JP3989609B2 - Icマガジン用ストッパ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ICをマガジン内に収納する際に用いるICマガジン用ストッパの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6、図7、図8は、この種の従来のICマガジンとストッパの一例を示すための図で、図6は図7に示すICマガジン用ストッパをマガジン内に挿入した状態を示す断面図であり、図7は従来使用されているICマガジン用ストッパを単品で示す自由状態における側面断面図、図8はマガジンとICマガジン用ストッパの分離の斜視図、図9は図6を上からみた上面図である。
これらの図において、1は複数のICを収納するための、ほぼ四角筒状のマガジンであり、底面中央部にIC本体を載置するための凸部台座1aを有する。2はこのマガジン1内にその開口端部1bから挿入して収納されるICで、上記マガジン1の凸部台座1a上に載った状態で収納される。3はIC2の両側に突出して設けられたリードである。14はマガジン1内に複数個のIC2を挿入してのち、内部のICが抜けて落ちないように保持する弾性材でなるストッパであり、このストッパ14には、上下に係止用フィン14aが設けられている。なお14bはその外端部に突設された把手である。
【0003】
上記のようなマガジンとストッパを用いてのICの収納方法としては、図6において、筒状のICマガジン1の開口端部1bから複数のIC2を順次挿入し、所定のICを入れてのち、最後にストッパ14を挿入し、その先端部14cで最後尾のICの後端を押圧するとともにフィン14aを弾性的にたわませることで筒内で係止させ、ICをマガジン内に収納保持するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のICマガジン用ストッパの構造では、図6中の最後尾に挿入したICにおいて、マガジン内の上下のガタによっては、ストッパ14の中央先端部14cがIC2の図9のように回り込んで当接して、これを内側へ曲げてしまうという要因になっており、またこのような欠点があったため、作業性も極めて悪いという問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、マガジン内に収納されるICのリードの変形が起こらないようにしたICマガジン用ストッパを提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係るICマガジン用ストッパは、複数のICを直列に収容する筒状のマガジンの端部に着脱自在に取付けられるストッパにおいて、当該ストッパの周りに弾性の係止フィンを有するとともに、その先端面を、上向きに外側へ傾斜した傾斜面に形成し、その先端押え部がリードに接触しない構造とした。
【0007】
この発明の請求項2に係るICマガジン用ストッパは、ストッパの上下フィンの角度をθ1<θ2に設定することより、ストッパの先端が挿入時に上に向くようにした。
【0008】
この発明の請求項3に係るICマガジン用ストッパは、ストッパの上下フィンの厚みを、上部フィンの厚み<下部フィンの厚み、に設定することにより、ストッパの先端が挿入時に上を向くようにした。
【0009】
この発明の請求項4に係るICマガジン用ストッパは、ストッパの上下フィンの根元支点から、先端までの距離の長さを、A>Bに設定することにより、ストッパの先端が挿入時に上を向くようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1、図2は、本発明の実施の形態1を示すもので、図1はICマガジン内にICを収納し、ストッパで係止した状態を示す断面図、図2は図1で使用したストッパの自由状態における側面断面図である。
これらの図において、1は複数のICを収納するための、ほぼ四角筒状のマガジンであり、底面中央部にIC本体を載置するための凸部台座1aを有する。2はこのマガジン1内にその開口端部1bから挿入して収納されるICで、上記マガジン1の凸部台座1a上に載った状態で収納される。3はIC2の両側に突出して設けられたリードである。4はマガジン1内に複数個のIC2を挿入してのち、内部のICが抜けて落ちないように保持する弾性材でなるストッパであり、このストッパ4には、上下に係止用フィン4aが設けられている。なお4bはその外端部に突設された把手である。
そして、このストッパ4の図7で示した従来構造と異なるところは、その先端部の形状にある。即ち、その先端面4dが、上向きに外側へ傾斜した傾斜面に形成されており、図1に示すように、IC2に対する押え部5がIC2の上部で接触するように形成されている。従って、ストッパ4は、ICマガジン1への挿入時にIC2のリード3へ接触することが避けられるので、リード曲がりの要因をなくすことができ、作業性の向上を図ることができるものとなる。
【0011】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2によるストッパを示すもので、上下に各々2片の係止フィン4e,4f及び4g,4hが設けられている。そしてこの図3のストッパ4のフィンにおいて、下部のフィン角度θ2>上部のフィン角度θ1となるように設定することにより、ストッパ4は、ICマガジン1への挿入時に、下部のフィン4g,4hよりも上部のフィン4e,4fの方が比較的折れ曲がり易くなるので、ストッパ4はおのずから上の方向に向くようになり、それだけICのリード3に接触する率は少なくなって、さらにリード曲がりの要因をなくすることになる。
【0012】
実施の形態3.
図4は実施の形態3によるストッパの形状を示すもので、フィン4e,4fの厚みt1<フィン4hの厚みt2<フィン4gの厚みt3、と設定することにより、力の関係がフィン4g>フィン4h>フィン4e,4fとなり、ストッパ4は挿入時に上の方向に向き、さらにIC2のリード3と接触しないようになって、リード曲がりを防止できるものとなる。
【0013】
実施の形態4.
図5は実施の形態4によるストッパの形状を示すもので、ストッパ4の先端から、フィン4eの後端までの距離L1と、フィン4gの後端までの距離L2の関係を、L1>L2とし、フィン4gの根元の支点C1の位置をフィン4eの根元の支点C2の位置よりストッパの先端に近づけ、即ちA>Bとすることで、ストッパ4は挿入時に上の方向を向き、さらにリード3に接触しないものとすることができる。
【0014】
【発明の効果】
この発明の請求項1に係るICマガジン用ストッパによれば、複数のICを直列に収容する筒状のマガジンの端部に着脱自在に取付けられるストッパにおいて、当該ストッパの周りに弾性の係止フィンを有するとともに、その先端面を、上向きに外側へ傾斜した傾斜面に形成したので、ストッパの先端押え部がリードに接触することがなく、従ってリードの曲がりを起こすことはない。
【0015】
この発明の請求項2に係るICマガジン用ストッパによれば、ストッパの上下フィンの角度を、上部フィンの角度θ1<下部フィンの角度θ2に設定することより、ストッパの先端が挿入時に上に向くようにしたので、さらにリードに接触することを防ぎ、リード曲がりを起こすことはない。
【0016】
この発明の請求項3に係るICマガジン用ストッパによれば、ストッパの上下フィンの部分の厚みを、上部フィンの厚み<下部フィンの厚み、に設定することにより、ストッパの先端が挿入時に上を向くようにしたので、さらにリードに接触することを防ぎ、リード曲がりを起こすことはない。
【0017】
この発明の請求項4に係るICマガジン用ストッパによれば、ストッパの上下フィンの根元の支点から先端までの距離の長さを、A>Bに設定することにより、ストッパの先端が挿入時に上を向くようにしたので、さらにリードに接触することを防ぎ、リード曲がりを起こすことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるストッパをマガジン内に挿入した状態を示す側面断面図である。
【図2】 図1のうちのストッパのみの自由状態における側面断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるストッパの側面断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるストッパの側面断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態4によるストッパの側面断面図である。
【図6】 従来のストッパをマガジン内に挿入した状態を示す側面断面図である。
【図7】 図6のうちのストッパのみの自由状態における側面断面図である。
【図8】 従来のマガジンとストッパを示す分解斜視図である。
【図9】 従来のストッパをマガジン内に挿入した状態を示す上面図である。
【符号の説明】
1 ICマガジン、2 IC、3 リード、4 ストッパ、4a,4e,4f,4g,4h フィン、4d 先端面。
Claims (4)
- 複数のICを直列に収容する筒状のマガジンの端部に着脱自在に取付けられるストッパにおいて、当該ストッパの周りに弾性の係止フィンを有するとともに、その先端面を、上向きに外側へ傾斜した傾斜面に形成し、その先端押え部がリードに接触しない構造としたことを特徴とするICマガジン用ストッパ。
- ストッパの上下に設けられたフィンの角度を、下部のフィン角度>上部のフィン角度、に設定することより、ストッパの先端が挿入時に上に向くようにしたことを特徴とする請求項1記載のICマガジン用ストッパ。
- ストッパの上下に設けられたフィンの厚みを、上部フィンの厚み<下部フィンの厚み、に設定することにより、ストッパの先端が挿入時に上を向くようにしたことを特徴とする請求項1または2記載のICマガジン用ストッパ。
- ストッパの上下に設けられたフィンの各々の根元の支点から先端までの距離の長さを、下部支点からの距離の長さの方を短く設定することにより、ストッパの先端が挿入時に上を向くようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のICマガジン用ストッパ。
Priority Applications (1)
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JPH11227874A JPH11227874A (ja) | 1999-08-24 |
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ID=12486842
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP3989609B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-19 JP JP03705398A patent/JP3989609B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11227874A (ja) | 1999-08-24 |
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