JP2003278547A - 副室式エンジン - Google Patents
副室式エンジンInfo
- Publication number
- JP2003278547A JP2003278547A JP2002083232A JP2002083232A JP2003278547A JP 2003278547 A JP2003278547 A JP 2003278547A JP 2002083232 A JP2002083232 A JP 2002083232A JP 2002083232 A JP2002083232 A JP 2002083232A JP 2003278547 A JP2003278547 A JP 2003278547A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve recess
- piston
- chamber
- piston cavity
- combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B23/00—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
- F02B23/02—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition
- F02B23/06—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition the combustion space being arranged in working piston
- F02B23/0636—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition the combustion space being arranged in working piston the combustion space having a substantially flat and horizontal bottom
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B23/00—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
- F02B23/02—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition
- F02B23/06—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition the combustion space being arranged in working piston
- F02B23/0645—Details related to the fuel injector or the fuel spray
- F02B23/0648—Means or methods to improve the spray dispersion, evaporation or ignition
- F02B23/0651—Means or methods to improve the spray dispersion, evaporation or ignition the fuel spray impinging on reflecting surfaces or being specially guided throughout the combustion space
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B23/00—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
- F02B23/02—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition
- F02B23/06—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition the combustion space being arranged in working piston
- F02B23/0645—Details related to the fuel injector or the fuel spray
- F02B23/0669—Details related to the fuel injector or the fuel spray having multiple fuel spray jets per injector nozzle
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トップクリアランス部やバルブリセスのよう
に火炎が回り込み難い領域における燃焼を促進すること
が出来る様な副室式エンジンの提供。 【解決手段】 副室(副燃焼室S)と、ピストン1上面
に形成されたピストンキャビティ(12)を含む主燃焼
室(M)とを有しており、副室(S)に設けられた噴口
(Sa)は、当該噴口(Sa)から噴射する火炎ジェッ
ト(F)がシリンダ(2)内のバルブリセス(13)に
向かって噴射される様に構成されている。
に火炎が回り込み難い領域における燃焼を促進すること
が出来る様な副室式エンジンの提供。 【解決手段】 副室(副燃焼室S)と、ピストン1上面
に形成されたピストンキャビティ(12)を含む主燃焼
室(M)とを有しており、副室(S)に設けられた噴口
(Sa)は、当該噴口(Sa)から噴射する火炎ジェッ
ト(F)がシリンダ(2)内のバルブリセス(13)に
向かって噴射される様に構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デュアルフューエ
ルエンジンやガスエンジン等で採用される副室を有する
構造の副室式エンジンに関する。
ルエンジンやガスエンジン等で採用される副室を有する
構造の副室式エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】デュアルフューエルエンジンやガスエン
ジン等で採用される副室を有する構造の副室式エンジン
では、図10に示すように、副室S内で発生した火炎が
主室M内に火炎ジェットFとして噴射され、当該火炎ジ
ェットFにより主室M内の燃焼が行われる。
ジン等で採用される副室を有する構造の副室式エンジン
では、図10に示すように、副室S内で発生した火炎が
主室M内に火炎ジェットFとして噴射され、当該火炎ジ
ェットFにより主室M内の燃焼が行われる。
【0003】また、図9及び図10に示す当該エンジン
では、共に1対づつの図示しない吸排気弁を有してお
り、シリンダ2内を摺動するピストン1の頂面11の中
央に主室Mの容積の多くを占めるピストンキャビティ1
2が形成されている。
では、共に1対づつの図示しない吸排気弁を有してお
り、シリンダ2内を摺動するピストン1の頂面11の中
央に主室Mの容積の多くを占めるピストンキャビティ1
2が形成されている。
【0004】さらに、前記ピストンキャビティ12を除
くピストン頂面11には、図示しない吸排気弁の逃げ部
であるバルブリセス13が形成されている。主室Mは、
ピストン1の上死点(図9の状体)において、前記ピス
トンキャビティ12と、ピストンキャビティ12を除く
ピストン頂面11とシリンダヘッド6とによって形成さ
れるトップクリアランス7と、前記4箇所のバルブリセ
ス13とによって形成される空間、とによって構成され
ている。
くピストン頂面11には、図示しない吸排気弁の逃げ部
であるバルブリセス13が形成されている。主室Mは、
ピストン1の上死点(図9の状体)において、前記ピス
トンキャビティ12と、ピストンキャビティ12を除く
ピストン頂面11とシリンダヘッド6とによって形成さ
れるトップクリアランス7と、前記4箇所のバルブリセ
ス13とによって形成される空間、とによって構成され
ている。
【0005】ここで、従来の副室式エンジンでは、前記
副室Sに設けられた火炎ジェットFの噴口Saの向き
は、隣り合う2箇所の前記バルブリセス13の位置を考
慮すること無く設定されている場合が多い(例えば、図
10で示す様に、2箇所のバルブリセス13の中間位置
に向けられている)。この様な構成の副室式エンジンで
は、噴孔Saから噴射された火炎ジェットFは、一旦ピ
ストンキャビティ12の周壁12aに衝突した後、図1
0のY矢印で示される如く迂回し、予め主室Mに噴射さ
れていた燃料と空気の混合気体を燃焼させながら前記バ
ルブリセス13に伝播していく。
副室Sに設けられた火炎ジェットFの噴口Saの向き
は、隣り合う2箇所の前記バルブリセス13の位置を考
慮すること無く設定されている場合が多い(例えば、図
10で示す様に、2箇所のバルブリセス13の中間位置
に向けられている)。この様な構成の副室式エンジンで
は、噴孔Saから噴射された火炎ジェットFは、一旦ピ
ストンキャビティ12の周壁12aに衝突した後、図1
0のY矢印で示される如く迂回し、予め主室Mに噴射さ
れていた燃料と空気の混合気体を燃焼させながら前記バ
ルブリセス13に伝播していく。
【0006】或いは図11で示すように、バルブリセス
13の無い部分、即ち狭いトップクリアランス7からシ
リンダ壁2aとピストン1の外周1aとで形成される隙
間8にかけて伝播する。何れの場合においても、トップ
クリアランス7やバルブリセス13に入り込んだ混合気
体に対しては、火炎ジェット伝播時期が遅れてしまう。
13の無い部分、即ち狭いトップクリアランス7からシ
リンダ壁2aとピストン1の外周1aとで形成される隙
間8にかけて伝播する。何れの場合においても、トップ
クリアランス7やバルブリセス13に入り込んだ混合気
体に対しては、火炎ジェット伝播時期が遅れてしまう。
【0007】上述の様に、トップクリアランス7やシリ
ンダ壁2aとバルブリセス13との隙間8に入り込んだ
混合気は、火炎Fが回り込み難い上、ピストン1が下が
ってくるときに燃えるので、壁面等で冷却され、冷却損
失も大きく、燃焼し難いと言う不具合が生じる。さらに
は、燃焼不良によって熱効率の低下や、未燃炭化水素、
所謂「THC」排出の一因ともなっている。
ンダ壁2aとバルブリセス13との隙間8に入り込んだ
混合気は、火炎Fが回り込み難い上、ピストン1が下が
ってくるときに燃えるので、壁面等で冷却され、冷却損
失も大きく、燃焼し難いと言う不具合が生じる。さらに
は、燃焼不良によって熱効率の低下や、未燃炭化水素、
所謂「THC」排出の一因ともなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、トップク
リアランス部やバルブリセスのように火炎が回り込み難
い領域における燃焼を促進することが出来る様な副室式
エンジンの提供を目的としている。
技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、トップク
リアランス部やバルブリセスのように火炎が回り込み難
い領域における燃焼を促進することが出来る様な副室式
エンジンの提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の副室式エンジン
(例えば、副室式ガスエンジン、デュアルフューエルエ
ンジン)は、副室(副燃焼室S)と、ピストン(1)上
面に形成されたピストンキャビティ(12)を含む主燃
焼室(M)とを有しており、副室(S)に設けられた噴
口(Sa)は、当該噴口(Sa)から噴射する火炎ジェ
ット(F)がピストン上面のバルブリセス(13)に向
かって噴射される様に構成されていることを特徴として
いる(請求項1:図1〜図6)。
(例えば、副室式ガスエンジン、デュアルフューエルエ
ンジン)は、副室(副燃焼室S)と、ピストン(1)上
面に形成されたピストンキャビティ(12)を含む主燃
焼室(M)とを有しており、副室(S)に設けられた噴
口(Sa)は、当該噴口(Sa)から噴射する火炎ジェ
ット(F)がピストン上面のバルブリセス(13)に向
かって噴射される様に構成されていることを特徴として
いる(請求項1:図1〜図6)。
【0010】係る構成を具備する本発明の副室式エンジ
ンによれば、バルブリセス(13)に火炎ジェット
(F)を積極的に進入させることが出来るので、バルブ
リセス(13)における燃焼が促進される。そして、バ
ルブリセス(13)はピストン外周(1a)において、
シリンダライナ(2)に貫通しているので、火炎ジェッ
ト(F)はシリンダライナ(2)近辺まで伝播して、そ
の部分における燃焼も促進される。
ンによれば、バルブリセス(13)に火炎ジェット
(F)を積極的に進入させることが出来るので、バルブ
リセス(13)における燃焼が促進される。そして、バ
ルブリセス(13)はピストン外周(1a)において、
シリンダライナ(2)に貫通しているので、火炎ジェッ
ト(F)はシリンダライナ(2)近辺まで伝播して、そ
の部分における燃焼も促進される。
【0011】その結果、従来、火炎が伝播し難く、冷却
損失が大きく燃焼し難いとされていた領域の燃焼が積極
的に促進され、気筒全体の燃焼が均一化して、燃焼効率
が促進される。それと共に、バルブリセス(13)やシ
リンダライナ(2)部の燃焼が促進される結果、未燃炭
化水素の発生が抑止される。
損失が大きく燃焼し難いとされていた領域の燃焼が積極
的に促進され、気筒全体の燃焼が均一化して、燃焼効率
が促進される。それと共に、バルブリセス(13)やシ
リンダライナ(2)部の燃焼が促進される結果、未燃炭
化水素の発生が抑止される。
【0012】本発明において、副室(S)の噴口(S
a)から噴射された火炎ジェット(F)は、ピストンキ
ャビティ(12)とバルブリセス(13)との境界部
(肩部123或いは段部)に衝突して、当該火炎ジェッ
ト(F)の一部(f1)のみがバルブリセス(13)内
へ進入する様に構成されていることが好ましい(請求項
2:図1〜図6)。
a)から噴射された火炎ジェット(F)は、ピストンキ
ャビティ(12)とバルブリセス(13)との境界部
(肩部123或いは段部)に衝突して、当該火炎ジェッ
ト(F)の一部(f1)のみがバルブリセス(13)内
へ進入する様に構成されていることが好ましい(請求項
2:図1〜図6)。
【0013】バルブリセス(13)やシリンダライナ
(2)部の燃焼を促進すると共に、ピストンキャビティ
(12)における燃焼をも企図して、全領域に亘る均一
な燃焼を実現するためである。この場合、ピストンキャ
ビティ(12)とバルブリセス(13)との境界部(肩
部123或いは段部)が形成している角度(角度α)は
90度以上であることが好ましい(請求項3:図5)。
(2)部の燃焼を促進すると共に、ピストンキャビティ
(12)における燃焼をも企図して、全領域に亘る均一
な燃焼を実現するためである。この場合、ピストンキャ
ビティ(12)とバルブリセス(13)との境界部(肩
部123或いは段部)が形成している角度(角度α)は
90度以上であることが好ましい(請求項3:図5)。
【0014】バルブリセス(13)の火炎ジェット
(F)進入口が絞られてしまうことを防止して、バルブ
リセス(13)への火炎伝播がスムーズに行われる様に
するためである。
(F)進入口が絞られてしまうことを防止して、バルブ
リセス(13)への火炎伝播がスムーズに行われる様に
するためである。
【0015】本発明の実施に際して、バルブリセス(1
3)の底部(13a)のシリンダヘッド(6)からの位
置を変化させること無く、ピストン頂面(11)の高さ
を高くして(シリンダヘッド6からの距離を短くし
て)、相対的に、ピストン頂面(11)とバルブリセス
底部(13a)とのレベル差(深さH)を深くしてやる
ことが好ましい。
3)の底部(13a)のシリンダヘッド(6)からの位
置を変化させること無く、ピストン頂面(11)の高さ
を高くして(シリンダヘッド6からの距離を短くし
て)、相対的に、ピストン頂面(11)とバルブリセス
底部(13a)とのレベル差(深さH)を深くしてやる
ことが好ましい。
【0016】その様に構成すれば、積極的に火炎ジェッ
ト(F)が伝播するバルブリセス(13)の部分の容積
を増加し、バルブリセス(13)以外のピストン外周
(1a)とシリンダヘッド(6)によって生じるトップ
クリアランス(7)を減少させることにより、積極的に
火炎ジェット(F)が伝播する領域が占める容積を、火
炎ジェット(F)が伝播し難い領域に対して、相対的に
増加する。
ト(F)が伝播するバルブリセス(13)の部分の容積
を増加し、バルブリセス(13)以外のピストン外周
(1a)とシリンダヘッド(6)によって生じるトップ
クリアランス(7)を減少させることにより、積極的に
火炎ジェット(F)が伝播する領域が占める容積を、火
炎ジェット(F)が伝播し難い領域に対して、相対的に
増加する。
【0017】また本発明において、(例えばバルブ数が
4個の場合にピストンキャビティ(120)の全体的な
形状が所謂「4つ葉のクローバ」状となる様に)バルブ
リセス(130)間の領域を半径方向内方(ピストンキ
ャビティ中心部)へ向かって突出(140)させるのが
好ましい(請求項4:図6)。
4個の場合にピストンキャビティ(120)の全体的な
形状が所謂「4つ葉のクローバ」状となる様に)バルブ
リセス(130)間の領域を半径方向内方(ピストンキ
ャビティ中心部)へ向かって突出(140)させるのが
好ましい(請求項4:図6)。
【0018】そのような形状とした場合、バルブリセス
(130)に進入しなかった火炎ジェット(F)がピス
トンキャビティ(120)全体に迅速に、容易に且つ均
一に伝播するからである。
(130)に進入しなかった火炎ジェット(F)がピス
トンキャビティ(120)全体に迅速に、容易に且つ均
一に伝播するからである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施形態を説明する。先ず、図1〜図3を参照し
て、第1実施形態を説明する。図1及び図2において、
1シリンダ当たり合計4つの吸排気バルブを有するエン
ジンであって、シリンダライナ2内を摺動するピストン
1の頂面11の中央に、主室Mの容積の多くを占めるピ
ストンキャビティ12が形成されている。尚、前記ピス
トン1はピストンピン4、コネクティングロッド5を介
して図示しないクランクシャフトに連結している。
明の実施形態を説明する。先ず、図1〜図3を参照し
て、第1実施形態を説明する。図1及び図2において、
1シリンダ当たり合計4つの吸排気バルブを有するエン
ジンであって、シリンダライナ2内を摺動するピストン
1の頂面11の中央に、主室Mの容積の多くを占めるピ
ストンキャビティ12が形成されている。尚、前記ピス
トン1はピストンピン4、コネクティングロッド5を介
して図示しないクランクシャフトに連結している。
【0020】図3をも参照して、第1実施形態をさらに
説明する。前記ピストンキャビティ12を除くピストン
頂面11には、図示しない吸排気弁の逃げ部である4個
所のバルブリセス13が形成されている。主室Mは、ピ
ストン1の上死点(図1及び図3の状体)において、前
記ピストンキャビティ12と、ピストンキャビティ12
を除くピストン頂面11とシリンダヘッド6とによって
形成されるトップクリアランス7と、前記4箇所のバル
ブリセス13とによって形成される空間と、によって構
成されている。
説明する。前記ピストンキャビティ12を除くピストン
頂面11には、図示しない吸排気弁の逃げ部である4個
所のバルブリセス13が形成されている。主室Mは、ピ
ストン1の上死点(図1及び図3の状体)において、前
記ピストンキャビティ12と、ピストンキャビティ12
を除くピストン頂面11とシリンダヘッド6とによって
形成されるトップクリアランス7と、前記4箇所のバル
ブリセス13とによって形成される空間と、によって構
成されている。
【0021】また、ピストンキャビティ12の中央上方
には図1に示すように副室Sを有している。該副室Sに
は噴孔Saが等分割位置の4ヶ所に形成されており、該
噴孔Saの向きは図2に示すように、各バルブリセス1
3の中央に向くように構成されている。
には図1に示すように副室Sを有している。該副室Sに
は噴孔Saが等分割位置の4ヶ所に形成されており、該
噴孔Saの向きは図2に示すように、各バルブリセス1
3の中央に向くように構成されている。
【0022】ここで、図3において、バルブリセス13
の底部13aのシリンダヘッド6からの位置を変化させ
ること無く、ピストン頂面11の高さを高くして(シリ
ンダヘッド6からの距離を短くして)、相対的に、ピス
トン頂面11とバルブリセス底部(13a)とのレベル
差(深さH)を深くしてやる(即ち、トップクリアラン
ス7を狭くしてやる)ことが好ましい。
の底部13aのシリンダヘッド6からの位置を変化させ
ること無く、ピストン頂面11の高さを高くして(シリ
ンダヘッド6からの距離を短くして)、相対的に、ピス
トン頂面11とバルブリセス底部(13a)とのレベル
差(深さH)を深くしてやる(即ち、トップクリアラン
ス7を狭くしてやる)ことが好ましい。
【0023】係る構成を具備する第1実施形態の副室式
エンジンによれば、バルブリセス13に火炎ジェットF
を積極的に進入させることが出来るので、バルブリセス
13における燃焼が促進される。
エンジンによれば、バルブリセス13に火炎ジェットF
を積極的に進入させることが出来るので、バルブリセス
13における燃焼が促進される。
【0024】そして、バルブリセス13はピストン外周
1aにおいて、シリンダライナ2に貫通しているので、
火炎ジェットFはシリンダライナ2近辺まで伝播して、
その部分における燃焼も促進される。
1aにおいて、シリンダライナ2に貫通しているので、
火炎ジェットFはシリンダライナ2近辺まで伝播して、
その部分における燃焼も促進される。
【0025】その結果、従来、火炎が伝播し難く、冷却
損失が大きく燃焼し難いとされていた領域の燃焼が積極
的に促進され、気筒全体の燃焼が均一化して、燃焼効率
が促進される。そして、バルブリセス13内やシリンダ
ライナ2近傍領域の燃焼が促進される結果、未燃炭化水
素の発生が抑止される。
損失が大きく燃焼し難いとされていた領域の燃焼が積極
的に促進され、気筒全体の燃焼が均一化して、燃焼効率
が促進される。そして、バルブリセス13内やシリンダ
ライナ2近傍領域の燃焼が促進される結果、未燃炭化水
素の発生が抑止される。
【0026】次に図4を参照して、第2実施形態を説明
する。図4で示す第2実施形態は、副室噴孔Saの軸線
の延長線B上に前記バルブリセス13とピストンキャビ
ティ12の境である肩部123が位置するように、噴孔
角度θを設定したものである。
する。図4で示す第2実施形態は、副室噴孔Saの軸線
の延長線B上に前記バルブリセス13とピストンキャビ
ティ12の境である肩部123が位置するように、噴孔
角度θを設定したものである。
【0027】このように構成することによって、火炎ジ
ェットFの一部f1はバルブリセス部13に入り、その
他の部分f2は、図9〜図11で示した従来技術と同様
に、ピストンキャビティ12の壁面12aに衝突して、
共にバルブリセス部13内及びピストンキャビティ12
内の燃料ガスに燃焼を伝播させつつ攪拌しながら効率良
く燃焼する。
ェットFの一部f1はバルブリセス部13に入り、その
他の部分f2は、図9〜図11で示した従来技術と同様
に、ピストンキャビティ12の壁面12aに衝突して、
共にバルブリセス部13内及びピストンキャビティ12
内の燃料ガスに燃焼を伝播させつつ攪拌しながら効率良
く燃焼する。
【0028】ここで、バルブリセス13内に入る火炎ジ
ェットf1の割合については、個々のエンジン毎にケー
ス・バイ・ケースで異なる。すなわち、バルブリセス1
3内に入る火炎ジェットf1の量が少な過ぎると従来技
術と同様な問題が発生し、多過ぎるとピストンキャビテ
ィ12の燃焼に不都合となり、気筒全体の燃焼効率が低
下する。従って圧縮率や、エンジン回転数等の特性、換
言すればエンジンの特性に合ったように火炎ジェットf
1の割合を定めれば良い。
ェットf1の割合については、個々のエンジン毎にケー
ス・バイ・ケースで異なる。すなわち、バルブリセス1
3内に入る火炎ジェットf1の量が少な過ぎると従来技
術と同様な問題が発生し、多過ぎるとピストンキャビテ
ィ12の燃焼に不都合となり、気筒全体の燃焼効率が低
下する。従って圧縮率や、エンジン回転数等の特性、換
言すればエンジンの特性に合ったように火炎ジェットf
1の割合を定めれば良い。
【0029】図5を参照して、第3実施形態を説明す
る。図5の第3実施形態では、バルブリセス底部13a
がピストン中心に向かって漏斗状に下がる様に、バルブ
リセス13の底部13aに円錐状の傾斜を設けた実施例
である。すなわち、ピストンキャビティ12の壁面12
aとバルブリセス底部13aとによって形成される角度
αが少なくとも90度以上(α≧90度)となるように
構成されたものである。
る。図5の第3実施形態では、バルブリセス底部13a
がピストン中心に向かって漏斗状に下がる様に、バルブ
リセス13の底部13aに円錐状の傾斜を設けた実施例
である。すなわち、ピストンキャビティ12の壁面12
aとバルブリセス底部13aとによって形成される角度
αが少なくとも90度以上(α≧90度)となるように
構成されたものである。
【0030】このように構成することによって、バルブ
リセス13の火炎ジェット進入口は絞られる事が無くな
るので、バルブリセス13への火炎伝播がスムーズに行
われる。換言すれば、前記角度αが90°より小さい
と、バルブリセスの半径方向内方の面積を絞ることにな
ってしまう
リセス13の火炎ジェット進入口は絞られる事が無くな
るので、バルブリセス13への火炎伝播がスムーズに行
われる。換言すれば、前記角度αが90°より小さい
と、バルブリセスの半径方向内方の面積を絞ることにな
ってしまう
【0031】図6を参照して、第4実施形態を説明す
る。図1〜図5の形状は、上述した様に、従来技術に対
してバルブリセス13への火炎ジェットの伝播は各段に
向上しているものの、火炎ジェット間の領域が燃え難い
と言う問題を残している。そこで図6では、ピストンキ
ャビティ120の周壁の一部(バルブリセス13に相対
する部分)120aをバルブリセス130側に湾曲して
食込ませて、ピストンキャビティ120を概略「4つ葉
のクローバ」状にしたものである。換言すると、第4実
施形態では、バルブリセス間の領域140を半系方向内
方へ突出するように形成している。
る。図1〜図5の形状は、上述した様に、従来技術に対
してバルブリセス13への火炎ジェットの伝播は各段に
向上しているものの、火炎ジェット間の領域が燃え難い
と言う問題を残している。そこで図6では、ピストンキ
ャビティ120の周壁の一部(バルブリセス13に相対
する部分)120aをバルブリセス130側に湾曲して
食込ませて、ピストンキャビティ120を概略「4つ葉
のクローバ」状にしたものである。換言すると、第4実
施形態では、バルブリセス間の領域140を半系方向内
方へ突出するように形成している。
【0032】そのような構成とすれば、ピストンキャビ
ティ120内の火炎は、矢印「D」で示す様に移動(伝
播)するので、火炎がピストンキャビティ120内に伝
播し易くなり、ピストンキャビティ120内における火
炎伝播速度が上昇する。また上記構成では、ピストンキ
ャビティ120内における「火炎が後から伝播する領域
(バルブリセス130を形成する空間)」が減少して、
火炎がピストンキャビティ120全域に渡って均一に伝
播する。その結果、キャビティ120内の均一な燃焼に
寄与し、全体の燃焼効率を向上する。
ティ120内の火炎は、矢印「D」で示す様に移動(伝
播)するので、火炎がピストンキャビティ120内に伝
播し易くなり、ピストンキャビティ120内における火
炎伝播速度が上昇する。また上記構成では、ピストンキ
ャビティ120内における「火炎が後から伝播する領域
(バルブリセス130を形成する空間)」が減少して、
火炎がピストンキャビティ120全域に渡って均一に伝
播する。その結果、キャビティ120内の均一な燃焼に
寄与し、全体の燃焼効率を向上する。
【0033】図7、図8は、上述した本発明の実施形態
における作用効果を定量的に示す特性図である。実線が
従来のエンジンのデータを、点線が本発明のエンジンの
データを示し、同一プロットは燃焼条件が同一のもので
ある。図7より、燃焼条件が同一であれば、本発明のエ
ンジンの方が熱効率は良好であることが理解できる。ま
た、図8より、本発明のエンジンの方が未燃炭化水素の
発生量が少ないことが理解できる。
における作用効果を定量的に示す特性図である。実線が
従来のエンジンのデータを、点線が本発明のエンジンの
データを示し、同一プロットは燃焼条件が同一のもので
ある。図7より、燃焼条件が同一であれば、本発明のエ
ンジンの方が熱効率は良好であることが理解できる。ま
た、図8より、本発明のエンジンの方が未燃炭化水素の
発生量が少ないことが理解できる。
【0034】図示の実施形態はあくまでも例示であり、
本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないこと
を付記する。例えば、第1実施形態、第2実施形態、第
3実施形態、第4実施形態は、適宜組み合わせることが
可能である。
本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないこと
を付記する。例えば、第1実施形態、第2実施形態、第
3実施形態、第4実施形態は、適宜組み合わせることが
可能である。
【0035】すなわち、本発明の副室式エンジンは、副
室と、ピストン上面に形成されたピストンキャビティを
含む主燃焼室とを有しており、副室に設けられた噴口
は、当該噴口から噴射する火炎ジェットがシリンダ内の
バルブリセスに向かって噴射される様に構成され、当該
噴射された火炎ジェットは、ピストンキャビティとバル
ブリセスとの境界部に衝突して、当該火炎ジェットの一
部のみがバルブリセス内へ進入する様に構成されている
(第1実施形態と第2実施形態との組み合わせ)。
室と、ピストン上面に形成されたピストンキャビティを
含む主燃焼室とを有しており、副室に設けられた噴口
は、当該噴口から噴射する火炎ジェットがシリンダ内の
バルブリセスに向かって噴射される様に構成され、当該
噴射された火炎ジェットは、ピストンキャビティとバル
ブリセスとの境界部に衝突して、当該火炎ジェットの一
部のみがバルブリセス内へ進入する様に構成されている
(第1実施形態と第2実施形態との組み合わせ)。
【0036】或いは、本発明の副室式エンジンは、副室
と、ピストン上面に形成されたピストンキャビティを含
む主燃焼室とを有しており、副室に設けられた噴口は、
当該噴口から噴射する火炎ジェットがシリンダ内のバル
ブリセスに向かって噴射される様に構成され、当該噴射
された火炎ジェットは、ピストンキャビティとバルブリ
セスとの境界部に衝突して、当該火炎ジェットの一部の
みがバルブリセス内へ進入する様に構成されており、ピ
ストンキャビティとバルブリセスとの境界部が形成して
いる角度は90度以上である(第1実施形態、第2実施
形態、第3実施形態の組み合わせ)。
と、ピストン上面に形成されたピストンキャビティを含
む主燃焼室とを有しており、副室に設けられた噴口は、
当該噴口から噴射する火炎ジェットがシリンダ内のバル
ブリセスに向かって噴射される様に構成され、当該噴射
された火炎ジェットは、ピストンキャビティとバルブリ
セスとの境界部に衝突して、当該火炎ジェットの一部の
みがバルブリセス内へ進入する様に構成されており、ピ
ストンキャビティとバルブリセスとの境界部が形成して
いる角度は90度以上である(第1実施形態、第2実施
形態、第3実施形態の組み合わせ)。
【0037】さらに、本発明の副室式エンジンは、副室
と、ピストン上面に形成されたピストンキャビティを含
む主燃焼室とを有しており、副室に設けられた噴口は、
当該噴口から噴射する火炎ジェットがシリンダ内のバル
ブリセスに向かって噴射される様に構成され、当該噴射
された火炎ジェットは、ピストンキャビティとバルブリ
セスとの境界部に衝突して、当該火炎ジェットの一部の
みがバルブリセス内へ進入する様に構成されており、ピ
ストンキャビティとバルブリセスとの境界部が形成して
いる角度は90度以上であり、ピストンキャビティの周
壁の一部をバルブリセス側に湾曲して食い込ませ、相対
的に、バルブリセス間の領域を半径方向内方へ向かって
突出させて構成されている(第1実施形態、第2実施形
態、第3実施形態、第4実施形態の組み合わせ)。
と、ピストン上面に形成されたピストンキャビティを含
む主燃焼室とを有しており、副室に設けられた噴口は、
当該噴口から噴射する火炎ジェットがシリンダ内のバル
ブリセスに向かって噴射される様に構成され、当該噴射
された火炎ジェットは、ピストンキャビティとバルブリ
セスとの境界部に衝突して、当該火炎ジェットの一部の
みがバルブリセス内へ進入する様に構成されており、ピ
ストンキャビティとバルブリセスとの境界部が形成して
いる角度は90度以上であり、ピストンキャビティの周
壁の一部をバルブリセス側に湾曲して食い込ませ、相対
的に、バルブリセス間の領域を半径方向内方へ向かって
突出させて構成されている(第1実施形態、第2実施形
態、第3実施形態、第4実施形態の組み合わせ)。
【0038】そして、上述した各実施形態の組み合わせ
の各々において、バルブリセスの底部のシリンダヘッド
からの位置を変化させること無く、ピストン頂面の高さ
を高くして(シリンダヘッドからの距離を短くして)、
相対的に、ピストン頂面とバルブリセス底部とのレベル
差(図3における深さH)を深くしてやる(即ち、トッ
プクリアランスを狭くしてやる)ことが出来る。
の各々において、バルブリセスの底部のシリンダヘッド
からの位置を変化させること無く、ピストン頂面の高さ
を高くして(シリンダヘッドからの距離を短くして)、
相対的に、ピストン頂面とバルブリセス底部とのレベル
差(図3における深さH)を深くしてやる(即ち、トッ
プクリアランスを狭くしてやる)ことが出来る。
【0039】
【発明の効果】本発明の作用効果を、以下に列記する。
(a) バルブリセスに火炎ジェットを積極的に進入さ
せることが出来るので、バルブリセスにおける燃焼が促
進される。 (b) バルブリセスはピストン外周において、シリン
ダライナに貫通しているので、火炎ジェットはシリンダ
ライナ近辺まで伝播して、その部分における燃焼も促進
される。 (c) 従来、火炎が伝播し難く冷却損失が大きく燃焼
し難いとされていた領域の燃焼が積極的に促進され、気
筒全体の燃焼が均一化して、燃焼効率が促進される。 (d) バルブリセスやシリンダライナの燃焼が促進さ
れる結果、未燃炭化水素の発生が抑止される。 (e) 副室噴孔の軸線の延長線上にバルブリセスとピ
ストンキャビティの境が位置するように、噴孔角度を設
定することによって、火炎ジェットの一部をバルブリセ
ス部に、その他の部分をピストンキャビティ内に分割出
来、効率良く燃焼させることが出来る。 (f) ピストンキャビティの壁面とバルブリセス底部
とによって形成される角度が90度以上(α≧90度)
となるように構成することによって、バルブリセスの火
炎ジェット進入口は絞られないので、バルブリセスへの
火炎伝播がスムーズに行われる。
せることが出来るので、バルブリセスにおける燃焼が促
進される。 (b) バルブリセスはピストン外周において、シリン
ダライナに貫通しているので、火炎ジェットはシリンダ
ライナ近辺まで伝播して、その部分における燃焼も促進
される。 (c) 従来、火炎が伝播し難く冷却損失が大きく燃焼
し難いとされていた領域の燃焼が積極的に促進され、気
筒全体の燃焼が均一化して、燃焼効率が促進される。 (d) バルブリセスやシリンダライナの燃焼が促進さ
れる結果、未燃炭化水素の発生が抑止される。 (e) 副室噴孔の軸線の延長線上にバルブリセスとピ
ストンキャビティの境が位置するように、噴孔角度を設
定することによって、火炎ジェットの一部をバルブリセ
ス部に、その他の部分をピストンキャビティ内に分割出
来、効率良く燃焼させることが出来る。 (f) ピストンキャビティの壁面とバルブリセス底部
とによって形成される角度が90度以上(α≧90度)
となるように構成することによって、バルブリセスの火
炎ジェット進入口は絞られないので、バルブリセスへの
火炎伝播がスムーズに行われる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す要部断面図。
【図2】図1に対応するピストン頂面の形状と火炎ジェ
ットの位置関係を示す上面図。
ットの位置関係を示す上面図。
【図3】図2のX−X断面拡大図。
【図4】本発明の第2実施形態の要部を示す部分断面
図。
図。
【図5】本発明の第3実施形態の要部を示す部分断面
図。
図。
【図6】本発明の第4実施形態のピストン頂面の形状を
示す上面図。
示す上面図。
【図7】本発明の作用効果で、熱効率の向上度合いを示
した特性図。
した特性図。
【図8】本発明の作用効果で、未燃炭化水素の排出量の
減少度合いを示した特性図。
減少度合いを示した特性図。
【図9】従来技術の燃焼室周りを示した要部断面図。
【図10】図9に対応する平面図。
【図11】図10のZ−Z断面拡大図。
1・・・ピストン
2・・・シリンダ
6・・・シリンダヘッド
7・・・トップクリアランス
11・・・ピストン頂面
12・・・ピストンキャビティ
12a・・・ピストンキャビティの壁面
13・・・バルブリセス
13a・・・バルブリセス底部
123・・・肩部
F・・・火炎ジェット
S・・・副室
Sa・・・噴孔
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F02F 3/26 F02F 3/26 C
Claims (4)
- 【請求項1】 副室と、ピストン上面に形成されたピス
トンキャビティを含む主燃焼室とを有しており、副室に
設けられた噴口は、当該噴口から噴射する火炎ジェット
がピストン上面のバルブリセスに向かって噴射される様
に構成されていることを特徴とする副室式エンジン。 - 【請求項2】 副室の噴口から噴射された火炎ジェット
は、ピストンキャビティとバルブリセスとの境界部に衝
突して、当該火炎ジェットの一部のみがバルブリセス内
へ進入する様に構成されている請求項1の副室式エンジ
ン。 - 【請求項3】 ピストンキャビティとバルブリセスとの
境界部が形成している角度は90度以上である請求項2
の副室式エンジン。 - 【請求項4】 バルブリセス間の領域を半径方向内方へ
向かって突出させた請求項1〜3の何れか1項の副室式
エンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002083232A JP2003278547A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 副室式エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002083232A JP2003278547A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 副室式エンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003278547A true JP2003278547A (ja) | 2003-10-02 |
Family
ID=29231105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002083232A Pending JP2003278547A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 副室式エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003278547A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006059037A1 (fr) * | 2004-11-30 | 2006-06-08 | Renault S.A.S | Moteur diesel a injcetion directe et procede d'injection de combustible dans une chambre de combustion d'un tel moteur. |
WO2006073091A1 (ja) * | 2005-01-05 | 2006-07-13 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | 直接噴射式ディーゼルエンジン |
WO2007032206A1 (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-22 | Yanmar Co., Ltd. | 火花点火機関 |
WO2007128446A1 (de) * | 2006-05-04 | 2007-11-15 | Daimler Ag | Verfahren zum betrieb einer brennkraftmaschine und brennkraftmaschine für ein solches verfahren |
WO2011080914A1 (ja) | 2009-12-28 | 2011-07-07 | 川崎重工業株式会社 | 大型ガスエンジンの燃焼室 |
WO2015053331A1 (ja) * | 2013-10-09 | 2015-04-16 | 三菱重工業株式会社 | 副室式ガスエンジン用のピストンおよび副室式ガスエンジン |
WO2023024965A1 (zh) * | 2021-08-25 | 2023-03-02 | 中国第一汽车股份有限公司 | 汽油机的燃烧室结构及汽油机 |
-
2002
- 2002-03-25 JP JP2002083232A patent/JP2003278547A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006059037A1 (fr) * | 2004-11-30 | 2006-06-08 | Renault S.A.S | Moteur diesel a injcetion directe et procede d'injection de combustible dans une chambre de combustion d'un tel moteur. |
WO2006073091A1 (ja) * | 2005-01-05 | 2006-07-13 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | 直接噴射式ディーゼルエンジン |
WO2007032206A1 (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-22 | Yanmar Co., Ltd. | 火花点火機関 |
KR100969738B1 (ko) | 2005-09-15 | 2010-07-13 | 얀마 가부시키가이샤 | 불꽃 점화 기관 |
US7856956B2 (en) | 2005-09-15 | 2010-12-28 | Yanmar Co., Ltd. | Spark ignition engine |
WO2007128446A1 (de) * | 2006-05-04 | 2007-11-15 | Daimler Ag | Verfahren zum betrieb einer brennkraftmaschine und brennkraftmaschine für ein solches verfahren |
WO2011080914A1 (ja) | 2009-12-28 | 2011-07-07 | 川崎重工業株式会社 | 大型ガスエンジンの燃焼室 |
US9200559B2 (en) | 2009-12-28 | 2015-12-01 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Combustion chamber for large gas engine |
WO2015053331A1 (ja) * | 2013-10-09 | 2015-04-16 | 三菱重工業株式会社 | 副室式ガスエンジン用のピストンおよび副室式ガスエンジン |
JP6038339B2 (ja) * | 2013-10-09 | 2016-12-07 | 三菱重工業株式会社 | 副室式ガスエンジン用のピストンおよび副室式ガスエンジン |
EP3056710A4 (en) * | 2013-10-09 | 2017-05-24 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Piston for auxiliary chamber-type gas engine and auxiliary chamber-type gas engine |
US10024221B2 (en) | 2013-10-09 | 2018-07-17 | Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. | Piston for prechamber-type gas engine and prechamber-type gas engine |
WO2023024965A1 (zh) * | 2021-08-25 | 2023-03-02 | 中国第一汽车股份有限公司 | 汽油机的燃烧室结构及汽油机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007040174A (ja) | 副室式内燃機関 | |
JP2018193909A (ja) | 多段噴射式ディーゼルエンジン、およびこれを備えた機械装置ならびに多段噴射式ディーゼルエンジンの制御方法 | |
JP2003278547A (ja) | 副室式エンジン | |
JP4026784B2 (ja) | 筒内噴射式エンジン | |
JP6920826B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP2009215973A (ja) | 副室式内燃機関 | |
JP3781537B2 (ja) | 筒内噴射式エンジンの燃焼室構造 | |
KR20020053242A (ko) | 와류실식 디젤 엔진 연소실 | |
JP2007170369A (ja) | 筒内噴射式火花点火内燃機関 | |
JPH05272338A (ja) | 直接噴射式ディーゼル機関の燃焼室 | |
JPH11182249A (ja) | 直噴火花点火式内燃機関 | |
JPH0645626Y2 (ja) | デイ−ゼル機関の燃焼室構造 | |
JP2010196615A (ja) | 直噴式エンジンのピストン | |
JPH0913971A (ja) | 渦流室式ディーゼルエンジンのコンバッションチャンバの噴口の構造 | |
JP4183127B2 (ja) | 副室式内燃機関 | |
JPS5862312A (ja) | 直噴式デイ−ゼル機関の燃焼室 | |
JPH1082323A (ja) | ディーゼルエンジンの燃焼室 | |
JP5071088B2 (ja) | ディーゼルエンジンの燃料噴射方法及びディーゼルエンジン | |
JPH08135449A (ja) | 直噴式エンジンの燃焼室構造 | |
JPS6018586Y2 (ja) | 副室式デイ−ゼル機関の副燃焼室 | |
JP2021173172A (ja) | エンジン | |
JP2004251213A (ja) | 副室式内燃機関 | |
JPH06221158A (ja) | 副室式エンジン | |
KR20190023799A (ko) | 와류실식 디젤 엔진 | |
JP3241130B2 (ja) | 副室式機関の主燃焼室 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040916 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050222 |