JP3992777B2 - ベニヤレース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピンドルレス切削可能なベニヤレースに関するもので、詳しく述べると、スピンドルレスで切削を終了する際、原木の回転中心を、その回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に移動させるベニヤレースに関する。
【0002】
【従来の技術】
スピンドルレス切削可能なベニヤレースは、原木からベニヤ単板(以下、単板と称す。)を切削中に、該原木を支持するスピンドルを適当な時期に抜き去って外周駆動装置のみから切削に要する全動力を供給する方法、或はスピンドル自体を備えていないベニヤレースにより外周駆動装置のみから切削に要する全動力を供給して切削する方法があり、共にスピンドルの太さの制約を受ける事なく剥芯径を可能な限り小さくなるまで単板を切削することができた。
【0003】
図1は従来のスピンドルレス切削可能なベニヤレースであり、1は原木、103は外周に多数の突刺体103bを有する適数個の原木駆動用部材を駆動軸103aの軸芯方向に適宜間隔毎に具備して成る外周駆動ロール、115は単板切削用のナイフ、121、131は切削中に原木1に加わる外力による原木1の撓みを防止すると共に、外周駆動ロール103とで原木の回転中心Aを安定的に保持して切削できるようにする為の押圧ロールである。
【0004】
そしてこれら3つのロールの歩送り速さは、スピンドルで原木を支持して切削する場合と同様に、原木の回転中心Aを絶えず一定の位置に保ちながら連続して同厚の単板を切削することができる。例えば、原木を切削して生成させる単板4の厚さ(以下、単板厚という)を4mmにする場合は、鉋台送り装置118で鉋台120を、原木の1回転に対して4mmの割合で該原木1の回転中心Aの方向へ連続的に移動させる。また、押圧ロール121、131は該原木の1回転に対して押圧ロール121、131の軸心から原木の回転中心Aへの距離が4mm減る様に押圧ロール送り装置125で連続的に移動させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の技術は次のような問題が生じる。図2に示すように、鉋台120の矢印E方向への前進を停止、及び押圧ロール121、131の矢印G方向への前進を停止させて、最終切削原木径で原木の切削を停止させる。
この時、最終切削原木は若干切削されて原木径が二点鎖線で示すように小さくなり、該原木の外周と押圧ロール121、131との間に隙間ができ、外周駆動ロール103は反作用が出無くなり、その駆動力は最終切削原木にほとんど伝わらなくなる。そのため、該原木は回転が停止し、ナイフ115の刃先に止まってしまう。
続いて、次の原木を切削するため図3に示すように、鉋台120を矢印F方向へ後退、及び押圧ロール121、131を矢印H方向へ後退させるのであるが、該原木はナイフ115に止まっている状態であり、しかも最終切削原木径が小さいので自重も軽い。
故に、ほとんどの場合最終切削原木と切削された直後の単板とが分断されず、最終切削原木は下に落下しない。
そのため、人手により最終切削原木を何らかの手段により落下させねば成らず、稼働率の低下を招いていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記問題を解決すべく、
3つ以上のロールと、
前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを移動させる2つ以上の移動機構と、
前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを回転駆動させる1つ以上の駆動機構と、
前記3つ以上のロールで、原木を保持し回転させ、該原木をスピンドルレス切削可能なベニヤレースにおいて、
スピンドルレスで切削を終了する際、移動機構で、原木の回転中心を、その回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に、原木と単板とが分断されるまで移動させる制御をする制御器を備えたベニヤレース(請求項1)と、
3つ以上のロールと、
前記3つ以上のロールの中の1つのロールを移動させる2つ以上の移動機構と、前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを回転駆動させる1つ以上の駆動機構と、
前記3つ以上のロールで、原木を保持し回転させ、該原木をスピンドルレス切削可能なベニヤレースにおいて、
前記移動機構のうち少なくとも1つは、前記3つ以上のロールの中の1つのロールを、原木の回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と平行で且つ該結ぶ線以外の線上を移動させる移動機構であり、
また、スピンドルレスで切削を終了する際、移動機構で、原木の回転中心を、その回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に、原木と単板とが分断されるまで移動させる制御をする制御器を備えたベニヤレース(請求項2)と、
3つ以上のロールと、
前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを移動させる2つ以上の移動機構と、
前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを回転駆動させる1つ以上の駆動機構と、
前記3つ以上のロールで、原木を保持し回転させ、該原木をスピンドルレス切削可能なベニヤレースにおいて、
前記移動機構のうち少なくとも1つは、原木の回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを移動させる移動機構であり、
また、スピンドルレスで切削を終了する際、移動機構で、原木の回転中心を、その回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に、原木と単板とが分断されるまで移動させる制御をする制御器を備えたベニヤレース(請求項3)と、
3つ以上のロールと、
前記3つ以上のロールの中の少なくとも2つのロールを移動させる移動機構と、前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを回転駆動させる駆動機構と、 からなり、
前記3つ以上のロールで、原木を保持し回転させ、該原木をスピンドルレス切削可能なベニヤレースにおいて、
遅くとも切削を終了する前にスピンドルレス状態とし、原木と単板とが分断されるまで、前記3つ以上のロールの中の第1のロールを、原木の回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に移動させ、該結ぶ線に対し第1のロールと反対側にあるロールを原木から遠ざかる方向に移動させるよう各々の移動機構を制御する制御器を備えたベニヤレース(請求項4)と、
3つ以上のロールと、
前記3つ以上のロールの中の少なくとも2つのロールを移動させる移動機構と、前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを回転駆動させる駆動機構と、からなり、
前記3つ以上のロールで、原木を保持し回転させ、該原木をスピンドルレス切削可能なベニヤレースにおいて、
遅くとも切削を終了する前にスピンドルレス状態とし、原木と単板とが分断されるまで、前記3つ以上のロールの中の第1のロールを、原木の回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に移動させ、該結ぶ線に対し第1のロールと反対側にあるロールの移動を停止させるよう各々の移動機構を制御する制御器を備えたベニヤレース(請求項5)と、
を提供するものである。
尚、移動とは、直線移動及び曲線移動等を含み、また回動も含む。
動させるための移動機構とは、ねじの作用を利用するものや、軸の回りを回動するように構成した部材にロールを回転自在に固定し、該部材をシリンダ等により回動させるもの等からなる
ロールを回転駆動させる1つ以上の駆動機構とは、原木に当接されるロールにより原木が回転駆動させられるように、該ロールを回転駆動させるものである。
【0007】
【作用】
前記構成において、スピンドルレスで切削を終了する際、原木の回転中心を、その回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に移動させて、最終切削原木と切削終了直後の単板とを分断させる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図4から図8に基づいて説明する。図4は一部断面側面図、図5から図8は作動説明図である。実施例は原木の切削開始時点に於いてはスピンドルで原木を支持しつつ切削を行ない、適当な時期に至ると該スピンドルを抜き去って外周駆動装置のみから単板切削に要する全動力を供給する方式のスピンドルレス切削可能なベニヤレースについて説明する。
尚、実施例でのスピンドル駆動の基本的構成は、周知の外周駆動型ベニヤレースと同一であるので、その説明は省略する。
【0009】
図4に示すように、1は単板4を切削する為の原木であり、Aはその回転中心である。
3は外周駆動ロールであり、外周に多数の突刺体3bを有する適数個の原木駆動用部材が駆動軸3aの軸芯方向に適宜間隔毎に具備されている。
駆動軸3aは揺動アーム5に回転可能に取り付けられ、且つ刃口昇降台11に備えられた駆動機構の一例となる一定回転の外周駆動モータ2から切削に必要な動力を受けている。
揺動アーム5は揺動支点7に回動可能に取り付けられ、且つシリンダ9により回動される。
揺動支点7は刃口昇降台11に取り付けられている。
ノーズバー13は、外周駆動ロール3の適宜間隔内に位置する複数個の押圧部材であり、刃口昇降台11に取り付けられ、その下端はナイフ15の刃先より単板が搬送される方向の上手の位置にあり、原木1と単板4との境界付近の原木表面を押圧している。
刃口昇降台11はフレーム12に回動可能(図示せず)に取り付けられ、シリンダ(図示せず)等により回動される。
【0010】
17は刃物台であり、ナイフ15の刃先が原木の回転中心Aの水平線より若干下に位置するようにナイフ押え15aで保持され、またフレーム12に取り付けられている。
【0011】
鉋台20は外周駆動ロール3、刃口昇降台11、フレーム12、ナイフ15、刃物台17等で構成され、鉋台摺動面19に沿ってほぼ水平に移動可能に配備されている。
【0012】
移動機構の一例となる鉋台送り装置18は、ボールねじ等から成る鉋台送りねじ18a、サーボモータ等から成る鉋台送りねじ用モータ18b、ロータリエンコーダ等から成る鉋台変位検出器18c等で構成され、鉋台送りねじ18aの一方は機台(図示せず)に回転可能に取り付けられ、他方はフレーム12に螺合されていて、鉋台送りねじ用モータ18bで回転される。
【0013】
21、31は押圧ロールであり、軸受箱21aに回転可能に支持され、そして押圧ロール21と押圧ロール31はほぼ同径で、而も原木の回転中心Aの水平線に対し、合い対するように配備されている。また押圧ロール31にはロータリエンコーダ等から成る押圧ロール回転角検出器31bが配備されている。
33は支持枠であり、軸受け箱21aが取り付けられていて、そして後述する支持枠23の摺動面23aに沿ってほぼ垂直に移動可能に配備されている。
23は支持枠であり、押圧ロール摺動面27に沿ってほぼ水平に移動可能に配備されている。
【0014】
別の移動機構の一例となる押圧ロール送り装置25は、ボールねじ等から成る押圧ロール送りねじ25a、サーボモータ等から成る押圧ロール送りねじ用モータ25b、ロータリエンコーダ等から成る押圧ロール変位検出器25c等で構成され、押圧ロール送りねじ25aの一方は機台(図示せず)に回転可能に取り付けられ、他方は支持枠23に螺合されていて、押圧ロール送りねじ用モータ18bで回転される。
【0015】
更に別の移動機構の一例となる垂直送り装置35は、ボールねじ等から成る垂直送りねじ35a、サーボモータ等から成る垂直送りねじ用モータ35b、ロータリエンコーダ等から成る垂直変位検出器35c等で構成され、垂直送りねじ35aの一方は支持枠23に回転可能に取り付けられ、他方は支持枠33に螺合されていて、垂直送りねじ用モータ35bで回転される。
【0016】
変位検出器18c、25c、31b、35cからの信号、単板厚T及び最終切削原木径に基づいて、モータ類2、18b、25b、35bの作動を後述するように自動制御する制御器を設ける。尚、前記モータ類の各々の作動は如何なる時でも任意に手動制御できる。
【0017】
次に、上記のように構成されている実施例の作用を、図4乃至図8に従って説明する。尚、単板厚T及び最終切削原木径は手動にて予め制御器に入力されている。
【0018】
手動制御で、原木をスピンドル(図示せず)で支持して空転させる。
続いて手動制御で、鉋台送りねじ用モータ18bを作動させ、ナイフ15が原木外周近辺へ到達するまで、鉋台20を高速で原木の回転中心Aへ向けて移動させる。
移動終了後、スピンドル及び鉋台送りねじ用モータ18bを自動制御にする。
制御器は鉋台変位検出器18cからの信号及び外周駆動ロール3の回転速度によりスピンドルの回転数を順次決定し、スピンドルを回転させる。同時にスピンドルの1回転をスピンドル回転角検出器(図示せず)からの信号で判断し、制御器からの信号でスピンドルの1回転毎に、切削する単板厚Tだけ鉋台送りねじ用モータ18bで鉋台20を原木の回転中心方向に前進させる。
【0019】
更に切削が進行して原木の外周が円柱状になったとき、押圧ロール送りねじ用モータ25bを自動制御にする。
制御器は鉋台変位検出器18cからの信号によって原木径を判断し、制御器からの信号で、押圧ロール送りねじ用モータ25bを作動させて支持枠23と支持枠33とを介して押圧ロール21、31を高速で原木外周近辺、そして中速で原木径に対応する位置であるところの原木外周に当接する位置に移動させる。
更に制御器は、移動終了と同時に、スピンドルの1回転毎に押圧ロール21、31の軸心から原木の回転中心Aへの距離が、単板厚Tだけ減るように押圧ロール送りねじ用モータ25bを作動させて支持枠23を原木の回転中心方向に前進させる。
【0020】
続いて制御器からの信号で、原木からスピンドルを抜き去り図4に示すように、外周駆動ロール3と押圧ロール21、31で原木を保持させ、同時に制御器は、鉋台変位検出器18c、押圧ロール回転角検出器31bからの其々の信号によって、原木径と原木の回転数とを判断し、そして鉋台20及び支持枠23を前述と同様に前進させる。
【0021】
更に切削が進行して図5に示すように、原木が最終切削原木径になると、制御器からの信号で鉋台20及び支持枠23の前進を停止させる。
続いて制御器からの信号で前記停止すべく減速中又は停止後に、図6(a)に示すように、垂直送りねじ用モータ35bを作動させ、支持枠33を介して押圧ロール21、31を矢印K方向に適宜上昇させる。その結果、最終切削原木は回転しながら上昇し、図6(b)の破線Cで示すように、最終切削原木と切削終了直後の単板4とが分断される。また場合によっては、破線Dで示すように、最終切削原木と切削終了直後の単板4とが引きちぎられるように分断される。
尚、前記上昇と同時に支持枠23を矢印G方向に若干前進させても良い。
【0022】
制御器は押圧ロール回転角検出器35cからの信号により押圧ロール21、31が上昇したことを判断し、制御器からの信号で、鉋台20及び支持枠23を前述の前進とは逆方向に高速で後退させる。
その結果、分断された最終切削原木は下に落下する。そして制御器からの信号で、前記後退中に支持枠33を前記上昇分下降させる。以上の繰り返しにより順次新たな原木を切削する。
【0023】
尚、図7(a)に示すように原木が最終切削原木径になって、鉋台20及び支持枠23の前進を停止させた後、垂直送りねじ用モータ35bを作動させ、支持枠33を介して押圧ロール21、31を矢印L方向に適宜下降させて、図7(b)の破線M、破線Nで示すように、最終切削原木と切削終了直後の単板4とを分断させても良い。そして、鉋台20及び支持枠23の後退中に支持枠33を前記下降分上昇させる。
【0024】
尚実施例では、押圧ロール21、31の回転は原木に従動であるが、駆動させても良い。また、外周駆動ロール3は外周に多数の突刺体3bを有しているが、突刺体を設けず、円板状でも良い。
【0025】
尚実施例では、支持枠33を略上下方向に直線的に移動させているが、図8に示すように、支持枠33を軸33aで支持枠23に回動可能に取り付け、そしてシリンダ33c、33dの其々のシリンダチューブ同士をつなぎ、其々のロッドを支持枠23、33に其々回動可能に取り付ける。
そして、通常切削時はシリンダ33cのロッドを収縮、シリンダ33dのロッドは伸長させておく。
続いてスピンドルレス切削を終了させる際の最終切削原木を上昇させて分断させるときは、シリンダ33c、33dの両ロッドを収縮させて、押圧ロール21、31を矢印K方向に回動、また最終切削原木を下降させて分断させるときは、シリンダ33c、33dの両ロッドを伸長させて、押圧ロール21、31を矢印L方向に回動させ、分断させても良い。
【0026】
本実施例によれば、最終切削原木径が小さく自重が軽くても、最終切削原木と切削終了直後の単板とを分断することができ、分断できないことによる稼働率の低下を招くことはないのである。
【0027】
図9は他の実施例であり、押圧ロール51、53は支持枠51a、53aに其々回転可能に支持され、そして支持枠51a、53aは摺動面51b、53bに沿ってほぼ水平に摺動可能に取り付けられている。
鉋台20を矢印E方向に前進、押圧ロール51を矢印G方向に前進、押圧ロール53を矢印P方向に前進させて原木を切削する。
そして原木が最終切削原木径になって該原木を上昇させて分断するときは、鉋台20の矢印E方向の前進を停止、押圧ロール51の矢印G方向の前進を停止又は矢印H方向に適宜後退、押圧ロール53を矢印P方向に適宜前進させる。
また、該原木を下降させて分断するときは、鉋台20の矢印E方向の前進を停止、押圧ロール51を矢印G方向に適宜前進、押圧ロール53を矢印Q方向に適宜後退させる。
【0028】
図10は他の実施例であり、押圧ロール55、57は支持枠55a、57aに其々回転可能に支持され、そして支持枠55a、57aは斜めの摺動面55b、57bに沿って摺動可能に取り付けられている。
鉋台20を矢印E方向に前進、押圧ロール55を斜め上方より矢印G方向に前進、押圧ロール57を斜め下方より矢印P方向に前進させて原木を切削する。
そして原木が最終切削原木径になって該原木を上昇させて分断するときは、鉋台20の矢印E方向の前進を停止、押圧ロール55の矢印G方向の前進を停止又は矢印H方向に適宜後退、押圧ロール57を矢印P方向に適宜前進させる。
また、該原木を下降させて分断するときは、鉋台20の矢印E方向の前進を停止、押圧ロール55を矢印G方向に適宜前進、押圧ロール57を矢印Q方向に適宜後退させる。
【0029】
図11は他の実施例であり、押圧ロール59、61は支持枠59a、支持アーム61aに其々回転可能に支持され、そして支持枠59aは摺動面59bに沿って摺動可能に取り付けられ、また支持アーム61aは軸61bを介して支持枠59aに回動可能に取り付けられている。
鉋台20を矢印E方向に前進、押圧ロール59を矢印G方向に前進、押圧ロール61を矢印P方向に回動させて原木を切削する。
そして原木が最終切削原木径になって該原木を上昇させて分断するときは、鉋台20の矢印E方向の前進を停止、押圧ロール59の前進を停止、押圧ロール61を矢印P方向に適宜回動させる。
【0030】
図12は他の実施例であり、押圧ロール63、65は支持アーム63a、65aに其々回転可能に支持され、そして支持アーム63a、65aは、軸63b、65bを介して、機台(図示せず)又は鉋台20に回動可能に取り付けられている。
鉋台20を矢印E方向に前進、押圧ロール63を斜め上方より矢印G方向に回動、押圧ロール65を斜め下方より矢印P方向に回動させて原木を切削する。
そして原木が最終切削原木径になって該原木を上昇させて分断するときは、鉋台20の矢印E方向の前進を停止、押圧ロール63の矢印G方向の回動を停止又は矢印H方向に適宜回動、押圧ロール65を矢印P方向に適宜回動させる。
また、該原木を下降させて分断するときは、鉋台20の矢印E方向の前進を停止、押圧ロール63を矢印G方向に適宜回動、押圧ロール65を矢印Q方向に適宜回動させる。
【0031】
尚上述の実施例に於いて、最終切削原木になって該原木を下降させて分断するとき、押圧ロールが回転しないように何らかの手段によりブレーキをかけて制動させても良い。
【0032】
尚上述の各々の実施例では、鉋台20の水平移動を基本に構成されているが、鉋台20の移動方向は水平に限定されるものではなく、垂直方向でも良い。
いわゆる、如何なる方向からの移動を基本にして、他の押圧ロール等が構成されていても良い。
また、鉋台20を移動させずに固定し、そして原木の回転中心が鉋台20のナイフ15の刃先方向に移動すべく、他の押圧ロール、制御器等が構成されていても良い。
【0033】
【発明の効果】
本発明は原木の切削を終了する際、最終切削原木と切削した単板とを分断することができる。故に、分断できないことによる稼働率の低下を招くことはないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来装置の説明図である。
【図2】従来装置の作動説明図である。
【図3】従来装置の作動説明図である。
【図4】実施例の一部断面側面図である。
【図5】実施例の作動説明図である。
【図6】実施例の作動説明図である。
【図7】実施例の作動説明図である。
【図8】実施例の作動説明図である。
【図9】他の実施例の作動説明図である。
【図10】他の実施例の作動説明図である。
【図11】他の実施例の作動説明図である。
【図12】他の実施例の作動説明図である。
【符号の説明】
1・・・・・原木
2・・・・・外周駆動モータ
3・・・・・外周駆動ロール
4・・・・・ベニヤ単板
15・・・・・ナイフ
17・・・・・刃物台
18・・・・・鉋台送り装置
20・・・・・鉋台
21、31・・押圧ロール
25・・・・・押圧ロール送り装置
35・・・・・垂直送り装置

Claims (5)

  1. 3つ以上のロールと、
    前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを移動させる2つ以上の移動機構と、
    前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを回転駆動させる1つ以上の駆動機構と、
    前記3つ以上のロールで、原木を保持し回転させ、該原木をスピンドルレス切削可能なベニヤレースにおいて、
    スピンドルレスで切削を終了する際、移動機構で、原木の回転中心を、その回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に、原木と単板とが分断されるまで移動させる制御をする制御器を備えたベニヤレース。
  2. 3つ以上のロールと、
    前記3つ以上のロールの中の1つのロールを移動させる2つ以上の移動機構と、前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを回転駆動させる1つ以上の駆動機構と、
    前記3つ以上のロールで、原木を保持し回転させ、該原木をスピンドルレス切削可能なベニヤレースにおいて、
    前記移動機構のうち少なくとも1つは、前記3つ以上のロールの中の1つのロールを、原木の回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と平行で且つ該結ぶ線以外の線上を移動させる移動機構であり、
    また、スピンドルレスで切削を終了する際、移動機構で、原木の回転中心を、その回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に、原木と単板とが分断されるまで移動させる制御をする制御器を備えたベニヤレース。
  3. 3つ以上のロールと、
    前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを移動させる2つ以上の移動機構と、
    前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを回転駆動させる1つ以上の駆動機構と、
    前記3つ以上のロールで、原木を保持し回転させ、該原木をスピンドルレス切削可能なベニヤレースにおいて、
    前記移動機構のうち少なくとも1つは、原木の回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを移動させる移動機構であり、
    また、スピンドルレスで切削を終了する際、移動機構で、原木の回転中心を、その回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に、原木と単板とが分断されるまで移動させる制御をする制御器を備えたベニヤレース。
  4. 3つ以上のロールと、
    前記3つ以上のロールの中の少なくとも2つのロールを移動させる移動機構と、前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを回転駆動させる駆動機構と、からなり、
    前記3つ以上のロールで、原木を保持し回転させ、該原木をスピンドルレス切削可能なベニヤレースにおいて、
    遅くとも切削を終了する前にスピンドルレス状態とし、原木と単板とが分断されるまで、前記3つ以上のロールの中の第1のロールを、原木の回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に移動させ、該結ぶ線に対し第1のロールと反対側にあるロールを原木から遠ざかる方向に移動させるよう各々の移動機構を制御する制御器を備えたベニヤレース。
  5. 3つ以上のロールと、
    前記3つ以上のロールの中の少なくとも2つのロールを移動させる移動機構と、前記3つ以上のロールの中の1つ以上のロールを回転駆動させる駆動機構と、からなり、
    前記3つ以上のロールで、原木を保持し回転させ、該原木をスピンドルレス切削可能なベニヤレースにおいて、
    遅くとも切削を終了する前にスピンドルレス状態とし、原木と単板とが分断されるまで、前記3つ以上のロールの中の第1のロールを、原木の回転中心とナイフの刃先とを結ぶ線と直交する方向の成分を含む方向に移動させ、該結ぶ線に対し第1のロールと反対側にあるロールの移動を停止させるよう各々の移動機構を制御する制御器を備えたベニヤレース。
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