JP4612538B2 - デジタル放送受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、データ放送の視聴中にチャンネルザッピング操作が行われても、元のチャンネルに復帰したとき視聴中であったデータ放送の画面に戻って視聴を継続できるデジタル放送受信機に関するものである。
デジタル放送の実用化に伴い、各種のデータ放送が放送され、多様なデータ放送コンテンツが視聴されている。データ放送を受信するためには、チャンネルを所望のチャンネルに合わせてからdボタンを押すことにより目的のページ(あるいは表示状態)に移行するようになっており、その操作には比較的複雑な操作を必要としている。一方、データ放送を視聴中にチャンネルを変えた場合は、元のデータ放送画面に戻らないため、チャンネルを変更する前のデータ放送を再度視聴することを希望する場合、始めから操作をし直して目的のページ等へ移行することになる。
各種放送コンテンツの視聴中にリモコンを操作して他のチャンネルの放送番組を一時的に視聴する場合も多い。例えば、希望する放送番組を選定する際、ザッピングを行ってチャンネルを順次変更し、所望の放送番組を選択するケースも多々存在する。また、コマーシャルの期間中にザッピングを行って他の放送番組をチェックする場合もある。このように、ザッピング操作は、視聴者が所望のチャンネル選択する際簡易な手法として広く利用されている。
従来のデジタル放送受信機においては、データ放送の視聴中にザッピング操作を行って他のチャンネルの放送番組を一時的に視聴する場合、ザッピング直前のデータ放送画面に戻らないため、改めてdボタンを押すことから操作をやり直す必要があった。しかしながら、データ放送画面の操作は比較的複雑であるため、元のデータ放送を継続して視聴することを希望する場合、視聴者に対して大きな負担となっていた。このような視聴者に対する負担は、データ放送の活用に対して障害であり、データ放送を継続して視聴することを希望する視聴者の要望に十分に対応することができないものである。
本発明の目的は、データ放送の視聴中にチャンネルが変更されても、元のチャンネルのデータ放送画面に復帰するデジタル放送受信機を提供することにある。
本発明の別の目的は、ザッピングが終了ないし中止した際、ザッピング開始時のデータ放送画面に自動的に復帰するデジタル放送受信機を提供することにある。
参考例として記載するデジタル放送受信機は、チャンネル選択信号を受け取り、指定されたチャンネルのTV信号を選択する受信手段と、
選択されたチャンネルのTV信号を復調してデジタル信号ストリームを出力する復調手段と、
デジタル信号ストリームから、音声信号ストリーム、映像信号ストリーム、及びデータ信号ストリームをそれぞれ出力する多重分離手段と
データ信号ストリームを復号してデータ放送文書を出力するデータ復号手段と、
前記データ放送文書を受け取り、データ放送画面を形成するデータ放送ブラウザと、
上記各手段を制御する制御手段とを具えるデジタル放送受信機において、
前記データ放送ブラウザは、前記データ放送文書を受け取り、データ放送画面を形成するためのレイアウト情報を出力する文書解析手段、当該レイアウト情報を受け取り、データ放送画面を形成するレイアウト描画手段、及び、文書解析手段及びレイアウト描画手段を制御するブラウザ制御手段を有し、
データ放送コンテンツの視聴中にチャンネル切換信号が入力した場合、前記ブラウザ制御手段は、前記文書解析手段に対して状態保持を指示すると共に前記レイアウト描画部に対して初期化を指示し、
チャンネル切換信号が入力した時点のチャンネルに戻った際、前記ブラウザ制御手段は、前記文書解析手段に対して状態保持の解除を指示すると共にレイアウト描画手段に対して有効化を指示することを特徴とする。
本例では、所定のチャンネルのデータ放送の視聴中にリモコンからチャンネル切換信号が入力した場合、制御手段は、ザッピング操作に移行したことを検知し、ブラウザ制御手段は文書解析手段に対して状態保持を指示する。その後、チャンネルが切り換えられザッピング開始時のチャンネルに再び戻ると、制御手段は、ザッピングの終了を検知し、ブラウザ制御手段は文書解析手段に対して状態保持の解除を指示する。この結果、チャンネルが切り換えられる直前のチャンネルのデータ放送が表示される。尚、ブラウザ制御手段から文書解析手段に対して状態保持が指示されると、ブラウザ制御手段は、内部信号を形成するための内部コマンドを受け付け、リモコン等からの外部コマンドを受け付けない状態に維持される。
参考例として記載するデジタル放送受信機は、チャンネル選択信号を受け取り、指定されたチャンネルのTV信号を選択する受信手段と、
選択されたチャンネルのTV信号を復調してデジタル信号ストリームを出力する復調手段と、
デジタル信号ストリームから、音声信号ストリーム、映像信号ストリーム、及びデータ信号ストリームをそれぞれ出力する多重分離手段と
データ信号ストリームを復号してデータ放送文書を出力するデータ復号手段と、
前記データ放送文書を受け取り、データ放送画面を形成するデータ放送ブラウザと、
上記各手段を制御する制御手段とを具えるデジタル放送受信機において、
前記データ放送ブラウザは、前記データ放送文書を受け取り、データ放送画面を形成するためのレイアウト情報を出力する文書解析手段、当該レイアウト情報を受け取り、データ放送画面を形成するレイアウト描画手段、及び、文書解析手段及びレイアウト描画手段を制御するブラウザ制御手段を有し、
データ放送コンテンツの視聴中にザッピングを指示する信号が入力した場合、前記制御手段は、前記受信手段に対してチャンネルを順次切り換るように指示し、前記ブラウザ制御手段は、前記文書解析手段に対して状態保持を指示すると共に前記レイアウト描画部に対して初期化を指示し、
ザッピングの終了を指示する信号が入力した際、前記制御手段は、前記受信手段に対してザッピング直前のチャンネルに切り換えるように指示し、前記ブラウザ制御手段は、前記文書解析手段に対して状態保持の解除を指示すると共にレイアウト描画手段に対して有効化を指示することを特徴とする。
当該デジタル放送受信機は、ザッピング操作を指示する入力信号を発生するザッピングボタンが設けられているデジタル放送受信機に関するものである。当該デジタル放送受信機においては、リモコンを介してザッピングの開始を指示するザッピング信号が入力すると、データ放送ブラウザの文書解析手段は、内部コマンドを受け付け外部コマンドを受け付けない状態に保持され、ザッピング終了信号が発生すると、文書解析手段は状態解除が指示される。これにより、ザッピングが終了すると、ザッピング開示時のデータ放送画面に戻ることになる。尚、本明細書において、「チャンネルを順次切り換る」とは、チャンネルを所定の順序にしたがって降順及び昇順させる場合及びチャンネルをランダムに切り換える場合の両方を含むものである。
本発明によるデジタル放送受信機は、チャンネル選択信号を受け取り、指定されたチャンネルのTV信号を選択する受信手段と、
選択されたチャンネルのTV信号を復調してデジタル信号ストリームを出力する復調手段と、
デジタル信号ストリームから、音声信号ストリーム、映像信号ストリーム、及びデータ信号ストリームをそれぞれ出力する多重分離手段と
データ信号ストリームを復号してデータ放送文書を出力するデータ復号手段と、
前記データ放送文書を受け取り、データ放送画面を形成するデータ放送ブラウザと、
上記各手段を制御する制御手段とを具えるデジタル放送受信機において、
前記データ放送ブラウザは、前記データ放送文書を受け取り、データ放送画面を形成するためのレイアウト情報を出力する文書解析手段、当該レイアウト情報を受け取り、データ放送画面を形成するレイアウト描画手段、及び、文書解析手段及びレイアウト描画手段を制御するブラウザ制御手段を有し、
前記文書解析手段は、現用系と予備系との間で切り換わる第1及び第2の文書解析部を有し、
ザッピングが検知され又はザッピングを指示する信号が入力した際、前記ブラウザ制御手段は、現用系の第1の文書解析部に対して状態保持を指示すると共に現用系から予備系に切り換え、予備系の第2の文書解析部を現用系に切り換え、
ザッピングの終了又は中止が検知された際、前記ブラウザ制御手段は、現用系の第2の文書解析部を予備系に切り換えると共に予備系の第1の文書解析部を現用系に切り換えることを特徴とする。
当該デジタル放送受信機は、データ放送画面を形成するためのレイアウト情報を出力する文書解析手段が2つの系統の文書解析部により構成されるため、ザッピングが検出される毎に文書解析部を現用系と予備系との間で切り換えることにより、ザッピング終了時に自動的にザッピング開始時のデータ放送画面に戻ることが可能である。さらに、2系統の文書解析部を有することにより、ザッピング期間中であっても、順次切り換えられるチャンネルのデータ放送を視聴することが可能になる利点が達成される。
当該デジタル放送受信機の好適実施例は、さらに、前記レイアウト描画手段は、現用系と予備系との間で切り換わる第1及び第2のレイアウト描画部を有し、
ザッピングが検知され又はザッピングを指示する信号が入力した際、前記ブラウザ制御手段は、現用系の第1の文書解析部に対して状態保持を指示すると共に当該第1の文書解析部及び第1のレイアウト描画部を予備系に切り換え、予備系の第2の文書解析部及び第2のレイアウト描画部を現用系に切り換え、
ザッピングの終了又は中止が検知された際、前記ブラウザ制御手段は、現用系の第2の文書解析部及び第2のレイアウト描画部を予備系に切り換えると共に予備系の第1の文書解析部及び第1のレイアウト描画部を現用系に切り換えることを特徴とする。本例では、レイアウト描画手段を2系統有するため、元のデータ放送画面への復帰時間が短縮される利点が達成される。
本発明による別のデジタル放送受信機は、チャンネル選択信号を受け取り、指定されたチャンネルのTV信号を選択する受信手段と、
選択されたチャンネルのTV信号を復調してデジタル信号ストリームを出力する復調手段と、
デジタル信号ストリームから、音声信号ストリーム、映像信号ストリーム、及びデータ信号ストリームをそれぞれ出力する多重分離手段と
データ信号ストリームを復号してデータ放送文書を出力するデータ復号手段と、
前記データ放送文書を受け取り、データ放送画面を形成するデータ放送ブラウザと、
上記各手段を制御する制御手段とを具え、
前記データ放送ブラウザは、前記データ放送文書を受け取り、データ放送画面を形成するためのレイアウト情報を出力する文書解析手段、当該レイアウト情報を受け取り、データ放送画面を形成するレイアウト描画手段、及び、文書解析手段及びレイアウト描画手段を制御するブラウザ制御手段を有るデジタル放送受信機において、
前記受信手段、復調手段、多重分離手段、データ復号手段、及び文書解析手段は、現用系と予備系との間で交互に切り換わる第1及び第2の2つ系統をそれぞれ有し、
ザッピングが検知され又はザッピングを指示する信号が入力した際、現用系の第1の系統の手段を予備系に切り換え、予備系の第2の系統の手段を現用系にそれぞれ切り換え、
ザッピングの終了が検知された際、前記第2の系統の手段をそれぞれ予備系に切り換え、第1の系統の手段を現用系に切り換えることを特徴とする。
当該デジタル放送受信機は、ザッピング中にデータ放送の状態が変化しても完全に追従できる利点が達成される。
本発明によるデジタル放送受信機では、ザッピング開始時とザッピング終了時との間のデータ放送の状態変化を考慮し、状態変化に応じて適切な対応策をとることが可能である。データ放送の状態変化を検出する手段として、例えばザッピング開始時のデータ放送についての更新の有無又はBML文書の更新の有無を用いることができる。尚、状態変化が認められない場合、ザッピング開示時のデータ放送に復帰し、状態変化が認められる場合、例えばデータ放送を初期状態から実行するように設定することが可能である。
本発明では、チャンネル切換信号からザッピングが検知された場合、元のチャンネルに戻った際自動的にデータ放送画面に戻るように構成され、或いは、ザッピング信号が入力してザッピングが開始した後ザッピング終了信号が入力するとザッピング開始時のチャンネルのデータ放送画面に自動的に復帰するため、データ放送の視聴中にザッピング操作が行われても自動的に元のデータ放送を視聴することが可能になる。この結果、複雑なデータ放送の操作を行うことなくデータ放送の視聴を継続することができる。
図1は本発明によるデジタル放送受信機の基本構成を示す線図である。RF信号又はIF信号等のTV信号は、受信部1においてチャンネル選択されると共に周波数変換されて復調部2に出力される。復調部2は、選択されたチャンネルのTV信号を復調してデジタル信号ストリームを出力する。例えば地上デジタル放送の場合、TV信号(IF信号)はISDB-T信号であり、復調部2はISDB-T信号をOFDM復調し、デジタル信号ストリームとしてMPEG-2トランスポートストリームを出力する。デジタル信号ストリームは、多重分離部3に入力され、音声信号ストリーム、映像信号ストリーム、及びデータ信号ストリームに分離され、音声復号部4、映像復号部5及びデータ復号部6にそれぞれ入力される。音声復号部4に入力した音声信号ストリームは復号(デコード)され、TV音声信号が出力される。映像復号部5は、映像信号ストリームを復号し、縮小レイアウト部7及び映像合成部8を経てTV映像信号を出力する。データ復号部6は、入力したデータ信号ストリームを復号してデータ放送文書を生成し、当該データ放送文書をデータ放送ブラウザ9に出力する。地上デジタル放送の場合、データ復号部6はデータ信号ストリームとして伝送されるデータカルーセルをデコードし、データ放送文書のリソース(ファイル)を出力する。データ放送ブラウザ9は、入力したデータ放送文書をデコードしてレイアウト表示されるデータ放送の映像信号を生成し、当該データ放送映像信号を映像合成部8に出力する。映像合成部8は、映像復号部5から出力されるTV映像信号とデータ放送ブラウザ9から出力されるデータ放送映像信号とを合成して映像信号を出力する。
受信機制御部10は、リモコンを介して入力するチャンネル切り換え等の受信機操作に基づき、受信部1、復調部2、復号部3、音声復号部4、映像復号部5、データ復号部6及びデータ放送ブラウザ9を制御する。
データ放送ブラウザ9は、文書解析部11、レイアウト描画部12及びブラウザ制御部13で構成される。文書解析部11は、入力したデータ放送文書を解釈し、データ放送画面のレイアウトを指示するレイアウトコマンドを生成し、画面に表示されるデータ放送文書と共にレイアウト情報としてレイアウト描画部12に出力する。この文書解析部11は、入力したデータ放送文書を一時記憶し、レイアウトコマンドを生成するための内部文書を作成し、作成した内部文書を一時記憶する機能を有する。レイアウト描画部12は、文書解析部11から供給されるレイアウト情報に基づき、データ放送文書をレイアウトし及び描画して、データ放送画面を生成する。さらに、レイアウト描画部12は、TV映像をレイアウトするための映像レイアウト情報を映像縮小レイアウト部7に供給する。ブラウザ制御部13は、受信機制御部10からの制御信号及びリモコンからのデータ放送操作信号を受け取り、文書解析部11に文書解析に基づく指示を行い、レイアウト描画部12に対して有効化コマンド及び無効化コマンドを送出してレイアウト及び描画処理の実行及びその実行解除の指示を行う。
映像縮小レイアウト部7は、データ放送のレイアウトの一部であるTV映像信号のレイアウトを行うため、データ放送ブラウザのレイアウト描画部12から供給されるTV映像に対するレイアウト情報を基づき、TV映像の縮小及び配置を行う。
映像合成部8は、映像縮小レイアウト部7から出力されるTV映像と、データ放送ブラウザから出力されるデータ放送映像とを合成して映像信号を出力する。
次に、図1に示すデジタル放送受信機のチャンネル切替動作について説明する。受信機制御部10はリモコンから送出されたチャンネル切換信号を受け取り、受信部1及び多重分離部3に介して目的のチャンネル(受信部1に対しては周波数チャンネル、多重分離部3に対しては編成チャンネル)を選択するように指示する。同時に、データ放送ブラウザ9のブラウザ制御部13に対して初期化を行うように指示する。さらに、必要に応じて、復調部2、音声復号部4、映像復号部5データ復号部6に対して初期化等を行うように指示する。この受信機制御部の制御により、新たに切り換えられたチャンネルの音声信号及び映像信号が出力される。
次に、ザッピング時の動作について説明する。ザッピング操作として、リモコンにザッピングの開始及び終了を指示するザッピング用の指示ボタンが設けられ、視聴者がザッピングボタンを押すとザッピングモードになる場合と、視聴者がデータ放送の視聴中にチャンネル切り換えを行って、なおかつ新たにデータ放送を視聴しないときは、受信機側において自動的にザッピングモードであると判断する場合について説明する。
初めに、視聴者のリモコン操作によるチャンネル切換に対して、受信機側において自動的にザッピングであると判断した場合の処理について説明する。データ放送の視聴中に、リモコンからのチャンネル切換の指示が入力した際、受信機制御部10及びブラウザ制御部はザッピングを検知する。このザッピングの検知に応じて、受信機制御部は、受信部1及び多重分離部3に対して新しいチャンネルを選択するように(受信部に対しては周波数チャンネル、多重分離部に対しては編成チャンネル)指示する。同時に、データ放送ブラウザ9に対して、チャンネル切り換えを指示する。このチャンネル切換指示に応じて、ブラウザ制御部13は、文書解析部11に対して状態保持を指示すると共に、レイアウト描画部12に対しては無効化を指示する。これにより、文書解析部11は、データ復号部から送られてくる放送文書の一時記憶についてはその状態を保持し、内部コマンドの一時記憶については処理を継続する。すなわち、外部コマンド(リモコンからのコマンド)は受け付けず、内部コマンド(タイマイベント等のデータ放送自身に含まれるコマンド)の実行は継続する。一方、レイアウト描画部12は初期化され、データ放送画面は無の状態(データ放送文書が表示されない)になる。同時に、映像縮小レイアウト部7に対して全面TV映像となるように映像レイアウト情報が送られ、最終的に全面TV映像が出力される。この状態は継続して維持され、チャンネル切り換えが行われても、後述する条件に該当する場合を除き、データ放送ブラウザはこの状態を維持する。
チャンネルが切り換えられて元の状態に戻った際(ザッピング直前の元のチャンネルに戻った状態)、受信機制御部はザッピングの終了又は中止を検知し、データ放送ブラウザに対して以下の動作を行うよう指示する。ブラウザ制御部13は、文書解析部11に対して状態保持を解除するように指示すると共にレイアウト描画部12に対して有効化を指示する。これにより、文書解析部11は、データ放送文書の一時記憶処理についてはデータ復号部6により新たにデコードされデータ放送文書の取り込みを開始し、レイアウトコマンドを生成するための内部文書の作成及び一時記憶については内部コマンドの実行を継続し、外部コマンドの実行を再開する。一方、レイアウト描画部12は有効化され、データ放送画面のレイアウト及び描画を行う。同時に、映像縮小レイアウト部7は映像縮小レイアウト部7に映像レイアウト情報を送出する。最終的に、映像合成部8からTV映像とデータ放送画面とが合成された映像信号が出力される。このようにして、チャンネル切り換えが行われる直前のデータ放送画面が表示される。
一方、元のチャンネルに戻らずにデータ放送ボタンが押された場合、ザッピングが中止されたものとなり、通常のチャンネル切り換え処理に移行し、ブラウザ制御部13は、文書解析部及びレイアウト描画部を初期化し、新たなチャンネルのデータ放送を初期状態から実行する。
これにより、ザッピング操作が行われた場合でも、ザッピングしたチャンネルにおいてデータ放送を実行しない限り、元のチャンネルに戻って元のデータ放送画面の状態からコンテンツを継続して視聴することができる。
尚、元のチャンネルに戻った際、新たにデコードされた文書とチャンネルを切り替える前の文書とを比較し、バージョンが変わってしまった場合又は文書構造が異なってしまった場合には、切り替え前のデータ放送の継続表示が困難であると判断し又は破綻を起こす可能性があるものと判断し、データ放送ブラウザを初期化するといった例外処理を導入することができる。
次に、視聴者から明示的にザッピング指示された場合、すなわちリモコンに設けられたザッピング指示ボタンが押された場合の処理について説明する。尚、チャンネル切換は通常の操作及び動作にしたがって行う。視聴者からリモコンを介してザッピング入力がなされると、受信機制御部10は、各機能ないし手段に対してザッピングであることを指示し、チャンネル切換処理を行うように指示する。同時に、ザッピング入力直前のチャンネルの識別情報を記憶する。受信機制御部は、データ放送ブラウザ9に対して、ザッピング状態を指示する。データ放送ブラウザ9のブラウザ制御部13は、文書解析部11に対して状態保持を指示し、レイアウト描画部12に対して無効化を指示する。これにより、文書解析部はデータ放送文書の一時記憶については状態保持し、内部文書の作成及び一時記憶は継続して実行する。すなわち、外部コマンドは受け付けず、内部コマンドについては継続して実行する。また、レイアウト描画部は初期化され、データ放送は画面表示されない状態となる。同時に、レイアウト描画部から映像縮小レイアウト部7に対して全面TV映像となる映像レイアウト情報が送出され、最終的に映像合成部8から全面TV映像が出力される。
チャンネル切換の途中でザッピング終了ボタンが押され、ザッピングが終了する場合、受信機制御部は各構成要素ないし手段に対してザッピングの終了ないし中止を指示する。受信機制御部から受信部及び多重分離部に対して記憶されているザッピング開始時のチャンネルを選択するように指示すると共に、データ放送ブラウザに対してザッピング状態の解除を指示する。このザッピング解除指示を受け、ブラウザ制御部13は、文書解析部11に対して状態保持の解除を指示し、レイアウト描画部12に対して有効化を指示する。これにより、文書解析部11は、データ放送文書の一時記憶については新たにデコードされた文書の取り込みを再開し、文書に変更がない場合は内部文書の作成及び一時記憶について内部コマンドの実行を継続する。文書に変更があった場合内部文書の作成を改めて行う。すなわち、リモコンからのコマンドである外部コマンドの受け付けを開始し、データ放送自身が発生するコマンドである内部コマンドの実行は継続する。一方、レイアウト描画部12は有効化され、データ放送画面がレイアウト及び描画される。同時に映像縮小レイアウト部7に対してTV映像を縮小レイアウトすべき映像レイアウト情報が送出される。この結果、映像合成部8から、ザッピング開始直前のデータ放送の画面(変更があった場合は相当する画面)とTV映像画面とが合成されて出力される。このように、ザッピングを行った場合でも、元のチャンネルに戻って元のデータ放送の画面の状態からコンテンツを継続して視聴することができる。
尚、ザッピングが中止され、元のデータ放送画面に戻る前にデータ放送ボタンが押されて別のチャンネルのデータ放送が選択された場合、ブラウザ制御部13は、文書解析部11及びレイアウト描画部12を初期化し、新たなチャンネルのデータ放送を初期状態から実行する。
元のデータ放送の画面表示に移行する際、新たにデコードされた文書とチャンネルを切り替える前の文書とを比較し、バージョンが変わってしまった場合又は文書構造が異なってしまった場合には、切り替え前のデータ放送の継続表示が困難であると判断し又は破綻を起こす可能性があるものと判断し、データ放送ブラウザを初期化するといった例外処理を導入することができる。
図2は本発明によるデジタル放送受信機の第2の実施例を示す線図である。図1で用いた構成要素と同一の構成要素については同一符号を付してその説明は省略する。本例では、文書解析部20として、第1の文書解析部と第2の文書解析部の2つの系統の文書解析部を設ける。これ以外は図1に示すデジタル放送受信機と同一である。ザッピングの開始が指示されると、受信機制御部10は、受信部1及び多重分離部3に対して新たなチャンネルへの切り換えを指示すると共に、データ放送ブラウザ13に対してザッピングを指示する。ザッピングの指示を受け、ブラウザ制御部13は、現用状態(現用系)にある第1の文書解析部を予備系に待避させ、待避状態(予備系)にあった第2の文書解析部を現用系に切り換える。この切換により、第1の文書解析部はデータ放送文書の一時記憶機能については状態を保持し、内部文書の作成及び一時記憶する機能については継続して実行する。すなわち、外部コマンドを受け付けず、内部コマンドは実行を継続する状態に切り換える。一方、現用系となった第2の文書解析部を用いてデータ放送を含むチャンネルの順次切換表示が行われる。この際、レイアウト描画部は有効な動作状態を継続する。
ザッピングが終了すると、受信機制御部10にザッピングの終了が指示される。これを受け、受信機制御部10は、受信部1及び多重分離部3に対してザッピングを開始する直前のチャンネルを選択するように指示すると共にデータ放送ブラウザ9に対してザッピング状態の解除を指示する。ザッピング状態の解除を受け、ブラウザ制御部13は、第2の文書解析部を現用状態(現用系)から待避状態(予備系)に切り換え、第1の文書解析部を待避状態から現用状態に復帰させる。このように、第1の系統から第2の系統へ切り換えることにより、第1の文書解析部は新たにデコードされた文書の取り込みを開始し、内部文書の作成及び一時記憶機能については内部コマンドの実行を継続する。その結果、レイアウト描画部13はデータ放送画面をレイアウト及び描画を開始し、映像縮小レイアウト部7にも映像レイアウト情報が供給され、最終的に映像合成部8からデータ放送画面とTV映像画面とが合成されて出力される。このようにして、ザッピングの開始直前のデータ放送画面が表示される。
一方、元のデータ放送画面に戻らずにザッピングを中止する場合は、第2の文書解析部を現用に設定したまま、データ放送の提示を行う。さらに、この状態から新たなザッピングを開始する場合は、第2の文書解析部を待避させ第1の文書解析部を現用に設定して、データ放送の提示を行う。
この第2の実施例においては、ザッピング中にもデータ放送を表示させることが可能である。第1の実施例では、ザッピング中には文書解析部の状態を保持させておくため、全体としてデータ放送ブラウザとしての機能を使用することができなかった。これに対して、第2の実施例では、状態を保持した第1の文書解析部に変わって、現用系に切り換わった別の文書解析部が処理を実行するため、全体としてのデータ放送ブラウザとしての機能を続行することができる。
尚、ザッピングが終了して元のデータ放送画面に戻る際新たにデコードされた文書とチャンネルを切り替える前の文書とを比較し、バージョンが変わってしまった場合又は文書構造が異なってしまった場合には、前述した例外処理を行うことができる。
図3は本発明によるデジタル放送受信機の第3の実施例を示す線図である。尚、図1で用いた構成要素と同一の構成要素については同一符号を付してその説明は省略する。本例では、文書解析手段30は現用系と予備系との間で切り換えられる第1及び第2の文書解析部を有し、レイアウト描画手段31も現用系と予備系との間で切り換えられる第1及び第2のレイアウト描画部を有し、ザッピング中にも現在のチャンネルのデータ放送の受信を可能にすると共にザッピングから元のチャンネルへの復帰時間の短縮を図る。
チャンネル切換信号により又はザッピング指示信号によりザッピングの開始が検知されると、受信機制御部10は、受信部1及び多重分離部3に対して新たなチャンネルへの切り換えを指示すると共に、データ放送ブラウザ13に対してザッピングを指示する。ザッピングの指示を受け、ブラウザ制御部13は、今まで現用されていた第1の文書解析部を待避させ、待避状態にあった第2の文書解析部を現用系に切り換える。この切換により、第1の文書解析部はデータ放送文書の一時記憶機能については状態を保持し、内部文書の作成及び一時記憶する機能については継続して実行する。すなわち、外部コマンドを受け付けず、内部コマンドは実行を継続する状態に切り換える。一方、現用系となった第2の文書解析部を用いてデータ放送を含むチャンネルの順次提示が行われる。同様に、レイアウト描画手段31は、現用系であった第1のレイアウト描画部は対となる第1の文書解析部の結果に従ったデータ放送画面のレイアウト及び描画を継続する。すなわち、外部コマンドを受け付けず内部コマンドの実行を継続し、データ放送画面を描画した状態に置かれる。一方、現用系に切り換わった第2の文書解析部及び第2のレイアウト描画部により、データ放送を含むザッピングしているチャンネルの順次提示は通常通り行う。
ザッピングが終了した場合、受信機制御部にザッピングの終了が通知され、受信機制御部は、受信部及び多重分離部に対してザッピングを開始する直前のチャンネルを選択するように指示すると共にデータ放送ブラウザのブラウザ制御部に対してザッピング状態の解除を指示する。ブラウザ制御ブラウザの制御のもとで予備系にある第1の文書解析部及び第1のレイアウト描画部を現用系に切り換え、第2の文書解析部及び第2のレイアウト描画部を予備系に切り換える。これにより、現用系に切り換わった第1の文書解析部は、データ放送文書の一時記憶機能については内部コマンドの実行を継続し、外部コマンドの実行を再開する。現用系に切り換わった第1のレイアウト描画部は、第1の文書解析部からの指示に応じてデータ放送画面のレイアウト及び描画を行う。この結果、ザッピング直前のデータ放送画面がレイアウト表示され、映像縮小レイアウト部には映像レイアウト情報が送出され、最終的に映像合成部からデータ放送画面とTV映像が合成されて出力する。このようにして、ザッピングを開始した時点のチャンネルに戻って元のデータ放送画面のコンテンツを継続して視聴することができる。
尚、元のデータ放送画面に戻らず、新たにザッピングを開始する場合、第1の文書解析部及びレイアウト描画部と第2の文書解析部及びレイアウト描画部とを交互に待避させて、他方の文書解析部及びレイアウト描画部を使用してデータ放送の表示を行う。
図2に示す第2の実施例では、実際のレイアウト及び描画は、ザッピングの終了が指示されてからレイアウト描画部で行う必要があった。これに対して、本例では、レイアウト及び描画を行ったままレイアウト描画部を待避させるので、復帰後直ちにデータ放送画面を表示することが可能になる。従って、ザッピング終了後、元のデータ放送画面に戻るまでの所要時間を一層短縮することができる。
尚、ザッピング直前のデータ放送画面に戻る際、新たにデコードされた文書とチャンネル切り換えの文書とを比較し、バージョッが変わってしまった場合又は文書構造が異なってしまった場合、第1及び第2の実施例と同様である。
図4は本発明によるデジタル放送受信機の第4実施例を示す線図である。本例では、受信部41、復調部42、多重分離部43、データ復号部44、及び文書解析部45を複数系統(本例では2系統)設け、ザッピング中にも元のチャンネルの状態変化に対応することができる。
ザッピング直前の受信部、復調部、多重分離部、データ復号部、及び文書解析部を系統1とし、系統1を現用系とし、ザッピング後のものを系統2とし、系統2を予備系とする。ザッピングが検知され又はザッピング信号が入力した場合、現用系の系統を待避させて予備系に切り換える。そして、系統2を現用系に切り換え、系統2を用いてザッピング中のチャンネルの受信に使用する。尚、ここで、待避するとは、データ放送操作から切り離した上で、TV信号からの入力に従って、そのまま受信及び復調動作を継続させることを意味する。ザッピングが終了した際、現用系と予備系とを切り換え、ザッピング直前の系統を現用系に復帰させ、ザッピング直前のデータ放送を再開する。
本実施例では、ザッピング中にデータ放送の状態が変化しても完全に追従することができる。すなわち、第1〜第3の実施例においては、ザッピング中にデータ放送の状態が変化した場合、データ放送受信の継続が保証されない場合がある。多くの場合はデータ放送受信の継続が可能であるが、継続が不可能になる場合も生ずる。これに対して、本例では、ザッピング中にもデータ放送受信を常時動作させているので、通常の受信機で受信している場合と同様に、いかなるデータ放送の状態変化にも対応することが可能になる。尚、レイアウト描画部も2系統設けることにより、元のデータ放送画面への復帰時間を短縮できることは第3実施例と同様である。
第1〜第3実施例においては、ザッピング中には元のチャンネルのデータ放送を常時受信しているわけではないので、ザッピング中にデータ放送の状態が変化すると、復帰する際正しく復帰しない場合が想定される。そのため、データ放送の状態の変化を検出し、正常に復帰不可能と判断される場合には、復帰を断念してデータ放送を初期状態から実行することが必要となる。このような場合の例外処理を以下に例示する。
(1)安全性の高い方法として、ザッピング開始時に表示していたデータ放送について、更新があった場合データ放送を初期状態から実行し、更新がなければデータ放送を復帰して継続実行する。データ放送が更新されたか否かを検出する方法としては、データ放送の伝送方式であるDSM-CCデータカルーセル伝送方式におけるmodule Versionの変化を検出する方法を用いることができる。
(2)現実に即した方法として、ザッピング開始時に表示していたデータ放送について、BML文書に更新がない場合元のデータ放送に復帰して継続実行する方法が想定される。BML文書に更新がされた場合、データ放送を初期状態から実行する。本例の場合、上記(1)とは異なり、画像(PNG等)やデータ(バイナリーテーブル等)が変更されただけでは、初期状態に設定せずにデータ放送を継続実行する。勿論、画像やデータ等は更新された新しいデータで実行する。BML文書の更新の検出は、BML文書単独で1つのモジュールを構成する場合は、上記(1)と同様な方法で可能である。ただし、現実的には1つのモジュールはBML文書のほか複数のファイルで構成されている場合が多いため、BML文書そのものを比較し、又はBML文書のメッセージダイジェストを作成及び記憶しておき比較する等の方法が有効である。
(3)最も容易な方法として、とりあえずデータ放送を再開し、矛盾がなければそのまま実行を継続する方法が想定される。逆に、矛盾が起きた時点において直ちにデータ放送を初期化し、又は確認メッセージを送出した後データ放送を初期化(初期状態で提示する)し、或いはデータ放送を終了する。
データ放送の状態変化として、第1〜第4の実施例で考慮したタイマーイベント等の内部状態の変化、及び上記(1)〜(3)で考慮したデータ放送の文書又はデータの更新に加えて、イベントメッセージによる状態変化を利用することができる。イベントメッセージによる状態変化は、第4実施例のように、受信部、復調部、多重分離部、及びデータ復号部を複数系統創始、常時データ放送を受信状態にしておかなければ対応できない。従って、イベントメッセージに起因する状態変化に対応するためには、上記(3)のロジックを例外処理として具えることが望ましい。
次に、文書解析手段として2つの系統(系統1及び系統2)を有する実施例2〜4における制御の具体例について説明する。図5(1)は、2つの系統を有するデジタル放送受信機において、通常のザッピング操作が行われた場合の制御を示す。系統1を現用系として番組(chA)を視聴しているものとする。ザッピングが指示されてチャンネルが切り換えられると、現用系の系統1を予備系に切り換え、予備系であった系統2を現用系に切り換える。この状態で、新しいチャンネル(chB)を提示する。ザッピング中は系統1を待避した状態に維持し、系統2においてチャンネルを切り換えて新しいチャンネル(chC,chD,chE)を提示する。ザッピングの終了が指示されると、待避していた系統1を現用系に復帰させ、元のチャンネル(chA)の提示に戻る。尚、系統1と系統2とは同等であり、逆にしても成立する。
の(2)は、ザッピングの途中で新たなザッピングを開始する場合の制御を示す。初めに系統1を使用して番組(chA)を視聴しているものとする。ザッピング開始が指示されチャンネルが切り換えられると、現用系の系統1は予備系に切り換わり、予備系であった系統2は現用系に切り換わる。そして、系統2を使用して新しいチャンネル(chB)を提示する。ザッピング中は、系統1を待避したまま、系統2においてチャンネルが切り換えられ、新しいチャンネル(chC,chD,chE)が表示される。ここで、新しいチャンネル(chE)が気に入ったので当該チャンネルを候補にしたいが、さらに気に入ったチャンネルがないか確認するためザッピングを継続する場合を想定する。この場合、新たにザッピングを開始してチャンネルを切り換える際、現用系であった系統2を予備系に切り換え、予備系であった系統1を現用系に切り換える。そして、系統1を使用して新たなチャンネル(chF)を提示する。このザッピング中は、系統2を予備系に待避したまま、系統1においてチャンネルを切り換えて新しいチャンネル(chG,chH,chI)を提示する。当該ザッピングが終了すると、待避していた系統2を復帰させ、元のチャンネル(chE)の表示に戻る。尚、系統1と系統2とは同等であり、逆に設定しても同様である。
図5の(3)は、2つの系統の文書解析部を有する場合に、ザッピングせずに普通にチャンネルを切り換える際の制御を説明するための線図である。本例では、2つの系統(系統1及び系統2)を用い、初めに系統1を用いてチャンネルAを視聴しているものとする。チャンネルの切換(chA→chB)を行うと同時に系統の切換(系統1→2)を行う。次に、チャンネルをchAからchBに切り換えようとする場合、系統の切換だけを行う。このように、1つ前のチャンネルに切り換える場合、系統を切り換えるだけでチャンネル切換を行うことができる。この場合、勿論、データ放送の復帰も可能である。さらに、図の(3)示すように、2つのチャンネル間で切り換えを行う限り、同様な状態が維持される。ただし、第3の別のチャンネルに切り換える場合(chB→chC)、チャンネルの切り換えが生ずるため、データ放送への復帰はできない。しかし、再び新しい2つのチャンネルを行き来している限り(chC→chB)、チャンネル切り換えの必要はなく、系統を復帰させるだけで良いので、データ放送への状態復帰が可能である。通常の操作にしたがってチャンネルを切り換える場合、一方の系統だけを用いてチャンネルを切り換えることも可能であるが、本例のように制御することにより、データ放送の継続性とアクセスの高速化が可能になる。
本発明によるデジタル放送受信機の基本構成を示す線図である。 本発明によるデジタル放送受信機の第2実施例を示す線図である。 本発明によるデジタル放送受信機の第3実施例を示す線図である。 本発明によるデジタル放送受信機の第4実施例を示す線図である。 文書解析部を複数系統有する場合の制御を説明するための線図である。
符号の説明
1,41 受信部
2,42 復調部
3,43 多重分離部
4 音声復号部
5 映像復号部
6 データ復号部
7 映像縮小レイアウト部
8 映像合成部
9 データ放送ブラウザ
10 受信機制御部
11,20,30 文書解析部
12,31 レイアウト描画部
13 ブラウザ制御部

Claims (4)

  1. チャンネル選択信号を受け取り、指定されたチャンネルのTV信号を選択する受信手段と、
    選択されたチャンネルのTV信号を復調してデジタル信号ストリームを出力する復調手段と、
    デジタル信号ストリームから、音声信号ストリーム、映像信号ストリーム、及びデータ信号ストリームをそれぞれ出力する多重分離手段と
    データ信号ストリームを復号してデータ放送文書を出力するデータ復号手段と、
    前記データ放送文書を受け取り、データ放送画面を形成するデータ放送ブラウザと、
    上記各手段を制御する制御手段とを具えるデジタル放送受信機において、
    前記データ放送ブラウザは、前記データ放送文書を受け取り、データ放送画面を形成するためのレイアウト情報を出力する文書解析手段、当該レイアウト情報を受け取り、データ放送画面を形成するレイアウト描画手段、及び、文書解析手段及びレイアウト描画手段を制御するブラウザ制御手段を有し、
    前記文書解析手段は、現用系と予備系との間で切り換わる第1及び第2の文書解析部を有し、
    ザッピングが検知され又はザッピングを指示する信号が入力した際、前記ブラウザ制御手段は、現用系の第1の文書解析部に対して状態保持を指示すると共に現用系から予備系に切り換え、予備系の第2の文書解析部を現用系に切り換え、
    ザッピングの終了が検知された際、前記ブラウザ制御手段は、現用系の第2の文書解析部を予備系に切り換えると共に予備系の第1の文書解析部を現用系に切り換えることを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 請求項に記載のデジタル放送受信機において、さらに、前記レイアウト描画手段は、現用系と予備系との間で切り換わる第1及び第2のレイアウト描画部を有し、
    ザッピングが検知され又はザッピングを指示する信号が入力した際、前記ブラウザ制御手段は、現用系の第1の文書解析部に対して状態保持を指示すると共に当該第1の文書解析部及び第1のレイアウト描画部を予備系に切り換え、予備系の第2の文書解析部及び第2のレイアウト描画部を現用系に切り換え、
    ザッピングの終了又は中止が検知された際、前記ブラウザ制御手段は、現用系の第2の文書解析部及び第2のレイアウト描画部を予備系に切り換えると共に予備系の第1の文書解析部及び第1のレイアウト描画部を現用系に切り換えることを特徴とするデジタル放送受信機。
  3. チャンネル選択信号を受け取り、指定されたチャンネルのTV信号を選択する受信手段と、
    選択されたチャンネルのTV信号を復調してデジタル信号ストリームを出力する復調手段と、
    デジタル信号ストリームから、音声信号ストリーム、映像信号ストリーム、及びデータ信号ストリームをそれぞれ出力する多重分離手段と
    データ信号ストリームを復号してデータ放送文書を出力するデータ復号手段と、
    前記データ放送文書を受け取り、データ放送画面を形成するデータ放送ブラウザと、
    上記各手段を制御する制御手段とを具え、
    前記データ放送ブラウザは、前記データ放送文書を受け取り、データ放送画面を形成するためのレイアウト情報を出力する文書解析手段、当該レイアウト情報を受け取り、データ放送画面を形成するレイアウト描画手段、及び、文書解析手段及びレイアウト描画手段を制御するブラウザ制御手段を有るデジタル放送受信機において、
    前記受信手段、復調手段、多重分離手段、データ復号手段、及び文書解析手段は、現用系と予備系との間で交互に切り換わる第1及び第2の2つ系統をそれぞれ有し、
    ザッピングが検知され又はザッピングを指示する信号が入力した際、前記制御手段は、現用系の第1の系統の手段に対して状態保持を指示すると共に当該第1の系統の手段を予備系に切り換え、予備系の第2の系統の手段を現用系にそれぞれ切り換え、
    ザッピングの終了が検知された際、前記第2の系統の手段をそれぞれ予備系に切り換え、第1の系統の手段を現用系に切り換えることを特徴とするデジタル放送受信機。
  4. 請求項1からまでのいずれか1項に記載のデジタル放送受信機において、さらに、データ放送の状態変化を検出する手段を有し、ザッピング開始時のデータ放送とザッピング終了時のデータ放送との間の状態変化を検出し、状態変化が認められない場合、ザッピング開示時のデータ放送に復帰し、状態変化が認められる場合、データ放送を初期状態から実行することを特徴とするデジタル放送受信機。
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