JP3991407B2 - ドアトリムの接合構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はドアトリムの接合構造に関し、特に、アッパトリムの下端縁部とロアトリムの上端縁部にて接合固定して構成されるドアトリムの接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドアトリムの一形式として、図5に示すように、上下に2分割されたタイプのドアトリムがある。当該ドアトリムは、アッパトリム1とロアトリム2とからなり、アッパトリム1の下端縁部1aとロアトリム2の上端縁部2aには背面側に延びるフランジ部が形成されていて、両フランジ部を接合固定することにより構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、当該ドアトリムにおいては、アッパトリム1の下端縁部1aとロアトリム2の上端縁部2aは直線状に形成されているためこれら両者の接合面が横方向の一直線状となり、同接合部の接合強度はドアトリムの下方への折曲力に対して弱く、同接合部の接合強度の強化が望まれる。従って、本発明の目的は、ドアトリムにおける接合部の接合強度を向上させることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はドアトリムの接合構造に関し、当該接合構造は、アッパトリムの下端縁部のフランジ部とロアトリムの上端縁部のフランジ部とを互いに接合固定して構成されるドアトリムの接合構造であり、前記アッパトリムの下端縁部が上下方向に突出する少なくとも1つの凹部および凸部を有する凹凸形状に形成されているとともに、前記ロアトリムの上端縁部が上下方向に突出する少なくとも1つの凸部および凹部を有する凹凸形状に形成されていて、これらアッパトリムの下端縁部とロアトリムの上端縁部との凹凸部が互いに嵌合した状態で各フランジ部が接合されて固定されていることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の作用・効果】
かかる構成のドアトリムの接合構造においては、アッパトリムの下端縁部とロアトリムの上端縁部との接合部が少なくとも1個の凹部と凸部が嵌合した上下に凹凸する形状であって、両者の接合部が横方向の一直線状である従来の接合構造に比較して接合部の接合強度は著しく向上し、ドアトリムの下方への折曲げ力に対して十分な接合強度を有することとなる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明すると、図1〜図4には、本発明に係るドアトリムの一例が示されている。当該ドアトリムは、アッパトリム10aとロアトリム10bとにより構成されている。
【0007】
アッパトリム10aは、木質系ボードを成形してなる基板11と、基板11の表面に貼着されて同基板11を被覆する合成樹脂シートからなる表皮12とにより構成され、同様に、ロアトリム10bは、木質系ボードを成形してなる基板13と、基板13の表面に貼着されて同基板13を被覆するた合成樹脂シートからなる表皮14とにより構成されている。
【0008】
アッパトリム10aにおいては、その基板11の基板本体11aの下端縁部に、背面側へ水平状態に延びるフランジ部11bが形成されており、フランジ部11bは表皮12の下端部にて被覆されて接合面を形成している。同様に、ロアトリム10bにおいては、その基板本体13aの下端縁部に、背面側へ水平状態に延びるフランジ部13bが形成されていて、同フランジ部13bが接合面を形成している。
【0009】
しかして、アッパトリム10aの下端縁部はフランジ部11bとともに、複数の凹部15aおよび凸部15bを有する凹凸形状に形成されている。アッパトリム10aの各凹部15aおよび各凸部15bは台形状を呈しており、各凹部15aは上方に、各凸部15bは下方に延びている。
【0010】
また、ロアトリム10bの上端縁部はフランジ部13bとともに、複数の凸部16aおよび凹部16bを有する凹凸形状に形成されている。ロアトリム10bの各凸部16aおよび各凹部16bは台形状を呈しており、各凸部16aは上方に、各凹部16bは下方に延びている。各凸部16aおよび各凹部16bは、アッパトリム10aの各凹部15aおよび各凸部15bにぴったり嵌合する形状に形成されている。
【0011】
アッパトリム10aとロアトリム10bとは、その下端縁部の各凹部15aおよび各凸部15bと上端縁部の各凸部16aおよび各凹部16bを互い嵌合させて、各フランジ部11b,13b同士を当接した状態で接合されており、各フランジ部11b,13b同士をタッカ、ビス、リベット等の適宜の固定手段で固定されてドアトリムを構成している。
【0012】
なお、当該ドアトリムにおいては、ロアトリム10bの上端部の略中央部に、編織物等からなる所定の大きさのオーナメント21が固着されており、また、アッパトリム10aの下端部の略中央部には、合成樹脂からなるガーニッシュ22がオーナメント21の上端縁部を被覆した状態で取付けられている。
【0013】
ガーニッシュ22は、ガーニッシュ本体22aの背面に複数の取付ピン22bが形成されていて、各取付ピン22bをアッパトリム10aの下端縁部に設けた各取付孔11cに挿通してアッパトリム10aに取付けられていて、各取付ピン22bの先端部にストッパリング22cを取付けることにより、アッパトリム10aからの離脱防止がなされている。
【0014】
当該ドアトリムは、車両ドアのインナパネル23の内面側に取付けられて、ドアの内側を保護し、装飾すべく機能するとともに、車室内を防音すべく機能する。なお、符号24は車両ドアの窓部に取付けたウェザストリップ24である。
【0015】
このように構成したドアトリムにおいては、アッパトリム10aの下端縁部とロアトリム10bの上端縁部との接合部が複数の凹部15aと凸部16a、凸部15bと凹部16bが嵌合した上下に凹凸する形状であって、アッパトリムとロアトリムの接合部が横方向の一直線状である図5に示す従来の接合構造に比較して、接合部の接合強度が著しく向上している。このため、ドアトリムに対する図3および図4に示す矢印方向の折曲げ方向の力に対して十分な接合強度を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接合構造を採用して構成したドアトリムの内側からみた正面図である。
【図2】同ドアトリムを分解して背面側からみた分解斜視図である。
【図3】同ドアトリムにおける図1の矢印3−3線方向の縦断面図である。
【図4】同ドアトリムにおける図1の矢印4−4線方向の縦断面図である。
【図5】従来の接合構造を採用して構成したドアトリムの内側からみた正面図である。
【符号の説明】
10a…アッパトリム、10b…ロアトリム、11,13…基材、11a,13a…基材本体、11b,13b…フランジ部、11c…取付孔、12,14…表皮、15a,16b…凹部、15b,16a…凸部、21…オーナメント、22…ガーニッシュ、22a…ガーニッシュ本体、22b…取付ピン、22c…ストッパリング、23…インナパネル、24…ウェザーストリップ。
Claims (1)
- アッパトリムの下端縁部のフランジ部とロアトリムの上端縁部のフランジ部とを互いに接合固定して構成されるドアトリムの接合構造であり、前記アッパトリムの下端縁部が上下方向に突出する少なくとも1つの凹部および凸部を有する凹凸形状に形成されているとともに、前記ロアトリムの上端縁部が上下方向に突出する少なくとも1つの凸部および凹部を有する凹凸形状に形成されていて、これらアッパトリムの下端縁部とロアトリムの上端縁部との凹凸部が互いに嵌合した状態で各フランジ部が接合されて固定されていることを特徴とするドアトリムの接合構造。
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