JP4002823B2 - エンジンの燃焼室 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直噴式ディーゼルエンジンのピストン頂面にキャビティを設けて構成した燃焼室に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、直噴式ディーゼルエンジンの燃焼室において、ピストン頂面にキャビティを設けて燃焼室を構成し、該燃焼室内部に噴射ノズルの噴出部が臨むように配置し、スワール及びスキッシュ等の空気流動を積極的に利用して、噴射ノズルから噴射した噴霧を燃焼室の壁面に衝突させて拡散し、燃料を空気と混合させて燃焼するように構成していた。このような燃焼室にあっては、広範囲に燃料を拡散して空気の利用効率を高め、燃費の向上やスモークの低減を図るために、燃料噴射ノズルに複数の噴口を設けて噴霧の数を増やし、キャビティの側壁へ向けて放射状に、かつ、上下方向で千鳥状に噴射を行ったり、キャビティの側壁を段付き形状に形成したりしている。例えば、特許文献1に示す技術では、キャビティの形状は、キャビティの開口部が絞られて下側に向かうにつれてシリンダ半径方向外側へと拡径された形状のリエントラント型とされており、該開口部付近の内面に複数の円弧状部が設けられて段付き形状の燃焼室が構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−32560号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に示す技術のように、キャビティの開口部の面積が狭い場合、熱負荷が増大して耐久性に問題が生じていた。そこで、耐久性が重要となる場合には、キャビティの開口部の面積を大きくすることにより、熱負荷の低減が図られている。そして、開口部の面積を大きくする手段として、例えば、ピストン頂面にキャビティとともにバルブリセスが設けられている。しかし、現状においては、バルブリセスを燃焼室として利用し、十分な燃焼を行うことや、段付き形状の燃焼室を有効に活用することができておらず、最適な燃焼室の形状が依然として特定されていない。そのため、燃焼室の形状を特定するために実験が繰り返されて、開発期間が長期化する傾向がある。そこで、本発明は、段付き形状の燃焼室を有効に活用して燃焼効率を高め、粒子状物質、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物を低減することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
即ち、請求項1においては、直噴式ディーゼルエンジンのピストン頂面にキャビティを設ける構成において、前記キャビティを少なくとも上下方向二段階に凹部を形成して設け、下から一段目の凹部上に二段目の凹部を径方向外側へ拡開し、下から二段目の凹部の側壁を垂直方向から外側へ開く傾斜面とし、キャビティ中央に上方へ膨出する突部を形成し、ピストン外周の頂面に中心側へ下がる傾斜を形成し、該ピストン頂面にバルブリセスを設け、ピストン中心上方に燃料噴射ノズルを配置し、該燃料噴射ノズルより、スワール始端側の前記バルブリセス側壁と、前記下から一段目と二段目の凹部とにそれぞれ燃料を噴射するように構成したものである。
【0007】
請求項2においては、前記ピストン頂面の傾斜角度を1度〜3度とし、前記下から一段目の凹部の側壁の径方向下外側へ拡開する角度を−25度〜0度とし、前記下から二段目の凹部の側壁の外側へ開く角度を3度〜10度とし、該下から二段目の凹部の底面に窪みを形成し、前記燃料噴射ノズルより、スワール始端側のバルブリセス側壁へ燃料を噴射する範囲を、隣接するバルブリセス中心間角度θBvの1/4に構成し、前記下から一段目の凹部の燃焼室容積Vsと、下から二段目の凹部より上方の燃焼室容積(Vm+Vv)の比と、燃料噴射ノズル7の下から一段目の凹部への噴口面積Asと、下から二段目の凹部より上方への噴口面積(Am+Av)の比との関係が、(Am+Av)/As=(1.5〜2.5)(Vm+Vv)/Vsを満たすように構成したものである。
【0008】
請求項3においては、前記バルブリセス側壁とその底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、前記バルブリセス底面と下から二段目の凹部の側壁との間の角部の曲率半径をD/60とし、該下から二段目の凹部の側壁の外側へ開く角度を3度〜10度とし、前記下から一段目の凹部の底面に水平部を形成し、前記バルブリセス側壁を平面視でピストン中心側が拡開する形状としたものである。
【0009】
請求項4においては、前記バルブリセス側壁とその底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、前記バルブリセス底面と下から二段目の凹部の側壁との間の角部の曲率半径をD/60とし、該下から二段目の凹部の側壁の外側へ開く角度を3度〜10度とし、前記下から一段目の凹部の側壁に径方向下外側へ拡開して窪みを設け、該拡開する角度を−25度〜0度とし、該下から一段目の凹部の底面に水平部を形成し、前記バルブリセス壁面をピストン中心側が拡開する形状としたものである。
【0010】
請求項5においては、前記バルブリセス側壁の垂直方向に対する傾斜角度を3度〜15度とし、該バルブリセス側壁とその底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、前記一段目の凹部の側壁の径方向下外側へ拡開して窪みを設け、該窪み上部に垂直面を形成し、該窪みの曲率半径をD/24以上とし、下から一段目の凹部底面とキャビティ中央の凸部面との間の角部の曲率半径をD/60以上とし、該キャビティ中央の突部の突部面と下から一段目の凹部の底面への折れ曲がり角度を90度〜145度とし、該突部の上端の曲率半径をD/24以上とし、前記バルブリセス壁面をピストン中心側が拡開する形状としたものである。
【0011】
請求項6においては、前記ピストン頂面の傾斜角度を1度〜3度とし、バルブリセス側壁とバルブリセス底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、バルブリセス側壁の垂直方向に対する傾斜角度を3度〜15度とし、バルブリセス底面の径方向外側への上がり傾斜角度を1度〜3度とし、キャビティ中央の突部の突部面と下から一段目の凹部底面への折れ曲がり角度を90度〜145度とし、該突部の上端の曲率半径をD/24以上とし、前記下から一段目の凹部の燃焼室容積Vsと、下から二段目の凹部より上方の燃焼室容積(Vm+Vv)の比と、燃料噴射ノズル7の下から一段目の凹部への噴口面積Asと、下から二段目の凹部より上方への噴口面積(Am+Av)の比との関係が、(Am+Av)/As=(1.5〜2.5)(Vm+Vv)/Vsを満たすように構成したものである。
【0012】
請求項7においては、前記ピストン頂面の傾斜角度を1度〜3度とし、バルブリセス側壁とバルブリセス底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、該バルブリセス側壁の垂直方向に対する傾斜角度を3度〜15度とし、該バルブリセス底面の径方向外側への上がり傾斜角度を1度〜3度とし、該キャビティ中央の突部の突部面と下から一段目の凹部底面への折れ曲がり角度を90度〜145度とし、該突部の上端の曲率半径をD/24以上とし、前記バルブリセス側壁を平面視でピストン中心側が拡開する形状とし、前記下から一段目の凹部の燃焼室容積Vsと、下から二段目の凹部より上方の燃焼室容積(Vm+Vv)の比と、燃料噴射ノズル7の下から一段目の凹部への噴口面積Asと、下から二段目の凹部より上方への噴口面積(Am+Av)の比との関係が、(Am+Av)/As=(1.5〜2.5)(Vm+Vv)/Vsを満たすように構成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。図1は本発明に係る燃焼室の側面断面図、図2は図1における要部拡大断面図、図3は燃焼室の平面図である。
【0014】
本発明の直噴式ディーゼルエンジンの燃焼室について図1乃至図3により説明する。直噴式ディーゼルエンジンにおいて、シリンダ10に摺動自在に嵌合するピストン1の頂面に、キャビティ2及びバルブリセス3が設けられており、該キャビティ2がピストン頂面1aの中央部に、バルブリセス3が外周部に配置され、ピストン1の平面視中心上方に配置された燃料噴射ノズル7より燃料をキャビティ2へ噴射するように構成されている。該キャビティ2が上下方向周囲から中央に二段階に深く凹部21・22を形成して設けられるとともに、バルブリセス3と連続的に形成されて、ピストン頂面1aに向かうにつれて径が広く、かつ、浅くなる段付き形状の燃焼室5が形成されている。
【0015】
該燃焼室5においては、スワール20が吸気工程で吸気ポート28からシリンダ10内に導入された吸気により形成されるとともに、スキッシュがピストン頂面によりキャビティ2内に形成され、該スワール20とスキッシュを利用して燃焼室5内で空気と燃料との混合が行われる。
【0016】
また、前記キャビティ2の底面中央には上方へ膨出する突部6が形成されており、該突部6の上方において、図示せぬシリンダヘッドから前記噴射ノズル7が燃焼室5内に突出されている。該噴射ノズル7の下端部には、複数の噴口がノズル軸心を中心にして略等間隔に配設され、それぞれの噴口が上下に千鳥状に配置されて、燃焼室5の壁面に向けて放射状に噴射を行うように構成されている。本実施例では、図3における平面視において90度の範囲で、三つに噴射され、合計噴射ノズル7から12個噴射される。1/4の範囲で説明すると、第一噴霧41は平面視でバルブリセス3の側壁3aのスワール前側に噴射され、側面視で下から二段目の凹部21の上部からバルブリセス3に向かって噴射される。第二噴霧42は平面視でバルブリセス3中心より若干スワール後側で、側面視で凹部21の側壁面に向かって噴射される。第三噴霧43は平面視で第二噴霧42の下方側で、側面視で下側の第一段の凹部22の側壁面に向かって噴射される。
【0017】
図2に示すように、前記燃焼室5は、噴射ノズル7を中心として広がる第一燃焼室5aと第二燃焼室5bで構成される。第一燃焼室5aは図2の断面視において、噴射ノズル7の噴射中心O1と、下部(下から一段目)の凹部22と下から二段目の凹部21の境界部分を結ぶ線から上方のキャビティ2内の空間としている。つまり、バルブリセス3の空間と下から二段目の凹部22と噴射ノズル7の中心O1とピストン頂面の間の空間を加えた空間を第一燃焼室5aとしている。該第一燃焼室5aの下方の空間を第二燃焼室5bとしている。つまり、図2の断面視において、噴射ノズル7の噴射中心O1と、下部(下から一段目)の凹部22と下から二段目の凹部21の境界部分を結ぶ線から下方のキャビティ2内の空間を第二燃焼室5bとしている。
【0018】
前記第一燃焼室5aにおいて、前記バルブリセス3は吸気バルブ用のバルブリセスと排気バルブ用のバルブリセスを有し、ピストン頂面1aの外周部に設けられ、本実施例では左右対称に90度毎に、それぞれ吸気及び排気用に二つずつ配置されている。該バルブリセス3の側壁3aは、図3に示すように、平面視でピストン中心側が拡開する形状に形成されて、噴射ノズル7から噴射される燃料をバルブリセス側壁3aに沿って径方向外側へ拡散させる。ここで、燃料はバルブリセス側壁3aのスワール始端側に向けて噴射されるものであり(第一噴霧41)、この第一噴霧41の噴射する範囲を、隣接するバルブリセス中心間角度θBvの略1/4に構成している。これによって、スワール20を利用して燃料の拡散を助長することが可能となる。こうして、噴射ノズル7から噴射された燃料が、バルブリセス側壁3aに衝突すると、図3の矢印に示す如く、燃料はバルブリセス3で拡散されて隅々まで行き渡り、燃料と空気との混合が促進される。
【0019】
また、バルブリセス3の側壁3aは、図2に示すように、側面視で垂直方向(ピストンの軸心線と平行)から外側へ開くように傾斜角度θ1だけ傾斜されている。該傾斜角度θ1は、3度〜15度の範囲内の値としている。よって上外方向へ拡散される。また、ピストン頂面1aは、ピストン中心側へ向けて下がるように傾斜され、該ピストン頂面1a(ピストンの軸心線と直角方向)から中心下方へさがる傾斜角度θ2が1度〜3度の範囲内の値となるように形成されている。そして、該バルブリセス側壁3aとピストン頂面1aとの間の角部31が円弧状の曲面に形成され、該角部31の曲率半径の値が、シリンダ半径をDとすると、D/60以上の値となるように構成されている。以下、シリンダ半径をDとする。また、該バルブリセス側壁3aとバルブリセス底面3bとの間の角部32も円弧状の曲面に形成され、該角部32の曲率半径の値が、D/60以上となるように構成されている。このようにして、噴射ノズル7か噴射された燃料が、燃焼室5内からシリンダ径外側の燃焼への関わりが小さい領域へと巻き込まれるのを防止している。
【0020】
また、前記バルブリセス底面3bは、シリンダ径方向外側へ傾斜角度θ3だけ上がる傾斜面に形成されている。該傾斜角度θ3は、1度〜3度の範囲内の値としている。そして、該バルブリセス底面3bと、下から二段目の凹部21の側壁21aとの間の角部33が円弧状の曲面に形成され、該角部33の曲率半径の値が、D/60以上となるように構成されている。これにより、噴射ノズル7から噴射された燃料が、二段目の凹部の側壁21aに衝突したのち、角部33に沿って流れて拡散されてバルブリセス3の隅々まで行き渡り、燃料と空気との混合が促進される。
【0021】
また、下から二段目の凹部21の側壁21aは、側面視で、垂直方向から外側へ開くように傾斜角度θ4だけ傾斜されている。該傾斜角度θ4は、3度〜10度の範囲内の値としている。よって、前記噴射ノズル7から噴射される燃料の壁面までの到達距離が延長されるとともに、壁面に衝突した燃料が拡散されて、第一燃焼室5a内の隅々まで行き渡り、燃料と空気の混合が促進される。一方、下から二段目の凹部21の水平部における底面には下方へ凹む窪み21bが形成されている。このような構成において、噴射ノズル7から噴射された燃料が、二段目の凹部21の側壁21aに衝突して該側壁21aに沿って下方に流れ、該窪み21bに達すると、燃料は図2の矢印に示す如く、シリンダ中心下方側に拡散されるので、噴霧同士の衝突を減少させることができるとともに、燃料の拡散効果を増大させることができる。したがって、燃料噴射ノズル7から下から二段目の凹部21に噴射される燃料が異なる方向へ噴射される燃料と混合して重複するのを妨げて、燃焼が悪化するのを防止することができる。
【0022】
また、第二燃焼室5bにおいては、下から一段目の凹部22の側壁22aの上下中央から下方にシリンダ径方向外側へ拡開して窪み22bを設け、該窪み22bの曲率半径の値をD/24以上の値とするとともに、該側壁22aの径方向外側へ拡開する角度θ5を−25度〜0度の範囲内の値としている。これにより、噴射ノズル7から一段目の凹部22の側壁22aに向けて噴射される燃料の壁面までの到達距離を延長させることができるとともに、スキッシュ効果を増大させることができる。また、該窪み22bにより、側壁22aに達した燃料は、図2の矢印に示す如く、ピストン中心側に拡散されるため、噴霧同士の衝突を減少させることができる。
【0023】
さらに、前記下から一段目の凹部22の側壁22aにおいて、窪み22b上部には垂直面22cが形成され、スキッシュ効果の増大が図られているが、該垂直面22cの長さを長くするほど、スキッシュ効果を更に増大させることができる。
【0024】
また、下から一段目の凹部22の外周側の底面には水平部22dが形成されており、該水平部22dにおいて、噴射した燃料の蒸発を促進させるように構成されている。
【0025】
また、前記キャビティ2の底面中央に上方に盛り上がるように形成された突部6は、その中心部が最も高く、シリンダ径方向外側へ下がるように略円錐形状に形成されている。該突部6の上端6aは断面視で円弧状の曲面に形成され、該上端6aの曲率半径の値がD/24以上の値となるように形成されている。そのため、燃焼室5内において、噴霧流がスムースに流れて噴霧同士の衝突が防止される。また、該突部6における上端6aから下がる斜面と前記下から一段目の凹部22の底面(水平部22d)から上端6aに向かって上がる斜面との間に形成される角部34は断面視円弧状の曲面に形成され、該角部34の曲率半径の値をD/60以上の値とし、該突部26の斜面中途部に形成される前記角部34両側の斜面の折れ曲がり角度θ6を90度〜145度の範囲内の値としている。これにより、空気と混合された燃料の噴霧流が斜面に沿って流れて、噴射ノズル7付近へ巻き込まれるのを防止することができる。
【0026】
また、前記下から一段目の凹部22(第二燃焼室5b)の燃焼室容積Vsと、下から二段目の凹部21(第一燃焼室5a)より上方の燃焼室容積(第一燃焼室5aの容積Vm+バルブリセスの容積Vv)の比と、燃料噴射ノズル7の下から一段目の凹部22(第二燃焼室5b)への噴口面積(第三噴霧43の吐出面積)Asと、下から二段目の凹部21(第一燃焼室5a)より上方への噴口面積(第二噴霧42の吐出面積Am+第一噴霧41の吐出面積Av)の比との関係が次式となるように設定され、燃焼室5の燃焼室容積と燃料噴射ノズル7の噴口面積が容易に決定される。
(Am+Av)/As=(1.5〜2.5)(Vm+Vv)/Vs
したがって、燃焼室5の容積、又は噴射ノズル7の噴口径を容易に決定することができるので、従来のように実験を繰り返して燃焼室の形状を決定する必要がなく、開発期間の短縮化を図ることができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0028】
即ち、請求項1に示す如く、直噴式ディーゼルエンジンのピストン頂面にキャビティを設ける構成において、前記キャビティを少なくとも上下方向二段階に凹部を形成して設け、下から一段目の凹部上に二段目の凹部を径方向外側へ拡開し、下から二段目の凹部の側壁を垂直方向から外側へ開く傾斜面とし、キャビティ中央に上方へ膨出する突部を形成し、ピストン外周の頂面に中心側へ下がる傾斜を形成し、該ピストン頂面にバルブリセスを設け、ピストン中心上方に燃料噴射ノズルを配置し、該燃料噴射ノズルより、スワール始端側の前記バルブリセス側壁と、前記下から一段目と二段目の凹部とにそれぞれ燃料を噴射するように構成したので、
段付き形状の燃焼室が有効に活用されて、空気と燃料との混合が促進され、燃焼効率が高まる。そのため、燃料が十分に燃焼されて、粒子状物質、一酸化炭素、炭化水素、及び窒素酸化物の発生量を低減することができる。また、バルブリセス3を燃焼室の一部として利用することができ、燃焼室の容積を十分に確保することが可能となる。
【0029】
請求項2に示す如く、前記ピストン頂面の傾斜角度を1度〜3度とし、前記下から一段目の凹部の側壁の径方向下外側へ拡開する角度を−25度〜0度とし、前記下から二段目の凹部の側壁の外側へ開く角度を3度〜10度とし、該下から二段目の凹部の底面に窪みを形成し、前記燃料噴射ノズルより、スワール始端側のバルブリセス側壁へ燃料を噴射する範囲を、隣接するバルブリセス中心間角度θBvの1/4に構成し、前記下から一段目の凹部の燃焼室容積Vsと、下から二段目の凹部より上方の燃焼室容積(Vm+Vv)の比と、燃料噴射ノズル7の下から一段目の凹部への噴口面積Asと、下から二段目の凹部より上方への噴口面積(Am+Av)の比との関係が、(Am+Av)/As=(1.5〜2.5)(Vm+Vv)/Vsを満たすように構成したので、
燃料が燃焼への関わりが小さい領域へ巻き込まれるのを防止しながら、燃料を拡散させて凹部隅々まで行き渡らせることができると同時に、スワールを利用して燃料の拡散を助長できる。
また、噴射ノズルからキャビティ側壁までの噴霧到達距離を延長できるとともに、噴霧同士の衝突を減少できる。この結果、特に、粒子状物質の発生量を減少させることができる。
また、燃焼室の容積又は噴口径を容易に決定することができ、開発期間を短くすることができる。
【0030】
請求項3に示す如く、前記バルブリセス側壁とその底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、前記バルブリセス底面と下から二段目の凹部の側壁との間の角部の曲率半径をD/60とし、該下から二段目の凹部の側壁の外側へ開く角度を3度〜10度とし、前記下から一段目の凹部の底面に水平部を形成し、前記バルブリセス側壁を平面視でピストン中心側が拡開する形状としたので、
燃料が燃焼への関わりが小さい領域へ巻き込まれるのを防止しながら、燃料を拡散させることができる。
さらに、噴射ノズルからキャビティ側壁までの噴霧到達距離を延長できる。また、キャビティ底面における平面部で、噴霧した燃料の蒸発を促進させることができる。この結果、特に、一酸化炭素の発生量を減少させることができる。
【0031】
請求項4に示す如く、前記バルブリセス側壁とその底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、前記バルブリセス底面と下から二段目の凹部の側壁との間の角部の曲率半径をD/60とし、該下から二段目の凹部の側壁の外側へ開く角度を3度〜10度とし、前記下から一段目の凹部の側壁に径方向下外側へ拡開して窪みを設け、該拡開する角度を−25度〜0度とし、該下から一段目の凹部の底面に水平部を形成し、前記バルブリセス壁面をピストン中心側が拡開する形状としたので、
燃料が燃焼への関わりが小さい領域へ巻き込まれるのを防止しながら、燃料を拡散させて凹部隅々まで行き渡らせることができる。
さらに、噴射ノズルからキャビティ側壁までの噴霧到達距離を延長できる。また、キャビティ底面における平面部で、噴霧した燃料の蒸発を促進させることができる。この結果、特に、炭化水素の発生量を減少させることができる。
【0032】
請求項5に示す如く、前記バルブリセス側壁の垂直方向に対する傾斜角度を3度〜15度とし、該バルブリセス側壁とその底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、前記一段目の凹部の側壁の径方向下外側へ拡開して窪みを設け、該窪み上部に垂直面を形成し、該窪みの曲率半径をD/24以上とし、下から一段目の凹部底面とキャビティ中央の凸部面との間の角部の曲率半径をD/60以上とし、該キャビティ中央の突部の突部面と下から一段目の凹部の底面への折れ曲がり角度を90度〜145度とし、該突部の上端の曲率半径をD/24以上とし、前記バルブリセス壁面をピストン中心側が拡開する形状としたので、
燃料が燃焼への関わりが小さい領域へ巻き込まれるのを防止しながら、燃料を拡散させて凹部隅々まで行き渡らせることができる。
さらに、噴射ノズルからキャビティ側壁までの噴霧到達距離を延長でき、又スキッシュ効果が増大する。この結果、特に、粒子状物質の発生量を減少させることができる。
【0033】
請求項6に示す如く、前記ピストン頂面の傾斜角度を1度〜3度とし、バルブリセス側壁とバルブリセス底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、バルブリセス側壁の垂直方向に対する傾斜角度を3度〜15度とし、バルブリセス底面の径方向外側への上がり傾斜角度を1度〜3度とし、キャビティ中央の突部の突部面と下から一段目の凹部底面への折れ曲がり角度を90度〜145度とし、該突部の上端の曲率半径をD/24以上とし、前記下から一段目の凹部の燃焼室容積Vsと、下から二段目の凹部より上方の燃焼室容積(Vm+Vv)の比と、燃料噴射ノズル7の下から一段目の凹部への噴口面積Asと、下から二段目の凹部より上方への噴口面積(Am+Av)の比との関係が、(Am+Av)/As=(1.5〜2.5)(Vm+Vv)/Vsを満たすように構成したので、
燃料が燃焼への関わりが小さい領域へ巻き込まれるのを防止しながら、燃料を拡散させて凹部隅々まで行き渡らせることができる。また、スキッシュ効果が増大する。この結果、特に、一酸化炭素の発生量を減少させることができる。
また、燃焼室の容積又は噴射ノズルの噴口径を容易に決定することができ、開発期間を短くすることができる。
【0034】
請求項7に示す如く、前記ピストン頂面の傾斜角度を1度〜3度とし、バルブリセス側壁とバルブリセス底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、該バルブリセス側壁の垂直方向に対する傾斜角度を3度〜15度とし、該バルブリセス底面の径方向外側への上がり傾斜角度を1度〜3度とし、該キャビティ中央の突部の突部面と下から一段目の凹部底面への折れ曲がり角度を90度〜145度とし、該突部の上端の曲率半径をD/24以上とし、前記バルブリセス側壁を平面視でピストン中心側が拡開する形状とし、前記下から一段目の凹部の燃焼室容積Vsと、下から二段目の凹部より上方の燃焼室容積(Vm+Vv)の比と、燃料噴射ノズル7の下から一段目の凹部への噴口面積Asと、下から二段目の凹部より上方への噴口面積(Am+Av)の比との関係が、(Am+Av)/As=(1.5〜2.5)(Vm+Vv)/Vsを満たすように構成したので、
燃料が燃焼への関わりが小さい領域へ巻き込まれるのを防止しながら、燃料を拡散させて凹部隅々まで行き渡らせることができる。また、スキッシュ効果が増大する。この結果、特に、炭化水素の発生量を減少させることができる。
また、燃焼室の容積又は噴射ノズルの噴口径を容易に決定することができ、開発期間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る燃焼室の側面断面図。
【図2】 図1における要部拡大断面図。
【図3】 燃焼室の平面図。
【符号の説明】
1 ピストン
1a ピストン頂面
2 キャビティ
3 バルブリセス
3a バルブリセス側壁
6 突部
7 燃料噴射ノズル
21 下から二段目の凹部
22 下から一段目の凹部

Claims (7)

  1. 直噴式ディーゼルエンジンのピストン頂面にキャビティを設ける構成において、前記キャビティを少なくとも上下方向二段階に凹部を形成して設け、下から一段目の凹部上に二段目の凹部を径方向外側へ拡開し、下から二段目の凹部の側壁を垂直方向から外側へ開く傾斜面とし、キャビティ中央に上方へ膨出する突部を形成し、ピストン外周の頂面に中心側へ下がる傾斜を形成し、該ピストン頂面にバルブリセスを設け、ピストン中心上方に燃料噴射ノズルを配置し、該燃料噴射ノズルより、スワール始端側の前記バルブリセス側壁と、前記下から一段目と二段目の凹部とにそれぞれ燃料を噴射するように構成したことを特徴とするエンジンの燃焼室。
  2. 前記ピストン頂面の傾斜角度を1度〜3度とし、前記下から一段目の凹部の側壁の径方向下外側へ拡開する角度を−25度〜0度とし、前記下から二段目の凹部の側壁の外側へ開く角度を3度〜10度とし、該下から二段目の凹部の底面に窪みを形成し、前記燃料噴射ノズルより、スワール始端側のバルブリセス側壁へ燃料を噴射する範囲を、隣接するバルブリセス中心間角度θBvの1/4に構成し、前記下から一段目の凹部の燃焼室容積Vsと、下から二段目の凹部より上方の燃焼室容積(Vm+Vv)の比と、燃料噴射ノズル7の下から一段目の凹部への噴口面積Asと、下から二段目の凹部より上方への噴口面積(Am+Av)の比との関係が、(Am+Av)/As=(1.5〜2.5)(Vm+Vv)/Vsを満たすように構成したことを特徴とする請求項1記載のエンジンの燃焼室。
  3. 前記バルブリセス側壁とその底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、前記バルブリセス底面と下から二段目の凹部の側壁との間の角部の曲率半径をD/60とし、該下から二段目の凹部の側壁の外側へ開く角度を3度〜10度とし、前記下から一段目の凹部の底面に水平部を形成し、前記バルブリセス側壁を平面視でピストン中心側が拡開する形状としたことを特徴とする請求項1記載のエンジンの燃焼室。
  4. 前記バルブリセス側壁とその底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、前記バルブリセス底面と下から二段目の凹部の側壁との間の角部の曲率半径をD/60とし、該下から二段目の凹部の側壁の外側へ開く角度を3度〜10度とし、前記下から一段目の凹部の側壁に径方向下外側へ拡開して窪みを設け、該拡開する角度を−25度〜0度とし、該下から一段目の凹部の底面に水平部を形成し、前記バルブリセス壁面をピストン中心側が拡開する形状としたことを特徴とする請求項1記載のエンジンの燃焼室。
  5. 前記バルブリセス側壁の垂直方向に対する傾斜角度を3度〜15度とし、該バルブリセス側壁とその底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、前記一段目の凹部の側壁の径方向下外側へ拡開して窪みを設け、該窪み上部に垂直面を形成し、該窪みの曲率半径をD/24以上とし、下から一段目の凹部底面とキャビティ中央の凸部面との間の角部の曲率半径をD/60以上とし、該キャビティ中央の突部の突部面と下から一段目の凹部の底面への折れ曲がり角度を90度〜145度とし、該突部の上端の曲率半径をD/24以上とし、前記バルブリセス壁面をピストン中心側が拡開する形状としたことを特徴とする請求項1記載のエンジンの燃焼室。
  6. 前記ピストン頂面の傾斜角度を1度〜3度とし、バルブリセス側壁とバルブリセス底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、バルブリセス側壁の垂直方向に対する傾斜角度を3度〜15度とし、バルブリセス底面の径方向外側への上がり傾斜角度を1度〜3度とし、キャビティ中央の突部の突部面と下から一段目の凹部底面への折れ曲がり角度を90度〜145度とし、該突部の上端の曲率半径をD/24以上とし、前記下から一段目の凹部の燃焼室容積Vsと、下から二段目の凹部より上方の燃焼室容積(Vm+Vv)の比と、燃料噴射ノズル7の下から一段目の凹部への噴口面積Asと、下から二段目の凹部より上方への噴口面積(Am+Av)の比との関係が、(Am+Av)/As=(1.5〜2.5)(Vm+Vv)/Vsを満たすように構成したことを特徴とする請求項1記載のエンジンの燃焼室。
  7. 前記ピストン頂面の傾斜角度を1度〜3度とし、バルブリセス側壁とバルブリセス底面との間の角部の曲率半径を、D(シリンダ半径)/60以上とし、該バルブリセス側壁の垂直方向に対する傾斜角度を3度〜15度とし、該バルブリセス底面の径方向外側への上がり傾斜角度を1度〜3度とし、該キャビティ中央の突部の突部面と下から一段目の凹部底面への折れ曲がり角度を90度〜145度とし、該突部の上端の曲率半径をD/24以上とし、前記バルブリセス側壁を平面視でピストン中心側が拡開する形状とし、前記下から一段目の凹部の燃焼室容積Vsと、下から二段目の凹部より上方の燃焼室容積(Vm+Vv)の比と、燃料噴射ノズル7の下から一段目の凹部への噴口面積Asと、下から二段目の凹部より上方への噴口面積(Am+Av)の比との関係が、(Am+Av)/As=(1.5〜2.5)(Vm+Vv)/Vsを満たすように構成したことを特徴とする請求項1記載のエンジンの燃焼室。
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