JP3993879B2 - データ放送再生制御装置、データ放送再生制御方法、データ放送再生制御プログラムおよびそれを記録した記録媒体 - Google Patents
データ放送再生制御装置、データ放送再生制御方法、データ放送再生制御プログラムおよびそれを記録した記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【0001】
本発明は、データ放送再生制御装置、データ放送再生制御方法、データ放送再生制御プログラムおよびそれを記録した記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル放送サービスにおいては、テレビ放送または音声放送とともにデータ放送が行われている。そして、データ放送を記録および再生するためのデータ放送再生制御装置が開発されている(例えば、特開2001−257989号公報)。
【0003】
データ放送再生制御装置においては、データ放送を受信し、受信したデータ放送のデータコンテンツを記録する機能および記録したデータ放送のデータコンテンツを再生する機能を有する。
【0004】
このようなデータ放送再生制御装置において、データ放送の早送り再生、巻戻し再生等の特殊再生を行うことができる。映像の特殊再生動作の方法として、例えば、映像ストリームのI−ピクチャのみをストリームから検出し、静止画のコマ送りを行う方法が提案されている。
【0005】
しかしながら、データ放送の特殊再生時には、データ放送に関する制御情報がTS(トランスポートストリーム)パケットから欠落する。そのため、データ放送の特殊再生後には、データ放送のデータコンテンツを再度取得するためにデータ放送の再起動を行う必要がある。
【0006】
そこで、パーシャルTSパケットのSIT(選択情報テーブル;Selection Information Table)に記述されたデータ放送のバージョン情報を利用してデータ放送の再生を制御することが考えられる。しかしながら、SITの送出周期は約3秒と大きいため、特殊再生後にデータ放送の再生を制御するには不十分である。
【0007】
このように、従来のデータ放送再生制御装置では、特殊再生ごとにデータ放送の再起動が行われるため、特殊再生後には、再度データ放送が最初から再生される。そのため、使用者は、特殊再生前に視聴していたデータ放送の続きを視聴するためには、特殊再生前に行った操作手順を特殊再生の終了に再度実行する必要がある。また、データ放送の特殊再生中には、使用者は、データ放送を視聴することはできない。
【0008】
さらに、データ放送のあるチャンネルを受信しているときに、使用者が受信チャンネルを他のチャンネルに切り替えた後に再度元のチャンネルに戻した場合でも、データ放送のデータコンテンツを再取得する必要がある。そのため、使用者は、チャンネルの切り替え前に視聴していたデータ放送の続きを視聴するためには、チャンネルの切り替え前に行った操作手順を再度実行する必要がある。
【発明の開示】
本発明の目的は、第1の再生時に視聴していたデータ放送を第2の再生時に連続的に視聴することが可能なデータ放送再生制御装置、データ放送再生制御方法、データ放送再生制御プログラムおよびそれを記録した記録媒体を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、第1の受信時に視聴していたデータ放送を第2の受信時に連続的に視聴することが可能なデータ放送再生制御装置、データ放送再生制御方法、データ放送再生制御プログラムおよびそれを記録した記録媒体を提供することである。
【0010】
本発明の一局面に従うデータ放送再生制御装置は、1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御装置であって、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報を受信する受信部と、受信部により受信されたデータ放送のデータコンテンツを記憶する第1の記憶部と、第1の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツを再生する再生部と、受信部により受信されまたは再生部により再生されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成する制御情報作成部と、再生部による第1の再生時に第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を記憶する第2の記憶部と、再生部による第2の再生時に、第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定する判定部と、判定部により第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生部を制御し、判定部により第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生部を制御する制御部とを備えたものである。
【0011】
本発明に係るデータ放送再生制御装置においては、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報が受信され、受信されたデータ放送のデータコンテンツが第1の記憶部に記憶される。また、第1の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツが再生される。受信または再生されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報が作成される。
【0012】
第1の再生時に、第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報が第2の記憶部に記憶される。第2の再生時に、第2の記憶部に記憶された制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かが判定される。第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致する場合には、第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再生される。第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しない場合には、第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再起動される。
【0013】
このように、第2の再生時には、第2の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツを用いてデータ放送が再生されるので、使用者は、第1の再生時に視聴していたデータ放送を第2の再生時に連続的に視聴することが可能となる。
【0014】
制御情報作成部は、受信部により受信されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報から制御情報を作成し、作成された制御情報を第1の記憶部に格納してもよい。
【0015】
この場合、受信されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報から制御情報が作成され、作成された制御情報が第1の記憶部に格納される。
【0016】
制御情報作成部は、受信部により受信されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報から制御情報を作成してもよい。
【0017】
この場合、受信されるデータ放送の少なくとも一部の情報の変化時または所定の更新タイミングで制御情報が作成される。
【0018】
制御情報作成部は、再生部による第1の再生時に、第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に格納してもよい。
【0019】
この場合、第1の再生時に、第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報が第2の記憶部に格納される。
【0020】
判定部は、再生部による第2の再生時に、第2の記憶部に記憶された制御情報と第1の記憶部に記憶された制御情報とが一致するか否かを判定してもよい。
【0021】
この場合、第2の再生時に、第2の記憶部に記憶された制御情報と第1の記憶部に記憶された制御情報とが一致するか否かが判定される。
【0022】
制御情報作成部は、再生部による第1の再生時において再生されるデータ放送の少なくとも一部の情報が変化した場合に、第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に格納してもよい。
【0023】
この場合、第1の再生時において再生されるデータ放送のうち少なくとも一部の情報が変化した場合に、第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報が第2の記憶部に格納される。
【0024】
判定部は、再生部による第2の再生時に、第2の記憶部に記憶された制御情報と第1の記憶部に記憶された制御情報とが一致するか否かを判定してもよい。
【0025】
この場合、第2の再生時に、第2の記憶部に記憶された制御情報と第1の記憶部に記憶された制御情報とが一致するか否かが判定される。
【0026】
制御情報作成部は、再生部による第1の再生時に、第1の記憶部から取得されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報から制御情報を作成し、作成された制御情報を第2の記憶部に格納してもよい。
【0027】
この場合、第1の再生時に、第1の記憶部から取得されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報から制御情報が作成され、作成された制御情報が第2の記憶部に格納される。
【0028】
制御情報作成部は、再生部による第1の再生時において再生されるデータ放送の少なくとも一部の情報が変化した場合に、第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に格納してもよい。
【0029】
この場合、第1の再生時において再生されるデータ放送のうち少なくとも一部の情報が変化した場合、第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報が第2の記憶部に格納される。
【0030】
制御情報作成部は、再生部による第2の再生時に、第1の記憶部から取得されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報に基づいて制御情報を作成し、判定部は、再生部による第2の再生時に、第2の記憶部に記憶された制御情報と制御情報作成部により作成された制御情報とが一致するか否かを判定してもよい。
【0031】
この場合、第2の再生時に、第1の記憶部から取得されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報に基づいて制御情報が作成され、第2の記憶部に記憶された制御情報と制御情報作成部により作成された制御情報とが一致するか否かが判定される。
【0032】
第2の再生は、第1の再生とは異なる速度での再生を含んでもよい。この場合、使用者は、第1の再生とは異なる速度を有する特殊再生前に視聴していたデータ放送を特殊再生中および特殊再生後に連続的に視聴することが可能となる。
【0033】
データ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報は、データスクリプトに記載されたコンテンツ参照情報を含んでもよい。この場合、データスクリプトに記載されたコンテンツ参照情報に基づいて制御情報が作成される。
【0034】
本発明の他の局面に従うデータ放送再生制御装置は、1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御装置であって、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報を受信する受信部と、受信部により受信されたデータ放送のデータコンテンツを記憶する第1の記憶部と、受信部により受信されたデータ放送のデータコンテンツを再生する再生部と、受信部により受信されたデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成する制御情報作成部と、受信部による第1の受信時に第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を記憶する第2の記憶部と、受信部による第2の受信時に、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信部により受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定する判定部と、判定部により第2の記憶部に記憶される制御情報と受信部により受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生部を制御し、判定部により第2の記憶部に記憶される制御情報と受信部により受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生部を制御する制御部とを備えるものである。
【0035】
本発明に係るデータ放送再生制御装置においては、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報が受信され、受信されたデータ放送のデータコンテンツが第1の記憶部に記憶される。また、受信されたデータ放送のデータコンテンツが再生される。さらに、受信されたデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報が作成される。
【0036】
第1の受信時に、第1の記憶部から受信されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報が第2の記憶部に記憶される。第2の受信時に、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かが判定される。第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致する場合には、第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再生される。第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しない場合には、第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再起動される。
【0037】
このように、第2の受信時に、第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生することができるので、使用者は、第1の受信時に視聴していたデータ放送を第2の受信時に連続的に視聴することが可能となる。
【0038】
制御情報作成部は、受信部による第1の受信時において受信部により受信されるデータ放送の少なくとも一部の情報の変化時に制御情報を作成してもよい。
【0039】
この場合、第1の受信時において受信されるデータ情報の少なくとも一部の情報の変化時に制御情報が作成される。
【0040】
第1の受信時は、受信チャンネルの変更前であり、第2の受信時は、受信チャンネルの変更後であってもよい。
【0041】
この場合、受信チャンネルの変更後に第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生することができるので、使用者は、受信チャンネルの変更前に視聴していたデータ放送を受信チャンネルの変更後に連続的に視聴することが可能となる。
【0042】
データ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報は、データスクリプトに記載されたコンテンツ参照情報を含んでもよい。
【0043】
この場合、データスクリプトに記載されたコンテンツ参照情報から制御情報が作成される。
【0044】
本発明のさらに他の局面に従うデータ放送再生制御方法は、1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御方法であって、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報を受信するステップと、受信されたデータ放送のデータコンテンツを第1の記憶部に記憶するステップと、第1の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツを再生するステップと、受信されまたは再生されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成するステップと、第1の再生時に第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に記憶するステップと、第2の再生時に、第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定するステップと、第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生を制御し、第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生を制御するものである。
【0045】
本発明に係るデータ放送再生制御方法においては、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報が受信され、受信されたデータ放送のデータコンテンツが第1の記憶部に記憶される。また、第1の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツが再生される。受信または再生されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報が作成される。
【0046】
第1の再生時に、第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報が第2の記憶部に記憶される。第2の再生時に、第2の記憶部に記憶された制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かが判定される。第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致する場合には、第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再生される。第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しない場合には、第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再起動される。
【0047】
このように、第2の再生時には、第2の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツを用いてデータ放送が再生されるので、使用者は、第1の再生時に視聴していたデータ放送を第2の再生時に連続的に視聴することが可能となる。
【0048】
本発明のさらに他の局面に従うデータ放送再生制御方法は、1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御方法であって、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報を受信するステップと、受信されたデータ放送のデータコンテンツを第1の記憶部に記憶するステップと、受信されたデータ放送のデータコンテンツを再生するステップと、受信されたデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成するステップと、第1の受信時に第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に記憶するステップと、第2の受信時に、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定するステップと、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生を制御し、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生を制御するステップとを備えたものである。
【0049】
本発明に係るデータ放送再生制御方法においては、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報が受信され、受信されたデータ放送のデータコンテンツが第1の記憶部に記憶される。また、受信されたデータ放送のデータコンテンツが再生される。さらに、受信されたデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報が作成される。
【0050】
第1の受信時に、第1の記憶部から受信されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報が第2の記憶部に記憶される。第2の受信時に、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かが判定される。第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致する場合には、第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再生される。第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しない場合には、第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再起動される。
【0051】
このように、第2の受信時に、第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生することができるので、使用者は、第1の受信時に視聴していたデータ放送を第2の受信時に連続的に視聴することが可能となる。
【0052】
本発明のさらに他の局面に従うデータ放送再生制御プログラムは、コンピュータにより実行可能でかつ1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御プログラムであって、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報を受信する処理と、受信されたデータ放送のデータコンテンツを第1の記憶部に記憶する処理と、第1の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツを再生する処理と、受信されまたは再生されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成する処理と、第1の再生時に第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に記憶する処理と、第2の再生時に、第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定する処理と、第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生を制御し、第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生を制御する処理とを、コンピュータに実行させるものである。
【0053】
本発明に係るデータ放送再生制御プログラムにおいては、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報が受信され、受信されたデータ放送のデータコンテンツが第1の記憶部に記憶される。また、第1の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツが再生される。受信または再生されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報が作成される。
【0054】
第1の再生時に、第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報が第2の記憶部に記憶される。第2の再生時に、第2の記憶部に記憶された制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かが判定される。第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致する場合には、第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再生される。第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しない場合には、第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再起動される。
【0055】
このように、第2の再生時には、第2の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツを用いてデータ放送が再生されるので、使用者は、第1の再生時に視聴していたデータ放送を第2の再生時に連続的に視聴することが可能となる。
【0056】
本発明のさらに他の局面に従うデータ放送再生制御プログラムは、コンピュータにより実行可能でかつ1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御プログラムであって、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報を受信する処理と、受信されたデータ放送のデータコンテンツを第1の記憶部に記憶する処理と、受信されたデータ放送のデータコンテンツを再生する処理と、受信されたデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成する処理と、第1の受信時に第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に記憶する処理と、第2の受信時に、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定する処理と、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生を制御し、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生を制御する処理とを、コンピュータに実行させるものである。
【0057】
本発明に係るデータ放送再生制御プログラムにおいては、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報が受信され、受信されたデータ放送のデータコンテンツが第1の記憶部に記憶される。また、受信されたデータ放送のデータコンテンツが再生される。さらに、受信されたデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報が作成される。
【0058】
第1の受信時に、第1の記憶部から受信されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報が第2の記憶部に記憶される。第2の受信時に、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かが判定される。第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致する場合には、第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再生される。第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しない場合には、第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再起動される。
【0059】
このように、第2の受信時に、第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生することができるので、使用者は、第1の受信時に視聴していたデータ放送を第2の受信時に連続的に視聴することが可能となる。
【0060】
本発明のさらに他の局面に従うデータ記録媒体は、1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、データ放送再生制御プログラムは、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報を受信する処理と、受信されたデータ放送のデータコンテンツを第1の記憶部に記憶する処理と、第1の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツを再生する処理と、受信されまたは再生されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成する処理と、第1の再生時に第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に記憶する処理と、第2の再生時に、第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定する処理と、第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生を制御し、第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生を制御する処理とを、コンピュータに実行させるものである。
【0061】
本発明に係る記録媒体に記録されたデータ放送再生制御プログラムにおいては、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報が受信され、受信されたデータ放送のデータコンテンツが第1の記憶部に記憶される。また、第1の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツが再生される。受信または再生されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報が作成される。
【0062】
第1の再生時に、第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報が第2の記憶部に記憶される。第2の再生時に、第2の記憶部に記憶された制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かが判定される。第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致する場合には、第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再生される。第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しない場合には、第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再起動される。
【0063】
このように、第2の再生時には、第2の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツを用いてデータ放送が再生されるので、使用者は、第1の再生時に視聴していたデータ放送を第2の再生時に連続的に視聴することが可能となる。
【0064】
本発明のさらに他の局面に従う記録媒体は、1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、データ放送再生制御プログラムは、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報を受信する処理と、受信されたデータ放送のデータコンテンツを第1の記憶部に記憶する処理と、受信されたデータ放送のデータコンテンツを再生する処理と、受信されたデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成する処理と、第1の受信時に第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に記憶する処理と、第2の受信時に、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定する処理と、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生を制御し、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生を制御する処理とを、コンピュータに実行させるものである。
【0065】
本発明に係る記録媒体に記録されたデータ放送再生制御プログラムにおいては、データ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に付属する関連情報が受信され、受信されたデータ放送のデータコンテンツが第1の記憶部に記憶される。また、受信されたデータ放送のデータコンテンツが再生される。さらに、受信されたデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報が作成される。
【0066】
第1の受信時に、第1の記憶部から受信されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報が第2の記憶部に記憶される。第2の受信時に、第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かが判定される。第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致する場合には、第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再生される。第2の記憶部に記憶される制御情報と受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しない場合には、第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送が再起動される。
【0067】
このように、第2の受信時に、第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生することができるので、使用者は、第1の受信時に視聴していたデータ放送を第2の受信時に連続的に視聴することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0068】
(1)第1の実施の形態
図1は本発明の第1の実施の形態に係るデータ放送再生制御装置を備えたデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【0069】
図1のデジタル放送受信装置は、データ放送再生制御装置100およびモニタ30を備える。データ放送再生制御装置100は、チューナ10、デジタル復調器11、誤り訂正回路12、多重分離部13、情報デコード部14、関連情報処理部15、情報合成部16、情報出力部17、入出力情報制御部18、第1の記憶部19および第2の記憶部20を含む。
【0070】
デジタル放送では、テレビ放送または音声放送およびデータ放送のコンテンツが伝送路1を伝送される。データ放送のコンテンツをデータコンテンツと呼ぶ。
【0071】
チューナ10は、テレビ放送または音声放送およびデータ放送を受信し、使用者により選択されたチャンネルに対応するデジタル変調された放送信号を選局する。デジタル復調器12は、デジタル変調された放送信号を多重化されたデジタル信号に復調する。誤り訂正回路12は、伝送路およびデジタル復調器12で発生するデータ誤りを訂正する。
【0072】
多重分離部13は、多重化されたデジタル信号を符号化された映像信号、音声信号、データ信号および関連情報に分離する。ここで、関連情報は、電子番組情報(EPG)等を含む。情報デコード部14は、符号化された映像信号、音声信号およびデータ信号を復号化する。関連情報処理部15は、多重分離部13から与えられる関連情報を解析する。
【0073】
情報合成部16は、情報デコード部14から与えられる映像信号、音声信号およびデータ信号ならびに関連情報処理部15から与えられる関連情報を合成して画面を作成する。情報出力部17は、合成された映像信号、音声信号、データ信号および関連情報をモニタ30に出力する。モニタ30は、合成された映像信号、音声信号、データ信号および関連情報に基づいて、テレビ放送または音声放送およびデータ放送の映像を表示するとともに音声を出力する。
【0074】
また、情報合成部16は、映像信号、音声信号およびデータ信号を含む。データ放送のデータコンテンツを入出力情報制御部18に与えるとともに、番組情報を作成し、その番組情報を入出力情報制御部18に与える。
【0075】
入出力情報制御部18は、情報合成部16から与えられるデータコンテンツ、番組情報および後述する時刻情報に含まれる情報に基づいてデータ放送に関する制御情報を作成する。制御情報の詳細については後述する。この入出力情報制御部18は、作成された制御情報を映像信号、音声信号およびデータ信号を含むデータコンテンツとともに第1の記憶部19に与え、制御情報およびデータコンテンツを第2の記憶部20に与える。
【0076】
第1の記憶部19は、例えばハードディスクからなり、記録対象となるデータ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に関する制御情報等を記憶する。第2の記憶部20は、例えばRAM(ランダムアクセスメモリ)からなり、再生中のデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータ放送に関する制御情報等を一時的に記憶する。第2の記憶部20のアクセス速度は、第1の記憶部19のアクセス速度よりも高い。
【0077】
以下、本実施の形態では、データ放送の記録および再生について説明するが、第1の記憶部19にテレビ放送または音声放送のコンテンツを記録および再生することもできる。
【0078】
図2は図1のデータ放送再生制御装置100における入出力情報制御部18の構成を示すブロック図である。
【0079】
図2において、入出力情報制御部18は、CPU(中央演算処理装置)18a、プログラムROM(リードオンリメモリ)18b、ワークRAM(ランダムアクセスメモリ)18c、情報入出力回路18d、制御情報作成部18e、記憶制御部18f、比較決定部18gおよび時計部18hを含む。これらのCPU18a、プログラムROM18b、ワークRAM18c、情報入出力回路18d、制御情報作成部18e、記憶制御部18f、比較決定部18gおよび時計部18hは、データ転送を行うシステムバス18iに接続される。
【0080】
プログラムROM18bには、データ放送再生制御プログラムが記憶されている。CPU18aは、プログラムROM18bに記憶されたデータ放送再生制御プログラムにしたがって各種データの書き込み、読み出し、検索および演算を行うとともに入出力情報制御部18内の各部を制御する。ワークRAM18cは、CPU18aが演算および制御を行うときに、各種データを一時的に格納する。
【0081】
情報入出力回路18dは、情報合成部17とシステムバス18iとの間でデータコンテンツおよび制御情報等の受け渡しを行う。データコンテンツには、データ放送のデータスクリプトが含まれる。
【0082】
制御情報作成部18eは、情報入出力回路18dを経由して入力されるデータコンテンツおよび番組情報に含まれる情報ならびに時刻情報に基づいて制御情報を作成する。具体的には、制御情報作成部18eは、データ放送のデータスクリプトに記載されたコンテンツ参照情報および後述する時計部18hにより作成される時刻情報のいずれかの組み合わせに基づいて制御情報を作成する。制御情報の作成方法の詳細については後述する。
【0083】
記憶制御部18fは、情報入出力回路18dを経由して入力されるデータ放送のデータコンテンツおよび制御情報作成部18eにより作成されたデータ放送に関する制御情報等を第1の記憶部19または第2の記憶部20に書き込み、または第1の記憶部19または第2の記憶部20に記憶されたデータコンテンツおよび制御情報等を読み出す。また、記憶制御部18fは、現在再生されているデータ放送のデータコンテンツおよびデータ放送に関する制御情報を第2の記憶部20に書き込みまたは第2の記憶部20に記憶されたデータ放送のデータコンテンツおよび制御情報を読み出す。
【0084】
比較決定部18gは、制御情報作成部18eにより作成された制御情報を取得するとともに、現在受信しているデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報の変化を検出し、検出結果に基づいて制御情報作成部18eを制御する。また、比較決定部18gは、再生中のデータ放送に関する制御情報と第2の記憶部20に記憶された制御情報とを比較し、これらが一致する場合には、第2の記憶部20に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送の再生を継続し、これらが一致しない場合には、データ放送の再起動を行う。ここで、データ放送の再起動とは、第1の記憶部19に格納されたデータコンテンツを取得することによりデータ放送の開始部分からデータ放送を再生することをいう。
【0085】
時計部18hは、関連情報に含まれる電子番組情報等から現在の時刻を計算し、時刻情報を作成する。
【0086】
本実施の形態では、データ放送の受信時に、以下のように作成されたデータ放送に関連する制御情報がデータコンテンツとともに第1の記憶部19に格納される。
【0087】
ここで、データ放送に関する制御情報について説明する。制御情報は、データ放送再生制御装置100において受信されているデータ放送に含まれる1または複数のデータコンテンツの各々をユニークに識別するための情報である。
【0088】
この制御情報は、情報合成部16により作成される番組情報であるSI(番組配列情報;Service Information)またはPSI(番組特定情報;Program Specific Information)を用いて作成される。具体的には、DII(ダウンロード情報指示メッセージ;DownloadInfo Indication Message)のModuleID(モジュール識別子)またはModuleVersion(モジュールバージョン)の値、TOT(タイムオフセットテーブル;Time Offset Table)の時刻情報、時計部18hにより作成された時刻情報、PMT(番組マップテーブル;Program Map Table)のバージョン情報、Service_ID(サービス識別子)、Network_ID(ネットワーク識別子)、およびTransport_stream_ID(トランスポートストリーム識別子)等のうち一部または全てを用いて作成される。
【0089】
ここで、DIIは、モジュールの構成を示す伝送制御情報であり、ModuleID、およびModuleVersion(モジュールバージョン)等を含む。TOTは、SIの1種であり、現在の時刻、サマータイム実施時の時差の情報を示す。PMTはPSIの種であり、編成チャンネルを構成するコンポーネント(映像、音声およびデータ)のPID(パケット識別子;Packet Identifier)、ストリーム形式識別子(stream#type)等を示す。Service_IDは編成チャンネルを区別するユニークな番号である。Network_IDはネットワークを区別するユニークな番号である。Transport_stream_IDはトランスポートストリームを区別するユニークな番号である。
【0090】
あるいは、制御情報は、データスクリプトに記述された日時および時刻を示すタイマー情報、URI(ユニフォームリソースインディケータ)、画面を構成する静止画、動画、音声、PNG(ポータブルネットワークグラフィックス;Portable Network Graphics)、MNG(マルチプルイメージネットワークグラフィックス;Multiple-image Network Graphics)、8単位符号等のデータ放送が参照するコンテンツ情報、再生しているデータ放送の更新を通知する放送局からのイベント情報等のうち一部または全てを用いて作成することもできる。
【0091】
ここで、URIは、インターネット上のオブジェクトへのアドレッシングを示す。PNGおよびMNGは図形符号である。
【0092】
このようにして作成された制御情報は、時計部18hにより作成された時刻情報とともに第1の記憶部19に格納される。
【0093】
後述するように、データ放送の受信時に、データ放送のデータコンテンツおよび関連情報に含まれる所定情報の変化が検出される。ここで、所定情報は、制御情報を作成するために用いられる上記の情報のうちいずれか1つまたは複数である。
【0094】
所定情報の変化の検出時および一定時間ごとの更新タイミングに制御情報作成部18eにより制御情報が作成され、第1の記憶部19に格納される。第1の記憶部19に格納されたデータコンテンツの通常再生時には、再生されているデータ放送のデータコンテンツおよび制御情報が第2の記憶部20に格納される。すなわち、第2の記憶部20に格納されるデータコンテンツおよび制御情報は、再生されているデータ放送に応じて変化する。
【0095】
第1の記憶部19に格納されたデータコンテンツの特殊再生中または特殊再生停止後には、第2の記憶部20に格納された制御情報と特殊再生中または特殊再生停止後に第1の記憶部19から読み出された制御情報とが比較される。第2の記憶部20に格納された制御情報と第1の記憶部19から読み出された制御情報とが一致した場合には、第2の記憶部20に格納されたデータコンテンツを用いてデータ放送が継続して再生される。第2の記憶部20に格納された制御情報と第1の記憶部19から読み出された制御情報とが一致しない場合には、第2の記憶部20に格納されたデータコンテンツおよび制御情報が破棄され、第1の記憶部19に格納されたデータコンテンツに基づいてデータ放送が再起動される。
【0096】
制御情報はストリームと分割されて第1の記憶部19へ格納される。その場合、特殊再生時に制御情報のシーク処理を行う必要がないので、特殊再生中にもデータ放送の連続的な再生を行うことが可能である。制御情報がストリームと分割されて第1の記憶部19へ格納された場合、データコンテンツの再生に関する同期処理には、制御情報とともに第1の記憶部19に格納された時刻情報が利用される。第1の記憶部19における制御情報および時刻情報の格納位置(記録位置)は、記録情報として第1の記憶部19に格納されている。
【0097】
以下、入出力情報制御部18の処理を図3〜図5を参照して説明する。図3〜図5の処理は、プログラムROM18bに記憶されたデータ放送再生制御プログラムにしたがってCPU18aの制御により実行される。
【0098】
図3はデータ放送の受信時における入出力情報制御部18の処理を示すフローチャートである。
【0099】
データ放送の受信が開始されると、データコンテンツが情報入出力回路18dからシステムバス18iを経由して記憶制御部18fに与えられる。記憶制御部18fは、第1の記憶部19へのデータコンテンツの格納を開始し(ステップS1)、データコンテンツを第1の記憶部19に格納する(ステップS2)。
【0100】
比較決定部18gは、受信しているデータ放送の所定情報の変化が検出された否かを判別するとともに、時計部18hにより作成される時刻情報に基づいて現在の時刻が一定時間ごとの更新タイミングであるか否かを判別する(ステップS3)。
【0101】
受信しているデータ放送の所定情報の変化が検出された場合または現在の時刻が更新タイミングである場合には、制御情報作成部18eは、受信しているデータ放送に関する制御情報を作成する(ステップS4)。
【0102】
さらに、記憶制御部18fは、制御情報作成部18eにより作成された制御情報を第1の記憶部19に格納する(ステップS5)。
【0103】
その後、CPU18aは、データ放送の受信が継続されるか否かを判別する(ステップS6)。データ放送の受信が継続される場合には、CPU18aは、ステップS2に戻り、ステップS2〜S6の処理を繰り返す。データ放送の受信が継続されない場合には、CPU18aは処理を終了する。
【0104】
このように、データ放送の受信時には、データコンテンツとともにデータ放送に関する制御情報が一定時間ごとおよびデータ放送の所定情報の変化ごとに第1の記憶部19に格納される。
【0105】
図4はデータ放送の通常再生時における入出力情報制御部18の処理を示すフローチャートである。
【0106】
データ放送の通常再生が開始されると、記憶制御部18fは第1の記憶部19に格納されたデータコンテンツを制御情報とともに読み出す。この場合、比較決定部18gは、再生しているデータ放送の所定情報の変化が検出されたか否かを判別する(ステップS11)。
【0107】
再生しているデータ放送の所定情報の変化が検出された場合には、記憶制御部18fは、再生しているデータ放送のデータコンテンツを第2の記憶部20に格納する(ステップS12)。
【0108】
さらに、記憶制御部18fは、再生しているデータ放送に関する制御情報を第2の記憶部20に格納する(ステップS13)。
【0109】
その後、CPU18aは、データ放送の再生が継続されるか否かを判別する(ステップS14)。データ放送の再生が継続される場合には、CPU18aは、ステップS11に戻り、ステップS11〜S14の処理を繰り返す。データ放送の再生が継続されない場合には、CPU18aは処理を終了する。
【0110】
このように、データ放送の再生時には、データ放送の所定情報の変化時に再生中のデータ放送のデータコンテンツおよび制御情報が第2の記憶部20に一時的に格納される。
【0111】
図5はデータ放送の特殊再生中および特殊再生後における入出力情報制御部18の処理を示すフローチャートである。
【0112】
ここで、特殊再生とは、通常再生とは異なる速度での再生をいい、データコンテンツの早送り再生、戻し再生等を含む。
【0113】
データ放送の特殊再生中または特殊再生後には、記憶制御部18fは、再生されるべきデータ放送に関する制御情報が第1の記憶部19に格納されているか否かを判別する(ステップS21)。制御情報が第1の記憶部19に格納されている場合には、記憶制御部18fは第1の記憶部19から制御情報を取得してワークRAM18cの第1の格納位置に保存する(ステップS22)。
【0114】
また、記憶制御部18fは、データコンテンツおよび制御情報が第2の記憶部20に格納されているか否かを判別する(ステップS23)。データコンテンツおよび制御情報が第2の記憶部19に格納されている場合には、記憶制御部18fは第2の記憶部20からデータコンテンツおよび制御情報を取得してワークRAM18cの第2の格納位置に保存する(ステップS24)。
【0115】
さらに、比較決定部18gは、ワークRAM18cの第1の格納位置に保存されている制御情報と第2の格納位置に保存されている制御情報とが一致するか否かを判別する(ステップS25)。
【0116】
これらの制御情報が一致する場合には、CPU18aは、第2の記憶部20から取得されたデータコンテンツを用いてデータ放送の再生を継続し、データ放送の継続をモニタ30に表示する(ステップS26)。
【0117】
これらの制御情報が一致しない場合には、CPU18aは、データ放送を再起動する(ステップS27)。
【0118】
ステップS21において再生されるべきデータ放送に関する制御情報が第1の記憶部19に格納されていない場合、およびステップS23においてデータコンテンツおよび制御情報が第2の記憶部19に格納されていない場合にも、データ放送が再起動される。
【0119】
このように、データ放送の受信中に第1の記憶部19にデータコンテンツとともに制御情報が格納され、データ放送の通常再生中に第2の記憶部20にデータコンテンツおよび制御情報が格納されるので、特殊再生中および特殊再生後にデータ放送を再起動することなく第2の記憶部20に格納されたデータコンテンツを用いてデータ放送を迅速に再生することができる。それにより、使用者は、特殊再生前に視聴していたデータ放送を特殊再生中および特殊再生後に連続的に視聴することができる。したがって、より操作性の高いデータ放送サービスが提供される。
【0120】
(2)第2の実施の形態
第2の実施の形態に係るデータ放送再生制御装置およびそれを備えたデジタル放送受信装置の構成および入出力情報制御部の構成は図1および図2に示した構成と同様である。
【0121】
本実施の形態では、データ放送の受信時に、データコンテンツが第1の記憶部19に格納される。第1の記憶部19に格納されたデータコンテンツの通常再生時に、データ放送の所定情報の変化が検出される。所定情報の変化の検出時に制御情報作成部18eにより制御情報が作成され、再生されているデータ放送のデータコンテンツおよび制御情報が第2の記憶部20に格納される。制御情報は、第1の実施の形態の制御情報と同様である。
【0122】
第1の記憶部19に格納されたデータコンテンツの特殊再生中または特殊再生後には、第2の記憶部20に格納された制御情報と特殊再生中または特殊再生後に第1の記憶部19から読み出された制御情報とが比較される。第2の記憶部20に格納された制御情報と第1の記憶部19から読み出された制御情報とが一致した場合には、第2の記憶部20に格納されたデータコンテンツを用いてデータ放送が継続して再生される。第2の記憶部20に格納された制御情報と第1の記憶部19から読み出された制御情報とが一致しない場合には、第2の記憶部20に格納されたデータコンテンツおよび制御情報が破棄され、第1の記憶部19に格納されたデータコンテンツに基づいてデータ放送が再起動される。
【0123】
以下、入出力情報制御部18の処理を図6〜図8を参照しながら説明する。図6〜図8の処理は、ワークRAM18cに記憶されたデータ放送再生制御プログラムにしたがってCPU18aの制御により実行される。
【0124】
図6はデータ放送の受信時における入出力情報制御部18の処理を示すフローチャートである。
【0125】
データ放送の受信が開始されると、データコンテンツが情報入出力回路18dからシステムバス18iを経由して記憶制御部18fに与えられる。記憶制御部18fは、第1の記憶部19へのデータコンテンツの格納を開始し(ステップS31)、データコンテンツを第1の記憶部19に格納する(ステップS32)。
【0126】
その後、CPU18aは、データ放送の受信が継続されるか否かを判別する(ステップS33)。データ放送の受信が継続される場合には、CPU18aは、ステップS32に戻り、ステップS32〜S33の処理を繰り返す。データ放送の受信が継続されない場合には、CPU18aは処理を終了する。
【0127】
このように、データ放送の受信時には、データコンテンツが第1の記憶部19に格納される。
【0128】
図7はデータ放送の通常再生時における入出力情報制御部18の処理を示すフローチャートである。
【0129】
データ放送の通常再生が開始されると、記憶制御部18fは第1の記憶部19に格納されたデータコンテンツを読み出す。比較決定部18gは、再生されているデータ放送の所定情報の変化が検出された否かを判別する(ステップS41)。
【0130】
再生されているデータ放送の所定情報の変化が検出された場合には、記憶制御部18fは、再生されているデータ放送のデータコンテンツを第2の記憶部20に格納する(ステップS42)。
【0131】
また、制御情報作成部18eは、再生されているデータ放送に関する制御情報を作成する(ステップS43)。
【0132】
さらに、記憶制御部18fは、制御情報作成部18eにより作成された制御情報を第2の記憶部20に格納する(ステップS44)。
【0133】
その後、CPU18aは、データ放送の再生が継続されるか否かを判別する(ステップS45)。データ放送の再生が継続される場合には、CPU18aは、ステップS41に戻り、ステップS41〜S45の処理を繰り返す。データ放送の再生が継続されない場合には、CPU18aは処理を終了する。
【0134】
このように、データ放送の再生時には、所定情報の変化時に再生中のデータ放送のデータコンテンツおよび制御情報が第2の記憶部20に一時的に格納される。
【0135】
図8はデータ放送の特殊再生中および特殊再生後における入出力情報制御部18の処理を示すフローチャートである。
【0136】
データ放送の特殊再生中または特殊再生後に、記憶制御部18fは、再生されるべきデータ放送のデータコンテンツを第1の記憶部19から取得する(ステップS51)。また、制御情報作成部18eは、第1の記憶部19から取得されたデータコンテンツからデータ放送に関する制御情報を作成してワークRAM18cの第1の格納位置に保存する(ステップS52)。
【0137】
また、記憶制御部18fは、データコンテンツおよび制御情報が第2の記憶部20に格納されているか否かを判別する(ステップS53)。データコンテンツおよび制御情報が第2の記憶部20に格納されている場合には、記憶制御部18fは第2の記憶部20から制御情報を取得してワークRAM18cの第2の格納位置に保存する(ステップS54)。
【0138】
さらに、比較決定部18gは、ワークRAM18cの第1の格納位置に保存されている制御情報と第2の格納位置に保存されている制御情報と一致するか否かを判別する(ステップS55)。
【0139】
これらの制御情報が一致する場合には、CPU18aは、第2の記憶部20から取得されたデータコンテンツを用いてデータ放送の再生を継続し、データ放送の継続をモニタ30に表示する(ステップS56)。
【0140】
これらの制御情報が一致しない場合には、CPU18aは、データ放送を再起動する(ステップS57)。
【0141】
ステップS53においてデータ放送のデータコンテンツおよび制御情報が第2の記憶部20に格納されていない場合にも、データ放送が再起動される。
【0142】
このように、データ放送の通常再生中に第2の記憶部20にデータコンテンツおよび制御情報が格納されるので、特殊再生中および特殊停止後にデータ放送を再起動することなく第2の記憶部20に格納されたデータコンテンツを用いてデータ放送を迅速に再生することができる。それにより、使用者は、特殊再生前に視聴していたデータ放送を特殊再生中および特殊再生後に連続的に視聴することができる。したがって、より操作性の高いデータ放送サービスが提供される。
【0143】
(3)第3の実施の形態
第3の実施の形態に係るデータ放送再生制御装置およびそれを備えたデジタル放送受信装置の構成および入出力情報制御部の構成は図1および図2に示した構成と同様である。制御情報は、第1の実施の形態の制御情報と同様である。
【0144】
本実施の形態では、データ放送のデータコンテンツの受信時に、データ放送の所定情報の変化が検出される。所定情報の変化の検出時に制御情報作成部18eにより制御情報が作成され、第2の記憶部20にデータコンテンツおよび制御情報が格納される。
【0145】
データ放送の受信チャンネルが変化したときには、受信されているデータコンテンツおよび関連情報から制御情報が作成される。第2の記憶部20に格納された制御情報と作成された制御情報とが比較される。第2の記憶部20に格納された制御情報と作成された制御情報とが一致した場合には、第2の記憶部20に格納されたデータコンテンツを用いてデータ放送が継続して再生される。第2の記憶部20に格納された制御情報と作成された制御情報とが一致しない場合には、第2の記憶部20に格納されたデータコンテンツおよび制御情報が破棄され、データ放送のデータコンテンツが再取得される。
【0146】
以下、入出力情報制御部18の処理を図9および図10を参照しながら説明する。図9および図10の処理は、プログラムROM18bに記憶された再生制御プログラムにしたがってCPU18aの制御により実行される。
【0147】
図9および図10はデータ放送の受信時における入出力情報制御部18の処理を示すフローチャートである。
【0148】
データ放送の受信が開始されると、データコンテンツが情報入出力回路18dからシステムバス18iを経由して記憶制御部18fに与えられる。制御情報作成部18eは、第1の記憶部19へのデータコンテンツの格納を開始し(ステップS61)、データコンテンツを第1の記憶部19に格納する(ステップS62)。
【0149】
比較決定部18gは、受信しているデータ放送の所定情報の変化が検出されたか否かを判別する(ステップS63)。
【0150】
受信しているデータ放送の所定情報の変化が検出された場合には、記憶制御部18fは、受信しているデータ放送のデータコンテンツを第2の記憶部20に格納する(ステップS64)。
【0151】
また、制御情報作成部18eは、受信しているデータ放送に関する制御情報を作成する(ステップS65)。
【0152】
さらに、記憶制御部18fは、制御情報作成部18eにより作成された制御情報を第2の記憶部20に格納する(ステップS66)。
【0153】
その後、CPU18aは、データ放送の受信が継続されるか否かを判別する(ステップS67)。データ放送の受信が継続される場合には、CPU18aは、受信しているデータ放送のチャンネルが変化したか否かを判別する(ステップS68)。
【0154】
受信しているデータ放送のチャンネルが変化した場合には、CPU18aは、受信しているデータ放送のデータコンテンツを取得してワークRAM18cの第1の格納位置に保存する(ステップS69)。制御情報作成部18eは、取得されたデータコンテンツおよび関連情報から制御情報を作成する(ステップS70)。
【0155】
記憶制御部18fは、第2の記憶部20にデータコンテンツおよび制御情報が格納されているか否かを判別する(ステップS71)。
【0156】
第2の記憶部20にデータコンテンツおよび制御情報が格納されている場合には、記憶制御部18fは、第2の記憶部20から制御情報を取得してワークRAM18cの第2の格納位置に保存する(ステップS72)。
【0157】
さらに、比較決定部18gは、ワークRAM18cの第1の格納位置に保存されている制御情報と第2の格納位置に保存されている制御情報とが一致するか否かを判別する(ステップS73)。
【0158】
これらの制御情報が一致する場合には、CPU18aは、第2の記憶部20に格納されたデータコンテンツを用いてデータ放送の再生を継続し(ステップS74)。ステップS62に戻る。
【0159】
これらの制御情報が一致しない場合には、CPU18aは、データ放送のデータコンテンツの再取得を実施し(ステップS75)、ステップS62に戻る。
【0160】
このように、データ放送の受信中に第2の記憶部20にデータコンテンツおよび制御情報が格納されるので、データ放送のチャンネルが変化した場合に、データ放送のデータコンテンツを再取得することなく第2の記憶部20に格納されたデータコンテンツを用いて前に受信されていたデータ放送を迅速に再生することができる。それにより、使用者は、データ放送のチャンネルを切り替えた場合に、前に視聴していたデータ放送を連続的に視聴することができる。したがって、より操作性の高いデータ放送サービスが提供される。
【0161】
(4)他の変形例
制御情報の作成方法は、上記の方法に限定されず、番組情報の他の情報およびデータスクリプトに記載された他のデータ値等を用いて制御情報を作成することもでき、同様の効果が得られる。
【0162】
また、再生されているデータ放送に対して1つの制御情報を作成してもよく、あるいは再生されているデータ放送に対して複数個の制御情報を作成してもよい。例えば、データES(エレメンタリストリーム)ごとに制御情報を作成し、データESごとに制御情報の比較を行うことにより、データESごとの再生制御処理を行うことができる。
【0163】
上記第1の実施の形態では、データ放送の再生時に所定情報の変化が検出されたときに第2の記憶部20にデータ放送のデータコンテンツおよび制御情報が格納されるが、データ放送の再生時に予めデータ放送のデータコンテンツおよび制御情報が格納されてもよい。
【0164】
また、上記第1〜第3の実施の形態では、第1の記憶部19がハードディスクにより構成され、第2の記憶部20がRAMにより構成されているが、第1の記憶部19および第2の記憶部20は、フラッシュROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programable Read Only Memory)等の不揮発性メモリ、DVD(デジタルビデオディスク)等の光学記録媒体等の種々の記録媒体により構成することができ、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
【0165】
さらに、上記第1〜第3の実施の形態では、入出力情報制御部18を制御するためのデータ放送再生制御プログラムが記録媒体としてのプログラムROM18bに記憶されているが、データ放送再生制御プログラムがフロッピィディスク、CD(コンパクトディスク)−ROM、DVD、メモリカード等の他の記録媒体に記録されてもよい。その場合、CPU18aは、その記録媒体からデータ放送再生制御プログラムを読み込んで実行する。
【0166】
このような記録媒体に再生制御プログラムを記録することにより、再生制御プログラムの移送が可能となり、パーソナルコンピュータ等の他の独立した装置においても上記実施の形態の再生制御を実施することができる。
【0167】
さらに、データ放送再生制御装置100の各構成部は、電子回路等のハードウエアにより構成されてもよく、あるいはCPU等の情報処理装置およびソフトウエアにより構成されてもよい。
【0168】
上記実施の形態において、チューナ10、デジタル復調器11、多重分離部13、情報デコード部14、関連情報処理部15および情報合成部16が受信部に相当する。また、情報出力部17が再生部に相当し、第1の記憶部19が第1の記憶部に相当し、第2の記憶部20が第2の記憶部に相当し、制御情報作成部18eが制御情報作成部に相当し、比較決定部18gが判定部に相当し、CPU18aおよび記憶制御部18fが制御部に相当する。
【図面の簡単な説明】
【0169】
【図1】 図1は、本発明の第1の実施の形態に係るデータ放送再生制御装置を備えたデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図、
【図2】 図2は、図1のデータ放送再生制御装置における入出力情報制御部の構成を示すブロック図、
【図3】 図3は、データ放送の受信時における入出力情報制御部の処理を示すフローチャート、
【図4】 図4は、データ放送の通常再生時における入出力情報制御部の処理を示すフローチャート、
【図5】 図5は、特殊再生中および特殊再生の停止後における入出力情報制御部の処理を示すフローチャート、
【図6】 図6は、データ放送の受信時における入出力情報制御部の処理を示すフローチャート、
【図7】 図7は、通常再生時における入出力情報制御部の処理を示すフローチャート、
【図8】 図8は、特殊再生中および特殊再生の停止後における入出力情報制御部の処理を示すフローチャート、
【図9】 図9は、データ放送の受信時における入出力情報制御部の処理を示すフローチャート、
【図10】 図10は、データ放送の受信時における入出力情報制御部の処理を示すフローチャートである。
Claims (22)
- 1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御装置であって、
データ放送のデータコンテンツおよび前記データ放送に付属する関連情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信されたデータ放送のデータコンテンツを記憶する第1の記憶部と、
前記第1の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツを再生する再生部と、
前記受信部により受信されまたは前記再生部により再生されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成する制御情報作成部と、
前記再生部による第1の再生時に前記第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を記憶する第2の記憶部と、
前記再生部による第2の再生時に、前記第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に前記第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように前記再生部を制御し、前記判定部により前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に前記第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように前記再生部を制御する制御部とを備えた、データ放送再生制御装置。 - 前記制御情報作成部は、前記受信部により受信されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報から制御情報を作成し、作成された前記制御情報を前記第1の記憶部に格納する、請求項1記載のデータ放送再生制御装置。
- 前記制御情報作成部は、前記受信部により受信されるデータ放送の少なくとも一部の情報変化時または所定の更新タイミングで制御情報を作成する、請求項2記載のデータ放送再生制御装置。
- 前記制御情報作成部は、前記再生部による前記第1の再生時に、前記第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を前記第2の記憶部に格納する、請求項2記載のデータ放送再生制御装置。
- 前記制御情報作成部は、前記再生部による前記第1の再生時において再生されるデータ放送の少なくとも一部の情報が変化した場合に、前記第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を前記第2の記憶部に格納する、請求項4記載のデータ放送再生制御装置。
- 前記判定部は、前記再生部による前記第2の再生時に、前記第2の記憶部に記憶された制御情報と前記第1の記憶部に記憶された制御情報とが一致するか否かを判定する、請求項4記載のデータ放送再生制御装置。
- 前記判定部は、前記再生部による前記第2の再生時に、前記第2の記憶部に記憶された制御情報と前記第1の記憶部に記憶された制御情報とが一致するか否かを判定する、請求項5記載のデータ放送再生制御装置。
- 前記制御情報作成部は、前記再生部による前記第1の再生時に、前記第1の記憶部から取得されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報から制御情報を作成し、作成された制御情報を前記第2の記憶部に格納する、請求項1記載のデータ放送再生制御装置。
- 前記制御情報作成部は、前記再生部による前記第1の再生時において再生されるデータ放送の少なくとも一部の情報が変化した場合に、前記第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を前記第2の記憶部に格納する、請求項8記載のデータ放送再生制御装置。
- 前記制御情報作成部は、前記再生部による前記第2の再生時に、前記第1の記憶部から取得されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報に基づいて制御情報を作成し、
前記判定部は、前記再生部による前記第2の再生時に、前記第2の記憶部に記憶された制御情報と前記制御情報作成部により作成された制御情報とが一致するか否かを判定する、請求項8記載のデータ放送再生制御装置。 - 前記第2の再生は、前記第1の再生とは異なる速度での再生を含む、請求項1記載のデータ放送再生制御装置。
- データ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる前記所定情報は、データスクリプトに記載されたコンテンツ参照情報を含む、請求項1記載のデータ放送再生制御装置。
- 1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御装置であって、
データ放送のデータコンテンツおよび前記データ放送に付属する関連情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信されたデータ放送のデータコンテンツを記憶する第1の記憶部と、
前記受信部により受信されたデータ放送のデータコンテンツを再生する再生部と、
前記受信部により受信されたデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成する制御情報作成部と、
前記受信部による第1の受信時に前記第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を記憶する第2の記憶部と、
前記受信部による第2の受信時に、前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記受信部により受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記受信部により受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に前記第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように前記再生部を制御し、前記判定部により前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記受信部により受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に前記第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように前記再生部を制御する制御部とを備えた、データ放送再生制御装置。 - 前記制御情報作成部は、前記受信部による前記第1の受信時において前記受信部により受信されるデータ放送の少なくとも一部の情報の変化時に制御情報を作成する、請求項13記載のデータ放送再生制御装置。
- 前記第1の受信時は、受信チャンネルの変更前であり、前記第2の受信時は、受信チャンネルの変更後である、請求項13記載のデータ放送再生制御装置。
- データ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる前記所定情報は、データスクリプトに記載されたコンテンツ参照情報を含む、請求項13記載のデータ放送再生制御装置。
- 1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御方法であって、
データ放送のデータコンテンツおよび前記データ放送に付属する関連情報を受信するステップと、
前記受信されたデータ放送のデータコンテンツを第1の記憶部に記憶するステップと、
前記第1の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツを再生するステップと、
前記受信されまたは再生されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成するステップと、
第1の再生時に前記第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に記憶するステップと、
第2の再生時に、前記第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定するステップと、
前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に前記第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生を制御 前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に前記第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生を制御し、前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に前記第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生を制御するステップとを備えた、データ放送再生制御方法。するステップとを備えた、データ放送再生制御方法。 - 1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御方法であって、
データ放送のデータコンテンツおよび前記データ放送に付属する関連情報を受信するステップと、
前記受信されたデータ放送のデータコンテンツを第1の記憶部に記憶するステップと、
前記受信されたデータ放送のデータコンテンツを再生するステップと、
前記受信されたデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成するステップと、
第1の受信時に前記第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に記憶するステップと、
第2の受信時に、前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定するステップと、
前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に前記第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生を制御し、前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に前記第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生を制御するステップとを備えた、データ放送再生制御方法。 - コンピュータにより実行可能でかつ1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御プログラムであって、
データ放送のデータコンテンツおよび前記データ放送に付属する関連情報を受信する処理と、
前記受信されたデータ放送のデータコンテンツを第1の記憶部に記憶する処理と、
前記第1の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツを再生する処理と、
前記受信されまたは再生されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成する処理と、
第1の再生時に前記第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に記憶する処理と、
第2の再生時に、前記第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定する処理と、
前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に前記第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生を制御し、前記第2の記憶 部に記憶される制御情報と前記再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に前記第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生を制御する処理とを、
前記コンピュータに実行させる、データ放送再生制御プログラム。 - コンピュータにより実行可能でかつ1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御プログラムであって、
データ放送のデータコンテンツおよび前記データ放送に付属する関連情報を受信する処理と、
前記受信されたデータ放送のデータコンテンツを第1の記憶部に記憶する処理と、
前記受信されたデータ放送のデータコンテンツを再生する処理と、
前記受信されたデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成する処理と、
第1の受信時に前記第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に記憶する処理と、
第2の受信時に、前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定する処理と、
前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に前記第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生を制御し、前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に前記第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生を制御する処理とを、
前記コンピュータに実行させる、データ放送再生制御プログラム。 - 1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記データ放送再生制御プログラムは、
データ放送のデータコンテンツおよび前記データ放送に付属する関連情報を受信する処理と、
前記受信されたデータ放送のデータコンテンツを第1の記憶部に記憶する処理と、
前記第1の記憶部に記憶されたデータ放送のデータコンテンツを再生する処理と、
前記受信されまたは再生されるデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成する処理と、
第1の再生時に前記第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に記憶する処理と、
第2の再生時に、前記第2の記憶部に記憶される制御情報と再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定する処理と、
前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に前記第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生を制御し、前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記再生されるべきデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に前記第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生を制御する処理とを、
前記コンピュータに実行させる、記録媒体。 - 1または複数のデータコンテンツを含むデータ放送の再生を制御するデータ放送再生制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記データ放送再生制御プログラムは、
データ放送のデータコンテンツおよび前記データ放送に付属する関連情報を受信する処理と、
前記受信されたデータ放送のデータコンテンツを第1の記憶部に記憶する処理と、
前記受信されたデータ放送のデータコンテンツを再生する処理と、
前記受信されたデータ放送のデータコンテンツおよび/または関連情報に含まれる所定情報からデータ放送のデータコンテンツを識別するための制御情報を作成する処理と、
第1の受信時に前記第1の記憶部から取得されたデータ放送のデータコンテンツおよびそのデータコンテンツに対応する制御情報を第2の記憶部に記憶する処理と、
第2の受信時に、前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致するか否かを判定する処理と、
前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致すると判定された場合に前記第2の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再生するように再生を制御し、前記第2の記憶部に記憶される制御情報と前記受信されるデータ放送のデータコンテンツに対応する制御情報とが一致しないと判定された場合に前記第1の記憶部に記憶されたデータコンテンツを用いてデータ放送を再起動するように再生を制御する処理とを、
前記コンピュータに実行させる、記録媒体。
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