JP2007158790A - 放送データ登録システム、遠隔操作装置、及び放送データ登録方法 - Google Patents

放送データ登録システム、遠隔操作装置、及び放送データ登録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ放送などで提供される所望の情報を、1つのボタン操作で表示できるようにする。
【解決手段】放送データ登録システムは、複数の操作ボタンを備えた遠隔操作装置10と、放送データを受信可能な表示装置20とを備える。表示装置20は、遠隔操作装置10からの操作に従ってユーザ所望の放送データを表示する表示部25と、表示した放送データのチャンネル情報と該放送データを表示するまでの一連の操作手順に基づいてスクリプトファイルを生成する制御部23と、生成したスクリプトファイルを記憶するメモリ24とを備える。遠隔操作装置10は、前記スクリプトファイルを実行させるための操作信号を、複数の操作ボタンのいずれかに割り当てて登録し、表示装置20は、前記操作信号が割り当てられた操作ボタンが操作されたときに、前記操作信号に応じたスクリプトファイルをメモリ24から読み出して実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放送データ登録システム、遠隔操作装置、及び放送データ登録方法、より詳細には、データ放送などで提供される所望の情報を1つのボタン操作で表示可能とする放送データ登録システム、遠隔操作装置、及び放送データ登録方法に関する。
従来、ユーザが、データ放送などで提供される特定の情報を見るために、データ放送チャンネルに切り替えてから、各種操作を行い、目的の項目を選択することにより、選択項目に応じた情報を表示していた。例えば、BS放送の103chの連動データから天気予報を見る場合、ユーザは、リモコンからBS103chを選局した後、しばらくしてから、リモコンの"d"ボタンを押下し、さらに、リモコンの"赤"ボタンを押下する。このように段階的にボタンを押下することで所望の情報を表示することができる。なお、リモコンの"d"ボタンとは、データ放送を受信するためのボタンであり、"赤"ボタンとは、各種機能を割り当て可能なカラーボタンであって、例えばデータ放送で提供される天気予報(番組)を受信するためのボタンである。
このように、従来、データ放送などで提供される目的の情報を表示するために、ユーザはリモコンを用いて複数の操作を行う必要がある上に、再度同じ情報を表示させようとした場合、同じ操作を繰り返し行わなければならなかった。また、目的の情報を表示させるために、ユーザは操作手順を覚えておく必要があり、操作が煩わしいという問題があった。
ここで、例えば、特許文献1には、多機能化するリモコンの操作をカスタマイズする機能を備え、目的の機能のダイレクトアクセスを可能とするリモートコントロール装置が開示されている。これによれば、被制御機器の持つ独立した機能を複数個、順次制御できるように登録可能(例えば、電源ONとVTR電源ONなど)であり、また、階層化されたメニューの選択を一回の操作で行うことを可能とし、その手法として、目的の機能のポインタを記憶させ、それを実行させるようにしている。
特開2000−197162号公報
前述したデータ放送などのように、目的の情報にたどりつくまでに階層的な操作を行う必要がある場合、ユーザは、目的の情報を表示するために、リモコンを用いて複数の操作を行い、また、再度同じ情報を表示させようとした場合、同じ操作を繰り返し行わなければならなかった。また、目的の情報を表示させるために、ユーザは操作手順を覚えておく必要があった。このように、ユーザにとってリモコン操作が煩わしいという問題があった。
これに対して、特許文献1には、一覧から所望の機能を選択して登録しておき、対応する操作ボタンを操作することで、所望の機能を順次実行する構成が記載されているが、データ放送のように、送信されてくるデータによって操作手順が変化する場合、一覧から操作内容を選択して登録することはできない。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、データ放送などで提供される所望の情報を、1つのボタン操作で表示可能とする放送データ登録システム、遠隔操作装置、及び放送データ登録方法を提供すること、を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、複数の操作ボタンを備えた遠隔操作装置と、放送データを受信可能な表示装置とを備え、前記遠隔操作装置により前記表示装置にユーザ所望の放送データを登録する放送データ登録システムにおいて、前記表示装置は、前記遠隔操作装置からの操作に従ってユーザ所望の放送データを表示する手段と、該表示した放送データのチャンネル情報と該放送データを表示するまでの一連の操作手順を登録する操作手順登録手段と、該登録したチャンネル情報と操作手順に基づいてスクリプトファイルを生成するスクリプトファイル生成手段と、該生成したスクリプトファイルを記憶する記憶手段とを備えていることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記遠隔操作装置は、前記スクリプトファイルを実行させるための操作信号を、前記複数の操作ボタンのいずれかに割り当てて登録することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記表示装置は、前記操作信号が割り当てられた操作ボタンが操作されたときに、前記操作信号に応じたスクリプトファイルを前記記憶手段から読み出して実行する手段を備えていることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1乃至第3のいずれか1の技術手段において、前記放送データは、データ放送のデータであって、前記操作手順登録手段は、前記操作手順として、前記データ放送で提供される所望のデータを表示するまでの前記遠隔操作装置において操作された全ての操作ボタンの処理内容を順番に登録することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、放送データを受信可能な表示装置を遠隔操作する遠隔操作装置において、複数の操作ボタンと、該複数の操作ボタンの少なくとも1つを操作することにより前記表示装置にユーザ所望の放送データを表示させる手段と、前記放送データのチャンネル情報と該放送データを表示させるまでの一連の操作手順を登録する操作手順登録手段と、該登録したチャンネル情報と操作手順に基づいてスクリプトファイルを生成するスクリプトファイル生成手段と、該生成したスクリプトファイルを前記複数の操作ボタンのいずれかに関連付けて記憶する記憶手段とを備えていることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第5の技術手段において、前記スクリプトファイルが関連付けられた操作ボタンが操作されたときに、該操作ボタンに応じたスクリプトファイルを前記記憶手段から読み出して前記表示装置に送信する手段を備えていることを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第5又は第6の技術手段において、前記放送データは、データ放送のデータであって、前記操作手順登録手段は、前記操作手順として、前記データ放送で提供される所望のデータを表示するまでの前記遠隔操作装置において操作された全ての操作ボタンの処理内容を順番に登録することを特徴としたものである。
第8の技術手段は、複数の操作ボタンを備えた遠隔操作装置と、放送データを受信可能な表示装置とを備え、前記遠隔操作装置により前記表示装置にユーザ所望の放送データを登録する放送データ登録方法において、前記遠隔操作装置からの操作に従ってユーザ所望の放送データを表示するステップと、該表示した放送データのチャンネル情報と該放送データを表示するまでの一連の操作手順を登録するステップと、該登録したチャンネル情報と操作手順に基づいてスクリプトファイルを生成するステップと、該生成したスクリプトファイルを記憶するステップとを有することを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第8の技術手段において、前記スクリプトファイルを実行させるための操作信号を、前記複数の操作ボタンのいずれかに割り当てて登録することを特徴としたものである。
第10の技術手段は、第9の技術手段において、前記操作信号が割り当てられた操作ボタンが操作されたときに、前記操作信号に応じたスクリプトファイルを読み出して実行するステップを有することを特徴としたものである。
第11の技術手段は、第8乃至第10のいずれか1の技術手段において、前記放送データは、データ放送のデータであって、前記操作手順として、前記データ放送で提供される所望のデータを表示するまでの前記遠隔操作装置において操作された全ての操作ボタンの処理内容を順番に登録することを特徴としたものである。
本発明によれば、データ放送などで提供される所望の情報を、1つの操作ボタンを操作するだけで表示することができるため、ユーザはリモコンを用いて複数の操作を行わなくてもよく、また、再度同じ情報を表示させようとした場合、同じ操作を繰り返し行わなくてもよくなる。また、目的の情報を表示させるために、ユーザは操作手順を覚えておく必要がなくなる。このように、リモコン操作の煩わしさを軽減することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る放送データ登録システムの構成例を示すブロック図で、放送データ登録システムは、複数の操作ボタンを備えた遠隔操作装置10、放送データを受信可能な表示装置20を備えて構成される。表示装置20は、遠隔操作装置10により遠隔操作され、遠隔操作装置10から赤外線あるいは電波等により送信されてくる操作信号を受信するための受信部(図示せず)を備えている。
図2は、図1に示した遠隔操作装置10の外観構成例を示す図である。遠隔操作装置10(以下、リモコン10)は、複数の操作ボタンとして、例えば、チャンネルを選局するためのチャンネル選局ボタン11と、地上波デジタル放送(地上D)/衛星放送(BS)/衛星放送(CS1/2)を切り換える放送切換ボタン12と、データ放送を受信するためのデータ連動ボタン13(以下、dボタン13という)と、各種機能が割り当てられる青/赤/緑/黄からなるカラーボタン14(以下、赤ボタン14で代表する)と、上下左右にカーソルを移動させるための方向ボタン15と、選択確定するための決定ボタン16と、を含んで構成されている。
図1において、表示装置20は、アナログあるいはデジタルの放送データを受信するためのチューナ21と、受信した放送データを復号するデコーダ22と、各部を制御するCPUなどの制御部23と、制御プログラムやデータ等が記憶されたメモリ24と、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)などの表示部25と、を備えて構成される。なお、本発明の表示装置20は、例えば、テレビジョン装置や、パーソナルコンピュータなどのテレビチューナ機能を備えた表示装置全般に適用することができる。
ユーザは、リモコン10から一連の操作を行い、表示装置20に所望の放送データを表示させる。そして、所望の放送データを表示するまでの一連の操作手順(例えば、チャンネル選局ボタン11を押下してBS放送を選局し、dボタン13を押下してデータ放送を受信し、赤ボタン14を押下して天気情報を受信する、などの処理内容)をスクリプトファイル化し、このスクリプトファイルを実行するための操作信号を、リモコン10が備える1つの操作ボタンに割り当てて登録する。この際、1ステップ毎に手動で編集するようにしてもよい。以後、ユーザにより当該操作ボタンが押下されると、表示装置20においてスクリプトファイルが実行され、スクリプトファイルに対応するユーザ所望の放送データが表示される。
図3は、図1に示した表示装置20の要部構成例を示す機能ブロック図で、制御部23は、操作手順登録手段23a、スクリプトファイル生成手段23b、及びスクリプトファイル読出/実行手段23cを備え、メモリ24は、操作手順データ24a、スクリプトファイル24bを蓄積する。これらの操作手順登録手段23a、スクリプトファイル生成手段23b、及びスクリプトファイル読出/実行手段23cは、本発明の放送データ登録システムとしての機能を実行するためのプログラムであって、メモリ24に格納され、実行時に制御部23によって読み出されて実行される。
まず、ユーザは、所望の放送データを登録する際に、リモコン10が備える操作ボタンのうち、スクリプトファイルを実行させるための操作信号を割り当てる操作ボタンを所定時間以上(例えば、3秒以上)押下する。以下、この操作ボタンを割当操作ボタンという。その後、リモコン10を用いて、ユーザ所望の放送データを表示装置20に表示させるための操作を行う。
表示装置20は、リモコン10からの操作に従って、ユーザ所望の放送データを表示する。操作手順登録手段23aは、表示した放送データのチャンネル情報とその放送データを表示するまでの一連の操作手順を操作手順データ24aとして登録する。放送データがデータ放送のデータである場合、操作手順登録手段23aは、操作手順として、データ放送で提供される所望のデータを表示するまでのリモコン10において操作された少なくとも一部の操作ボタンの処理内容を順番に登録する。
これは、例えば、チャンネル選局ボタン11を押下して所望のBS放送を選局し、dボタン13を押下してデータ放送を受信し、赤ボタン14を押下して天気情報を受信する、などの一連の処理内容を順番に登録する。この際、一連の処理の途中の情報を登録しておきたい場合には、登録したい情報が表示された状態で決定ボタン16を押下することにより、それまでの処理内容が順番に登録されるようにしてもよい。
スクリプトファイル生成手段23bは、メモリ24に登録した操作手順データ24a(すなわち、チャンネル情報と操作手順)に基づいてスクリプトファイルを生成する。このスクリプトファイルとは、一般に、各種のプロセスを自動化して実行するための一連の命令などを記述した簡易プログラムであり、本発明においては放送データを表示するまでの一連の操作手順を自動化するための簡易プログラムである。
メモリ24は、スクリプトファイル生成手段23bで生成したスクリプトファイル24bを記憶する。リモコン10は、割当操作ボタンがユーザにより再度押下されると、スクリプトファイル24bを実行させるための操作信号を、割当操作ボタンに割り当てて登録する。なお、スクリプトファイル24bは、上記操作信号に関連付けされて記憶される。
スクリプトファイル読出/実行手段23cは、上記操作信号が割り当てられた割当操作ボタンが押下されたときに、上記操作信号に応じたスクリプトファイルをメモリ24から読み出して実行する。スクリプトファイルが実行されると、例えば、BS放送を選局し、データ放送を受信し、天気情報を受信するまでの一連の操作が順番に実行され、ユーザ所望の放送データである天気情報が表示される。
なお、上記実施形態では、リモコン10において割当操作ボタンを2回操作することで、ユーザ所望の放送データを登録するようにしているが、この例に限定されない。例えば、リモコン10に、放送データ登録モードに切り替えるモード切替ボタンを設けておき、このモード切替ボタンが押下されると、放送データ登録モードに移行し、放送データの登録処理の最後に、任意の操作ボタンを押下等により選択し、スクリプトファイルを実行するための操作信号を割り当てるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
本実施形態では、図3における操作手順登録手段、スクリプトファイル生成手段、及びスクリプトファイル読出手段をリモコン10側に備えて構成される。リモコン10から表示装置20にスクリプトファイルを送信することにより、表示装置20がユーザ所望の放送データを表示する。
図4は、本発明の他の実施形態に係るリモコン10の要部構成例を示す機能ブロック図で、リモコン10は、操作信号が割り当てられた操作ボタン10aと、各部を制御するCPUなどからなる制御部10bと、制御プログラムやデータなどを蓄積するメモリ10cと、遠隔操作する表示装置20に操作信号等を送信する送信部10dと、を備えて構成される。
制御部10bは、操作手順登録手段10b1、スクリプトファイル生成手段10b2、及びスクリプトファイル読出手段10b3を備え、メモリ10cは、操作手順データ10c1、スクリプトファイル10c2を蓄積する。これらの操作手順登録手段10b1、スクリプトファイル生成手段10b2、及びスクリプトファイル読出手段10b3は、本発明の放送データ登録システムとしての機能を実行するためのプログラムであって、メモリ10cに格納され、実行時に制御部10bによって読み出されて実行される。
まず、ユーザは、所望の放送データを登録する際に、リモコン10が備える操作ボタンのうち、スクリプトファイルを割り当てる操作ボタンを所定時間以上(例えば、3秒以上)押下する。その後、リモコン10を用いて、ユーザ所望の放送データを表示装置20に表示させるための操作を行う。
表示装置20は、リモコン10からの操作に従って、ユーザ所望の放送データを表示する。リモコン10が備える操作手順登録手段10b1は、表示装置20に表示された放送データのチャンネル情報とその放送データを表示するまでの一連の操作手順を操作手順データ10c1として登録する。放送データがデータ放送のデータである場合、操作手順登録手段10b1は、操作手順として、データ放送で提供される所望のデータを表示するまでのリモコン10において操作された少なくとも一部の操作ボタンの処理内容を順番に登録する。
これは、例えば、図2に示したように、所望のBS放送を選局するためにチャンネル選局ボタン11を押下し、データ放送を受信するためにdボタン13を押下し、天気情報を受信するために赤ボタン14を押下する、などの一連の処理内容を順番に登録する。この際、一連の処理の途中の情報を登録しておきたい場合には、登録したい情報が表示された状態で決定ボタン16を押下することにより、それまでの処理内容が順番に登録されるようにしてもよい。
スクリプトファイル生成手段10b2は、メモリ10cに登録した操作手順データ10c1(すなわち、チャンネル情報と操作手順)に基づいてスクリプトファイルを生成する。このスクリプトファイルとは、一般に、各種のプロセスを自動化して実行するための一連の命令などを記述した簡易プログラムであり、本発明においては放送データを表示するまでの一連の操作手順を自動化するための簡易プログラムである。
メモリ10cは、スクリプトファイル生成手段10b2で生成したスクリプトファイル10c2を記憶する。リモコン10は、割当操作ボタンがユーザにより再度押下されると、スクリプトファイル10c2を、割当操作ボタンに割り当てて登録する。なお、スクリプトファイル10c2は、上記操作ボタンに関連付けされて記憶される。
スクリプトファイル読出手段10b3は、スクリプトファイル10c2が関連付けられた割当操作ボタンが押下されたときに、この割当操作ボタンに応じたスクリプトファイル10c2をメモリ10cから読み出す。送信部10dは、読み出したスクリプトファイル10c2を表示装置20に送信する。表示装置20は、リモコン10から送信されたスクリプトファイル10c2を実行し、例えば、BS放送を選局し、データ放送を受信し、天気情報を受信するまでの一連の操作を順番に実行し、ユーザ所望の放送データである天気情報を表示する。
なお、上記実施形態では、リモコン10において割当操作ボタンを2回操作することで、ユーザ所望の放送データを登録するようにしているが、この例に限定されない。例えば、リモコン10に、放送データ登録モードに切り替えるモード切替ボタンを設けておき、このモード切替ボタンが押下されると、放送データ登録モードに移行し、登録処理の最後に、任意の操作ボタンを押下して選択し、スクリプトファイルを実行するための操作信号を割り当てるようにしてもよい。
図5は、本発明が適用される放送データ登録方法の一例を説明するためのフロー図である。なお、本例は、放送データを登録するためのスクリプトファイルを表示装置20側で生成する例について説明するものとし、登録する放送データをデータ放送のデータとする。まず、ユーザは、リモコン10において登録させる操作ボタンを所定時間(約3秒程度)以上押下し(ステップS1)、リモコン10は、その操作ボタンが既に登録されているかどうかを判断する(ステップS2)。操作ボタンにまだ登録されていない場合(NOの場合)、表示装置20は、リモコン10から選択されたデータ放送チャンネルを記憶する(ステップS3)。なお、上記ステップS2における判断結果を表示装置20に表示するようにしてもよい。
次に、表示装置20は、所望のデータを表示するまでの各種操作とその順序を記憶し(ステップS4)、ユーザは、リモコン10を操作して、再度登録させる操作ボタンを押下する(ステップS5)。表示装置20は、記憶されているチャンネルと各種操作の順序からスクリプトファイルを作成し(ステップS6)、作成したスクリプトファイルをメモリに記憶する(ステップS7)。
また、表示装置20は、ステップS2において、操作ボタンが既に登録されている場合(YESの場合)、登録変更を行うかどうかを判断し(ステップS8)、登録変更を行う場合(YESの場合)、ステップS3に移行して登録処理を実行する。また、ステップS8において、登録変更を行わない場合(NOの場合)、そのまま終了する。
図6は、本発明が適用される放送データ登録方法の他の例を説明するためのフロー図である。本例は、図5に示したステップS3、ステップS4における処理を詳細に説明したものである。まず、ユーザは、図2に示したリモコン10を操作して、登録させる操作ボタンを所定時間(約3秒)以上押下し(ステップS11)、その後、BSボタン(放送切換ボタン12)を押下し(ステップS12)、チャンネル選局ボタン11により所望のチャンネルを選択する(ステップS13)。次に、ユーザは、リモコン10を操作して、dボタン13を押下し、データ放送を受信し(ステップS14)、赤ボタン14を押下し、天気情報を選択する(ステップS15)。
次に、ユーザは、リモコン10の方向ボタン15を操作して、下ボタンを押下し、各地の天気を選択し(ステップS16)、さらに、下ボタンを押下し、例えば関東を選択し(ステップS17)、さらに、下ボタンを押下し、例えば栃木県を選択し(ステップS18)、ユーザ所望の放送データを確定するための決定ボタン16を押下する(ステップS19)。
ここで、一連の処理の途中の情報を登録しておきたい場合には、登録したい情報が表示された状態で決定ボタン16を押下することにより、それまでの処理内容が順番に登録されるようにしてもよい。例えば、ステップS17において関東地方の天気情報を登録しておきたい場合、当該天気情報が表示された状態で決定ボタン16を押下することで、それまでの処理内容が登録される。
次に、ユーザは、リモコン10を操作して、ステップS11と同じ操作ボタンを押下して当該操作ボタンに登録する(ステップS20)。このようにして、図16に示すステップS12からステップS18までの一連の処理をスクリプトファイル化して、このスクリプトファイルを実行するための操作信号を、リモコン10の任意の操作ボタンに割り当てる。ユーザが、この操作ボタンを押下することにより、表示装置20においてスクリプトファイルが実行され、ここでは、ユーザ所望のデータである栃木県の天気情報が表示される。なお、放送データの登録処理は、これまで説明した自動登録のほかに、1ステップ毎に手動で登録するようにしてもよい。
図7は、図5及び図6に示した放送データ登録方法により登録された放送データの表示方法の他の例を説明するためのフロー図である。まず、ユーザは、リモコン10を操作して、登録された操作ボタンが押下されたかどうかを判断し(ステップS21)、登録された操作ボタンが押下された場合(YESの場合)、表示装置20は、記憶したスクリプトファイルを実行し(ステップS22)、所望のデータを表示する(ステップS23)。また、ステップS21において、登録された操作ボタンが押下されない場合(NOの場合)、ステップS21で待機状態に移行する。
本発明によれば、データ放送などで提供される所望の情報を、1つの操作ボタンを操作するだけで表示することができるため、ユーザはリモコンを用いて複数の操作を行わなくてもよく、また、再度同じ情報を表示させようとした場合、同じ操作を繰り返し行わなくてもよくなる。また、目的の情報を表示させるために、ユーザは操作手順を覚えておく必要がなくなる。このように、リモコン操作の煩わしさを軽減することができる。
本発明の一実施形態に係る放送データ登録システムの構成例を示すブロック図である。 図1に示した遠隔操作装置の外観構成例を示す図である。 図1に示した表示装置の要部構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の他の実施形態に係るリモコンの要部構成例を示す機能ブロック図である。 本発明が適用される放送データ登録方法の一例を説明するためのフロー図である。 本発明が適用される放送データ登録方法の他の例を説明するためのフロー図である。 図5及び図6に示した放送データ登録方法により登録された放送データの表示方法の他の例を説明するためのフロー図である。
符号の説明
10…遠隔操作装置(リモコン)、10a…操作ボタン、10b,23…制御部、10b1,23a…操作手順登録手段、10b2,23b…スクリプトファイル生成手段、10b3…スクリプトファイル読出手段、10c,24…メモリ、10c1,24a…操作手順データ、10c2,24b…スクリプトファイル、10d…送信部、11…チャンネル選局ボタン、12…放送切換ボタン、13…データ連動ボタン(dボタン)、14…カラーボタン(赤ボタン)、15…方向ボタン、16…決定ボタン、20…表示装置、21…チューナ、22…デコーダ、23c…スクリプトファイル読出/実行手段、25…表示部。

Claims (11)

  1. 複数の操作ボタンを備えた遠隔操作装置と、放送データを受信可能な表示装置とを備え、前記遠隔操作装置により前記表示装置にユーザ所望の放送データを登録する放送データ登録システムにおいて、前記表示装置は、前記遠隔操作装置からの操作に従ってユーザ所望の放送データを表示する手段と、該表示した放送データのチャンネル情報と該放送データを表示するまでの一連の操作手順を登録する操作手順登録手段と、該登録したチャンネル情報と操作手順に基づいてスクリプトファイルを生成するスクリプトファイル生成手段と、該生成したスクリプトファイルを記憶する記憶手段とを備えていることを特徴とする放送データ登録システム。
  2. 請求項1に記載の放送データ登録システムにおいて、前記遠隔操作装置は、前記スクリプトファイルを実行させるための操作信号を、前記複数の操作ボタンのいずれかに割り当てて登録することを特徴とする放送データ登録システム。
  3. 請求項2に記載の放送データ登録システムにおいて、前記表示装置は、前記操作信号が割り当てられた操作ボタンが操作されたときに、前記操作信号に応じたスクリプトファイルを前記記憶手段から読み出して実行する手段を備えていることを特徴とする放送データ登録システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1に記載の放送データ登録システムにおいて、前記放送データは、データ放送のデータであって、前記操作手順登録手段は、前記操作手順として、前記データ放送で提供される所望のデータを表示するまでの前記遠隔操作装置において操作された少なくとも一部の操作ボタンの処理内容を順番に登録することを特徴とする放送データ登録システム。
  5. 放送データを受信可能な表示装置を遠隔操作する遠隔操作装置において、複数の操作ボタンと、該複数の操作ボタンの少なくとも1つを操作することにより前記表示装置にユーザ所望の放送データを表示させる手段と、前記放送データのチャンネル情報と該放送データを表示させるまでの一連の操作手順を登録する操作手順登録手段と、該登録したチャンネル情報と操作手順に基づいてスクリプトファイルを生成するスクリプトファイル生成手段と、該生成したスクリプトファイルを前記複数の操作ボタンのいずれかに関連付けて記憶する記憶手段とを備えていることを特徴とする遠隔操作装置。
  6. 請求項5に記載の遠隔操作装置において、前記スクリプトファイルが関連付けられた操作ボタンが操作されたときに、該操作ボタンに応じたスクリプトファイルを前記記憶手段から読み出して前記表示装置に送信する手段を備えていることを特徴とする遠隔操作装置。
  7. 請求項5又は6に記載の遠隔操作装置において、前記放送データは、データ放送のデータであって、前記操作手順登録手段は、前記操作手順として、前記データ放送で提供される所望のデータを表示するまでの前記遠隔操作装置において操作された少なくとも一部の操作ボタンの処理内容を順番に登録することを特徴とする遠隔操作装置。
  8. 複数の操作ボタンを備えた遠隔操作装置と、放送データを受信可能な表示装置とを備え、前記遠隔操作装置により前記表示装置にユーザ所望の放送データを登録する放送データ登録方法において、前記遠隔操作装置からの操作に従ってユーザ所望の放送データを表示するステップと、該表示した放送データのチャンネル情報と該放送データを表示するまでの一連の操作手順を登録するステップと、該登録したチャンネル情報と操作手順に基づいてスクリプトファイルを生成するステップと、該生成したスクリプトファイルを記憶するステップとを有することを特徴とする放送データ登録方法。
  9. 請求項8に記載の放送データ登録方法において、前記スクリプトファイルを実行させるための操作信号を、前記複数の操作ボタンのいずれかに割り当てて登録することを特徴とする放送データ登録方法。
  10. 請求項9に記載の放送データ登録方法において、前記操作信号が割り当てられた操作ボタンが操作されたときに、前記操作信号に応じたスクリプトファイルを読み出して実行するステップを有することを特徴とする放送データ登録方法。
  11. 請求項8乃至10のいずれか1に記載の放送データ登録方法において、前記放送データは、データ放送のデータであって、前記操作手順として、前記データ放送で提供される所望のデータを表示するまでの前記遠隔操作装置において操作された少なくとも一部の操作ボタンの処理内容を順番に登録することを特徴とする放送データ登録方法。
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