JP3995437B2 - 光ディスク装置のディスク駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非動作位置にあるトレイに設けられたディスク載置部にディスクが載置されたのちトレイを動作位置に変位させたときにディスクをターンテーブル上に載置させる光ディスク装置のディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学式ピックアップが用いられてディスクに記録されている信号の読取り動作を行うように構成された光ディスク再生装置が普及されている。斯かる光ディスク再生装置は、ディスクが載置されると共にこのディスクを回転させるターンテーブルを備えている。
【0003】
光ディスク再生装置の代表的なものとして、CDプレーヤが一般に良く知られている。最近ではコンピュータと組み合わせて使用するCD−ROMプレーヤと呼ばれる光ディスク再生装置が普及されている。
【0004】
また、ディスクに記録されている信号の再生動作だけでなく、このディスクに信号を記録することができる光ディスク記録装置が普及されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
CD−ROMプレーヤは、音声信号を再生するCDプレーヤと異なり、信号の高速読出しが要求されるため、最近では、規定の線速度に対して、4倍、8倍および12倍等の高速の線速度にてディスクが回転されて、信号の読出し動作が行われる。また、ディスクに信号を記録することができる光ディスク記録再生装置においても、同様に高速記録動作を行うことが要求されるため、ディスクの回転速度を規定の線速度より高速にした状態にて記録動作を行うことができるように構成されている。
【0006】
ディスクに記録されている信号の読出し動作およびこのディスクへの信号の記録動作を正確に行うためには、ディスクの回転動作を安定した状態にて行う必要がある。ディスクを高速回転させると、その回転に伴って空気の流れが発生するが、この空気の流れがディスクの上下で相違した場合、ディスクが振動し、ディスクの回転が不安定になるという問題がある。
【0007】
本発明は、斯かる問題を解決した光ディスク装置のディスク駆動装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る光ディスク装置のディスク駆動装置は、非動作位置にあるトレイに設けられたディスク載置部に、ディスクが載置されたのちに、該トレイが動作位置に変位されたときに、該ディスクがターンテーブル上に載置され、該トレイが該動作位置にあるときに、該ディスクの上方に、ディスク面を被う円盤状カバーが設けられ、該トレイに設けられた該ディスク載置部と、該円盤状カバーとにより、該ディスクの両面が被われる光ディスク装置のディスク駆動装置において、前記ディスク載置部と前記ディスクの下面との間の距離と、前記円盤状カバーと該ディスクの上面との間の距離とが、ほぼ同一とされたことを特徴とする。
上記構成により、ディスクの回転に伴って発生する空気の流れが制御される。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る光ディスク装置のディスク駆動装置の一実施形態を示す要部の側断面図である。同図において、1は、光ディスク装置を構成する筐体に対して、外部に突出された非動作位置と、内部に収納された動作位置との間を摺動変位可能に設けられたトレイであり、ディスクDが載置されるディスク載置部2が形成されている。また、ディスク載置部2は、大径ディスクが載置される大径ディスク用載置部2Aと、小径ディスクが載置される小径ディスク用載置部2Bとにより構成されている。斯かるトレイ1は、電動機の回転力によって非動作位置と動作位置との間を摺動変位されるが、斯かる摺動機構は周知の技術を使用すれば良く、その説明は省略した。
【0010】
3は、トレイ1の非動作位置から動作位置への変位に伴って一点鎖線で示す非動作位置より実線で示す動作位置まで変位する可動基板であり、ディスクDを回転駆動させる電動機4が固定されている。5は、電動機4を構成する回転軸6に圧入固定されたターンテーブルであり、ディスクDが載置される載置部5Aが形成されていると共に、その中心部にはディスクDに形成されている中心孔(図示せず)内に挿入されるセンタリング部(図示せず)が形成されている。
【0011】
7は、可動基板3が動作位置に変位されたときに、ターンテーブル5の載置部5Aと協同してディスクDをクランプするクランプ部材、8は、可動基板3が非動作位置にあるときに、即ちターンテーブル5が図示した状態より下方に変位された状態にあるときに、クランプ部材7を支持する支持部材であり、クランプ部材7の鍔部7Aと当接し、クランプ部材7を非クランプ位置に支持する支持部8Aが形成されている。斯かる構成において、ディスクDをターンテーブル5上に保持させるクランプ力は、クランプ部材7にマグネットが固定されると共に、ターンテーブル5のセンタリング部に磁性体が設けられることによって得られる。即ち、ターンテーブル5を動作位置に変位させると、センタリング部に設けられた磁性体が、クランプ部材7に設けられたマグネットに近接し、マグネットの磁性体に対する吸着力がディスクDのクランプ力として作用することになる。斯かるクランプ機構は、周知であり、その詳細な説明は省略した。
【0012】
9は、支持部材8等に固定された円盤状カバーであり、トレイ1に形成されているディスク載置部2と共にディスクDを被うように設けられている。即ち、ディスクDがターンテーブル4上にクランプ部材7によってクランプされた状態にあるときに、ディスクDの下面側をトレイ1のディスク載置部2が被い、ディスクDの上面側を円盤状カバー9にて被うように構成されている。そして、ディスク載置部2とディスクDの下面との間の距離と、円盤状カバー9とディスクDの上面との間の距離とがほぼ同一になるように構成されている。
【0013】
次に動作について説明する。トレイ1を、トレイ1に形成されているディスク載置部2が光ディスク装置を構成する筐体の外部に突出する非動作位置に変位させた状態において、ディスクDをディスク載置部2に載置させ、そののちにトレイ1を動作位置に変位させるための操作を行う。
【0014】
前述した動作が行われると、電動機の回転力によって、トレイ1が非動作位置より図示した動作位置まで摺動変位させられる。斯かる変位動作が行われると、ターンテーブル5を回転駆動させる電動機4が固定された可動基板3が、一点鎖線で示す非動作位置より実線で示す動作位置まで変位させられる。可動基板3が動作位置まで変位させられると、即ち図示した状態の下方より上方へ変位させられると、ターンテーブル5に形成されたセンタリング部がディスクDの中心孔に挿入されると共に、ディスクDをトレイ1のディスク載置部2より上方へ持ち上げる動作が行われる。
【0015】
ターンテーブル5が図示した位置にある動作位置まで変位させられると、支持部材8に支持されていたクランプ部材7の中心部に設けられている位置決め孔に前記センタリング部が挿入される。前記センタリング部がクランプ部材7の中心部に設けられた位置決め孔内に挿入されると、クランプ部材7に設けられたマグネットの吸着力が、センタリング部に設けられた磁性体に対して作用するため、クランプ部材7はターンテーブル5上に吸着固定された状態になり、ターンテーブル5と一体的に回転する状態になる。
【0016】
そして、斯かる状態にあるときに、クランプ部材7と、ターンテーブル5に設けられた載置部5Aとの間に、ディスクDがマグネットの吸着力によってクランプされた状態になる。従って、電動機4の回転動作によりターンテーブル5を回転駆動させることによって、ディスクDを所望の回転速度にて回転させることができる。
【0017】
前述した動作によってディスクDを回転駆動させることができるが、回転駆動されるディスクDの下面に対応する位置にトレイ1のディスク載置部2が配置されると共に、ディスクDの上面に対応する位置に円盤状カバー9が配置されるので、ディスクDの回転に伴って発生する空気の流れをディスクDの上方および下方において同一にさせることができる。従って、ディスクDの回転特性に与える空気の流れによる影響を小さくすることができ、その結果、ディスクDの回転動作を安定化させることができる。
【0018】
なお、ディスクDの上方に配置される円盤状カバー9の形状として、トレイ1のディスク載置部2に形成されている大径ディスク用載置部2A及び小径ディスク用載置部2Bの形状に合わせるようにすることもできる。さらに、円盤状カバー9のディスクDに対向する面に、空気の流れを制御するフィンやリブ等を形成させることも可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1に記載の発明によれば、非動作位置にあるトレイに設けられたディスク載置部に、ディスクが載置されたのちに、トレイが動作位置に変位されたときに、ディスクがターンテーブル上に載置され、トレイが動作位置にあるときに、ディスクの上方に、ディスク面を被う円盤状カバーが設けられたので、ディスクの回転に伴って発生する空気の流れを制御させることができる。従って、空気の流れがディスクの回転に与える影響を小さくさせることができ、ディスクの回転特性を向上させることができる。
【0020】
また、トレイに設けられたディスク載置部と、円盤状カバーとにより、ディスクの両面が被われるので、ディスクの回転に伴って発生する空気の流れの制御動作を容易に行うことができる。
【0021】
また、ディスク載置部とディスクの下面との間の距離と、円盤状カバーとディスクの上面との間の距離とが、ほぼ同一とされたので、ディスクの上下で発生する空気の流れによるディスクへの影響をほぼ同一にさせることができる。それ故、ディスクの高速回転に伴って発生していたディスクの振動を容易に抑えることができ、ディスクに記録されている信号の読出し動作やディスクへの信号の記録動作を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク装置のディスク駆動装置の一実施形態を示す要部の側断面図である。
【符号の説明】
1 トレイ
2 ディスク載置部
2A 大径ディスク用載置部
2B 小径ディスク用載置部
3 可動基板
4 電動機
5 ターンテーブル
5A 載置部
6 回転軸
7 クランプ部材
7A 鍔部
8 支持部材
8A 支持部
9 円盤状カバー
D ディスク
Claims (1)
- 非動作位置にあるトレイに設けられたディスク載置部に、ディスクが載置されたのちに、該トレイが動作位置に変位されたときに、該ディスクがターンテーブル上に載置され、
該トレイが該動作位置にあるときに、該ディスクの上方に、ディスク面を被う円盤状カバーが設けられ、
該トレイに設けられた該ディスク載置部と、該円盤状カバーとにより、該ディスクの両面が被われる光ディスク装置のディスク駆動装置において、
前記ディスク載置部と前記ディスクの下面との間の距離と、前記円盤状カバーと該ディスクの上面との間の距離とが、ほぼ同一とされたことを特徴とする光ディスク装置のディスク駆動装置。
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