋体28との間には、冷媒の弁ハウジング
10外への漏洩を防止するためのOリング29が装着さ
れている。また、図2および図5に示したように、弁ハ
ウジング10の側面の開放穴30には、その開放穴30
を塞ぐ蓋体31が締め付けられており、弁ハウジング1
0と蓋体31との間には、冷媒の弁ハウジング10外へ
の漏洩を防止するためのOリング32が装着されてい
る。さらに、図2および図3に示したように、弁ハウジ
ング10の下面の開放穴33には、その開放穴33を塞
ぐ調整ねじ34が締め付けられており、弁ハウジング1
0と調整ねじ34との間には、冷媒の弁ハウジング10
外への漏洩を防止するためのOリング35が装着されて
いる。また、図2および図4に示したように、開放穴3
3に隣設してその開放穴33より径の大きい開放穴36
には、その開放穴36を塞ぐ調整ねじ37が締め付けら
れており、弁ハウジング10と調整ねじ37との間に
は、冷媒の弁ハウジング10外への漏洩を防止するため
のOリング38が装着されている。
【0014】ボール弁11は、本発明の第1弁体であっ
て、図2および図3に示したように、上部が作動棒39
を介して感温エレメント12に連結され、下部が調整ば
ね40に連結されている。このボール弁11は、第1冷
媒通路14の低圧側通路18内に変位可能に内蔵されて
いる。ボール弁11が下方に変位した場合には、絞り孔
16の開度が拡がるので、冷媒蒸発器6へ流入する冷媒
の流量を増加させる。逆に、ボール弁11が上方に変位
した場合には、絞り孔16の開度が狭くなるので、冷媒
蒸発器6へ流入する冷媒の流量を減少させる。作動棒3
9は、弁ハウジング10内に上下方向に変位可能に内蔵
されており、この作動棒39と弁ハウジング10との間
には第1冷媒通路14の高圧側通路17と第2冷媒通路
15側との間を密封するシール材41が装着されてい
る。調整ばね40は、ボール弁11を絞り孔16の開度
が小さくなる方向、つまり閉弁方向に付勢しており、調
整ねじ34の位置に応じてばね力が変わりボール弁11
の開弁圧を調整する。
【0015】感温エレメント12は、図2および図3に
示したように、円筒状の感温筒42、吸着材ガイド4
3、皿形状の受け具44、ダイヤフラム45および当て
板46等より構成される。感温筒42は、上端部が蓋体
28に接触しており、下端部が開放されている。そし
て、感温筒42の下端部は、弁ハウジング10の内壁面
に沿って下方に延ばされている。感温筒42と吸着材ガ
イド43との間に形成される感温室47内に冷媒ガスと
多数の吸着材(本例では活性炭を使用)48とが収容さ
れている。また、感温筒42の上端部には、冷媒ガスを
封入するための封入管49があり、この封入管49は冷
媒ガスを感温室47内に封入した後は図2および図3の
ように端部が閉じられている。感温室47内の圧力は、
感温筒42の周囲の温度、すなわち、第2冷媒通路15
内を流れる冷媒温度に応じて変動し、この冷媒温度が低
くなると、吸着材48に冷媒ガスが吸着されて感温室4
7内の圧力が低下する。逆に、第2冷媒通路15内を流
れる冷媒温度が高くなると、吸着材48から冷媒ガスが
離脱して感温室47内の圧力が上昇する。
【0016】吸着材ガイド43は、円板状に形成されて
おり、感温筒42の内側面に溶接等の手段により固定さ
れ、上面に多数の吸着材48が載置されている。また、
吸着材ガイド43には、複数の切込み50が形成されて
おり、これらの切込み50を通してダイヤフラム45の
上部の室が感温室47内に連通するようになっている。
受け具44は、ダイヤフラム45の下側との間で圧力室
51を形成すると共に、その圧力室51と均圧通路26
とを連通させるためのスリットや穴等の連通孔52が複
数形成されている。そして、受け具44の外周端部は、
感温筒42の下端部の内壁面に沿って下方に延ばされて
おり、感温筒42の下端部との間にダイヤフラム45の
外周縁を挟み込んだ状態で感温筒42の下端部に溶接や
ろう付け等の手段により固定されている。ダイヤフラム
45は、その上側の感温室47内の圧力が上昇すると、
当て板46と作動棒39を介してボール弁11を下方に
移動させる。また、ダイヤフラム45は、感温室47内
の圧力が低下すると、調整ばね40のばね力によってボ
ール弁11、作動棒39、当て板46を介して上方に移
動する。当て板46は、円板状に形成されており、ダイ
ヤフラム45の変位をボール弁11に伝えるもので、作
動棒39の上部に当接するように配置されている。
【0017】ここで、弁ハウジング10と感温エレメン
ト12との間、すなわち、弁ハウジング10の内周面と
感温筒42の下端部との間には、Oリング53が装着さ
れている。このOリング53は、本発明のシール部材で
あって、第2冷媒通路15の1次側通路22と均圧通路
26および圧力室51との間を密封することによって、
1次側通路22と均圧通路26および圧力室51とを互
いに独立した空間とする。また、弁ハウジング10の内
周面には、Oリング53を嵌め込む円環状の溝部54が
切削加工等によって形成されている。次に、ボール弁1
1の開弁圧の調整方法を図2および図3に基づいて説明
する。第2冷媒通路15内を基準温度(例えば0℃また
は10℃)に保ち、ダイヤフラム45の下側の圧力室5
1に所定の圧力(例えば2.0kg/mm2 または3.0kg
/mm2 )を加えながら、調整ねじ34の軸方向の位置を
変更することによって、調整ばね40のばね力を調整し
て、ボール弁11の開弁圧(設定値)を調節する。な
お、弁ハウジング10、ボール弁11、感温エレメント
12、調整ねじ34、作動棒39および調整ばね40等
によって感温筒内蔵式の膨張弁55が形成される。
【0018】バルブ13は、第2冷媒通路15の1次側
通路22内に摺動自在に嵌め込まれており、下部がベロ
フロム61、調整ばね62、ばね押さえ部材63を介し
て調整ねじ37に連結されている。このバルブ13は、
第2冷媒通路15の1次側通路22内を流れる冷媒圧力
を受ける円環状の受圧板64、およびこの受圧板64の
外周縁より上方に向けて延びる円筒状の摺動部65より
構成されている。受圧板64の端面と弁ハウジング10
の弁座66との間には、前述した絞り孔21が形成され
る。バルブ13の受圧板64が図示下方に変位した場合
には、絞り孔21の開度が拡がるので、冷媒蒸発器6か
ら冷媒圧縮機2へ戻る冷媒の流量を増加させる。逆に、
バルブ13の受圧板64が図示上方に変位した場合に
は、絞り孔21の開度が狭くなるので、冷媒蒸発器6へ
流入する冷媒の流量を減少させる。
【0019】摺動部65の外周と弁ハウジング10の内
周との間には、摺動を安定させるためのOリング67が
装着されている。摺動部65の下端側には、摺動部65
内に形成される冷媒通路68および摺動部65の下端側
の外周と弁ハウジング10の内周との間で形成される冷
媒通路69を連通する連通孔70(図2および図4にお
いて破線箇所)が複数箇所に形成されている。ベロフロ
ム61は、溶接に容易な襞を持つ筒状の金属よりなり、
その内部に冷媒の温度の影響を受けないように不活性ガ
スが封入されていると共に、内部に調整ばね62が挿入
されている。ベロフラム61の上端部は、受圧板64に
かしめにより固定されており、また下端部はバルブ13
の開弁圧を決めるための円環蓋71に溶接等の手段によ
り接合されている。
【0020】調整ばね62は、バルブ13の受圧板64
を弁ハウジング10の弁座66にシートさせる方向、す
なわち、バルブ13の閉弁方向に付勢するもので、上端
部がばね押さえ部材63の上端部に保持され、下端部が
円環蓋71に連結した円筒部材72に保持されている。
ばね押さえ部材63は、調整ねじ37を回動させると軸
方向に変位して調整ばね62のばね力を変えるもので、
円環蓋71を貫通して調整ねじ37に螺着している。な
お、弁ハウジング10、バルブ13、調整ねじ37、ベ
ロフラム61、調整ばね62およびばね押さえ部材63
等によって蒸発圧力調整弁73が形成される。蒸発圧力
調整弁73は、冷房負荷が小さくなり、冷媒蒸発器6で
の蒸発圧力が低い場合に、バルブ13が閉弁方向に移動
して冷媒蒸発器6から冷媒圧縮機2へ戻る冷媒の流量を
減少させて、冷媒蒸発器6の蒸発圧力を設定値(例えば
1.9kg/mm2 〜2.1kg/mm2 )に保つ。逆に、冷房
負荷が大きくなり、冷媒蒸発器6での蒸発圧力が大きい
場合は、バルブ13が全開して冷媒蒸発器6から冷媒圧
縮機2へ戻る冷媒の流量を増加させる。ここで、図2に
示したように、感温筒内蔵式の膨張弁55のボール弁1
1の開閉方向と蒸発圧力調整弁73のバルブ13の開閉
方向とは共に、弁ハウジング10の高さ方向とされてお
り、膨張弁55と蒸発圧力調整弁73は弁ハウジング1
0の幅方向に並列して配されている。
【0021】〔第1実施例の作用〕次に、この実施例の
作用を図1ないし図5に基づいて簡単に説明する。冷媒
圧縮機2で圧縮された高温、高圧の冷媒ガスは、冷媒凝
縮器3でクーリングファン8の送風を受けて冷却され凝
縮された後、レシーバ4を通って弁ハウジング10の入
口部19より第1冷媒通路14内に導かれる。第1冷媒
通路14の高圧側通路17内に流入した高温、高圧の液
冷媒は、絞り孔16で急激に断熱膨張されて低温、低圧
の霧状冷媒となって低圧側通路18を通って弁ハウジン
グ10の出口部20より流出し、冷媒配管7を介して冷
媒蒸発器6の入口に導かれる。冷媒蒸発器6内を流れる
霧状冷媒は、ブロワ9の送風を受けて蒸発気化し、冷媒
ガスとなって冷媒蒸発器6の出口より流出し、弁ハウジ
ング10の入口部24より第2冷媒通路15内に導かれ
る。第2冷媒通路15の1次側通路22内に流入した冷
媒は、弁ハウジング10と感温筒42との間を通って冷
媒通路68内に導かれる。
【0022】冷媒通路68内に流入した冷媒は、その冷
媒自体が持つ圧力(=冷媒蒸発器6での蒸発圧力)によ
ってバルブ13を調整ばね62のばね力に打ち勝って下
方に押す。すると、冷媒は、冷媒通路68より連通孔7
0、冷媒通路69を通って、受圧板64の上端部の端面
と弁ハウジング10の弁座66との間に形成される絞り
孔21から2次側通路23へ流れ込む。そして、弁ハウ
ジング10の出口部25より流出して冷媒圧縮機2に戻
される。以上のような作用を継続することによって、冷
媒蒸発器6を通過する際に冷却された空気がブロワ9に
より車室内へ吹き出されることによって、車室内が冷房
される。
【0023】上記の冷媒蒸発器6の熱交換において、冷
房負荷が小さく、冷媒蒸発器6の出口の冷媒の過熱度が
低い場合、すなわち、感温筒42を通る冷媒の温度が低
い場合には、その冷媒が通過する第2冷媒通路15の1
次側通路22内の温度も低下するので、ダイヤフラム4
5の上側の感温室47内の冷媒ガスが吸着材48に吸着
されて感温室47内の圧力、すなわち、ダイヤフラム4
5の上側の室の圧力は低下する。これによって、ボール
弁11は調整ばね40のばね力により上方に変位するた
め、絞り孔16の開度が狭められる。よって、レシーバ
4から冷媒蒸発器6へ向かう冷媒の流量、すなわち、第
1冷媒通路14の高圧側通路17から絞り孔16を通っ
て低圧側通路18へ流れる冷媒の流量が減少する。
【0024】このように、冷媒蒸発器6へ向かう冷媒の
流量が減少しても、冷房負荷が非常に小さく、冷媒蒸発
器6より流出した冷媒温度がさらに低下するときは、ボ
ール弁11が一層上方へ変位し、極限においてはボール
弁11が絞り孔16を閉じ、冷媒蒸発器6へ向かう冷媒
の流れを遮断する。そして、冷媒の流量が減少して冷媒
蒸発器6より流出する冷媒の過熱度が上昇していくと、
第2冷媒通路15の1次側通路22内の冷媒温度も上昇
するので、ダイヤフラム45の上側の感温室47内の冷
媒ガスが吸着材48より離脱されて感温室47内の圧力
も上昇する。これによって、ダイヤフラム45の上側の
感温室47内の圧力とダイヤフラム45の下側の圧力室
51内の圧力とのバランスから、ボール弁11が調整ば
ね40のばね力に打ち勝って下方に変位する。このた
め、絞り孔16の開度が拡がり冷媒蒸発器6へ流入する
冷媒の流量が増加し、冷媒蒸発器6の出口における冷媒
の過熱度が設定値に保たれる。
【0025】なお、上述のような冷房負荷が小さく、感
温筒42を通る冷媒の温度が低い場合には、第2冷媒通
路15の1次側通路22内の冷媒圧力も低くなり、バル
ブ13の受圧板64を押し下げる力も弱くなる。このよ
うに、冷媒蒸発器6の蒸発圧力が調整ばね62のばね力
(設定荷重)とベロフラム61の力より小さくなると、
バルブ13が調整ばね62のばね力とベロフラム61の
力により絞り孔21の開度を閉じる方向に移動する。そ
して、極度に冷房負荷が小さくなった結果、バルブ13
の受圧板64が弁座66にシート(閉弁)すると、絞り
孔21より下流側(第2冷媒通路15の2次側通路2
3)に残留した冷媒とオイルが冷媒圧縮機2の吸入力に
より引かれ続けるため、2次側通路23内の圧力が徐々
に小さくなる。
【0026】その上、第2冷媒通路15の2次側通路2
3とダイヤフラム45の下側の圧力室51とが弁ハウジ
ング10内に形成された均圧通路26により連通してい
るので、2次側通路23より均圧通路26を通ってダイ
ヤフラム45の下側の圧力室51へ圧力小が伝わる。こ
のため、図1に示したように、感温室47内の圧力が見
かけ上大きくなってダイヤフラム45を押し下げ、これ
によりボール弁11が下がるため、絞り孔16の開度が
拡がることにより冷媒蒸発器6内へ流入する冷媒の流量
が増加する。したがって、第2冷媒通路15の1次側通
路22内の冷媒圧力が増加するため、その冷媒圧力によ
りバルブ13が押し下げられて絞り孔21の開度が拡げ
られる。よって、冷媒蒸発器6から冷媒圧縮機2へ戻る
冷媒の流量が増加するので、冷媒蒸発器6での蒸発圧力
が設定値以上に保たれる。
【0027】また、冷房負荷が大きく、冷媒蒸発器6の
出口の冷媒の過熱度が高い場合、すなわち、感温筒42
を通る冷媒の温度が高い場合には、ボール弁11と絞り
孔16の間を通る冷媒流量が増加すると共に、第2冷媒
通路15の1次側通路22内の冷媒圧力が高くなり、バ
ルブ13の受圧板64を押し下げる力が強くなる。この
ように、第2冷媒通路15の1次側通路22内の冷媒圧
力(=冷媒蒸発器6での蒸発圧力)が調整ばね62のば
ね力(設定荷重)とベロフラム61の力より大きくなる
と、その冷媒圧力によりバルブ13が大きく押し下げら
れて絞り孔21の開度が大きくなる。よって、冷媒蒸発
器6から冷媒圧縮機2へ戻る冷媒の流量が増加するの
で、冷媒蒸発器6での蒸発圧力が設定値以上に保たれ
る。
【0028】〔第1実施例の効果〕以上のように、この
実施例では、第2冷媒通路15の1次側通路22とダイ
ヤフラム45の下側の圧力室51とを互いに独立させる
ことができるので、第2冷媒通路15の1次側通路22
内の冷媒圧力ではなく、第2冷媒通路15の2次側通路
23内の冷媒圧力を均圧通路26を介してダイヤフラム
45の下側の圧力室51内に導入するようにしている。
これにより、蒸発圧力調整弁73の絞り孔21による冷
媒圧力の降下分を補償することができるので、膨張弁5
5による冷媒の過熱度制御を精度良く行うことができ
る。
【0029】また、1つの弁ハウジング10内に膨張弁
55と蒸発圧力調整弁73を内蔵しているので、膨張弁
55と蒸発圧力調整弁73の弁ハウジングを共通化する
ことができると共に、第2冷媒通路15の2次側通路2
3とダイヤフラム45の下側の圧力室51とを連通させ
るための外均管(図示せず)やキャピラリチューブ(図
示せず)等の部品が不要となる。このため、部品点数を
減少することができるので、搭載スペースの制約が大き
い自動車への取付スペースを充分小さくすることができ
る。また、冷凍サイクル1へ組み付ける際には、弁ハウ
ジング10のみを組み付けることにより膨張弁55と蒸
発圧力調整弁73を同時に組み付けることができる。こ
れによって、ウェットサイクル方式の冷凍サイクル1の
仕様を変更することなく、膨張弁55と蒸発圧力調整弁
73の自動車への搭載性と組付性を飛躍的に向上するこ
とができる。
【0030】そして、冷凍サイクル1をウェットサイク
ルにしているので、バルブ13が絞り孔21を閉弁して
も瞬時にバルブ13が開弁するので、冷媒蒸発器6から
冷媒圧縮機2へ戻る冷媒とオイルの流量を確保すること
ができる。このため、冷媒圧縮機2の摺動部へオイルが
流入するので、冷媒圧縮機2の潤滑性能を向上でき、且
つ冷媒圧縮機2の耐久性を向上できる。なお、調整ねじ
37の締付け具合によりバルブ13の開弁圧(冷媒蒸発
器6での蒸発圧力)が調整されるため、仮に冷媒にフロ
ン12を用いた場合、バルブ13の開弁圧を設定値(例
えば2.1kg/mm2 )に設定しておけば、絞り孔21よ
り冷媒蒸発器6側では冷媒の温度が0℃以下に低下する
ことはないので、冷媒蒸発器6のフロストを防止するこ
とができる。
【0031】〔第2実施例〕図6および図7は本発明の
第2実施例を示したもので、冷凍サイクルの制御弁を示
した図である。この実施例の制御弁5は、感温筒内蔵式
の膨張弁55のボール弁11の開閉方向と蒸発圧力調整
弁73のバルブ13の開閉方向とが直交するように各部
品を配している。なお、膨張弁55のボール弁11は、
直方体形状の弁ハウジング10の高さ方向に変位するよ
うに配されている。また、蒸発圧力調整弁73のバルブ
13は、弁ハウジング10の幅方向に変位するように配
されている。そして、この弁ハウジング10は、幅方向
より高さ方向が短いので、第1実施例のものより膨張弁
55の作動棒39を短縮することができ、コンパクトに
なる。
【0032】〔第3実施例〕図8は本発明の第3実施例
を示したもので、冷凍サイクルの制御弁を示した図であ
る。この実施例の弁ハウジング10は、2分割されてお
り、感温筒内蔵式の膨張弁55の弁ハウジング74と、
蒸発圧力調整弁73の弁ハウジング75とから構成され
ている。そして、弁ハウジング74には、感温筒42を
内蔵する第2冷媒通路15の1次側通路76、およびダ
イヤフラム45の下側の圧力室51に連通する均圧通路
77が形成されている。また、弁ハウジング75には、
1次側通路76とバルブ13の摺動部65内の冷媒通路
68とを連通する鉤状の1次側通路78、および均圧通
路77と第2冷媒通路15の2次側通路23を連通する
均圧通路79が形成されている。そして、弁ハウジング
74、75間には、第2冷媒通路15の1次側通路7
6、78からの冷媒の漏洩を防止するOリング80、お
よび均圧通路77、79からの冷媒の漏洩を防止するO
リング81が装着されている。この実施例の制御弁5は
弁ハウジング74、75をボルト等の締結具(図示せ
ず)により締結して一体部品とした後に冷凍サイクル1
の冷媒配管7に組み付けられる。
【0033】〔変形例〕本実施例では、シール部材とし
てOリング53を設けたが、第2冷媒通路15の1次側
通路22と均圧通路26および圧力室51との間を密封
できるものであればパッキン等のその他のシール部材を
設けても良い。本実施例では、感温筒42内に冷媒ガス
を吸着させるために吸着材48を封入しているが、感温
筒42内に冷媒ガスのみ封入しても良い。作動棒が冷媒
通路内に有り、感温エレメントが弁ハウジングの外に配
設されていても良い。
【0034】
【発明の効果】本発明は、弁ハウジング内に第1冷媒通
路、第2冷媒通路および均圧通路を形成すると共に、感
温エレメント、第1弁体、第2弁体およびシール部材を
内蔵することによって、部品点数を減少することができ
るので、取付スペースを減少することができ、且つ冷凍
サイクルへの組付性を向上することができる。また、第
2冷媒通路の1次側通路とダイヤフラムの第1冷媒通路
側とを互いに独立した空間とすることにより、ダイヤフ
ラムの第1冷媒通路側に第2冷媒通路の2次側通路内の
冷媒圧力を与えることができる。このため、冷凍サイク
ルをウェットサイクルにすることができるので、第2弁
体の第2絞り部の閉弁時でも冷媒圧縮機へオイルを戻す
ことができる。これにより、冷媒圧縮機の潤滑性能の低
下を防止できるので、冷媒圧縮機の耐久性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる冷凍サイクルを示
した構成図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかる冷凍サイクルの制
御弁を示した断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図2の制御弁の弁ハウジングを示した斜視図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例にかかる冷凍サイクルの制
御弁を示した断面図である。
【図7】図6の制御弁の弁ハウジングを示した斜視図で
ある。
【図8】本発明の第3実施例にかかる冷凍サイクルの制
御弁を示した断面図である。
【図9】従来のウェットサイクル方式の冷凍サイクルを
示した構成図である。
【図10】従来のドライサイクル方式の冷凍サイクルを
示した構成図である。
【符号の説明】
1 冷凍サイクル 2 冷媒圧縮機 5 制御弁(冷凍サイクルの制御弁) 6 冷媒蒸発器 10 弁ハウジング 11 ボール弁(第1弁体) 12 感温エレメント 13 バルブ(第2弁体) 14 第1冷媒通路 15 第2冷媒通路 16 絞り孔(第1絞り部) 17 高圧側通路 18 低圧側通路 21 絞り孔(第2絞り部) 22 1次側通路 23 2次側通路 26 均圧通路 42 感温筒 45 ダイヤフラム 51 圧力室 53 Oリング(シール部材) 55 感温筒内蔵式の膨張弁 73 蒸発圧力調整弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)上流側が冷媒凝縮器の出口に接続
    する高圧側通路、下流側が冷媒蒸発器の入口に接続する
    低圧側通路、および前記高圧側通路の下流側と前記低圧
    側通路の上流側との間の通路断面を絞る第1絞り部を有
    する第1冷媒通路と、 (b)この第1冷媒通路に並列して設けられ、上流側が
    前記冷媒蒸発器の出口に接続する1次側通路、下流側が
    冷媒圧縮機の吸入口に接続する2次側通路、および前記
    1次側通路の下流側と前記2次側通路の上流側との間の
    通路断面を絞る第2絞り部を有する第2冷媒通路と、 (c)この第2冷媒通路の1次側通路内に配され、その
    1次側通路内を流れる冷媒の温度変化を圧力変化に変換
    する媒体が封入された感温筒、およびこの感温筒の前記
    第1冷媒通路側に設けられ、前記感温筒内の媒体の圧力
    変化に応じて変位するダイヤフラムを有する感温エレメ
    ントと、 (d)前記ダイヤフラムの変位量に応じて前記第1絞り
    部の開度を変化させる第1弁体と、 (e)前記第2冷媒通路の1次側通路内の冷媒圧力に応
    じて前記第2絞り部の開度を変化させる第2弁体と、 (f)前記ダイヤフラムの前記第1冷媒通路側に前記第
    2冷媒通路の2次側通路内の冷媒圧力を与える均圧通路
    と、 (g)前記第2冷媒通路の1次側通路と前記均圧通路と
    の間を密封するシール部材と、 (h)前記第1冷媒通路、前記第2冷媒通路および前記
    均圧通路を内部形成すると共に、前記感温エレメント、
    前記第1弁体、前記第2弁体および前記シール部材を内
    蔵する弁ハウジングとを備えた冷凍サイクルの制御弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007225209A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Pacific Ind Co Ltd 双方向定圧膨張弁
JP2009008282A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Daikin Ind Ltd 熱交換システム

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