JP4004131B2 - オートクラッチ車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クラッチの自動断接を実行するクラッチアクチュエータを備えたオートクラッチ車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、摩擦クラッチをクラッチアクチュエータで操作し、クラッチの自動断接を実行し得るオートクラッチ車両が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このオートクラッチ車両においては、シフトレバー装置にスイッチが設けられ、このスイッチがONされたとき、これを合図にクラッチが切れるようになっている。従ってスイッチに断線等の異常が生じたときは、これを直ちに自己診断することが信頼性、安全性の向上につながる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るオートクラッチ車両は、シフト操作手段に所定の操作力が加えられたとき信号を出力するシフト操作検出手段と、シフト操作検出手段の出力に基づきクラッチの自動分断を実行するクラッチアクチュエータと、シフト操作手段の動作に基づき変速操作される変速機と、変速機のシフトストロークを検出するシフトストローク検出手段と、シフトストローク検出手段とシフト操作検出手段との出力に基づきシフト操作検出手段の異常を診断する異常診断手段とを備え
上記異常診断手段は、上記シフトストローク検出手段からのシフトストロークにより上記変速機のギヤ抜きを検出した際に、上記シフト操作検出手段からの信号を検出できないときは、該シフト操作検出手段異常と判断して、異常時処理を開始するものである。
好ましくは、上記シフト操作手段の動作に連動させて上記変速機を変速操作させるべく、上記シフト操作手段を上記変速機に機械的に連結する機械的連結手段を備えたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0006】
図4は本発明が適用されるオートクラッチ車両の構成図である。このオートクラッチ車両には所謂セミオートクラッチ装置が搭載されている。セミオートクラッチ装置は、クラッチ1に摩擦クラッチを用い、これをマニュアル断接手段2でマニュアル断接するか、或いは自動断接手段(クラッチアクチュエータ)3で自動断接するように構成されている。図はクラッチ1が接続され、いずれの手段も作動されてない通常の状態を示す。
【0007】
クラッチ1は、そのクラッチフォーク4を、流体圧シリンダとしてのスレーブシリンダ5により往復動させることで、断接方向にストロークされる。スレーブシリンダ5にはクラッチ作動力となる油圧(流体圧)が中間シリンダ6から供給される。中間シリンダ6は、マスタシリンダ7から供給される油圧と、油圧源8から供給される油圧とを切り替えて、その供給油圧に応じた油圧をスレーブシリンダ5に送る。マスタシリンダ7はクラッチペダル9の踏込量(操作量)に応じた油圧を発生し中間シリンダ6に送る。油圧源8はモータ10、油圧ポンプ11、チェック弁32、電磁弁30,31及びリリーフ弁13を備え、電子式コントロールユニット14でモータ10及び電磁弁30,31が駆動制御されて、所定の油圧給排制御を行うようになっている。これらにより油圧管路系が構成され、作動流体としてのオイルはオイルタンク15に溜められる。
【0008】
電磁弁30,31はコントロールユニット14でデューティ制御され、ここではノーマルクローズのもの、つまりOFF で閉となるものが使用される。電磁弁30,31はクラッチ1の接続のため、或いはスレーブシリンダ5からのオイル排出のために用いられる。それぞれの電磁弁30,31は流路径が異なる。これら電磁弁30,31の制御の仕方で連続的にクラッチ接続速度が変えられる。リリーフ弁13は油圧が異常上昇したときに開くフェールセーフのためのもので、通常は閉じている。
【0009】
この構成では、クラッチ1のマニュアル断接が以下のように行われる。まず図示状態からクラッチペダル9が踏み込まれるとマスタシリンダ7から油圧が発生する。そしてこの油圧が実線矢印で示すように中間シリンダ6の内部のピストン16,17を二つ同方向に押し、中間シリンダ6からペダル踏込量に相当する油圧をスレーブシリンダ5に供給させる。するとスレーブシリンダ5では内部のピストン18が押され、これによりクラッチフォーク4が押され、クラッチ1はペダル踏込量相当分だけ分断側に操作される。クラッチペダル9の戻し操作を行えば破線矢印で示すように油圧が戻ってクラッチ1は接続側に操作される。このとき中間シリンダ6のピストン16,17がスプリング37で通常位置に押し戻される。このようにしてマニュアル断接が達成され、クラッチペダル9、マスタシリンダ7、中間シリンダ6及びスレーブシリンダ5がマニュアル断接手段2を構成することとなる。
【0010】
一方、クラッチ1ないしクラッチフォーク4のストロークはクラッチストロークセンサ19により常時検出されている。クラッチストロークセンサ19はリンク36を介してクラッチフォーク4により動作されるポテンショメータである。クラッチストロークセンサ19は、クラッチストロークが分断側ほど大きな電圧を出力するようになっている。また中間シリンダ6の出口部に油圧スイッチ33が設けられる。これは検出油圧が上昇してある設定値に達したとき、OFF からONになる。これらセンサ19、スイッチ33の信号はコントロールユニット14に送られる。
【0011】
かかる装置は通常の手動変速機20を備えた車両に装備される。図3に詳しく示すが、変速機20にはその変速操作部を構成するシフターレバー46が設けられている。シフターレバー46は、リンクやワイヤケーブル等の機械的連結手段57を介して、シフト操作手段(シフトレバー装置)21のノブレバー23に機械的に連結される。シフト操作手段21が運転手により動作されると、これにシフターレバー46が連動して変速機20が変速操作される。
【0012】
シフト操作手段21においては、シフトノブ22がノブレバー23に対し僅かに揺動(首振り)可能となっている。通常シフトノブ22はスプリング61でセンター位置に保持されるが、所定のシフト力が加えられたとき揺動し、内部のシフトスイッチ62をONさせるようになっている。
【0013】
図1、図3に示すが、変速機20には、変速機20即ちシフターレバー46のシフト方向のストロークを検出するシフトストロークセンサ34(シフトストローク検出手段)と、シフターレバー46のニュートラル位置を検出するニュートラルスイッチ24と、シフターレバー46のセレクト方向のストロークを検出するセレクトストロークセンサ35とが装備されている。これらセンサやスイッチの信号はコントロールユニット14に送られる。
【0014】
この構成では、クラッチ1の自動断接が以下のように行われる。例えば所定のギヤ段で走行中、運転手が変速しようとしてシフトノブ22にシフト力を与えたとする。するとシフトノブ22が微小揺動してシフトスイッチ62がONとなり、これを合図にコントロールユニット14はモータ10を起動する。すると油圧ポンプ11が起動されて油圧を発生し、この油圧が実線矢印で示すようにチェック弁32を押し開けて中間シリンダ6に至る。中間シリンダ6ではピストン16,17を離間方向に押動する。これによって出口側のピストン17がさらに出口側のオイルを加圧し、スレーブシリンダ5に供給する。こうなるとスレーブシリンダ5のピストン18がクラッチフォーク4を押してクラッチ1を分断する。この後モータ10を停止すると、チェック弁32で油圧が保持されるのでクラッチ1が断保持される。
【0015】
こうしてクラッチ1が切れた後、運転手による継続的なシフトレバー操作により変速機20が次のギヤ段に入れられる。
【0016】
これと同時にコントロールユニット14は、シフトストロークセンサ34、セレクトストロークセンサ35の信号から変速機20が変速されたことを知り、クラッチ1の接続制御を開始する。具体的には電磁弁30,31をエンジン運転状態、車両走行状態、運転手の意思状態に合わせて最適に制御する。これにより破線矢印で示すようにスレーブシリンダ5から油圧が排出され、クラッチフォーク4が戻されてクラッチ1が最適速度で接続される。このように、コントロールユニット14、油圧源8、中間シリンダ6及びスレーブシリンダ5が自動断接手段3を構成することとなる。
【0017】
なお、マニュアル断接と自動断接との切替えは車室内に設けられた切替スイッチ25によって行われる。
【0018】
ここで、上記の如きクラッチ自動断接制御は車両発進時にも行われる。即ち、運転手が発進しようとしてニュートラルにあるシフト操作手段21にシフト力を与えたとする。すると前記同様にクラッチ1が切れ、これに続くシフトレバー操作により変速機20が発進段に入れられる。この後運転手によってアクセルペダル38が踏み込まれ、エンジン回転が上昇すると共に、クラッチ1が発進に適した接続速度で微妙に速度調節されつつ接続され、これにより車両は接続ショックなくスムーズに発進、加速されることとなる。
【0019】
一方、アクセルペダル38の開度(踏込量)がアクセル開度センサ39により検出される。アクセル開度センサ39はポテンショメータで、アクセル開度に比例した電圧を出力する。またアクセルペダル38の付近にアクセルアイドルスイッチ40が付設され、これはアクセルペダル38がアイドル領域にあるときON、アイドル領域以上踏み込まれたときOFF となる。これらセンサ39及びスイッチ40の出力はコントロールユニット14に送られる。
【0020】
アクセルペダル38はエンジン出力制御機構41にワイヤ、リンク等の機械的連結手段42を介して機械的に連結されている。ここではエンジン43がディーゼルエンジンとされるので、エンジン出力制御機構41は燃料噴射ポンプ44に付設されたメカニカルガバナとされる。ただしガソリンエンジンとすることは可能で、この場合はエンジン出力制御機構がスロットルバルブとなる。エンジン43にはエンジン回転速度(具体的にはクランクシャフト回転速度)を検出するエンジン回転速度センサ45が設けられ、その出力はコントロールユニット14に送られる。
【0021】
ここで、図3に示すように、シフターレバー46は、変速機20のケーシング側に回動自在に支持されたシャフト70に固定される。シャフト70に固定された別のレバー63に、機械的連結手段57を介してシフト操作手段21から操作力が伝達される。これによってシフト操作手段21の動作に基づきシフターレバー46が回動され、変速機20が変速される。図中「N」、「2nd」、「3rd」の語はそれぞれ変速機20のニュートラル、2速、3速を意味し、図示するシフターレバー46はニュートラル位置にある。このシフターレバー46の回動により、シフターレバー46に一体形成された操作レバー47が、2速側と3速側との間でシフト方向にストロークされ、変速機20の図示しないシフトフォークを移動させる。もっとも2速と3速は、シフターレバー46のシフト動作の両端位置を示すために用いたにすぎない。例えば4速と5速、車種によっては1速と2速についても同様の関係が成立する。
【0022】
シフターレバー46から一体にレバー48が延出され、レバー48はセンサレバー49に接続される。この接続部は、レバー48に設けられたピン50と、センサレバー49の先端部に形成されピン50が挿通される長穴51とからなる。センサレバー49の基端部は、変速機20のケーシング側に固定されたシフトストロークセンサ34のセンサシャフト52に固定される。これによってシフターレバー46が回動されると、センサシャフト52が回動され、図2に示すように、シフターレバー46の回動量(ストローク)Sに応じた電圧Vをシフトストロークセンサ34が発生するようになる。レバー48、センサレバー49及びシフトストロークセンサ34は、操作レバー47と直交する方向に沿って配列されている。
【0023】
一方、シフターレバー46を境にシフトストロークセンサ34の反対側にニュートラルスイッチ24が設けられる。ニュートラルスイッチ24も変速機20のケーシング側に螺合して取り付けられる。即ちニュートラルスイッチ24は螺合取付を行うためのネジ部52と、工具を係合させるための六角部56とを有する。ここでニュートラルスイッチ24は出没自在で且つ内蔵スプリングにより突出側に付勢されたボール53を備え、このボール53が突出移動することでONとなるようになっている。一方シフターレバー46にはボール53を嵌合させるための切欠54が設けられ、切欠54は、シフターレバー46がニュートラル位置にあるときボール53を嵌合させるよう位置される。これにより、シフターレバー46がニュートラル位置にあるとボール53が突出移動して切欠54に嵌まり、ニュートラルスイッチ24がONとなり、シフターレバー46がニュートラル位置以外に位置するとボール53がシフターレバー46の周側面55に押されて収納され、ニュートラルスイッチ24がOFF となる。なおこのON/OFFの関係は逆でもよい。
【0024】
ここで、シフトスイッチ62は、シフトノブ22の内面且つシフト方向対向側にそれぞれ設けられた可動接点67,68と、ノブレバー23に設けられた固定接点69とからなる。これらのうち一方に電圧が印加され、互いが接触するとONになる。通常これら接点は離間状態にあるので、シフトスイッチ62はOFF である。このシフトスイッチ62が、シフト操作手段21に所定の操作力が加えられたとき信号を出力するシフト操作検出手段を構成する。もっとも当該手段はシフトノブ22内部以外の位置、例えば機械的連結手段57に、そのガタを利用して設けることも可能である。
【0025】
さて、このオートクラッチ車両では、クラッチ自動断接のタイミングを決めるためにシフターレバー46の位置を常時検出している。特に以下のようにして変速機20のニュートラルを検出している。
【0026】
図1には、シフトストロークセンサ34の動作ストロークと、ニュートラルスイッチ24のON/OFFとの相関関係が概念的に示してある。前述したように、ニュートラルスイッチ24は、シフターレバー46がニュートラル位置にきたときONとなる。よってこのONのときのシフトストロークセンサ34の出力電圧の範囲VN をコントロールユニット14に記憶ないし学習させ、以降この学習範囲VN に基づいて変速機20のニュートラル検出を行う。VN の学習は、車両が工場からラインオフされるとき1回行われる。シフトストロークセンサ34の出力電圧Vが学習範囲VN 内であれば、コントロールユニット14は変速機20をニュートラルと判断するのである。
【0027】
このように、シフトストロークセンサ34の他にニュートラルスイッチ24を設けたことによって、ニュートラルスイッチ24の出力に基づきシフトストロークセンサ34のニュートラル範囲を決め、以降これに基づいてニュートラル検出が行えるようになる。
【0028】
ここで図2には、シフターレバー46のストロークSとシフトストロークセンサ34の出力電圧Vとの関係が示される。この関係は、取付誤差やセンサ34自体のバラツキ等により車種毎のバラツキがある。よってニュートラルスイッチ24の併用によって、このようなバラツキと無関係に正確なニュートラル範囲VN を決定することができる。一方、シフトストロークセンサ34は、シフターレバー46のストロークSに比例した電圧Vを出力するので、ニュートラルスイッチ24よりもニュートラル検出を精度よく行える。こうした理由から、ニュートラルスイッチ24ではなく、シフトストロークセンサ34の出力電圧Vに基づいてニュートラル検出を行っているのである。なお、図中、SN がVN に対応したシフターレバー46のストローク範囲、ΔSがシフターレバー46の全ストローク範囲、ΔVがΔSに対応した出力範囲である。
【0029】
一方、シフターレバー46がニュートラル位置にあれば、シフト操作手段21のセレクト操作によりシャフト70及びシフターレバー46がセレクト方向に移動される。セレクトストロークセンサ35の出力電圧によってシフターレバー46のセレクト方向の位置が検出される。よってシフトストロークセンサ34とセレクトストロークセンサ35の出力を合わせて考慮することにより、シフターレバー46の正確な位置が分かり、変速機20が現在どのポジションにあるが確実に分かる。
【0030】
次に、コントロールユニット14は以下のようにシフトスイッチ62の異常診断を行う。
【0031】
図3を参照して、例えば仮にオートクラッチモードで2速で走行中、運転手が後方(図の右側)にシフト操作手段21を操作して2速から3速に変速しようとしたとする。するとまずシフトノブ22が揺動して前方の可動接点67と固定接点69が接触し、ON信号がコントロールユニット14に送られる。コントロールユニット14はこれを合図にクラッチ1を自動分断する。継続的なシフトレバー操作により変速機20が3速に入れられると、この事実がシフトストロークセンサ34とセレクトストロークセンサ35との出力によって確認され、コントロールユニット14はクラッチ1を自動接続する。
【0032】
次いで、運転手が前方(図の左側)にシフト操作手段21を操作して3速から4速に変速しようとしたとする。このとき運転手がシフトノブ22に前方への操作力を与えると、シフトノブ22が揺動して後方の可動接点68と固定接点69が接触し、ON信号がコントロールユニット14に送られる。
【0033】
この場合、先に前方の可動接点67でシフトスイッチ62がONされ、後に後方の可動接点68でシフトスイッチ62がONされている。このような交互順のスイッチONの事実をもって、コントロールユニット14は運転手にギヤ抜き(ここでは3速のギヤ抜き)の意思があると判断し、クラッチ1を分断する。つまりクラッチ分断は両接点67,68で順番にシフトスイッチ62がONされないと行われない。
【0034】
ここで、3速で走行中4速への変速前に、シフトスイッチ62が異常となったとする。こうなると運転手が前方へのシフトレバー操作を試みても、シフトスイッチ62がONされずクラッチ1が切れない。このため、基本的にはギヤ抜きできず、シフトレバーも動かないため、運転手は違和感を感じるであろう。このとき仮に、運転手がシフトレバーを強制的に操作し、ギヤ抜きを行ったとする。するとコントロールユニット14は、本来前方の可動接点68でシフトスイッチ62がONされてから、シフトストロークセンサ34の出力が3速位置から外れるはずなのに、これがONされないまま3速位置から外れたことを認識する。よってこの事実をもって、コントロールユニット14はシフトスイッチ62を異常と判断し、異常時に適した別の処理(例えば警告灯点灯、マニュアルモードへの変更指示等)を開始するのである。
【0035】
この説明から分かるように、シフトスイッチ62の異常判断は、▲1▼シフトスイッチ62がONされず、▲2▼シフトストロークセンサ34の出力が任意のギヤ段位置から外れたとき、行われる。
【0036】
こうして、シフトスイッチ62の異常を自己診断でき、信頼性、安全性を高められる。なおここではコントロールユニット14が本発明の異常診断手段を構成する。
【0037】
以上、本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明は他にも様々な実施の形態を採ることが可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、シフト操作検出手段の異常を自己診断でき、信頼性、安全性を高められるという、優れた効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】シフトストロークセンサの動作ストロークと、ニュートラルスイッチのON/OFFとの相関関係を概念的に示す図である。
【図2】シフターレバーのストロークとシフトストロークセンサの出力電圧との関係を示すグラフである。
【図3】シフターレバー周辺及びシフト操作手段を示す図である。
【図4】オートクラッチ車両の全体構成図である。
【符号の説明】
1 摩擦クラッチ
3 クラッチアクチュエータ
4 クラッチフォーク
5 スレーブシリンダ
6 中間シリンダ
7 マスタシリンダ
8 油圧源
9 クラッチペダル
10 モータ
11 油圧ポンプ
13 リリーフ弁
14 コントロールユニット
15 オイルタンク
19 クラッチストロークセンサ
20 変速機
21 シフト操作手段
24 ニュートラルスイッチ
30,31 電磁弁
32 チェック弁32
33 油圧スイッチ
34 シフトストロークセンサ
38 アクセルペダル
39 アクセル開度センサ
40 アクセルアイドルスイッチ
41 エンジン出力制御機構
45 エンジン回転速度センサ
46 シフターレバー
62 シフトスイッチ

Claims (2)

  1. シフト操作手段に所定の操作力が加えられたとき信号を出力するシフト操作検出手段と、シフト操作検出手段の出力に基づきクラッチの自動分断を実行するクラッチアクチュエータと、シフト操作手段の動作に基づき変速操作される変速機と、変速機のシフトストロークを検出するシフトストローク検出手段と、シフトストローク検出手段とシフト操作検出手段との出力に基づきシフト操作検出手段の異常を診断する異常診断手段とを備え
    上記異常診断手段は、上記シフトストローク検出手段からのシフトストロークにより上記変速機のギヤ抜きを検出した際に、上記シフト操作検出手段からの信号を検出できないときは、該シフト操作検出手段異常と判断して、異常時処理を開始することを特徴とするオートクラッチ車両。
  2. 上記シフト操作手段の動作に連動させて上記変速機を変速操作させるべく、上記変速機を上記シフト操作手段に機械的に連結する機械的連結手段を備えた請求項1記載のオートクラッチ車両。
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