JP3991832B2 - 車両用定速走行制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転者の設定に基づく設定車速に自車速を制御すると共に、車速設定操作手段の連続操作により設定車速を増加もしくは減少する車両用定速走行制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用定速走行制御装置は、ACC(増速)スイッチ14及びCOAST(減速)スイッチ15を用いて、目標車速(設定車速)の増大及び減少を指令するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
2002−192981号公報(第3頁段落【0004】、図1)
【発明が解決しようとする課題】
定速走行制御機能を有する先行車追従制御装置で、定速走行時の設定車速を変更するのに設定車速の増速・減速のためのスイッチ・レバー等の操作器を使用する構成において、装置使用時に自車の設定車速を運転者が変更したいとき、運転者の希望車速が現在の設定車速から大きく乖離している場合、その乖離が小さい場合に比して、設定車速を変更するのに設定車速の増加若しくは減少の操作を長時間要する構成になっていた。そのため、運転者は設定車速を変更することに注意を多く向けざるを得ないという問題があった。
【0005】
また、運転者が公道制限速度等のように区切りの良い車速値を設定車速としたい場合、希望の設定車速に合わせるためには、注意深く設定車速の変更結果をモニタする必要がある構成となっていた。そのため、運転者は設定車速を確認するため長い時間の視認や頻繁な視認を必要とする問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、定速走行制御中に設定車速の変更を希望するときで、希望車速が現在の設定車速から大きく離れている場合、希望する設定車速に速やかに近づける変更応答性と、区切り車速値への設定容易性と、の両立を図ることができる車両用定速走行制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、運転者の設定に基づく設定車速に自車速を制御する車両用定速走行制御装置において、前記設定車速の増加若しくは減少を操作する車速設定操作手段と、前記車速設定操作手段の連続操作により前記設定車速を増加もしくは減少するときの連続操作時間を測定する連続操作時間測定手段と、運転者にとって車速指標となる区切りの良い車速を区切り車速値と定義したとき、設定車速に基づいて区切り車速値を設定する区切り車速値設定手段と、前記車速設定操作手段の連続操作により前記設定車速を増加もしくは減少するとき、連続操作時間が長くなるほど設定車速の変化量を増大し、設定車速が区切り車速値になったら設定車速の変化量を所定時間ゼロに維持する設定車速変化量変更手段と、を備え、前記区切り車速設定手段は、公道での制限車速を指標として決められた車速値を区切り車速値として予め記憶しておき、設定車速の増加時には現在の設定車速より大きな最小の区切り車速値を設定し、設定車速の減少時には現在の設定車速より小さな最大の区切り車速値を設定する構成とした。
【0008】
ここで、「車速設定操作手段」とは、例えば、運転者による操作性を考慮してステアリングに設置された車速設定操作スイッチ等をいう。
【0009】
「区切り車速値」とは、例えば、日本国内での公道制限速度を車速指標とした場合には、40[km/h]、50[km/h]、60[km/h]、80[km/h]、100[km/h]が区切り車速値となる
【0010】
【発明の効果】
よって、本発明の車両用定速走行制御装置にあっては、車速設定操作手段の連続操作により前記設定車速を増加もしくは減少するとき、設定車速変化量変更手段において、連続操作時間が長くなるほど設定車速の変化量が増大され、設定車速が区切り車速値になったら設定車速の変化量が所定時間ゼロに維持されるため、定速走行制御中に設定車速の変更を希望するときで、希望車速が現在の設定車速から大きく離れている場合、希望する設定車速に速やかに近づける変更応答性と、区切り車速値への設定容易性と、の両立を図ることができる。
また、運転者が希望する車速を容易に制限車速に設定でき、制限車速に設定する際の利便性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両用定速走行制御装置を実現する実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0012】
(第1実施例)
まず、構成を説明する。
図1は第1実施例の車両用定速走行制御装置を示す全体システム構成図である。図1において、1は追従制御開始操作器、2は追従制御解除操作器、3は車速設定操作器(車速設定操作手段)、4は車間設定操作器、5は車間距離・相対速度センサ、6は車速センサ、7は表示装置、8は音声装置、9は制動力制御装置、10はエンジン出力制御装置、11はコントローラである。
【0013】
前記追従制御開始操作器1は、クルーズコントロールシステムメインスイッチ等による先行車追従制御を開始するための操作器である。
【0014】
前記追従制御解除操作器2は、キャンセルスイッチ等による先行車追従制御を解除するための操作器である。
【0015】
前記車速設定操作器3は、定速走行制御中、設定車速を変更するための操作器であって、例えば、設定車速を増加するアクセラレートスイッチと、設定車速を減少するコーストスイッチとにより構成される。
【0016】
前記車間設定操作器4は、先行車追従制御状態において先行車と自車との車間距離を変更(例えば、「長」「中」「短」の3段階切り替え変更)するための操作器である。
【0017】
前記車間距離・相対速度センサ5は、先行車と自車との車間距離と相対速度を検出するセンサで、例えば、前方に電波を照射し、先行車等から反射波を受信するレーザーレーダやミリ波レーダ等が用いられる。
【0018】
前記車速センサ6は、自車の車速を検出するセンサである。
【0019】
前記表示装置7は、追従制御装置の作動状態を運転者に提示する装置であり、例えば、視認し易い図形や数字を用い、システム故障表示、先行車検出表示、設定車間表示、自車マーク、メインスイッチ通電表示、設定車速表示等を行う。
【0020】
前記音声装置8は、制御の切替りや先行車接近状況をブザー音等の警報音として発する装置である。
【0021】
前記制動力制御装置9は、先行車追従制御を行うために自動ブレーキを作動させる装置で、例えば、ブレーキ液圧の調整を行うブースタコントロールユニット等が用いられる。
【0022】
前記エンジン出力制御装置10は、先行車追従制御を行うためにエンジン出力を調整制御する装置で、例えば、エンジンコントロールユニットからの信号によりモータが作動してスロットルバルブを開閉する電子制御スロットル等が用いられる。
【0023】
前記コントローラ11は、各操作器1,2,3,4による運転者の指令を受け、車間距離・相対速度センサ5と車速センサ6からのセンサ情報に基づいて、先行車追従の制御指令を制動力制御装置9とエンジン出力制御装置10に与える。また、先行車追従制御情報を運転者に与えるために表示装置7と音声装置8にも指令を与える。ここで、「先行車追従制御」とは、先行車が捕捉されていないときには運転者が設定した設定車速により定速走行をする定速走行制御機能と、先行車が捕捉されているときは運転者が設定した設定車速を上限として車速に応じた車間距離を保つ先行車追従制御機能とを持つ制御をいう。
【0024】
図2は第1実施例の車両用定速走行制御装置の操作器を示す外観図であり、追従制御開始操作器1と、追従制御解除操作器2と、車速設定操作器3と、車間設定操作器4とが、ステアリンググリップ12とステアリングスポーク13により構成されるステアリング装置の右側部に列設して設置されている。ここで、車速設定操作器3は、設定車速を増加するアクセラレートスイッチ(UP)と、設定車速を減少するコーストスイッチ(DOWN)と、を有する。
【0025】
次に、作用を説明する。
【0026】
[先行車追従制御処理]
図3はコントローラ11にて実行される先行車追従制御処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する。
【0027】
ステップS100では、運転者が追従制御開始操作器1により開始操作をしたか否かが判断され、YESの場合はステップS101へ移行し、NOの場合はステップS100の判断でYESと判断されるまで待機する。
【0028】
ステップS101では、車速センサ6からの自車速Vmが読み込まれ、ステップS102へ移行する。
【0029】
ステップS102では、車間距離・相対速度センサ5によって先行車を検出していない場合の定速走行制御時における設定車速Vsを自車速Vmに設定し、ステップS103へ移行する。
【0030】
ステップS103では、運転者が車速設定操作器3を操作したか否かが判断され、YESの場合はステップS20へ移行し、設定車速Vsを変更してステップS104へ移行する。また、ステップS103でNOと判断された場合には、ステップS104へ移行する。
【0031】
ステップS20では、設定車速Vsの変更処理を実行し、ステップS104へ移行する。このステップS20での設定車速Vsの変更処理に関しては、図4のフローチャートに基づき後述する。
【0032】
ステップS104では、車間距離・相対速度センサ5によって先行車を検出したか否かが判断され、先行車を検出しない場合にはステップS105へ移行し、先行車を検出した場合には、ステップS106へ移行する。
【0033】
ステップS105では、設定車速Vsにて定速走行するべくエンジン出力が算出され、エンジン出力制御装置10に指令を与えて、ステップS110へ移行する。
【0034】
ステップS106では、運転者が車間設定操作器4を操作したか否かが判断され、YESの場合はステップS107へ移行し、NOの場合はステップS108へ移行する。
【0035】
ステップS107では、車間設定操作器4の操作に応じて運転者が希望する車間設定の変更を行い、ステップS108へ移行する。
【0036】
ステップS108では、自車速Vmに合わせた車間時間となるべく目標車間距離を算出し、ステップS109へ移行する。ここで、車間時間の初期値は、公道を走行する車両の平均車間時間(例えば、2.5秒)、若しくは、車間時間として設定可能な範囲の上限値(車間距離としては最も長い設定)とする。
【0037】
ステップS109では、自車と先行車との実車間距離をステップS108で計算した目標車間距離に一致させるように、エンジン出力とブレーキ力とを算出し、制動力制御装置9とエンジン出力制御装置10に指令を与えて、ステップS110へ移行する。
【0038】
ステップS110では、制御状態を運転者に伝えるべく、表示装置7と音声装置8に指令を与えて、ステップS111へ移行する。
【0039】
ステップS111では、運転者が追従制御解除操作器2を操作したか否かが判断され、解除操作した場合には、追従制御を終了し、ステップS100へ戻る。運転者が解除操作を行わなければ、ステップS103へ戻り、ステップS103以降の流れを繰り返す。
【0040】
[設定車速の変更処理]
図4は図3のステップS20にて実行される設定車速の変更処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する。
【0041】
ステップS200では、運転者が車速設定操作器3への連続操作を開始してからの運転者操作時間tのカウントを開始し、ステップS201へ移行する(連続操作時間測定手段)。ここで、仮に運転者が車速設定操作器3への連続操作を止めた場合には、その時点での設定車速Vsを記憶して図3のステップS104へ移行する。
【0042】
ステップS201では、車速設定操作器3への運転車操作が設定車速Vsの増加操作か否かが判断され、設定車速Vsの増加操作の場合には、ステップS202へ移行し、設定車速Vsの減少操作の場合には、ステップS208へ移行する(車速設定操作判断手段)。
【0043】
ステップS202では、車間距離・相対速度センサ5によって先行車を検出したか否かが判断され、先行車有りと判断された場合はステップS203へ移行し、先行車無しと判断された場合はステップS204へ移行する(先行車捕捉判断手段)。
【0044】
ステップS203では、ステップS201にて設定車速Vsの増加操作と判断され、かつ、ステップS202にて先行車有りと判断された場合、現在の設定車速Vsに1[km/h]を加えた車速を新たな設定車速Vsとし、図3のフローチャートのステップS106へ移行する(設定車速変化量変更手段)。ここで、現在の設定車速Vsに加える車速値は、先行車追従制御に入ると設定車速Vsは上限車速としての意味を持つだけで、基本的には設定車速Vsの変更を停止したいため、+1[km/h]に限らず、±0[km/h]としても+2[km/h]以上の車速値でも良い。
【0045】
ステップS204では、公道での制限車速を指標として決められた車速値を区切り車速値として予め記憶しておき、設定車速の増加時には現在の設定車速Vsより大きな最小の区切り車速値VLを設定し、ステップS205へ移行する(区切り車速値設定手段)。ここで、日本国内での公道制限速度を車速指標とした場合には、その種類としては、40[km/h]、50[km/h]、60[km/h]、80[km/h]、100[km/h]があり、これらの車速が区切り車速値となる。そして、例えば、現在の設定車速Vsが86[km/h]である場合、ステップS204では、区切り車速値VLとして100[km/h]の車速値が設定される。
【0046】
ステップS205では、現在の設定車速Vsに運転者操作時間tを加えた値を新たな設定車速Vsとし、ステップS206へ移行する(設定車速変化量変更手段)。例えば、現在の設定車速Vsが80[km/h]である場合、運転者操作時間tが1[sec]であれば新たな設定車速Vsは81[km/h]となり、運転者操作時間tが2[sec]であれば新たな設定車速Vsは83[km/h]となり、運転者操作時間tが3[sec]であれば新たな設定車速Vsは86[km/h]となる。
【0047】
ステップS206では、現在の設定車速Vsが、区切り車速値VL以上であるか否かが判断され、Vs<VLの場合にはステップS204へ戻り、Vs≧VLの場合にはステップS207へ移行する。
【0048】
ステップS207では、ステップS206でVs≧VL、つまり、現在の設定車速Vsが区切り車速値VL以上であると判断された場合、新たな設定車速Vsが区切り車速値VLとされ、この設定車速Vs(=VL)が一定時間Tだけ保持される。この設定車速Vsの一定時間保持処理が終わると、ステップS204へ戻り、再度、設定車速Vsの変化量を増大した後、区切り車速値VLにて一時的に変化を停止するループが繰り返される。
【0049】
ステップS208では、車間距離・相対速度センサ5によって先行車を検出したか否かが判断され、先行車有りと判断された場合はステップS209へ移行し、先行車無しと判断された場合はステップS210へ移行する(先行車捕捉判断手段)。
【0050】
ステップS209では、ステップS201にて設定車速Vsの減少操作と判断され、かつ、ステップS208にて先行車有りと判断された場合、現在の設定車速Vsに1[km/h]を減じた車速を新たな設定車速Vsとし、図3のフローチャートのステップS106へ移行する(設定車速変化量変更手段)。ここで、現在の設定車速Vsから減じる車速値は、先行車追従制御に入ると設定車速Vsは上限車速としての意味を持つだけで、基本的には設定車速Vsの変更を停止したいため、−1[km/h]に限らず、±0[km/h]としても−2[km/h]より小さい車速値でも良い。
【0051】
ステップS210では、公道での制限車速を指標として決められた車速値を区切り車速値として予め記憶しておき、設定車速の増加時には現在の設定車速Vsより小さな最大の区切り車速値VLを設定し、ステップS211へ移行する(区切り車速値設定手段)。ここで、日本国内での公道制限速度を車速指標とし、40[km/h]、50[km/h]、60[km/h]、80[km/h]、100[km/h]を区切り車速値とした場合、例えば、現在の設定車速Vsが74[km/h]である場合、ステップS210では、区切り車速値VLとして60[km/h]の車速値が設定される。
【0052】
ステップS211では、現在の設定車速Vsに運転者操作時間tを差し引いた値を新たな設定車速Vsとし、ステップS210へ移行する(設定車速変化量変更手段)。例えば、現在の設定車速Vsが80[km/h]である場合、運転者操作時間tが1[sec]であれば新たな設定車速Vsは79[km/h]となり、運転者操作時間tが2[sec]であれば新たな設定車速Vsは77[km/h]となり、運転者操作時間tが3[sec]であれば新たな設定車速Vsは74[km/h]となる。
【0053】
ステップS212では、現在の設定車速Vsが、区切り車速値VL以下であるか否かが判断され、Vs>VLの場合にはステップS210へ戻り、Vs≦VLの場合にはステップS213へ移行する。
【0054】
ステップS213では、ステップS212でVs≦VL、つまり、現在の設定車速Vsが区切り車速値VL以下であると判断された場合、新たな設定車速Vsが区切り車速値VLとされ、この設定車速Vs(=VL)が一定時間Tだけ保持される。この設定車速Vsの一定時間保持処理が終わると、ステップS210へ戻り、再度、設定車速Vsの変化量を減少した後、区切り車速値VLにて一時的に変化を停止するループが繰り返される。
【0055】
[走行制御作用]
高速道路を走行中、先行車が前に存在していたため、運転者はその先行車への追従走行を意図して追従制御開始操作器1を操作した。
【0056】
この場合、図3のフローチャートにおいて、ステップS100→ステップS101→ステップS102→ステップS103→ステップS104→ステップS106→ステップS108→ステップS109→ステップS110→ステップS111へと進み、先行車追従制御が開始される。その後、車間設定の変更を行わない限り、ステップS103→ステップS104→ステップS106→ステップS108→ステップS109→ステップS110→ステップS111へと進む流れが繰り返され、自車は運転者がセットした設定車速を上限車速としながら、先行車に対し所定の車間距離を保ちながらの追従走行を維持する。
【0057】
やがて先行車がサービスエリアに入るために自車の前から存在しなくなると、図3のフローチャートにおいて、ステップS103→ステップS104→ステップS105→ステップS110→ステップS111へと進み、定速走行制御が開始される。その後、設定車速Vsの変更を行わない限り、ステップS103→ステップS104→ステップS105→ステップS110→ステップS111へと進む流れが繰り返され、自車はスロットル開度を制御することにより運転者がセットした設定車速Vsまでゆっくりと加速し、その後、設定車速Vsに達すると、設定車速Vsよる定速走行を維持する。
【0058】
[設定車速変更作用]
運転者が設定車速Vsを増加操作した場合を例として、設定車速変更作用を説明する。なお、運転者が設定車速Vsを減少操作した場合も同様の作用を示す。
【0059】
自車の前に先行車が存在しない定速走行状態で、運転者が設定車速Vsを増加するべく車速設定操作器3を操作すると、図3のフローチャートにおいて、ステップS103からステップS20へと進み、設定車速Vsの変更処理が行われる。
【0060】
設定車速増加操作による設定車速Vsの変更は、図4のフローチャートにおいて、ステップS200→ステップS201→ステップS202→ステップS204→ステップS205→ステップS206へと進み、設定車速増加操作開始から設定車速Vsが区切り車速値VLに至るまでは、ステップS204→ステップS205→ステップS206の流れが繰り返され、現在の設定車速Vsに運転者操作時間tを加えた値が新たな設定車速Vsとされる。
【0061】
そして、設定車速Vsが区切り車速値VLに至ると、図4のフローチャートにおいて、ステップS206→ステップS207へと進み、ステップS207では、新たな設定車速Vsが区切り車速値VLとされ、この設定車速Vs(=VL)が一定時間Tだけ保持される。
【0062】
[設定車速変更操作の対比]
現行車両における設定車速の変更の一例としては、設定車速の増速・減速のために設けられたスイッチを所定時間押し続けると、5[km/h]刻みで設定車速を増加したり、5[km/h]刻みで設定車速を減少したりするものである。
【0063】
そこで、希望車速が現在の設定車速から大きく離れている場合であって、希望する設定車速に速やかに近づける変更応答性を得るために、スイッチの押し時間が短い設定時間を経過する毎に5[km/h]刻みで車速が変更されるようにした場合、希望の設定車速に合わせるためには、注意深く設定車速の変更結果をモニタしながら設定車速の増加操作と減少操作を繰り返すことでなされ、長時間を要するという問題がある。また、公道を走行するときには自車走行路での制限車速に合わせたいという運転者要求が強い。しかし、制限車速を希望する設定車速とした場合であって、例えば、5[km/h]刻みの車速変更とすると、設定車速の飛び変更により制限車速に合わせることができない場合もある。
【0064】
一方、希望する車速への設定容易性を達成するために、スイッチの設定押し時間毎に、例えば、1[km/h]刻みで設定車速を増加したり減少したりするようにした場合、区切り車速値に合わせることができるものの、希望車速が現在の設定車速から大きく離れている場合、希望とする設定車速に到達するのに長い連続操作時間を要するという問題がある。
【0065】
これに対し、第1実施例装置では、車速設定操作器3の連続操作により設定車速Vsを増加もしくは減少するとき、図4に示す設定車速Vsの変更処理にて、運転者操作時間tが長くなるほど設定車速Vsの変化量が増大(運転者操作時間tに比例する増減変化)され、設定車速Vsが区切り車速値VLに一致すると設定車速Vsの変化量がゼロ(設定車速Vsの刻み増減変化無し)にされるため、定速走行制御中に設定車速Vsの変更を希望するときで、希望車速が現在の設定車速Vsから大きく離れている場合、希望する設定車速Vsに速やかに近づける変更応答性と、制限車速等の区切り車速値VLへの設定容易性と、の両立を図ることができる。
【0066】
具体例として、車速82[km/h]を保っての定速走行制御を行っている途中で運転者が設定車速Vsを車速100[km/h]まで増加するべく、車速設定操作器3を車速増加側に操作し続けた場合について説明する。
【0067】
車速設定操作器3を車速増加側に操作すると、操作開始域では設定車速Vsの増加分が小さいものの、そのまま操作を連続しているうちに加速度的に設定車速Vsが増加してゆき、設定車速Vsが82[km/h]から100[km/h]まで上がる(ステップS205)。そして、設定車速Vsが区切り車速値VLである100[km/h]まで上がった後は、車速100[km/h]で一定時間Tだけ保持されることで、運転者は一定時間Tの間に車速設定操作器3の操作を止めた。
【0068】
その結果、自車は車速設定操作器3への操作開始から短時間にて運転者の希望する車速100[km/h]に設定車速Vsを変更することができ、車速100[km/h]による定速走行を開始することができる。
【0069】
[先行車捕捉時の設定車速変更作用]
一方、設定車速Vsの増加操作を行ったにもかかわらず、先行車が捕捉された場合には、図4のフローチャートにおいて、ステップS200→ステップS201→ステップS202→ステップS203へと進む流れとなり、ステップS203では、新たな設定車速Vsを現在の設定車速Vs+1[km/h]とし、図3のステップS106以降の先行車追従制御に移る。
【0070】
また、設定車速Vsの減少操作を行ったにもかかわらず、先行車が捕捉された場合には、図4のフローチャートにおいて、ステップS200→ステップS201→ステップS208→ステップS209へと進む流れとなり、ステップS209では、新たな設定車速Vsを現在の設定車速Vs−1[km/h]とし、図3のステップS106以降の先行車追従制御に移る。
【0071】
つまり、先行車が捕捉されると、設定車速Vsの変更を実質的に停止することで、その後、自車が先行車に追従して走行している先行車追従制御中において、自車と先行車との車間距離に基づいて設定車速が決められることになり、この設定車速の上限値として、ステップS203またはステップS209による一定値の設定車速Vsが与えられる。
【0072】
次に、効果を説明する。
第1実施例の車両用定速走行制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
【0073】
(1) 運転者の設定に基づく設定車速Vsに自車速を制御する車両用定速走行制御装置において、設定車速Vsの増加若しくは減少を操作する車速設定操作器3と、該車速設定操作器3の連続操作により設定車速Vsを増加もしくは減少するときの連続的な運転者操作時間tを測定するステップS200と、運転者にとって車速指標となる区切りの良い車速を区切り車速値VLと定義したとき、設定車速Vsに基づいて区切り車速値VLを設定するステップS204及びステップステップS210と、車速設定操作器3の連続操作により設定車速Vsを増加もしくは減少するとき、運転者操作時間tが長くなるほど設定車速Vsの変化量を増大し、設定車速Vsが区切り車速値VLになったら現在の設定車速Vs(=VL)を一定時間Tだけ保持するステップS205,S207及びステップS211,S213と、を備えたため、定速走行制御中に設定車速Vsの変更を希望するときで、希望車速が現在の設定車速Vsから大きく離れている場合、希望する設定車速Vsに速やかに近づける変更応答性と、区切り車速値VLへの設定容易性と、の両立を図ることができる。
【0074】
(2) 設定車速Vsの変更処理において、車速設定操作器3への操作開始から設定車速Vsが区切り車速値VLに至るまで、現在の設定車速Vsに車速設定操作器3の運転者操作時間tを加えた値もしくは減じた値を新たな設定車速Vsとするようにしたため、最初はゆっくりとした設定車速Vsの変更速度で次第に設定車速Vsの変更速度が速まることになり、短い運転者操作時間tによる僅かな設定車速Vsの増加若しくは減少に対応しながら、設定車速Vsを速やかに区切り車速値VLに近づける変更応答性を達成することができる。
【0075】
(3) 区切り車速設定手段であるステップS204及びステップS210は、公道での制限車速を指標として決められた車速値を区切り車速値VLとして予め記憶しておき、設定車速Vsの増加時には現在の設定車速Vsより大きな最小の区切り車速値VLを設定し、設定車速Vsの減少時には現在の設定車速Vsより小さな最大の区切り車速値VLを設定するようにしたため、運転者が希望する車速が走行路の制限車速である場合、容易に制限車速に設定でき、制限車速に設定する際の利便性を向上させることができる。
【0076】
(4) 先行車が捕捉されているときは運転者が設定した設定車速を上限として車速に応じた車間距離を保つ先行車追従制御機能を有する装置とし、車速設定操作器3への操作が設定車速Vsの増大操作か減少操作かを判断する車速設定操作判断ステップS201と、先行車が捕捉されているか否かを判断する先行車捕捉判断ステップS202及びステップS208を設け、設定車速Vsの増大操作時、かつ、先行車が捕捉されているときはステップS203へ進み、設定車速Vsの増加変更を最小とし、設定車速Vsの減少操作時、かつ、先行車が捕捉されているときはステップS209へ進み、設定車速Vsの減少変更を最小とするようにしたため、自車が先行車に追従して走行している先行車追従制御中においては、むしろ区切り車速値VLへの設定容易性を考慮せず、きめ細かな車速設定が可能となり、自車と先行車との車間距離に対応した設定車速の変更が可能となる。
【0077】
以上、本発明の車両用定速走行制御装置を第1実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この第1実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0078】
例えば、第1実施例では、区切り車速値として日本国内の公道制限車速を車速指標として決めた車速値を用いる例を示したが、外国の公道制限車速を車速指標として決めた車速値を用いるようにしても良い。
【0079】
第1実施例では、定速走行制御機能を有する先行車追従制御装置への適用例を示したが、先行車追従制御機能を持たない定速走行制御装置にも適用することができる。
【0080】
第1実施例では、運転者操作時間tに比例する増減変化により設定車速Vsの変化量を増大する例を示したが、運転者の連続操作時間が長くなるほど設定車速Vsの変化量を増大するものであれば、運転者操作時間tに対する設定車速Vsの変更を関数により与える等、他の手法を用いたものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の車両用定速走行制御装置を示す全体システム図である。
【図2】第1実施例の車両用定速走行制御装置の操作器を示す外観図である。
【図3】第1実施例の車両用定速走行制御装置のコントローラにて実行される先行車追従制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】図3のステップS20にて実行される設定車速の変更処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 追従制御開始操作器
2 追従制御解除操作器
3 車速設定操作器(車速設定操作手段)
4 車間設定操作器
5 車間距離・相対速度センサ
6 車速センサ
7 表示装置
8 音声装置
9 制動力制御装置
10 エンジン出力制御装置
11 コントローラ
12 ステアリンググリップ
13 ステアリングスポーク
ステップS200 連続操作時間測定手段
ステップS201 車速設定操作判断手段
ステップS202 先行車捕捉判断手段
ステップS203定車速変化量変更手段
ステップS204切り車速値設定手段
ステップS205定車速変化量変更手段
ステップS207定車速変化量変更手段
ステップS208 先行車捕捉判断手段
ステップS209定車速変化量変更手段
ステップS210切り車速値設定手段
ステップS211定車速変化量変更手段
ステップS213定車速変化量変更手段

Claims (3)

  1. 運転者の設定に基づく設定車速に自車速を制御する車両用定速走行制御装置において、
    前記設定車速の増加若しくは減少を操作する車速設定操作手段と、
    前記車速設定操作手段の連続操作により前記設定車速を増加もしくは減少するときの連続操作時間を測定する連続操作時間測定手段と、
    運転者にとって車速指標となる区切りの良い車速を区切り車速値と定義したとき、設定車速に基づいて区切り車速値を設定する区切り車速値設定手段と、
    前記車速設定操作手段の連続操作により前記設定車速を増加もしくは減少するとき、連続操作時間が長くなるほど設定車速の変化量を増大し、設定車速が区切り車速値になったら設定車速の変化量を所定時間ゼロに維持する設定車速変化量変更手段と、
    を備え
    前記区切り車速設定手段は、公道での制限車速を指標として決められた車速値を区切り車速値として予め記憶しておき、設定車速の増加時には現在の設定車速より大きな最小の区切り車速値を設定し、設定車速の減少時には現在の設定車速より小さな最大の区切り車速値を設定することを特徴とする車両用定速走行制御装置。
  2. 請求項1に記載された車両用定速走行制御装置において、
    前記設定車速変化量変更手段は、車速設定操作手段への操作開始から設定車速が区切り車速値に至るまで、現在の設定車速に車速設定操作手段の連続操作時間を加えた値もしくは減じた値を新たな設定車速とすることを特徴とする車両用定速走行制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載された車両用定速走行制御装置において、
    車両用定速走行制御装置は、先行車が捕捉されているときは運転者が設定した設定車速を上限として車速に応じた車間距離を保つ先行車追従制御機能を有し、
    前記車速設定操作手段への操作が設定車速の増大操作か減少操作かを判断する車速設定操作判断手段と、
    先行車が捕捉されているか否かを判断する先行車捕捉判断手段を設け、
    前記設定車速変化量変更手段は、設定車速の増大操作時で、かつ、先行車が捕捉されているとの判断時には、そのときの設定車速に設定値を加えた値を新たな設定車速とし、また、設定車速の減少操作時で、かつ、先行車が捕捉されているとの判断時には、そのときの設定車速に設定値を減じた値を新たな設定車速とすることを特徴とする車両用定速走行制御装置。
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