JP2004140537A - デジタルテレビジョン放送受信方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】選局に用いる数字ボタンのグループを複数設けた入力手段を有するデジタルテレビジョン放送受信装置において、視聴者がデータ放送の視聴中に数字入力をするためにどの数字ボタンを用いるべきかわからず、誤った数字ボタンを押すことで意図しない選局動作が発生しないようにする。
【解決手段】デジタルテレビジョン放送受信装置は、入力手段からの信号入力を受け取り、押されたボタンが数字ボタンかどうか判断し(S2)、押されたボタンが数字ボタンであった場合、データ放送提供側が数字入力モードかどうかを判断し(S3)、数字入力モードの場合、続いて押された数字ボタンがデータ放送提供側への数字入力用のものかどうかを判断する(S5)。数字入力用ボタンであった場合、データ放送提供側へ数字入力があったことを通知し(S7)、数字入力用ボタンでない場合、押された数字ボタンを無視するか、又は数字入力用ボタンでない旨の警告を行なう。
【選択図】 図2
【解決手段】デジタルテレビジョン放送受信装置は、入力手段からの信号入力を受け取り、押されたボタンが数字ボタンかどうか判断し(S2)、押されたボタンが数字ボタンであった場合、データ放送提供側が数字入力モードかどうかを判断し(S3)、数字入力モードの場合、続いて押された数字ボタンがデータ放送提供側への数字入力用のものかどうかを判断する(S5)。数字入力用ボタンであった場合、データ放送提供側へ数字入力があったことを通知し(S7)、数字入力用ボタンでない場合、押された数字ボタンを無視するか、又は数字入力用ボタンでない旨の警告を行なう。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルテレビジョン放送受信方法及び装置、より詳細には、デジタルテレビジョン放送受信装置の操作性を改善する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、放送衛星を用いたデジタルテレビジョン放送が開始された。また地上波デジタルテレビジョン放送もまもなく開始される予定であるが、依然としてアナログ地上波放送も継続され、しばらくはこれらの放送が同時に行なわれる状況が続く。そのため、BS/CSデジタルチューナ内蔵型テレビなど、放送方式の異なる複数の放送を受信することが可能なテレビジョン放送受信装置が販売されている。
【0003】
上記のような複数の放送波を受信可能なテレビジョン放送受信装置(例えば、BS/CSデジタルチューナ内蔵型テレビ)において、アナログ地上波放送用とBS/CSデジタル放送用の2系統それぞれに対する選局用数字ボタンがリモコンに用意されている場合がある。
【0004】
例えば、リモコンには1から12までの数字ボタンからなるグループが2系統分用意され、片方のグループはアナログ地上波放送の選局に、もう片方のグループはBS/CSデジタル放送の選局に用いられる。各々の数字ボタンを押すことにより、予め登録されているチャンネルを選局することができる。これにより、視聴者はアナログ地上波放送を視聴中でも数字ボタンを1回押すだけでBSデジタル放送を選局することが出来るため、非常に便利である。
【0005】
一方、BS/CSデジタル放送においてBML(Broadcast Markup Language)等を用いたデータ放送を利用する際に、リモコンの数字ボタンを用いて数字を入力する場面が多々ある。この場合、データ放送の各コンテンツにおいて、数字ボタンを数字入力に用いるモードに切り替えるように指示が出た後、受信機は数字ボタンが押された際に選局動作を行わずに、データ放送の実行部に対して数字ボタンの数字入力を通知する。
【0006】
また、このとき画面上にもデータ放送の各コンテンツから、「リモコンの数字ボタンで入力してください。」等の表示を行ない、視聴者へ操作を促すことが多い。これにより、例えば郵便番号の数字入力などをリモコンの数字ボタンを押すだけで直感的に行なうことができる。
【0007】
従来、リモコンの数字ボタンを用いるデジタルテレビジョン放送受信装置としては、送信データを複数階層の項目に分類し、各階層の項目番号をリモコンの数字ボタンを用いて選択することによりデータ放送により送信されているデータを表示させるようにしたものが開示されている。(例えば、特許文献1参照)
【0008】
【特許文献1】
特開平11−112945号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した複数の放送波を受信可能なテレビジョン放送受信装置のように、リモコンに同じ数字が記された数字ボタンが複数存在する場合がある。データ放送に対して数字を入力しようとした場合、上記のように選局用数字ボタンが複数用意されているリモコンでは視聴者が数字を入力するためにどの数字ボタンを用いるべきかわからず、データ放送に対して数字入力しようとした際に、例えば誤ってアナログ地上波用の数字ボタンを押してしまうとアナログ地上波放送を選局してしまうという問題を有している。
【0010】
また、今後、地上波デジタル放送が開始された場合、アナログ地上波放送と、デジタル地上波放送のデータ放送との間で同様の問題が発生する。また、上記特許文献1のように、複数階層の項目番号をリモコンの数字ボタンにより選択するテレビジョン放送受信装置においても、複数の同じ数字ボタンを備えたリモコンでは同様の問題が発生することになる。
【0011】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、視聴者がデータ放送提供側に対して数字入力を行なう際の操作性を改善したデジタルテレビジョン放送受信方法及び装置を提供すること、より具体的には、選局に用いる数字ボタンのグループを複数設けた入力手段を有するデジタルテレビジョン放送受信装置において、視聴者がデータ放送の視聴中に数字入力をするためにどの数字ボタンを用いるべきかわからず、誤った数字ボタンを押すことにより意図しない選局動作が発生しないようにすること、を目的としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための第1の技術手段は、視聴者が選局に用いる数字ボタンのグループを複数設けた入力手段を有し、該入力手段を用いてデジタルテレビジョン放送を受信するためのデジタルテレビジョン放送受信方法において、前記複数の数字ボタンのグループの中からいずれか1つをデータ放送提供側への数字入力に用いるグループとして予め設定し、前記データ放送提供側から数字ボタンの数字入力を指示されている間に数字ボタンが押された際に、該押された数字ボタンが前記データ放送提供側への数字入力に用いるグループに含まれるかどうか判断し、判断した結果、当該数字ボタンが前記データ放送提供側への数字入力に用いるグループに含まれる場合は前記データ放送提供側への数字入力を行ない、含まれない場合は選局を行わないことを特徴としたものである。
【0013】
上記第1の技術手段によると、リモコンの数字ボタンが押されたときに、データ放送提供側から数字入力モードが指定されている場合には数字入力し、そうでない場合には選局を行わないことにより、視聴者がデータ放送提供側に対して数字入力を行なう際の操作性を改善することができ、入力操作を容易かつ確実に行なうことができる。
【0014】
また、第2の技術手段は、第1の技術手段において、データ放送への数字入力に用いるボタングループを予め固定しておくのではなく、現在視聴している放送サービスのチャンネル番号に応じた数字ボタンの属するグループを、前記データ放送提供側への数字入力に用いるグループとして用いることを特徴としたものである。
【0015】
上記第2の技術手段によると、視聴者が現在視聴している放送サービスのチャンネル番号に応じた数字ボタンのグループを、データ放送提供側に対する数字入力用として用いることができるため、より直感的に入力操作を行なうことができる。
【0016】
また、第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記データ放送提供側への数字入力に用いない数字ボタンが押された場合、画面上に警告表示又は音声による警告を行なうことを特徴としたものである。
【0017】
上記第3の技術手段によると、数字入力に用いない数字ボタンが押された場合に、その押されたボタンが数字入力用ボタンではない旨の警告を行なうことにより、視聴者はたとえ間違い入力をしても正しい数字ボタンを押し直すことで、データ放送提供側に対して数字入力が可能となる。
【0018】
また、第4の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記データ放送提供側への数字入力に用いない数字ボタンが押された場合、画面上に警告表示又は音声による警告を行ない、さらに同一の数字ボタンが再度押された場合、該押された数字をチャンネル番号として認識し、該認識したチャンネル番号に応じた放送サービスを選局することを特徴としたものである。
【0019】
また、第5の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記データ放送提供側への数字入力に用いない数字ボタンが押された場合、画面上に警告表示又は音声による警告を行ない、さらに一定時間以内に同一の数字ボタンが再度押された場合、該押された数字をチャンネル番号として認識し、該認識したチャンネル番号に応じた放送サービスを選局することを特徴としたものである。
【0020】
上記第4、第5の技術手段によると、数字入力に用いない数字ボタンが押された場合に、その押されたボタンが数字入力用ボタンではない旨の警告を行なった上に、同じ数字ボタンが再度押された場合に選局動作を行なうことにより、視聴者は数字入力時においてデータ放送提供側に対する数字入力と選局とを間違えることなく行なうことができ、操作性が向上する。
【0021】
また、第6の技術手段は、視聴者が選局に用いる数字ボタンのグループを複数設けた入力手段を有し、該入力手段を用いてデジタルテレビジョン放送を受信するためのデジタルテレビジョン放送受信方法において、前記入力手段に設けた数字ボタンに関する情報をデータ放送提供側へ通知し、該データ放送提供側から各グループの数字ボタンを押したときの挙動に対する指示を受け付けて、前記入力手段の数字ボタンが押されたときに前記受け付けた指示に従って動作できるようにしたことを特徴としたものである。
【0022】
上記第6の技術手段によると、データ放送提供側から数字ボタンに関する制御情報を送信することにより、受信装置側で数字ボタンの挙動を変化させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタルテレビジョン放送受信装置の構成例を説明するためのブロック図で、図中、10はデジタルテレビジョン放送受信装置で、該デジタルテレビジョン放送受信装置10は、アンテナ11、チューナ部12、映像音声信号復号部13、入力装置14(以下、リモコン14)、リモコン受光部15、CPU16、データ放送画像音声生成部17、データ放送入力状態判定部18、データ放送信号復号部19、記憶部20を有する。本実施形態におけるデジタルテレビジョン放送受信装置10に信号を入力する入力装置の代表例として、リモコンを適用した場合について説明するが、入力装置はリモコンに限らず、例えば、デジタルテレビジョン放送受信装置10に組み込まれた操作パネルから入力する形態や、OSD(On Screen Display)機能を用いて画面上から入力する形態をとることも可能である。
【0024】
図1において、アンテナ11で放送電波を受信し、チューナ部12でそれを復調する。復調された信号から映像音声信号とデータ放送信号とが抽出され、映像音声信号は映像音声信号復号部13で、データ放送信号はデータ放送信号復号部19でそれぞれ復号される。映像音声信号復号部13で復号された映像音声信号はデータ放送画像音声生成部17で生成されたデータ放送の画像音声と合成され、映像音声の出力が行われる。データ放送入力状態判定部18は、データ放送提供側から数字ボタンを数字入力に用いるように指示が出されている状態、すなわち数字入力モードかどうかを判定する。この数字入力モードの場合、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、例えば「リモコンの数字ボタンで入力してください。」等の表示を画面上で行ない、視聴者に対して入力指示を行なうようにしてもよい。
【0025】
視聴者がリモコン14を操作すると、その操作に対応した光信号が生成され、リモコン受光部15で受光され、電気信号に変換される。変換された電気信号はCPU16に供給され、CPU16はその内容によって様々な動作を行なう。
【0026】
また、記憶部20は、数字ボタンからなる複数のグループ、例えばアナログ地上波選局用ボタンのグループ、デジタル放送選局用ボタンのグループの中からいずれか1つをデータ放送への数字入力に用いるグループとして予め記憶する。また、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、データ放送提供側により数字入力モードが指定されている間に数字ボタンが押された場合、その数字ボタンが記憶部20に記憶されたグループに含まれるかどうか判断する手段を有し、判断した結果、当該数字ボタンが記憶部20に記憶したグループに含まれる場合はデータ放送提供側への数字入力を行ない、含まれない場合は前記押された数字ボタンに応じた選局を行わないように制御する。
【0027】
また、数字ボタンの制御を行なう際の他の実施形態として、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、リモコン14に設けた数字ボタンに関する情報をデータ放送提供側へ通知する手段と、データ放送提供側から各グループの数字ボタンを押したときの挙動に対する指示を受け付ける手段とを有する形態を取ることもできる。この場合、データ放送提供側が数字ボタンの制御情報をデータ放送のデータ中などに含めて送信し、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、その制御情報を読み取り、その内容に従って数字ボタンの挙動を変化させることができる。尚、上述した各手段の機能を実行するプログラムは、デジタルテレビジョン放送受信装置10の有する記憶部20に記憶され、必要に応じて読み出されて実行される。
【0028】
図2は、本発明が適用される数字ボタンによる入力動作例を説明するためのフロー図である。まず、CPU16はリモコン14からの信号入力を受け取ったときに(ステップS1)、押されたボタンが数字ボタンかどうか判定する(ステップS2)。押されたボタンが数字ボタンでない場合(NOの場合)、従来例と同様にそのボタンに対応した動作を行なう(ステップS4)。
【0029】
また、上記ステップS2において、押されたボタンが数字ボタンであった場合(YESの場合)、CPU16はデータ放送提供側から数字ボタンを数字入力に用いるように指示が出されている状態、すなわち数字入力モードかどうかを判断する(ステップS3)。入力指示が出されていない状態、すなわち数字入力モードでない場合(NOの場合)、数字ボタンの入力を選局動作の指示として認識し、チューナ部12を制御して該当する放送サービスの選局を行なう(ステップS6)。
【0030】
また、上記ステップS3において、データ放送提供側が数字入力モードであった場合(YESの場合)、続いて押された数字ボタンがデータ放送提供側への数字入力用のものであるかどうかを判断する(ステップS5)。ここで、数字入力モードの場合、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、例えば「リモコンの数字ボタンで入力してください。」等の表示を画面上で行ない、視聴者に対して入力指示を行なうようにしてもよい。上記ステップS5において、数字入力用ボタンであった場合(YESの場合)、データ放送提供側のデータ放送処理部へ数字入力があったことを通知し(ステップS7)、数字入力用ボタンでない場合(NOの場合)、押された数字ボタンを無視する(何も処理をしない)か、もしくは数字入力用ボタンでない旨の警告等を行い(ステップS8)、次のボタン入力処理へ移行する。
【0031】
本発明によると、リモコンの数字ボタンが押されたときに、データ放送提供側から数字入力モードが指定されている場合には数字入力し、そうでない場合には選局を行わないことにより、視聴者がデータ放送提供側に対して数字入力を行なう際の操作性を改善することができ、入力操作を容易かつ確実に行なうことができる。また、数字入力に用いない数字ボタンが押された場合に、その押されたボタンが数字入力用ボタンではない旨の警告を行なうことにより、視聴者はたとえ間違い入力をしても正しい数字ボタンを押し直すことで、データ放送に対して数字入力が可能となる。
【0032】
図3は、数字ボタンによる入力動作の他の例を説明するためのフロー図である。本例において、視聴者により押されたボタンが数字入力用のボタンでなかった場合に警告を行なう処理の他の実施形態について以下に説明する。
【0033】
まず、押された数字ボタンがデータ放送提供側への数字入力用のものであるかどうかを判断する(ステップS11)。数字入力用ボタンであった場合(YESの場合)、データ放送提供側のデータ放送処理部へ数字入力があったことを通知し(ステップS13)、数字入力用ボタンでない場合(NOの場合)、押された数字ボタンが数字入力用ボタンでない旨の警告を、画面上に表示したり、音声や効果音などを用いて行なう(ステップS12)。
【0034】
上記ステップS12において警告を行なった後に、再度同じ数字ボタンが押されたかどうか判断し(ステップS14)、同じ数字ボタンが押された場合(YESの場合)、該当するボタンの数字をチャンネル番号として認識する(ステップS15)。上記ステップS14において同じ数字ボタンが押されなかった場合(NOの場合)、ステップS11に戻り次のボタン入力処理に移行する。ここで、上記ステップS14において、一定時間内に同じ数字ボタンが押されたかどうか判断するようにしてもよい。この場合、警告を行なった後に一定時間内の同じ数字ボタンの入力に対して、そのボタンの数字をチャンネル番号として認識する。次に、上記ステップS15において認識したチャンネル番号に応じた放送サービスを選局する(ステップS16)。
【0035】
本発明によると、数字入力に用いない数字ボタンが押された場合に、その押されたボタンが数字入力用ボタンではない旨の警告を行なった上に、同じ数字ボタンが再度押された場合に選局動作を行なうことにより、視聴者は数字入力時においてデータ放送に対する数字入力と選局とを間違えることなく行なうことができ、操作性が向上する。
【0036】
図4は、図1に示したリモコン14の外観の一例を示す図で、リモコン14は、アナログ地上波選局用ボタン群14a,デジタル放送選局用ボタン群14bからなる複数のボタン群を有している。本実施形態において、データ放送提供側から数字入力モードが指定されていない場合、アナログ地上波選局用ボタン群14a及びデジタル放送選局用ボタン群14bのうちいずれかのボタンを押した場合は、ボタンに登録されているチャンネルを選局する。また、データ放送提供側から数字入力モードが指定されている場合、アナログ地上波選局用ボタン群14aのボタンが押された場合は何も反応しない、もしくは警告がなされる。また、デジタル放送選局用ボタン群14bのうちいずれかのボタンが押された場合は、そのボタンに応じたデータ放送提供側への数字入力が行なわれる。
【0037】
上記実施形態において、データ放送に対して数字入力に用いる数字ボタンはあらかじめ固定されているものとして説明しているが、これを現在視聴者が視聴しているネットワーク(例えば、CSデジタル放送,BSデジタル放送など)に応じて切り替えることもできる。これにより、視聴者が現在視聴している放送サービスに応じた数字ボタンのグループを、データ放送提供側に対する数字入力用として用いることができるため、より直感的に入力操作を行なうことができる。
【0038】
また、上記実施形態において数字入力に用いない数字ボタンが押された場合に、画面上における警告表示や、音声,効果音等による警告を行なってもよい。また、単に警告を行なうだけでなく、再度同一の数字ボタンが押された場合にはその入力をチャンネル選局とみなすこともできる。
【0039】
本発明によると、視聴者はデータ放送に対する数字入力中に、数字入力とチャンネル選局とを容易かつ確実に識別できるために、数字入力時における操作性を格段に向上させることができる。
【0040】
また、上記実施形態において、数字ボタンの制御はデジタルテレビジョン放送受信装置10が行なっていたが、これを放送の送出側、すなわちデータ放送提供側がボタンの制御情報をデータ放送のデータ中などに含めて送信し、デジタルテレビジョン放送受信装置10側でその制御情報を読み取り、その内容にしたがってボタンの挙動を変化させることもできる。
【0041】
図5は、本発明におけるデジタルテレビジョン放送受信システムの構成例を説明するための図で、図中、30は表示モニタ、40はデータ放送提供者である。デジタルテレビジョン放送受信装置10は、表示モニタ30に接続され、データ放送提供者40から配信される各種コンテンツを受信して表示モニタ30に表示させる。視聴者はリモコン14を用いてさまざまなデータ放送を選局し、そのコンテンツを視聴することが可能である。ここで他の実施形態として、デジタルテレビジョン放送受信装置10を表示モニタ30に内蔵するようにしてもよい。
【0042】
本実施形態において、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、視聴者が選択した数字ボタンの入力信号をデータ放送提供者40に送信する。データ放送提供者40は、送信された入力信号に基づいてコンテンツの配信を行なう、この際、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、データ放送提供者40により数字入力モードが指定されている場合にはリモコン14からの数字ボタンの入力を数字入力として認識する。この数字入力する情報は、例えば、データ放送において視聴者情報を入力する際の郵便番号や電話番号など、数字に係わる情報全般が該当する。また、数字ボタンの他の制御形態として、データ放送提供者40がボタンの制御情報をデータ放送のデータ中などに含めて送信し、デジタルテレビジョン放送受信装置10側でその制御情報を読み取り、その内容にしたがってボタンの挙動を変化させることもできる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によると、視聴しているデータ放送が数字入力を指定しているか否かを判定し、その結果に基づいて選局用数字ボタンの挙動を変化させることにより、データ放送提供側に対して数字入力を行なう際の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデジタルテレビジョン放送受信装置の構成例を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明が適用される数字ボタンによる入力動作例を説明するためのフロー図である。
【図3】数字ボタンによる入力動作の他の例を説明するためのフロー図である。
【図4】図1に示したリモコンの外観の一例を示す図である。
【図5】本発明におけるデジタルテレビジョン放送受信システムの構成例を説明するための図である。
【符号の説明】
10…デジタルテレビジョン放送受信装置、11…アンテナ、12…チューナ部、13…映像音声信号復号部、14…入力装置(リモコン)、14a…アナログ地上波選局用ボタン群、14b…デジタル放送選局用ボタン群、15…リモコン受光部、16…CPU、17…データ放送画像音声生成部、18…データ放送入力状態判定部、19…データ放送信号復号部、20…記憶部、30…表示モニタ、40…データ放送提供者。
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルテレビジョン放送受信方法及び装置、より詳細には、デジタルテレビジョン放送受信装置の操作性を改善する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、放送衛星を用いたデジタルテレビジョン放送が開始された。また地上波デジタルテレビジョン放送もまもなく開始される予定であるが、依然としてアナログ地上波放送も継続され、しばらくはこれらの放送が同時に行なわれる状況が続く。そのため、BS/CSデジタルチューナ内蔵型テレビなど、放送方式の異なる複数の放送を受信することが可能なテレビジョン放送受信装置が販売されている。
【0003】
上記のような複数の放送波を受信可能なテレビジョン放送受信装置(例えば、BS/CSデジタルチューナ内蔵型テレビ)において、アナログ地上波放送用とBS/CSデジタル放送用の2系統それぞれに対する選局用数字ボタンがリモコンに用意されている場合がある。
【0004】
例えば、リモコンには1から12までの数字ボタンからなるグループが2系統分用意され、片方のグループはアナログ地上波放送の選局に、もう片方のグループはBS/CSデジタル放送の選局に用いられる。各々の数字ボタンを押すことにより、予め登録されているチャンネルを選局することができる。これにより、視聴者はアナログ地上波放送を視聴中でも数字ボタンを1回押すだけでBSデジタル放送を選局することが出来るため、非常に便利である。
【0005】
一方、BS/CSデジタル放送においてBML(Broadcast Markup Language)等を用いたデータ放送を利用する際に、リモコンの数字ボタンを用いて数字を入力する場面が多々ある。この場合、データ放送の各コンテンツにおいて、数字ボタンを数字入力に用いるモードに切り替えるように指示が出た後、受信機は数字ボタンが押された際に選局動作を行わずに、データ放送の実行部に対して数字ボタンの数字入力を通知する。
【0006】
また、このとき画面上にもデータ放送の各コンテンツから、「リモコンの数字ボタンで入力してください。」等の表示を行ない、視聴者へ操作を促すことが多い。これにより、例えば郵便番号の数字入力などをリモコンの数字ボタンを押すだけで直感的に行なうことができる。
【0007】
従来、リモコンの数字ボタンを用いるデジタルテレビジョン放送受信装置としては、送信データを複数階層の項目に分類し、各階層の項目番号をリモコンの数字ボタンを用いて選択することによりデータ放送により送信されているデータを表示させるようにしたものが開示されている。(例えば、特許文献1参照)
【0008】
【特許文献1】
特開平11−112945号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した複数の放送波を受信可能なテレビジョン放送受信装置のように、リモコンに同じ数字が記された数字ボタンが複数存在する場合がある。データ放送に対して数字を入力しようとした場合、上記のように選局用数字ボタンが複数用意されているリモコンでは視聴者が数字を入力するためにどの数字ボタンを用いるべきかわからず、データ放送に対して数字入力しようとした際に、例えば誤ってアナログ地上波用の数字ボタンを押してしまうとアナログ地上波放送を選局してしまうという問題を有している。
【0010】
また、今後、地上波デジタル放送が開始された場合、アナログ地上波放送と、デジタル地上波放送のデータ放送との間で同様の問題が発生する。また、上記特許文献1のように、複数階層の項目番号をリモコンの数字ボタンにより選択するテレビジョン放送受信装置においても、複数の同じ数字ボタンを備えたリモコンでは同様の問題が発生することになる。
【0011】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、視聴者がデータ放送提供側に対して数字入力を行なう際の操作性を改善したデジタルテレビジョン放送受信方法及び装置を提供すること、より具体的には、選局に用いる数字ボタンのグループを複数設けた入力手段を有するデジタルテレビジョン放送受信装置において、視聴者がデータ放送の視聴中に数字入力をするためにどの数字ボタンを用いるべきかわからず、誤った数字ボタンを押すことにより意図しない選局動作が発生しないようにすること、を目的としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための第1の技術手段は、視聴者が選局に用いる数字ボタンのグループを複数設けた入力手段を有し、該入力手段を用いてデジタルテレビジョン放送を受信するためのデジタルテレビジョン放送受信方法において、前記複数の数字ボタンのグループの中からいずれか1つをデータ放送提供側への数字入力に用いるグループとして予め設定し、前記データ放送提供側から数字ボタンの数字入力を指示されている間に数字ボタンが押された際に、該押された数字ボタンが前記データ放送提供側への数字入力に用いるグループに含まれるかどうか判断し、判断した結果、当該数字ボタンが前記データ放送提供側への数字入力に用いるグループに含まれる場合は前記データ放送提供側への数字入力を行ない、含まれない場合は選局を行わないことを特徴としたものである。
【0013】
上記第1の技術手段によると、リモコンの数字ボタンが押されたときに、データ放送提供側から数字入力モードが指定されている場合には数字入力し、そうでない場合には選局を行わないことにより、視聴者がデータ放送提供側に対して数字入力を行なう際の操作性を改善することができ、入力操作を容易かつ確実に行なうことができる。
【0014】
また、第2の技術手段は、第1の技術手段において、データ放送への数字入力に用いるボタングループを予め固定しておくのではなく、現在視聴している放送サービスのチャンネル番号に応じた数字ボタンの属するグループを、前記データ放送提供側への数字入力に用いるグループとして用いることを特徴としたものである。
【0015】
上記第2の技術手段によると、視聴者が現在視聴している放送サービスのチャンネル番号に応じた数字ボタンのグループを、データ放送提供側に対する数字入力用として用いることができるため、より直感的に入力操作を行なうことができる。
【0016】
また、第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記データ放送提供側への数字入力に用いない数字ボタンが押された場合、画面上に警告表示又は音声による警告を行なうことを特徴としたものである。
【0017】
上記第3の技術手段によると、数字入力に用いない数字ボタンが押された場合に、その押されたボタンが数字入力用ボタンではない旨の警告を行なうことにより、視聴者はたとえ間違い入力をしても正しい数字ボタンを押し直すことで、データ放送提供側に対して数字入力が可能となる。
【0018】
また、第4の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記データ放送提供側への数字入力に用いない数字ボタンが押された場合、画面上に警告表示又は音声による警告を行ない、さらに同一の数字ボタンが再度押された場合、該押された数字をチャンネル番号として認識し、該認識したチャンネル番号に応じた放送サービスを選局することを特徴としたものである。
【0019】
また、第5の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記データ放送提供側への数字入力に用いない数字ボタンが押された場合、画面上に警告表示又は音声による警告を行ない、さらに一定時間以内に同一の数字ボタンが再度押された場合、該押された数字をチャンネル番号として認識し、該認識したチャンネル番号に応じた放送サービスを選局することを特徴としたものである。
【0020】
上記第4、第5の技術手段によると、数字入力に用いない数字ボタンが押された場合に、その押されたボタンが数字入力用ボタンではない旨の警告を行なった上に、同じ数字ボタンが再度押された場合に選局動作を行なうことにより、視聴者は数字入力時においてデータ放送提供側に対する数字入力と選局とを間違えることなく行なうことができ、操作性が向上する。
【0021】
また、第6の技術手段は、視聴者が選局に用いる数字ボタンのグループを複数設けた入力手段を有し、該入力手段を用いてデジタルテレビジョン放送を受信するためのデジタルテレビジョン放送受信方法において、前記入力手段に設けた数字ボタンに関する情報をデータ放送提供側へ通知し、該データ放送提供側から各グループの数字ボタンを押したときの挙動に対する指示を受け付けて、前記入力手段の数字ボタンが押されたときに前記受け付けた指示に従って動作できるようにしたことを特徴としたものである。
【0022】
上記第6の技術手段によると、データ放送提供側から数字ボタンに関する制御情報を送信することにより、受信装置側で数字ボタンの挙動を変化させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタルテレビジョン放送受信装置の構成例を説明するためのブロック図で、図中、10はデジタルテレビジョン放送受信装置で、該デジタルテレビジョン放送受信装置10は、アンテナ11、チューナ部12、映像音声信号復号部13、入力装置14(以下、リモコン14)、リモコン受光部15、CPU16、データ放送画像音声生成部17、データ放送入力状態判定部18、データ放送信号復号部19、記憶部20を有する。本実施形態におけるデジタルテレビジョン放送受信装置10に信号を入力する入力装置の代表例として、リモコンを適用した場合について説明するが、入力装置はリモコンに限らず、例えば、デジタルテレビジョン放送受信装置10に組み込まれた操作パネルから入力する形態や、OSD(On Screen Display)機能を用いて画面上から入力する形態をとることも可能である。
【0024】
図1において、アンテナ11で放送電波を受信し、チューナ部12でそれを復調する。復調された信号から映像音声信号とデータ放送信号とが抽出され、映像音声信号は映像音声信号復号部13で、データ放送信号はデータ放送信号復号部19でそれぞれ復号される。映像音声信号復号部13で復号された映像音声信号はデータ放送画像音声生成部17で生成されたデータ放送の画像音声と合成され、映像音声の出力が行われる。データ放送入力状態判定部18は、データ放送提供側から数字ボタンを数字入力に用いるように指示が出されている状態、すなわち数字入力モードかどうかを判定する。この数字入力モードの場合、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、例えば「リモコンの数字ボタンで入力してください。」等の表示を画面上で行ない、視聴者に対して入力指示を行なうようにしてもよい。
【0025】
視聴者がリモコン14を操作すると、その操作に対応した光信号が生成され、リモコン受光部15で受光され、電気信号に変換される。変換された電気信号はCPU16に供給され、CPU16はその内容によって様々な動作を行なう。
【0026】
また、記憶部20は、数字ボタンからなる複数のグループ、例えばアナログ地上波選局用ボタンのグループ、デジタル放送選局用ボタンのグループの中からいずれか1つをデータ放送への数字入力に用いるグループとして予め記憶する。また、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、データ放送提供側により数字入力モードが指定されている間に数字ボタンが押された場合、その数字ボタンが記憶部20に記憶されたグループに含まれるかどうか判断する手段を有し、判断した結果、当該数字ボタンが記憶部20に記憶したグループに含まれる場合はデータ放送提供側への数字入力を行ない、含まれない場合は前記押された数字ボタンに応じた選局を行わないように制御する。
【0027】
また、数字ボタンの制御を行なう際の他の実施形態として、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、リモコン14に設けた数字ボタンに関する情報をデータ放送提供側へ通知する手段と、データ放送提供側から各グループの数字ボタンを押したときの挙動に対する指示を受け付ける手段とを有する形態を取ることもできる。この場合、データ放送提供側が数字ボタンの制御情報をデータ放送のデータ中などに含めて送信し、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、その制御情報を読み取り、その内容に従って数字ボタンの挙動を変化させることができる。尚、上述した各手段の機能を実行するプログラムは、デジタルテレビジョン放送受信装置10の有する記憶部20に記憶され、必要に応じて読み出されて実行される。
【0028】
図2は、本発明が適用される数字ボタンによる入力動作例を説明するためのフロー図である。まず、CPU16はリモコン14からの信号入力を受け取ったときに(ステップS1)、押されたボタンが数字ボタンかどうか判定する(ステップS2)。押されたボタンが数字ボタンでない場合(NOの場合)、従来例と同様にそのボタンに対応した動作を行なう(ステップS4)。
【0029】
また、上記ステップS2において、押されたボタンが数字ボタンであった場合(YESの場合)、CPU16はデータ放送提供側から数字ボタンを数字入力に用いるように指示が出されている状態、すなわち数字入力モードかどうかを判断する(ステップS3)。入力指示が出されていない状態、すなわち数字入力モードでない場合(NOの場合)、数字ボタンの入力を選局動作の指示として認識し、チューナ部12を制御して該当する放送サービスの選局を行なう(ステップS6)。
【0030】
また、上記ステップS3において、データ放送提供側が数字入力モードであった場合(YESの場合)、続いて押された数字ボタンがデータ放送提供側への数字入力用のものであるかどうかを判断する(ステップS5)。ここで、数字入力モードの場合、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、例えば「リモコンの数字ボタンで入力してください。」等の表示を画面上で行ない、視聴者に対して入力指示を行なうようにしてもよい。上記ステップS5において、数字入力用ボタンであった場合(YESの場合)、データ放送提供側のデータ放送処理部へ数字入力があったことを通知し(ステップS7)、数字入力用ボタンでない場合(NOの場合)、押された数字ボタンを無視する(何も処理をしない)か、もしくは数字入力用ボタンでない旨の警告等を行い(ステップS8)、次のボタン入力処理へ移行する。
【0031】
本発明によると、リモコンの数字ボタンが押されたときに、データ放送提供側から数字入力モードが指定されている場合には数字入力し、そうでない場合には選局を行わないことにより、視聴者がデータ放送提供側に対して数字入力を行なう際の操作性を改善することができ、入力操作を容易かつ確実に行なうことができる。また、数字入力に用いない数字ボタンが押された場合に、その押されたボタンが数字入力用ボタンではない旨の警告を行なうことにより、視聴者はたとえ間違い入力をしても正しい数字ボタンを押し直すことで、データ放送に対して数字入力が可能となる。
【0032】
図3は、数字ボタンによる入力動作の他の例を説明するためのフロー図である。本例において、視聴者により押されたボタンが数字入力用のボタンでなかった場合に警告を行なう処理の他の実施形態について以下に説明する。
【0033】
まず、押された数字ボタンがデータ放送提供側への数字入力用のものであるかどうかを判断する(ステップS11)。数字入力用ボタンであった場合(YESの場合)、データ放送提供側のデータ放送処理部へ数字入力があったことを通知し(ステップS13)、数字入力用ボタンでない場合(NOの場合)、押された数字ボタンが数字入力用ボタンでない旨の警告を、画面上に表示したり、音声や効果音などを用いて行なう(ステップS12)。
【0034】
上記ステップS12において警告を行なった後に、再度同じ数字ボタンが押されたかどうか判断し(ステップS14)、同じ数字ボタンが押された場合(YESの場合)、該当するボタンの数字をチャンネル番号として認識する(ステップS15)。上記ステップS14において同じ数字ボタンが押されなかった場合(NOの場合)、ステップS11に戻り次のボタン入力処理に移行する。ここで、上記ステップS14において、一定時間内に同じ数字ボタンが押されたかどうか判断するようにしてもよい。この場合、警告を行なった後に一定時間内の同じ数字ボタンの入力に対して、そのボタンの数字をチャンネル番号として認識する。次に、上記ステップS15において認識したチャンネル番号に応じた放送サービスを選局する(ステップS16)。
【0035】
本発明によると、数字入力に用いない数字ボタンが押された場合に、その押されたボタンが数字入力用ボタンではない旨の警告を行なった上に、同じ数字ボタンが再度押された場合に選局動作を行なうことにより、視聴者は数字入力時においてデータ放送に対する数字入力と選局とを間違えることなく行なうことができ、操作性が向上する。
【0036】
図4は、図1に示したリモコン14の外観の一例を示す図で、リモコン14は、アナログ地上波選局用ボタン群14a,デジタル放送選局用ボタン群14bからなる複数のボタン群を有している。本実施形態において、データ放送提供側から数字入力モードが指定されていない場合、アナログ地上波選局用ボタン群14a及びデジタル放送選局用ボタン群14bのうちいずれかのボタンを押した場合は、ボタンに登録されているチャンネルを選局する。また、データ放送提供側から数字入力モードが指定されている場合、アナログ地上波選局用ボタン群14aのボタンが押された場合は何も反応しない、もしくは警告がなされる。また、デジタル放送選局用ボタン群14bのうちいずれかのボタンが押された場合は、そのボタンに応じたデータ放送提供側への数字入力が行なわれる。
【0037】
上記実施形態において、データ放送に対して数字入力に用いる数字ボタンはあらかじめ固定されているものとして説明しているが、これを現在視聴者が視聴しているネットワーク(例えば、CSデジタル放送,BSデジタル放送など)に応じて切り替えることもできる。これにより、視聴者が現在視聴している放送サービスに応じた数字ボタンのグループを、データ放送提供側に対する数字入力用として用いることができるため、より直感的に入力操作を行なうことができる。
【0038】
また、上記実施形態において数字入力に用いない数字ボタンが押された場合に、画面上における警告表示や、音声,効果音等による警告を行なってもよい。また、単に警告を行なうだけでなく、再度同一の数字ボタンが押された場合にはその入力をチャンネル選局とみなすこともできる。
【0039】
本発明によると、視聴者はデータ放送に対する数字入力中に、数字入力とチャンネル選局とを容易かつ確実に識別できるために、数字入力時における操作性を格段に向上させることができる。
【0040】
また、上記実施形態において、数字ボタンの制御はデジタルテレビジョン放送受信装置10が行なっていたが、これを放送の送出側、すなわちデータ放送提供側がボタンの制御情報をデータ放送のデータ中などに含めて送信し、デジタルテレビジョン放送受信装置10側でその制御情報を読み取り、その内容にしたがってボタンの挙動を変化させることもできる。
【0041】
図5は、本発明におけるデジタルテレビジョン放送受信システムの構成例を説明するための図で、図中、30は表示モニタ、40はデータ放送提供者である。デジタルテレビジョン放送受信装置10は、表示モニタ30に接続され、データ放送提供者40から配信される各種コンテンツを受信して表示モニタ30に表示させる。視聴者はリモコン14を用いてさまざまなデータ放送を選局し、そのコンテンツを視聴することが可能である。ここで他の実施形態として、デジタルテレビジョン放送受信装置10を表示モニタ30に内蔵するようにしてもよい。
【0042】
本実施形態において、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、視聴者が選択した数字ボタンの入力信号をデータ放送提供者40に送信する。データ放送提供者40は、送信された入力信号に基づいてコンテンツの配信を行なう、この際、デジタルテレビジョン放送受信装置10は、データ放送提供者40により数字入力モードが指定されている場合にはリモコン14からの数字ボタンの入力を数字入力として認識する。この数字入力する情報は、例えば、データ放送において視聴者情報を入力する際の郵便番号や電話番号など、数字に係わる情報全般が該当する。また、数字ボタンの他の制御形態として、データ放送提供者40がボタンの制御情報をデータ放送のデータ中などに含めて送信し、デジタルテレビジョン放送受信装置10側でその制御情報を読み取り、その内容にしたがってボタンの挙動を変化させることもできる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によると、視聴しているデータ放送が数字入力を指定しているか否かを判定し、その結果に基づいて選局用数字ボタンの挙動を変化させることにより、データ放送提供側に対して数字入力を行なう際の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデジタルテレビジョン放送受信装置の構成例を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明が適用される数字ボタンによる入力動作例を説明するためのフロー図である。
【図3】数字ボタンによる入力動作の他の例を説明するためのフロー図である。
【図4】図1に示したリモコンの外観の一例を示す図である。
【図5】本発明におけるデジタルテレビジョン放送受信システムの構成例を説明するための図である。
【符号の説明】
10…デジタルテレビジョン放送受信装置、11…アンテナ、12…チューナ部、13…映像音声信号復号部、14…入力装置(リモコン)、14a…アナログ地上波選局用ボタン群、14b…デジタル放送選局用ボタン群、15…リモコン受光部、16…CPU、17…データ放送画像音声生成部、18…データ放送入力状態判定部、19…データ放送信号復号部、20…記憶部、30…表示モニタ、40…データ放送提供者。
Claims (9)
- 視聴者が選局に用いる数字ボタンのグループを複数設けた入力手段を有し、該入力手段を用いてデジタルテレビジョン放送を受信するためのデジタルテレビジョン放送受信方法において、前記複数の数字ボタンのグループの中からいずれか1つをデータ放送提供側への数字入力に用いるグループとして予め設定し、前記データ放送提供側から数字ボタンの数字入力を指示されている間に数字ボタンが押された際に、該押された数字ボタンが前記データ放送提供側への数字入力に用いるグループに含まれるかどうか判断し、判断した結果、当該数字ボタンが前記データ放送提供側への数字入力に用いるグループに含まれる場合は前記データ放送提供側への数字入力を行ない、含まれない場合は選局を行わないことを特徴とするデジタルテレビジョン放送受信方法。
- 請求項1に記載のデジタルテレビジョン放送受信方法において、視聴者が視聴している放送サービスのチャンネル番号に応じた数字ボタンの属するグループを、前記データ放送提供側への数字入力に用いるグループとして用いることを特徴とするデジタルテレビジョン放送受信方法。
- 請求項1又は2に記載のデジタルテレビジョン放送受信方法において、前記データ放送提供側への数字入力に用いない数字ボタンが押された場合、画面上に警告表示又は音声による警告を行なうことを特徴とするデジタルテレビジョン放送受信方法。
- 請求項1又は2に記載のデジタルテレビジョン放送受信方法において、前記データ放送提供側への数字入力に用いない数字ボタンが押された場合、画面上に警告表示又は音声による警告を行ない、さらに同一の数字ボタンが再度押された場合、該押された数字をチャンネル番号として認識し、該認識したチャンネル番号に応じた放送サービスを選局することを特徴とするデジタルテレビジョン放送受信方法。
- 請求項1又は2に記載のデジタルテレビジョン放送受信方法において、前記データ放送提供側への数字入力に用いない数字ボタンが押された場合、画面上に警告表示又は音声による警告を行ない、さらに一定時間以内に同一の数字ボタンが再度押された場合、該押された数字をチャンネル番号として認識し、該認識したチャンネル番号に応じた放送サービスを選局することを特徴とするデジタルテレビジョン放送受信方法。
- 視聴者が選局に用いる数字ボタンのグループを複数設けた入力手段を有し、該入力手段を用いてデジタルテレビジョン放送を受信するためのデジタルテレビジョン放送受信方法において、前記入力手段に設けた数字ボタンに関する情報をデータ放送提供側へ通知し、該データ放送提供側から各グループの数字ボタンを押したときの挙動に対する指示を受け付けて、前記入力手段の数字ボタンが押されたときに前記受け付けた指示に従って動作できるようにしたことを特徴とするデジタルテレビジョン放送受信方法。
- 視聴者が選局に用いる数字ボタンのグループを複数設けた入力手段を有し、該入力手段を用いてデジタルテレビジョン放送を受信するデジタルテレビジョン放送受信装置において、前記複数の数字ボタンのグループの中からいずれか1つをデータ放送提供側への数字入力に用いるグループとして予め記憶する記憶手段と、前記データ放送提供側から数字ボタンの数字入力を指示されている間に押された数字ボタンが前記記憶手段により記憶したグループに含まれるかどうか判断する判断手段とを有し、該判断手段により判断した結果、当該数字ボタンが前記記憶手段により記憶したグループに含まれる場合は前記データ放送提供側への数字入力を行ない、含まれない場合は選局を行わないことを特徴とするデジタルテレビジョン放送受信装置。
- 視聴者が選局に用いる数字ボタンのグループを複数設けた入力手段を有し、該入力手段を用いてデジタルテレビジョン放送を受信するデジタルテレビジョン放送受信装置において、前記入力手段に設けた数字ボタンに関する情報をデータ放送提供側へ通知する通知手段と、該データ放送提供側から各グループの数字ボタンを押したときの挙動に対する指示を受け付ける指示受付手段とを有し、前記入力手段の数字ボタンが押されたときに前記指示受付手段により受け付けた指示に従って動作できるようにしたことを特徴とするデジタルテレビジョン放送受信装置。
- 請求項7又は8に記載のデジタルテレビジョン放送受信装置において、前記入力手段にリモコンを用いることを特徴とするデジタルテレビジョン放送受信装置。
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2002
- 2002-10-17 JP JP2002302423A patent/JP2004140537A/ja active Pending
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