JP3999578B2 - 通信機能を有する情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールの送受信が可能なパーソナルコンピュータ、ワークステーション、PDA、携帯電話等に利用可能な通信機能を有する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来例について説明する。
【0003】
(1) :概要
従来、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、PDA、携帯電話等において、電子メール(以下、単に「メール」とも記す)の送受信等の通信機能を有する情報処理装置が知られていた。これらの装置の内、以下の説明では、パーソナルコンピュータの例について説明する。
【0004】
従来のパーソナルコンピュータにおいて、メールの送受信を行う場合、パーソナルコンピュータの表示装置の表示画面に、受信(以下「着信」とも記す)したメールの情報(以下「メール情報」と記す)を表示(この画面を「メインウィンドウ」と呼ぶ)することが行われている。
【0005】
この場合、メールの件名等の表示方法には多数の方法があり、日時(送信日時順や受信日時順)表示、重要度順表示、差出人ごとにまとめての表示等がこれに当たるが、表示方法を選択し、一つのウィンドウにのみ表示される。すなわち、複数の表示方法に対し、ウィンドウ(メインウィンドウ)が一つとなっているのが現状である。
【0006】
(2) :ウィンドウの時系列状態の説明
図15は従来のウィンドウの時系列表示状態説明図である。以下、図15に基づいて従来の具体例(「Netscape Messenger 4.75 」(登録商標)の例)を説明する。なお、図15において、▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼は、時系列状態で変化する表示画面の状態(時間的に▲1▼→▲2▼→▲3▼→▲4▼の順に変化する)を示している。また、図の太線はメールの未読、細線は既読を示している。
【0007】
この例では、着信メールの表示が「日付」に設定されている場合、パーソナルコンピュータの画面上の受信ボタンを押すことにより、最新の着信メールをメールサーバから取り寄せて、それが表示される時、前回メールサーバに着信メールをとりに行った時よりも古い日付けの新着メール(「新着古メール」とも呼ぶ)は、画面の下の方(上の方を新しい時間に設定した場合)に埋もれてしまう。
【0008】
図15において、例えば、時刻=20:00に受信ボタンを押したとする。この時、▲1▼の画面では件名、差出人、時間等メール情報が表示される。この状態で、メールを全て読むと、▲2▼のように、全てのメール情報は既読状態(細字表示)となる。
【0009】
次に、時刻=20:10に再度受信ボタンを押したとする。この時、▲3▼のように、時刻=20:00以前に送信されたメールは、既読メールの中に埋もれてしまうが、この時、カーソルはこのメールに合わされる。
【0010】
▲4▼では、時刻=20:10に再度受信ボタンを押すと、新着古メールが2件以上ある場合は、一目では分かりずらい。更に、一度読んだけども後に再度読み返すために、未読の状態にしてあるメールがあるともっと分かりづらくなる。
【0011】
(3) :メール表示「状態」時の未読、既読、新、旧組み合わせの状態の説明
図16は、従来のメール表示時の状態変化の説明図である。メール表示「状態」時の未読、既読、新、旧組み合わせの状態を図16に示してある。
【0012】
例えば、「Netscape Messenger 4.75 」では、既読、未読の識別は既読:細字、未読:太字となっており、受信者は内容を確認後でもう一度読み返すことにしたメールを目立たさせるために太字に戻すという使用方法が可能であり、そうすると戻した後、読まずにそのままにしてしまい月日が経ち、また、そのようなメールが増えてしまうと新着古メールは発見しにくくなってしまい、これを読み飛ばしてしまう危険がある。
【0013】
着信メールの表示を「状態」で上部が最新に設定すると、未読、既読、新、旧の組み合わせは、図16のようになってしまう。表示を「日付」に設定している状態で比較的新しいメールにカーソルが合わされているままで表示を「状態」に設定変更すると、未読の最も古いメールに近い位置の既読メールにカーソルが合わされてしまうため、未読の新しいメールを見るためにはカーソルを長距離移動させなければならない。
【0014】
通常使用時には着信メールの表示を「日付」で上部が最新に設定している人にとっては、意図的に設定を「状態」に変更し、新着古メールを探さなくてはならない。このように、設定をわざわざ変更し、新しく表示が終わるまでPCの処理を待ち、再表示された画面からカーソルを動かしたりして探し、見つけた後、また元に戻さなければならないところが不便である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。
【0016】
すなわち、従来の技術では、メール受信時(着信時)に、表示画面にメールの受信情報を表示する場合、メールの件名等を、異なる表示状態毎に見比べたい時には、設定を変更する動作がいちいち必要になる。また、設定しても、表示し終わるまで待たなくてはならない。
【0017】
本発明は、このような従来の課題を解決し、従来表示されていたメインウィンドウとは別のサブウィンドウを表示させて、メールの件名等を異なる複数の方法で、メインウィンドウと同時にサブウィンドウにも表示することで、メール情報を見易くし、作業効率を向上させることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成した。
【0019】
(1) :電子メールの送受信機能を有する装置本体と、情報を表示する表示装置を備えると共に、前記装置本体に、前記表示装置の表示画面のメインウィンドウに電子メールの受信情報を表示させる機能を有する表示制御手段を備えた通信機能を有する情報処理装置において、前記表示制御手段は、外部からの指示により、前記メインウィンドウの表示と同時に、該メインウィンドウとは別のサブウィンドウを表示させるためのサブウィンドウ選択メニューを表示させる機能と、前記サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、選択されたメニューに従ってサブウィンドウを表示させ、該サブウィンドウに、前記メインウィンドウと連動させて電子メールの受信情報を表示させる機能と、前記メインウィンドウ及びサブウィンドウに表示された電子メールの受信情報のうち、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報と、その他の既読を含むメール情報とを区別できるように、異なる表示方法で表示させる機能と、外部からの指示を受けたことに応じて、再度、前記サブウィンドウ選択メニューを表示させることで、サブウィンドウ表示中に、サブウィンドウの切り換えを可能にする機能を備えていることを特徴とする。
【0020】
(2) :前記(1) の通信機能を有する情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、選択されたメニューに従ってサブウィンドウを表示させ、該サブウィンドウに受信した電子メールの件名、送信日時、差出人名を含む受信メール情報を、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報のグループと、その他の既読を含むメール情報のグループとに分けて表示させる機能と、メインウィンドウ及びサブウィンドウに表示されたメール情報の内、重要度の高いメール情報からその他のメール情報に変わったことを検出した際、そのメール情報を他の表示方法に変更し、前記重要度の高いメール情報からその他のメール情報に変わったサブウィンドウのメール情報を、前記重要度の高いメール情報のグループから消滅させ、新たに、その他の既読を含むメール情報のグループ中に出現させる機能を備えていることを特徴とする。
【0021】
(3) :前記(1) の通信機能を有する情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、前記サブウィンドウに表示されているメール情報の内、予め決めた重要な情報のみを残し、その他の不必要な情報を表示しないようにすることで、メール情報の表示を簡潔にする機能を備えていることを特徴とする。
【0022】
(作用)
前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づいて説明する。
【0023】
(a) :前記(1) では、表示制御部13(表示制御手段)は、外部からの指示により、メインウィンドウの表示と同時に、該メインウィンドウとは別のサブウィンドウを表示させるためのサブウィンドウ選択メニュー(複数の異なる方法でサブウィンドウにメール情報を表示させるためのメニュー)を表示させる。そして、この表示されたサブウィンドウ選択メニューでオペレータにより選択操作(例えば、マウスによるクリック操作)がなされ、その操作が表示制御部13により検出された場合、該表示制御部13は、選択されたメニューに従ってサブウィンドウを表示させ、該サブウィンドウに、前記メインウィンドウと連動させて電子メールの受信情報を表示させる。
【0024】
この場合、メインウィンドウ及びサブウィンドウに表示された電子メールの受信情報のうち、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報と、その他の既読を含むメール情報とを区別できるように、異なる表示方法で表示させる。この表示方法としては、例えば、前記重要度の高いメール情報を太字で表示し、その他のメール情報を細字で表示させる。
【0025】
また、前記サブウィンドウの表示中に、外部からの指示(例えば、オペレータのマウスによるクリック操作による指示)を受けたことに応じて、再度、前記サブウィンドウ選択メニューを表示させることで、サブウィンドウ表示中に、サブウィンドウの切り換えを可能にする。
【0026】
このようにすれば、メインウィンドウと同時にサブウィンドウを表示し、これらの両ウィンドウにメール情報を異なる表示方法で同時に表示することにより、メール情報を見易くし、作業効率を上げることができる。
【0027】
(b) :前記(2) では、表示制御手段は、サブウィンドウ選択メニューでオペレータにより選択操作(例えば、マウスによるクリック操作)がなされ、その操作が表示制御部13により検出された場合、選択されたメニューに従ってサブウィンドウを表示させ、該サブウィンドウに受信した電子メールの件名、送信日時、差出人名を含むメール情報を、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報のグループと、その他の既読を含むメール情報のグループとに分けて表示させる。
【0028】
そして、メインウィンドウ及びサブウィンドウに表示されたメール情報の内、重要度の高いメール情報から、その他のメール情報に変わったことを検出したことに応じて、そのメール情報を他の表示方法に変更し、前記重要度の高いメール情報からその他のメール情報に変わったサブウィンドウのメール情報を、前記重要度の高いメール情報のグループから消滅させ、新たに、その他の既読を含むメール情報のグループ中に出現させる。
【0029】
このようにすれば、メインウィンドウと同時にサブウィンドウを表示し、これらの両ウィンドウにメール情報を異なる表示方法で同時に表示することにより、メール情報を見易くし、作業効率を上げることができる。
【0030】
(c) :前記(3) では、表示制御手段は、サブウィンドウ選択メニューでオペレータにより選択操作(例えば、マウスによるクリック操作)がなされ、その操作が表示制御部13により検出された場合、サブウィンドウに表示されているメール情報の内、予め決めた重要な情報のみを残し、その他の不必要な情報を表示しないようにする。このようにすれば、メインウィンドウと同時にサブウィンドウを表示し、これらの両ウィンドウにメール情報を異なる表示方法で同時に表示することにより、メール情報を見易くし、作業効率を上げることができる。また、この場合、メール情報の表示を簡潔にすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0032】
§1:概要の説明
図1は本発明の原理説明図である。以下、図1に基づいて、通信機能を有する情報処理装置の処理概要を説明する。本実施の形態における通信機能を有する情報処理装置は、次のような手段や機能を備えている。
【0033】
(1) :本実施の形態における通信機能を有する情報処理装置は、電子メールの送受信機能を有する装置本体6と、情報を表示する表示装置1を備えると共に、装置本体6に、表示装置1の表示画面のメインウィンドウに電子メールの受信情報を表示させる機能を有する表示制御部13と、メール送受信処理を行うメール送受信部11と、メモリ12等を備えている。
【0034】
そして、メールを受信した場合、そのメールはメモリ12に格納し、その後、表示制御部13が、メモリ12に格納されているメール情報を取り出して編集し、表示装置1の表示画面にメインウィンドウ及びサブウィンドウを表示し、それぞれウィンドウにメール情報を連動させて同時に表示する。
【0035】
(2) :表示制御部13は、オペレータからの指示(例えば、マウスによる画面上のクリック操作)により、メインウィンドウの表示と同時に、該メインウィンドウとは別のサブウィンドウを表示させるためのサブウィンドウ選択メニューを表示させる。
【0036】
そして、サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、選択されたメニューに従ってサブウィンドウを表示させ、該サブウィンドウに、前記メインウィンドウと連動させて電子メールの受信情報を表示させる。
【0037】
この場合、メインウィンドウ及びサブウィンドウに表示された電子メールの受信情報のうち、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報と、その他の既読を含むメール情報とを区別できるように、異なる表示方法で表示させる。更に、外部からの指示を受けたことに応じて、再度、サブウィンドウ選択メニューを表示させることで、サブウィンドウ表示中に、サブウィンドウの切り換えを可能にする。
【0038】
(3) :表示制御手段は、前記サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、選択されたメニューに従ってサブウィンドウを表示させ、該サブウィンドウに受信した電子メールの件名、送信日時、差出人名を含む受信メール情報を、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報のグループと、その他の既読を含むメール情報のグループとに分けて表示させる。
【0039】
また、メインウィンドウ及びサブウィンドウに表示されたメール情報の内、重要度の高いメール情報からその他のメール情報に変わったことを検出した際、そのメール情報を他の表示方法に変更し、前記重要度の高いメール情報からその他のメール情報に変わったサブウィンドウのメール情報を、前記重要度の高いメール情報のグループから消滅させ、新たに、その他の既読を含むメール情報のグループ中に出現させる。
【0040】
(4) :表示制御手段は、サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、サブウィンドウに表示されているメール情報の内、予め決めた重要な情報のみを残し、その他の不必要な情報を表示しないようにすることで、メール情報の表示を簡潔にする。
【0041】
(5) :その他、次のような機能を備えている。
【0042】
▲1▼:この装置では、件名等が表示されるウィンドウを異なる複数通りの方法で同時に表示する。例えば、「日付」による表示を通常通りメインウィンドウに表示し、サブウィンドウとして、「状態」のウィンドウを表示する。
【0043】
▲2▼:新着古メールや未読メールは、着信メールの表示を「日付」に設定した時に、専用の別ウィンドウが開かれ、これにも出現させる。ここで、既読状態になった時に、この専用の別ウィンドウからは消滅して通常の「日付」設定表示のウィンドウだけの出現とする。これにより、探すためにかける時間を省く。
【0044】
▲3▼:前記以外にも、専用の別ウィンドウも表示設定可能にする。この場合、次のことが可能である。
【0045】
A:着信未読メールの表示をいつからいつまでの間に着信したものとするかユーザが設定できるようにする。
【0046】
B:状態が未読となっていても、一旦既読となったメールは、後に再度読み返すことがあるため、未読の状態にしても表示できるようにする。
【0047】
C:重要度の順位づけされた順に表示する。
【0048】
D:子メールのツリーを表示する(履歴を確認するため)。
【0049】
§2:装置例の説明
図2は、装置構成の説明図である。図2に示した例は、本発明に係る通信機能を有する情報処理装置をパーソナルコンピュータ(以下、単に「コンピュータ」とも記す)により実現させた例であり、コンピュータ本体2と、該コンピュータ本体2に接続された表示装置(ディスプレイ装置)1、キーボード、マウス等の入力装置3、リムーバブルディスクドライブ(RDD)4、ハードディスク装置(HDD)5等を備えている。
【0050】
そして、コンピュータ本体2には、メールの送受信を行うためのメール送受信部11と、受信したメール(着信メール)を格納しておくためのメモリ12と、表示装置1の表示画面にメインウィンドウやサブウィンドウを表示する制御や、メール情報の編集や表示の制御を行う表示制御部13等を備えている。
【0051】
この場合、前記メール送受信部11と表示制御部13はプログラムにより構成されるものである。なお、コンピュータ本体2には、CPU(中央演算処理装置)や外部との通信を行う際の通信制御を行う通信制御部等が設けてあるが、これらは図示省略してある。
【0052】
そして、前記メール送受信部11と表示制御部13が行う処理は、予めハードディスク装置(HDD)5の磁気ディスクに格納(記録、或いは記憶)しておいたプログラムを、CPU(図示省略)の制御により読み出し、該CPUが読み出したプログラムを実行することにより行う。
【0053】
しかし、本発明は、このような例に限らず、例えば、ハードディスク装置5の磁気ディスクに、次のようにしてプログラムを格納し、このプログラムを前記CPUが実行することで前記処理を行うことも可能である。
【0054】
▲1▼:他の装置で作成されたリムーバブルディスク(フロッピィディスク、CD−ROM、その他の光ディスク等)に格納されているプログラム(他の装置で作成したプログラムデータ)を、リムーバブルディスクドライブ4で読み取り、ハードディスク装置5の記録媒体(磁気ディスク)に格納する。
【0055】
▲2▼:LAN、インターネット等の通信回線を介して他の装置から伝送されたプログラム等のデータを、通信制御部を介して受信し、そのデータをハードディスク装置5の記録媒体(磁気ディスク)に格納する。
【0056】
§3:ウィンドウ表示の説明
図3は別ウィンドウの表示例である。前記表示装置1の表示画面には受信した電子メール(着信メール)の情報(以下、単に「メール情報」とも記す)を表示するが、この場合の表示画面を「メインウィンドウ」と呼ぶ。また、前記メインウィンドウを表示したまま、このメインウィンドウと同時に別のウィンドウ(1つ又は複数のウィンドウ)を表示するが、この別のウィンドウを「サブウィンドウ」と呼ぶ。
【0057】
図3に示したように、通常のメール情報はメインウィンドウ50に表示する(従来例と同じ表示)が、外部からの指示(例えば、画面上でマウスによるクリック操作)により、メインウィンドウ50と同時にサブウィンドウ51を追加表示する。そして、このサブウィンドウ51には、メインウィンドウ50と連動させて同じメール情報(着信メールの件名、送信日時、差出人等の情報)を表示する。以下、表示方法について具体的に説明する。
【0058】
▲1▼:「日付」による表示方法とは、差出人(送信者)の送信時刻の新しいものから、上側より順に並べる方法である。なお、本明細書中において、「日付」という用語は、日付だけでなく、日付と時刻を含めた意味で使用する。
【0059】
▲2▼:「状態」による表示方法とは、件名、日付、差出人(送信者名)等が太字で表示されているものから順に、送信者(差出人)の送信時刻の新しいものから、上より順に並べる方法である。
【0060】
▲3▼:本実施の形態では、新着メールは、太字にて表示される設定になっており、一旦読まれると(メールが開かれて既読になると)、細字になる。しかし、既読のメールでも重要と判断した(再度読み返す事が必要と判断した)既読メールを再度太字に表示させる事により、新着メールと同等のレベルに目立たせる、という使用方法が採用されている。
【0061】
▲4▼:「日付」と「状態」による表示を画面の切り換えをする事無しに、同時にメール情報を表示することができるようにする。
【0062】
▲5▼:メールとは、報告であり、指示でもあるので、細字となって重要視しなくなった用件でも、自分(オペレータ等)が重要視しているメールのみの件名が現れるウィンドウだけでは危険であり、以下に説明する例1〜例6の表示機能では、これを回避できるようになっている。
【0063】
§4:具体例によるウィンドウ表示例の説明
(1) :例1のウィンドウ表示
図4は例1の表示画面である。例1は、メインウィンドウの表示方法は、「日付」である。また、サブウィンドウの表示方法は「状態」であり、表示内容は、件名/日付/差出人とした例である。
【0064】
このように、例1では、メインウィンドウ50に受信メールの情報(件名/日付/差出人)を表示しておき、オペレータの指示に基づいて、サブウィンドウ51を表示する。そして、前記表示されたサブウィンドウ51に件名/日付/差出人を表示する例である。この場合、メインウィンドウとサブウィンドウに表示されたメール情報は、連動して同時に同じメール情報が表示される。
【0065】
この場合、メインウィンドウには、着信(受信)した電子メールの件名、日付(送信日時)、差出人名を含むメール情報を、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報のグループと、その他の既読を含むメール情報のグループとに分けて表示しているものとする。
【0066】
なお、例1では、サブウィンドウ51は、上1/3が太字であるが、全画面を太字、又はその逆となることもあり得る。また、サブウィンドウには、差出人の件名、日付、差出人が表示されているが、このサブウィンドウ51に大きさの指定はしない。
【0067】
更に、メインウィンドウとサブウィンドウの重なり具合の順序は、前面表示させたいウィンドウの上にカーソルを合わせてクリックすることにより実現(変更)できるし、タスクバー上での変更も可能とする。
【0068】
(2) :例2のウィンドウ表示
図5は例2の表示画面である。例2は、メインウィンドウの表示方法は、「日付」である。また、サブウィンドウの表示方法は「状態」であり、表示内容は、件名とした例である。
【0069】
このように、例2では、サブウィンドウに件名のみ表示する。すなわち、前記例1のサブウィンドウ51に表示されている日付/差出人は表示せず、件名のみを表示する例である。これにより、サブウィンドウ51の表示を簡潔にすることができる。
【0070】
(3) :例3のウィンドウ表示
図6は例3の表示画面である。例3は、メインウィンドウの表示方法は、「内容」(本文)のみである。また、サブウィンドウの表示方法は「日付」であり、表示内容は、件名/日付/差出人とした例である。
【0071】
このように、例3では、メインウィンドウにはメールの内容のみ表示させ、件名/日付/差出人はサブウィンドウに表示させる例である。この例では、メールの全体を見渡し易く出来る特徴がある。
【0072】
すなわち、例1の表示に対し、メインウィンドウ50内の件名、日付、差出人等の情報が表示される部分を無くし、メールの内容を表示するスペースを広くとることを可能にしている。このようにするのは、メールの内容を読んでいる時は、件名等の情報は不要な場合が多いためである。
【0073】
(4) :例4のウィンドウ表示
図7は例4の表示画面である。この例は、例3のサブウィンドウ51に、現在表示されている内容のツリーを表示する事により、関連メールと体系的に把握できるようにした例である。この場合、サブウィンドウ51の下段がツリー52であり、あるメールに対しての返信を全て(関連メール)を表示する。
【0074】
この場合、前記ツリーの例としては、例えば、或るメール(最初のメール)に対し、そのメールと関連した子メールが複数あったような場合、メールの履歴を確認するために、最初のメールと子メールの関係をツリー状に表現したデータに編集したものである。この処理は表示制御部13がメモリ12に格納したメール情報を取り出して編集し、表示するものである。また、前記の他にも、メール情報から、必要なツリー状のデータを任意に作成して表示すればよい。なお、このツリーの作成は、予め決めた編集手順を表示制御部13のプログラムにより実現させればよい。
【0075】
(5) :例5のウィンドウ表示
図8は例5の表示画面である。例5は、メール情報の文字が細字になった時点で(メールが読まれた時点で)状態表示の部分からは消えると同時に、他の件名が現れるようにした例である。具体的には次の通りである。
【0076】
▲1▼:例5は、サブウィンドウを左右に分割し、分割した左側のサブウィンドウを左サブウィンドウ53とし、右側のサブウィンドウを右サブウィンドウ54として、左サブウィンドウ53に、「日付」、右サブウィンドウ54に「状態」を表示させる。これは、前記例1と例2の合体形である。
【0077】
▲2▼:今、件名「Re:LVP Request FPCA 02−001」が選択され、内容が表示されていたとする。すると、このメールは、細字にて表示され、次に説明する例6のように表示される。
【0078】
(6) :例6のウィンドウ表示
図9は例6の表示画面である。この例では、例5の件名「Re:LVP Request FPCA 02−001」は細字となったために右サブウィンドウ54内の太字表示の中から消える。その後、右サブウィンドウ54内では、1つ無くなった分、下から上に1つづつ繰り上がらせる。そして、右サブウィンドウ54内では、その位置で細字に変える。
【0079】
§5:フローチャートによる処理の説明
(1) :共通の表示処理
図10は表示処理フローチャートである。以下、図10に基づいて、共通の表示処理を説明する。なお、図10において、S1〜S8は各処理ステップを示す。
【0080】
先ず、表示制御部13は、従来例と同様にメインウィンドウを表示し、このメインウィンドウに着信メールの情報(メール情報)を表示しているものとする。この場合、メインウィンドウには、着信(受信)した電子メールの件名、日付(送信日時)、差出人名を含むメール情報を、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報のグループと、その他の既読を含むメール情報のグループとに分けて表示しているものとする。この状態で以下の処理を行う。
【0081】
先ず、表示制御部13は、サブウィンドウ呼び出し指示(オペレータが、表示されたサブウィンドウ呼び出しの情報を、マウスによりクリックすることで行う指示)を受けたかどうかを判断し(S1)、サブウィンドウ呼び出しを受けなければ、そのままメインウィンドウの処理を行うが、サブウィンドウ呼び出しを受けたら、サブウィンドウ選択画面を表示する(S2)。
【0082】
この場合のサブウィンドウ選択画面では、予め用意された複数個の「表示メニュー」を表示するが、この例では、表示メニュー#1〜表示メニュー#6の6種類のメニューがある場合の例を説明する。
【0083】
なお、前記「表示メニュー#1」は前記例1の表示を行うためのメニューであり、「表示メニュー#2」は前記例2の表示を行うためのメニューであり、「表示メニュー#3」は前記例3の表示を行うためのメニューであり、「表示メニュー#4」は前記例4の表示を行うためのメニューであり、「表示メニュー#5」は前記例5の表示を行うためのメニューであり、「表示メニュー#6」は前記例6の表示を行うためのメニューである。
【0084】
前記のような複数の「表示メニュー」(#1〜#6)の中から、オペレータが任意のメニューを選択(例えば、マウスでクリック)すると(S3〜S8のいずれか)、以下に説明する表示メニュー#1から#6の処理を実行し、次画面では選択されたメニューの画面が表示される。
【0085】
(2) :表示メニュー#1、#2の処理
図11は表示メニュー#1、#2の処理フローチャートである。以下、図11に基づいて、表示メニュー#1、#2の処理を説明する。なお、以下の処理は、図2に示した表示制御部13が行う処理であり、S11〜S18は各処理ステップを示す。また、この処理は、前記例1又は例2の表示画面を表示するための処理例である。
【0086】
先ず、表示制御部13は、図10に示したS2の処理で、表示メニュー#1又は#2が選択された(オペレータ等の操作で選択された)場合、次のような処理を行う。前記のように、表示メニュー#1又は#2が選択されたら、表示制御部13は、選択したメニューに従って、サブウィンドウ(前記例1、例2参照)を表示する(S11)。
【0087】
その後、表示制御部13は、件名が太字で書かれているメール(新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報)が選択された(オペレータ操作でマウスによりクリックされたか)どうかを判断し(S12)、選択されなければ選択されるのを待ち、選択されたら、メインウィンドウ中のそのメールの件名等の文字を細字にする(S13)。
【0088】
これと同時に、サブウィンドウ中のそのメール(既読メール)の件名等の文字を細字にする(S14)。次に、そのメールの件名等の状態表示をサブウィンドウ中の太字のグループから消滅(削除するのではなく、表示しないだけの制御)させる(S15)。次に、そのメールの件名等の状態表示を、サブウィンドウ中の細字のグループに出現させる(S16)。そして、サブウィンドウの変更指示を受けたかどうかを判断し(S17)、変更指示をうけなければそのままとし、変更指示を受けたら、表示中のサブウィンドウを消滅させる(18)。そして、前記S2の処理(図10参照)へ移行する。
【0089】
(3) :例3の処理
図12は表示メニュー#3の処理フローチャートである。以下、図12に基づいて、表示メニュー#3の処理を説明する。なお、図12において、S21〜S28は各処理ステップを示す。また、この処理は、前記例3の表示画面を表示するための処理例である。
【0090】
先ず、表示制御部13は、図10に示したS2の処理で、表示メニュー#3が選択された(オペレータ等の操作で選択された)場合、次のような処理を行う。前記のように、表示メニュー#3が選択されたら、表示制御部13は、選択されたメニューに従って、サブウィンドウ(前記例3参照)を表示する(S21)。
【0091】
次に、表示制御部13は、メインウィンドウ中の全てのメールの件名等を消滅させて(表示させないで)そこ(前記件名等を消滅させた領域)にも内容本文の表示を広げる(S22)。次に、サブウィンドウで、件名が太字で書かれているメール(新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報)が選択された(オペレータ操作でマウスによりクリックされたか)どうかを判断し(S23)、選択されなければ選択されるのを待ち、選択されたら、表示制御部13は、サブウィンドウ中のそのメールの件名等を細字にし(S24)、そのメールの件名等の状態表示をサブウィンドウ中の太字のグループから消滅(削除するのではなく、表示しないだけの制御)させる(S25)。
【0092】
次に、そのメールの件名等の状態表示を、サブウィンドウ中の細字のグループに出現させる(S26)。そして、サブウィンドウの変更指示を受けたかどうかを判断し(S27)、変更指示をうけなければそのままとし、変更指示を受けたら、表示中のサブウィンドウを消滅させる(S28)。そして、前記S2の処理(図10参照)へ移行する。
【0093】
(4) :例4の処理
図13は表示メニュー#4の処理フローチャートである。以下、図13に基づいて、表示メニュー#4の処理を説明する。なお、図13において、S31〜S39は各処理ステップを示す。また、この処理は、前記例4の表示画面を表示するための処理例である。
【0094】
先ず、表示制御部13は、図10に示したS2の処理で、表示メニュー#4が選択された(オペレータ等の操作で選択された)場合、次のような処理を行う。前記のように、表示メニュー#4が選択されたら、表示制御部13は、選択されたメニューに従って、サブウィンドウ(前記例4参照)を表示する(S31)。
【0095】
次に、表示制御部13は、メインウィンドウ中の全てのメールの件名等を消滅させて(表示させないで)そこ(前記件名等を消滅させた領域)にも内容本文の表示を広げる(S32)。
【0096】
次に、サブウィンドウで、件名が太字で書かれているメールが選択されたかどうかを判断し(S33)、選択されなければそのまま待ち、選択されたら、表示制御部13は、メール情報から、該メール情報のツリーを作成し、サブウィンドウにツリー画面を表示する(S34)。
【0097】
この場合、前記ツリーの例としては、例えば、或るメール(最初のメール)に対し、そのメールと関連した子メールが複数あったような場合、メールの履歴を確認するために、最初のメールと子メールの関係をツリー状に表現したデータに編集したものである。この処理は表示制御部13がメモリ12に格納したメール情報を取り出して編集し、表示する。
【0098】
次に、表示制御部13は、サブウィンドウ中のそのメールの件名等の文字を細字にし(S35)、そのメールの件名等の状態表示をサブウィンドウ中の太字のグループから消滅(削除するのではなく、表示しないだけの制御)させる(S36)。 次に、そのメールの件名等の状態表示を、サブウィンドウ中の細字のグループに出現させる(S37)。そして、サブウィンドウの変更指示を受けたかどうかを判断し(S38)、変更指示をうけなければそのままとし、変更指示を受けたら、表示中のサブウィンドウを消滅させる(S39)。そして、前記S2の処理(図10参照)へ移行する。
【0099】
(5) :表示メニュー#5、#6の処理
図14は表示メニュー#5、#6の処理フローチャートである。以下、図14に基づいて、表示メニュー#5、#6の処理を説明する。なお、S41〜S48は各処理ステップを示す。また、この処理は、前記例5、6の表示画面を表示するための処理例である。
【0100】
先ず、表示制御部13は、図10に示したS2の処理で、表示メニュー#5又は#6が選択された(オペレータ等の操作で選択された)場合、次のような処理を行う。前記のように、表示メニュー#5、又は#6が選択されたら、表示制御部13は、選択されたメニューに従って、サブウィンドウ(前記例5、6参照)を左右に分割し、左側に「日付」、右側に「状態」を表示する(S41)。
【0101】
次に、表示制御部13は、メインウィンドウ中の全てのメールの件名等を消滅させて(表示させないで)ここにも内容本文の表示を広げる(S32)。次に、サブウィンドウで、件名が太字で書かれているメールが選択されたかどうかを判断し(S43)、選択されなければそのまま待ち、選択されたら、表示制御部13は、サブウィンドウ中のそのメールの件名等の文字を細字にし(S44)、そのメールの件名等の状態表示をサブウィンドウ中の太字のグループから消滅(削除するのではなく、表示しないだけの制御)させる(S45)。
【0102】
次に、そのメールの件名等の状態表示を、サブウィンドウ中の細字のグループに出現させる(S46)。そして、サブウィンドウの変更指示を受けたかどうかを判断し(S47)、変更指示をうけなければそのままとし、変更指示を受けたら、表示中のサブウィンドウを消滅させる(S48)。そして、前記S2の処理(図10参照)へ移行する。
【0103】
(その他の説明)
(1) :前記の例は、パーソナルコンピュータに適用した例について説明したが、本発明はこのような例に限らず、ワークステーション等の任意のコンピュータでも同様に実現可能である。また、コンピュータに限らず、PDA、携帯電話等でも前記と同様にして実施可能である。
【0104】
(2) :前記の例では、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報と、その他の既読を含むメール情報とを区別できるように、異なる表示方法で表示させる。この場合、重要度の高いメール情報を太字で表示し、その他のメール情報を細字で表示する例について説明したが、本発明はこのような例に限らず、他の方法でも実施可能である。
【0105】
例えば、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報と、その他の既読を含むメール情報とを、色分けや下線、或いは網かけ等により区別して表示することも可能である。この場合、重要度が高いか低いかは、オペレータがパーソナルコンピュータ等を操作して、そのデータや制御情報を入力すればよい。
【0106】
(付記)
前記の説明に対し、次の構成を付記する。
【0107】
(付記1)
電子メールの送受信機能を有する装置本体と情報を表示する表示装置を備えると共に、前記装置本体に、前記表示装置の表示画面のメインウィンドウに電子メールの受信情報を表示させる機能を有する表示制御手段を備えた通信機能を有する情報処理装置において、
前記表示制御手段は、
外部からの指示により、前記メインウィンドウの表示と同時に、該メインウィンドウとは別のサブウィンドウを表示させるためのサブウィンドウ選択メニューを表示させる機能と、
前記サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、選択されたメニューに従ってサブウィンドウを表示させ、該サブウィンドウに、前記メインウィンドウと連動させて電子メールの受信情報を表示させる機能と、
前記メインウィンドウ及びサブウィンドウに表示された電子メールの受信情報のうち、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報と、その他の既読を含むメール情報とを区別できるように、異なる表示方法で表示させる機能と、
外部からの指示を受けたことに応じて、再度、前記サブウィンドウ選択メニューを表示させることで、サブウィンドウ表示中に、サブウィンドウの切り換えを可能にする機能を備えていることを特徴とする通信機能を有する情報処理装置。
【0108】
(付記2)
前記表示制御手段は、
前記サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、選択されたメニューに従ってサブウィンドウを表示させ、該サブウィンドウに受信した電子メールの件名、送信日時、差出人名を含む受信メール情報を、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報のグループと、その他の既読を含むメール情報のグループとに分けて表示させる機能と、
メインウィンドウ及びサブウィンドウに表示されたメール情報の内、重要度の高いメール情報からその他のメール情報に変わったことを検出した際、そのメール情報を他の表示方法に変更し、前記重要度の高いメール情報からその他のメール情報に変わったサブウィンドウのメール情報を、前記重要度の高いメール情報のグループから消滅させ、新たに、その他の既読を含むメール情報のグループ中に出現させる機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の通信機能を有する情報処理装置。
【0109】
(付記3)
前記表示制御手段は、
前記サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、前記サブウィンドウに表示されているメール情報の内、予め決めた重要な情報のみを残し、その他の不必要な情報を表示しないようにすることで、メール情報の表示を簡潔にする機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の通信機能を有する情報処理装置。
【0110】
(付記4)
前記表示制御手段は、
前記サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、選択されたメニューに従ってサブウィンドウを表示させる機能と、
前記メインウィンドウ中の全てのメール情報に対して、件名等を消滅させ、該消滅させた領域にも、メールの本文を広げて表示させる機能と、
メール情報のツリーを作成し、サブウィンドウに表示させる機能を備えていることを特徴とする(付記1)記載の通信機能を有する情報処理装置。
【0111】
(付記5)
前記表示制御手段は、
前記サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、選択されたメニューに従って、サブウィンドウを左右に分割し、その一方側に日付、他方側に状態を表示させる機能を備えていることを特徴とする(付記1)記載の通信機能を有する情報処理装置。
【0112】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。
【0113】
(1) :請求項1では、表示制御手段は、外部からの指示により、メインウィンドウの表示と同時に、該メインウィンドウとは別のサブウィンドウを表示させるためのサブウィンドウ選択メニューを表示させる。そして、この表示されたサブウィンドウ選択メニューでオペレータにより選択操作がなされ、その操作が表示制御手段により検出された場合、該表示制御手段は選択されたメニューに従ってサブウィンドウを表示させ、該サブウィンドウに前記メインウィンドウと連動させて電子メールの受信情報を表示させる。
【0114】
この場合、メインウィンドウ及びサブウィンドウに表示された電子メールの受信情報のうち、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報と、その他の既読を含むメール情報とを区別できるように異なる表示方法で表示させる。この表示方法としては、例えば、前記重要度の高いメール情報を太字で表示し、その他のメール情報を細字で表示させる。
【0115】
また、前記サブウィンドウの表示中に、外部からの指示(例えば、オペレータのマウスによるクリック操作による指示)を受けたことに応じて、再度、前記サブウィンドウ選択メニューを表示させることで、サブウィンドウ表示中に、サブウィンドウの切り換えを可能にする。
【0116】
このようにすれば、メインウィンドウと同時にサブウィンドウを表示し、これらの両ウィンドウにメール情報を異なる表示方法で同時に表示することにより、メール情報を見易くし、作業効率を上げることができる。
【0117】
(2) :請求項2では、表示制御手段は、サブウィンドウ選択メニューでオペレータにより選択操作(例えば、マウスによるクリック操作)がなされ、その操作が表示制御手段により検出された場合、選択されたメニューに従ってサブウィンドウを表示させ、該サブウィンドウに受信した電子メールの件名、送信日時、差出人名を含むメール情報を、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報のグループとその他の既読を含むメール情報のグループとに分けて表示させる。
【0118】
そして、メインウィンドウ及びサブウィンドウに表示されたメール情報の内、重要度の高いメール情報から、その他のメール情報に変わったことを検出したことに応じて、そのメール情報を他の表示方法に変更し、前記重要度の高いメール情報からその他のメール情報に変わったサブウィンドウのメール情報を、前記重要度の高いメール情報のグループから消滅させ、新たに、その他の既読を含むメール情報のグループ中に出現させる。
【0119】
このようにすれば、メインウィンドウと同時にサブウィンドウを表示し、これらの両ウィンドウにメール情報を異なる表示方法で同時に表示することにより、メール情報を見易くし、作業効率を上げることができる。
【0120】
(3) :請求項3では、表示制御手段は、サブウィンドウ選択メニューでオペレータにより選択操作がなされ、その操作が表示制御手段により検出された場合、サブウィンドウに表示されているメール情報の内、予め決めた重要な情報のみを残し、その他の不必要な情報を表示しないようにする。
【0121】
このようにすれば、メインウィンドウと同時にサブウィンドウを表示し、これらの両ウィンドウにメール情報を異なる表示方法で同時に表示することにより、メール情報を見易くし、作業効率を上げることができる。また、この場合、メール情報の表示を簡潔にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施の形態における装置構成の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態における別ウィンドウの表示例である。
【図4】本発明の実施の形態における例1の表示画面である。
【図5】本発明の実施の形態における例2の表示画面である。
【図6】本発明の実施の形態における例3の表示画面である。
【図7】本発明の実施の形態における例4の表示画面である。
【図8】本発明の実施の形態における例5の表示画面である。
【図9】本発明の実施の形態における例6の表示画面である。
【図10】本発明の実施の形態における表示処理フローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態における表示メニュー#1、#2の処理フローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態における表示メニュー#3の処理フローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態における表示メニュー#4の処理フローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態における表示メニュー#5、#6の処理フローチャートである。
【図15】従来のウィンドウの時系列表示状態説明図である。
【図16】従来のメール表示時の状態変化の説明図である。
【符号の説明】
1 表示装置
2 コンピュータ本体
3 入力装置
4 リムーバブルディスクドライブ(RDD)
5 ハードディスクドライブ(HDD)
11 メール送受信部
12 メモリ
13 表示制御部
50 メインウィンドウ
51 サブウィンドウ
Claims (3)
- 電子メールの送受信機能を有する装置本体と情報を表示する表示装置を備えると共に、前記装置本体に、前記表示装置の表示画面のメインウィンドウに電子メールの受信情報を表示させる機能を有する表示制御手段を備えた通信機能を有する情報処理装置において、
前記表示制御手段は、
外部からの指示により、前記メインウィンドウの表示と同時に、該メインウィンドウとは別のサブウィンドウを表示させるためのサブウィンドウ選択メニューを表示させる機能と、
前記サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、選択されたメニューに従ってサブウィンドウを表示させ、該サブウィンドウに、前記メインウィンドウと連動させて電子メールの受信情報を表示させる機能と、
前記メインウィンドウ及びサブウィンドウに表示された電子メールの受信情報のうち、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報と、その他の既読を含むメール情報とを区別できるように、異なる表示方法で表示させる機能と、
外部からの指示を受けたことに応じて、再度、前記サブウィンドウ選択メニューを表示させることで、サブウィンドウ表示中に、サブウィンドウの切り換えを可能にする機能を備えていることを特徴とする通信機能を有する情報処理装置。 - 前記表示制御手段は、
前記サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、選択されたメニューに従ってサブウィンドウを表示させ、該サブウィンドウに受信した電子メールの件名、送信日時、差出人名を含む受信メール情報を、新着で、かつ未読を含む重要度の高いメール情報のグループと、その他の既読を含むメール情報のグループとに分けて表示させる機能と、
メインウィンドウ及びサブウィンドウに表示されたメール情報の内、重要度の高いメール情報からその他のメール情報に変わったことを検出した際、そのメール情報を他の表示方法に変更し、前記重要度の高いメール情報からその他のメール情報に変わったサブウィンドウのメール情報を、前記重要度の高いメール情報のグループから消滅させ、新たに、その他の既読を含むメール情報のグループ中に出現させる機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の通信機能を有する情報処理装置。 - 前記表示制御手段は、
前記サブウィンドウ選択メニューの選択操作が行われたことを検出した際、前記サブウィンドウに表示されているメール情報の内、予め決めた重要な情報のみを残し、その他の不必要な情報を表示しないようにすることで、メール情報の表示を簡潔にする機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の通信機能を有する情報処理装置。
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