JP7366401B2 - パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁 - Google Patents

パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁 Download PDF

Info

Publication number
JP7366401B2
JP7366401B2 JP2019212451A JP2019212451A JP7366401B2 JP 7366401 B2 JP7366401 B2 JP 7366401B2 JP 2019212451 A JP2019212451 A JP 2019212451A JP 2019212451 A JP2019212451 A JP 2019212451A JP 7366401 B2 JP7366401 B2 JP 7366401B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
power element
valve
valve body
upper lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019212451A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021085546A5 (ja
JP2021085546A (ja
Inventor
裕太郎 青木
潤哉 早川
祐亮 ▲高▼橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP2019212451A priority Critical patent/JP7366401B2/ja
Priority to PCT/JP2020/043821 priority patent/WO2021106932A1/ja
Priority to US17/778,955 priority patent/US12061025B2/en
Priority to CN202080076623.0A priority patent/CN114667422B/zh
Priority to EP20892779.8A priority patent/EP4067713B1/en
Publication of JP2021085546A publication Critical patent/JP2021085546A/ja
Publication of JP2021085546A5 publication Critical patent/JP2021085546A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7366401B2 publication Critical patent/JP7366401B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/30Expansion means; Dispositions thereof
    • F25B41/31Expansion valves
    • F25B41/33Expansion valves with the valve member being actuated by the fluid pressure, e.g. by the pressure of the refrigerant
    • F25B41/335Expansion valves with the valve member being actuated by the fluid pressure, e.g. by the pressure of the refrigerant via diaphragms
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/002Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by temperature variation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/12Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid
    • F16K31/126Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid the fluid acting on a diaphragm, bellows, or the like
    • F16K31/1266Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid the fluid acting on a diaphragm, bellows, or the like one side of the diaphragm being acted upon by the circulating fluid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Description

本発明は、パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁に関する。
従来、自動車に搭載される空調装置等に用いる冷凍サイクルにおいては、冷媒の通過量を温度に応じて調整する感温式の温度膨張弁が使用されている。このような温度膨張弁において、封入した作動ガスの圧力で弁体を駆動するパワーエレメントが採用されている。
特許文献1に示す膨張弁に備えられたパワーエレメントは、ダイアフラムと、前記ダイアフラムとの間で作動ガスが封入される圧力作動室を形成する上蓋部材と、中央部に貫通孔を備えるとともに前記ダイアフラムに関して前記上蓋部材と反対側に配置される受け部材と、前記ダイアフラムと前記受け部材との間に形成される流体流入室に配置され、弁体を駆動する作動棒に連結されたストッパ部材と、を備える。ダイアフラムは、薄く可撓性を有する金属製の板から形成されている。
流体流入室に流入する冷媒の温度が低ければ、圧力作動室の作動ガスから熱を奪うことで収縮が生じ、また該冷媒の温度が高ければ、圧力作動室の作動ガスに熱を付与することで膨張が生じる。作動ガスの収縮/膨張に応じてダイアフラムが変形するため、その変形量に応じて、ストッパ部材及び作動棒を介して弁体を開閉させることができ、それにより膨張弁を通過する冷媒の流量調整を行うことができる。
特開2019-163896号公報
ところで、一般的な冷凍サイクルにおいては、配管内を流れる冷媒に混入した異物を捕獲すべく、ストレーナを設けている。しかしながら、微小な異物がストレーナを通過してパワーエレメント内に進入することがある。かかる場合、受け部材とダイアフラムとの間に異物が入り込むことで、ダイアフラムの局所的な変形などを招くおそれがある。これに対し、微小な異物まで捕獲できる性能をストレーナに持たせると、ストレーナにおける圧損が高まり冷凍サイクルにおける冷媒の搬送効率を悪化させるおそれがある。
そこで本発明は、冷媒の搬送効率を確保しつつ、ダイアフラムの局所的変形などを抑制できるパワーエレメント及びそれを用いた膨張弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によるパワーエレメントは、
ダイアフラムと、
前記ダイアフラムの外周部における一方の側に接合され、前記ダイアフラムとの間に圧力作動室を形成する上蓋部材と、
前記ダイアフラムの外周部における他方の側に接合され、前記ダイアフラムとの間に冷媒流入室を形成する受け部材と、を有し、
前記ダイアフラムの中央部における板厚よりも、前記ダイアフラムの支点近傍における板厚の方が厚く、
前記ダイアフラムは、前記上蓋部材側に突出する上側輪状部と、前記受け部材側に突出する下側輪状部とを有し、前記上側輪状部と前記下側輪状部は、前記ダイアフラムの中心に対してそれぞれ同軸に形成されており、外周に最も近い前記下側輪状部の頂点よりも外周側の前記ダイアフラムの板厚は、前記ダイアフラムの中央部における板厚よりも厚く、
前記ダイアフラムの板厚は、外周に最も近い前記下側輪状部の頂点から、前記上蓋部材に最初に接する外周部の接点まで徐々に増大することを特徴とする。
本発明により、冷媒の搬送効率を確保しつつ、ダイアフラムの局所的変形などを抑制できるパワーエレメント及びそれを用いた膨張弁を提供することができる。
図1は、第1の実施形態における膨張弁を、冷媒循環システムに適用した例を模式的に示す概略断面図である。 図2は、パワーエレメントの拡大断面図である。 図3は、第1の実施形態における図2のA部を拡大して示す断面図である。 図4は、比較例における図2のA部に対応する部位を拡大して示す断面図である。 図5は、第2の実施形態における膨張弁を示す概略断面図である。 図6は、第2の実施形態におけるパワーエレメント8Aの断面図である。 図7は、第2の実施形態における図5のB部を拡大して示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明にかかる実施形態について説明する。
(方向の定義)
本明細書において、弁体3から作動棒5に向かう方向を「上方向」と定義し、作動棒5から弁体3に向かう方向を「下方向」と定義する。よって、本明細書では、膨張弁1の姿勢に関わらず、弁体3から作動棒5に向かう方向を「上方向」と呼ぶ。
(第1の実施形態)
図1を参照して、第1の実施形態におけるパワーエレメントを含む膨張弁1の概要について説明する。図1は、本実施形態における膨張弁1を、冷媒循環システム100に適用した例を模式的に示す概略断面図である。本実施例では、膨張弁1は、コンプレッサ101と、コンデンサ102と、エバポレータ104とに流体接続されている。膨張弁1の軸線をLとする。
図1において、膨張弁1は、弁室VSを備える弁本体2と、弁体3と、付勢装置4と、作動棒5と、パワーエレメント8を具備する。
弁本体2は、弁室VSに加え、第1流路21と、第2流路22と、中間室221と、戻り流路(冷媒通路ともいう)23とを備える。第1流路21は供給側流路であり、弁室VSには、供給側流路を介して冷媒が供給される。第2流路22は排出側流路であり、弁室VS内の流体は、弁通孔27、中間室221及び排出側流路を介して膨張弁外に排出される。
第1流路21と弁室VSとの間は、第1流路21より小径の接続路21aにより連通している。弁室VSと中間室221との間は、弁座20及び弁通孔27を介して連通している。
中間室221の上方に形成された作動棒挿通孔28は、作動棒5をガイドする機能を有し、作動棒挿通孔28の上方に形成された環状凹部29は、リングばね6を収容する機能を有する。リングばね6は、作動棒5の外周に複数のばね片を当接させて、所定の付勢力を付与するものである。
弁体3は弁室VS内に配置される。弁体3が弁本体2の弁座20に着座しているとき、弁通孔27の冷媒の流れが制限される。この状態を非連通状態という。ただし、弁体3が弁座20に着座した場合でも、制限された量の冷媒を流すこともある。一方、弁体3が弁座20から離間しているとき、弁通孔27を通過する冷媒の流れが増大する。この状態を連通状態という。
作動棒5は、弁通孔27に所定の隙間を持って挿通されている。作動棒5の下端は、弁体3の上面に接触している。作動棒5の上端は、後述するストッパ部材84の嵌合孔84cに嵌合している。
作動棒5は、付勢装置4による付勢力に抗して弁体3を開弁方向に押圧することができる。作動棒5が下方向に移動するとき、弁体3は、弁座20から離間し、膨張弁1が開状態となる。
図1において、付勢装置4は、断面円形の線材を螺旋状に巻いたコイルばね41と、弁体サポート42と、ばね受け部材43とを有する。
弁体サポート42は、コイルばね41の上端に取り付けられており、その上面には球状の弁体3が溶接され、両者は一体となっている。
コイルばね41の下端を支持するばね受け部材43は、弁本体2に対して螺合可能となっていて、弁室VSを密封する機能と、コイルばね41の付勢力を調整する機能とを有する。
(パワーエレメント)
次に、パワーエレメント8について説明する。図2は、パワーエレメント8の拡大断面図である。パワーエレメント8の軸線をOとする。パワーエレメント8は、栓81と、上蓋部材82と、ダイアフラム83と、受け部材86と、ストッパ部材84とを有する。ここでも、上蓋部材82側が上側であり、受け部材86側が下側であるものとする。
上蓋部材82は、例えば金属製の板材をプレスにより成形することによって形成される。上蓋部材82は、環状の外側板部82bと、外側板部82bの内周に連設され上側に向かう外側テーパ部82cと、外側テーパ部82cの内周に連設された環状の中間板部82dと、中間板部82dの内周に連設され上側に向かう内側テーパ部82eと、内側テーパ部82eの内周に連設された頂部82fとを有する。頂部82fの中央には開口82aが形成され、栓81により封止可能となっている。
上蓋部材82に対向する受け部材86は、例えば金属製の板材をプレスにより成形することによって形成される。受け部材86は、上蓋部材82の外側板部82bの外径とほぼ同じ外径を持つフランジ部86aと、フランジ部86aの内周に連設され下側に向かう円錐部86bと、円錐部86bの内周に連設された環状の内側板部86cと、内側板部86cの内周に連設された中空円筒部86dとを有している。中空円筒部86dの外周には、雄ねじ86eが形成されている。
一方、図1に示すように、中空円筒部86dが取り付けられる弁本体2の凹部2aの内周には、雄ねじ86eに螺合する雌ねじ2cが形成されている。
図2において、上蓋部材82と受け部材86との間に配置されるダイアフラム83は、薄く可撓性を有する金属(たとえばSUS)製の板材からなり、上蓋部材82及び受け部材86の外径とほぼ同じ外径を有する。
より具体的に、ダイアフラム83は、上蓋部材82と受け部材86とに挟持される外周部83aと、ストッパ部材84に当接する中央部83bとを有する。また、ダイアフラム83は、外周部83aと中央部83bとの間において、軸線Oに対してそれぞれ同軸であり、上側に突出した複数の上側輪状部83cと、下側に突出した複数の下側輪状部83dとを径方向に沿って交互に備える。本実施形態では、図2に示す断面において、上側輪状部83cと下側輪状部83dとで略サインカーブを描くような周期的形状としているが、断面半円形である周溝状の上側輪状部と下側輪状部とを、平板に独立してそれぞれ形成するようにしてもよい。
図3は、本実施形態における図2のA部を拡大して示す断面図である。上蓋部材82の外側板部82bと、受け部材86のフランジ部86aとの間に、外周部83aが挟持されてダイアフラム83が保持されている。外側板部82b、外周部83a、及びフランジ部86aの外周端は、後述するように溶接されて接合されている。
ダイアフラム83の外周に最も近い下側輪状部83dは、ダイアフラム83の外周に最も近い上側輪状部83cよりも外周近くに配置されており、下側輪状部83dと
受け部材86との間には隙間が形成されている。
本実施形態では、ダイアフラム83の中央部83bの板厚よりも、外周部83aの板厚の方が厚くなっている。より具体的に、中央部83bから、外周に最も近い下側輪状部83dの頂点P1までは、ダイアフラム83の板厚tは略一定であるが、外周に最も近い下側輪状部83dの頂点P1から、上蓋部材82に最初に接する外周部83aの接点P3まで徐々に板厚tが増大する。そして、外周部83aの板厚tは該接点P3より外周側で一定である。接点P3は、ダイアフラム83の支点近傍にある。
図2において、ストッパ部材84は、円筒状の本体84aと、本体84aの上端に連設され径方向に延在する円盤部84bと、本体84aの下面中央に形成された袋穴状の嵌合孔84cとを有する。円盤部84bは、ダイアフラム83の中央部83bの下面と接している。
次に、パワーエレメント8の組み立て手順を説明する。ダイアフラム83と受け部材86との間にストッパ部材84を配置しつつ、上蓋部材82の外側板部82bと、ダイアフラム83の外周部83aと、受け部材86のフランジ部86aをこの順序で重ね合わせ軸方向に押圧しつつ、その外周を例えばTIG溶接やレーザ溶接、プラズマ溶接等により溶接して全周にわたって溶接部Wを形成し、これらを一体化する。
続いて、上蓋部材82に形成された開口82aから、上蓋部材82とダイアフラム83とで囲われる空間(圧力作動室POという)内に作動ガスを封入した後、開口82aを栓81で封止し、更にプロジェクション溶接等を用いて、栓81を上蓋部材82に固定する。
このとき、圧力作動室POに封入された作動ガスにより、ダイアフラム83は、受け部材86側に張り出す形で圧力を受けるため、ダイアフラム83と受け部材86とで囲われる下部空間(冷媒流入室)LSに配置されたストッパ部材84の上面に、ダイアフラム83の中央部83bが当接して支持される。
以上のようにアッセンブリ化したパワーエレメント8を、弁本体2に組み付けるときは、軸線Oを軸線Lと合致させるようにして、受け部材86の中空円筒部86dの下端外周の雄ねじ86eを、弁本体2の凹部2aの内周に形成した雌ねじ2cに螺合させる。中空円筒部86dの雄ねじ86eを雌ねじ2cに対して螺進させてゆくと、受け部材86の内側板部86cが弁本体2の上端面に当接する。これによりパワーエレメント8を弁本体2に固定できる。
このとき、パワーエレメント8と弁本体2との間には、パッキンPKが介装され、下部空間LSにつながる凹部2a内の空間が封止されて、凹部2aからの冷媒のリークを防止する。かかる状態で、パワーエレメント8の下部空間LSは、連通孔2bを介して戻り流路23と連通している。
(膨張弁の動作)
図1を参照して、膨張弁1の動作例について説明する。コンプレッサ101で加圧された冷媒は、コンデンサ102で液化され、膨張弁1に送られる。また、膨張弁1で断熱膨張された冷媒はエバポレータ104に送り出され、エバポレータ104で、エバポレータの周囲を流れる空気と熱交換される。エバポレータ104から戻る冷媒は、膨張弁1(より具体的には、戻り流路23)を通ってコンプレッサ101側へ戻される。このとき、エバポレータ104を通過することで、第2流路22内の流体圧は、戻り流路23の流体圧より大きくなる。
膨張弁1には、コンデンサ102から高圧冷媒が供給される。より具体的には、コンデンサ102からの高圧冷媒は、第1流路21を介して弁室VSに供給される。
弁体3が、弁座20に着座しているとき(非連通状態のとき)には、弁室VSから弁通孔27、中間室221及び第2流路22を通ってエバポレータ104へ送り出される冷媒の流量が制限される。他方、弁体3が、弁座20から離間しているとき(連通状態のとき)には、弁室VSから弁通孔27、中間室221及び第2流路22を通って、エバポレータ104へ送り出される冷媒の流量が増大する。膨張弁1の閉状態と開状態との間の切り換えは、ストッパ部材84を介してパワーエレメント8に接続された作動棒5によって行われる。
図1において、パワーエレメント8の内部には、ダイアフラム83により仕切られた圧力作動室POと下部空間LSとが設けられている。このため、圧力作動室PO内の作動ガスが液化されると、ダイアフラム83が上昇するため(図2に点線で図示)、コイルばね41の付勢力に応じてストッパ部材84及び作動棒5が上方向に移動する。一方、液化された作動ガスが気化されると、ダイアフラム83とストッパ部材84が下方に押圧されるため(図2に実線で図示)、作動棒5は下方向に移動する。このようにして、膨張弁1の開状態と閉状態との間の切り換えが行われる。
更に、パワーエレメント8の下部空間LSは、戻り流路23と連通している。このため、戻り流路23を流れる冷媒の温度・圧力に応じて、圧力作動室PO内の作動ガスの体積が変化し、作動棒5が駆動される。換言すれば、図1に記載の膨張弁1では、エバポレータ104から膨張弁1に戻る冷媒の温度・圧力に応じて、膨張弁1からエバポレータ104に向けて供給される冷媒の量が自動的に調整される。
(比較例)
次に、比較例を参照して、本実施形態の効果について説明する。図4は、比較例にかかるパワーエレメント8’の図2のA部に対応する部位を拡大して示す図である。比較例にかかるパワーエレメント8’は、本実施形態と同様に外周部83Aaと中央部83Abとを有し、また複数の上側輪状部83Acと複数の下側輪状部83Adとを有するが、板厚tAが一定である点で本実施形態と異なる。上蓋部材82、受け部材86、ストッパ部材84の構成は、本実施形態と共通するため、同じ符号を付して重複説明を省略する。
ここで、冷凍循環システム100の動作中に、冷媒内に混入した金属粉などの異物DSが、戻り流路23を介して下部空間LS内に進入する場合がある。かかる場合、図4に示すようにダイアフラム83Aと受け部材86との隙間に異物DSが入り込み、ダイアフラム83Aの下方への変位に従い、受け部材86との間で異物DSの噛み込みが起きるおそれがある。ダイアフラム83Aは非常に薄い金属板から形成されているため、比較的硬い異物DSの噛み込みが起きると、応力集中が生じて局所的変形などを招き、場合によってはパワーエレメント8’の作動特性を悪化させるおそれがある。
一方、ダイアフラム83Aの板厚tAを増大させることで、その強度を高め、異物の噛み込み時においても局所的変形などを招かぬようにすることも一案である。しかしながら、ダイアフラム83Aの板厚tAを一律に増大させると、ダイアフラム83Aの剛性が高まり撓みにくくなることで、パワーエレメント8’の作動特性を悪化させてしまう。
これに対し本実施形態のパワーエレメント8によれば、図3を参照して、ダイアフラム83の外周に最も近い下側輪状部83dの頂点から外周側において、特に異物DSの噛み込みが生じる位置では板厚tを増大させていることから、ダイアフラム83の局所的変形などを抑制できる。これにより冷凍循環システム100に用いるストレーナ(不図示)は通常のものを使用でき、冷媒の搬送効率を低下させることがない。
一方、ダイアフラム83の外周に最も近い下側輪状部83dの頂点から径方向内側では、ダイアフラム83の板厚tが略一定であることから、本実施形態のダイアフラム83は、比較例のダイアフラム83Aと同様に撓みやすく、従って比較例のパワーエレメント8’と比較しても、パワーエレメント8の作動特性が悪化することはない。
異物噛み込みによるパワーエレメントの局所的変形などを抑制するためには、必ずしも外周に最も近い下側輪状部83dの頂点から径方向外側で、ダイアフラム83の板厚を増大することに限られない。例えば、異物噛み込みが生じやすい、ダイアフラム83の支点近傍で板厚を増大させれば足りる。
「支点」には、上蓋部材側の支点と受け部材側の支点とがある。「上蓋部材側の支点」とは、ダイアフラムが撓んで変位する場合において、上蓋部材に当接することでダイアフラムが制止される(上蓋部材側に変位しない)部位と、上蓋部材側に変位する部位との境界点に接する上蓋部材の点をいう。図3に示す例では、点P3が上蓋部材82側の支点となる。
また、「受け部材側の支点」とは、ダイアフラムが撓んで変位する場合において、受け部材に当接することでダイアフラムが制止される(受け部材側に変位しない)部位と、受け部材側に変位する部位との境界点に接する受け部材の点をいう。
更に、「支点近傍」とは、ダイアフラムの半径をRとしたときに、支点を中心に径方向において±0.1Rの範囲であると好ましく、より好ましくは±0.05Rの範囲である。
ダイアフラムの外側部の板厚は、中心部の板厚よりも厚いことが好ましく、より好ましくは中心部の板厚に対し1.3倍以上である。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態における膨張弁1Aを示す概略断面図である。図6は、第2の実施形態におけるパワーエレメント8Aの断面図である。図7は、第2の実施形態における図5のB部を拡大して示す断面図である。
図5に示す膨張弁1Aが、第1の実施形態にかかる膨張弁1と異なる点は、パワーエレメント8Aと、弁本体2Aの上部構成にある。すなわち本実施形態においては、パワーエレメント8Aと弁本体2Aは、ねじの螺合により結合されておらず、両者の結合はカシメにより行われる。それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるため、同じ符号を付して重複説明を省略する。
図6において、パワーエレメント8Aは、栓81と、上蓋部材82と、ダイアフラム83と、受け部材86Aと、ストッパ部材84とを有する。ここでも、上蓋部材82A側が上側であり、受け部材86A側が下側であるものとする。なお、ストッパ部材は設けなくてもよい。
本実施形態のパワーエレメント8Aにおいては、第1の実施形態におけるパワーエレメント8に対して、受け部材86Aの構成のみが主として異なる。それ以外の栓81、上蓋部材82、ダイアフラム83、ストッパ部材84については、細部の形状が異なることを除き基本的に同様な構成であるため、同じ符号を付して重複説明を省略する。
金属製の板材をプレスにより成形することによって形成される受け部材86Aは、上蓋部材82の外側板部82bの外径とほぼ同じ外径を持つフランジ部86Aaと、フランジ部86Aaの内周に連設され下側に向かう円錐部86Abと、円錐部86Abの内周に連設された環状の中間板部86Acと、中間板部86cの内周に連設された中空円筒部86Adと、中空円筒部86Adの内周に連設された環状の内側板部86Aeと、を有している。内側板部86Aeは、ストッパ部材84の本体84aが嵌入する中央開口86Afを備えている。
パワーエレメント8Aの組み立て時において、ダイアフラム83と受け部材86Aとの間にストッパ部材84を配置しつつ、上蓋部材82の外側板部82bと、ダイアフラム83の外周部83aと、受け部材86Aのフランジ部86Aaをこの順序で重ね合わせ軸方向に押圧しつつ、その外周を例えばTIG溶接やレーザ溶接、プラズマ溶接等により溶接して全周にわたって溶接部Wを形成し、これらを一体化する。
続いて、上蓋部材82に形成された開口82aから、上蓋部材82とダイアフラム83とで囲われる空間内に作動ガスを封入した後、開口82aを栓81で封止し、更にプロジェクション溶接等を用いて、栓81を上蓋部材82に固定する。以上により、パワーエレメント8Aが組み立てられる。
図7において、アルミニウムなどの金属から形成される弁本体2Aは、その上端から延在する円管部2dを備える。円管部2dの内径は、パワーエレメント8Aの外径に等しいか、わずかに大きい。
パワーエレメント8Aを弁本体2Aに組み付ける前において、円管部2dは点線で示すように、軸線L(図5)を軸とする円筒形状となっている。パワーエレメント8Aを弁本体2Aに組み付けるときは、弁本体2Aの段部2eに環状のパッキンPKを配置して、受け部材86A側から弁本体2Aに接近させ、円管部2d内にパワーエレメント8Aを嵌合させる。このとき、中間板部86Acと段部2eとの間にパッキンPKが挟持される。
かかる状態で、不図示のカシメ工具を用いて、円管部2dの先端を内側に向かってかしめると、円管部2dの先端は軸線Lに向かって塑性変形して、環状のカシメ部2fが形成される。上蓋部材82の外側板部82bの外周上面がカシメ部2fから押圧されて固定される。これにより中間板部86Acと段部2eとの間でパッキンPKが軸線L方向に圧縮され、下部空間LSにつながる凹部2a内の空間が封止されて、凹部2aからの冷媒のリークを防止する。
図5に示す膨張弁1Aも、図1に示す冷媒循環システム100に組み込むことができ、第1の実施形態にかかる膨張弁1と同様の機能を発揮する。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されない。本発明の範囲内において、上述の実施形態の任意の構成要素の変形が可能である。また、上述の実施形態において任意の構成要素の追加または省略が可能である。
1、1A :膨張弁
2、2A :弁本体
3 :弁体
4 :付勢装置
5 :作動棒
6 :リングばね
8、8A :パワーエレメント
20 :弁座
21 :第1流路
22 :第2流路
221 :中間室
23 :戻り流路
27 :弁通孔
28 :作動棒挿通孔
29 :環状凹部
41 :コイルばね
42 :弁体サポート
43 :ばね受け部材
81 :栓
82 :上蓋部材
83 :ダイアフラム
84 :ストッパ部材
86,86A :受け部材
100 :冷媒循環システム
101 :コンプレッサ
102 :コンデンサ
104 :エバポレータ
VS :弁室
P1 :下側輪状部の頂点
P3 :接点

Claims (3)

  1. ダイアフラムと、
    前記ダイアフラムの外周部における一方の側に接合され、前記ダイアフラムとの間に圧力作動室を形成する上蓋部材と、
    前記ダイアフラムの外周部における他方の側に接合され、前記ダイアフラムとの間に冷媒流入室を形成する受け部材と、を有し、
    前記ダイアフラムの中央部における板厚よりも、前記ダイアフラムの支点近傍における板厚の方が厚く、
    前記ダイアフラムは、前記上蓋部材側に突出する上側輪状部と、前記受け部材側に突出する下側輪状部とを有し、前記上側輪状部と前記下側輪状部は、前記ダイアフラムの中心に対してそれぞれ同軸に形成されており、外周に最も近い前記下側輪状部の頂点よりも外周側の前記ダイアフラムの板厚は、前記ダイアフラムの中央部における板厚よりも厚く、
    前記ダイアフラムの板厚は、外周に最も近い前記下側輪状部の頂点から、前記上蓋部材に最初に接する外周部の接点まで徐々に増大することを特徴とするパワーエレメント。
  2. 前記冷媒流入室に収容され、前記ダイアフラムに当接するストッパ部材を有することを特徴とする請求項に記載のパワーエレメント。
  3. 請求項1又は2に記載のパワーエレメントと、
    前記冷媒流入室に連通する冷媒流路と、弁室及び弁座が設けられた弁本体と、
    前記弁室に配置された弁体と、
    前記弁体を前記弁座に向けて押圧するコイルばねと、
    前記弁体に一端を当接させた作動棒と、を有し、
    前記パワーエレメントの圧力作動室と冷媒流入室との圧力差により前記ダイアフラムが変位して、前記コイルばねの付勢力に抗して前記弁体を駆動することを特徴とする膨張弁。
JP2019212451A 2019-11-25 2019-11-25 パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁 Active JP7366401B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019212451A JP7366401B2 (ja) 2019-11-25 2019-11-25 パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁
PCT/JP2020/043821 WO2021106932A1 (ja) 2019-11-25 2020-11-25 パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁
US17/778,955 US12061025B2 (en) 2019-11-25 2020-11-25 Power element and expansion valve using same
CN202080076623.0A CN114667422B (zh) 2019-11-25 2020-11-25 动力元件以及使用了该动力元件的膨胀阀
EP20892779.8A EP4067713B1 (en) 2019-11-25 2020-11-25 Power element and expansion valve using same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019212451A JP7366401B2 (ja) 2019-11-25 2019-11-25 パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021085546A JP2021085546A (ja) 2021-06-03
JP2021085546A5 JP2021085546A5 (ja) 2022-05-26
JP7366401B2 true JP7366401B2 (ja) 2023-10-23

Family

ID=76087275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019212451A Active JP7366401B2 (ja) 2019-11-25 2019-11-25 パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁

Country Status (5)

Country Link
US (1) US12061025B2 (ja)
EP (1) EP4067713B1 (ja)
JP (1) JP7366401B2 (ja)
CN (1) CN114667422B (ja)
WO (1) WO2021106932A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7510138B2 (ja) * 2020-12-24 2024-07-03 株式会社不二工機 差圧弁およびそれを有する弁装置
US12460844B2 (en) * 2021-12-08 2025-11-04 Parker-Hannifin Corporation Ball seal for thermal sensor assembly of thermostatic expansion valve

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005090524A (ja) 2003-09-12 2005-04-07 Tgk Co Ltd 大気開放弁

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3388365B2 (ja) * 1993-11-09 2003-03-17 株式会社鷺宮製作所 膨張弁
US9212720B2 (en) * 2010-05-19 2015-12-15 Yamashita Rubber Kabushiki Kaisha Liquid sealed vibration isolating device
JP5634224B2 (ja) * 2010-11-05 2014-12-03 株式会社クボタ フィルタプレス脱水装置
JP5730629B2 (ja) * 2011-03-22 2015-06-10 株式会社不二工機 膨張弁
JP6593120B2 (ja) * 2014-12-18 2019-10-23 株式会社デンソー ダイヤフラムを備える装置およびエジェクタ
KR101774166B1 (ko) 2016-08-08 2017-09-01 주식회사 락앤락 식품 용기
CN109900024B (zh) * 2017-12-11 2022-04-05 浙江三花汽车零部件有限公司 热力膨胀阀
JP6961232B2 (ja) 2018-03-20 2021-11-05 株式会社不二工機 パワーエレメントおよびそれを有する膨張弁

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005090524A (ja) 2003-09-12 2005-04-07 Tgk Co Ltd 大気開放弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021085546A (ja) 2021-06-03
CN114667422A (zh) 2022-06-24
EP4067713A1 (en) 2022-10-05
US12061025B2 (en) 2024-08-13
EP4067713B1 (en) 2026-03-18
WO2021106932A1 (ja) 2021-06-03
CN114667422B (zh) 2024-04-12
EP4067713A4 (en) 2023-11-22
US20220412616A1 (en) 2022-12-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7624762B2 (ja) パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁
JP7182283B2 (ja) パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁
JP7366401B2 (ja) パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁
JP7209343B2 (ja) 定圧弁
JP7190736B2 (ja) 弁装置
JP7217504B2 (ja) 膨張弁
JP7373857B2 (ja) パワーエレメント及びそれを用いた膨張弁
JP7165972B2 (ja) 膨張弁
JP7349706B2 (ja) パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁
JP7489703B2 (ja) 膨張弁
JP7599211B2 (ja) パワーエレメント及びそれを備えた膨張弁
JP7624712B2 (ja) 膨張弁
JP7403148B2 (ja) 膨張弁
JP7774316B2 (ja) 膨張弁
JP7357338B2 (ja) パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁
JP7519664B2 (ja) 膨張弁
JP7253786B2 (ja) 弁装置
JP2024068727A (ja) 膨張弁
JP7246075B2 (ja) 膨張弁
JP2022190898A (ja) 膨張弁
JP2022184379A (ja) 膨張弁

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220518

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7366401

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150