JP3995435B2 - 回転型電気部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ、ビデオ等の電子機器に好適に使用される、エンコーダ、可変抵抗器等の回転型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の回転型電気部品の図面を説明すると、図10は従来の回転型電気部品の要部断面図である。
【0003】
従来の回転型電気部品を図10に基づいて説明すると、絶縁基板51は円形状の薄板形状をなし、前方面には図示せず抵抗体、集電体が形成されている。
【0004】
固定部材52は、金属材からなり、円形状の薄板形状をなした上壁部52aと、該上壁部52aの側縁部から下方に向かって形成された側壁部52bと、上壁部52aの中央部から前方側に突出して形成された貫通孔52cを有する軸受部52dと、軸受部52dの近傍で上壁部52aから後方側に突出して形成された突起52eとを有している。
【0005】
この固定部材52には、スペーサ53を介して取付板54が、図示せぬ爪部が上壁部52aに係合されることで取り付けられ、この取付板54の前方面に絶縁基板51が載置された状態となっている。
【0006】
回転体55は、合成樹脂の成型品からなり、略円筒状の基部55aと、該基部55aの中央に形成された小判状の取付孔55bと、基部55aから径方向に延びて形成された円形部55cと、該円形部55c上に形成された複数の凹凸部55dとを有し、円形部55cの後方面には、摺動子55eが埋設されている。
【0007】
クリックバネ56は、薄い金属材からなり、略リング状を呈し、アーム部から後方に突出する凸部56aを有しており、このクリックバネ56は、固定部材52の突起52eにカシメられ、凸部56aが回転体55の凹凸部55d上に弾接した状態になっている。そして、回転体55が回転することにより、凸部56aが凹凸部55dと係脱を繰り返して、クリック感が生ずるようになっている。
【0008】
操作軸57は、金属材からなり、摘み部57aと、摘み部57aに連接して摘み部57aの外形寸法より大きい鍔部57bと、該鍔部57bから後方側に延びる嵌合部57cと、嵌合部57cの先端に設けられた小判形状のスリ落とし部57dと、該スリ落とし部57dの先端に形成された軸細のガイド部57eとを有している。
【0009】
この操作軸57は、固定部材52の軸受部52dの貫通孔52cに前方側から挿入されて、鍔部57bが軸受部52dの前方側の端部に当接するまで、押し込まれる。具体的に説明すると、操作軸57を挿入していくと、嵌合部57c回転体55の取付孔55b内に圧入され、嵌合部57cと取付孔55bとが強嵌合状態となる。そして、ガイド部57eが取付板54の中央に形成されたガイド孔54aに挿入される。この操作軸57の取付作業は、嵌合部57cと取付孔55bとが同一形状をなしているため、取付孔55bの入口付近から両者は強嵌合状態となっており、このため嵌合部57cを取付孔55bに圧入しなければならない。従って、この嵌合部57cと取付孔55bとを径方向で高精度な位置決め治具によって位置決め保持した状態で、圧入によって操作軸57の取付を行う必要がある。
【0010】
従来の回転型電気部品は上記のような構成を有し、操作軸57を回転することによって、この操作軸57と共に、回転体55が回転し摺動子55eが抵抗体上を摺動することで、抵抗値が変化して、出力電圧が変化するようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回転型電気部品は上記のような構成、動作をするが、操作軸57を取り付けるときに、嵌合部57cと取付孔55bとを径方向で治具によって位置決め保持した状態で、圧入をしなければならないため、作業が煩雑であり、量産性が悪化するという問題がある。
【0012】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、操作軸と、回転体の形状を工夫することで、高精度な位置決め治具を用いることなく、組立作業を精度良く、簡単に行うことのできる回転型電気部品を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の手段として、本発明の回転型電気部品は、上壁部及び該上壁部に突出して形成された軸受部を有する固定部材と、前記軸受部に回転可能に軸支された操作軸と、取付孔を有し該取付孔に前記操作軸が挿入されることにより前記操作軸に取り付けられ回転体とを備え、前記回転体が前記操作軸と共に回転することにより電気信号を出力する回転型電気部品において、前記操作軸は、前記軸受部から突出する摘み部と、該摘み部に対向する後方端側に形成された小径部と、該小径部の前方側に位置し、前記小径部より径の大きい大径部とを有し、前記回転体は、前記取付孔の前記操作軸が挿入される方向における後方端側に形成された小径孔と、該小径孔と連通して前方側に位置し、前記小径孔より径の大きい大径孔とを有し、前記操作軸の前記大径部と前記小径部との間の段差部にテーパー部を設け、前記回転体は、前記小径孔と前記大径孔との間に前記操作軸の軸線方向に直交する段部を有し、前記回転体の前記大径孔内には凸部が設けられ、前記操作軸が前記取付孔に挿入された際に、前記操作軸の前記大径部は、前記凸部をつぶした状態で前記大径孔に圧接固定されて取り付けられるものであり前記操作軸の前記取付孔への挿入完了時には、前記大径部が前記大径孔に圧接固定された状態で、前記テーパー部と前記段部との間に前記凸部がつぶれる際に発生するカスを収容可能な空間部が形成されており、前記小径部が前記大径孔を経由して前記小径孔に挿入されると共に、前記大径部が前記大径孔に圧接されることで、前記操作軸に前記回転体が取り付けられている構成とした。
【0015】
また、第の解決手段として、本発明の回転型電気部品の前記凸部は前記操作軸の軸線方向に延びて形成されると共に、互いに対向するように形成されている構成とした。
【0016】
また、第の解決手段として、本発明の回転型電気部品の前記大径孔は小判型をなすと共に、前記凸部は前記大径孔の4角に設けられている構成とした。
【0017】
また、第の解決手段として、本発明の回転型電気部品の前記大径孔内に設けられた前記凸部は前記小径孔の近傍に設けられ、前記大径部が前記凸部をつぶす前に、前記小径部が前記小径孔に挿入されるようにした構成とした。
【0018】
また、第の解決手段として、本発明の回転型電気部品の前記小径部と前記小径孔とが密着した状態で嵌合している構成とした。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の回転型電気部品の図面について説明すると、図1は本発明の回転型電気部品の要部断面図であり、図2は本発明の回転型電気部品の回転体を前方側から見た図、図3は本発明の回転型電気部品の回転体を後方側から見た図、図4は本発明の回転型電気部品にかかる回転体の凸部を表す拡大図、図5は図2の5−5線における断面図、図6は本発明の回転型電気部品のクリックバネの斜視図、図7は本発明の回転型電気部品の操作軸の正面図、図8は本発明の回転型電気部品の操作軸を後方側から見た図、図9は本発明の回転型電気部品の操作軸の挿入途上を示す説明図である。
【0021】
本発明の回転型電気部品を図1〜図9に基づいて説明すると、底壁部1は、合成樹脂の成型品からなり、薄板の円板状をなしており、この底壁部1には摺動子2と、この摺動子2と導通する端子部3とを有する薄板状の金属体が埋設されている。そして、底壁部1の前方側の面から摺動子2が前方に突出すると共に、底壁部1の側面から端子部3が突出した状態になっている。
【0022】
円筒部4は、合成樹脂の成型品からなり、筒状の基部4aと、基部4aの略中間部から中心方向に向かって形成されると共に、周方向に延びる段部4bとを有しており、底壁部1を囲むように配置されている。
【0023】
固定部材5は、金属材からなり、円形状の薄板形状をなした上壁部5aと、該上壁部5aの中央部から前方側に突出して形成された貫通孔5bを有する軸受部5cと、上壁部5aの前方面に形成された凹部である爪受け部5dと、上壁部5aの後方側の面から突出して形成された突起5eとを有している。
【0024】
取付板6は、金属製の薄板からなり、略円板状の受け部6aと、この受け部6aから前方に延びて形成された4本の爪部6bと、受け部6aの後方に延びて形成された取付脚6cとを有する。この取付板6は、前方に延びた爪部6bが固定部材5の爪受け部5dに係合されることにより、固定部材5と共に、底壁部1と円筒部4とを挟持した状態になっている。具体的には、受け部6aが底壁部1の後方面に当接すると共に、円筒部4の段部4bの後方面に当接した状態となっている。こうして、底壁部1と円筒部4と固定部材5とで、円柱状の収納部7が形成された状態となっている。
【0025】
回転体8は、合成樹脂の成型品からなり、略円板状の円形部8aと、円形部8aの中央に形成された小判状の取付孔8bと、円形部8aの前方面において、取付孔8bの周囲に約300度に渡って形成された凹条部8cと、円形部8aの外周近傍で径方向に形成された複数の凹凸部8dとを有している。取付孔8bは、前方から小判状の大径孔8eと、この大径孔8eに連結して設けらると共に、大径孔8eより径の小さい小判状の小径孔8fと、この大径孔8eと小径孔8fとの間で、径方向に向かって形成された段部8gとを有する。また、図4、図5に示すように、小径孔8fの近傍、本実施の形態では、段部8gから前方側に延びるように凸部8hが形成され、この凸部8hは大径孔8eの4角に形成されている。
【0026】
この凸部8hは、本実施の形態では細長状をしているが、この形態に限らず、単なる突起でも良い。また、複数の突起を点在させる、若しくは、一列になるように並べて配置するようにしても良い。
【0027】
絶縁基板9は、薄板の円板状からなり、外縁から凹んで形成された凹部9aを有し、後方面には図3に示すように、複数のパターン10が印刷形成されている。この絶縁基板9は、図3に示すように、凹部9aが回転体8の爪部8kに係合した状態で、回転体8の後方面に取り付けられ一体となっている。
【0028】
クリックバネ11は、薄い金属材から構成されると共に、図6に示すように、略くの字に折り曲がって平板状の基体11aと、該基体11aから傾斜して形成された一対の折曲部11bと、一方の折曲部11bの先端から後方側に突出する凸部11cと、中央に形成された通孔11dと、この通孔11dと凸部11cとの間に形成された矩形孔11eとを有している。
【0029】
これらの絶縁基板9が一体となった回転体8と、クリックバネ11は、収納部7内に収納され、クリックバネ11の基体11aが固定部材5の上壁部5aに弾接する共に、折曲片11bが回転体8を弾圧し、回転体8の後方側の外縁近傍が、円筒部4の段部4bの前方面に付勢されて保持された状態となっている。また、固定部材5の突起5eは、クリックバネ11の矩形孔11eに貫通しており、クリックバネ11がずれないようになっている。さらに、この突起5eは、回転体8の凹条部8c内に位置した状態となっている。こうして、絶縁基板9が一体となった回転体8が保持されると、絶縁基板9に摺動子2が接触して、回転体8が回転することで、パターン10と摺動子2とが接触、非接触を繰り返して、パルス信号が端子部3から出力されるようになっている。また、回転体8が回転すると、クリックバネ11の凸部11cが回転体8の凹凸部8dと係脱を繰り返して、クリック感が生起されるようになっている。
【0030】
操作軸12は、金属製の棒状体からなり、後方端側に形成された小径部12aと、該小径部12aから前方側に延びると共に、小径部12aより径の大きい大径部12bと、大径部12bから前方側に延びる摘み部12cとを有し、小径部12aと大径部12bとの間の段差部にはテーパー部12dが設けられると共に、小径部12aから大径部12bにかけてスリ落とし部12eが設けられて、小径部12aと大径部12bの後方端が小判形状となっている。
【0031】
このような操作軸12は、固定部材5の貫通孔5bの前方側から挿入され、この挿入途上において、図9に示すように、小径部12aが小径孔8fにガイドされて回転体8と操作軸12とのセンターが決まった状態で、大径部12bのスリ落とし部12eが4個の凸部8hをつぶしながら大径孔8eに圧入される。このとき、大径部12bが凸部8hをつぶす前に、小径部12aが小径孔8fに挿入されるようになっているので、凸部8hがつぶれる前に小径孔8fが塞がれて大径孔8eが栓をされた状態となるので、凸部8hがつぶれる際に発生するカスが、大径孔8e内に留まるようになっている。さらに、本実施の形態では、小径部12aと小径孔8fとが密着して嵌合するようになっているので、大径孔8eが完全に栓をされた状態となり、確実にカスが大径孔8e内に留まるようになっている。加えて、図1に示すように、操作軸12の挿入が完了すると、回転体の段部8gと、操作軸12のテーパー部12dとの間に空間部13ができ、この空間部内13にカスが溜まるようになっており、カスがより確実に大径孔8e内に留まるようになっている。この操作軸12を挿入する作業は、センターが決まった状態で、スムーズに操作軸12を挿入でき、挿入の最後に、凸部8hをつぶすようにして大径部12bを圧入すればよいので、高精度な位置決め治具を用いることなく簡単に、また、センターずれなく確実に挿入作業を行うことができる。
【0032】
そして、小径部12aの先端が治具によりカシメられ、操作軸12と回転体8とが確実に固定される。また、大径孔8e、小径孔8f共に小判状をなしており、大径部12b、小径部12aはスリ落とし部12eにより小判状をしているので、これらはスプライン結合となって、操作軸12と共に回転体8が回転するようになっている。そして、回転体8が回転すると、固定部材5の突起5eが凹条部8c内を移動し、一定角度以上回転すると、突起5eが凹条部8cの壁部に当接して、ストッパーがかかるようになっている。従って、回転体8は所定の回転角度の範囲内の回転可能となっている。
【0033】
本発明の回転型電気部品は、上記のような構成をし、次にその動作について説明すると、操作軸12が回転されると、操作軸12と共に回転体8が回転し、絶縁基板9が回転して、摺動子2がパターン10と接触、非接触を繰り返すことにより、パルス信号が端子部3から出力される。このとき、クリックバネ11の凸部11cが回転体8の凹凸部8dと係脱を繰り返して、クリック感が生起され、操作者に節度感を与えることができる。
【0034】
本発明の回転型電気部品は上記のような構成有し、動作をなすが、本実施の形態では凸部8dを用いて、大径孔8eと大径部12bとを圧接させるようにしたが、必ずしも凸部8dは必要ではなく、大径孔12bの径を後方に向かって幅狭にするようにしても良い。また、上記実施の形態では、エンコーダを例として説明したが、可変抵抗器等の回転型電気部品でも構わないことは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】
本発明の回転型電気部品の操作軸は、後方端に形成された小径部と、該小径部の前方側に位置し、小径部より径の大きい大径部とを有し、回転体は、後方端側に形成された小径孔と、該小径孔と連通して前方側に位置し、小径孔より径の大きい大径孔とを有し、小径部が大径孔を経由して小径孔に挿入されると共に、大径部が大径孔に圧接されることで、操作軸に回転体が取り付けられている構成としたため、小径孔によってセンターが決まった状態で、大径部を大径孔に圧接することで、操作軸を回転体に取り付けることができるので、操作軸の組立作業を高精度な位置決め治具を用いることなく、精度良く、簡単に行うことができる。
【0036】
また、本発明の回転型電気部品の回転体の大径孔内には凸部が設けられ、操作軸の大径部は、凸部をつぶした状態で大径孔に圧接固定されて取り付けられている構成としたため、確実に大径部を大径孔に圧接固定することができる。
【0037】
また、本発明の回転型電気部品の凸部は操作軸の軸線方向に延びて形成されると共に、互いに対向するように形成されている構成としたため、より確実に大径部を大径孔に圧接固定することができる。
【0038】
また、本発明の回転型電気部品の大径孔は小判型をなすと共に、凸部は大径孔の4角に設けられている構成としたため、大径部に均等に圧力を加えることができ、操作軸を軸線方向と限りなく平行にした状態で圧接固定することができるので、より確実に大径部を大径孔に固定することができる。
【0039】
また、本発明の回転型電気部品の大径孔内に設けられた凸部は小径孔の近傍に設けられ、大径部が凸部をつぶす前に、小径部が小径孔に挿入されるようにした構成としたため、凸部がつぶれる前に大径孔が小径部によって栓をされた状態になるので、カス等が大径孔内に留まるので、カス等が部品内に散らばる恐れが無く、信頼性の高い回転型電気部品を提供することができる。また、挿入過程の最後に大径部を大径孔に圧入すればよいので、組立作業がより簡便となる。
【0040】
また、本発明の回転型電気部品の小径部と小径孔とが密着した状態で嵌合している構成としたため、確実に大径孔内が栓をされた状態となるので、カス等が大径孔内に留まるので、カス等が部品内に散らばる恐れが無く、信頼性の高い回転型電気部品を提供することができる。
【0041】
また、本発明の回転型電気部品の操作軸の大径部と小径部との間の段差部にテーパー部を設け、回転体は、小径孔と大径孔との間に軸線方向に直交する段部を有し、大径部が大径孔に圧接固定された状態で、テーパー部と段部との間に空間部が形成されている構成としたため、空間部に凸部がつぶれた際に生ずるカス等が溜まり、カス等が大径孔内に確実に留まるので、カス等が部品内に散らばる恐れが無く、信頼性の高い回転型電気部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転型電気部品の要部断面図
【図2】本発明の回転型電気部品の回転体を前方側から見た図
【図3】本発明の回転型電気部品の回転体を後方側から見た図
【図4】本発明の回転型電気部品にかかる回転体の凸部を表す拡大図
【図5】図2の5−5線における断面図
【図6】本発明の回転型電気部品のクリックバネの斜視図
【図7】本発明の回転型電気部品の操作軸の正面図
【図8】本発明の回転型電気部品の操作軸を後方側から見た図
【図9】本発明の回転型電気部品の操作軸の挿入途上を示す説明図
【図10】従来の回転型電気部品の要部断面図
【符号の説明】
1 底壁部
2 摺動子
3 端子部
4 円筒部
4a 基部
4b 段部
5 固定部材
5a 上壁部
5b 貫通孔
5c 軸受部
5d 爪受け部
5e 突起
6 取付板
6a 受け部
6b 爪部
6c 取付脚
7 収納部
8 回転体
8a 円形部
8b 取付孔
8c 凹条部
8d 凹凸部
8e 大径孔
8f 小径孔
8g 段部
8h 凸部
8k 爪部
9 絶縁基板
9a 凹部
10 パターン
11 クリックバネ
11a 基体
11b 折曲部
11c 凸部
11d 通孔
11e 矩形孔
12 操作軸
12a 小径部
12b 大径部
12c 摘み部
12d テーパー部
12e スリ落とし部
13 空間部

Claims (5)

  1. 上壁部及び該上壁部に突出して形成された軸受部を有する固定部材と、前記軸受部に回転可能に軸支された操作軸と、取付孔を有し該取付孔に前記操作軸が挿入されることにより前記操作軸に取り付けられ回転体とを備え、前記回転体が前記操作軸と共に回転することにより電気信号を出力する回転型電気部品において、前記操作軸は、前記軸受部から突出する摘み部と、該摘み部に対向する後方端側に形成された小径部と、該小径部の前方側に位置し、前記小径部より径の大きい大径部とを有し、前記回転体は、前記取付孔の前記操作軸が挿入される方向における後方端側に形成された小径孔と、該小径孔と連通して前方側に位置し、前記小径孔より径の大きい大径孔とを有し、前記操作軸の前記大径部と前記小径部との間の段差部にテーパー部を設け、前記回転体は、前記小径孔と前記大径孔との間に前記操作軸の軸線方向に直交する段部を有し、前記回転体の前記大径孔内には凸部が設けられ、前記操作軸が前記取付孔に挿入された際に、前記操作軸の前記大径部は、前記凸部をつぶした状態で前記大径孔に圧接固定されて取り付けられるものであり前記操作軸の前記取付孔への挿入完了時には、前記大径部が前記大径孔に圧接固定された状態で、前記テーパー部と前記段部との間に前記凸部がつぶれる際に発生するカスを収容可能な空間部が形成されており、前記小径部が前記大径孔を経由して前記小径孔に挿入されると共に、前記大径部が前記大径孔に圧接されることで、前記操作軸に前記回転体が取り付けられていることを特徴とする回転型電気部品。
  2. 前記凸部は前記操作軸の軸線方向に延びて形成されると共に、互いに対向するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転型電気部品。
  3. 前記大径孔は小判型をなすと共に、前記凸部は前記大径孔の4角に設けられていることを特徴とする請求項1、又は2に記載の回転型電気部品。
  4. 前記大径孔内に設けられた前記凸部は前記小径孔の近傍に設けられ、前記大径部が前記凸部をつぶす前に、前記小径部が前記小径孔に挿入されるようにしたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の回転型電気部品。
  5. 前記小径部と前記小径孔とが密着した状態で嵌合していることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の回転型電気部品。
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