JP2002308435A - 空容器管理方法 - Google Patents

空容器管理方法

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JP2002308435A
JP2002308435A JP2001117135A JP2001117135A JP2002308435A JP 2002308435 A JP2002308435 A JP 2002308435A JP 2001117135 A JP2001117135 A JP 2001117135A JP 2001117135 A JP2001117135 A JP 2001117135A JP 2002308435 A JP2002308435 A JP 2002308435A
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empty containers
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Kiyoshi Miyaguchi
清 宮口
Satoru Tsuji
悟 辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品提供者がユーザに製品を出荷した後、該
出荷時に用いて空になった容器を回収する際に、空容器
の所在の把握、管理を行うことを可能にする。 【解決手段】 本発明の空容器管理方法は、製品を所定
の容器に入れて、この容器単位で該製品を移動させる流
通系にて、前記製品を取り出した後の空容器の個数を、
コンピュータネットワークを通じて把握するための空容
器管理方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品を所定の容器
に入れて、この容器単位で該製品を移動させる流通系に
て、前記製品を取り出した後の空容器の個数を、コンピ
ュータネットワークを通じて把握するための空容器管理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
から製品を納品先のユーザに出荷する際に、パレットな
ど(以下、「容器」という)に製品を積んで、複数の製
品をまとめて移送することが通常に行われている。製品
を容器から取り出した後は、容器を再利用するため、製
品提供者はこの容器を回収している。
【0003】ところが、空になった容器(以下、「空容
器」という)は、製品出荷時と比較すると容積が著しく
小さくなることが多く、複数の空容器をまとめて移送す
ることが可能になるため、空容器が発生する度に該空容
器を回収するのは経済上好ましくない。一方で、空容器
は本来製品提供者に返すべきものであるのだが、通常空
容器はユーザへ納品してからユーザで利用され空容器と
なるまで、ユーザの手元にしばらく置かれるため、どこ
の部門がどれだけ保有しているのかを調べることは困難
であった。
【0004】また、製品納入先の部門と、空容器が発生
する部門とが同一であることが原則であるが、中には両
部門が異なる場合も多く、この場合においては特に空容
器の所在状態が複雑になり、どの部門がどれだけの空容
器を保有しているかの把握が困難であった。そこで、本
発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、製
品提供者がユーザに製品を出荷した後、該出荷時に用い
て空になった容器を回収する際に、空容器の所在の把
握、管理を行うことを可能にする空容器管理方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空容器管理
方法は、上述した問題を解決するため、製品を所定の容
器に入れて、この容器単位で該製品を移動させる流通系
にて、前記製品を取り出した後の空容器の個数を、コン
ピュータネットワークを通じて把握するための空容器管
理方法において、前記流通系における各部門において、
予め特定された空容器の出入庫に関与する各部門に、空
容器の移送と在庫に関する情報を前記コンピュータネッ
トワークに接続された自身の端末を用いて入力を促す入
力段階と、入力段階で入力された情報を前記コンピュー
タネットワークを介して、該コンピュータネットワーク
に接続された管理用サーバに送信するよう促す送信段階
と、前記送信段階で入力された各部門からの情報に基づ
いて、前記管理用サーバにて各部門で空容器を移送した
個数と保有している空容器の個数とを集計する集計段階
とを有することを特徴としている。
【0006】また、前記予め特定された部門は、製品を
受け取る第一部門が当該部門と異なる第二部門に該製品
を容器ごと移送し、第二部門が空容器を出庫する場合に
これら第一部門および第二部門を一つの部門として特定
されることが好ましい。また、前記各部門が、製品を出
荷する工場部門と、前記工場部門から出荷された製品を
入荷し、入荷した製品を保管して後続の部門へ該製品を
出荷するとともに、前記後続の部門から回収した空容器
を前記工場へ出荷する倉庫部門と、前記製品の納入先で
あるユーザ部門とから少なくともなることが好ましい。
【0007】前記空容器管理方法においては、予め空容
器の出入庫に関与する流通系における部門を、管理用サ
ーバにて特定しておく。この部門としては、例えば工場
部門、倉庫部門およびユーザ部門とが少なくとも挙げら
れる。この他に、必要に応じて破損した空容器を一時的
に保管し、補修する保管・補修倉庫部門を含めてもよ
い。
【0008】入力段階では、前述したように特定された
部門にて、自身の端末を操作して、各部門に応じた所定
期間、例えば一日、一週間、一月、半年に取り扱った空
容器の個数を入力する。送信段階では、入力段階で入力
した情報をネットワークを通じて管理用サーバに送る操
作をする。具体的には、情報入力用の画面上で、「送信
ボタン」を設けておき、この「送信ボタン」が選択入力
されたら、入力された情報をネットワークを通じて管理
用サーバに送られるようにしておく。
【0009】集計段階では、送信された情報に基づい
て、管理用サーバにて各部門で空容器を移送した個数と
保有している空容器の個数とを集計する。なお、この管
理用サーバは、例えば生産、販売、在庫、購買、物流、
会計、人事などの基幹情報を処理する基幹情報処理シス
テムを運用するサーバであることが好ましい。このよう
な構成の空容器管理方法によれば、空容器を取り扱う各
部門にそれぞれが出入庫に関与した空容器数を自身の端
末に入力させ、管理用サーバにこの入力したデータを送
信させて、管理用サーバにて各部門から送信されるデー
タを集計することで、従来において把握が困難であった
各部門でも空容器の在庫把握が容易に行うことができる
ようになる。
【0010】また、製品を受け取る部門と、空容器を出
庫する部門とが異なる場合に、これら部門を一つの部門
として、予め特定しておくことで、複雑化されていた空
容器の所在状態を簡略化することができ、その結果この
ような場合であっても空容器の在庫把握が容易になる。
【0011】
【発明の実施の態様】以下、本発明に係る空容器管理方
法について、図面を参照しながら詳細に説明する。前記
空容器管理方法は、製品を所定の容器に入れて、この容
器単位で該製品を移動させる流通系にて、前記製品を取
り出した後の空容器の個数を、コンピュータネットワー
クを通じて把握するための空容器管理方法である。
【0012】具体的には、図1に示したように、前記流
通系における各部門において、予め特定された空容器の
出入庫に関与する各部門に、空容器の移送と在庫に関す
る情報を前記コンピュータネットワークに接続された自
身の端末を用いて入力を促す入力段階であるステップS
10と、入力段階で入力された情報を前記コンピュータ
ネットワークを介して、該コンピュータネットワークに
接続された管理用サーバに送信するよう促す送信段階で
あるステップS20と、前記送信段階で入力された各部
門からの情報に基づいて、前記管理用サーバにて各部門
で空容器を移送した個数と保有している空容器の個数と
を集計する集計段階であるステップS30とを有する。
【0013】空容器の在庫管理を行うにあたり、予め空
容器の出入庫に関与する部門を登録する。以下に、製品
の流通系における空容器の出入庫に関与する部門につい
て説明する。図2は、流通系の一例を模式的に示す。な
お、図2においては、製品出荷の流れを実線の矢印で、
また空容器の出入庫の流れを破線の矢印でそれぞれ示
す。
【0014】図2に示したように、工場10で製造され
た製品は、いったん倉庫12に入庫され、倉庫12から
業者倉庫14またはユーザ16に出荷される。倉庫12
は、工場10から出荷された製品を置いておく、いわゆ
る「自社倉庫」または工場10から出荷された製品を倉
庫業者に保管を委託する倉庫を指す。また、業者倉庫1
4は、ユーザ16との間にたって製品の保管を業として
保管する倉庫を指す。この業者倉庫14は、例えば倉庫
12と、ユーザ16との距離が離れている場合に、ユー
ザ16からの急な要求に応えるべく、ユーザ16の所在
地に近いところで、過去製品購入実績に基づいて、ある
程度の需要がありそうな製品を予め保管する。
【0015】ユーザ16は、実際の製品納入先であり、
製品を消費する。ユーザ16への製品は、前記倉庫12
から、および業者倉庫14からそれぞれ納入される。こ
こで、製品の出荷に際し、製品単独で移送することはせ
ずに、製品を包袋に詰めて、この包袋を複数個まとめて
出荷する。このとき、包袋の移送を容易にするために、
包袋をパレットなどの容器に載せて容器ごと搬送させ
る。したがって、容器は最終的に製品を受け取るユーザ
16のところまで搬送されることになり、製品を取り出
した後空になった容器(以下、「空容器」という)はユ
ーザ16において発生する。
【0016】一方、ユーザ16で発生した空容器は、倉
庫12へ直接にまたは業者倉庫14を介して出庫され
る。倉庫12では、入庫した空容器を工場10に戻すと
ともに、空容器の状態を見て、補修が必要な空容器は保
管・補修倉庫18に送る。保管・補修倉庫18では、送
られた空容器を補修し、補修済空容器を倉庫12に戻
す。この補修済空容器は、倉庫12から工場10に送ら
れる。
【0017】このような流通系においては、空容器の出
入庫に関与する部門は、工場10、倉庫12、業者倉庫
14、ユーザ16および保管・補修倉庫18である。し
たがって、予め登録する部門としては、これら図2に示
されたような部門、および必要に応じて図示はしないが
各部門の製品移送に関わる運送業者が挙げられる。
【0018】なお、ユーザ16において、製品を受け取
る第一部門が当該部門と異なる第二部門に該製品を容器
ごと移送し、第二部門が空容器を出庫する場合も少なく
ない。この場合、これら第一部門および第二部門を一つ
の部門としてグループ化して特定することが好ましい。
例えば、図3(a)に示したように、前記第一部門とし
ての納入先62に、例えば、図2の倉庫12から製品が
納品される。この納入先62は、実際に該製品を使用す
る使用先64に製品を移送する。使用先64では、空容
器が発生し、例えば前記倉庫12に空容器を返送する。
【0019】この場合において、従来の管理方法では、
製品納入が納入先62であるため、空容器は当然に納入
先62から返送されることを期待するが、実際は納入先
62とは異なる部門である使用先64から空容器が返送
されるため、空容器の出入庫記録の補正が必要であっ
た。そこで、前記空容器管理方法の実施形態において
は、納入先62および使用先64を一つの代表ユーザ1
7として登録しておく。このようにすることで、管理側
から容器の流れを把握したときには、代表ユーザ17に
容器が製品とともに搬送され、空容器が同じ代表ユーザ
17から返送されることになり、出入庫記録の補正など
の過剰の手間を必要とせずに、正確に空容器の所在を把
握することが可能になる。
【0020】また、図3(b)には、前記第一部門とし
ての第一納入先66に製品が納入され、ここで空容器が
発生し、該空容器が第二納入先68に送られ、第二納入
先68から自身で発生させた空容器と、前記第一納入先
66から送られる空容器とを併せて、例えば前記倉庫1
2に返送する場合を示す。この場合には、第一納入先6
6と第二納入先68とを一つの代表ユーザ17として登
録しておくことで、管理側から容器の流れを把握したと
きには、代表ユーザ17に容器が製品とともに搬送さ
れ、空容器が同じ代表ユーザ17から返送されることに
なり、出入庫記録の補正などの過剰の手間を必要とせず
に、正確に空容器の所在を把握することが可能になる。
【0021】また、図3(c)には、納入先62が製品
を大量消費するユーザであり、業者倉庫14を当該納入
先62専用に使用しているユーザの場合を示す。この場
合、前記第一部門としての業者倉庫14に出荷された製
品は、前記第二部門としての納入先62に必要時に必要
量だけ搬送される。また、一方で納入先62で発生した
空容器は、必ず業者倉庫14を介して前記倉庫12に返
送される。したがって、この場合も、業者倉庫14およ
び納入先62を一つの代表ユーザ17として登録してお
くことで、空容器の流れに係るデータ処理が単純にな
る。
【0022】ステップS10では、前記工場10、倉庫
12、業者倉庫14、ユーザ16および保管・補修倉庫
18にて、各自の端末を用いて、各部門に応じた所定期
間に出入庫を行った空容器数を正確に入力する。例え
ば、前記工場10の端末においては、工場内で製品の生
産時に供される予定の空容器と在庫数量とを適宜入力す
る。
【0023】また、倉庫12の端末においては、他の倉
庫へ転送した空容器、前記工場へ返送する空容器、およ
び必要に応じて前記保管・補修倉庫18との出入庫に係
る空容器のそれぞれの数を、所定の期間ごとに入力す
る。入力される値は正確であることが理想であるが、入
力データ上の空容器在庫数と実際の空容器在庫数とが合
わなくなった場合には、必要に応じて合わなくなった理
由を明確にし、在庫数補正を適宜行う。
【0024】また、前記業者倉庫14の端末において
は、空容器の回収、移送など出入庫がある都度、扱った
個数を入力する。入力される個数は、正確な値であるこ
とが理想であるが、入力データ上の空容器在庫数と実際
の空容器在庫数とが合わなくなったときには、必要に応
じて合わなくなった理由を明確にし、正しい在庫数を入
力するようにする。
【0025】また、前記ユーザ16の端末においては、
製品を取り出していない容器の在庫および製品を取り出
した空容器の在庫を、所定の期間、例えば月に一回、半
年に一回の間隔で確認して、空容器の数量に換算し入力
する。なお、ユーザでのデータ入力であるが、これは事
前にFAX、電話などでユーザ側から管理側に伝えて、管
理者側で代行して行っても差し支えない。
【0026】前記保管・補修倉庫18では、空容器の外
観チェックを行い、補修または廃棄の判定が行われ、補
修が必要ならば補修を行う。この作業に応じて、端末に
おいて、補修、廃棄および移送に係る空容器数を入力す
る。また、月次、期次で在庫が合わなくなった場合に
は、合わなくなった理由を明確にし、在庫数補正を行
う。
【0027】前記運送業者においては、移送にかかわっ
た空容器の数を、移送の都度に入力する。ステップS2
0では、各端末側にて所定の操作を行い、入力したデー
タを所定のネットワークを通じて管理用サーバに送信す
る。ステップS10、S20におけるデータ入力および
送信操作は、例えばデータ入力を促す画面(以下、「入
力画面」という)を前記管理用サーバから各端末に送信
しておき、各端末では、この入力画面に従ってデータ入
力を行う。この入力画面には、所定の位置に「送信ボタ
ン」を設けておき、この送信ボタンの選択入力があった
ときに、入力画面に従って入力されたデータを前記所定
のネットワークを介して管理用サーバに送信するように
設定しておく。
【0028】ステップS30では、ステップS20で送
信されたデータを集計して、どの部門からどの部門にど
れだけの空容器が移送されたのかと、どの部門にどれだ
けの空容器があるのかを求める。ここでの集計処理とし
ては、前記工場10、倉庫12、業者倉庫14のそれぞ
れからの入力データに基づいて、容器の出荷数を求め
る。さらに納入先に代表納入先がある場合は、代表ユー
ザ17に集計する。
【0029】なお、この製品出荷実績においては、各部
門で実際に取り扱った容器個数を入力させて、この個数
をそのまま実績としてもよいし、あるいは実際に出荷し
た製品の重量や個数などの製品出荷実績から、予め登録
した所定のマスタデータに基づいて、出荷に用いた容器
個数を換算計算して求めてもよい。前記の所定のマスタ
データとしては、例えば図4に示したような品名包装形
態マスタおよび図5に示したような容器使用包装形態マ
スタなどの各マスタデータが挙げられる。
【0030】図4は、所定の重量における所定の製品の
包装形態を特定するためのマスタデータとしての品名包
装形態マスタの一例を示す。図4において、品名包装形
態マスタは、前記流通系で統一して用いられるデータ
(またはコード)の種類を示す「項目名」、データの種
類を示す「タイプ」およびデータの大きさを示す「デー
タ長」から少なくとも構成されている。
【0031】この品名包装形態マスタにおいて、「項目
名」には、少なくとも製品を特定するための品名コード
および該製品を移送する際の運送用包装形態を示す包装
形態コード、さらに移送単位の重量を示す単位重量デー
タが含まれる。また、「タイプ」において、「CHAR」は
文字データを示し、「NUM」は数字データを示し、「DAT
E」は日付データを示す。
【0032】図5は、所定の包装形態において、どのよ
うな容器が使用されるかを規定するための容器使用包装
形態マスタの一例を示す。図5において、容器使用包装
形態マスタは、図4と同様に、前記流通系で統一して用
いられるデータ(またはコード)の種類を示す「項目
名」、データの種類を示す「タイプ」およびデータの大
きさを示す「データ長」から少なくとも構成されてい
る。
【0033】この容器使用包装形態マスタにおいて、
「項目名」には、少なくとも包装形態を特定するための
包装形態コードおよび容器の形状などを特定するための
容器コードが含まれる。また、納入先ごとに発注する製
品が予め決まっていれば、この納入先を特定するための
納入先コード、当該納入先に出荷する製品を特定する品
名コードおよび必要に応じて、該納入先により指定され
た包装形態を示す包装形態コードを少なくとも含む納入
先品名マスタを、マスタデータとして設けておいてもよ
い。
【0034】このような納入先品名マスタとしては、例
えば図6に示したようなデータが挙げられる。これら図
4〜図6に示したマスタデータを用いることで、図6の
納入先品名マスタで特定された品名コードで特定される
製品は、当該品名コードをキーワードとして、図4の品
名包装形態マスタから抽出された包装形態コードで特定
される包装形態および数量単位コードで特定される数量
にて、前記納入先品名マスタの納入先コードで特定され
る納入先に出荷される。なお、前記包装形態コードをキ
ーワードとして、図5の容器使用包装形態マスタから容
器コードを抽出することで、この包装形態の製品を移送
するための容器が特定される。
【0035】この他に、必要に応じて、納入先を示す納
入先マスタ(図7)、前述したようなグループ化により
特定した代表ユーザに関する代表納入先マスタ(図8)
などを設けてもよい。前記集計処理においては、さら
に、前記のようなマスタデータを用いて得られた容器
数、ステップS10で入力された各部門で取り扱った容
器の個数などから、図9に示したような容器の受け払い
に関する容器受払データおよび図10に示したような各
部門ごとの在庫を示す容器在庫データを作成し、これら
データを所定のデータベースに蓄積する。
【0036】また、図2に示したような流通系の空容器
管理を行うためのシステムの一形態を、図11に示す。
図11において、前記倉庫12に設置された倉庫端末2
9および前記保管・補修倉庫18に設置された補修場端
末27が、所定のネットワーク、例えばLAN(local
area network)40を介して、また前記業者倉庫14に
設置された業者倉庫端末23、前記ユーザ16に設置さ
れたユーザ端末21および前記運送業者に設置された運
送業者端末25が所定のネットワーク、例えばインター
ネット30を介して、管理用サーバ52に接続してい
る。
【0037】なお、前記倉庫12および前記保管・補修
倉庫18は、管理用サーバ52の運用者により、運営さ
れていることが多いため、各部門の端末である倉庫端末
29および補修場端末27を社内LANなどのLAN4
0に接続させているが、これら端末をインターネットを
介して管理用サーバ52に接続させても差し支えない。
【0038】各端末21〜29から入力した部門は、そ
れぞれ対応する部門を管理用サーバ52に認識させるた
めに、図7に示したような納入先マスタなどのマスタデ
ータを予め管理用サーバに登録しておく。また、管理用
サーバ52は、図4〜図6に示したようなマスタデータ
に基づいて、前記工場10に対して、予め所定の製品を
所定重量だけ移送させる際にはどの容器を用いるのか
を、指示しておく。また、必要に応じて、前記代表ユー
ザを特定したときには、図8に示したような代表納入先
マスタに登録しておく。
【0039】なお、これらマスタデータは、図11にお
いては管理用サーバ52に接続させたデータベース54
に蓄積しておく。図11によれば、各端末21〜29で
は、前述したように、各部門で取り扱った容器の個数を
入力し(ステップS10)、管理用サーバ52にそれぞ
れ送信する(ステップS20)。
【0040】一方で管理用サーバ52では、送信された
データを用いて所定の集計処理を行い(ステップS3
0)、前述したように、図9に示したような容器受払デ
ータおよび図10に示したような容器在庫データを作成
し、所定のデータベース、例えば前記データベース54
に蓄積する。さらに納入先に代表納入先がある場合は、
代表ユーザ17に集計する。
【0041】また、管理用サーバ52では、空容器の在
庫を把握して、空容器の回収計画を作成する。この作成
計画においては、例えば在庫の多い部門からの回収を優
先し、在庫の少ない部門からの回収は該部門が所在する
地区ごとに、または所定の運送経路に乗せて、効率的な
回収を行うことを目的としている。このように、各部門
での正確な空容器在庫を把握することで、効率的な回収
計画を立てることが可能になり、空容器の輸送にかかる
コストを削減することが可能になる。また、運送業者に
は、この回収計画に沿って空容器の回収を行うように指
示する。
【0042】また、管理用サーバ52では、各部門での
空容器在庫データに基づいて、各部門ごとの在庫受け払
い推移表が作成される。この在庫受け払い表は、業務・
管理資料として有効に活用される。また、管理用サーバ
52では、各部門での空容器在庫データに基づいて、製
品納入時の容器出荷数に対する空容器回収数の比率につ
いて推移表が作成される。これにより、空容器の回収率
が悪い場合には、原因、すなわちどの部門で空容器が滞
留するのかなどの調査を行い、回収率を向上させるよう
にする。部門ごとの回収率も向上させるのだが、最終的
には全体の空容器回収の率を向上させる。
【0043】また、管理用サーバ52では、空容器在庫
および製品出荷時の容器を合計して、全容器在庫を算出
する。これにより、固定費償却計算などの他のシステム
への連携、例えば国定資産償却、容器購入計画などへの
展開をはかることが可能になる。なお、管理用サーバ5
2における各部門で得られた容器在庫データを用いた各
解析を、管理用サーバ52とは異なる外部のコンピュー
タシステム(EUCシステム:end user computingシス
テム)で行ってもよい。
【0044】以上説明したように、上述したような構成
の本発明に係る空容器管理方法の実施形態によれば、空
容器を取り扱う各部門にそれぞれが出入庫に関与した空
容器数を自身の端末に入力させ、管理用サーバにこの入
力したデータを送信させて、管理用サーバにて各部門か
ら送信されるデータを集計することで、従来において把
握が困難であった各部門でも空容器の在庫把握が容易に
行うことができるようになる。
【0045】また、製品を受け取る部門と、空容器を出
庫する部門とが異なる場合に、これら部門を一つの部門
としてグループ化し、このグループを予め特定しておく
ことで、複雑化されていた空容器の所在状態を簡略化す
ることができ、その結果このような場合であっても空容
器の在庫把握が容易になる。なお、本発明は以上説明し
た事項に限定されることはなく、本発明の目的、作用、
効果を逸脱しない範囲での変更が適宜可能であることは
言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る空容器管理方法によれば、
製品提供者がユーザに製品を出荷した後に、該出荷時に
用いて空になった容器を回収する際に、空容器の所在の
把握、管理を行うことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る空容器管理方法の一実施
形態を説明するためのフローチャートである。
【図2】図2は、前記実施形態における物流系システム
を説明するブロック図である。
【図3】図3は、前記空容器管理方法において、複数の
部門をグループ化する形態を説明するためのブロック図
である。
【図4】図4は、前記実施形態で用いられる品名包装形
態マスタデータの一例を示す図である。
【図5】図5は、前記実施形態で用いられる容器使用包
装形態マスタデータの一例を示す図である。
【図6】図6は、前記実施形態で用いられる納入先品名
マスタデータの一例を示す図である。
【図7】図7は、前記実施形態で用いられる納入先マス
タデータの一例を示す図である。
【図8】図8は、前記実施形態で用いられる代表納入先
マスタデータの一例を示す図である。
【図9】図9は、前記実施形態で作成される容器受払デ
ータの一例を示す図である。
【図10】図10は、前記実施形態で作成される容器在
庫データの一例を示す図である。
【図11】図11は、前記実施形態を実現するためのシ
ステムを示すブロック図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品を所定の容器に入れて、この容器単
    位で該製品を移動させる流通系にて、前記製品を取り出
    した後の空容器の個数を、コンピュータネットワークを
    通じて把握するための空容器管理方法において、 前記流通系における各部門において、予め特定された空
    容器の出入庫に関与する各部門に、空容器の移送と在庫
    に関する情報を前記コンピュータネットワークに接続さ
    れた自身の端末を用いて入力を促す入力段階と、 入力段階で入力された情報を前記コンピュータネットワ
    ークを介して、該コンピュータネットワークに接続され
    た管理用サーバに送信するよう促す送信段階と、 前記送信段階で入力された各部門からの情報に基づい
    て、前記管理用サーバにて各部門で空容器を移送した個
    数と保有している空容器の個数とを集計する集計段階と
    を有することを特徴とする空容器管理方法。
  2. 【請求項2】 前記予め特定された部門は、製品を受け
    取る第一部門が当該部門と異なる第二部門に該製品を容
    器ごと移送し、第二部門が空容器を出庫する場合にこれ
    ら第一部門および第二部門を一つの部門として特定され
    ることを特徴とする請求項1に記載の空容器管理方法。
  3. 【請求項3】 前記各部門が、製品を出荷する工場部門
    と、前記工場部門から出荷された製品を入荷し、入荷し
    た製品を保管して後続の部門へ該製品を出荷するととも
    に、前記後続の部門から回収した空容器を前記工場へ出
    荷する倉庫部門と、前記製品の納入先であるユーザ部門
    とから少なくともなることを特徴とする請求項1に記載
    の空容器管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107169717A (zh) * 2017-06-26 2017-09-15 海航创新科技研究有限公司 基于云平台的物流运输方法、装置和系统
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JP7488940B2 (ja) 2019-03-11 2024-05-22 株式会社オービック 倉庫取得装置、倉庫取得方法および倉庫取得プログラム

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