JP2001067985A - 回転型電気部品 - Google Patents

回転型電気部品

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JP2001067985A
JP2001067985A JP24273199A JP24273199A JP2001067985A JP 2001067985 A JP2001067985 A JP 2001067985A JP 24273199 A JP24273199 A JP 24273199A JP 24273199 A JP24273199 A JP 24273199A JP 2001067985 A JP2001067985 A JP 2001067985A
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rotary
rotary electric
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JP24273199A
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Junichi Kuratani
潤一 蔵谷
Kenzo Kawasaki
健造 川崎
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の回転型電気部品では、クリック溝75
bをモールド成型によりつまみ部75と一体に形成して
いたため、量産性が悪いばかりか、成型時の樹脂の収縮
によりクリック精度がでにくいという問題がある。 【解決手段】 本発明の回転型電気部品は、プレス加工
により凹凸部からなるクリック溝2bを備えた回転板2
を形成したため、モールド成型用の金型を必要とせず、
大量生産ができるので安価で、且つ、精度に優れるの
で、性能が高い回転型電気部品を提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転型可変抵抗器
や、回転操作式パルススイッチ等として用いられる回転
型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転型電気部品と従来の他の回転
型電気部品を図25,図26に基づいて説明すると、図
25は、従来の他の回転型電気部品の部分破断平面図で
あり、図26は、図25の26−26線における断面図
である。
【0003】従来の回転型電気部品の構成を、図25,
26に基づいて説明すると、絶縁基板71は薄い絶縁性
材料からなる平板で構成され、略中心に設けられた中心
孔71aと、側部に設けられた切り欠き部71bとを有
し、この絶縁基板71の表面には、パターニングされた
同心円状の抵抗体72が形成されている。取付板73は
金属製の薄板からなり、平板状の基部73aと、該基部
73aの略中央から絞り加工にて形成された円筒状の鳩
目部73bと、基部73aの外周部に切り起こされて形
成された爪部73cと、基部73aの一端から突出てた
形成されたアーム部74と、アーム部74の先端に設け
られた半円球状の凸部74aとを有している。そして、
この取付板73は、基部73aが絶縁基板71に重ね合
わされた状態で、中心孔71aには鳩目部73bが挿入
され、切り欠き部71bには爪部73cが嵌入されて、
絶縁基板71を抱持している。また、アーム部74と突
部74aは、絶縁基板71の端部を超えて延びた状態と
なっている。
【0004】つまみ部75は、モールド成型された合成
樹脂製の略円型状の薄型の平板からなり、周縁端面に凹
凸部を有する平板状の操作部75aと、操作部75aの
下面の外周部近傍の一部に形成されたクリック溝75b
と、操作部75aの表面の略中央に形成された円形状の
凹部76と、その凹部76の中心に設けられた上下に貫
通する中心孔76aを有している。複数個の摺動子77
は金属製の薄板からなり、平板状の取付部77aと、該
取付部77aから突出した複数個の摺動部77bとで構
成されている。そして、取付部77aはカシメ等の適宜
手段によりつまみ部75に取り付けられている。そし
て、つまみ部75は、中心孔76aに挿通された取付板
73の鳩目部73bの先端が円形状の凹部76内に収納
されるようにカシメられることにより絶縁基板71に取
り付けられ、そして、つまみ部75が取り付けられた
際、摺動部77bが抵抗体72に摺接する状態で、絶縁
基板71に対して回動可能に取り付けられる。
【0005】このような構成の回転型電気部品は、つま
み部75を回動操作すると、摺動子77と抵抗体72の
位置が変化し、抵抗値等が変更するようになっている。
そして、上面から見てつまみ部75から大きく突出し、
抵抗対72に繋がって形成され、外部電子回路(図示せ
ず)と接続されている端子78に所定の値の電流等が流
れるようになっている。そして、この時、つまみ部75
の回転によって、つまみ部75の下面に設けられたクリ
ック溝75bが、取付板73の突部74aに係脱するこ
とによって操作者にクリック感を与え、抵抗値等の変化
を感じ取ることができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の回転型
電気部品では、クリック溝75bをモールド成型により
つまみ部75と一体に形成していたため、量産性が悪い
ばかりか、成型時の樹脂の収縮によりクリック精度がで
にくいという問題がある。本発明は、大量生産でき、安
価で、クリック精度に優れた回転型電気部品を提供する
ことをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の課題を解決する
第一の手段として、プレス加工により凹凸部からなるク
リック溝を備えた回転板を形成した。
【0008】第二の解決手段として、回転板は、熱可塑
性樹脂で形成された構成とした。
【0009】第三の解決手段として、クリック溝を前記
回転板の外周端面に形成した。
【0010】第四の解決手段として、クリック溝に係合
する半円柱状の凸部を設け、半円柱状部分をクリック溝
に係合させた構成とした。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の回転型電気部品を図1か
ら図24に基づいて説明すると、図1から図24は何れ
も本発明の回転型電気部品に係り、図1は、回転型電気
部品の要部正面図であり、図2は、図1の2−2線にお
ける要部断面図であり、図3は、回転型電気部品の分解
斜視図であり、図4は、回転部材の正面図であり、図5
は、回転部材の側面図であり、図6は、回転板の正面図
であり、図7は、絶縁基台の正面図であり、図8は、絶
縁基台の背面図であり、図9は、絶縁基台の要部拡大図
であり、図10は、取付板の正面図であり、図11は、
取付板の側面図であり、図12は、取付板が絶縁基台に
挿入された状態を示す要部の斜視図であり、図13は、
つまみ部の正面図であり、図14は、図13の14−1
4線における断面図である。
【0012】また、図15〜図17は、回転部材とつま
み部の係合状態を説明する要部断面図であり、図18
は、回転部材とつまみ部とが組み合わされた状態を示す
正面図であり、図19は、回転板の製造方法を示す要部
正面図であり、図20は、回転部材とつまみ部の組立方
法を示す斜視図であり、図21は、回転部材とつまみ部
とのスナップ止めを説明する要部断面図であり、図22
は、回転部材とつまみ部との組立状態を示す正面図であ
り、図23は、クリック動作を説明するための要部正面
図であり、図24は、クリック動作を説明するための要
部側面図である。
【0013】回転部材1は、図1から図5に示すよう
に、略円型の薄型の合成樹脂からなり、その中央に形成
された上下に貫通する中心孔1aと、その中央部に設け
られ、外周面が非円形を成した筒状部1bと、その周縁
には、同材料で構成され、係合部としての役目を有し、
外方に向かって放射状に形成された可撓性ある第一の舌
片1cと第二の舌片1dと突部1eを有している。そし
て、第一の舌片1cは、互いに90度を成すように4個
設けられ、第二の舌片1dは、第一の舌片1cの中間に
互いに90度を成すよう4個設けられ、突部1eは、第
一、第二の舌片1c、1dの中間に互いに45度を成す
ように8個設けられている。そして、図5に示すよう
に、第一の舌片1cは先端が下方に丸められて、第二の
舌片1dの先端よりも下方に位置している状態となって
いる。
【0014】回転板2は、図6に示すように、略円型を
した薄型のPET等の熱可塑性樹脂のフィルム又は板材
からなる絶縁基板で構成されると共に、プレス加工によ
って形成され、その中央に形成された上下に貫通する非
円形の中心孔2aと、その外周端面に形成された交互の
凹凸からなる波形のクリック溝2bとを有している。そ
して、回転板2の表面には略放射状に形成された導電性
のパターン3が設けられ、この回転板2は、中心孔2a
が回転部材1の筒状部1bに挿入され、カシメ等の適宜
手段により回転部材1の下面に取り付けられている。そ
して、回転板2は、回転部材1と共回りするようになっ
ている。
【0015】軸部であるピン4は、アルミ等の金属から
なり、回転部材1の中心孔1aに嵌入され、ピン4の上
面と回転部材1の上面とが面一の状態になっている。
【0016】絶縁基台5は略円形の合成樹脂成型材から
なり、図7から図9に示すように、円板状の板体5a
と、板体5aの上下面における外周囲に隆起して形成さ
れたリング状の壁部5bを有し、板体5aには上下に貫
通する四角形状の2個の孔5cと、中央に形成された上
下に貫通する中心孔5dが設けられ、板体5aと壁部5
bの間には、略台形の貫通孔6が形成されている。そし
て、貫通孔6は、両端が狭く、中心に向かうほど広くな
っており、真ん中の板体5a側には切り欠き形成された
凹部6aを有し、両端には角部6bが形成されている。
また、板体5aの下面において、貫通孔6の略中央から
板体5aの中心に向かって形成された突起7が形成され
ている。そして、絶縁基台5は、その中心孔5dにピン
4が挿通されることによって、回転部材1を回転可能に
保持し、この時、絶縁基台5は絶縁基台5より外形の小
さい回転板2の下面に位置すると共に、回転板2が絶縁
基台5と回転部材1との間に配設された状態になってい
る。そして、この時、壁部5bの一方の面が、回転部材
1の下面に近接することにより絶縁基台5のガタツキが
抑えられるようになっている。
【0017】2個の摺動子8は金属製の薄板からなり、
平板状の取付部8aと、該取付部8aから僅かに折り曲
がった複数個の摺動部8bと、取付部8aに繋がって形
成された端子8cとを有している。そして、取付部8a
が絶縁基台5の板体5aに埋設されて取り付けられ、摺
動部8bが孔5cから外方へ突出し、端子8cは絶縁基
台5の外側から突出する状態となる。そして、絶縁基台
5が取り付けられた時、摺動部8bは回転板2のパター
ン3と対向し、摺動部8bは、回転板2と弾接する状態
となり、回転板2の回転時に、摺動部8bが回転板2上
を摺動するようになっている。
【0018】クリック部材としての役目を有する取付板
9は、図10,図11に示すように、金属製の薄板から
なり、小判型の平板状の基部10と、基部10の一端か
ら垂直に折り曲げられ、中央部に矩形状の第一の孔11
を設けて形成されたコ字状のアーム部12を有すると共
に、基部10には、その略中央に形成された円形の孔1
0aと、先端に形成された突出部10bを有している。
また、アーム部12は、基部10から略垂直に繋がった
2個の側部である垂直腕部12aと、2個の垂直腕部1
2aを繋ぐ水平腕部12bを有し、水平腕部12bの略
中央には半円柱状の凸部12cが形成されている。ま
た、基部10には、第一の孔11の中央から孔10aに
向かって、第一の孔11に繋がる細長の第二の孔13が
形成されている。なお、垂直腕部12a、水平腕部12
bにより、アーム部12は折り曲げ方向と直交する方向
に弾性を持つ状態になっている。
【0019】そして、取付板9の孔10aにピン4が挿
通され、カシメ等の適宜手段によって、取付板9は板体
5aの下面に設けられた凹部に、基部10がはまるよう
に取り付けられ、回転型電気部品の本体部材14が構成
される。この時、図12に示すように、アーム部12
は、板体5aの貫通孔6に挿通されていると共に、凸部
12cの下端部は貫通孔6に隣接する凹部6aの底面に
位置した状態になっている。また、図2に示すように、
第二の孔13は絶縁基台5の板体5aの下面に設けられ
た突起7に係合された状態となっており、これによって
取付板9の位置決めがなされている。さらに、アーム部
12は、その両側部、即ち垂直腕部12aが角部6bで
支持された状態で回転板2側に延び、また回転板2のク
リック溝2bは、回転板2に形成されたパターン3に近
接した位置で、取付板9のアーム部12に形成された半
円柱状の凸部12cと弾接した状態となっている。
【0020】そして、本体部材14において、回転板2
が設けられた回転部材1は、取付板9が取り付けられた
絶縁基台5に対して、互いに回動可能に取り付けられた
状態となっており、回転部材1を回転させると、これに
伴い回転板2が回転し、クリック溝2bとアーム部12
の凸部12cが係合離脱を繰り返すようになっている。
この時、アーム部12は、回転板2に対して、ピン4の
軸方向と直交する方向にバネ圧がかかるようになってい
る。
【0021】つまみ部15は、図13,図14に示すよ
うに、リング状の合成樹脂から構成され、外周縁に交互
の凹凸を有する操作部15aと、その内周部の後面が切
り欠かれて開放部15dを設けることによって、前面側
に形成された僅かな突出部からなる前面側の係止部15
bと、その内周部の前面が切り欠かれて開放部15dを
設けることによって、後面側に形成された僅かな突出部
からなる後面側の係止部15cとを有している。そし
て、前面側の係止部15bは、互いに90度を成すよう
に4個設けられ、また、後面側の係止部15cは、前面
側の係止部15bの中間に互いに90度を成すように4
個設けられている。即ち、図17に示すように、つまみ
部15は、前面側と後面側において、前後方向に間隔を
置いて前面側の係止部15bと後面側の係止部15cが
一対として設けられた状態となっている。また、図15
に示すように、前面側の係止部15bには、回転部材1
の第二の舌片1dが後面で係合すると共に、図16に示
すように、後面側の係止部15cには、回転部材1の第
一の舌片1cがスナップ止めにより前面で係合した状
態、即ち、図17に示すように、第一の舌片1cと第二
の舌片1dが一対の係止部15b、15c間である開放
部15dに位置した状態で、つまみ部15が、回転部材
1の外周を覆うようにスナップ止めされている。この
時、第一の舌片1cの先端部は第二の舌片1dの先端部
より後面側に位置した状態となっている。また、回転部
材1の突部1eは、つまみ部15の内周面と当接するこ
とにより、つまみ部15の位置決めのガイドになってい
る。そして、図18に示すように、つまみ部15は、上
面からみて端子8cの大部分を覆う状態となっている。
【0022】そして、操作者によりつまみ部15が回転
されると、それに伴い回転部材1と共に、回転板2が回
転し、クリック溝2bとアーム部12の凸部12cが係
合離脱を繰り返すようになっている。
【0023】本発明の回転型電気部品は以上の様に構成
され、次に、本発明の回転型電気部品に係る回転板2の
製造方法について説明すると、回転板2は、図19に示
すように、先ず大版の絶縁基板16にスクリーン印刷等
によりパターン3を複数形成し、その後、図中の点線の
部分をプレス加工して凹凸部からなるクリック溝2bを
形成することにより、打ち抜きによって製造される。そ
して、このように形成された回転板2は、前述したよう
に回転部材1に取り付けられ、その下面に、取付板9が
取り付けられた絶縁基台5が設けられる。そして、ピン
4に、取付板9の孔10aを挿通させ、ピン4をカシメ
ることにより、回転部材1,絶縁基台5,取付板9が一
体化されて本体部材14が形成される。
【0024】そして、本発明の回転型電気部品は、種々
の電気機器に組み込まれて使用されるが、この組み込み
について説明すると、図20に示すように、所望の電子
回路が設けられた回路基板17にクリーム半田18を設
け、クリーム半田18上に、回転部材1及び絶縁基台5
から突出した端子8cと、取付板9の突出部10bとを
載置し、その後、赤外線等を上方から照射することによ
り半田付けをするリフロー半田により、本体部材14が
回路基板17に実装される。この時、端子8cは、回転
部材1及び絶縁基台5から十分に突出しているので、ク
リーム半田18の全てに赤外線が当たるようになってい
る。なお、突出部10bは、本体部材14のアースにな
っている。次に、つまみ部15を回転部材1にスナップ
止めする。即ち、図21に示すように、つまみ部15の
後面側の係止部15cを矢印Aの方向に押圧し、後面の
係止部15cを回転部材1の第一の舌片1cと当接させ
ると共に、さらに圧力を加えることにより第一の舌片1
cを矢印Bの方向にたわませ、第一の舌片1cが後面側
の係合部15cを乗り越えると、図16,17に示すよ
うに、第一の舌片1cが開放部15dに嵌入された状態
で、後面側の係止部15cに係止して、スナップ止めが
行われる。また、第一の舌片1cが係止部15cに係止
する前に、第二の舌片1dが係止部15bに当接するよ
うになっている。
【0025】このような構成の本発明の回転型電気部品
は、図22から図24に示すように、つまみ部15を回
転させることによって、回転部材1が同方向に回転し、
さらに図23に示すように、回転部材1に取り付けられ
た回転板2もこれに伴い同方向に回転する。そして、回
転板2のパターン3に摺動子8が接離して、互いの位置
が変化し、パルス信号が出力されるようになっている。
さらに、図23,図24に示すように、回転板2のクリ
ック溝2bと、取付板9のアーム部12の半円柱状部分
である凸部12cが弾接して、回転板2が回転すること
により、その凹凸への係合離脱を繰り返して、その都度
操作者にクリック感覚を与えるようになっている。
【0026】なお、本発明は上記実施の形態に限られな
いことはいうまでもなく、ピン4に代えて、取付板9の
基部10の略中央部に鳩目を設け、回転部材1の中心孔
1aに突出した鳩目の先端をカシメる形態のものであっ
ても良い。また、本発明の実施の形態における熱可塑性
樹脂はPETを用いたが、ポリカ、PEI、PEN、P
A、PP等のフィルムで形成しても良い。
【0027】
【発明の効果】本発明の回転型電気部品は、プレス加工
により凹凸部からなるクリック溝を備えた回転板を形成
したため、モールド成型用の金型を必要とせず、大量生
産ができるので安価で、且つ、精度に優れるので、性能
が高い回転型電気部品を提供することができる。
【0028】また、回転板は、熱可塑性樹脂で形成され
た構成としたため、回転板が比較的靭性が高く、柔らか
いので、クリック溝の表面に小さな凹凸がない状態にプ
レスでき、よって、クリック係合時にアーム部の凸部が
削れることがなく、係合の耐久性が高くなるので、寿命
の長い回転型電気部品を提供することができる。
【0029】また、クリック溝を前記回転板の外周端面
に形成したため、クリック係合の際に発生する削れ粉が
パターンの面に落ちにくいので、誤作動を起こしにく
く、信頼性の高い回転型電気部品を提供することができ
る。
【0030】また、クリック溝に係合する半円柱状の凸
部を設け、半円柱状部分をクリック溝に係合させた構成
としたため、回転板の厚さ方向の線と半円状部分の線の
当接となるので、クリック部材としての取付板のバネ圧
が径方向に一定に加わるため、性能の高い回転型電気部
品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転型電気部品の要部正面図。
【図2】図1の2−2線における要部断面図。
【図3】本発明の回転型電気部品の分解斜視図。
【図4】本発明の回転型電気部品に係る回転部材の正面
図。
【図5】本発明の回転型電気部品に係る回転部材の側面
図。
【図6】本発明の回転型電気部品に係る回転板の正面
図。
【図7】本発明の回転型電気部品に係る絶縁基台の正面
図。
【図8】本発明の回転型電気部品に係る絶縁基台の背面
図。
【図9】本発明の回転型電気部品に係る絶縁基台の要部
拡大図。
【図10】本発明の回転型電気部品に係る取付板の正面
図。
【図11】本発明の回転型電気部品に係る取付板の側面
図。
【図12】本発明の回転型電気部品に係り、取付板が絶
縁基台に挿入された状態を示す要部の斜視図。
【図13】本発明の回転型電気部品に係るつまみ部の正
面図。
【図14】図13の14−14線における断面図。
【図15】本発明の回転型電気部品に係り、回転部材と
つまみ部の係合を説明する要部断面図。
【図16】本発明の回転型電気部品に係り、回転部材と
つまみ部の係合を説明する要部断面図。
【図17】本発明の回転型電気部品に係り、回転部材と
つまみ部の係合状態を説明する要部断面図。
【図18】本発明の回転型電気部品に係り、回転部材と
つまみ部とが組み合わされた状態を示す正面図。
【図19】本発明の回転型電気部品に係り、回転板の製
造方法を示す要部正面図。
【図20】本発明の回転型電気部品に係り、回転部材と
つまみ部の組立方法を示す斜視図。
【図21】本発明の回転型電気部品の回転部材とつまみ
部とのスナップ止めを説明する要部断面図。
【図22】本発明の回転型電気部品に係り、回転部材と
つまみ部との組立状態を示す正面図。
【図23】本発明の回転型電気部品のクリック動作を説
明するための要部正面図。
【図24】本発明の回転型電気部品のクリック動作を説
明するための要部側面図。
【図25】従来の回転型電気部品の部分破断平面図。
【図26】図25の26−26線における断面図。
【符号の説明】
1 回転部材 2 回転板 3 パターン 4 ピン 5 絶縁基台 6 貫通孔 7 突起 8 摺動子 9 取付板 10 基部 11 第一の孔 12 アーム部 13 第二の孔 14 本体部材 15 つまみ部 16 絶縁基板 17 回路基板 18 クリーム半田

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷形成されたパターンを有する絶縁基
    板にプレス加工により凹凸部からなるクリック溝を備え
    た回転板を形成したことを特徴とする回転型電気部品。
  2. 【請求項2】 前記回転板は、熱可塑性樹脂で形成され
    たことを特徴とする請求項1記載の回転型電気部品。
  3. 【請求項3】 前記クリック溝を前記回転板の外周端面
    に形成したことを特徴とする請求項1、又は2記載の回
    転型電気部品。
  4. 【請求項4】 クリック部材には、前記クリック溝に係
    合する半円柱状の凸部を設け、該半円柱状部分を前記ク
    リック溝に係合させたことを特徴とする請求項3記載の
    回転型電気部品。
JP24273199A 1999-08-30 1999-08-30 回転型電気部品 Withdrawn JP2001067985A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006009896A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Asahi Denso Co Ltd 二輪車の変速位置検出装置

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JP2006009896A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Asahi Denso Co Ltd 二輪車の変速位置検出装置

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