JPH081421Y2 - 膨張弁 - Google Patents
膨張弁Info
- Publication number
- JPH081421Y2 JPH081421Y2 JP14931289U JP14931289U JPH081421Y2 JP H081421 Y2 JPH081421 Y2 JP H081421Y2 JP 14931289 U JP14931289 U JP 14931289U JP 14931289 U JP14931289 U JP 14931289U JP H081421 Y2 JPH081421 Y2 JP H081421Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- low
- pressure refrigerant
- passage
- expansion valve
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空調装置において冷媒流の制御に用いら
れ、特にカークーラーに適した温度式膨張弁に関するも
のである。
れ、特にカークーラーに適した温度式膨張弁に関するも
のである。
第3図はカークーラーを示し、膨張弁の本体aには、
凝縮器に対する接続口a1、蒸発器入口に対する接続口
a2、蒸発器出口に対する接続口a3及び圧縮機の吸入側に
対する接続口a4が設けられ、接続口a1,a2間の隔壁に弁
シートbが形成されていてコイルバネCに設けられた受
座dにより支持されるボール弁fが該弁シートbに対向
する。
凝縮器に対する接続口a1、蒸発器入口に対する接続口
a2、蒸発器出口に対する接続口a3及び圧縮機の吸入側に
対する接続口a4が設けられ、接続口a1,a2間の隔壁に弁
シートbが形成されていてコイルバネCに設けられた受
座dにより支持されるボール弁fが該弁シートbに対向
する。
本体aの上部には上蓋gと下蓋hにより周縁を支持さ
れてダイヤフラムiが設けられ、上蓋g内に冷媒が封入
された感温室jを構成する。ダイヤフラムiの他側には
当金kが当接し、当金kから前記ボール弁fに対して連
動杆lが設けられていて、感温室jの圧力変動に伴うダ
イヤフラムiの変位に応じてボール弁fが弁シートbに
接離する。
れてダイヤフラムiが設けられ、上蓋g内に冷媒が封入
された感温室jを構成する。ダイヤフラムiの他側には
当金kが当接し、当金kから前記ボール弁fに対して連
動杆lが設けられていて、感温室jの圧力変動に伴うダ
イヤフラムiの変位に応じてボール弁fが弁シートbに
接離する。
蒸発器の出口に対する接続口a3と圧縮機の吸入側に対
する接続口a4との間の低圧冷媒通路mには前記連動杆l
における感温棒部分l1が位置しており、該感温棒部分l1
で蒸発器の出口側冷媒温度を感熱してそれをダイヤフラ
ムiに伝熱させる構成となっている。
する接続口a4との間の低圧冷媒通路mには前記連動杆l
における感温棒部分l1が位置しており、該感温棒部分l1
で蒸発器の出口側冷媒温度を感熱してそれをダイヤフラ
ムiに伝熱させる構成となっている。
上記従来技術にあっては、低圧冷媒通路内に位置する
感温棒部分の伝熱抵抗が大きいので冷媒温度の伝達が正
確でなく、よって正確な過熱度制御が困難であった。
感温棒部分の伝熱抵抗が大きいので冷媒温度の伝達が正
確でなく、よって正確な過熱度制御が困難であった。
本考案は上記した点に着目し、膨張弁本体内の冷媒流
を直接ダイヤフラムに接触させることにより感温室に対
して蒸発器出口側の温度が正確に伝わる様にし、もって
正確な過熱度制御を達成するようにしたものである。
を直接ダイヤフラムに接触させることにより感温室に対
して蒸発器出口側の温度が正確に伝わる様にし、もって
正確な過熱度制御を達成するようにしたものである。
上記の目的を達成するため、本考案においては、膨張
弁本体に、中間に開閉弁を有する高、低圧冷媒通路を設
けると共に隔壁を介して低圧冷媒通路を設け、感温室を
構成するダイヤフラムを該低圧冷媒通路に対して露出さ
せ、該ダイヤフラムの動作に基づいて該開閉弁を動作さ
せ、該低圧冷媒通路において冷媒の流路を変更して冷媒
流を該ダイヤフラムに衝合させる構成を採用した。
弁本体に、中間に開閉弁を有する高、低圧冷媒通路を設
けると共に隔壁を介して低圧冷媒通路を設け、感温室を
構成するダイヤフラムを該低圧冷媒通路に対して露出さ
せ、該ダイヤフラムの動作に基づいて該開閉弁を動作さ
せ、該低圧冷媒通路において冷媒の流路を変更して冷媒
流を該ダイヤフラムに衝合させる構成を採用した。
第1図はカークーラー用温度式膨張弁を示し、膨張弁
本体Aの下部には凝縮器に対する接続口1、蒸発器の入
口側に対する接続口2、蒸発器の出口側に対する接続口
3及び圧縮機の吸入側に対する接続口4が形成されてい
る。
本体Aの下部には凝縮器に対する接続口1、蒸発器の入
口側に対する接続口2、蒸発器の出口側に対する接続口
3及び圧縮機の吸入側に対する接続口4が形成されてい
る。
接続口1,2間の隔壁5に形成された通孔に弁シート6
が形成され、該弁シート6に受座7により支持されるボ
ール弁8が対向している。受座7はコイルバネ9の一側
に設けられ、該コイルバネ9の他側は弁本体Aに螺着さ
れた調整ビス10に当接している。
が形成され、該弁シート6に受座7により支持されるボ
ール弁8が対向している。受座7はコイルバネ9の一側
に設けられ、該コイルバネ9の他側は弁本体Aに螺着さ
れた調整ビス10に当接している。
接続口1,2間の高、低圧冷媒通路P,P′と接続口3,4間
の低圧通路Q間には隔壁11が介在している。
の低圧通路Q間には隔壁11が介在している。
弁本体Aの上部には、上蓋12と下蓋13によりダイヤフ
ラム14が周縁部を支持して設けられ、上蓋12内に冷媒が
封入された感温室Rを構成する。ダイヤフラム14の他側
には、ダイヤフラム14を低圧冷媒通路Qに対して大きく
露出させるように比較的小さな当金15が当接し、該当金
15からボール弁体8にわたって連動杆16が隔壁11の摺動
孔17を貫通して設けられている。従って、蒸発器出口側
の温度に相当する低圧冷媒通路における冷媒温度に応じ
て感温室Rの圧力が変化し、該圧力変化に応じて連動杆
16によりボール弁8が弁シート6に接離して冷凍サイク
ルにおける冷媒流量を制御する。
ラム14が周縁部を支持して設けられ、上蓋12内に冷媒が
封入された感温室Rを構成する。ダイヤフラム14の他側
には、ダイヤフラム14を低圧冷媒通路Qに対して大きく
露出させるように比較的小さな当金15が当接し、該当金
15からボール弁体8にわたって連動杆16が隔壁11の摺動
孔17を貫通して設けられている。従って、蒸発器出口側
の温度に相当する低圧冷媒通路における冷媒温度に応じ
て感温室Rの圧力が変化し、該圧力変化に応じて連動杆
16によりボール弁8が弁シート6に接離して冷凍サイク
ルにおける冷媒流量を制御する。
低圧冷媒通路Qの中間部において、隔壁11の上部には
ダイヤフラム14方向に向けたテーパー状の流路変更部18
が形成され、該流路変更部18の上部において流路変更用
堰板19が設けられている。流路変更用堰板19は、中心の
管状部19aをテーパー状の流路変更部18の頂部に立設し
た棒状支持部18aに嵌合すると共に当金15との間に設け
たコイルバネ20により所定位置に設置される。
ダイヤフラム14方向に向けたテーパー状の流路変更部18
が形成され、該流路変更部18の上部において流路変更用
堰板19が設けられている。流路変更用堰板19は、中心の
管状部19aをテーパー状の流路変更部18の頂部に立設し
た棒状支持部18aに嵌合すると共に当金15との間に設け
たコイルバネ20により所定位置に設置される。
上記構成において、蒸発器から圧縮機の吸入側に向け
て膨張弁本体Aの低圧冷媒通路Qを流れる冷媒は、テー
パー状の流路変更部18、流路変更用堰板19等の流路変更
構造によりダイヤフラム14方向に強制的に送られ、大き
く露出しているダイヤフラム14に衝合して感温室Rに対
して迅速且つ正確にその温度を伝達する。
て膨張弁本体Aの低圧冷媒通路Qを流れる冷媒は、テー
パー状の流路変更部18、流路変更用堰板19等の流路変更
構造によりダイヤフラム14方向に強制的に送られ、大き
く露出しているダイヤフラム14に衝合して感温室Rに対
して迅速且つ正確にその温度を伝達する。
本考案は上記した如くに、膨張弁本体に、中間に開閉
弁を有する高、低圧冷媒通路を設けると共に隔壁を介し
て低圧冷媒通路を設け、感温室を構成するダイヤフラム
を該低圧冷媒通路に対して露出させ、該ダイヤフラムの
動作に基づいて該開閉弁を動作させ、該低圧冷媒通路に
おいて冷媒の流路を変更して冷媒流を該ダイヤフラムに
衝合させるものであるから、膨張弁本体内を流れる低圧
冷媒の温度を感温室に対して迅速且つ正確に伝達するこ
とが出来、過熱度に基づいた冷媒流量の制御を向上させ
ることができる。
弁を有する高、低圧冷媒通路を設けると共に隔壁を介し
て低圧冷媒通路を設け、感温室を構成するダイヤフラム
を該低圧冷媒通路に対して露出させ、該ダイヤフラムの
動作に基づいて該開閉弁を動作させ、該低圧冷媒通路に
おいて冷媒の流路を変更して冷媒流を該ダイヤフラムに
衝合させるものであるから、膨張弁本体内を流れる低圧
冷媒の温度を感温室に対して迅速且つ正確に伝達するこ
とが出来、過熱度に基づいた冷媒流量の制御を向上させ
ることができる。
第1図は本考案の一実施例について縦断面図、 第2図は同上のII−II線断面図、 第3図は従来例の断面図である。 A…膨張弁本体、Q…低圧冷媒通路、14…ダイヤフラ
ム、18,19…流路変更部。
ム、18,19…流路変更部。
Claims (1)
- 【請求項1】膨張弁本体に、中間に開閉弁を有する高、
低圧冷媒通路を設けると共に隔壁を介して低圧冷媒通路
を設け、感温室を構成するダイヤフラムを該低圧冷媒通
路に対して露出させ、該ダイヤフラムの動作に基づいて
該開閉弁を動作させ、該低圧冷媒通路において流路変更
部により冷媒の流路を変更して冷媒流を該ダイヤフラム
に衝合させることを特徴とする膨張弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14931289U JPH081421Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 膨張弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14931289U JPH081421Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 膨張弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0389360U JPH0389360U (ja) | 1991-09-11 |
JPH081421Y2 true JPH081421Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=31695718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14931289U Expired - Fee Related JPH081421Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 膨張弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081421Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4013455B2 (ja) * | 2000-06-28 | 2007-11-28 | 株式会社デンソー | 温度式膨張弁 |
JP5369259B2 (ja) * | 2008-08-25 | 2013-12-18 | 株式会社テージーケー | 膨張弁 |
JP5250446B2 (ja) * | 2009-02-16 | 2013-07-31 | 株式会社不二工機 | 温度膨張弁 |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP14931289U patent/JPH081421Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0389360U (ja) | 1991-09-11 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |