JP3995135B2 - 物流管理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、物流管理方法に関し、特にたとえば、注文された商品を注文者に納入するまでの過程を総合的に管理することができる物流管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
顧客から注文された商品を注文者に納品するまでは、商品の生産指示,商品のピッキング,パッキング,商品の輸送手段への積込みおよび積降し等の作業を行わなければならないが、従来これら全ての作業は作業者の判断により行われ、確認作業は作業者の目視により行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の方法では、顧客から注文のあった商品を納入するまでの、在庫品の確認,工場部門への生産指示,商品の集荷,商品のピッキングおよびパッキング,そして商品の配送と非常に多くの作業が集中的に管理されずに、まちまちに行われていたため作業効率が悪く非常におおくの時間を要していた。また、作業の多くの確認作業が作業者の目視により行われていたため、商品の納品ミス等のミスが多発していた。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、商品の納品に伴って発生する作業を総合的に管理して作業効率を向上させ、納品ミスを発生することがない物流管理方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はコンピュータシステムを用いて注文商品の物流管理を行う物流管理方法であって、少なくとも注文者を特定する情報と注文者が注文した商品を特定する情報と商品の注文数量を特定するための情報とを含む注文データを入力するステップと、注文データを記録するステップと、商品の物流管理を行う管理部門のコンピュータシステムから商品の製造および/または保管する工場部門のコンピュータシステムに前記注文データに対応する商品を集荷場所に集める準備を行うことを指示する集荷準備指示データを送信するステップと、前記工場部門において前記集荷準備指示データに対応する集荷準備を完了したとき、前記管理部門へ集荷準備を完了したことを報告する集荷準備完了データを前記管理部門に送信するステップと、前記管理部門において前記集荷準備完了データを受け取ったとき、前記工場部門に前記商品に前記注文データのうち少なくとも注文者を特定する情報を含む商品識別情報を付与することを指示する商品識別情報付与指示データを送信するステップと、前記商品識別情報付与指示データを受取ったとき、前記商品に商品識別情報を付与するステップと、注文データに対応する商品の出荷を指示する出荷指示データを生成するステップと、集荷場所において出荷指示データに基いて商品に付与されている商品識別情報を読取りながら商品のピッキングを行い注文毎のピッキング結果データを生成するステップと、ピッキングした商品およびその数量の正否を出荷指示データに基いて判断するステップと、同一の包材によりパッキングされるピッキングした商品の商品認識情報を読取るステップと、パッキング毎にパッキング識別情報を付与するステップと、注文者にパッキングされた商品を送るときに使用する送り状に送り状識別情報を付与するステップと、同一の包材によりパッキングされるピッキングした商品の商品認識情報を読取るステップとパッキング毎にパッキング識別情報を付与するステップと注文者にパッキングされた商品を送るときに使用する送り状に送り状識別情報を付与するステップとから得られた情報から商品とパッキングと送り状の構成を示すパッキング関連データを生成するステップと、パッキング関連データとピッキング結果データとを比較してパッキングした商品の正否を確認するステップとを含み、パッキング関連データは、送り状識別情報を根データに置き送り状識別情報の子データにパッキング識別情報を置きパッキング識別情報の子データに商品識別情報を置くツリー構造に構築されていることを特徴とする、物流管理方法である。
【0006】
また、本発明では出荷指示データに基いてピッキングした商品およびその数量の正否を判断するステップが、出荷指示データを出荷指示書として出力するステップと、出荷指示書を目視しながらピッキングした商品およびその数量を確認するステップから構成されてもよい。
【0007】
さらに、本発明では注文毎に注文データに注文識別情報を付与するステップを有し、出荷指示データに基いてピッキングした商品およびその数量の正否を判断するステップは、出荷指示書に注文識別情報を付与するステップと、出荷指示書に付与された注文識別情報を読取り手段により読取るステップと、読取った注文識別情報に対応した出荷指示データを読取り手段に送信するステップと、出荷指示データとピッキング結果データとを比較して商品およびその数量の差異を判断するステップから構成されてもよい。
【0009】
本発明では商品の物流管理を行う管理部門のコンピュータシステムから商品の製造および/または保管する工場部門のコンピュータシステムに注文データに対応する商品を集荷場所に集める準備を行うことを指示する集荷準備指示データを送信するステップと、工場部門において集荷準備指示データに対応する集荷準備を完了したとき管理部門へ集荷準備を完了したこと報告する集荷準備完了データを管理部門に送信するステップと、管理部門において集荷準備完了データを受取ったとき工場部門に商品に商品識別情報を付与することを指示する商品識別情報付与指示データを送信するステップと、商品識別情報付与指示データを受取ったとき商品に商品識別情報を付与するステップとを含んでもよい。
【0010】
また、本発明では工場部門に集荷準備指示データを送信するステップが、注文データに含まれる商品を特定する情報に基いて商品を生産または/および保管する工場部門を選択するステップを含んでも良い。
【0011】
さらに、本発明では商品識別情報が付与された商品が集荷場所に集められたとき商品の商品識別情報を読取って集荷データを生成するステップと、集荷データを管理部門のコンピュータシステムに送信するステップと、集荷データと注文データとに基いて注文データに対応する商品が集荷場所に集荷されたことを確認するステップとを含んでもよい。
【0012】
またさらに、本発明ではパッキングした商品を注文者のもとに移送する手段に積込む時に送り状識別情報とパッキング識別情報とを読込み積込結果データを生成するステップを有してもよい。
【0013】
本発明では、積込結果データとパッキング関連データとを比較して積込み内容の正否を判断するステップを有してもよい。
【0014】
また、本発明では積込結果データを記憶するステップを含んでもよい。
【0015】
またさらに、本発明ではパッキングした商品を移送手段から積降した時に送り状識別情報とパッキング識別情報とを読込み積降結果データを生成するステップを有してもよい。
【0016】
またさらに、本発明では積降結果データとパッキング関連データとを比較して積降し内容の正否を判断するステップを有してもよい。
【0017】
本発明では、積降結果データを記憶するステップを有してもよい。
【0018】
また、本発明では商品識別情報とパッキング識別情報と送り状識別情報とが、バーコードラベルにより付与されてもよい。
【0019】
またさらに、本発明では商品識別情報とパッキング識別情報と送り状識別情報とが、バーコード読取り機能付携帯端末により読込まれれてもい。
【0020】
本発明では、注文データが商品の納期に関する情報を含み、納期に関する情報に基いて出荷指示データを生成するステップを有してもい。
【0021】
また、本発明ではピッキングした商品およびその数量の正否を出荷指示データに基いて判断するステップにおいて、ピッキングした商品およびその数量が正しいと判断されたとき、ピッキング結果データに基づいて売上データを生成してもよい。
【発明の実施の形態】
【0022】
図1は、本発明にかかる物流管理方法が適用された物流管理システムの一実施形態を示す概念図である。この物流管理システム10は、図1に示すように、注文ターミナル12と中央管理サーバ14と工場管理ターミナル16と倉庫業務管理装置18と配送ターミナル20とがネットワーク200を介して接続されて構成されている。以下図2乃至図12を参照しながら物流管理システムのハードウェア構成について説明する。
【0023】
注文ターミナル12は、顧客会社の営業所や顧客から注文を受ける自社営業所等に設置され、注文内容を示す注文データを入力する機能を有する。注文ターミナル12は、図2に示すように、CPU22を含む。CPU22は、注文ターミナル12において各種処理を行うときに演算処理を行う中央演算処理装置である。CPU22には、ROM24が接続されている。ROM24は、注文ターミナル12を起動した時に実行する基本入出力処理プログラムを格納したメモリである。また、CPU22にはRAM26が接続されている。RAM26は、CPU22において、各種演算処理を実行するとき使用するアプリケーションやデータを一時的に格納するためのメモリである。
【0024】
さらに、CPU22には、出力部28が接続されている。出力部28は、CPU22において演算処理されて得られた各種のデータを後述するプリンタ30等に出力するための出力インターフェイスである。出力部28には、プリンタ30が接続されている。プリンタ30は、各種の印刷データを紙等に印刷するものである。プリンタ30としては、レーザープリンタ,インクジェットプリンタ,ドットプリンタ,熱転写型プリンタ等が使用することが可能である。なお、プリンタ30は、注文ターミナル12で入力した注文データを印刷して、発注リスト等を作成するために用いられるが、これらの印刷物を発行する必要がない場合には、必ずしも接続される必要はない。
【0025】
CPU22には、画像処理部32が接続されている。画像処理部32は、CPU22の演算処理結果に基いて画面表示データを生成するものである。画像処理部32には、ディスプレイ34が接続されている。ディスプレイ34は、画像処理部32で生成された画像表示データを適宜表示画面として表示するものである。
【0026】
CPU22には、記憶装置36が接続されている。記憶装置36は、CPU22が各種処理を実行するときに使用するアプリケーションやデータを記憶するものである。記憶装置36には、図示しないOS(operating system)や通信アプリケーションの他に、図3に示すように受注番号データベース36aが記憶されている。受注番号データベース36aは、注文毎の注文データに付与する注文識別情報である、注文番号に関する情報を記憶するものである。受注番号データベース36aに登録される主な情報は、注文番号の使用状況に関する情報である。受注番号データベース36aは、適宜登録内容を検索することにより、注文データに付与すべき注文番号を取得することができる。
【0027】
CPU22には、入出力部38が接続されている。入出力部38は、マウス,キーボード,タッチパネル,スキャナ等の入力装置40を接続するための入出力インターフェイスである。この入出力部38を介して、各種の指示命令や各種データが入力装置40により入力される。また、CPU22にはネットワーク接続部42が接続されている。ネットワーク接続部42は、ネットワークを介して各種命令やデータの送受を行うインターフェイスである。ネットワーク接続部42としては、モデム,ターミナルアダプタやLANカード等が用いられる。
【0028】
中央管理サーバ14は、自社事務所等に設置され、商品の受注管理,出荷管理等を行う機能を有する。中央管理サーバ14は、図4に示すように、CPU44を含む。CPU44は、中央管理サーバ14において各種処理を行うときに演算処理を行う中央演算処理装置である。CPU44には、ROM46が接続されている。ROM46は、中央管理サーバ14を起動した時に実行する基本入出力処理プログラムを格納したメモリである。また、CPU44にはRAM48が接続されている。RAM48は、CPU44において、各種演算処理を実行するとき使用するアプリケーションやデータを一時的に格納するためのメモリである。
【0029】
さらに、CPU44には出力部50が接続されている。出力部50は、CPU44において演算処理されて得られた各種のデータを後述するプリンタ52等に出力するための出力インターフェイスである。出力部50には、プリンタ52が接続されている。プリンタ52は、各種の印刷データを紙等に印刷するものである。プリンタ52としては、レーザープリンタ,インクジェットプリンタ,ドットプリンタ,熱転写型プリンタ等が使用することが可能である。なお、プリンタ52は各種のデータを印刷して種々なリスト等を作成するために用いられるが、これらの印刷物を発行する必要がない場合には、必ずしも接続される必要はない。
【0030】
CPU44には、画像処理部54が接続されている。画像処理部54は、CPU44の演算処理の結果に基いて画面表示データを生成するものである。画像処理部54には、ディスプレイ56が接続されている。ディスプレイ56は、画像処理部54で生成された画像表示データを適宜表示画面として表示するものである。
【0031】
CPU44には、記憶装置58が接続されている。記憶装置58は、CPU44が各種処理を実行するときに使用するアプリケーションやデータを記憶するものである。記憶装置58には、図示しないOS(operating system)や通信アプリケーションの他に、図5に示すように、顧客情報データベース58a,営業倉庫在庫データベース58b,工場在庫データベース58c,品名変換情報データベース58d,生産工場情報データベース58eおよび受注残データベース58fが記憶されている。以下、データベースが有する情報を中心にして各データベースの説明を行う。
【0032】
顧客情報データベース58aは、図6に示すように、顧客の氏名または名称,顧客毎に付与された顧客コード,所在地,商品を発送する期限を示す発送期限が記憶されている。顧客情報データベース58aは、任意の条件を検索キーとして検索することで、記憶されている情報から所望の情報を抽出することが可能である。また、顧客情報データベース58aに新たな顧客情報を登録する場合には、注文ターミナル12や中央管理サーバ14から各情報を入力することにより登録することが可能である。
【0033】
倉庫在庫データベース58bは、集荷場所である営業倉庫等に保有する商品の在庫数量に関する情報が記憶されている。倉庫在庫データベース58bは、任意の「在庫品コード」を検索キーとして検索することで、倉庫に存在する在庫品の数量を抽出することが可能である。
【0034】
工場在庫データベース58cは、商品を生産または/および保管する工場にストックされている商品の在庫数量に関する情報が記憶されている。工場在庫データベース58cについても、任意の条件である商品名を検索キーとして検索することで、工場在庫品の数量を抽出することが可能である。
【0035】
なお、倉庫在庫データベース58bおよび工場在庫データベース58cについては、工場での商品生産結果や倉庫への集荷結果および出荷結果に応じてその内容が逐次更新される。
【0036】
品名変換情報データベース58dは、商品を生産・販売する会社側で商品を特定するために使用されている名称(以下単に自社品番と称す)と、顧客側で商品を特定するために使用されている名称(以下単に顧客品番と称す)とが対に記憶されている。品名変換情報データベース58dは、自社品番または顧客品番のいずれかを検索キーとして検索することで、それに対応する顧客品番または自社品番を抽出することが可能である。
【0037】
生産工場情報データベース58eは、自社品番と、その商品を生産および/または保管する工場の名称とを対にして記憶されている。生産工場情報データベース58eは、自社品番を検索キーとして検索することで、その商品を生産・保管する工場を抽出することが可能である。
【0038】
受注残データベース58fは、図7に示すように、注文ターミナル12から入力された注文データを記録する。また、注文データに表される注文を満たすために工場へ発せられた集荷指示や生産指示の進捗状況を逐次更新することにより管理する機能を有する。なお、受注残データベース58fの機能については、後述する本システムの動作の説明の中において詳述する。
【0039】
CPU44には入出力部60が接続されている。入出力部60は、マウス,キーボード,タッチパネル,スキャナ等の入力装置62を接続するための入出力インターフェイスである。この入出力部60を介して各種の指示命令や各種データが入力装置62により入力される。また、CPU44にはネットワーク接続部64が接続される。ネットワーク接続部64は、ネットワークを介して各種命令やデータの送受を行うものである。ネットワーク接続部64としては、モデム,ターミナルアダプタやLANカード等が用いられる。
【0040】
工場管理ターミナル16は、商品を生産および/または保管する工場部門に設置され、工場部門の商品生産状況を入力する機能を有する。工場管理ターミナル16は、図8に示すように、CPU66を含む。CPU66は、工場管理ターミナル16において各種処理を行うときに演算処理を行う中央演算処理装置である。CPU66には、ROM68が接続されている。ROM68は、工場管理ターミナル16を起動した時に実行する基本入出力処理プログラムを格納したメモリである。また、CPU66にはRAM70が接続されている。RAM70は、CPU66において各種演算処理を実行するとき使用するアプリケーションやデータを一時的に格納するためのメモリである。
【0041】
さらに、CPU66には出力部72が接続されている。出力部72は、CPU66において演算処理されて得られた各種のデータを後述するプリンタ74等に出力するための出力インターフェイスである。出力部72には、プリンタ74が接続されている。プリンタ52は、処理されて得られた各種の印刷データを紙等に印刷するものである。プリンタ74としては、レーザープリンタ,インクジェットプリンタ,熱転写型プリンタ等のバーコードラベルを印刷できるプリンタが使用される。
【0042】
CPU66には、画像処理部76が接続されている。画像処理部76は、CPU66の演算処理の結果に基いて画面表示データを生成するものである。画像処理部76には、ディスプレイ78が接続されている。ディスプレイ78は、画像処理部54で生成された画像表示データを適宜表示画面として表示するものである。また、CPU66には記憶装置80が接続されている。記憶装置80は、CPU66が各種処理を実行するときに使用するアプリケーションやデータを記憶するものである。記憶装置80には、図示しないOS(operating system)や通信アプリケーションが記憶されている。
【0043】
さらに、CPU66には入出力部82が接続されている。入出力部82は、マウス,キーボード,タッチパネル,スキャナ等の入力装置84を接続するための入出力インターフェイスである。この入出力部82を介して、各種の指示命令や各種データが入力装置84により入力される。またさらに、CPU66にはネットワーク接続部86が接続される。ネットワーク接続部86は、ネットワークを介して各種命令やデータの送受を行うためのものである。ネットワーク接続部86としては、モデム,ターミナルアダプタやLANカード等が用いられる。
【0044】
倉庫業務管理装置18は、顧客に商品を出荷するために一旦商品が集荷される場所である営業倉庫に設置され、工場等からの商品の集荷状況の報告,商品ピッキングの正否判断,商品パッキングの正否判断を行う機能を有する。倉庫業務管理装置18は、図9に示すように、CPU88を含む。CPU88は、倉庫業務管理装置18において各種処理を行うときに演算処理を行う中央演算処理装置である。CPU88には、ROM90が接続されている。ROM90は、倉庫業務管理装置18を起動した時に実行する基本入出力処理プログラムを格納したメモリである。また、CPU90にはRAM92が接続されている。RAM92は、CPU88において、各種演算処理を実行するとき使用するアプリケーションやデータを一時的に格納するためのメモリである。
【0045】
さらに、CPU88には出力部94が接続されている。出力部94は、CPU88において演算処理されて得られた各種のデータを後述するプリンタ96に出力するための出力インターフェイスである。出力部94には、プリンタ96が接続されている。プリンタ96は、処理されて得られた各種の印刷データを紙等に印刷するものである。プリンタ96としては、レーザープリンタ,インクジェットプリンタ,熱転写型プリンタ等のバーコードラベルを印刷できるプリンタが使用される。
【0046】
CPU88には、画像処理部98が接続されている。画像処理部98は、CPU88の演算処理の結果に基いて画面表示データを生成するものである。画像処理部98には、ディスプレイ100が接続されている。ディスプレイ100は、画像処理部98で生成された画像表示データを適宜表示画面として表示するものである。
【0047】
CPU88には、記憶装置102が接続されている。記憶装置102は、CPU88が各種処理を実行するときに使用するアプリケーションやデータをするものである。CPU88が演算処理により生成したデータが記憶される。記憶装置102には、図示しないOS(operating system)や通信アプリケーションの他に、図10に示すように、ピッキング結果データファイル102a,パッキング関連データファイル102bが記憶されている。なお、ピッキング結果データファイル102a,パッキング関連データファイル102bの内容・機能については、後述する本システムの動作の説明の中において詳述する。
【0048】
CPU88には入出力部104が接続されている。入出力部104は、後述する入力装置106とアンテナ部108とを接続するための入出力インターフェイスである。この入出力部104には、入力装置106が接続されている。入力装置106としては、マウス,キーボード,タッチパネル,スキャナ等の各種入力デバイスが適用可能である。入力装置104を操作することにより、入出力部104を介して各種の指示命令や各種データが入力される。
【0049】
入出力部104には、アンテナ部108が接続されている。アンテナ部108は、後述する倉庫作業端末112と各種データの送受信を行うためのものである。このアンテナ部108は、複数の倉庫作業端末112と同時にデータの送受が行えるものが使用される。
【0050】
CPU88には、ネットワーク接続部110が接続される。ネットワーク接続部110は、ネットワークを介して各種命令やデータの送受を行うものである。ネットワーク接続部110としては、モデム,ターミナルアダプタやLANカード等が用いられる。
【0051】
倉庫作業端末112は、営業倉庫において商品のピッキングやパッキング等の作業を行う者により携帯所持される端末である。倉庫作業端末112は、商品や商品包装に貼付されたバーコードラベルを読込むことにより、ピッキング結果データを生成し、倉庫業務管理装置18と協働することにより商品ピッキングの正否判断,商品パッキングの正否判断を行う機能を有する。倉庫作業端末112は、図11に示すように、CPU114を含む。CPU114は、倉庫作業端末112において各種処理を行うときに演算処理を行う中央演算処理装置である。CPU114には、ROM116が接続されている。ROM116は、倉庫作業端末112のOS(operating system)や通信アプリケーションを格納したメモリである。また、CPU114にはRAM118が接続されている。RAM118は、CPU114において各種演算処理を実行するとき使用するアプリケーションやデータを格納するためのメモリである。
【0052】
また、CPU114にはバーコードラベル印刷部120が接続されている。バーコードラベル印刷部120は、商品をパッキングした包材や送り状等に貼付するためのバーコードラベルを印刷する機能を有する。さらに、CPU114にはディスプレイ122が接続されている。ディスプレイ122は、CPU114で生成された画像表示データを適宜表示画面として表示するものである。
【0053】
さらに、CPU114にはバーコードラベル読取り部124が接続されている。バーコードラベル読取り部124は、商品や送り状等に貼付されたバーコードラベルのバーコード情報を読取る機能を有する。
【0054】
CPU114には,入力装置126が接続されている。入力装置126は、各種の指示命令や各種データをCPU114に入力する機能を有する。またに、CPU66にはアンテナ部128が接続される。アンテナ部128は、倉庫業務管理装置18と各種データの送受信を行うためのものである。
【0055】
配送ターミナル20は、商品を配送する者に携帯所持される端末である。配送ターミナル20は、パッキングした包材と送り状とに貼付されたバーコードラベルを読込むことにより、商品積込データと商品積降データを生成する機能を有する。配送ターミナル20は、図12に示すように、CPU130を含む。CPU130は、配送ターミナル20において各種処理を行うときに演算処理を行う中央演算処理装置である。CPU130には、ROM132が接続されている。ROM116は、配送ターミナル20のOS(operating system)や通信アプリケーションを格納したメモリである。また、CPU130にはRAM134が接続されている。RAM134は、CPU130において各種演算処理を実行するとき使用するアプリケーションやデータを格納するためのメモリである。
【0056】
また、CPU130にはディスプレイ136が接続されている。ディスプレイ122は、CPU136で生成された画像表示データを適宜表示画面として表示するものである。さらに、CPU130にはバーコードラベル読取り部138が接続されている。バーコードラベル読取り部138は、商品や送り状等に貼付されたバーコードラベルのバーコード情報を読取る機能を有する。
【0057】
CPU130には、入力装置140が接続されている。入力装置140は、各種の指示命令や各種データをCPU130に入力する機能を有する。また、CPU130には、ネットワーク接続部124が接続されている。ネットワーク接続部124は、RAM134に記憶されているデータをネットワーク200を介して中央管理サーバ14に送信するための機能を有するものである。
【0058】
この実施形態において、ネットワーク200としては、一般公衆回線網,ISDN回線網,携帯電話回線網,LAN回線網,WAN回線網,インターネット回線網を用いてもよいし、これらの回線網を複数組合せて使用してもよい。
【0059】
引き続き、物流管理システム10の動作について説明する。なお、図13は、本発明にかかる物流管理方法が適用された物流管理システムの動作を示すフローチャート図である。
【0060】
まず最初に、注文ターミナル12から注文データの入力が行われる(ステップS1)。入力される内容は、注文を識別するために注文毎に割振られる情報である「受注番号」と、注文者を特定する注文者毎に割振られた識別情報である「顧客コード」と、注文者が注文を識別するために付けられた「顧客先注文番号」と、注文者が注文した商品を特定する情報である「顧客品番」と、商品単価の額を示す「単価」と、注文された商品を納める納期の情報である「納期」と、商品の注文数量を特定するための情報である「総受注数」と、商品を納品する場所を示す情報である「納入場所」と、注文者において1回の納品を特定するため情報である「納品キー番号」が入力される。なお、「受注番号」および「顧客コード」については、受注番号データベース36aおよび顧客情報データベース58aが適宜参照されて入力される。
【0061】
次にステップS1において入力された受注データが、ネットワーク200を介して、中央管理サーバ14に送信される(ステップS2)。
【0062】
ステップS2で送信された受注データは、中央管理サーバ14の記憶装置58内に格納されている受注残データベース58fに記憶される(ステップS3)。受注データが受注残データベース58fに記憶されるときには、ステップS1で入力された情報の他に、図7に示すように、「顧客品番」を検索キーとして品名変換情報データベース58dより「自社品番」が抽出され、受注残データベース58fに「自社品番」が自動入力される。また、受注残データベース58fには「顧客品番」の商品が集荷場所である営業倉庫にストックされている場合に付与される商品識別情報である「在庫品コード」が自動入力される。またさらに、受注残データベース58fには、営業倉庫在庫データベース58bのデータを検索・抽出することで、営業倉庫にストックされている在庫品の数量を示す情報である「在庫数」が入力される。さらに、工場在庫データベース58cを検索・抽出することで、工場部門でストックされている商品の数量を示す情報である「工場在庫数」が入力される。
【0063】
その他受注データが受注残データベース58fに記憶されるときには、「総受注数」から「在庫品」の数量を引くことで求められ,注文された商品を生産する工場部門から営業倉庫へ輸送する商品の数量を示す数量を示す情報である「総指令数」と、工場部門から営業倉庫に輸送された商品の数量を示す情報である「仕入累計数」、営業倉庫から注文者のもとへ輸送された商品の数量を示す情報である「売上累計数」と、注文を受けた商品の未発送の数量を示す情報である「注残数」と、工場部門から営業倉庫へ輸送されていない商品の数量を示す情報である「指令残数」と、営業倉庫から注文者のもとへ出荷する指示が出された数量を示す情報である「出荷指示中数」と、工場部門が営業倉庫へ輸送しなければならない数量を示す情報であり、「総指令数」と同様の演算により求められる「工場受注数」と、工場部門から営業倉庫へ輸送されていない商品の数量を示す「工場注残数」とが中央管理サーバ14により付加されて記録される。なお、受注残データベース58aに記録される情報は、上述したものに限らず、適宜管理に必要な情報が付与されて記録されてもよい。
【0064】
そして、中央管理サーバ14は、受注残データベース58aに記録した受注データの内容に基づいて、集荷準備指示データを生成する(ステップS4)。集荷準備指示データは、工場部門から営業倉庫への商品の集荷を指示するデータである。集荷準備指示データに含まれる情報は、少なくとも「受注番号」と、「顧客コード」と、「顧客先注文番号」と、「顧客品番」と、「自社品番」と、「総指令数」と同数である「数量」と、「納入場所」とが含まれる。なお、「顧客名」は、「顧客コード」により顧客情報データベース58aが適宜検索され抽出される。
【0065】
生成された集荷準備指示データは、「自社品名」に基いて生産工場情報データベース58eから商品を生産する工場部門が検索・抽出され、注文された商品を生産する工場部門の工場管理ターミナル16にネットワーク200を介して送信される(ステップS5)。
【0066】
集荷準備指示データを受け取った工場管理ターミナル16では、集荷準備指示データの内容をプリンタ74により印刷するか、ディスプレイ78において閲覧するかして集荷準備指示データの内容が確認される(ステップS5)。工場部門は、集荷準備指示データの内容に基づいて、商品を生産して営業倉庫に輸送可能な状態にするか、工場部門にストックしていた商品を営業倉庫へ輸送可能な状態にする。
【0067】
そして、工場部門において商品を営業倉庫に輸送( 集荷)可能な状態になったとき、工場管理ターミナル16に集荷準備指示データに対応する集荷準備を完了したことを報告する集荷準備完了データが入力され中央管理サーバ14に送信される(ステップS6)。なお、集荷準備完了データには、少なくとも「受注番号」と、「自社品番」と、出荷準備が完了した商品の数量を示す「準備完了数量」とが含まれる。集荷準備完了データを受信した中央管理サーバ14は、集荷準備指示データに含まれる情報より、受注残データベース58aのどの受注データに対する集荷準備完了報告があったのかを判断して、対応する受注データの「工場在庫数」のデータを更新する。
【0068】
集荷準備指示データを受取った中央管理サーバ14は、商品を識別するための商品識別情報である納品バーコードを商品または商品包装に付与することを指示する商品識別情報付与指示データを生成し工場部門に送信する(ステップS7)。
【0069】
商品識別情報付与指示データを受取った工場管理ターミナル16は、プリンタ74において納品バーコードを印刷して、商品に貼付する(ステップS8)。納品バーコードには、「受注番号」と、「顧客コード」と、「顧客先注文番号」と、「顧客品番」と、「単価」と、「納入場所」と、「納品キー番号」と、「数量」とがバーコード表示される。
【0070】
納品バーコードが貼付された商品は、適宜な輸送手段を用いて営業倉庫へ輸送される。営業倉庫に輸送(集荷)された商品は、倉庫作業端末112により納品バーコードが読込まれる。倉庫作業端末112は、納品バーコードを読込むことにより仕入データを生成する。生成された仕入データは、倉庫業務端末18から中央管理サーバ14に送信される(ステップS9)。仕入データには、どの注文に対するどの商品がどれだけ営業倉庫に輸送されたのかを把握するために、少なくとも「受注番号」と、商品を特定するための「顧客品番」もしくは「自社品番」と、「数量」とが含まれる。
【0071】
仕入データを受信した中央管理サーバ14は、輸送された商品の数に対応して、受注残データベース58aの対応する受注データの「仕入累計数」と、「在庫数」と、「出荷指示中数」の数量を増加させ、「指令残数」を減少させる更新を行う。そして、中央管理サーバ14は、受注残データベース58aに記録した「納期」に基づいて、出荷指示データを生成し倉庫業務管理装置18に送信する(ステップS10)。出荷指示データ58は、営業倉庫から納入先への商品の出荷を指示するデータである。出荷指示データに含まれる情報は、「受注番号」と、「納期」と、「納入場所」と、「顧客名」と、「納期」と、「総指令数」や「工場受注数」と同じ数量であり工場部門から営業倉庫へ輸送する商品数量を指示する情報である「出荷指示数」と、「顧客先注文番号」と、「自社品番」と、生成された出荷指示データ58bを識別するために出荷指示データ毎に割振られる識別情報である「出荷番号」とが含まれる。
【0072】
出荷指示データを受信した倉庫業務管理装置18は、出荷指示データを記憶装置に記憶し、その内容に基づいてプリンタ96において出荷指示書を印刷する(ステップS11)。出荷指示書は、「出荷指示番号」が倉庫作業端末112により読取り可能なようにバーコード表示により記載されているほか、出荷しなければならない商品とその数量が明示されて印刷される。
【0073】
営業倉庫においては、出荷指示書に基いて商品のピッキングが行われる。商品のピッキング作業を行う者は、ピッキングを行う際、まず最初に出荷指示書に記載されている出荷指示番号のバーコードを倉庫作業端末112により読取る。そして、出荷指示書に記載されている内容に基いて商品のピッキングを行う。ピッキング時には、商品または商品包装等に貼付されている納品バーコードを倉庫作業端末112により読取り、ピッキング結果データが生成される(ステップS12)。なお、営業倉庫保管されていた在庫品には、「在庫品コード」等の情報しか表示されていないバーコードが貼付されているため、倉庫作業端末112によりそのバーコードを読取った後、納品バーコードが発行されバーコードが貼替えられる。
【0074】
出荷指示書に記載されている商品を全てピッキングし終えたとき、入力装置126の適宜なボタン等を押され、ピッキング結果データが倉庫業務管理装置18に送信され、出荷指示データと比較が行われることにより、ピッキング内容の正否が判断される(ステップS13)。ピッキング内容が正しい場合には、ピッキング結果データが、中央管理サーバ14に送信され、ピッキング結果データに基いて、売上データが生成される。なお、ピッキング内容に誤りがあった場合には、再度ピッキング作業が行われる。
【0075】
次に、商品が適宜な包材によりパッキング(集合梱包)される。パッキングする際には、パッキングされる商品グループ毎に納品バーコードが倉庫作業端末112により読込まれた後、そのパッキングを識別するためのパッキング識別情報であるパッキング識別バーコードが倉庫作業端末112により印刷されパッキングに貼付される(ステップS14)
【0076】
出荷指示書に記載されている商品を全てパッキングし終えた後、送り状に付与する送り状識別情報である送り状識別バーコードが倉庫作業端末112により印刷され送り状に貼付される(ステップS15)。
【0077】
次に、倉庫作業端末112により出荷指示書に対応するパッキング全てのパッキング識別バーコードと送り状識別情報が読込まれてパッキング関連データが生成され、倉庫業務管理装置18に記憶される(ステップS16)。パッキング関連データは、図14に示すように、送り状識別バーコードを根データに置き、送り状識別バーコードの子データにパッキング識別バーコードが置かれ、パッキング識別バーコードの子データに納品バーコードが置かれることでツリー構造に構築されている。これにより、商品がどのパッキングに梱包され、どのパッキングがどの送り状により送られるかが関連性をもって判別することができるように構成されている。
【0078】
倉庫業務管理装置18は、パッキング関連データとピッキング結果データとの内容を比較することでパッキング洩れがないかを判断する(ステップS17)。倉庫業務管理装置18は、その結果を倉庫作業端末112に送信して通知する。なお、パッキングの内容に誤りがあった場合には、再度ステップS14から再度パッキングが行われる。また、倉庫業務管理装置18に記憶されていたパッキング関連データは、中央管理サーバ14に送信され記憶される。
【0079】
パッキングが正確に行われた場合には、適宜な輸送手段を用いて注文者のもとへ商品が出荷される。輸送手段に商品を積込むときには、配送ターミナル20により、パッキング識別バーコードと送り状識別バーコードが読込まれて、送り状に対応して積込まれたパッキングの内容を示す積込み結果データが生成される(ステップS18)。
【0080】
積込み結果データは、入力装置140の適宜なボタンを押すことにより、中央管理サーバ14に送信され記憶される。中央管理サーバ14においては、パッキング関連データと受信した積込み結果データとを比較することにより、商品(パッキング)の積み残しがないかを判断する(ステップS19)。中央管理サーバ14は、判断した結果を配送ターミナル20に送信し通知する。なお、積み残しがあった場合には、再度積込み作業が行われる。
【0081】
積込みが正確に行われた後は、輸送手段により注文者の指定する納品場所に商品が輸送される。納品場所で商品を積降ろすときには、配送ターミナル20により、パッキング識別バーコードと送り状識別バーコードが読込まれて、送り状に対応して積降されたパッキングの内容を示す積降結果データが生成される(ステップS20)。
【0082】
積降結果データは、入力装置140の適宜なボタンを押すことにより、中央管理サーバ14に送信され記憶される。中央管理サーバ14においては、パッキング関連データと受信した積降結果データとを比較することにより、商品(パッキング)の積降し忘れがないかを判断する(ステップS21)。中央管理サーバ14は、判断した結果を配送ターミナル20に送信し通知する。なお、積降し忘れがあった場合には、積降し内容の確認が行われる。
【0083】
このように、この発明にかかる物流管理方法によれば、商品の納品に伴って発生する各作業を総合的に管理して作業効率を向上させ、納品ミスを起こすことなく商品を納品することが可能である。
【0084】
なお、この実施形態においては、出荷指示書に基いて商品のピッキングを行ったが、出荷データを倉庫業務管理装置18から倉庫作業端末112に送信して、出荷指示内容をディスプレイ122により確認しながらピッキングをおこなってもよい。
【0085】
【発明の効果】
このように、この発明にかかる物流管理方法によれば、商品の納品に伴って発生する各作業を総合的に管理して作業効率を向上させ、納品ミスを起こすことなく商品を納品することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる物流管理方法が適用された物流管理システムの一実施形態を示す概念図である。
【図2】注文ターミナルを示すブロック図である。
【図3】注文ターミナルの記憶装置に記憶されているデータを示す図解図である。
【図4】中央管理サーバを示すブロック図である。
【図5】中央管理サーバの記憶装置に記憶されているデータを示す図解図である。
【図6】顧客情報データベースを示す図解図である。
【図7】受注残データベースを示す決済端末を示す図解図である。
【図8】工場管理ターミナルを示すブロック図である。
【図9】倉庫業務管理装置を示すブロック図である。
【図10】倉庫業務管理装置の記憶装置に記憶されているデータを示す図解図である。
【図11】倉庫業務端末を示すブロック図である。
【図12】配送ターミナルを示すブロック図である。
【図13】本発明にかかる物流管理方法が適用された物流管理システムの動作を示すフローチャート図である。
【図14】パッキング関連データを示す概念図である。
【符号の説明】
10 物流管理システム
12 注文ターミナル
14 中央管理サーバ
16 工場管理ターミナル
18 倉庫業務管理装置
20 配送ターミナル
200 ネットワーク

Claims (16)

  1. コンピュータシステムを用いて注文商品の物流管理を行う物流管理方法であって、
    少なくとも注文者を特定する情報と注文者が注文した商品を特定する情報と前記商品の注文数量を特定するための情報とを含む注文データを入力するステップと、
    前記注文データを記録するステップと、
    商品の物流管理を行う管理部門のコンピュータシステムから商品の製造および/または保管する工場部門のコンピュータシステムに、前記注文データに対応する商品を集荷場所に集める準備を行うことを指示する集荷準備指示データを送信するステップと、
    前記工場部門において前記集荷準備指示データに対応する集荷準備を完了したとき、前記管理部門へ集荷準備を完了したことを報告する集荷準備完了データを前記管理部門に送信するステップと、
    前記管理部門において前記集荷準備完了データを受け取ったとき、前記工場部門に前記商品に前記注文データのうち少なくとも注文者を特定する情報を含む商品識別情報を付与することを指示する商品識別情報付与指示データを送信するステップと、
    前記商品識別情報付与指示データを受取ったとき、前記商品に商品識別情報を付与するステップと、
    前記注文データに対応する商品の出荷を指示する出荷指示データを生成するステップと、
    前記集荷場所において前記出荷指示データに基づいて商品に付与されている商品識別情報を読取りながら商品のピッキングを行い注文毎のピッキング結果データを生成するステップと、
    ピッキングした商品およびその数量の正否を前記出荷指示データに基づいて判断するステップと、
    同一の包材によりパッキングされる前記ピッキングした商品の商品識別情報を読取るステップと、
    パッキング毎にパッキング識別情報を付与するステップと、
    注文者にパッキングされた商品を送るときに使用する送り状に送り状識別情報を付与するステップと、
    前記同一の包材によりパッキングされる前記ピッキングした商品の商品識別情報を読取るステップと前記パッキングした商品毎にパッキング識別情報を付与するステップと前記注文者にパッキングされた商品を送るときに使用する送り状に送り状識別情報を付与するステップとから得られた情報から商品とパッキングと送り状の構成を示すパッキング関連データを生成するステップと、
    前記パッキング関連データと前記ピッキング結果データとを比較してパッキングした商品の正否を確認するステップとを含み、
    前記パッキング関連データは、前記送り状識別情報を根データを根データに置き、前記送り状識別情報の子データに前記パッキング識別情報を置き前記パッキング識別情報の子データに前記商品識別情報を置くツリー構造に構築されていることを特徴とする物流管理方法。
  2. 前記出荷指示データに基いてピッキングした商品およびその数量の正否を判断するステップは、
    前記出荷指示データを出荷指示書として出力するステップと、
    前記出荷指示書を目視しながらピッキングした商品およびその数量を確認するステップから構成される、請求項1に記載の物流管理方法。
  3. 注文毎に前記注文データに注文識別情報を付与するステップを有し、
    前記出荷指示データに基いてピッキングした商品およびその数量の正否を判断するステップは、
    前記出荷指示書に前記注文識別情報を付与するステップと、
    前記出荷指示書に付与された前記注文識別情報を読取り手段により読取るステップと、
    前記読取った注文識別情報に対応した出荷指示データを前記読取り手段に送信するステップと、
    前記出荷指示データとピッキング結果データとを比較して商品およびその数量の差異を判断するステップから構成される、請求項2に記載の物流管理方法。
  4. 商品の物流管理を行う管理部門のコンピュータシステムから商品の製造および/または保管する工場部門のコンピュータシステムに前記注文データに対応する商品を集荷場所に集める準備を行うことを指示する集荷準備指示データを送信するステップと、
    前記工場部門において前記集荷準備指示データに対応する集荷準備を完了したとき前記管理部門へ集荷準備を完了したこと報告する集荷準備完了データを前記管理部門に送信するステップと、
    前記管理部門において前記集荷準備完了データを受取ったとき前記工場部門に前記商品に商品識別情報を付与することを指示する商品識別情報付与指示データを送信するステップと、
    前記商品識別情報付与指示データを受取ったとき前記商品に商品識別情報を付与するステップとを含む、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の物流管理方法。
  5. 前記工場部門に前記集荷準備指示データを送信するステップは、
    前記注文データに含まれる商品を特定する情報に基いて前記商品を生産または/および保管する工場部門を選択するステップとを含む、請求項4に記載の物流管理方法。
  6. 前記商品識別情報が付与された商品が集荷場所に集められたとき前記商品の商品識別情報を読取って集荷データを生成するステップと、
    前記集荷データを前記管理部門のコンピュータシステムに送信するステップと、
    前記集荷データと前記注文データとに基いて前記注文データに対応する商品が集荷場所に集荷されたことを確認するステップとを含む、請求項4または請求項5に記載の物流管理方法。
  7. 前記パッキングした商品を注文者のもとに移送する手段に積込む時に前記送り状識別情報と前記パッキング識別情報とを読込み積込結果データを生成するステップを有する、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の物流管理方法。
  8. 前記積込結果データと前記パッキング関連データとを比較して積込み内容の正否を判断するステップを有する、請求項7に記載の物流管理方法。
  9. 前記積込結果データを記憶するステップを含む、請求項7または請求項8に記載の物流管理方法。
  10. 前記パッキングした商品を前記移送手段から積降した時に前記送り状識別情報と前記パッキング識別情報とを読込み積降結果データを生成するステップを有する、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の物流管理方法。
  11. 前記積降結果データと前記パッキング関連データとを比較して積降し内容の正否を判断するステップを有する、請求項10に記載の物流管理方法。
  12. 前記積降結果データを記憶するステップを有する、請求項10または請求項11に記載の物流管理方法。
  13. 前記商品識別情報と前記パッキング識別情報と送り状識別情報とは、バーコードラベルにより付与される、請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の物流管理方法。
  14. 前記商品識別情報と前記パッキング識別情報と送り状識別情報とは、バーコード読取り機能付携帯端末により読込まれる、請求項13に記載の物流管理方法。
  15. 前記注文データには商品の納期に関する情報を含み、前記納期に関する情報に基いて出荷指示データを生成するステップを有する、請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の物流管理方法。
  16. ピッキングした商品およびその数量の正否を前記出荷指示データに基いて判断するステップにおいて、ピッキングした商品およびその数量が正しいと判断されたとき、前記ピッキング結果データに基づいて売上データを生成する、請求項1ないし請求項15のいずれかに記載の物流管理方法。
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