JP2012229885A - 温度膨張弁 - Google Patents

温度膨張弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2012229885A
JP2012229885A JP2011099335A JP2011099335A JP2012229885A JP 2012229885 A JP2012229885 A JP 2012229885A JP 2011099335 A JP2011099335 A JP 2011099335A JP 2011099335 A JP2011099335 A JP 2011099335A JP 2012229885 A JP2012229885 A JP 2012229885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing member
expansion valve
temperature expansion
lid
mounting hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011099335A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Takada
裕正 高田
Tadaaki Ikeda
忠顕 池田
Naoto Bessho
直登 別所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saginomiya Seisakusho Inc filed Critical Saginomiya Seisakusho Inc
Priority to JP2011099335A priority Critical patent/JP2012229885A/ja
Priority to CN201210122997.9A priority patent/CN102759235B/zh
Publication of JP2012229885A publication Critical patent/JP2012229885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】弁ハウジングの取付け孔内に過熱度設定部を備えた温度膨張弁において、取付け孔の蓋部材を取り外した時に封止部材が落下するのを防止する。
【解決手段】取付け孔16の下端部の開口周辺にリング状の凹状段部161を形成する。凹状段部161内に示すポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製のリング状の封止部材4を配設する。蓋部材5の雄ねじ部51aを取付け孔16の雌ねじ部16bに螺合し、取付け孔16の下端部に取り付ける。凹状段部161の内周面161aを傾斜面とし、内周面161aと底面161bのなす角度を鋭角とする。蓋部材5を取付け孔16内に螺合していくとき封止部材4を塑性変形させ、封止部材4の一部を角部S内に充填されるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍サイクルにおいて蒸発器の出口側温度に感応して弁開度を自動調整して、冷凍サイクルの過熱度を制御するために用いる温度膨張弁に関し、詳細には過熱度設定部を備えた温度膨張弁に関する。
従来、過熱度設定部を備えた温度膨張弁として、例えば特開平10−184982号公報(特許文献1)及び特開2003−343946号公報(特許文献2)に開示されたものがある。
特許文献1の温度膨張弁は、感温筒とダイヤフラム装置を用いた温度膨張弁であり、蒸発器の出口側配管温度に応じて弁開度を制御し、冷凍サイクルの過熱度を設定された値に自動調整するものである。また、特許文献1の図9に示されるように、本体(弁ハウジング)の下部に、弁を閉弁方向に付勢する調整バネ(及びバネ受け)と、この調整バネの弁に対する付勢力を調節するための調整ねじを備えている。そして、調整ねじを回動して調整バネの付勢力を調整し、過熱度設定を調整する。この調整ねじと調整バネが過熱度設定部を構成している。また、調整ねじの下方にはキャップが設けられ、過熱度設定部を収容している本体下部を、このキャップにより封止するようにしている。
特許文献2の温度膨張弁は手動膨張弁を別途取り付けたものであり、温度膨張弁本体には弁体を支持する支持部材をバネにより、閉弁方向に付勢するようにしている。この弁体と支持部材及びバネが過熱度設定部を構成している。そして、弁本体(弁ハウジング)にキャップをねじ込むように取り付け、弁室を封止している。
特開平10−184982号公報 特開2003−343946号公報
特許文献1の温度膨張弁では、過熱度設定部を収容している本体下部を、キャップにより封止するようにしている。この特許文献1には特に図示されていないが、このような封止構造においては、シール性を確保するために本体とキャップとの間に金属製のシール部材(封止部材)を挟み込むのが一般的である。
冷凍装置などの初期設定時、あるいはメンテナンス時には、過熱度設定部の調整ねじを操作するので、本体からキャップを取り外す必要がある。このため、キャップを取り外したときに、本体とキャップとの間にある金属製のシール部材が脱落してしまい、紛失する可能性が高く、このシール部材がないと冷凍装置を運転することもできなくなる。
特許文献2のものは、その図1に図示されているように、キャップのボス部の外周に径方向に窪んだ溝を形成してOリングを嵌め込み、このOリングにより弁室を封止するようにしている。しかし、このような構造だと、溝を形成する加工に手間が掛かり、また、Oリングを嵌め込まなければならないため、組立作業に手間がかかるという問題がある。
本発明は、弁ハウジング内に過熱度設定部を備え、この過熱度設定部を収容する弁ハウジングの取付け孔を蓋部材で封止するようにした温度膨張弁において、弁ハウジングと蓋部材との間に封止部材を配設するとともに、蓋部材の取り外し時の封止部材の脱落を防止することを課題とする。
請求項1の温度膨張弁は、冷凍サイクルの凝縮器と蒸発器との間に配管接続され、弁体を閉弁方向に付勢する付勢手段の付勢力を調整して過熱度設定値を調整する過熱度設定部を、弁ハウジングの円筒状の取付け孔内に備えた温度膨張弁において、前記過熱度設定部を収容する取付け孔の内周面に雌ねじ部が形成されるとともに、前記取付け孔の内周面の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部が外周に形成されたボス部と、該ボス部より径の大きな蓋部とからなる蓋部材と、前記取付け孔の開口端部に配設されたリング状の封止部材と、を備え、前記取付け孔の開口端部の径方向内側の全周に、前記過熱度設定部側に窪んだリング状の凹状段部が形成され、該凹状段部の径方向の内周面が、前記開口端部から該凹状段部の底面側に向かうにしたがって径が大きくなるように傾斜する傾斜面として形成され、前記封止部材が前記凹状段部内に嵌め込まれるとともに、前記蓋部材の前記ボス部が前記取付け孔内に螺合され、前記封止部材が塑性変形した状態で前記蓋部材の前記蓋部に密接していることを特徴とする。
請求項2の温度膨張弁は、請求項1に記載の温度膨張弁であって、前記蓋部材は、前記雄ねじの前記蓋部側の切り始め箇所が前記封止部材に接触しない位置となっていることを特徴とする。
請求項3の温度膨張弁は、請求項1または2に記載の温度膨張弁であって、前記封止部材が、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)素材であることを特徴とする。
請求項1の温度膨張弁によれば、組み付け時に、過熱度設定部を弁ハウジングの取付け孔内に収容し、取付け孔のリング状の凹状段部内に封止部材を嵌め込み、蓋部材のボス部を取付け孔内に螺合して締め付けると、蓋部材の蓋部(そのボス部の付け根の部分)が封止部材を押圧し、封止部材が塑性変形する。したがって、塑性変形した封止部材の一部が、凹状段部の側面(傾斜面)と底面とがなす鋭角の角部に充填され、その後、蓋部材を外しても、封止部材が凹状段部内(取付け孔の開口部周囲に留まって脱落することがない。
請求項2の温度膨張弁によれば、請求項1の効果に加えて、蓋部材の雄ねじの切り始め位置が封止部材に接触することがないので、シール性がさらに向上するとともに、長期使用によるクリープ変形する空間がなくなるため、耐クリープ性能が向上する。
請求項3の温度膨張弁によれば、請求項1または2の効果に加えて、封止部材がポリテトラフルオロエチレン素材であるので、高いシール性が得られるとともに、耐冷媒性に優れている。
本発明の実施形態の温度膨張弁の縦断面図である。 本発明の実施形態の温度膨張弁の蓋部材部分の拡大断面図及び封止部材の斜視図である。 本発明の実施形態の温度膨張弁のシール部材部分の拡大断面図である。 本発明の実施形態の実施形態の温度膨張弁のパッキン及び板バネの組み付け前の状態を示す図である。 本発明の実施形態の温度膨張弁のパッキン及び板バネの組み付け状態の形状を示す図である。 本発明の実施形態の温度膨張弁を適用した冷凍サイクルの要部を示す図である。
次に、本発明の温度膨張弁の実施形態を図面を参照して説明する。図1は実施形態の温度膨張弁の縦断面図、図2は実施形態の温度膨張弁の蓋部材部分の拡大断面図及び封止部材の斜視図、図3は実施形態の温度膨張弁のシール部材部分の拡大断面図、図4は実施形態の温度膨張弁のシール用パッキン及び板バネの組み付け前の状態を示す図、図5は実施形態の温度膨張弁のシール用パッキン及び板バネの組み付け状態を示す図、図6は実施形態の温度膨張弁を適用した冷凍サイクルの要部を示す図である。
図6において、10は実施形態の温度膨張弁、20は圧縮機、30は凝縮器、40は蒸発器であり、これらは配管で環状に接続することにより冷凍サイクルを構成している。温度膨張弁10の一次側継手管1aは凝縮器30側の一次配管aに接続され、二次側継手管1bは蒸発器40側の二次配管bに接続されて、均圧管1cは蒸発器40の出口側配管cに接続されている。圧縮機20は冷媒を圧縮し、圧縮された冷媒は凝縮器30で凝縮液化され、一次側継手管1aを通して温度膨張弁10に流入される。温度膨張弁10は流入される冷媒を減圧(膨張)して二次側継手管1bから蒸発器40に流入させる。そして、蒸発器40は冷媒を蒸発気化し、圧縮機20に循環させる。蒸発器40の出口側配管cには温度膨張弁10の感温筒10Aが取り付けられている。この感温筒10Aには、例えば冷凍サイクルの冷媒と同じガス(及び液)が封入されており、この感温筒10Aはキャピラリチューブ10Bにより温度膨張弁10のダイヤフラム装置2に連結されている。
図1に示すように、温度膨張弁10は、金属製の弁ハウジング1を有し、弁ハウジング1には、前記一次配管aに接続される第1ポート11と前記二次配管bに接続される第2ポート12が形成され、第1ポート11と第2ポート12との間に弁ポート13が形成されている。また、弁ハウジング1には、第1ポート11が側部に開口されるガイド孔14が形成されている。このガイド孔14は、弁ポート13側を一端にして弁ポート13の中心軸を軸線Lとする円筒状の形状をしており、弁ポート13と反対側は開口している。また、弁ハウジング1には、蒸発器40の出口側配管cに連通される均圧路22bが形成されている。さらに、弁ポート13の下部には軸線Lを軸とする略円筒形状の取付け孔16が形成されている。第1ポート11には一次側継手管1aが、第2ポート12には二次側継手管1bが、均圧路22bには均圧管1cがそれぞれ取り付けられている。
弁ハウジング1のガイド孔14内には弁体15が配設されている。弁体15は、弁ポート13に対して第2ポート12側に位置する弁部15aと、ガイド孔14の内周面に対してクリアランスを有し、ガイド孔14内に嵌挿される円柱状のニードル部15bとを有している。これにより、弁体15はガイド孔14内に軸線L方向に移動自在に収容され、軸線L方向の移動により弁部15aが弁ポート13を開閉する。また、ニードル部15bの弁部15aと反対側の端部には、当金17が装着され、弁体15は当金17を介してダイヤフラム装置2のダイヤフラム23に連結されている。
弁ポート13の下部の取付け孔16には過熱度設定部3が取り付けられている。この過熱度設定部3は、外周に雄ねじ31aを有する調整スピンドル31と、調整スピンドル31の中孔内に配設された調整ばね32と、調整ばね32の端部に配設されたリテーナ33とを備えている。調整スピンドル31は、雄ねじ31aを取付け孔16の中程に形成された雌ねじ16aに螺合されている。なお、調整スピンドル31はOリングが取り付けられており、弁ポート13と取付け孔16との間の気密性が保たれる。リテーナ33は、弁部15aの下部に形成されたボス部15a1に嵌合されている。そして、調整ばね32のばね力により、弁体15は弁ポート13を閉じる弁閉方向、すなわちダイヤフラム23側に付勢されている。なお、調整スピンドル31を回すことにより、調整ばね32による弁体15への付勢力が調整される。これにより、過熱度設定が調整される。また、取付け孔16には、調整スピンドル31の脱落を防止する止め輪25が取り付けられている。
図2(A) に示すように、取付け孔16の下端部の開口周辺にはリング状の凹状段部161が形成され、さらにこの凹状段部161よりも軸線L方向の内側周囲には雌ねじ16bが形成されている。凹状段部161内には、図2(B) に示すポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製のリング状の封止部材4が配設されており、取付け孔16の下端部内には蓋部材5が取り付けられている。蓋部材5は、取付け孔16内に挿入されるボス部51と、このボス部51より径の大きな蓋部52とから構成されている。ボス部51の外周には、取付け孔16の雌ねじ部16bに螺合する雄ねじ部51aが形成されている。そして、雄ねじ51aを雌ねじ16bに螺合することにより蓋部材5は取付け孔16の下端部に取り付けられている。
凹状段部161は、取付け孔16の開口端部16Aの径方向内側の全周に、過熱度設定部3側に窪んだリング状の形状となっている。また、図2(C) に示すように、凹状段部161の径方向の内周面161aは、開口端部16Aから凹状段部161の底面161b側に向かうにしたがって径が大きくなるように傾斜する傾斜面となっている。この内周面161aと底面161bのなす角度は87°であり鋭角になっている。図2(C) は蓋部材5の組み付け完了前の状態を示しており、封止部材4が凹状段部161内に嵌め込まれた状態で、封止部材4は開口端部16Aよりも突出している。そして、蓋部材5のボス部51が取付け孔16内に螺合していくと、ボス部51の付け根部分にある蓋部52の凸状段部52aにより封止部材4が押圧され、封止部材4は塑性変形する。これにより、封止部材4の一部が鋭角の角部S内に充填される。したがって、その後、蓋部材5を外しても、封止部材4が凹状段部161内に留まって脱落することがない。また、封止部材4は蓋部52の凸状端部52aと密着した状態となりシールされる。
また、図2(A) に示すように、蓋部材5は、雄ねじ51aの蓋部52側の切り始め箇所51a1が封止部材4に接触しない位置となっている。これにより、蓋部材5の雄ねじ51aの切り始め箇所51aが封止部材4に接触することがないので、蓋部材5を外した時、封止部材4が蓋部材5側に残ることなく、より確実に凹状段部161内に留まるようになる。また、長期使用によるクリープ変形する空間がなくなるため、耐クリープ性能が向上する。
弁ハウジング1の上部にはダイヤフラム装置2が取り付けられている。ダイヤフラム装置2は、上蓋21と下蓋22によりケース体を構成しており、下蓋22の下部を弁ハウジング1の上端に螺合することにより、このダイヤフラム装置2はガイド孔14の端部に取り付けられている。また、上蓋21と下蓋22の間にはダイヤフラム23を備えており、上蓋21と下蓋22とからなるケース体内部は、このダイヤフラム23によって受圧室21aと均圧室22aとして区画されている。均圧室22aは、弁ハウジング1の前記均圧路22bを介して蒸発器40の出口側配管cに導通され、この均圧室22aには出口側配管cの蒸発圧力が導入される。
受圧室21aは、キャピラリチューブ10Bによって感温筒10Aと接続されている。これにより、受圧室21aの内圧は、感温筒10Aによる感知温度に応じて変化する。そして、ダイヤフラム23は、受圧室21aと均圧室22aの圧力差に応じて変位し、この変位は、当金17によって弁体15に伝達される。
すなわち、この温度膨張弁10は、蒸発器40の出口側配管cの感知温度が高くなると弁体部15aが弁ポート13を開くように作用し、出口側配管cの感知温度が低くなると弁ポート13を閉じるように作用する。また、蒸発器40における蒸発圧力が低くなると弁体部15aが弁ポート13を開くように作用し、蒸発圧力が高くなると弁体部15aが弁ポート13を閉じるように作用する。このようにして、感温筒10Aの感知温度と蒸発圧力との差圧に応じて、凝縮器側の一次配管aから蒸発器側の二次配管bに冷媒を流す弁ポート13の開度を制御し、冷凍サイクルの過熱度制御を行う。
図3に示すように、弁体15のニードル部15bの端部には、それぞれ円柱状の大径ボス部15b1、中径ボス部15b2及び小径ボス部15b3が形成されている。小径ボス部15b3が当金17の中央孔17aに嵌合することにより当金17がニードル部15bの端部に装着されている。
ニードル部15bの中径ボス部15b2の周囲にはシール部材6が設けられている。シール部材6はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)素材の円盤状(ドーナツ盤状)のパッキン61と、金属素材の円盤状(ドーナツ盤状)の板バネ62とで構成されており、パッキン61と板バネ62は、板バネ62を大径ボス部15b1側にして中径ボス部15b2に嵌め込まれている。
図4(A) に示すように、パッキン61は組み付け前の部品の状態では平板状である。また、板バネ62は、外周部が凹凸歯形状をしており多数の凸歯形状部62aを有している。この板バネ62は図4(B) に示すように組み付け前の部品の状態では、凸歯形状部62aの部分が僅かに屈曲した状態である。
ニードル部15bの中径ボス部15b2には押え部材7が嵌合されている。押え部材7の大径ボス15b1側の端面には、リング状の突条7aが形成されている。また、大径ボス部15b1の端面には、上記突条7aに対向する位置に円状の凹部15b1−1が形成されている。そして、押え部材7の突条7aをパッキン61に押し当てた状態で、押え部材7の当金17側端部とニードル部15bの中径ボス15b2の端部とを溶接し、押え部材7がニードル部15bに固着されている。このように、シール部材6のパッキン61は、ニードル部15b回りに環状に形成されている。
上記のようにシール部材6をニードル部15bに取り付けた状態で、これらのアセンブリをガイド孔14内に嵌挿した組み付け状態では、図5に示すように、パッキン61は、その外周端をパッキン61の軸線L方向に対して弁ポート13側に屈曲変形してなるリム部61aを形成している。また、板バネ62は外周の凸歯形状部62aの部分がパッキン61のリム部61の内側で屈曲した状態となる。そして、板バネ62はその凸歯形状部62aの弾性力により、リム部61aをガイド孔14の内周面に押圧している。したがって、ニードル部15bとガイド孔14の内周面との間にクリアランスがあるが、均圧室22aと第1ポート1a間はシール部材6のパッキン61により完全に封止される。このように、シール部材6により、均圧管1cに導入される蒸発圧力と第1ポート11の一次圧力との差圧に対して、均圧室22aと第1ポート1a間で高いシール性が得られる。また、一次圧力が高くなっても、その圧力はパッキン61のリム部61aをガイド孔14の内周面側に押すように作用するので、高いシール性を保持できる。
1 弁ハウジング
16 取付け孔
16b 雌ねじ部
16A 開口端部
161 凹状端部
161a 内周面
161b 底面
3 過熱度設定部
4 封止部材
5 蓋部材
51 ボス部
51a 雄ねじ部
52 蓋部
10 温度膨張弁
20 圧縮機
30 凝縮器
40 蒸発器

Claims (3)

  1. 冷凍サイクルの凝縮器と蒸発器との間に配管接続され、弁体を閉弁方向に付勢する付勢手段の付勢力を調整して過熱度設定値を調整する過熱度設定部を、弁ハウジングの円筒状の取付け孔内に備えた温度膨張弁において、
    前記過熱度設定部を収容する取付け孔の内周面に雌ねじ部が形成されるとともに、
    前記取付け孔の内周面の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部が外周に形成されたボス部と、該ボス部より径の大きな蓋部とからなる蓋部材と、
    前記取付け孔の開口端部に配設されたリング状の封止部材と、
    を備え、
    前記取付け孔の開口端部の径方向内側の全周に、前記過熱度設定部側に窪んだリング状の凹状段部が形成され、
    該凹状段部の径方向の内周面が、前記開口端部から該凹状段部の底面側に向かうにしたがって径が大きくなるように傾斜する傾斜面として形成され、
    前記封止部材が前記凹状段部内に嵌め込まれるとともに、前記蓋部材の前記ボス部が前記取付け孔内に螺合され、前記封止部材が塑性変形した状態で前記蓋部材の前記蓋部に密接していることを特徴とする温度膨張弁。
  2. 前記蓋部材は、前記雄ねじの前記蓋部側の切り始め箇所が前記封止部材に接触しない位置となっていることを特徴とする請求項1に記載の温度膨張弁。
  3. 前記封止部材が、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)素材であることを特徴とする請求項1または2に記載の温度膨張弁。
JP2011099335A 2011-04-27 2011-04-27 温度膨張弁 Pending JP2012229885A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011099335A JP2012229885A (ja) 2011-04-27 2011-04-27 温度膨張弁
CN201210122997.9A CN102759235B (zh) 2011-04-27 2012-04-24 热力膨胀阀

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011099335A JP2012229885A (ja) 2011-04-27 2011-04-27 温度膨張弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012229885A true JP2012229885A (ja) 2012-11-22

Family

ID=47053786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011099335A Pending JP2012229885A (ja) 2011-04-27 2011-04-27 温度膨張弁

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2012229885A (ja)
CN (1) CN102759235B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020165441A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 株式会社鷺宮製作所 温度膨張弁および冷凍サイクルシステム

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216874U (ja) * 1985-07-15 1987-01-31
JPH0694335A (ja) * 1990-11-20 1994-04-05 Saginomiya Seisakusho Inc 可逆型膨張弁
JPH0949579A (ja) * 1995-08-07 1997-02-18 Kane Kogyo Kk ミキシングバルブ
JPH09133625A (ja) * 1995-11-08 1997-05-20 Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp ピクノメーター
JPH10184982A (ja) * 1996-12-18 1998-07-14 Saginomiya Seisakusho Inc 温度式膨張弁
JPH10322814A (ja) * 1997-05-15 1998-12-04 Aichi Electric Co Ltd 放圧装置
JP2005003110A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Gomuno Inaki Kk シール部材の接合構造
JP2005049030A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Denso Corp 冷凍サイクル用配管継手
JP2005249273A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Fuji Koki Corp 温度式膨張弁
JP2006057779A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Saginomiya Seisakusho Inc 弁装置および冷凍サイクル装置
JP2008249157A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Saginomiya Seisakusho Inc 可逆温度式膨張弁

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4819443A (en) * 1987-06-30 1989-04-11 Fujikoki America, Inc. Expansion valve
US5044170A (en) * 1988-03-10 1991-09-03 Fujikoki Mfg. Co., Ltd. Refrigeration system and a thermostatic expansion valve best suited for the same
US5675982A (en) * 1996-04-26 1997-10-14 Rocky Research Pulsed operation control valve
JP3815978B2 (ja) * 2001-04-13 2006-08-30 株式会社不二工機 温度式膨張弁
JP4706372B2 (ja) * 2005-07-28 2011-06-22 株式会社デンソー 温度式膨張弁
CN100552328C (zh) * 2008-06-26 2009-10-21 上海交通大学 R410a制冷系统自适应调节式膨胀阀

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216874U (ja) * 1985-07-15 1987-01-31
JPH0694335A (ja) * 1990-11-20 1994-04-05 Saginomiya Seisakusho Inc 可逆型膨張弁
JPH0949579A (ja) * 1995-08-07 1997-02-18 Kane Kogyo Kk ミキシングバルブ
JPH09133625A (ja) * 1995-11-08 1997-05-20 Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp ピクノメーター
JPH10184982A (ja) * 1996-12-18 1998-07-14 Saginomiya Seisakusho Inc 温度式膨張弁
JPH10322814A (ja) * 1997-05-15 1998-12-04 Aichi Electric Co Ltd 放圧装置
JP2005003110A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Gomuno Inaki Kk シール部材の接合構造
JP2005049030A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Denso Corp 冷凍サイクル用配管継手
JP2005249273A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Fuji Koki Corp 温度式膨張弁
JP2006057779A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Saginomiya Seisakusho Inc 弁装置および冷凍サイクル装置
JP2008249157A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Saginomiya Seisakusho Inc 可逆温度式膨張弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020165441A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 株式会社鷺宮製作所 温度膨張弁および冷凍サイクルシステム
JP7014749B2 (ja) 2019-03-28 2022-02-01 株式会社鷺宮製作所 温度膨張弁および冷凍サイクルシステム

Also Published As

Publication number Publication date
CN102759235B (zh) 2014-07-16
CN102759235A (zh) 2012-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3207716B2 (ja) 温度膨張弁
JP4300345B2 (ja) 制御器
JP5550601B2 (ja) 温度膨張弁
KR20090057312A (ko) 초고순도 가스의 용기를 위한 밸브
JP5680062B2 (ja) 膨張弁
JP7014749B2 (ja) 温度膨張弁および冷凍サイクルシステム
JP5743744B2 (ja) ダイアフラム式流体制御弁
JP2012229885A (ja) 温度膨張弁
JP5535997B2 (ja) シール構造及び温度膨張弁
JP2012197989A (ja) 膨張弁
JP2002071037A (ja) リリーフ弁およびリリーフ弁付き高圧制御弁および超臨界蒸気圧縮冷凍サイクル装置
JP2007322058A (ja) 圧力制御弁
JP2001012824A (ja) 制御弁
JP7217504B2 (ja) 膨張弁
JP4891711B2 (ja) 温度膨張弁
JP7182283B2 (ja) パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁
JP7429602B2 (ja) 温度式膨張弁及び冷凍サイクルシステム
JP2014017009A (ja) 減圧弁
JP5911745B2 (ja) 減圧弁
JP2024026258A (ja) パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁
JP7366401B2 (ja) パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁
JP7357338B2 (ja) パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁
JP2001171337A (ja) 温度膨張弁
JP2012202555A (ja) 膨張弁
JP2021183878A (ja) 膨張弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130620

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131217