JPH0694335A - 可逆型膨張弁 - Google Patents

可逆型膨張弁

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JPH0694335A
JPH0694335A JP3115725A JP11572591A JPH0694335A JP H0694335 A JPH0694335 A JP H0694335A JP 3115725 A JP3115725 A JP 3115725A JP 11572591 A JP11572591 A JP 11572591A JP H0694335 A JPH0694335 A JP H0694335A
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JP
Japan
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valve
opening
check valve
seat
expansion valve
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JP3115725A
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Inventor
Tomoo Okada
伴雄 岡田
Kiyoshi Kumagai
潔 熊谷
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Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 膨張弁と逆止弁を一体化して、配管が複雑に
なることを防止し、弁体内に一本の連通路を設けるのみ
で膨張弁と逆止弁を配置する。 【構成】 弁本体1の第1室4と第2室5間の連通路に
中心開口7とその周囲に設けた周辺開口7’とを備えた
シート6を固定し、圧力応動のダイヤフラム33で作動
し、前記シート6の中心開口7を開閉して流量を制御す
る主弁21と、前記周辺開口7’を開閉する逆止弁20
とを備えたもの及びシートの中央に突出部を設け、該突
出部に係止する中央孔を備えたホルダーを設け、ホルダ
ーの脚を弁本体1の受部に当接させ、逆止弁20にはシ
ートの中央突出部に嵌合し摺動する孔を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷暖房兼用の空気調和機
の冷媒制御に用いる可逆型膨張弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷暖房兼用の空気調和機の配管等
に用いる膨張弁においては、冷房時と暖房時とで動作流
体の流れ方向が異なるようにし、可逆的に構成してあ
る。
【0003】そのため従来のヒートポンプ回路等におい
ては、例えば第8図に示すように、空気調和機のヒート
ポンプ回路は、圧縮機61、四方弁62、室外側熱交換
器63、暖房用膨張弁64と逆止弁65との並列回路、
冷房用膨張弁66と逆止弁67との並列回路、室内側熱
交換器68とが順次接続され、暖房用膨張弁64には室
外側熱交換器63と四方弁62との間に感温筒69、冷
房用膨張弁66には室内側熱交換器68と四方弁62と
の間に感温筒70を設け、それぞれの膨張弁64,66
のダイヤフラムの上側にかかる下向きの力を加える。
【0004】また、暖房用膨張弁64には室外側熱交換
器63と四方弁62との間から均圧管71を分岐させ、
冷房用膨張弁66には室内側熱交換器68と四方弁62
との間から均圧管72を分岐させてそれぞれの膨張弁6
4,66のダイヤフラムの下側に上向きの力を与える。
【0005】このようなヒートポンプ回路において、冷
房時には、第8図実線矢印で示すように、圧縮機61か
ら吐出された冷媒は、四方弁62より室外側熱交換器6
3に流入して凝縮される。凝縮された液冷媒は、逆止弁
65、冷房用膨張弁66を通って室内側熱交換器68に
流入して蒸発し、蒸発したガス冷媒は、四方弁62より
圧縮機61に吸い込まれる。
【0006】一方、暖房運転時には、四方弁62が反転
され、冷媒は、破線の矢印で示すように、圧縮機61、
四方弁62、室内側熱交換器68、逆止弁67、暖房用
膨張弁64、室外側熱交換器63、四方弁62、圧縮機
61の順で流れる。
【0007】そして、冷房運転時は、図中実線の矢印の
方向に冷媒を流すことにより冷房用膨張弁66で冷媒を
制御量だけ膨脹させるのに対し、暖房運転時は図中点線
矢印で示すように、冷房用膨張弁66を通さないでバイ
パス管73を通している。したがって冷房時に冷媒がこ
のバイパス管73を流れないようにするため逆止弁67
を設け、膨張弁66と逆止弁67の並列回路を用いる。
【0008】同様に暖房運転時は、図中破線の矢印の方
向に冷媒を流すことにより暖房用膨張弁64で冷媒を制
御量だけ膨脹させるのに対し、冷房運転時は図中実線矢
印で示すように、暖房用膨張弁64を通さないでバイパ
ス管74を通している。したがって暖房時に冷媒がこの
バイパス管74を流れないようにするため逆止弁65を
設け、膨張弁64と逆止弁65の並列回路を用いる。
【0009】この並列回路を構成するに際し、全く別個
の配管を用いる場合と、1個の弁体内に両者を組み込む
場合とがある。1個の弁体内に両者を組み込む場合に
は、例えば実開昭50−15647号公報に示されるよ
うに、制御流体圧で作動するダイアフラムによって膨張
弁を開閉し、膨張弁で開閉される入口室と出口室間に膨
張弁のバイパス通路を弁体内に形成し、この通路に逆止
弁を組み込むことが行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
ては、膨張弁と別体に形成した管路に逆止弁を設けたも
のは、配管が複雑となり設備費が嵩むうえ、取付け空間
も大きくなる欠点を有する。また、1個の弁体内に膨張
弁とその弁をバイパスする弁体内通路に逆止弁を設けた
ものにおいては、膨張弁で開閉する通路のほかに逆止弁
で開閉される通路を作らなければならず、加工が複雑と
なり、また逆止弁開放時の状態で膨張弁を開くと、流れ
が乱れて異常音を発生する等の問題を生じていた。
【0011】また、従来から用いられている膨張弁を使
用した冷房専用装置を冷暖房兼用装置として用いる際に
は、この膨張弁に替えて上記逆止弁付膨張弁を用いる
時、逆止弁付膨張弁は通常の膨張弁より大型化するた
め、装置内に組付けスペースがなくなり、装置内の種々
の部品替えを行なう必要を生ずる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来のもの
の欠点を解消するため、弁体の第1室と第2室間の連通
路に、中心開口とその周囲に設けた周辺開口とを備えた
シートを固定し、圧力応動のダイヤフラムで作動し中心
開口を開閉して流量を制御する主弁と、周辺開口を開閉
する逆止弁を備えた可逆型膨張弁及びシートの中央に突
出段部を設け、該突出段部に係止する中央孔を備えたホ
ルダーを設け、該ホルダーの脚を弁本体の受部に当接さ
せ、逆止弁にはシートの中央突出部に嵌合し摺動する孔
を設けたものであり、それにより簡単な構造で弁体内に
逆止弁と膨張弁を備えるようにしたものである。
【0013】
【作 用】本発明は上記のように構成したので、膨張
弁として作動する時には、ダイヤフラムに作用する圧力
でシートの中央開口に対する主弁の開閉量を制御し、こ
の時、逆止弁は冷媒の差圧でシートの周縁開口を閉じ
る。一方、冷媒を逆方向に流す時には膨張弁は主弁の開
閉量を制御しながら冷媒の差圧で逆止弁は開き、冷媒を
自由に流通させる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図面に沿って説明する。
【0015】第1図に示すように、弁本体1には第1開
口2と第2開口3を設け、第1開口2に連通する第1室
4と第2開口3に連通する第2室5間の連通路にはシー
ト6を設ける。第3図に示すように、シート6は第1室
4と第2室5間を連通する中心開口7と、この周囲を囲
むように多数配置した周辺開口7’とを備える。
【0016】中心開口7の下端周縁には第1シート部8
を、その上端周縁には第2シート部9を、また周辺開口
7’の列の外周縁には第3シート部10を各々設ける。
シート6の上面11には環状溝12を設け、この環状溝
12には第3図に示すようなホルダー13の脚14を嵌
合する。ホルダー13の上面15の中央には中央開口1
6を設けるとともに、上面の周縁切欠き部17から下方
に延びるストッパー18を設ける。
【0017】このようにしてなるホルダー13の脚14
が、シート6上面11の溝12に嵌合する時、脚14内
でシート6の上面11に位置する部分に、中心孔19を
備えた薄い円板からなる逆止弁20を配置する。この逆
止弁20は、ホルダ13の脚14にガイドされて上下動
し、その下面周縁部はシート6の第3シート部10に、
また下面の中心孔19周縁部は第2シート部9に対して
各々均一に密着し、逆止弁20の上面は逆止弁20が開
放する時ホルダー13のストッパ18の下端に当接す
る。
【0018】第2シート部9と第3シート部10は同軸
上に形成されており、また逆止弁20は0.5mm程度
の薄い円板からなっている。逆止弁20の閉止の必要時
は、第2室5より第1室4の圧力が高いため、この圧力
により逆止弁20は第2シート9部と第3シート部10
により密着し閉止が確実に行なわれる。
【0019】上記シート6の中心開口7,逆止弁20の
中央開口19及びホルダー13の中心孔16を各々貫通
する連結棒29の下端には主弁21を固定し、上端は当
金22に当接する。主弁21にはバネ受23が固定さ
れ、本体1の下部に設けたボトムキャップ24の中心孔
を貫通する調整スピンドル25に固定した下ばね受け2
6との間に調整バネ27を圧縮状態で介在させる。
【0020】調整スピンドル25の外周に位置するボト
ムキャップ24の中心孔間には、ガスのシールのためV
型下座金28,V型パッキン30,V型上座金31を設
ける。ボトムキャップ24の下端には調整スピンドル2
5の下端部を覆うようにシールキャップ32を設ける。
当金22はダイヤフラム33の下端面に当接し、ダイヤ
フラム33は本体1の上部に固定した下蓋34とキャピ
ラリチューブ35を連結固定した上蓋36の周縁当接部
に挾持されて保持される。
【0021】連結棒29とこの連結捧が貫通する本体1
との間にはシールバネ37を圧縮状態で介在させ、その
圧縮力によってホルダ13を下方に押圧してホルダ13
の脚14がシート6の溝12内に嵌合して動かないよう
にすると共に、シールパッキン38を押圧してシール効
果を高める。
【0022】ダイヤフラム33の上面の作動室39と感
温筒40とはキャピラリチューブ35によって連通さ
れ、感温筒40内の作動ガス圧力をキャピラリーチュー
ブ35を介して作動室39に伝え、ダイヤフラム33を
駆動する。一方、ダイヤフラム33の下面は蒸発器に連
通する均圧管41に接続する。これによりダイヤフラム
33の上面にかかる感温筒40内の圧力である下向きの
力とダイヤフラム33の下面にかかる調節バネ27の力
と均圧管41からの蒸発器内の圧力との和である上向き
の力によってダイヤフラム33が上下動して連結棒29
に連動され、主弁21が開閉する過熱度制御をしてい
る。
【0023】そして、逆止弁20は、通常時はその重力
によってシート6の第2シート部9と第3シート部10
と当接して周縁開口7’を密封し、逆止弁20の中心孔
19はシート6の中心開口7と連通する。また、主弁2
1は、通常時は調整バネ27によりシート6の第1シー
ト部8と当接してシート6の中心開口7を密閉し、ダイ
ヤフラム33の作動室39の圧力が感温筒40内の作動
ガス圧力の上昇に応じて上昇した時、蒸発器圧力である
均圧管41の圧力と調整バネ27の力とに抗してダイヤ
フラム33,当金22,連結棒29を介して主弁21を
押し下げて開放する。
【0024】上記逆止弁付膨張弁を備えたものにおい
て、第4図に示すように、空気調和機のヒートポンプ回
路は、圧縮機42、四方弁43、室外側熱交換器44、
暖房用膨張弁45、冷房用膨張弁46、室内側熱交換器
47とが順次接続され、暖房用膨張弁45には室外側熱
交換器44と四方弁43との間に感温筒48、冷房用膨
張弁46には室内側熱交換器47と四方弁43との間に
感温筒40を設け、それぞれの膨張弁45,46のダイ
ヤフラム33の上側にかかる下向きの力を加える。
【0025】また、暖房用膨張弁45には室外側熱交換
器44と四方弁43との間から均圧管49を分岐させ、
冷房用膨張弁46には室内側熱交換器47と四方弁43
との間から均圧管41を分岐させてそれぞれの膨張弁4
5,46のダイヤフラム33の下側に上向きの力を与え
る。
【0026】このようなヒートポンプ回路において、冷
房運転時には、実線の矢印で示すように、圧縮機42か
ら吐出された冷媒は、四方弁43より室外側熱交換器4
4に流入して凝縮される。凝縮された液冷媒は、第2図
に示すように暖房用流量制御弁45における第2開口3
からの冷媒流体は、第1室4と第2室5との冷媒の差圧
によって第2室5からシート6の周縁開口7’から逆止
弁20をストッパ18に当接するまで押し上げ、ホルダ
13の脚部14間の間隙及び各所の間隙を通って第1室
4に入り、第1開口2から流出する。このようにして第
2開口3から第1開口2に冷媒流体が流れる時には、逆
止弁20は主弁21と別個に作動し、逆止弁20を開い
て自由に冷媒流体は流出する。
【0027】次いで冷房用膨張弁46において第1図に
示すように、逆止弁20はその重力及び冷媒の流動圧力
によって押し下げられ、シート6の第2シート部9及び
第3シート部10と密着し、周辺開口7’を閉じる。こ
の状態で感温筒40の温度が上昇すると、筒内圧力が上
昇し、キャピラリチューブ35を介してダイヤフラム3
3上面の作動室39に作用し、この圧力が蒸発器圧力で
ある均圧管41の圧力と調整バネ27の力とに抗して主
弁21を押し下げると、第1開口2から第1室4に入っ
た冷媒は、ホルダー13の脚14間隙及びその上面の各
所の間隙から逆止弁20の中心孔19を通り、シート6
の中心開口7を介して主弁21とシート6の第1シート
部8との開口面積に応じた量だけ規制されて流れ、第2
室5から第2開口3へ流れる。そして室内側熱交換器4
7に流入して蒸発し、蒸発したガス冷媒は、四方弁43
より圧縮機42に吸い込まれる。
【0028】一方、暖房運転時には、第4図に示す四方
弁43が反転され、冷媒は、破線の矢印で示すように、
圧縮機42、四方弁43、室内側熱交換器47、冷房用
膨張弁46の逆止弁20、暖房用膨張弁45、室外側熱
交換器44、四方弁43、圧縮機42の順で流れる。そ
して冷媒が膨張弁46を通るときは、前述のように凝縮
された液冷媒は、第2図に示すように、第2開口3から
の冷媒は第1室4と第2室5との冷媒の差圧によって第
2室5からシート6の周縁開口7’から逆止弁20をス
トッパ18に当接するまで押し上げ、ホルダ13の脚部
14間の間隙及び各所の間隙を通って第1室4に入り、
第1開口2から流出する。
【0029】このようにして第2開口3から第1開口2
に流体が流れる時には、主弁21と別個に逆止弁20を
開いて自由に冷媒は流出する。次いで暖房用流量制御弁
45において第1図に示すように、逆止弁20はその重
力及び冷媒の流動圧力によって押し下げられ、シート6
の第2シート部9及び第3シート部10と密着し、周辺
開口7’を閉じる。この状態で感温筒48の温度が上昇
すると、筒内圧力が上昇し、キャピラリチューブ35を
介してダイヤフラム33上面の作動室39に作用し、こ
の圧力が、蒸発器圧力である均圧管49の圧力と調整バ
ネ27の力とに抗して主弁21を押し下げると、第1開
口2から第1室4に入った冷媒は、ホルダー13の脚1
4間隙及びその上面の各所の間隙から逆止弁20の中心
孔19を通り、シート6の中心開口7を介して主弁21
とシート6の第1シート部8との開口面積に応じた量だ
け規制されて流れ、第2室5から第2開口3へ流れる。
そして室外側熱交換器44に流入して蒸発し、蒸発した
ガス冷媒は、四方弁43より圧縮機42に吸い込まれ
る。
【0030】なお、主弁21の開放特性は調整スピンド
ル25を回動し、ねじの螺合によって上下動させ、下バ
ネ受け26を上下動させることによって調整バネ27の
バネ力を調整することによって行う。
【0031】このように本発明の可逆型膨張弁をヒート
ポンプ回路に設ける際には、第4図に示すように、逆止
弁付き膨張弁を2個設け、均圧管及び感熱筒をそれぞれ
流路に接続するだけで従来の第8図に示すような冷房用
膨張弁と逆止弁の並列回路と暖房用膨張弁と逆止弁の並
列回路とを設ける回路に比べて構造が簡単になり、保守
も容易になる。
【0032】また本発明の可逆型膨張弁を第5図に示す
マルチヒートポンプの回路に用いれば上記回路を更に簡
単にすることができる。
【0033】冷房専用装置における回路に可逆型膨張弁
を設ける際には、上記膨張弁におけるシートの周辺開口
が設けられていないシートを用い、逆止弁、ホルダーを
取り外すことにより通常の膨張弁として用いることがで
き、弁体の外形に変化を生じない。
【0034】更に、本発明の他の実施例を第6図及び第
7図に基づいて説明する。
【0035】この実施例においては、前記実施例と比較
すると、逆止弁20のホルダー51の中心孔にシート5
2の中央上部に設けた突出部53を係止し、脚54を上
方に向けて折曲し、弁本体1の受部55に当接させた点
で相違している。なお、図示実施例においては、主弁5
6を球状弁とした例を示している。
【0036】上記実施例において、膨張弁として主弁5
6が開き、逆止弁20が閉じる状態では、第6図に示す
ように、先の実施例の第1図の状態と同様に、ダイヤフ
ラムによって連結捧29がスプリング27に抗して下方
に押し下げられ、球状の主弁56が中心開口7を開き、
冷媒の第1室4と第2室5との圧力差によって逆止弁2
0は周辺開口7’を閉じる。一方、主弁21は逆止弁2
0と別個に過熱度制御を行なう。
【0037】また、四方切換弁52が切り換えられ、逆
止弁20が開いている状態を第7図に示す。これは先の
実施例の第2図に示す状態と同様に、冷媒の圧力差によ
って逆止弁20は周辺開口7’を開放する。一方、主弁
21は逆止弁20と別個に蒸発器の過熱度に応じて制御
される。
【0038】なお、本実施例においてはこのように構成
することにより、ホルダー51は中央孔の加工精度を要
求されるのみであり、シート上面にホルダーの脚嵌合用
の溝も必要でなくなるため、製作、加工が容易となる。
したがって、特にエアコン等小型の機器に用いるのに適
した構造となる。
【0039】
【発明の効果】本発明は上記のように構成し作用するの
で、膨張弁機能と逆止弁機能とを併有し、逆止弁は、圧
縮機の吸込み吐出による圧力差により膨張弁の作動と別
個に作動する。このように、膨張弁と逆止弁を一体化で
き、配管が複雑になることを防止できるとともに、弁体
内に一本の連通路を設けるのみで膨張弁と逆止弁を配置
することができ、弁体の製作時の加工が容易となる。ま
た、逆止弁を備えない弁体と備えた弁体とでその外形が
変化せず、通常の膨張弁と同等の形状をなすので、逆止
弁を用いる用途及び用いない用途とでその交換を容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の逆止弁作動時の状態を示す断
面図である。である。
【図2】本発明の実施例の逆止弁不作動時の状態を示す
要部断面図である。
【図3】本発明の実施例のシート、逆止弁、ホルダーの
分解状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の膨張弁を使用したヒートポンプ回路図
である。
【図5】本発明の膨張弁を使用した他の実施例を示すマ
ルチヒートポンプ回路図である。
【図6】本発明の他の実施例の逆止弁作動時の状態を示
す断面図である。
【図7】本発明の他の実施例の逆止弁不作動時の状態を
示す要部断面図である。
【図8】従来の膨張弁を使用したヒートポンプ回路図で
ある。
【符号の説明】
1 弁本体 4 第1室 5 第2室 6 シート 7 中心開口 7’ 周辺開口 12 環状溝 13 ホルダー 14 脚 16 中央開口 18 ストッパ 19 中心孔 20 逆止弁 21 主弁 25 調整スピンドル 27 調整バネ 29 連結棒 33 ダイヤフラム 35 キャピラリチューブ 37 シールバネ 39 作動室 49 均圧管 51 ホルダー 52 シート 53 突出部 54 脚部 55 受部 56 主弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体の第1室と第2室間の連通路に中
    心開口とその周囲に設けた周辺開口とを備えたシートを
    固定し、圧力応動のダイヤフラムで作動し前記シートの
    中心開口を開閉して流量を制御する主弁と、前記周辺開
    口を開閉する逆止弁とを備えたことを特徴とする可逆型
    膨張弁。
  2. 【請求項2】 シートの中央に突出部を設け、該突出部
    に係止する中央孔を備えたホルダーを設け、該ホルダー
    の脚を弁本体の受部に当接させ、逆止弁にはシートの突
    出部に嵌合し摺動する孔を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の可逆型膨張弁。
JP3115725A 1990-11-20 1991-02-27 可逆型膨張弁 Withdrawn JPH0694335A (ja)

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