JP3991926B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品列からバケットによって商品を取得して販売する自動販売機、特にシースルー型の自動販売機に適用するときに有効となる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機には、列をなして商品を収納し開口部まで搬送する複数の商品搬送ユニットが並設された商品棚を備え、商品販売時に各商品搬送ユニットまで移動して当該開口部から商品を取得し更に商品払出口まで搬送するバケットを備えたものがある。ここで、商品搬送ユニットにおける商品列の搬送は、当該商品搬送ユニットに設けられた固定ギアに対するバケットからの適宜な回転伝達によって行われる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−113306号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、各商品搬送ユニットの開口部にバケットの商品取得口が対向するときに当該開口部の中心と当該商品取得口の中心とが合うようにバケットが移動する自動販売機の場合は、バケットの移動範囲が商品棚の幅に比べて大きくなることにより自動販売機の幅が大きくなり、自動販売機の小型化が阻害される恐れがあった。例えば、バケットの移動範囲は、商品棚の幅と比較して、当該商品棚の両端部に設けられた商品搬送ユニットに対向する当該バケット幅分だけ大きくなる。
【0005】
また、例えば、1つの商品搬送ユニットに1商品の販売が対応する自動販売機の場合は、当該商品搬送ユニットに大きな変更を加えることなく大小様々な寸法を有する商品を安定に搬送することは困難であった。このような困難は、商品をコンベア・ベルト上に載置して搬送する商品搬送ユニットにおいて、コンベア・ベルト幅より大きな幅を有する商品を取り扱うときに特に生じる。この場合、商品の搬送が安定せず、商品搬送ユニットからバケットへ商品が確実に受け渡されない恐れがある。一方、もし、商品の寸法に応じて様々な幅を有するコンベア・ベルトを用意するとすれば、当該コンベア・ベルトの分だけ自動販売機の製造コストが嵩む恐れがある。
【0006】
そこで、本発明は、商品棚と略同等の幅を有し、当該商品棚の商品がバケットに確実に受け渡しできる、低製造コストの自動販売機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための発明は、商品列の先頭商品側に配設される固定ギアを有し、前記固定ギアの回転に伴って前記商品列を先頭商品側へ搬送する複数の商品搬送ユニットと、前記複数の商品搬送ユニットが前記商品列の搬送方向に対して直交方向へ一定間隔又は異なる間隔で装着される商品棚と、前記商品棚に一定間隔で装着される2個以上の隣接する前記商品搬送ユニットと対向する商品取得口を有し、前記商品取得口が前記商品棚の両端部に装着される前記商品搬送ユニットと対向する範囲内で、前記直交方向に移動して前記商品列の先頭商品を取得するバケットと、を備えた自動販売機において、前記バケットは、前記複数の商品搬送ユニットとの対向位置に応じて、前記複数の商品搬送ユニットの固定ギアと選択的に噛合して前記商品列を先頭商品側へ搬送するための駆動力を伝達する複数の可動ギアと、前記商品取得口の前記直交方向に配設され、前記複数の商品搬送ユニットを夫々検知する複数のセンサと、を有し、前記複数の可動ギアは、前記複数のセンサの検知出力に基づいて、前記複数の商品搬送ユニットの固定ギアと選択的に噛合することを特徴とする。
【0008】
この自動販売機によれば、バケットの有する複数の可動ギアから、商品棚の両端部に装着される商品搬送ユニットと対向する範囲内で移動する当該バケットによって占められる自動販売機内の空間が小さくなるように、各商品搬送ユニットの固定ギアと噛合する可動ギアを選択できる。このような可動ギアの選択によって、この自動販売機の幅は商品棚の幅と略同等となり得る。
【0009】
また、かかる自動販売機において、前記複数のセンサのうち一のセンサが前記商品搬送ユニットを検知する場合、前記複数の可動ギアのうち前記一のセンサに対応する可動ギアが前記商品搬送ユニットの固定ギアと噛合し、前記複数のセンサのうち前記一のセンサが前記商品搬送ユニットを検知できず他のセンサが前記商品搬送ユニットを検知する場合、前記複数の可動ギアのうち前記他のセンサに対応する可動ギアが前記商品搬送ユニットの固定ギアと噛合する、ことを特徴とする。
【0010】
この自動販売機によれば、位置検知センサによって、商品搬送ユニットに対するバケットの直交方向の移動位置が検知できる。よって、バケットの可動ギアを、当該バケットの移動位置に応じた、商品搬送ユニットの適宜な固定ギアに対して適宜に噛合させることができる。従って、商品搬送ユニットの商品をバケットに確実に受け渡しできる。
【0011】
また、かかる自動販売機において、前記複数の可動ギアは、対向する前記複数の商品搬送ユニットの固定ギアと同時に噛合して前記商品列を先頭商品側へ搬送するための駆動力を伝達することを特徴とする。
【0012】
この自動販売機によれば、隣接する複数の商品搬送ユニットの固定ギアを同時に駆動できる。よって、例えば、商品を、隣接する複数の商品ユニットにまたがるようにして搬送できるために、各商品搬送ユニットの幅よりも大きな幅を有する商品を安定搬送させて販売できる。従って、商品搬送ユニットに大きな変更を加えることなく大小様々な寸法を有する商品を販売でき、且つ製造コストの低い自動販売機が実現できる。
【0013】
また、かかる自動販売機において、前記複数の可動ギアを選択的に駆動するためのカムと、前記カムの回転角度に応じて、前記複数の可動ギアを前記複数の商品搬送ユニットの固定ギアと選択的に噛合させる連結機構部と、を備えたことを特徴とする。
【0014】
この自動販売機によれば、例えば1つの駆動源をもって複数の可動ギアを選択的に駆動するように、カム及び連結機構部の形状等を設定できる。この場合、複数の可動ギアの駆動及び当該複数の可動ギアの固定ギアに対する噛合を例えば同期して行うことができる。この同期した動作により、商品搬送ユニットの商品をバケットに確実に受け渡しできる。また、1つの駆動源で済むことにより、消費電力の低い、低製造コストの自動販売機を実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
===シースルー型自動販売機の構成===
図1乃至図8を参照しつつ、本実施の形態の自動販売機の構成例を説明する。本実施の形態の自動販売機は、販売商品の実物を扉パネル13越しに透視させて利用者に購買選択させるようにしたシースルー型自動販売機であるものとする。
【0016】
以下、このシースルー型自動販売機の概要を述べる。
図1に示されるように、本実施の形態の自動販売機は、複数の商品収納搬出コラム400(商品搬送ユニット)にそれぞれ一列に整列収納された商品11を、水平方向(図1のX方向)及び垂直方向(図1のY方向)に移動駆動されるバケット90によって選択的に受け取って、商品払出口16まで搬送するように構成されている。
【0017】
商品収納搬出コラム400は、自動販売機の前後方向(図1のZ方向であり、以後、奥行方向又は商品の搬送方向とする)に商品11を一列に並べて収納するとともに、バケット90側からの動力伝達により商品11をコラムのZ方向前方へ順次繰り出し搬出するように構成されている。
【0018】
バケット90は、商品収納搬出コラム400と扉パネル13間の空間部に沿ってXY方向に移動するように構成されている。バケット90は、その商品取得口が、利用者により購買選択された商品11が収納されている商品収納搬出コラム400の開口部と対向するように移動して商品11を受け取り、商品払出口16へ搬送するものである。商品収納搬出コラム400からバケット90へ商品11が適切に搬送されたか否かは、バケット90に設けられた光学式の商品検知センサ91(図3)により検知される。
【0019】
以下、本実施の形態の自動販売機について図毎に更に具体的に説明する。
図1は、本実施の形態のシースルー型自動販売機を正面から見た外観構成例を示す図である。図1において、自動販売機の筐体10には、前面解放型の商品収納部12が形成されている。商品収納部12の下部に設けられた機械室10aには、冷却や加温等のためのシステムが収納されている。この筐体10の前面は、扉パネル13により開閉可能に塞がれている。ここで、扉パネル13は商品収納部12のほぼ全体を見通せるほどの広い透視窓を有する。この透視窓以外の部分には、購買商品選択用の操作パネル14、紙幣や硬貨の収受装置15、商品払出口16、釣銭や返金の払出部17、施錠装置(鍵穴のみ図示)18等が配設されている。
【0020】
ここで、本実施の形態の商品払出口16は、図1に示されるバケット90の待機位置の上部、即ち、利用者が無理な姿勢を強いられることなく商品を容易に受け取れる位置に配設されている。ここで、本実施の形態におけるバケット90の待機位置は、図1に示されるように、商品収納部12の最下部且つ扉パネル13透視窓以外の部分の背面側とする。
【0021】
図1に示されるように、商品収納部12には、複数の引き出し式の商品棚30が上下方向(Y方向)に一定間隔で装着されている。各商品棚30には、複数の商品収納搬出コラム400が、仕切板65で互いに仕切られて並設されている。各商品収納搬出コラム400には、商品11が搬送方向(Z方向)に一列に並んだ状態で収納されるようになっている。商品収納搬出コラム400内の商品11は、当該商品収納搬出コラム400の開口部まで繰り出されるようになっているとともに、扉パネル13を透して視認されるようになっている。
【0022】
商品収納搬出コラム400の開口部に繰り出された商品11は、利用者の選択に基づき、キャッチャーと呼ばれる可動搬出装置により選択されて商品払出口16へ搬出される。キャッチャーは、商品収納搬出コラム400から商品11を受け取るバケット90と、このバケット90をXY方向に移動させるXY駆動機構とにより構成される。
【0023】
XY駆動機構は、上下方向(Y方向)に移動駆動される可動架台81を有し、この可動架台81上でバケット90を水平方向(X方向)に移動させることにより、バケット90を所望の位置まで移動させるようになっている。商品収納搬出コラム400と扉パネル13との間には、バケット90をXY方向に移動させるための空間部(不図示)が確保されている。ここで、後述するように、本実施の形態のバケット90は、可動架台81に設けられた案内レール81a(図6及び図7)上をX方向に自走すべくバケット駆動モータ910等を備えている。
【0024】
バケット90は、商品収納搬出コラム400の開口部と扉パネル13との間の空間部に沿ってXY方向に移動し、利用者の操作により選択された商品11が収納されている商品収納搬出コラム400の開口部から商品11を受け取るものである。バケット90は、更に、商品収納搬出コラム400から受け取った商品11を商品払出口16へ搬出するものである。
【0025】
各商品収納搬出コラム400の開口部には、Z方向前方へ送り出す商品11を1個ずつ区切る可動ストッパ70が設けられている。この可動ストッパ70は、商品収納搬出コラム400の開口部の商品11に当接する位置に常時バネ(不図示)付勢されているが、当該商品収納搬出コラム400のZ方向前方にバケット90が位置したときに、バケット90側からの操作により非当接位置へ後退させられてストッパ機能が解除されるようになっている。これにより、商品収納搬出コラム400の開口部の商品11が1個ずつZ方向前方へ押し出されてバケット90へ移送されるようになっている。本実施の形態の自動販売機には、例えば、8段の商品棚30に合計48個の商品収納搬出コラム411乃至485が収納されている。
【0026】
図2は、引き出し式の商品棚30及び商品収納搬出コラム400の要部構成例を示す分解斜視図である。図2に示されるように、本実施の形態の商品収納搬出コラム400は、一定方向(Z方向)に駆動されるコンベア・ベルト43を有する。このコンベア・ベルト43上に商品11を一列に並べて収納するとともに、そのコンベア・ベルト43の駆動により商品11を商品収納搬出コラム400のZ方向前方へ順次繰り出すように構成されている。コンベア・ベルト43は合成繊維の帯状織布をループ状に繋げたエンドレスベルトであって、その両幅端に沿ってスプロケット穴44が一定ピッチで設けられている。このコンベア・ベルト43は、商品棚30に着脱可能なコンベア基台45に張架状態で装着及び保持されている。即ち、商品収納搬出コラム400の商品搬出機構は商品棚30から独立したコンベアユニット41として構成されている。このコンベアユニット41はY方向下部に張り出したL字状の係止カギ部42を有し、この係止カギ部42を商品棚30のスリット35に嵌入係止させることにより、その商品棚30上の任意位置に装着されるようになっている。
【0027】
商品棚30は、矩形底板31の3辺から背板32と側面板33を立ち上げた3方壁のトレー状であって、底板31と背板32にはそれぞれ係止カギ部42を嵌入係止させるスリット35が多数平行に並んで穿設されている。各スリット35、34は商品収納搬出コラム400の幅よりも十分に狭い間隔ピッチで設けられている。コンベアユニット41は、底板31に形成された多数のスリット35の何れかに係止カギ部42を嵌入係止させることにより、商品棚30上の任意位置に装着させることができるようになっている。
【0028】
商品棚30には、商品収納搬出コラム400を区画する仕切板65も着脱可能に装着されるようになっている。この仕切板65は商品棚30の奥行長とほぼ同じ長さを有する略長方形の扁平板状であって、底板31のスリット35に嵌入係合するL字状カギ部66と背板32のスリット34に嵌入係合する突板部67を一体に有する。この仕切板65は、底板31と背板32にそれぞれ形成された多数のスリット35,34の何れかにL字状カギ部66と突板部67とを嵌入係止させることにより、コンベアユニット41と同様、商品棚30上の任意位置に装着して立設させることができるようになっている。
【0029】
前述の構成により、商品収納搬出コラム400は、商品棚30毎にその商品棚30の幅内で任意の数(列数)だけ設置することができるとともに、各商品収納搬出コラム400の幅もそれぞれ任意に設定することができる。その商品収納搬出コラム400の幅は収納搬出する商品11の幅サイズに応じて過不足無く最適に可変設定することができる。これにより、サイズの異なる複数種類の商品11に柔軟に対応できるとともに、その商品11の収納スペースを効率良く利用することができる。また、上記スリット35、34は商品11を保冷又は保温するための良好な通気孔としても機能することができる。
【0030】
上記コンベアユニット41の先端には、バケット90側からコンベア・ベルト43を駆動させるための固定ギア53と、商品収納搬出コラム400の開口部まで搬送されて来た商品11をその商品収納搬出コラム400の開口部位置に留め置くための可動ストッパ70が設置されている。また、コンベア・ベルト43上には、当該コンベア・ベルト43上の商品11が搬送方向(Z方向)後方へ倒れるのを阻止するための背凭れ板60が立設・固定されている。
【0031】
図3は、バケット90及び商品収納搬出コラム400の開口部の要部構成例を示す側面図である。図3に示されるように、バケット90は、商品検知センサ91、第1位置検知センサ902(バケットの移動位置を検知するためのセンサ)、可動アーム92、可動ギア93、コンベア85等を備えている。尚、図3(b)は、図3(a)におけるバケット90の下部にて省略された部分の詳細を示す図である。
【0032】
商品検知センサ91は、後述する駆動手段によって、バケット90の商品取得口において両側壁部から商品搬送方向(Z方向)に進退移動可能に保持されている。商品検知センサ91は、バケット90において図3に示される一側壁部に設けられた受光部91aと、当該一側壁部と相対する他側壁部に設けられた投光部91b(図6)とから構成されている。この受光部91aと投光部91bとの間の光路が遮断されたか否かによって商品11の通過を検知するために、受光部91aと投光部91bとはそれぞれの光軸が互いに一致するように対向配設されている。商品検知センサ91(91a、91b)は、バケット90が商品収納搬出コラム400から商品11を受け取るときに限って、バケット90の商品取得口よりも外側、即ち商品収納搬出コラム400側へ張り出した位置へ移動させられる(図3(b)の実線)。これ以外のときは、商品検知センサ91は、バケット90の商品取得口よりも内側、即ちバケット90側に後退移動させられるように可動保持されている(図3(b)の点線)。これにより、バケット90は、商品収納搬出コラム400から搬送された商品11を収容できるだけのZ方向の幅を持てばよく、商品検知センサ91による検知動作(商品11の通過検知)を行わせるための奥行スペースを待つ必要がない。尚、本実施の形態においては、商品検知センサ91は可動であるとしたが、これに限定されるものではなく、バケット90の両側壁部に固定して設けられてもよい。
【0033】
第1位置検知センサ902は、第2位置検知センサ903(バケットの移動位置を検知するためのセンサ:図6)とともに、バケット90の商品取得口において両側壁部のそれぞれに設けられている。第1位置検知センサ902は、図3に示されるバケット90の側壁部に設けられ、発光素子902aと、当該発光素子902aからの反射光を受光する受光素子902bとから構成されている。この発光素子902a及び受光素子902bは、バケット90の商品取得口が商品収納搬出コラム400の開口部に略対向する位置にあるとき、当該開口部における可動ストッパ70の外方面を検知するように配設されている。具体的には、発光素子902a及び受光素子902bは、同一のX座標位置において互いに異なるY座標位置に並設されている。ここで、発光素子902aから投光された光(図3(b)中のIL)が可動ストッパ70の外方面にて反射され、且つ当該反射された光(図3(b)中のRL)が受光素子902bに受光されたときに、第1位置検知センサ902は検知信号を出力する。ここで、第1位置検知センサ902が可動ストッパ70のみを選択的に検知するために、発光素子902a及び受光素子902bの対は、当該可動ストッパ70側に傾斜して配設されている。これにより、第1位置検知センサ902が、例えば商品11を可動ストッパ70と誤認することが防止され、商品収納搬出コラム400を確実に検知できる。
【0034】
第1位置検知センサ902によって検知信号が出力されたときの当該第1位置検知センサ902のX座標位置が、可動ストッパ70のX方向の幅の中にあると識別される。換言すれば、第1位置検知センサ902は、可動ストッパ70の位置を検知することとなり、よって、第1位置検知センサ902は、当該可動ストッパ70が開口部に設けられた商品収納搬出コラム400の商品棚30における位置を検知することとなる。尚、本実施の形態においては、発光素子902aから投光される光は赤外光であるとする。また、本実施の形態においては、受光素子902bの受光強度に対して、例えば発光素子902aから投光された赤外光が図3(b)の光路RLによって減衰する程度を閾値としている。このようにすれば、第1位置検知センサ902が可動ストッパ70以外のものを当該可動ストッパ70と誤認する恐れが防止される。また、このような発光素子902a及び受光素子902bによる光学検知は、比較的安価であるにもかかわらず信頼性の高いものである。
【0035】
第2位置検知センサ903(図6)も、上記の第1位置検知センサ902と同様に、図3に示されるバケット90の側壁部と相対する側壁部(図6)に設けられ、発光素子903aと、当該発光素子903aからの反射光を受光する受光素子903bとから構成されている。但し、本実施の形態においては、第1位置検知センサ902と第2位置検知センサ903とは、バケット90における商品取得口のおよそX方向幅分だけ異なるX座標位置をもって設けられている。第2位置検知センサ903も、第1位置検知センサ902と同様に、検知信号を出力することにより、商品収納搬出コラム400の商品棚30における位置を検知するものである。
【0036】
可動アーム92は、バケット90側の後述する駆動手段によって回動駆動される可動部材であって、前述した可動ストッパ70を押し下げ操作するものである。本実施の形態の可動アーム92は、2つの可動アーム92a、92bから構成されている。この2つの可動アーム92a、92bは、バケット90の両側壁部側に振り分けられ、商品11が載置されるコンベア85の下部に設けられている。ここで、可動ストッパ70は、図3(b)の点線で示された状態にて、商品収納搬出コラム400に収納された商品列の先頭商品11をバケット90に搬送することを停止するものであり、図3(b)の実線で示された状態にて、当該搬送停止を解除すべく、可動アーム92によって押し下げられるものである。
【0037】
可動ギア93は、バケット90側の後述する駆動手段によって回転駆動され、商品収納搬出コラム400上の商品11を取り出し搬出させる際に、その商品収納搬出コラム400側のベルト駆動用の固定ギア53に噛合して回転伝達を行うものである。更に、可動ギア93は、バケット90側の後述する駆動手段による軸支部93c(図3(b))を中心とした可動ギアホルダ984の回動駆動に伴って回動するものである。ここで、軸支部93cは、後述するカム用軸974と同軸である。このような回転駆動及び回動駆動により、商品収納搬出コラム400に収納された商品列の先頭商品11をバケット90に搬送するとき、可動ギア93は、可動ギアホルダ984が時計方向に回動することにより、固定ギア53のY方向下部に対してY方向下方から噛合し(図3(b)の実線)、当該搬送停止時にはバケット90内に退避するものである(図3(b)の点線)。本実施の形態の可動ギア93は、2つの可動ギア93a、93bから構成されている。この2つの可動ギア93a、93bは、バケット90の両側壁部側に振り分けられ、商品11が載置されるコンベア85の下部に設けられている。
【0038】
図4を参照しつつ、上記した商品検知センサ91(図3)、可動アーム92a、92b、及び可動ギア93a、93bを動作させるための駆動手段を説明する。図4は、本実施の形態の商品検知センサ91、可動アーム92a、92b、及び可動ギア93a、93bを駆動するための駆動手段の要部構成例の斜視図である。カム駆動モータ960は、バケット90の図3に示される側壁部に設けられており、当該カム駆動モータ960の回転軸と同軸に固着されたギア962の回転は、ギア964、ギア966、ギア968(図3)を介して、カム溝付ギア970に伝達される。カム溝付ギア970には、図4における紙面の裏側に螺旋形状をなすカム溝(不図示)が設けられている。
【0039】
商品検知センサ91の受光部91a(図3)は、センサ支持部材101aの一端に連結保持され、当該センサ支持部材101aに設けられたカム従動子(不図示)がカム溝(不図示)に嵌合している。センサ支持部材101aの軸支部103aと、当該センサ支持部材101aと対称な形状を有するセンサ支持部材101bの軸支部103bとは、センサ用軸105に軸支されている。一方、投光部91b(図6)もセンサ支持部材101bに連結保持されている。このような構成を有する商品検知センサ91の受光部91a(図3)及び投光部91b(図6)は、カム従動子(不図示)がカム溝付ギア970の回転に伴って当該カム溝付ギア970の動径方向に移動することによって、バケット90の両側壁部から商品搬送方向(Z方向)に進退移動可能となっている。
【0040】
図4に示されるように、バケット90の側壁部の下部において、カム溝付ギア970と噛合するギア972は、後述する第1カム976a、976b及び第2カム978a、978bを軸支するカム用軸974によって軸支されている。
【0041】
可動アーム92a、92bは、軸支部980a(図10乃至図12)、980bにおいてバケット90の下部に軸支され、当該可動アーム92a、92bの一端部のカム従動子982a、982b(図10乃至図12)が略楕円形状をなす第1カム976a、976bの外側面に上方から当接するように適宜にバネ981a、981b(図10乃至図12)付勢されている。第1カム976a、976bの外側面の形状及びカム用軸974の軸支位置は、当該外側面に沿うようにカム従動子982a、982bが回動することによって、カム駆動モータ960の回転に伴い、先ず可動アーム92aのみが回動して突出し、次に可動アーム92aの状態が保持されつつ可動アーム92bが回動して突出し、次に可動アーム92bの状態が保持されつつ可動アーム92aが前記と逆方向へ回動して待避するように設定されている。
【0042】
可動ギア93a、93bは、略三角形状をなす可動ギアホルダ984a、984bの一角部において回転自在に軸支されている。この一角部と相対する一角部は可動ギア用回転軸986に軸支され、他角部にはX方向に平行に棒部材988a(図12)、988bが設けられている。この可動ギア用回転軸986には、可動ギア92a、92bと噛合するように伝達ギア990a、990bが設けられている。また、この可動ギア用回転軸986は、図3に示されるバケット90の側壁部と相対する側壁部に設けられた可動ギア駆動モータ992によって、ギア991を介して回転駆動される。この可動ギア駆動モータ992の回転によって、伝達ギア990a、990bが回転し、この回転が可動ギア93a、93bに伝達されるようになっている。一方、アーム994a、994b(図10乃至図12)は、一端部が可動ギアホルダ984a、984bの棒部材988a、988bに下方から当接し、他端部が第2カム978a、978bの略楕円形状をなすカム溝996a、996b(図10乃至図12)に嵌合するカム従動子998a、998b(図10乃至図12)となっている。第2カム978a、978bのカム溝996a、996bの形状及びカム用軸974の軸支位置は、当該カム溝996a、996bに沿うようにカム従動子998a、998bが回動するアーム994a、994bと、当該アーム994a、994bの回動によって棒部材988a、988bが回動する可動ギアホルダ984a、984bとによって、カム駆動モータ960の回転に伴い、先ず可動ギア93aのみが回動して突出し、次に可動ギア93aの状態が保持されつつ可動ギア93bが回動して突出し、次に可動ギア93bの状態が保持されつつ可動ギア93aが前記と逆方向へ回動して退避するように設定されている。尚、可動ギアホルダ984a、984bは、可動ギア用回転軸986に軸支されて、棒部材988a、988bがアーム994a、994bに当接するように適宜にバネ985a、985b(図10乃至図12)付勢されている。以上をまとめると、カム駆動モータ960に駆動されて可動ギア93a、93bが回動するようになっており、一方、可動ギア駆動モータ992に駆動されて可動ギア93a、93bが回転するようになっている。
【0043】
図5は、本実施の形態の第1カム976a及び第2カム978aを、(a)当該第1カム976a側から見た斜視図、及び(b)当該第2カム978a側から見た斜視図である。本実施の形態の第1カム976a及び第2カム978aは合成樹脂等で一体に形成されており、第1カム976b及び第2カム978bとは同一のものである。本実施の形態における一体の第1カム976a及び第2カム978aと、一体の第1カム976b及び第2カム978bとは、当該第1カム976a、976bの略楕円形状の外側面が互いに所定の角度をなし、当該第2カム978a、978bの略楕円形状のカム溝996a、996bが互いに所定の角度をなすように、カム用軸974に軸支されている。この所定の角度とは、前述した第1カム976a、976bの外側面の形状及びカム用軸974の軸支位置と、前述した第2カム978a、978bのカム溝996a、996bの形状及びカム用軸974の軸支位置と伴に、先ず可動アーム92a及び可動ギア93aのみが回動して突出し、次に可動アーム92a及び可動ギア93aの状態が保持されつつ可動アーム92b及び可動ギア93bが回動して突出し、次に可動アーム92b及び可動ギア93bの状態が保持されつつ可動アーム93a及び可動ギア93aが前記と逆方向へ回動して退避するように設定されている。
【0044】
尚、図3に示されるように、バケット90内には、商品収納搬出コラム400の開口部から繰り出された商品11をバケット90内に引き込むためのベルト式のコンベア85が設けられている。このコンベア85は、バケット90のZ方向前方から受けた商品11をZ方向後方(バケットの奥方)へ搬送する。また、このコンベア85は、商品11を商品払出口16へ搬出する際に、バケット90のZ方向前方に傾斜させられるようになり、商品11を商品収納搬出コラム400から受け取る際に水平となるようになっている。図4に示されるように、コンベア85はコンベア支持部材1004a、1004bに支持されている。このコンベア支持部材1004a、1004bの一端部はセンサ支持部材101a、101bの軸支部1002a、1002bに回動自在に連結され、他端部はコンベア85内で当該コンベア85を支持する軸(不図示)の両端に連結されている。本実施の形態においては、商品検知センサ91a、91bがバケット90の両側壁部から突出するとき、コンベア支持部材1004a、1004bが図4の紙面上方に引き上げられることによりコンベア85が水平となる。尚、コンベア85は、プーリ1007(図3及び図4)を介してコンベア駆動モータ1006によって駆動される。
【0045】
また、商品11は、バケット90の背部(導入口の反対側)に設けられた跳ね上げ式扉86を自重で押し開いて商品払出口16へ排出される。跳ね上げ式扉86は常時閉じるようにバネ(不図示)付勢されており、コンベア85がバケット90のZ方向前方へ傾斜させられるときにコンベア85上の商品11の自重により押し開かれるようになっている。本実施の形態のバケット90は、跳ね上げ式扉86を当該バケット90の背部に固定して跳ね上げ動作を禁止する係止部(不図示)を備えているものとする。この係止部は、カム溝付ギア570の外方側に設けられた突起部970bが、当該カム溝付ギア970の回転により、下方にバネ(不図示)付勢された解除部材1008を持ち上げるときに解除されるようになっている。
【0046】
図6及び図7は、バケット90及び当該バケット90を保持する案内レール81aを斜め上方から見た斜視図と、バケット90及び当該バケット90を保持する案内レール81aを斜め下方から見た斜視図とである。尚、図6(b)は、図6(a)におけるバケット90の下部の詳細を示す図である。図6に示されるように、本実施の形態の自動販売機は、バケット90の下部のみを案内レール81aによって保持しており、バケット90のY方向上部を保持する部材等を有さない。尚、案内レール81aは、前述した可動架台81(図1)に設けられている。バケット90のY方向下部は、ローラ950、バケット駆動モータ910、ギア912、914、916、918a、ピニオン918bからなるピニオン機構部、ラック810等を介して案内レール81aに保持されている。
【0047】
図6及び図7に示されるように、バケット90は、当該バケット90に設けられた回転自在の4つのローラ950が案内レール81aにおいて転がることにより、X方向移動可能となっている。
【0048】
また、図6(b)に示されるように、バケット90には、コンベア85のY方向下部にバケット駆動モータ910が設けられている。バケット駆動モータ910の回転駆動力は、同じくコンベア85のY方向下部に設けられ互いに噛合するピニオン機構部によってギア912からギア918aまで伝達される。ここで、図7に示されるピニオン918bは、図6(b)に示されるギア918aと軸を同じくし、伴に回転するものである。よって、バケット駆動モータ910の回転駆動力はピニオン918bまで伝達される。図7に示されるように、ピニオン918bは案内レール81aに敷設されたラック810と噛合している。これにより、本実施の形態においては、バケット駆動モータ910が所定回数だけ回転すると、上記した駆動力伝達によってピニオン918bも所定回数だけ回転し、バケット90が案内レール81aに対してX方向に所定距離だけ移動するようになっている。
【0049】
更に、図6(b)に示されるように、バケット90には、ギア914と対向してパルスエンコーダ920が設けられている。このパルスエンコーダ920は、放射状をなしてエンコーダ用スリット920bが穿設された回転子920aと、当該エンコーダ用スリット920bを通過する光を検知する毎にパルス信号を発生するエンコーダ用光検知器920cとから構成されている。尚、本実施の形態のバケット駆動モータ910の回転量に応じた数をもってパルス信号はパルスエンコーダ920によって出力されるが、これに限定されるものではない。例えば、図6(b)に示されるバケット駆動モータ910がステッピングモータであれば、当該ステッピングモータが自身の回転量に応じた数をもってパルス信号を出力する機能を有することとなる。よって、パルス用エンコーダ920を特に設ける必要はない。以上の構成により、バケット90は、可動架台81(図1)上に敷設された案内レール81aの上をX方向に前記のパルス信号数に相当する距離だけ移動可能となる。
【0050】
図8は、本実施の形態における商品収納搬出コラム400の位置を識別し、当該識別された位置にバケット90を移動させる制御手段の一例を説明するブロック図である。
【0051】
図8に示される制御部200は、バケット90を移動させて商品棚30における商品収納搬出コラム400の位置を、第1位置検知センサ902及び第2位置検知センサ903からの検知信号に基づいて識別する識別制御を行うとともに、商品11を販売するために当該バケット90の商品取得口を商品収納搬出コラム400の開口部まで移動させて販売機構202を制御する販売制御を行うものである。本実施の形態の販売機構202は、商品収納搬出コラム400から商品11を受け取り商品払出口16にて当該商品11を払い出すための、前述したカム駆動モータ960、可動ギア駆動モータ988、コンベア駆動モータ1006、及びバケット駆動モータ910を備えたものである。
【0052】
RAM204は、前記の識別制御時に商品収納搬出コラム400の位置に対応するパルス信号数等を記憶するものであり、ROM206は、上記した制御部200を動作させる適宜なプログラムを記憶するものである。
【0053】
リモコン210は、例えば、自動販売機の出荷時や商品変更時等に商品収納搬出コラム400の位置が変更になったとき、作業員が、当該変更された位置に関するデータを制御部200に入力するための端末をなすものである。
【0054】
尚、本実施の形態において、バケットは2個の可動アーム92a、92b及び2個の可動ギア93a、93bを備えるものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、バケット90の商品取得口の幅が、商品収納搬送ユニット400におけるコンベア・ベルト43のN個分(Nは1以上の整数)の幅に相当するとき、当該バケット90はN個の可動アーム及びN個の可動ギアを有してもよい。
【0055】
===シースルー型自動販売機の動作===
前述した構成を有するシースルー型自動販売機において、バケット90が移動して商品収納搬出コラム400から商品を受け取る動作について、図9乃至図13を参照しつつ説明する。
【0056】
図9(a)は、本実施の形態の自動販売機の上から数えて第1段目の商品棚30とバケット90との関係を説明するための平面図である。図9(a)に示される商品棚30には、X方向に8列の商品収納搬出コラム411乃至418が並設されている。本実施の形態においては、各商品収納搬出コラム411乃至418がX方向に一定の幅を有するように、商品棚30が仕切板65にて仕切られている。各商品収納搬出コラム411乃至418は、開口部においてコンベア・ベルト43左端部に固定ギア53を有する。一方、本実施の形態のバケット90の商品取得口の幅は、コンベア・ベルト43の2つ分の幅に相当する。
【0057】
図9(b)は、図9(a)に示される商品収納搬出コラム411から商品収納搬出コラム418までバケット90が移動するときの位置検知センサ902、903からの検知信号と、パルスエンコーダ920からのパルス信号とを示す図である。バケット90が商品収納搬出コラム411乃至418の位置を識別すべくX方向に移動し、第1位置検知センサ902及び第2位置検知センサ903から検知信号(C1乃至C7、D2乃至D8)が出力されたときのパルスエンコーダ920からのパルス信号数が、当該商品収納搬出コラム411乃至418のX座標位置としてRAM204に記憶される。本実施の形態においては、第1位置検知センサ902から、ローレベル(low level)からハイレベル(high level)に立ち上がった後にハイレベルからローレベルに戻る検知信号(C1乃至C6)が出力されるX座標位置において、バケット90は可動アーム92a及び可動ギア93aを使用するものとする。また、第1位置検知センサ902で検知できず第2位置検知センサ903のみから、ローレベル(low level)からハイレベル(high level)に立ち上がった後にハイレベルからローレベルに戻る検知信号(D7及びD8)が出力されるX座標位置において、可動アーム92b及び可動ギア93bを使用するものとする。
【0058】
上記したバケット90のX座標位置の制御に基づいて、本実施の形態においては、図9(a)における左端の商品収納搬出コラム411に対して、バケット90は、当該商品収納搬出コラム411の固定ギア53に当該バケット90の可動ギア93aが噛合するように対向する(“BL”)。
また、本実施の形態においては、図9(a)における右端の商品収納搬出コラム418に対して、バケット90は、当該商品収納搬出コラム418の固定ギア53に当該バケット90の可動ギア93bが噛合するように対向する(“BR”)。
【0059】
ここで、もし、バケット90の有する可動ギア93aが1つだけであるとき(“BR’”)、当該バケット90の移動範囲は、図9(a)における“BR’”に相当するバケット90のX座標位置と“BR”に相当するバケット90のX座標位置との差の分だけ大きくなる。このように、本実施の形態においては、バケット90の有する2個の可動ギア93a、93bから、商品棚30の両端部に装着される商品収納搬出コラム411及び418と対向する範囲内で移動する当該バケット90によって占められる自動販売機内の空間が小さくなるように、各商品収納搬出コラム411乃至418の固定ギアと噛合する可動ギア93a、93bを選択できる。このような可動ギア93a、93bの選択によって、本実施の形態の自動販売機の幅は商品棚30の幅と略同等となり得る。
【0060】
また、本実施の形態の自動販売機によれば、第1位置検知センサ902及び第2位置検知センサによって、商品収納搬出コラム411乃至418に対するバケット90のX座標位置が検知できる。よって、例えば図9(a)に示されるように、バケット90の可動ギア93a、93bを商品収納搬出コラム411乃至418の固定ギア53に対して確実に噛合させることができる。よって、商品収納搬出コラム411乃至418の商品11をバケット90に確実に受け渡しできる。
【0061】
以下、バケット90が“BL”の状態にあるときと、“BR”の状態にあるときとの可動アーム92a、92b、及び可動ギア93a、93bの動作の詳細について述べる。
【0062】
<<<可動アーム92a及び可動ギア93aの動作>>>
図10を参照しつつ、バケット90が“BL”の状態にあるときの動作を具体的に説明する。図10は、本実施の形態におけるバケット90の有する可動アーム92a、92b及び可動ギア93a、93b部分の斜視図である。先ず、図1に示される待機位置から移動して図9(a)に示される“BL”の位置で停止したバケット90のカム駆動モータ960(図4)が駆動される。このとき、カム溝付ギア970がバケット90の待機時の状態から図3において90°時計回りに回転する。これとともに、可動ギア駆動モータ992(図4)が駆動される。カム溝付ギア970(図4)の時計回りの回転は、ギア972(図4)に伝達され、これにより第1カム976a、976bが矢印Aの方向に回転する。ここで、本実施の形態においては、前述した形状の外側面を有し、前述した所定の角度をなして前述した位置に軸支された2つの第1カム976a、976bにより、可動アーム92aのみが商品収納搬出コラム411の可動ストッパ(図3)を押し下げるように矢印Bの方向に回動し、可動アーム92bは回動しない。一方、可動ギア駆動モータ992(図4)の回転によって、伝達ギア990a、990bが矢印Cの方向に回転し、当該矢印Cと逆の矢印Dの方向の回転が可動ギア93a、93bに伝達される。また、カム駆動モータ960(図4)に駆動されて第2カム978a、978bが矢印Aの方向に回転する。ここで、本実施の形態においては、前述した形状のカム溝996a、996bを有し、前述した所定の角度をなして前述した位置に軸支された2つの第2カム978a、978bにより、可動ギア93aのみが商品収納搬出コラム411の固定ギア53(図3)に対して下方から噛合するように矢印Eの方向に回動し、可動ギア93bは回動しない。
【0063】
<<<可動アーム92b及び可動ギア93bの動作>>>
図11及び図12を参照しつつ、バケット90が“BR”の状態にあるときの動作を具体的に説明する。図11及び図12は、本実施の形態におけるバケット90の有する可動アーム92a、92b及び可動ギア93a、93b部分の斜視図である。先ず、図1に示される待機位置から移動して図9(a)に示される“BR”の位置で停止したバケット90のカム駆動モータ960(図4)が駆動される。このとき、カム溝付ギア970がバケット90の待機時の状態から図3において180°時計回りに回転する。これとともに、可動ギア駆動モータ992(図4)が駆動される。
【0064】
前記の180°に至るまでにカム溝付ギア970がバケット90の待機時の状態から図3において90°時計回りに回転した時点で、前述したように可動アーム92aのみが矢印Bの方向に回動し、可動アーム92bは回動しない(図10)。また、可動ギア93aのみが矢印Eの方向に回動し、可動ギア93bは回動しない(図10)。
【0065】
図11に示されるように、カム溝付ギア970がバケット90の待機時の状態から図3において上記より更に45°時計回りに回転すると(合計135°)、可動アーム92aの状態が保持されたままで、可動アーム92bが商品収納搬出コラム418の可動ストッパ70(図3)を押し下げるように矢印Fの方向に回動し、可動ギア93aの状態が保持されたままで、可動ギア93bが商品収納搬出コラム418の固定ギア53(図3)に対して下方から噛合するように矢印Gの方向に回動する。
【0066】
図12に示されるように、カム溝付ギア970がバケット90の待機時の状態から図3において上記より更に45°時計回りに回転すると(合計180°)、可動アーム92bの状態が保持されたままで、可動アーム92aが矢印B’の方向に回動し、可動ギア93bの状態が保持されたままで、可動ギア93aが矢印E’の方向に回動する。図12に示されるように、バケット90の可動アーム92bは商品収納搬出コラム418の可動ストッパ70(図3)を押し下げ、可動ギア93bは商品収納搬出コラム418の固定ギア53(図3)に対して下方から噛合している。
【0067】
<<<2つの可動アーム及び2つの可動ギアの動作>>>
図13に示されるように、図9(a)に示される商品棚30における仕切板65を1つ取り除いて、2つのコンベア・ベルト43を用いる商品収納搬出コラム414aを設ける。このようにすれば、当該2つのコンベア・ベルト43にまたがる商品11を安定して収納し搬送することができる。ここで、例えば、図9(a)における2つの商品収納搬出コラム414及び415を合わせたものが図13における1つの商品収納搬出コラム414aであるとして図9(b)に示される検知信号の出力を処理すれば、商品収納搬出コラム414aのX座標位置を識別できる。このような処理は、ROM206(図8)に記憶された適宜なプログラムに基づき、制御部200(図8)によって行われる。また、このような処理の有無は、2つの商品収納搬出コラムで1つの商品を搬送する旨を例えば作業員がリモコン210に入力することにより設定される。
【0068】
商品収納搬出コラム414aに対向するバケット90は、図11に示されるように、カム溝付ギア970を当該バケット90の待機時の状態から図3において135°時計回りに回転すればよい。このとき、2つの可動アーム92a、92bは、商品収納搬出コラム414aの2つの可動ストッパ70(図3)を矢印Bの方向に同時に押し下げ、2つの可動ギア93a、93bは、商品収納搬出コラム414aの2つの固定ギア53(図3)に対して下方から噛合するように矢印Eの方向に回動する。
【0069】
上記のような商品棚30の変更は、1つの仕切板65を取り外すことによって容易に実現される。また、本実施の形態のバケット90も、この変更に容易に対応できるようになっている。このような変更を拡張すれば、商品棚30に大きな変更を加えることなく大小様々な寸法を有する商品11を販売でき、且つ製造コストの低い自動販売機が実現できる。
【0070】
また、本実施の形態においては、2つの可動ギア93a、93bの駆動及び当該2つの可動ギア93a、93bの固定ギア53に対する噛合を同期して行うことができる。この同期した動作により、商品収納搬出コラム414aの商品11をバケット90に確実に受け渡しできる。また、2つの可動アーム92a、92b、及び2つの可動ギア93a、93bを、1つの駆動源(カム駆動モータ960:図4)で回動させることにより、消費電力の低い、低製造コストの自動販売機を実現できる。
【0071】
===その他の実施の形態===
前述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
【0072】
前述した実施の形態のバケット90の商品取得口の幅は、コンベア・ベルト43の2つ分の幅に相当するとしたが、これに限定されるものではない。例えば、バケット90の商品取得口の幅を、コンベア・ベルト43の3つ分以上の幅とし、3つ以上の可動アーム及び3つ以上の可動ギアを商品取得口に振り分けて配設してもよい。例えば、3つの可動アームのために3つの第1カムを設け、3つの可動ギアのために3つの第2カムを設ける。ここで、3組の可動アーム及び可動ギアのうち何れか1組を動作させたり、当該3組の可動アーム及び可動ギアのうち何れか2組を同時に動作させたり、当該3組の可動アーム及び可動ギア全てを同時に動作させたりすることが可能となるように、前記の3組の第1カム及び第2カムを設定できる。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、商品棚と略同等の幅を有し、当該商品棚の商品がバケットに確実に受け渡しできる、低消費電力及び低製造コストの自動販売機を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のシースルー型自動販売機の外観構成例を示す正面図である。
【図2】本実施の形態の商品棚及び商品収納搬出コラムの要部構成例を示す分解斜視図である。
【図3】本実施の形態のバケット及び商品収納搬出コラムの開口部の要部構成例を示す側面図である。
【図4】本実施の形態の商品検知センサ、可動アーム、及び可動ギアを駆動するための駆動手段の要部構成例の斜視図である。
【図5】本実施の形態の第1カム及び第2カムの斜視図である。
【図6】本実施の形態のバケット及び案内レールの斜視図である。
【図7】本実施の形態のバケット及び案内レールのもう一つの斜視図である。
【図8】本実施の形態におけるバケットの制御手段の一例を説明するブロック図である。
【図9】本実施の形態の商品収納搬出コラムとバケットとの関係を説明するための平面図(a)、及び、バケット移動時の位置検知センサからの検知信号とパルスエンコーダからのパルス信号とを示す図(b)である。
【図10】本実施の形態のバケットにおける可動アーム及び可動ギア部分の斜視図である。
【図11】本実施の形態のバケットにおける可動アーム及び可動ギア部分のもう1つの斜視図である。
【図12】本実施の形態のバケットにおける可動アーム及び可動ギア部分の更にもう1つの斜視図である。
【図13】本実施の形態の商品収納搬出コラムとバケットとの関係を説明するためのもう1つの平面図である。
【符号の説明】
90 バケット
92a、92b 可動アーム
93a、93b 可動
101a、101b センサ支持部材
103a、103b、980a、980b、1002a、1002b 軸支部
105 センサ用軸
960 カム駆動モータ
962、964、966、968、972、991 ギア
970 カム溝付ギア
970b 突起部
974 カム用軸
976a、976b 第1カム
978a、978b 第2カム
981a、981b、985a、985b バネ
982a、982b、998a、998b カム従動子
984a、984b 可動ギアホルダ
986 可動ギア用回転軸
988a、988b 棒部材
990a、990b 伝達ギア
992 可動ギア駆動モータ
994a、994b アーム
996a、996b カム溝
1004a、1004b コンベア支持部材
1006 コンベア駆動モータ
1007 プーリ
1008 解除部材

Claims (4)

  1. 商品列の先頭商品側に配設される固定ギアを有し、前記固定ギアの回転に伴って前記商品列を先頭商品側へ搬送する複数の商品搬送ユニットと、前記複数の商品搬送ユニットが前記商品列の搬送方向に対して直交方向へ一定間隔又は異なる間隔で装着される商品棚と、前記商品棚に一定間隔で装着される2個以上の隣接する前記商品搬送ユニットと対向する商品取得口を有し、前記商品取得口が前記商品棚の両端部に装着される前記商品搬送ユニットと対向する範囲内で、前記直交方向に移動して前記商品列の先頭商品を取得するバケットと、を備えた自動販売機において、
    前記バケットは、
    前記複数の商品搬送ユニットとの対向位置に応じて、前記複数の商品搬送ユニットの固定ギアと選択的に噛合して前記商品列を先頭商品側へ搬送するための駆動力を伝達する複数の可動ギアと、
    前記商品取得口の前記直交方向に配設され、前記複数の商品搬送ユニットを夫々検知する複数のセンサと、
    を、有し、
    前記複数の可動ギアは、前記複数のセンサの検知出力に基づいて、前記複数の商品搬送ユニットの固定ギアと選択的に噛合することを特徴とする自動販売機。
  2. 前記複数のセンサのうち一のセンサが前記商品搬送ユニットを検知する場合、前記複数の可動ギアのうち前記一のセンサに対応する可動ギアが前記商品搬送ユニットの固定ギアと噛合し、
    前記複数のセンサのうち前記一のセンサが前記商品搬送ユニットを検知できず他のセンサが前記商品搬送ユニットを検知する場合、前記複数の可動ギアのうち前記他のセンサに対応する可動ギアが前記商品搬送ユニットの固定ギアと噛合する、
    ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  3. 前記複数の可動ギアは、対向する前記複数の商品搬送ユニットの固定ギアと同時に噛合して前記商品列を先頭商品側へ搬送するための駆動力を伝達することを特徴とする請求項1又は2記載の自動販売機。
  4. 前記複数の可動ギアを選択的に駆動するためのカムと、前記カムの回転角度に応じて、前記複数の可動ギアを前記複数の商品搬送ユニットの固定ギアと選択的に噛合させる連結機構部と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動販売機。
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