JP3880876B2 - 情報書込み装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ディスク等のディスク状情報記憶媒体に情報を書き込む情報書き込み装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
ディスク状の情報記憶媒体例えば磁気ディスクを備えた情報記憶装置としてハードディスク駆動装置(以下、HDD装置)がある。前記HDD装置は、スピンドルモータ、このスピンドルモータの回転軸に着脱自在に装着され1ないし複数枚の磁気ディスクを積層配置してなるディスク装填ハブ、前記磁気ディスクに対して情報の書込み、読み出しを行う磁気ヘッド等を備えて構成されている。前記HDD装置においては、通常、装置の組み立て後、前記装置が備える磁気ヘッドにより磁気ディスクに対するサーボ情報の書き込みが行われる。
【0003】
これに対して、本出願人は、多数枚のディスク状記憶媒体に対して同時に情報を書込むことができる情報書込み装置を発明し、先に出願した(特開2001-216750)。このような情報書込み装置を用いることにより、サーボ情報の書き込み処理効率を大幅に向上することができる。
【0004】
情報書込み装置は、上記したHDD装置と同様、スピンドルモータの回転軸に着脱自在に装着され、多数枚の磁気ディスクを積層配置してなるディスク装填ハブと、前記磁気ディスクと対応する数だけ所定の間隔をおいて設けられた磁気ヘッドとを備えている。
【0005】
この場合、前記情報書込み装置が備えるディスク装填ハブは、磁気ディスクの枚数が多いためにその軸方向寸法がHDD装置に比べて長い。従って、スピンドルモータのわずかな軸振れや振動がサーボ情報のトラックの振れとして記録されてしまう。そのため、情報書込み装置では、スピンドルモータの駆動時における軸振れや振動の低減を図り、回転精度の更なる向上、換言するとサーボ情報書込み精度の更なる向上が望まれていた。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数枚のディスク状記憶媒体に対して高精度で情報を書込むことができる情報書込み装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の情報書込み装置は、スピンドルモータと、前記スピンドルモータの回転軸のうち当該スピンドルモータよりも上方に突出する部分に着脱自在に取り付けられ複数のディスク状記憶媒体を所定の間隔で同軸上に装着可能なディスク装填ハブと、前記ディスク装填ハブに装着されたディスク状記憶媒体に情報を書き込むための磁気ヘッドを前記ディスク状記憶媒体の数に対応した数だけ所定の間隔をおいて積層してなるヘッド積層アッセンブリと、前記ヘッド積層アッセンブリを着脱可能に支持し前記磁気ヘッドを対応するディスク状記憶媒体上の所定位置に移動及び位置決めするロータリポジショナと、前記磁気ヘッドを前記ディスク状記憶媒体の外周側にアンロードするアンロード手段と、前記スピンドルモータの回転軸と前記ロータリポジショナとの間の距離が変化する方向に沿って前記スピンドルモータ及び前記ロータリポジショナを相対的に移動させる移動機構と、前記スピンドルモータの回転軸のうち前記スピンドルモータの内部に位置する部分に設けられ内部に比重が1以上の流体が封入されてなるバランス調整部材と、前記スピンドルモータの回転軸のうち前記ディスク装填ハブから上方に突出する部分に設けられ内部に比重が1以上の流体が封入されてなるバランス調整部材として機能するものであって前記複数のディスク状記憶媒体を押えるディスク押えを備え、前記スピンドルモータを、環状に並べられた複数の電機子コイルを有するステータと、前記電機子コイルと対向する界磁用永久磁石を有し前記回転軸と一体的に回転するロータと、前記界磁用永久磁石との間で前記電機子コイルを挟むように設けられ前記回転軸と一体的に回転する磁性体からなる回転体とを備えて構成したことを特徴とする。
【0008】
上記構成では、電機子コイルを挟んで界磁用永久磁石と対向する回転体は、ステータヨークとして機能し、界磁用永久磁石との間に磁路を形成すると共にロータと一体的に回転する。このため、永久磁石と回転体との間に作用する磁気吸引力が減少する。従って、前記永久磁石と電機子コイルとの対向方向に発生する不要な振動を減少させることができ、回転軸の軸振れや振動を極力抑えた高精度な回転を実現することができる。しかも、バランス調整部材およびディスク押えのそれぞれがアンバランスを調整するように作用するため、回転精度の一層の向上を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施例について図1ないし図5を参照しながら説明する。まず、本実施例に係る情報書込み装置の全体構成を図1ないし図4を参照しながら説明する。この情報書込み装置1は、ハードディスク駆動装置(HDD装置)に組み込まれる磁気ディスク(ディスク状記憶媒体に相当)に対してトラック情報、位置情報などのサーボ情報を書き込むためのものである。尚、前記HDD装置の構成は周知であるため、ここでは図示およびその説明を省略する。
【0013】
情報書込み装置1は、ベース2上に固定されたスピンドルモータ3と、前記スピンドルモータ3上に設けられ多数枚の磁気ディスク4を備えたディスクアッセンブリ5と、前記磁気ディスク4に対応する数の磁気ヘッド6を着脱可能に支持するロータリポジショナ7とを備ている。
【0014】
スピンドルモータ3の回転軸たるスピンドル軸8のうち当該スピンドルモータ3の上部に突出する部分には、棒状の取付治具(図示せず)が固定されており、この取付治具にディスク装填ハブ9が着脱可能に装着されている。前記ディスク装填ハブ9は、円板状のベース部10及びベース部10上に突設され前記取付治具に挿入される軸部11を備えており、前記軸部11に多数枚例えば25から50枚の磁気ディスク4が着脱可能に装着されている。前記磁気ディスク4のうち最下部に位置するものは、基準用磁気ディスク4aとされている。前記磁気ディスク4及び基準用磁気ディスク4aの間には、スペーサリング12が装着されている。
【0015】
また、前記軸部11の最上部にはスペーサリング12を介してディスク押さえ13が取り付けられている。前記ディスク押さえ13により、磁気ディスク4、スペーサリング12、基準用磁気ディスク4aはディスク装填ハブ9に固定される。以上、ディスク押さえ13、磁気ディスク4、スペーサリング12、基準用磁気ディスク4a、ディスク装填ハブ9からディスクアッセンブリ5が構成される。前記ディスクアッセンブリ5は、ディスク装填ハブ9を取付治具に上方から装着し、固定ねじ14でねじ止めすることによりスピンドルモータ3に対して着脱可能に装着される。
【0016】
前記ディスク押さえ13の内部には、スピンドル軸8の軸心を中心とする環状の中空部(図示せず)が設けられており、その中空部に水が封入されている。このような構成により、前記ディスク押さえ13はバランス調整部材として機能する。そして、ディスクアッセンブリ5は、スピンドルモータ3により所定の回転数、例えば4200rpmで回転駆動される。
【0017】
一方、ロータリポジショナ7は、ベース2上に移動自在に設けられた可動テーブル15に設けられている。ベース2上には、一対の平行なガイドレール16が敷設されていると共に前記ガイドレール16の間に位置し当該ガイドレール16と平行な送りねじ17が取付けられている。可動テーブル15は、その下面に前記ガイドレール16に対応する溝部18及び前記送りねじ17に歯合するねじガイド19が取付けられている。
【0018】
前記送りねじ17の先端には当該送りねじ17を回転駆動するステッピングモータ20が接続されている。従って、前記ステッピングモータ20を駆動することにより、ガイドレール16に沿って可動テーブル15が往復移動される。可動テーブル15、ガイドレール16、送りねじ17、溝部18、ねじガイド19、ステッピングモータ20から移動機構53が構成される。
【0019】
ロータリポジショナ7は、可動テーブル15上の垂直に立設された起立部21及び起立部21の上端から延出され可動テーブル15と平行な水平部22からなる支持枠23、可動テーブル15と前記水平部22との間に支持されスピンドルモータ3のスピンドル軸8と平行な枢軸24を備えている。前記枢軸24には円筒状のハブ25が回動自在に支持されている。前記ハブ25には、磁気ヘッド組立体26を磁気ディスク4の枚数の2倍の数だけ積層したヘッド積層アッセンブリ27が着脱自在に装着されている。
【0020】
前記磁気ヘッド組立体26は、ハブ25から延出するアーム、サスペンション、サスペションの先端にジンバルばね(いずれも図示せず)を介して取付けられた磁気ヘッド6を有している。磁気ヘッド組立体26は、2つずつ向き合うように所定の間隔をおいて垂直方向に積層されている。可動テーブル15上には制御基板34が設けられており、各磁気ヘッド組立体26はフレキシブルケーブル35を介して前記制御基板34と電気的に接続されている。
【0021】
また、ロータリポジショナ7は、磁気ディスク4に対してヘッド積層アッセンブリ27を回動及び位置決めするボイスコイルモータ29(以下、VCMと称する)及びレーザエンコーダ30を備えている。VCM29は、ハブ25に取り付けられたボイスコイル31と、支持枠23の起立部21に固定された一対のヨーク32a,32bと、一対のヨーク32a,32bのうちの一方に固定された磁石33とを有している。ボイスコイル31,ヨーク32a,32b,磁石33は、いずれも水平方向に延びており、前記ボイスコイル31は、ヨーク32aと磁石33との間に位置している。
【0022】
前記ボイスコイル31に通電することによりロータリポジショナ7が回動される。前記ロータリポジショナ7の動作は前記制御基板34により制御されるようになっている。また、ロータリポジショナ7の回動は、図示しないストッパにより所定範囲に制限されている。
【0023】
前記レーザエンコーダ30は、ロータリポジショナ7の回動位置を検出するものであり、ハブ25に設けられ水平方向に延びるエンコーダスケール36と、支持枠23の水平部22に前記エンコーダスケール36と対向するように取り付けられたエンコーダセンサ37とを有している。
【0024】
また、可動テーブル15上には、磁気ディスク4に対して各磁気ヘッド組立体26の磁気ヘッド6をロード、アンロードするためのランプ38(アンロード手段に相当)が設けられている。ランプ38は磁気ヘッド組立体26に対応した数だけ垂直方向に所定の間隔をおいて積層されている。更に、可動テーブル15上には、ディスクアッセンブリ5の基準用磁気ディスク4aに対してクロック信号を記録、再生する専用の磁気ヘッド(クロックヘッド)54が設けられている。
【0025】
上記構成においては、可動テーブル15が往復移動されることに伴い、スピンドルモータ3のスピンドル軸8とロータリポジショナ7の枢軸24とが接離するように構成されている。
【0026】
次に、スピンドルモータ3の構成について詳しく説明する。スピンドルモータ3は、軸受部39、モータ部40、エンコーダ41を備えて構成されている。スピンドルモータ3のスピンドル軸8は、エンコーダ41、モータ部40、軸受部39を貫通して前記軸受部39の上方まで延びている。図示はしないが、軸受部39はスピンドル軸8を支持する静圧軸受から構成されている。
【0027】
前記モータ部40は、前記軸受部39の下部に連なる円筒容器状のベース部42と、前記ベース部42内の底部にねじ43aにより固定されたコイルユニット43と、ベース部42内に位置するスピンドル軸8の上部に固定され、スピンドル軸8と一体的に回転するロータ組立44とから構成されている。
【0028】
図5はコイルユニット43の斜視図である。図3及び図5に示すように、前記コイルユニット43は、ベース部42の内底部に載置された環状の円板部45と、円板部45上に立設されステータとして機能する円筒部46とから構成されている。前記コイルユニット43は次のように構成されている。
【0029】
即ち、可撓性を有する印刷配線板に、複数個の空芯状の電機子コイル51を電気配線と接続した状態で等間隔に固定した後、前記印刷配線板を筒状に変形させて筒体を構成する。そして、前記筒体を樹脂によりモールドすることによりコイルユニット43が構成される。このとき、前記筒体は円筒部46の内部に位置する。また、円筒部46の厚み寸法は全周にわたって一定となるように構成されている。更に、コイルユニット43の内周面及び外周面は凹凸が無い平滑面となるように処理されている。このような構成により、コイルユニット43の製造作業性が良くなる。
【0030】
一方、図3に示すように、ロータ組立44は、スピンドル軸8に対して垂直に固定された円板部47、前記円板部47の外周縁部から下方に延びる外筒部48、前記円板部47のうち前記外筒部48よりも内周側から下方に延びる内筒部49、前記外筒部48の内周面に固着された筒状の界磁用永久磁石50から構成されている。前記界磁用永久磁石50は複数極に着磁されている。円板部47、外筒部48、内筒部49はいずれも磁性体により一体的に構成されている。本実施例においては、前記外筒部48及び界磁用永久磁石50はロータとして機能し、内筒部49は回転体として機能する。
【0031】
前記コイルユニット43の円筒部46は、ロータ組立44の界磁用永久磁石50の内周面及び内筒部49の外周面と所定の間隔をおいて外筒部48と内筒部49との間に配置されている。即ち、本実施例においては、界磁用永久磁石50と電機子コイル51とは径方向に対向するように構成されている。
【0032】
また、前記ロータ組立44の円板部45の下面には、バランスリング52(バランス調整部材に相当)が設けられている。前記バランスリング52は、ディスク装填ハブ9の上部に設けられたディスク押さえ13と同様に中空状に構成され、その中空部分に水が封入されている。
【0033】
上記構成の情報書込み装置1は、初期状態では可動テーブル15はロータリポジショナ7の枢軸24がスピンドルモータ3のスピンドル軸8から十分に離間した位置に保持されている。また、ヘッド積層アッセンブリ27はランプ38によりアンロード状態に保持されている。そして、磁気ディスク4に対して所望のサーボ情報を書き込む場合は、まず、ディスク装填ハブ9に所定枚数の磁気ディスク4及び基準用磁気ディスク4aを装填してなるディスクアッセンブリ5を、スピンドルモータ3の治具に取り付ける。
【0034】
続いて、ステッピングモータ3を駆動して可動テーブル15をディスクアッセンブリ5側へ移動させ、スピンドル軸8と枢軸24との間が所定の距離となる位置で停止させる。このとき、可動テーブル15上のランプ38は各磁気ディスク4の周縁部とわずかに重なって位置し、磁気ヘッド54は基準用磁気ディスク4aと対向して位置する。
【0035】
次に、スピンドルモータ3を動作させてディスクアッセンブリ5を所定の速度で回転駆動した後、ロータリポジショナ7によりヘッド積層アッセンブリ27をディスクアッセンブリ5側へ回動させ、各磁気ヘッド6を対応する磁気ディスク4上にロードする。そして、あらかじめ設定されたディスク半径位置にヘッド積層アッセンブリ27を回動させて位置決めし、磁気ヘッド6により各磁気ディスク4に対してサーボ情報を書き込む。
【0036】
スピンドルモータ3が動作されて電機子コイル51に通電されると、電機子コイル51に発生する磁束と永久磁石50による磁束とに基づいてロータ組立44が回転する。このとき、外筒部48と内筒部49とは、電機子コイル51を挟んだ状態で一体的に回転しつつ磁路を形成する。即ち、内筒部49はステータヨークとして機能する。
【0037】
従って、半径方向に作用する磁気吸引力が減少し、半径方向の不要な振動を減少することができる。また、モータ部40内に位置するスピンドル軸8の外周にバランスリング52を設けると共にディスク押さえ13をバランス調整部材としても機能するように構成した。即ち、スピンドルモータ3の回転に伴い回転する部分に軸方向に離れた2個のバランス調整部材を設けて、アンバランスが修正されるように構成した。
【0038】
更にまた、軸受部39においては静圧軸受によりスピンドル軸8を支持すると共に軸受の軸方向寸法を長く構成した。このため、スピンドル軸8の軸振れや振動を極力抑えた高精度な回転を実現することができ、サーボ情報を高い精度で磁気ディスク4に書き込むことができる。
【0039】
全てのトラックのサーボ情報が書き込まれると、ヘッド積層アッセンブリ27を磁気ディスク4の外周側に回動させ、各磁気ヘッド6をランプ38上にアンロードする。
【0040】
続いて、スピンドルモータ3の回転を停止した後、可動テーブル15をディスクアッセンブリ5から離間する方向に移動させ、ロータリポジショナ7、ランプ38をディスクアッセンブリ5から十分に離間させる。この状態で、スピンドルモータ3からディスクアッセンブリ5を取り外し、更にディスク装填ハブ9から磁気ディスク4を取り外すことによりサーボ情報の書込み処理が終了する。サーボ情報が書き込まれた磁気ディスク4は、それぞれHDD装置に組み込まれる。
【0041】
以上のように、本実施例に係る情報書込み装置1によれば、駆動時におけるスピンドル軸8の軸振れや振動を極力抑えることができるので、多数枚の磁気ディスク4に対して高精度で同時にサーボ情報を書き込むことができる。
【0042】
また、永久磁石50(外筒部48)とステータヨーク(内筒部49)とが一体的に回転するので、回転によって磁束が変化しないため、渦電流損の発生を抑えることができる。このため、高速回転しても消費電力が少なく、高効率化を図ることができるという効果もある。
【0043】
図6は本発明の第2の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第2の実施例では、スピンドルモータ3のモータ部40の構成が第1の実施例と異なっている。即ち、モータ部40は、スピンドル軸8に所定の間隔をおいて固定された円板状のロータ61及び回転体62と、前記ロータ61および回転体62の間に配置された円板状のステータ63とを備えて構成されている。
【0044】
前記ステータ63は、樹脂製で、環状に配列された複数の空芯状の電機子コイル(図示せず)を内部に埋設して一体成形することにより構成されている。前期ステータ63は、ベース部42の周壁部の途中部に固定されている。前記回転体62は磁性体からなり、ステータヨークとして機能する。
【0045】
前記ロータ61は、磁性体からなるロータヨーク64と、ロータヨーク64に例えば接着により固定され前記電機子コイルと軸方向に対向する環状の界磁用永久磁石65とから構成されている。ロータヨーク64の上面であってスピンドル軸8の外周には、バランスリング52が固定されている。
【0046】
上記構成の情報書込み装置1においても、電機子コイルへの通電に伴い、電機子コイルに発生する磁束と永久磁石65による磁束とに基づいてロータ61即ちスピンドル軸8が回転される。このとき、永久磁石65と磁路を形成する回転体62はロータ61と一体的に回転するため、軸方向に作用する磁気吸引力が減少し、軸方向の不要な振動を減少することができる。従って、第1の実施例と同様に、駆動時におけるスピンドル軸8の軸振れや振動を極力抑えることができる。
【0047】
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような変形、拡張が可能である。
バランス調整部材は、ディスク装填ハブ9或いはモータ部40に位置するスピンドル軸8のうちのどちらか一方に設けても良い。
バランス調整部材の内部に封入する液体は水に限定されるものではなく、比重が1以上の液体であれば良い。
ディスク状記憶媒体としては、磁気ディスクの他、光ディスクや光磁気ディスクでも良い。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の情報書込み装置は、複数のディスク状記憶媒体を装着可能なディスク装填ハブを回転駆動するスピンドルモータを、環状に並べられた複数の電機子コイルを有するステータと、前記電機子コイルと対向する界磁用永久磁石を有し前記回転軸と一体的に回転するロータと、前記永久磁石との間に前記電機子コイルを挟むように設けられ前記回転軸と一体的に回転する磁性体からなる回転体とを備えて構成し、回転軸の軸振れや振動の発生を極力抑えて高精度な回転ができるように構成したので、ディスク状記憶媒体に対して精度良く情報を書き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す情報書込み装置を一部省略して示す斜視図
【図2】情報書込み装置の一部を省略して示す平面図
【図3】ディスクアッセンブリ及びスピンドルモータの一部を断面にて示す側面図
【図4】ロータリポジショナの側面図
【図5】コイルユニットの斜視図
【図6】本発明の第2の実施例を示す図3相当図
【符号の説明】
図中、1は情報書込み装置、3はスピンドルモータ、4は磁気ディスク(ディスク状記憶媒体)、6は磁気ヘッド、7はロータリポジショナ、8はスピンドル軸(回転軸)、9はディスク装填ハブ、13はディスク押さえ(バランス調整部材)、27はヘッド積層アッセンブリ、38はランプ(アンロード手段)、46は円筒部(ステータ)、48は外筒部(ロータ)、49は内筒部(回転体)、50は界磁用永久磁石、51は電機子コイル、52はバランスリング(バランス調整部材)、53は移動機構、61はロータ、62は回転体、63はステータ、65は界磁用永久磁石を示す。

Claims (1)

  1. スピンドルモータと、
    前記スピンドルモータの回転軸のうち当該スピンドルモータよりも上方に突出する部分に着脱自在に取り付けられ、複数のディスク状記憶媒体を所定の間隔で同軸上に装着可能なディスク装填ハブと、
    前記ディスク装填ハブに装着されたディスク状記憶媒体に情報を書き込むための磁気ヘッドを前記ディスク状記憶媒体の数に対応した数だけ所定の間隔をおいて積層してなるヘッド積層アッセンブリと、
    前記ヘッド積層アッセンブリを着脱可能に支持し前記磁気ヘッドを対応するディスク状記憶媒体上の所定位置に移動及び位置決めするロータリポジショナと、
    前記磁気ヘッドを前記ディスク状記憶媒体の外周側にアンロードするアンロード手段と、
    前記スピンドルモータの回転軸と前記ロータリポジショナとの間の距離が変化する方向に沿って前記スピンドルモータ及び前記ロータリポジショナを相対的に移動させる移動機構と
    前記スピンドルモータの回転軸のうち前記スピンドルモータの内部に位置する部分に設けられ、内部に比重が1以上の流体が封入されてなるバランス調整部材と、
    前記スピンドルモータの回転軸のうち前記ディスク装填ハブから上方に突出する部分に設けられ、内部に比重が1以上の流体が封入されてなるバランス調整部材として機能するものであって前記複数のディスク状記憶媒体を押えるディスク押えを備え、
    前記スピンドルモータは、環状に並べられた複数の電機子コイルを有するステータと、前記電機子コイルと対向する界磁用永久磁石を有し前記回転軸と一体的に回転するロータと、前記界磁用永久磁石との間で前記電機子コイルを挟むように設けられ前記回転軸と一体的に回転する磁性体からなる回転体とを備えて構成されていることを特徴とする情報書込み装置。
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