JP4007922B2 - サンプル分注装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サンプル分注装置に関し、より詳細には血液や尿等のサンプルを分析する装置に用いられるサンプル分注装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
血液や尿等のサンプルを分析する装置は一端に加減圧を行う手段が接続されたノズルを有するサンプル分注装置を備えている。サンプル分注装置はノズルにてサンプルを吸引し吐出してサンプルの分注を行う。サンプルとして血清又は血漿が用いられる場合、サンプルにはフィブリン等の固形物が含まれているので、分注時にノズルが詰まることがある。ノズルが詰まるとほとんどサンプルを吸引できなくなる。
【0003】
ノズルと加減圧を行う手段との間に設けられた圧力センサの出力に基づいて、分注時にノズルに異物が詰まったかどうかを判断する技術は広く知られている。例えば特許文献1には、サンプルを吸引し吐出する際に、吸引と吐出の間の所定の時刻に圧力センサにてノズルの圧力を検出するサンプル分注装置が開示されている。粘性が高いサンプルを吸引するときのノズルの圧力の変化はノズルが詰まったときのものと類似している。圧力を検出する時刻が適切に選択されているので、粘性が高いサンプルを吸引したときにノズルが詰まったと誤って判断されることが防止される。
【0004】
また特許文献2には、基準液体の分注時の圧力とサンプルの分注時の圧力との比に基づいてノズルの詰まりを判断するサンプル分注装置が開示されている。このサンプル分注装置では、圧力センサや増幅回路の特性のばらつきの影響が取り除かれる。
【0005】
また特許文献3には、検出した圧力が予め設定された測定適合範囲、測定許容範囲又は非測定範囲のいずれかに属するかを判別するサンプル分注装置が開示されている。圧力が非測定範囲にあるときに詰まりであると判断され、測定許容範囲又は非測定範囲のときにサンプル吸引状態に関する警報が出力される。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−83868号公報
【0007】
【特許文献2】
特開平11−258244号公報
【0008】
【特許文献3】
特許第2577343号明細書
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
フィブリンのようなタンパク質を含むサンプルの吸引吐出を繰り返すにつれて、ノズルの内面にタンパク質が付着してノズルの内容積が徐々に減少する。内容積が減少すると、サンプルを正確な量だけ吸引し吐出することができなくなり、正確な分注が行われなくなる。上述のようなサンプル分注装置は詰まりを検知できるが、内容積の減少を検知できない。
【0010】
このため、一定期間毎にノズルに洗浄液を吸引させて吐出させたり、一定期間毎にサンプル分注装置を分解し洗浄したりして、ノズルの内面に付着した付着物を除去している。分解洗浄は数日、数週間又は数ヶ月毎に行われる。しかしながら、サンプルに含まれる付着物の濃度が高かったり吸引吐出が頻繁になされたりすると、付着物の除去後、一定期間を過ぎる前にノズルの内容積が大きく減少する恐れがある。
【0011】
従って、本発明の目的は、ノズルの詰まりを検知できるだけでなく、ノズルの内容積の減少を検知して正確な分注を行うことができるサンプル分注装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係わるサンプル分注装置は、
中空の分注ノズルと、
分注ノズル内の圧力を変化させ、分注ノズルへの液体の吸引と分注ノズルからの液体の吐出との少なくとも一方を行う圧力変化手段と、
を備え、1種類のサンプルを含む複数種類の液体が用意され、それぞれの液体の吸引と吐出の少なくとも一方が複数回行われるサンプル分注装置であって、
分注ノズルに及ぼされる圧力を検出する圧力センサと、
前記複数種類の液体の内から予め選択されている少なくとも1つの選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が初めて行われたときに圧力センサにより検出された初期圧力と、初期圧力の検出以降に選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が行われたときに圧力センサにより検出された圧力との差が所定の閾値よりも大きいときに警報信号を出力する圧力処理部と、
を備えている。
【0013】
本発明の請求項2に係わるサンプル分注装置は、洗剤によって分注ノズルを洗浄する洗浄ユニットをさらに備えており、
該洗浄ユニットは前記圧力処理部から警報信号が出力されたときに分注ノズルを洗浄し、
前記洗浄ユニットが分注ノズルを洗浄した後には、前記選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が行われ、
これが行われたときに圧力センサにより検出された圧力と前記初期圧力との差が前記閾値よりも大きいときには圧力処理部から警報信号が出力されて洗浄ユニットが分注ノズルを洗浄する。
【0014】
本発明の請求項3に係わるサンプル分注装置は、使用者により所定の入力がなされたときに初期化信号を出力する操作部をさらに備えており、
前記圧力処理部は、操作部から初期化信号が出力された後に初めて前記選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が行われたときに圧力センサにより検出された更新初期圧力と、更新初期圧力の検出以降に前記選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が行われたときに圧力センサにより検出された圧力との差が前記閾値よりも大きいときに警報信号を出力する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施の形態に係わるサンプル分注装置を説明する。図1はサンプル分注装置の概略図である。中空の分注ノズル11とシリンジポンプ21とは管路23を介して接続されている。シリンジポンプ21はポンプ駆動手段22により駆動される。シリンジポンプ21とポンプ駆動手段22は、分注ノズル11内の圧力を変化させ、分注ノズル11への液体の吸引と分注ノズル11からの液体の吐出との少なくとも一方を行う圧力変化手段に含まれている。サンプル分注装置は分注ノズル11を移動させ、液体を吸引する位置又は液体を吐出する位置に位置させる分注ノズル駆動手段12を有している。
【0016】
管路24の一端がシリンジポンプ21に接続されており、他端側は分岐している。分岐した管路24の他端の一方は、分注ノズル11に及ぼされる圧力を検出する圧力センサ32に、他方は電磁バルブ71に接続されている。圧力センサ32は増幅回路33を介して、A/D変換器41、CPU42及び記憶装置43を含んでいる圧力処理部40に接続されている。分注が行われるとき、1種類のサンプルを含む複数種類の液体が用意され、それぞれの液体の吸引と吐出の少なくとも一方が複数回行われる。圧力処理部40は、複数種類の液体の内から予め選択されている少なくとも1つの選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が初めて行われたときに圧力センサ32により検出された初期圧力と、初期圧力の検出以降に選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が行われたときに圧力センサ32により検出された圧力との差が所定の閾値よりも大きいときに警報信号を出力する。電磁バルブ71は、洗浄水タンク73に入れられた洗浄水74を電磁バルブ71に向け供給する洗浄水ポンプ72に接続されている。洗浄水ポンプ72は上述の圧力変化手段に含まれている。
【0017】
図2はサンプル分注装置の制御要素のブロック図である。分注ノズル駆動手段12、ポンプ駆動手段22、CPU42、電磁バルブ71及び洗浄水ポンプ72にはこれらを制御する制御部61が接続されている。制御部61には、使用者により操作され、制御部61に指示を与える信号を出力する操作部62が接続されている。
【0018】
以下、分注手順の一例を説明する。先ず、サンプル分注装置の初期化を行う。ここでサンプル分注装置の初期化とは、サンプル分注装置の分解洗浄と、サンプル分注装置の部品の交換、例えば分注ノズル11、管路23、洗浄水ポンプ72等の交換とを含む。サンプル分注装置の分解洗浄が行われると、分注ノズル11に付着した付着物が除去される。
【0019】
サンプル分注装置の初期化後、使用者により所定の入力が操作部62になされ、操作部62から初期化信号が出力される。制御部61が初期化信号を受けると、制御部61はCPU42に対し、用意された複数種類の液体の内から予め選択されている選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が初めて行われたときに圧力センサ32により検出された圧力を初期圧力として記憶装置43に記憶させる指示を送る。本実施の形態では、選択液体として洗浄水74が選択されていて、洗浄水74の吐出が初めて行われたときに検出された圧力が初期圧力として記憶される。
【0020】
指示後、制御部61の分注のための制御が始まる。分注ノズル駆動手段12は分注ノズル11がサンプル容器51に入れられたサンプル52に浸る位置に分注ノズル11を位置させる。この後、ポンプ駆動手段22はサンプル52が所定量だけ分注ノズル11に吸引されるようシリンジポンプ21を駆動する。このとき、分注ノズル11内の圧力は負圧になる。電磁バルブ71は閉じている。
【0021】
サンプル52の吸引後、分注ノズル駆動手段12は分注ノズル11が分注容器53に対向する位置に分注ノズル11を位置させる。この後、ポンプ駆動手段22は吸引されたサンプル52が分注容器53の内部に吐出されるようシリンジポンプ21を駆動する。このとき、分注ノズル11内の圧力は正圧になる。
【0022】
サンプル52の吐出後、分注ノズル駆動手段12は分注ノズル11を洗浄槽56内に位置させる。この後、制御部61は電磁バルブ71を開き、洗浄水ポンプ72を駆動する。洗浄水74が分注ノズル11から洗浄槽56に吐出されることにより分注ノズル11の洗浄がなされる。このとき分注ノズル11の圧力は正圧になる。洗浄水74の吐出中、CPU42は圧力センサ32により検出された分注ノズル11の圧力を初期圧力として記憶装置43に記憶させる。記憶される圧力が検出されるタイミングは予め決められている。
【0023】
サンプルの吸引、サンプルの吐出及び洗浄水74の吐出が繰り返され、サンプルの分注が行われる。洗浄水74の吐出毎に、初期圧力が検出されたときと同じタイミングで圧力センサ32により圧力が検出される。
【0024】
サンプルの吸引及び吐出が繰り返されるにつれて、洗浄水74による洗浄では除去できない付着物が分注ノズル11の内面に付着して分注ノズル11の内容積が徐々に減少する。内容積が減少するにつれて、洗浄水74の吐出毎に検出される圧力と初期圧力との圧力差は大きくなる。図3は検出回数に対する圧力差のグラフである。圧力差が所定の閾値よりも大きくなると、サンプルを正確な量だけ吸引し吐出することができなくなり、正確な分注が行われなくなる。
【0025】
CPU42は洗浄水74の吐出毎に圧力差を計算し、圧力差がこの閾値よりも大きいときに警報信号を出力する。制御部61が警報信号を受けると、制御部61は、分注ノズル11の内容積が減少したことを知らせるとともに分注ノズル11の洗浄を促す警報画像を表示部63に表示させる。
【0026】
分注ノズル11が詰まっているときには洗浄水74の吐出毎に検出される圧力と初期圧力との圧力差はある値よりも大きい。この値をCPU42にて使用されている閾値として用いれば、分注ノズル11が詰まっていることを検知できる。
【0027】
使用者により所定の入力が操作部62になされると、サンプルの吸引、サンプルの吐出及び洗浄水74の吐出が中断され、分注ノズル11が洗浄ユニットにより洗浄される。洗浄ユニットには分注ノズル駆動手段12、ポンプ駆動手段22、洗浄液容器54、洗浄槽56及び制御部61が含まれている。制御部61は洗剤55による分注ノズル11の洗浄がなされるよう制御を行う。分注ノズル11は洗浄液容器54に入れられた洗剤55に浸された後、洗剤55が吸引され、吸引された洗剤55が洗浄槽56に吐出される。使用者が再度入力すれば、分注ノズル11の洗浄がなされる。分注ノズル11に付着した付着物が除去された後、サンプルの吸引が再開される。
【0028】
本実施の形態のサンプル分注装置には様々な変形と修正が可能である。圧力差は洗浄水74の吐出毎に毎回計算されるが、1回おきに計算されても良い。また2回以上おきに計算されても良い。内容積が減少したことを知らせるために、表示部63に表示された警報画像の代わりに警報音を利用しても良いし、両方を用いても良い。
【0029】
本実施の形態では選択液体として洗浄水74が選択されていて、洗浄水74の吐出が初めて行われたときに検出された圧力が初期圧力として記憶される。洗浄水74の代わりにその他の液体、例えばサンプル52を選択しても良い。あるいは、用意された複数の種類の液体全てを選択しても良い。サンプル52を選択した場合には、サンプル52の吐出が初めて行われたときに検出された圧力を初期圧力として記憶しても良いし、サンプル52の吸引が初めて行われたときに検出された圧力を初期圧力として記憶しても良い。前者の場合にはCPU42にてサンプル52の吐出毎に圧力センサ32により検出された圧力と初期圧力との差が計算され、この差がサンプル52の特性に応じて適切に設定された閾値と比較される。後者の場合にはサンプル52の吸引毎に検出された圧力と初期圧力との差が計算される。両者を組み合わせることもできる。
【0030】
次に、本発明の第2の実施の形態のサンプル分注装置を説明する。本実施の形態のサンプル分注装置の構成及び作用は基本的に第1の実施の形態のものと同じである。第1の実施の形態のサンプル分注装置の構成要素と実質的に同じ構成要素には同じ参照符号を付して詳細な説明を省略する。
【0031】
本実施の形態では、圧力処理部40から警報信号が出力されたときに、使用者により所定の入力が操作部62になされることなく、自動的に分注ノズル11が洗剤55によって洗浄される。この洗剤55による洗浄は、洗浄水74によって洗浄する通常の洗浄動作とは異なる。警報信号の出力後、制御部61は上述の洗剤55により分注ノズル11が洗浄されるよう制御を行う。洗剤55による分注ノズル11の洗浄動作が完了した後には、選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が行われる。本実施の形態では洗浄水74の吐出が行われる。洗浄水74の吐出が行われたときに圧力センサ32により検出された圧力と記憶装置43に記憶された初期圧力との差がCPU42にて使用されている閾値よりも大きいときには圧力処理部40から再度警報信号が出力されて洗浄ユニットが再度分注ノズル11を洗浄し、この差がこの閾値以下であるときには圧力処理部40から警報信号が出力されず洗剤55による分注ノズル11の洗浄は行われない。つまり、警報信号が出力されなくなるまで分注ノズル11は洗浄ユニットにより繰り返し洗浄される。この後、サンプルの吸引が再開される。これにより、分注中、分注ノズル11に付着した付着物が使用者の労力を必要とせずに自動的に除去される。
【0032】
次に、本発明の第3の実施の形態のサンプル分注装置を説明する。本実施の形態のサンプル分注装置の構成及び作用は基本的に第1の実施の形態のものと同じである。第1の実施の形態のサンプル分注装置の構成要素と実質的に同じ構成要素には同じ参照符号を付して詳細な説明を省略する。第1の実施の形態と同様に、サンプル分注装置の初期化後、サンプルの吸引、サンプルの吐出及び洗浄水74の吐出が繰り返され、サンプルの分注が行われる。選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が初めて行われたときに、即ち洗浄水74の吐出が行われたときに、
圧力センサ32により検出された圧力が初期圧力として記憶装置43に記憶される。サンプルの分注が行われた後、再びサンプル分注装置の初期化が行われる。この初期化後、使用者により所定の入力が操作部62になされ、操作部62から初期化信号が出力される。
【0033】
操作部62から初期化信号が出力された後、圧力処理部40は、操作部62から初期化信号が出力された後に初めて選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が行われたときに圧力センサにより検出された更新初期圧力と、更新初期圧力の検出以降に選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が行われたときに圧力センサにより検出された圧力との差が上述の閾値よりも大きいときに警報信号を出力する。
【0034】
より詳細に説明すると、制御部61が初期化信号を受けると、制御部61はCPU42に指示を送り、記憶装置43に記憶されている初期圧力を消去させる。その後、制御部61はサンプルの吸引、サンプルの吐出及び洗浄水74の吐出が1回ずつ順次行われるよう制御を行う。洗浄水74の吐出の際、検出された圧力を更新初期圧力として記憶させる。その後、制御部61はサンプルの吸引、サンプルの吐出及び洗浄水74の吐出が繰り返し行われるよう制御を行う。CPU42は洗浄水74の吐出毎に検出される圧力と更新初期圧力との差を計算し、この差が上述の閾値よりも大きいときに警報信号を出力する。第1の実施の形態と同様に警報信号が出力されると、警報画像が表示部63に表示される。
【0035】
尚、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
本発明に従ったサンプル分注装置を用いれば、ノズルの詰まりを検知できるだけでなく、ノズルの内容積の減少を検知して正確な分注を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1乃至第3の実施の形態に係わるサンプル分注装置の概略図。
【図2】図2は図1のサンプル分注装置の制御要素のブロック図。
【図3】図3は検出回数に対する圧力差のグラフ。
【符号の説明】
11 分注ノズル
12 分注ノズル駆動手段
21 シリンジポンプ
22 ポンプ駆動手段
23 管路
24 管路
32 圧力センサ
33 増幅回路
40 圧力処理部
41 A/D変換器
42 CPU
43 記憶装置
51 サンプル容器
52 サンプル
53 分注容器
54 洗浄液容器
55 洗剤
56 洗浄槽
61 制御部
62 操作部
63 表示部
71 電磁バルブ
72 洗浄水ポンプ
73 洗浄水タンク
74 洗浄水

Claims (3)

  1. 中空の分注ノズルと、
    分注ノズル内の圧力を変化させ、分注ノズルへの液体の吸引と分注ノズルからの液体の吐出との少なくとも一方を行う圧力変化手段と、
    を備え、1種類のサンプルを含む複数種類の液体が用意され、それぞれの液体の吸引と吐出の少なくとも一方が複数回行われるサンプル分注装置であって、
    分注ノズルに及ぼされる圧力を検出する圧力センサと、
    前記複数種類の液体の内から予め選択されている少なくとも1つの選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が初めて行われたときに圧力センサにより検出された初期圧力と、初期圧力の検出以降に選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が行われたときに圧力センサにより検出された圧力との差が所定の閾値よりも大きいときに警報信号を出力する圧力処理部と、
    を備えていることを特徴とするサンプル分注装置。
  2. 前記サンプル分注装置は洗剤によって分注ノズルを洗浄する洗浄ユニットをさらに備えており、
    該洗浄ユニットは前記圧力処理部から警報信号が出力されたときに分注ノズルを洗浄し、
    前記洗浄ユニットが分注ノズルを洗浄した後には、前記選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が行われ、
    これが行われたときに圧力センサにより検出された圧力と前記初期圧力との差が前記閾値よりも大きいときには圧力処理部から警報信号が出力されて洗浄ユニットが分注ノズルを洗浄することを特徴とする請求項1に記載のサンプル分注装置。
  3. 前記サンプル分注装置は使用者により所定の入力がなされたときに初期化信号を出力する操作部をさらに備えており、
    前記圧力処理部は、操作部から初期化信号が出力された後に初めて前記選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が行われたときに圧力センサにより検出された更新初期圧力と、更新初期圧力の検出以降に前記選択液体の吸引と吐出の少なくとも一方が行われたときに圧力センサにより検出された圧力との差が前記閾値よりも大きいときに警報信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のサンプル分注装置。
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