JP3997989B2 - 搬送機構 - Google Patents
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Description
本発明は、搬送機構に関し、詳しくは、搬送ローラに巻回された搬送ベルトが、搬送されている際に、当該搬送ベルトの幅方向に位置ずれを起こすことが防止された搬送機構に関する。
背景技術
従来より、紙等の記録媒体に記録を行う画像形成装置として、例えばインクジェットヘッド(記録ヘッドに相当)を備えたインクジェットプリンタが知られている。インクジェットプリンタでは、少なくとも2つの搬送ローラにかけ渡された搬送ベルト上に載置された紙等の記録媒体に対し、画像形成領域で画像形成(印字)が行われることになる。搬送ローラは駆動ローラによって駆動され、搬送ベルトは搬送ローラにより循環移動され、ベルト上に載置された紙等の記録媒体がインクジェットヘッドに対向する画像形成領域に搬送されて記録媒体に画像形成が行われる。その後、記録媒体は排紙される。
ところで、上記のような搬送ベルトや搬送ローラを有する搬送機構を備えた画像形成装置では、搬送ローラの回転軸の平行度やローラ外径が製造時にばらつくこと等により、搬送中の搬送ベルトが蛇行して、搬送ベルトが、当該搬送ベルトの幅方向に位置ずれを起こすことがあった。
このように搬送ベルトが位置ずれを起こした場合には、搬送ベルトによって搬送されている記録媒体が位置ずれし、記録媒体上の画像形成位置も位置ずれしてしまうといった問題が発生する。
そこで、従来より、以下の特許文献1に記載の如く、搬送ベルトの幅方向変位を検出する検出手段を設け、該検出手段の検出信号に基づき、搬送ベルトを巻回する搬送ローラの1つを軸方向に変位させることで、搬送ベルトの蛇行を防止する構成が知られていた。この構成では、搬送ベルトの部分のうち、軸方向に変位される搬送ローラに係合している部分において、搬送ベルトの蛇行が防止される。
また、以下の特許文献2に記載の如く、搬送ローラの回転軸に円板状の係合板を取り付けると共に、搬送ベルトの内周面に該係合板に係合するリブを設けた構成も知られていた。この構成では、係合板とリブとが係合することにより、搬送ローラと搬送ベルトとの係合箇所(詳しくは、支持板とリブとの係合箇所)において、搬送ベルトが蛇行することを防止していた。
[特許文献1]
特許第2541002号明細書
[特許文献2]
特開平11−265124号公報
しかし、上記特許文献1,2の構成では、搬送ローラと搬送ベルトとの係合箇所でしか搬送ベルトの蛇行防止を図っていなかったため、画像形成領域における搬送ベルトの位置ずれが生じることを好適に防止できない場合があった。
つまり、例えば、搬送ローラによる搬送ベルトの支持が画像形成領域をはさんで上流側及び下流側の位置でしか行われない場合には、搬送ローラに巻き付いた搬送ベルトの部分では搬送ベルトの蛇行が防止されるものの、画像形成領域に位置する搬送ベルトの部分では、搬送ベルトが蛇行したまま走行し、位置ずれする場合があった。
そして、画像形成領域に位置する搬送ベルトの部分がこのように蛇行走行してベルト幅方向に位置ずれが発生すると、画像形成領域に供給される記録媒体にも位置ずれが生じてしまい、画像形成位置が位置ずれしてしまう場合があった。
発明の開示
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、画像形成領域に位置する搬送ベルトの部分が蛇行するのを好適に防止可能な搬送機構を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の搬送機構は、供給された記録媒体に画像を形成する画像形成領域に記録媒体を搬送するものであって、画像を形成するための記録ヘッドに対して、予め定められた間隙を置いた箇所で記録媒体を搬送する搬送ベルトと、該搬送ベルトを巻回して搬送する少なくとも2つの搬送ローラと、を備えている。
また、本発明の搬送機構は、搬送ベルトを介して記録ヘッドに対向する位置に設けられ、搬送ベルトの支持を行うガイド部材と、搬送ベルトを搬送ベルトの幅方向である一方向に付勢する付勢手段と、搬送ベルトの部分とガイド部材の部分とからなり、付勢手段により上記一方向に付勢された搬送ベルトの当該一方向への移動を拘束する拘束手段と、を備えている。
本発明において、拘束手段は、上述のように、搬送ベルトを介して記録ヘッドに対向する位置に設けられたガイド部材の部分と、搬送ベルトの部分とからなる。
そのため、拘束手段が搬送ベルトの移動(位置ずれ)を拘束するのは、記録ヘッドに対向する位置である画像形成領域に位置する搬送ベルトの部分である。
本発明では、付勢手段による付勢を受けた搬送ベルトが、画像形成領域に位置する部分において、拘束手段による拘束を受け、その分だけ、幅方向への移動を制限される。
よって、本発明では、搬送ベルトの画像形成領域に位置する部分が、付勢手段と拘束手段により幅方向への移動が制限される分だけ、当該画像形成領域に位置する部分において蛇行することが防止される。
その結果、画像形成領域に供給される記録媒体に位置ずれが生じることは防止され、記録媒体上の画像形成位置の位置ずれが好適に防止される。
なお、拘束手段を構成する搬送ベルトの部分とガイド部材の部分とが付勢手段による付勢によって当接した状態になるよう構成してもよい。
このようにすれば、上記のように当接している分だけ、当接しない場合に比べ、搬送ベルトの蛇行が一層好適に防止されることになる。
本発明において、付勢手段は、付勢の方向に向かって搬送ベルトに対する摩擦抵抗を段階的に大きくした、搬送ベルトと接するガイド部材の接触部を備えていてもよい。
この場合、搬送ベルトは、ガイド部材の接触部のうち摩擦抵抗の大きい領域に接する部分において、摩擦抵抗の小さい領域に接する部分よりも、摩擦抵抗が大きい分だけ、その搬送方向への進行が妨げられる。
そして、搬送ベルトは、このように摩擦抵抗の大きい領域で進行を妨げられる分だけ、摩擦抵抗の大きい側(付勢の方向)に寄って行く。
よって、この場合も上記と同様の効果が得られる上、付勢手段をガイド部材と異なる位置に配置した部材とする場合に比べ、構成が簡略化されるという効果が得られる。
上述のように接触部における摩擦抵抗を段階的に変化させる構成は特定のものに限定されないが、次のような構成としてもよい。
すなわち、接触部は、ガイド部材の搬送ベルト側の面に設けられた、搬送ベルトの搬送方向と略平行に延在する複数の凸部であってもよい。
そして、この場合、個々の該凸部間の間隔は、上記付勢の方向に向かって段階的に狭くされているとよい。
このようにすれば、搬送ベルトと接触部との接触面積が、接触部を構成する複数の凸部の間隔が狭い上記付勢の方向側の領域において比較的大きくなり、複数の凸部の間隔が比較的広い上記付勢の方向と反対方向側の領域で比較的小さくなる。
よって、搬送ベルトと接触部との摩擦抵抗は、両者間の接触面積が比較的大きい上記付勢の方向側の領域で比較的大きくなる。そして、該摩擦抵抗は、両者間の接触面積が段階的に小さくなる上記付勢の方向と反対方向側の領域に向かって段階的に小さくなる。したがって、この態様においても上記と同様の効果が得られる。
なお、本発明において、接触部が上記のように複数の凸部である場合には、当該複数の凸部と搬送ベルトとの接触面積が上記付勢の方向に向かって段階的に大きくなってもよい。
一方、本発明において、搬送ベルトは、搬送ベルトの搬送方向に略平行であって、記録媒体が載置される該搬送ベルトのベルト面に対して予め定められた角度を有する付勢用ベルト側面を有していてもよい。
また、この場合、ガイド部材は、付勢用ベルト側面と対向する位置に、搬送方向に略平行であって、上記ベルト面に対して予め定められた角度を有する付勢用ガイド部材側面を有していてもよい。
そして、この場合においては、付勢手段を、付勢用ベルト側面と付勢用ガイド部材側面との間に配置され、付勢用ベルト側面と付勢用ガイド部材側面とを離間させるよう付勢する付勢部材を備えたものとするとよい。
この態様においては、付勢用ベルト側面と付勢用ガイド部材側面とが搬送ベルトの搬送方向に略平行な側面であるため、搬送ベルトの移動時に両側面が係合して搬送ベルトの移動を妨げることはない。
また、付勢用ベルト側面と付勢用ガイド部材側面とに両側面を離間させるよう付勢部材が作用する。
したがって、付勢部材の作用により、付勢用ベルト側面を備えた搬送ベルトは、搬送ベルトの幅方向である一方向に付勢される。また、当該付勢方向への搬送ベルトの移動は拘束手段により拘束される。
よって、この態様においても、搬送ベルトが、画像形成領域に位置する部分において、幅方向に移動することが制限され、その結果、搬送ベルトがこの部分において蛇行することが防止されるという上記と同様の効果が得られる。
ここで、上記の付勢部材は、付勢用ベルト側面と付勢用ガイド部材側面との一方に固定されていることが好ましい。このようにすれば、搬送ベルトの移動時に付勢部材の配置位置がずれることが防止される。
また、このように付勢部材の固定を行う場合には、付勢用ベルト側面と付勢用ガイド部材側面とのうち付勢部材が固定される一方の側面に対向する他方の側面と、付勢部材との間に摺動部材を配置してもよい。
そして、例えば、付勢部材が金属製弾性部材である場合には、摺動部材を樹脂製部材としてもよい。
なお、付勢用ベルト側面と付勢用ガイド部材側面とのうち、付勢部材が固定されていない側面と、該付勢部材が固定されていない側面に対向する摺動部材の側面とは、両側面間の摩擦を低減するため、共に平滑面にするとよい。
また、付勢用ベルト側面と付勢用ガイド部材側面とのうち、付勢部材が固定されていない側面全体に当接するよう、摺動部材を構成してもよい。このようにすれば、当該付勢部材が固定されていない側面全体に対して、付勢部材による押し付け力が均等に作用する。
また、搬送ベルトの移動時に摺動部材の配置位置がずれることを防止するため、摺動部材は付勢部材に固定してもよい。
一方、上記の付勢用ベルト側面は、上述の効果が奏されるよう構成されたものであれば良く、特定の態様に限定されないが、例えば、搬送ベルトの記録媒体が載置されるベルト面と反対側の面から突出した付勢用突出片の一側面であってもよい。
また、上記の付勢用ガイド部材側面についても、上述の効果が奏されるよう構成されたものであれば良く、特定の態様に限定されないが、例えば、ガイド部材の搬送ベルト側の面から突出した付勢用突出片の一側面であってもよい。
一方、拘束手段は、搬送ベルトに設けられ、搬送ベルトの搬送方向に略平行であって、記録媒体が載置される該搬送ベルトのベルト面に対して予め定められた角度を有する拘束用ベルト側面と、拘束用ベルト側面と対向するようガイド部材に設けられ、搬送方向に略平行であって、上記ベルト面に対して予め定められた角度を有する拘束用ガイド部材側面と、を備えたものであってもよい。
この場合においては、拘束用ベルト側面と拘束用ガイド部材側面とが当接することにより、付勢手段により搬送ベルトの幅方向である一方向に付勢された搬送ベルトの移動が拘束される。
また、ガイド部材は、上述のように、搬送ベルトを介して記録ヘッドに対向する位置に設けられたものである。
よって、この態様においても、付勢手段と拘束手段との協働により、搬送ベルトが、画像形成領域に位置する部分において、幅方向に移動することが制限され、その結果、搬送ベルトがこの部分において蛇行することが防止されるという効果が得られる。
なお、この場合、拘束用ベルト側面と拘束用ガイド部材側面とは、搬送ベルトの搬送方向に略平行な側面であるため、搬送ベルトの移動時に両側面が係合して搬送ベルトの移動を妨げることはない。
ここで、上記の拘束用ベルト側面は、上述の効果が奏されるよう構成されたものであれば良く、特定の態様に限定されないが、例えば、搬送ベルトの記録媒体が載置されるベルト面と反対側の面から突出した拘束用突出片の一側面であってもよい。
また、拘束用ガイド部材側面についても、上述の効果が奏されるよう構成されたものであれば良く、特定の態様に限定されないが、例えば、ガイド部材の搬送ベルト側の面から突出した拘束用突出片の一側面であってもよい。
一方、付勢手段は、搬送ベルトを付勢する上記の一方向に向かって軸径を段階的に大きくした搬送ローラを備えていてもよい。
この場合、上記軸径を段階的に大きくした搬送ローラに巻き付いた搬送ベルトの部分には、該搬送ローラにおける軸径が比較的大きくされた部分から比較的大きな摩擦抵抗力や引張りの張力が作用し、軸径が比較的小さくされた部分からは比較的小さな摩擦抵抗力や引張りの張力が作用する。
搬送ベルトは、上記軸径を段階的に大きくした搬送ローラによる摩擦抵抗力や引張りの張力の比較的大きい部分で進行を妨げられる。そして、このように進行を妨げられる分だけ、搬送ベルトは、摩擦抵抗力や引張りの張力の大きい側(付勢の方向)に寄って行く。
また、上述のように、拘束手段は、画像形成領域に位置する搬送ベルトの部分の付勢の方向への移動を拘束する。
したがって、上記のように、軸径を段階的に大きくした搬送ローラを備えた場合においても、搬送ベルトが画像形成領域に位置する部分において蛇行することが防止される。
そして、その結果、画像形成領域に供給される記録媒体に位置ずれが生じることは防止され、記録媒体上の画像形成位置の位置ずれが好適に防止される。
また、付勢手段は、搬送ベルトを搬送ベルトの幅方向である一方向に付勢できるよう、搬送ベルトの幅方向に対して予め定められた角度だけ軸方向をずらして配置された搬送ローラを備えていてもよい。
このように予め定められた角度だけ軸方向をずらして搬送ローラを配置する態様としては、搬送ベルトの幅方向である一端(付勢の方向側の一端)にかかる搬送方向上の引張り張力が他端にかかる搬送方向上の引張り張力よりも大きくなるよう、搬送ローラの軸方向をずらすことが考えられる。
この場合、搬送ベルトは、上記のように軸方向をずらした搬送ローラによって、上記付勢の方向に付勢され、当該付勢の方向に寄って行く。
そして、この場合においても、拘束手段は、上記のように、画像形成領域に位置する搬送ベルトの部分の付勢の方向への移動を拘束する。
よって、この場合も、画像形成領域に位置する搬送ベルトの部分の蛇行や、記録媒体上の画像形成位置の位置ずれが防止されるといった上記と同様の効果が得られる。
また、上記のように、搬送ローラの軸径を段階的に大きくしたり、搬送ローラの軸方向をずらすことによって、付勢手段を構成した場合に、他の構成の付勢手段を設けない場合には、付勢手段を構成するための追加の部品が不要となる。すなわち、部品点数を減らせるという効果が得られる。
発明を実施するための最良の形態
以下に、本発明の実施例を図面と共に説明する。なお、本発明は、下記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様を採りうることは言うまでもない。
[第1実施例]
図1は、本実施例の搬送機構100を搭載したインクジェットプリンタの主要部を示す概略側面図である。また、図2は、搬送機構100における搬送ベルト3、搬送ローラ2a,2b、ガイド部材8の関係を示す概略斜視図である。
このプリンタは、図1に示すように、インクジェット方式のプリントヘッド1と、2個の搬送ローラ2a,2bと、これらの搬送ローラ2a,2bに掛けられた筒型(無端状)の搬送ベルト3と、ガイド部材8とを有する。
このプリンタでは、ピックアップローラ4aの駆動により供給部4から紙や布等の記録媒体5が搬送ベルト3の方向に送り込まれ、搬送ベルト3が搬送ローラ2a,2bの回転によりプリントヘッド1下の画像形成領域に記録媒体5を搬送する。そして、プリントヘッド1からのインクの吐出によって記録媒体5上に画像が形成され記録されて、記録済の記録媒体5が排出部6に送られる。
上記のうち、プリントヘッド1は、吐出口からインク滴を吐出させるために駆動される圧電素子などの駆動素子を備え、記録媒体5の記録可能領域内で搬送方向に直交する方向(搬送ベルト3の幅方向)の領域にわたって吐出口が配列されて構成されたフルライン型のものである。
また、搬送ローラ2a,2bのうち、一方の搬送ローラ2aが搬送用モータ20(駆動手段)により駆動される駆動ローラであり、他方の搬送ローラ2bが従動ローラとなっている。搬送ローラ2a,2bの数は2個に限らず、例えば3個にして1個を他の2個より下部に配置し、下方に張力をかけるように構成してもよい。
また、記録媒体5が搬送ベルト3(搬送機構100)に対して供給される位置近傍の箇所には、記録媒体5を搬送ベルト3のベルト面3aに押し付ける押圧手段としてのニップローラ7が設けられている。
ニップローラ7は、搬送ベルト3を挟んで設けられた受けローラ17と対向している。そして、2つのローラ7,17間に記録媒体5を挟持することで、記録媒体5を搬送ベルト3に押しつけるよう構成されている。
なお、このプリンタには、供給部4より搬送ベルト3上の記録媒体5を載置するためのベルト面3aに記録媒体5が供給されたことを検出可能な記録媒体検出センサ30も設けられている。このプリンタでは、このセンサ30の検出信号に基づき、記録媒体5の搬送を行う。
また、搬送ベルト3のベルト面3aには、記録媒体5の端部を位置決めするための突当部10が設けられており、供給された記録媒体5をベルト面3aの予め定められた位置に配置可能にしている。この突当部10は、搬送ベルト3の搬送方向に対し直交する方向に沿って複数設けられている。この突当部10がニップローラ7よりも供給部側に配置されているときに、記録媒体5が供給され、記録媒体5の先端が複数の突当部10に沿って位置決めされる。また、ニップローラ7の周面には、前記突当部10が通過する位置に溝部が形成されており、ニップローラ7が突当部10に乗り上げないようにされている。
一方、プリントヘッド1下の画像形成領域には、プリントヘッド1に対向する位置に搬送ベルト3を介してガイド部材8が設置されている。
ガイド部材8は、金属、樹脂等の素材で構成された板状部材である。本実施例では、ガイド部材8は、搬送ベルト3よりも幅広の形状(略長方形状等の形状)を有しており、ガイド部材8の幅方向両側縁が、搬送ベルト3の幅方向両側縁からはみ出た状態となっている。
ガイド部材8は、搬送ベルト3の支持を行うものであり、本実施例では、ガイド部材8は、搬送ベルト3の下面に接して搬送ベルト3に上向きの張力をかけるよう構成されている。これにより、搬送ベルト3により搬送される記録媒体5とプリントヘッド1との距離が、良好な画像の形成ができる距離に保たれるようにしている。
図2に示すように、ガイド部材8の搬送ベルト3側を向いた上面8aにおける幅方向両側縁には、搬送ベルト3の搬送方向Xに延在する突出片81,82が設けられている。
左側の突出片81の右側面81aは、搬送ベルト3の左側面3bと対向しており、右側の突出片82の左側面82aは、搬送ベルト3の右側面3cと対向している。
ガイド部材8の幅方向内側部で上面8aには、搬送方向Xと略平行に延在する複数のリブ84が突設されている。
それぞれのリブ84は、上方に向かって狭窄した略三角形の断面を搬送方向Xに引き延ばした形状を有しており、搬送ベルト3におけるベルト面3aと反対側の面である内側面3dに当接するよう構成されている。
個々のリブ84間の間隔は、搬送ベルト3の幅方向である左方向Yに向かって段階的に狭くされており、リブ84は、右側に比べて左側で密に分布している。
したがって、本実施例では、搬送ベルト3と複数のリブ84との接触面積が、個々のリブ84の間隔が狭い左方向Y側の領域において比較的大きくなり、個々のリブ84の間隔が比較的広い右方向側の領域で比較的小さくなる。
よって、搬送ベルト3と複数のリブ84との摩擦抵抗は、両者間の接触面積が比較的大きい左方向Y側の領域で比較的大きくなる。そして、該摩擦抵抗は、両者間の接触面積が段階的に小さくなる右方向側の領域に向かって段階的に小さくなる。
この場合、搬送ベルト3では、複数のリブ84からの摩擦抵抗が比較的大きい左方向Y側の領域において、その搬送方向Xへの進行が妨げられる。そして、搬送ベルト3は、このように摩擦抵抗の大きい左方向Y側の領域で進行を妨げられる分だけ、左方向Yに寄って行く。つまり、本実施例では、複数のリブ84が搬送ベルトを左方向Yに付勢する機能を奏している。
但し、複数のリブ84により左方向Yへ付勢された搬送ベルト3の左方向Yへの移動は、突出片81の右側面81aと搬送ベルト3の左側面3bとが当接することにより制限され拘束される。
ここで、突出片81の右側面81aと当接することにより左方向Yへの移動が拘束されるのは、搬送ベルト3の画像形成領域に位置する部分である。
よって、本実施例では、搬送ベルト3の画像形成領域に位置する部分が、複数のリブ84による付勢と、右側面81aと左側面3bとの当接による移動の拘束とにより幅方向への移動が制限される。
そして、このように制限される分だけ、搬送ベルト3の画像形成領域に位置する部分が搬送ローラ2a,2bにより蛇行することは防止される。
その結果、画像形成領域に供給される記録媒体5に位置ずれが生じることは防止され、記録媒体5上の画像形成位置の位置ずれが好適に防止される。
ここで、上記において、プリントヘッド1は記録ヘッドに相当し、複数のリブ84は複数の凸部(接触部)に相当し、ガイド部材8の左側の突出片81は拘束用突出片に相当し、該突出片81の右側面81aは拘束用ガイド部材側面に相当し、搬送ベルト3の左側面3bは拘束用ベルト側面に相当する。
なお、本実施例では、複数のリブ84を上端部を除去した略三角形の断面形状を有するものとして説明したが、接触面積を変更可能なものであれば、略四角形状、略多角形状、略半円形状等の断面形状を有するものであってもよい。
また、複数のリブ84は、搬送ベルト3との摩擦抵抗を左方向Yに向かって段階的に大きくするよう構成されたものであるが、同様の機能を奏するものであれば、複数のリブ84として構成されるものに限定されない。例えば、左方向Yに向かって段階的に表面粗度が大きくされた、搬送ベルト3との接触面として構成されていてもよい。また、或いは、右方向側の搬送ベルト3との接触面に潤滑剤を塗布することで、左方向Yに向かって搬送ベルト3との摩擦抵抗が段階的に大きくされた接触面として構成されていてもよい。また、これらの構成は、左方向Yの反対方向である右方向に向かって摩擦抵抗を段階的に大きくするものであってもよい。
[第2実施例]
本実施例の搬送機構は、主として搬送ベルトやガイド部材の構成だけが上記第1実施例の場合と異なる。よって、ここでは、これらの相違する構成についてだけ主に説明し、相違しない構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図3は、本実施例の搬送機構におけるガイド部材200と搬送ベルト220との関係を示した説明図である。
本実施例のガイド部材200は、第1実施例のガイド部材8と同様、プリントヘッド1に対向する位置(画像形成領域)に搬送ベルト220を介して設置されている。
本実施例のガイド部材200は、搬送ベルト220を下面側から若干押上げるように配置され、搬送ベルト220に張力を付与している。
しかし、一対の搬送ローラ2a,2bのうち、従動ローラである搬送ローラ2bに、ローラ2aより離れる方向に付勢力を与えることにより搬送ベルト220に張力を付与する構成とすれば、ガイド部材200は、搬送ベルト220を押上げる必要はない。本実施例では、第1実施例とは異なり、ガイド部材200の上面と搬送ベルト220の内側面との間の摩擦力を搬送ベルトの付勢には用いないからである。
ガイド部材200には、第1実施例のような突出片81,82やリブ84が設けられていない。但し、ガイド部材200の幅方向両側縁近傍の部位には、搬送ベルト200の搬送方向Xにわたって延在する溝202,204が設けられている。溝202,204は断面四角形状の溝とされている。
一方、無端状の搬送ベルト220のガイド部材200側の面である内側面220aには、溝202に対応する位置に複数のボス222が等間隔で突設され、溝204に対応する位置に複数のボス224が等間隔で突設されている。
本実施例では、複数のボス222,224は、搬送ベルト220と同一材料(例えば、ゴム状樹脂)で搬送ベルト220と一体に形成されている。
具体的には、複数のボス222,224は、中空となった略半球形状を有し、その中空部222a,224aの周縁部が搬送ベルト220の記録媒体5載置用のベルト面220bと連続している。
複数のボス222及び224は、搬送ローラ2a,2bによる搬送ベルト220の搬送時に、溝202及び204内にそれぞれ案内配置され、これらの溝内を移動する。
ボス222及び224は、それぞれ、溝202及び204の深さよりも短い予め定められた長さだけ突出した突出片である。よって、ボス222及び224が溝202及び204内を移動している際に、その突端A,Bが溝202及び204の底部に接触することはなく、このような接触がない分だけ、溝202及び204内を移動するボス222及び224と、溝202及び204の内側面との摩擦が低減される。
なお、本実施例では、搬送ローラ2a,2bの表面にも複数のボス222及び224を受け入れ可能な凹部150a,150bが設けられている(図1参照)。
また、溝202内には、複数のボス222の他、複数の板バネ230と、摺動部材232とが配置される。
具体的には、複数の板バネ230は、複数のボス222の右側面222bと溝202の右内側面202aとの間に配置される。本実施例では、複数の板バネ230は、溝202の右内側面202aに当接するように配置される。また、摺動部材232は、ボス222の右側面222bと複数の板バネ230との間に配置される。
本実施例において、複数の板バネ230は、金属製弾性部材であり、略V字型の断面形状を有している。また、摺動部材232は、樹脂製部材であり、複数のボス222の右側面222b全体に当接するよう溝202の搬送方向Xの長さ全体にわたって延在する板状部材である。
複数の板バネ230は、ボス222を左方向Yに付勢するものであり、摺動部材232は、板バネ230による付勢力を複数のボス222のそれぞれに均等に伝達するためのものである。
摺動部材232の左側面232a、ボス222の左右両側面222b,222c、及び溝202の左内側面202bは、複数のボス222が溝202内を移動する際にこれらの間に生ずる摩擦を低減するため、平滑面とされている。必要に応じて、これらの部分には、摩擦低減のための潤滑剤を塗布しておいてもよい。
なお、溝204の内側面やボス224の側面には、両者間の摩擦低減のため潤滑剤が塗布されている。また、摩擦低減のため、これらも平滑面とされていることが好ましい。
複数の板バネ230と摺動部材232とは、溝202内を移動する複数のボス222によって位置ずれを起こさないよう、溝202内の予め定められた箇所に保持される。
具体的には、例えば、溝202の右内側面202a、板バネ230、摺動部材232間の摩擦係合により、板バネ230及び摺動部材232が予め定められた箇所に保持されるようにしてもよい。
また、図4A,図4Bに示す構成を採用することで、板バネ230及び摺動部材232が予め定められた箇所に保持されるようにしてもよい。
ここで、図4Aでは、板バネ230の右端部230aを、溝202の右内側面202aに設けた取付凹部203に嵌合することで、板バネ230が溝202の右内側面202aに固定される。また、摺動部材232の右側面232bに設けた取付凹部232cに板バネ230の左端部230bを嵌合させることで、摺動部材232が板バネ230及び右内側面202aに対し固定される。
また、図4Bでは、溝202の搬送方向X側の端部に、板バネ230と摺動部材232の溝202外への位置ずれを防ぐための蓋部材234を設けることで、板バネ230及び摺動部材232が溝202内に位置決めされる。
搬送ベルト220とガイド部材200とを組み付けるには、図3に示すように、まず、搬送ベルト220の直下にガイド部材200を配置する。次に、図3中に二点鎖線矢印で示すように、複数のボス222及び224を、溝202及び204内にそれぞれ挿入する。この挿入の前または後に、溝202には、上記のような配置関係となるよう、複数の板バネ230と、摺動部材232とが配置される。
図4Aのように、板バネ230及び摺動部材232が溝202内で嵌合によって位置決めされる場合には、上記のようなボス222及び224の挿入がなされる前に、複数の板バネ230と、摺動部材232とが溝202内に配置されることが好ましい。
このように構成された搬送機構では、左側の溝202内を移動する複数のボス222が複数の板バネ230によって左方向Yに付勢される。そして、その結果、複数のボス222の右側面222bと、溝202の右内側面202aとは離間され、搬送ベルト220の画像形成領域に位置する部分は左方向Yに寄って行く。
但し、本実施例では、搬送ベルト220の画像形成領域に位置する部分の左方向Yへの移動が、右側に配置された複数のボス224の左側面224bと右側の溝204の左内側面204aとが当接することにより制限され拘束される。
よって、本実施例では、搬送ベルト3の画像形成領域に位置する部分が、複数の板バネ230による付勢と、左側面224bと左内側面204aとの当接による移動の拘束とにより、幅方向への移動が制限される。
そして、このように制限される分だけ、搬送ベルト220の画像形成領域に位置する部分が搬送ローラ2a,2bによる搬送時に蛇行することは防止される。
その結果、画像形成領域に供給される記録媒体5に位置ずれが生じることは防止され、記録媒体5上の画像形成位置の位置ずれが好適に防止される。
ここで、上記において、複数のボス222は付勢用突出片に相当し、複数のボス222の右側面222bは付勢用ベルト側面に相当し、溝202の右内側面202aは付勢用ガイド部材側面に相当し、複数の板バネ230は付勢部材に相当する。また、複数のボス224は拘束用突出片に相当し、複数のボス224の左側面224bは拘束用ベルト側面に相当し、溝204の左内側面204aは拘束用ガイド部材側面に相当する。
なお、本実施例では、板バネ230を複数用いてボス222の付勢を行ったが、1つの板バネ230でボス222の付勢を行うよう構成してもよい。このようにすれば部品点数を削減できる。この場合、板バネ230は、複数のボス222を左方向Yに均等に付勢できるようにするため、溝202の搬送方向Xの長さ全体にわたって延在する部材であってもよい。また、板バネ230の代わりに他の形状(コイルバネ形状等)、材質(ゴム状樹脂等)の弾性体を付勢部材として用いてもよい。
また、複数のボス222及び224についても、それぞれ、1つのボス222及び1つのボス224として構成されていてもよい。1つのボスとして構成される場合としては、1つの線状凸部として構成された場合などを考えることができる。
また、ボス222及び224は、搬送ベルト220とは別部材(樹脂、金属等からなるもの)として構成されたものを搬送ベルト220に固定したものであってもよい。
また、本実施例では、板バネ230と、摺動部材232とを個別の部材として説明したが、板バネ230のボス222側の面に摺動部材232をなす樹脂膜を積層する等して、これらを一体に形成してもよい。
このようにすれば、板バネ230を溝202に組み付ければ摺動部材232も組み付けたことになり、搬送機構の組み立て作業が容易となる。
また、摺動部材232を、ボス222の右側面222bに対して一体に形成してもよく、この場合も、搬送機構の組み立て作業を容易にできる。
また、本実施例では、板バネ230を取付凹部203に嵌合することで、板バネ230を溝202の右内側面202aに固定する態様についても説明したが(図4A参照)、このような板バネ230の固定は接着やねじ止め等によってなされてもよい。
また、板バネ230は、溝202の右内側面202aの代わりに、ボス222の右側面222bに固定してもよい。この場合、板バネ230と溝202の右内側面202aとの間に摺動部材232を介在させてもよい。そして、このように摺動部材232を介在させる場合、摺動部材232は、板バネ230の右内側面202a側を向いた面あるいは溝202の右内側面202aに摺動部材232をなす樹脂膜を積層することで形成されてもよい。また、このように、板バネ230と溝202の右内側面202aとの間に、樹脂製の摺動部材232を設置する場合には、ガイド部材200を樹脂製とし、溝202の右内側面202aを平滑面にすること等により、摺動部材232を別部材として設けることを不要にできる。
また、本実施例では、右側の溝204の左内側面204aにボス224の左側面224bを当接させることで搬送ベルト220の左方向Yへの移動を拘束したが、左側の溝202の左内側面202bにボス222の左側面222cを当接させることで搬送ベルト220の左方向Yへの移動を拘束してもよい。
このようにしても、画像形成領域に位置する搬送ベルト220の部分の蛇行や、記録媒体5上の画像形成位置の位置ずれが防止されるといった上記と同様の効果が得られる。また、右側の溝204及びボス224を省くこともでき、ガイド部材200や搬送ベルト220の形成が容易となる。
なお、この場合は、複数のボス222が拘束用突出片に相当し、複数のボス222の左側面222cが拘束用ベルト側面に相当し、溝202の左内側面202bが拘束用ガイド部材側面に相当する。
また、溝202及びボス222の位置は、搬送ベルト220の搬送方向X上の直進搬送が可能となりさえすれば、ガイド部材200及び搬送ベルト220それぞれの左端近傍の部位に限定されない。また、溝204及びボス224の位置も、搬送ベルト220の搬送方向X上の直進搬送が可能となりさえすれば、ガイド部材200及び搬送ベルト220それぞれの右端近傍の部位に限定されない。
また、摺動部材232については、板バネ230がボス222や溝202の右内側面202aに直接摺動して発生する摩擦力が搬送ベルト220の搬送に支障がない程度に小さい場合等において、省略可能である。
さらに、搬送ベルト220の左方向Yへの移動を当接により拘束する部分、すなわち、右側のボス224の左側面224bと右側の溝204の左内側面204aとの間、あるいは、左側のボス222の左側面222cと左側の溝202の左内側面202bとの間には、ローラやベアリングを介在させてもよい。
このようにすれば、このような当接部分で発生する摩擦力を十分に低減でき、搬送ベルト220の滑らかな搬送が可能となる。
また、一方、ガイド部材に関しては、次のような態様も可能である。
すなわち、左右の溝202,204の幅方向内側部で搬送ベルト220側を向いた上面200aを、図3に示すように平滑面として構成してもよい。この場合は、上面200aを搬送ベルト220に押し付けることで、搬送ベルト220の画像形成領域の部分の平面度を高めることができる。
また、上面200aを、図5,6に示すように、第1実施例の複数のリブ84と同様の形状・機能を有する複数のリブ84として構成してもよい。
図5,6に示す態様では、左側の溝202は、ガイド部材200'の左端部において搬送方向Xにわたって延在する断面長方形のリブ210,212間に画定される。また、右側の溝204は、ガイド部材200'の右端部において搬送方向Xにわたって延在する断面長方形のリブ214,216間に画定される。これらのリブ210,212,214,216の上面210a,212a,214a,216aは、搬送ベルト220の内側面220aに対する当接面として機能する。
図5,6に示す態様では、搬送ベルト220が、板バネ230による付勢に加え、内側面220aに当接する複数のリブ84による付勢も受ける。
したがって、搬送ベルト220の画像形成領域に位置する部分は、左方向Yに、より確実に付勢され移動される。そして、その移動は、右側のボス224の左側面224bと右側の溝204の左内側面204aとの当接、あるいは、左側のボス222の左側面222cと左側の溝202の左内側面202bとの当接により拘束される。
よって、図5,6に示す態様によれば、搬送ベルト220の画像形成領域に位置する部分が、このような確実な付勢と拘束とにより、蛇行することが確実に防止され、記録媒体5上の画像形成位置の位置ずれが、より好適に防止される。
また、一方、本実施例のように、板バネ230によって搬送ベルト220を付勢する構成は、第1実施例の構成にも適用可能である。
具体的には、図2に示された右側の突出片82の左側面82aと、搬送ベルト3の右側面3cとの間に板バネ230を配置し、板バネ230の付勢力により左側面82aと右側面3cとが離間されるようにする。
この際、板バネ230は、左側面82aと右側面3cとの一方に固定してもよく、このように固定する場合には、板バネ230を固定していない方の側面と板バネ230との間に摺動部材232を配置してもよい。
この場合、搬送ベルト3は、複数のリブ84による付勢に加え、板バネ230による付勢も受けることになる。
したがって、この場合も、上記図5,6に示す態様と同様に、搬送ベルト3の画像形成領域に位置する部分が蛇行することが確実に防止され、記録媒体5上の画像形成位置の位置ずれが、より好適に防止されるという効果が得られる。
なお、この場合は、右側の突出片82が拘束用突出片に相当し、該突出片82の左側面82aが拘束用ガイド部材側面に相当し、搬送ベルト3の右側面3cが拘束用ベルト側面に相当する。
[第3実施例]
本実施例の搬送機構は、主として搬送ベルトやガイド部材の構成だけが上記第1実施例の場合と異なる。よって、ここでは、これらの相違する構成についてだけ主に説明し、相違しない構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図7は、本実施例の搬送機構におけるガイド部材300と搬送ベルト320との関係を示した説明図である。
本実施例のガイド部材300は、第1実施例のガイド部材8と同様、プリントヘッド1に対向する位置(画像形成領域)に搬送ベルト320を介して設置される。ガイド部材300は、直方体形状等の板状部材である。
搬送ベルト320は、リング状(無端状)のものであり、当該搬送ベルト320のガイド部材300側の面である内側面320aの幅方向両端部には、全周にわたってリング状(無端状)のガイド部322,324が設けられている。
ガイド部322,324は、内側面320aから突出した突出片と言えるが、左側のガイド部322の左端部、及び右側のガイド部324の右端部は、それぞれ、搬送ベルト320の左端及び右端より外側に突出しており、部分的に搬送ベルト320にラップしていない部分を有している。
また、左右のガイド部322,324における対向面(左側のガイド部322の右側面322aと右側のガイド部324の左側面324a)間の間隔L1は、ガイド部材300の幅L2よりも長くされている。
搬送ベルト320が搬送ローラ2a,2bに巻回された際には、ガイド部材300は、左右のガイド部322,324間に配置され、その上面300aは、搬送ベルト320の内側面320aに当接した状態になる。また、このとき、ガイド部材300の左側面300bは、左側のガイド部322の右側面322aと対向し、ガイド部材300の右側面300cは、右側のガイド部324の左側面324aと対向した状態となる。
ここで、図8に示すように、ガイド部材300の左側面300bには、左側のガイド部322(延いては、搬送ベルト320)を左方向に付勢するための部材340が取り付けられている。
本実施例では、この部材340は、ピアノ線で形成されたものである。この部材340では、記録媒体5の搬送方向X上の中央部が左側面300bに沿っており、搬送方向Xの上流側(図8の上側)及び下流側(図8の下側)端部近傍が外側(左側)にふくらんだ形状を有している。
この部材340の左側面300bに沿った部分は、左側面300bに固定された取付部340aとなっており、取付部340aの上下両端でふくらんだ部分は、付勢部340bとなっている。
付勢部340bは、上記のようにガイド部材300がガイド部322,324間に配置された際に、左側のガイド部322の右側面322aに当接する(図8参照)。
そして、付勢部340bは、左側面300bと右側面322aとが離間するよう付勢を行う。つまり、本実施例では、搬送ベルト320の画像形成領域に位置する部分が付勢部340bによる付勢により左方向Yに寄って行く。
但し、本実施例では、搬送ベルト320の画像形成領域に位置する部分の左方向Yへの移動が、ガイド部材300の右側面300cと、右側のガイド部324の左側面324aとが当接することにより制限され拘束される(図8参照)。
よって、本実施例では、搬送ベルト320の画像形成領域に位置する部分が、付勢部340bによる付勢と、右側面300cと左側面324aとの当接による移動の拘束とにより、幅方向への移動が制限される。
そして、このように制限される分だけ、搬送ベルト320の画像形成領域に位置する部分が搬送ローラ2a,2bによる搬送時に蛇行することは防止される。
その結果、画像形成領域に供給される記録媒体5に位置ずれが生じることは防止され、記録媒体5上の画像形成位置の位置ずれが好適に防止される。
ここで、上記において、左側のガイド部322は付勢用突出片に相当し、該ガイド部322の右側面322aは付勢用ベルト側面に相当し、ガイド部材300の左側面300bは付勢用ガイド部材側面に相当し、付勢部340bは付勢部材に相当する。また、右側のガイド部324は拘束用突出片に相当し、該ガイド部324の左側面324aは拘束用ベルト側面に相当し、ガイド部材300の右側面300cは拘束用ガイド部材側面に相当する。
なお、ガイド部材300の上面300aは、図7に示すように平滑面としてもよい。そして、上面300aが搬送ベルト320の内側面320aに当接することで、搬送ベルト320の画像形成領域の部分の平面度が高められるようにしてもよい。
また、上面300aを、図9に示すガイド部材300'のように、第1実施例の複数のリブ84と同様の形状・機能を有する複数のリブ84として構成してもよい。
図9に示す態様では、搬送ベルト320が、付勢部340bによる付勢に加え、内側面320aに当接する複数のリブ84による付勢も受ける。
したがって、搬送ベルト320の画像形成領域に位置する部分は、左方向Yに、より確実に付勢され移動される。そして、その移動は、ガイド部材300'の右側面300cと、右側のガイド部324の左側面324aとの当接により拘束される。
よって、図9に示す態様によれば、搬送ベルト220の画像形成領域に位置する部分が、このような確実な付勢と拘束とにより、蛇行することが確実に防止され、記録媒体5上の画像形成位置の位置ずれが、より好適に防止される。
なお、図9に示す態様では、部材340を省略して、搬送ベルト320が複数のリブ84による付勢だけを受けるようにしてもよいのは勿論である。
[第4実施例]
本実施例の搬送機構は、主として搬送ローラやガイド部材の構成だけが上記第1実施例の場合と異なる。よって、ここでは、これらの相違する構成についてだけ主に説明し、相違しない構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図10Aは、本実施例の搬送機構における搬送ベルト3、搬送ローラ410a,410b、ガイド部材420の関係を示した説明図である。
本実施例の搬送機構では、搬送ローラ410a,410bを用いて搬送ベルト3に左方向Yの付勢力を付与する。
具体的には、まず、搬送ローラ410a,410bは、その回転により搬送ベルト3を搬送するという意味で、第1実施例の搬送ローラ2a,2bと同様の基本的機能を有する。
但し、本実施例では、一方の搬送ローラ410bが、左方向Yに向かって軸径を段階的に大きくされており、該ローラ410bでは、右端部の軸径aと左端部の軸径bとの関係がa<bとされている。また、搬送ローラ410aと410bでは、軸方向は平行とされている。
搬送ローラ410a,410bに巻き付いた搬送ベルト3には、軸径が大きくされた搬送ローラ410bの左端近傍の部分から比較的大きな摩擦抵抗力や引張りの張力が作用し、軸径が小さくされた搬送ローラ410bの右端近傍の部分から比較的小さな摩擦抵抗力や引張りの張力が作用する。
この場合、搬送ベルト3では、比較的大きな摩擦抵抗力や引張りの張力が作用する左方向Y側の領域において、その搬送方向Xへの進行が妨げられる。そして、このように進行を妨げられる分だけ、搬送ベルト3は、摩擦抵抗力や引張りの張力の大きい左方向Yに付勢され、該左方向Yに寄って行く。
一方、本実施例のガイド部材420は、第1実施例のガイド部材8と同様、プリントヘッド1に対向する位置(画像形成領域)に搬送ベルト3を介して設置される。
ガイド部材420は、直方体形状等の板状部材である。ガイド部材420の搬送ベルト3側を向いた上面420aにおける左端近傍には、搬送方向Xに延在する突出片422が設けられている。該突出片422の右側面422aは、搬送ベルト3の画像形成領域に位置する部分の左側面3bと対向している。
本実施例では、上記のように、搬送ローラ410a,410bによって搬送ベルト3が左方向Yの付勢力を付与されるが、この付勢力による移動は、突出片422の右側面422aと、搬送ベルト3の画像形成領域に位置する部分の左側面3bとが当接することにより制限され拘束される。
よって、本実施例では、搬送ベルト3の画像形成領域に位置する部分が、搬送ローラ410a,410bによる付勢と、右側面422aと左側面3bとの当接による移動の拘束とにより、幅方向への移動が制限される。
そして、このように制限される分だけ、搬送ベルト3の画像形成領域に位置する部分が搬送ローラ410a,410bによる搬送時に蛇行することは防止される。
その結果、画像形成領域に供給される記録媒体5に位置ずれが生じることは防止され、記録媒体5上の画像形成位置の位置ずれが好適に防止される。
ここで、上記において、突出片422は拘束用突出片に相当し、該突出片422の右側面422aは拘束用ガイド部材側面に相当し、搬送ベルト3の左側面3bは拘束用ベルト側面に相当する。
なお、本実施例では、一方の搬送ローラ410bだけを、左方向Yに向かって軸径を段階的に大きくしたものにしたが、他方の搬送ローラ410aも搬送ローラ410bと同様に左方向Yに向かって軸径を段階的に大きくしたものにしてもよい。
また、搬送ローラを用いて搬送ベルト3に左方向Yの付勢力を付与する構成としては、図10Bに示す構成を採用してもよい。
図10Bの態様では、搬送ベルト3を搬送するための搬送ローラ430a,430bが、搬送ベルト3を左方向Yに付勢できるよう、その軸方向が予め定められた角度だけ相互にずらして配置されている。
具体的には、搬送ローラ430a,430bの軸心間の右端での間隔をc、左端での間隔をdとしたとき、c<dとなるようにしている。
この場合、搬送ベルトの左端にかかる搬送方向X上の引張り張力が右端にかかる搬送方向X上の引張り張力よりも大きくなり、その結果、搬送ベルト3は左方向Yに付勢され、該左方向Yに寄って行く。
そして、この場合においても、図10Aの場合と同様の構成のガイド部材420を設ければ、右側面422aと左側面3bとの当接によって搬送ベルト3の左方向Yへの移動は制限され拘束される。
したがって、図10Bの態様によっても、画像形成領域に位置する搬送ベルト3の部分の蛇行や、記録媒体5上の画像形成位置の位置ずれが防止されるといった上記と同様の効果が得られる。
なお、上記図10A,図10Bに示すように、ガイド部材420の上面420aは、平滑面として構成してもよい。この場合は、上面420aを搬送ベルト3に押し付けることで、搬送ベルト3の画像形成領域の部分の平面度を高めることができる。
また、上面420aを、第1実施例の複数のリブ84と同様の形状・機能を有する複数のリブ84として構成してもよい。
この場合は、搬送ベルト3が、搬送ローラ410a,410b又は430a,430bによる付勢に加え、搬送ベルト3の内側面に当接する複数のリブ84による付勢も受ける。
したがって、搬送ベルト3の画像形成領域に位置する部分は、左方向Yに、より確実に付勢され移動され、その移動は、右側面422aと左側面3bとの当接によって確実に拘束される。
その結果、搬送ベルト3の画像形成領域に位置する部分が、このような確実な付勢と拘束とにより、蛇行することが確実に防止され、記録媒体5上の画像形成位置の位置ずれが、より好適に防止される。
産業上の利用可能性
以上詳述したように、本発明によれば、画像形成領域に位置する搬送ベルトの部分が蛇行するのを好適に防止可能な搬送機構が提供される。
【図面の簡単な説明】
図1は、実施例の搬送機構を搭載したインクジェットプリンタの主要部を示す概略側面図であり、
図2は、実施例の搬送機構における搬送ベルト、搬送ローラ、ガイド部材の関係を示す概略斜視図であり、
図3は、他の実施例の搬送機構におけるガイド部材、搬送ベルト、板バネ、摺動部材の関係を示した説明図であり、
図4A,図4Bは、他の実施例における板バネと摺動部材の保持構成を示した説明図であり、
図5は、他の実施例におけるガイド部材の構成を示した斜視図であり、
図6は、他の実施例の搬送機構におけるガイド部材、搬送ベルト、板バネ、摺動部材の関係を示した説明図であり、
図7は、他の実施例の搬送機構におけるガイド部材と搬送ベルトの構成を示した説明図であり、
図8は、他の実施例の搬送機構におけるガイド部材、搬送ベルト、搬送ベルトを付勢するための部材の関係を示した説明図であり、
図9は、他の実施例の搬送機構におけるガイド部材と搬送ベルトとの関係を示した説明図であり、そして、
図10A,図10Bは、他の実施例の搬送機構における搬送ベルト、搬送ローラ、ガイド部材の関係を示した説明図である。
Claims (14)
- 供給された記録媒体に画像を形成する画像形成領域に前記記録媒体を搬送する搬送機構であって、
前記画像を形成するための記録ヘッドに対して、予め定められた間隙を置いた箇所で前記記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
該搬送ベルトを巻回して搬送する少なくとも2つの搬送ローラと、
前記搬送ベルトを介して前記記録ヘッドに対向する位置に設けられ、前記搬送ベルトの支持を行うガイド部材と、
前記搬送ベルトを前記搬送ベルトの幅方向である一方向に付勢する付勢手段と、
前記搬送ベルトの部分と前記ガイド部材の部分とからなり、前記付勢手段により前記一方向に付勢された前記搬送ベルトの当該一方向への移動を拘束する拘束手段と、
を備え、
前記付勢手段は、
前記付勢の方向に向かって前記搬送ベルトに対する摩擦抵抗を段階的に大きくした、前記搬送ベルトと接する前記ガイド部材の接触部を備えたことを特徴とする搬送機構。 - 前記接触部は、
前記ガイド部材の前記搬送ベルト側の面に設けられた、前記搬送ベルトの搬送方向と略平行に延在する複数の凸部であって、
前記複数の凸部と前記搬送ベルトとの接触面積が前記付勢の方向に向かって段階的に大きくなるものであることを特徴とする請求項1に記載の搬送機構。 - 前記接触部は、
前記ガイド部材の前記搬送ベルト側の面に設けられた、前記搬送ベルトの搬送方向と略平行に延在する複数の凸部であって、
個々の該凸部間の間隔が前記付勢の方向に向かって段階的に狭くされてなるものであることを特徴とする請求項1に記載の搬送機構。 - 前記搬送ベルトは、
前記搬送ベルトの搬送方向に略平行であって、前記記録媒体が載置される該搬送ベルトのベルト面に対して予め定められた角度を有する付勢用ベルト側面を有し、
前記ガイド部材は、
前記付勢用ベルト側面と対向する位置に、前記搬送方向に略平行であって、前記ベルト面に対して予め定められた角度を有する付勢用ガイド部材側面を有し、
前記付勢手段は、
前記付勢用ベルト側面と前記付勢用ガイド部材側面との間に配置され、前記付勢用ベルト側面と前記付勢用ガイド部材側面とを離間させるよう付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の搬送機構。 - 前記付勢部材は、
前記付勢用ベルト側面と前記付勢用ガイド部材側面との一方に固定されたことを特徴とする請求項4に記載の搬送機構。 - 前記付勢用ベルト側面と前記付勢用ガイド部材側面とのうち前記付勢部材が固定される一方の側面に対向する他方の側面と、前記付勢部材との間に摺動部材を配置したことを特徴とする請求項5に記載の搬送機構。
- 前記付勢部材は金属製弾性部材であり、前記摺動部材は樹脂製部材であることを特徴とする請求項6に記載の搬送機構。
- 前記付勢用ベルト側面は、
前記搬送ベルトの前記記録媒体が載置されるベルト面と反対側の面から突出した付勢用突出片の一側面であることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の搬送機構。 - 前記付勢用ガイド部材側面は、
前記ガイド部材の前記搬送ベルト側の面から突出した付勢用突出片の一側面であることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の搬送機構。 - 前記拘束手段は、
前記搬送ベルトに設けられ、前記搬送ベルトの搬送方向に略平行であって、前記記録媒体が載置される該搬送ベルトのベルト面に対して予め定められた角度を有する拘束用ベルト側面と、
前記拘束用ベルト側面と対向するよう前記ガイド部材に設けられ、前記搬送方向に略平行であって、前記ベルト面に対して予め定められた角度を有する拘束用ガイド部材側面と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の搬送機構。 - 前記拘束用ベルト側面は、
前記搬送ベルトの前記記録媒体が載置されるベルト面と反対側の面から突出した拘束用突出片の一側面であることを特徴とする請求項10に記載の搬送機構。 - 前記拘束用ガイド部材側面は、
前記ガイド部材の前記搬送ベルト側の面から突出した拘束用突出片の一側面であることを特徴とする請求項10に記載の搬送機構。 - 前記付勢手段は、
前記搬送ベルトを付勢する前記一方向に向かって軸径を段階的に大きくした前記搬送ローラを備えたことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の搬送機構。 - 前記付勢手段は、
前記搬送ベルトを前記搬送ベルトの幅方向である一方向に付勢できるよう、前記搬送ベルトの幅方向に対して予め定められた角度だけ軸方向をずらして配置された前記搬送ローラを備えたことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の搬送ローラ。
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