JPH0217904Y2 - - Google Patents

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JPH0217904Y2
JPH0217904Y2 JP1984151802U JP15180284U JPH0217904Y2 JP H0217904 Y2 JPH0217904 Y2 JP H0217904Y2 JP 1984151802 U JP1984151802 U JP 1984151802U JP 15180284 U JP15180284 U JP 15180284U JP H0217904 Y2 JPH0217904 Y2 JP H0217904Y2
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JP
Japan
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presser
pin
locking
pins
constriction
Prior art date
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JP1984151802U
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JPS6167177U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンピユータのアウトプツト用紙
等、綴じ穴を有する用紙を綴じる綴り具に関す
る。
〔従来技術とその問題点〕
基板に多数のピンを列設し、これらピンを用紙
の端部の綴じ穴に挿入して押え具により抜け止め
することにより綴じるようにした綴り具は種々提
供されているが、押え具をピンに直接保持させる
構造のものとしては特公昭56−20996号公報に示
されるものがある。
このものは、押え具をピンの配列方向にスライ
ドさせて取付ける構造であるため、用紙のセツト
時に押え具の移動量が大きく、それだけ面倒であ
るばかりでなく、長期使用によりすべてのピンの
先端部が必ずしも一直線上になく、いくつかが横
方向へ曲つたりしていると押え具をスライドさせ
て嵌める際に押え具の先端がピンに衝当つて迅速
な嵌めつけが難しくなる。また、スライド時の摩
擦によりピンや押え具が摩耗して完全な保持がで
きなくなり、乱りに外れるような不都合が生じ
る。さらに用紙を一杯に嵌めてセツトすると、押
え具のスライド時にその先端が上層の用紙に引掛
り、用紙の綴じ穴部分を破断させてしまうことが
起るなどの種々の欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案はこれに鑑み、押え具をスライドさせる
ことなく上方からピンに係着させて用紙を綴じつ
けることのできる綴り具を提供することを目的と
してなされたものである。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するため、本考案は、基板に列
設されるピンの先端部にくびれ部を形成し、これ
に押え具を嵌着して用紙を綴じる綴り具におい
て、前記押え具は、下面が開放される箱形断面を
有するよう合成樹脂により形成され、左右側壁の
下端の内側に下面を中央部に向け上り傾斜する傾
斜面とした係止片を対向して形成し、これら係止
片の先端の係止縁間の間隔を前記ピンの先端頭部
の外径より小幅に形成するとともに前記列設され
るピンのうち所要本数のピンはくびれ部を有しな
い構成に特徴を有するものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説
明する。
第1図は用紙Pを綴じた状態を示し、1は表
紙、2は押え具である。
ピン3は、第5図に示すように表紙1の中央部
内面に固着される細長形状の基板4上に一定の間
隔をおいて直立して列設されるもので、その両端
近くのピン3′,3′を除く他の各ピン3の先端部
には一部を小径としたくびれ部3Aが形成され、
各ピン3の基部は第3図示のように止め具5によ
り基板4にかしめつけられている。前記基板4の
両端近くのピン3′,3′はくびれ部を有しない丸
棒状のものである。
押え具2は、第4図に拡大断面を示すように、
前記基板4とほゞ同じ長さを有し、下面が開放さ
れた箱形断面を有するよう合成樹脂により形成さ
れるもので、左右側壁2A,2Aの下端内側に中
央に向け上り傾斜する係止片2B,2Bが対向し
て形成されており、この係止片2B,2Bの先端
の係止縁2C,2C間の間隔Lは前記ピン3の先
端頭部3Bの外径より小幅に形成されている。
上記押え片2は、ピン3への係合を確実にする
ためには硬質であることおよび弾性を有すること
が必要であるが、弾性を有するためには押え具2
の肉厚を薄くしなければならないため割れやすく
なる。そこで図示実施例においては、押え具2の
上壁2Dの上面に軟質の合成樹脂からなる弾性片
2Eを一体成形し、曲げに対しての強靫性をもた
せてある。なお、この弾性片2Eは、弾性に富む
金属板をインサート成形して内蔵させるようにす
ることもできる。
本考案は上記の構成であるから、用紙Pを綴じ
るには、表紙1を開いてピン3,3′…に用紙P
の綴じ穴を嵌め、ついで押え具2をピン3,3′
…の上方から押し込むと、ピン3の頭部3Bは係
止片2B,2Bの下面の傾斜面にそつて係止片2
B,2Bの先端の係止縁2C,2C間に誘導さ
れ、さらに頭部3Bが係止片2B,2Bをその弾
性に抗して押し開きながら通過する。係止縁2
C,2C間を通過した頭部3Bは第4図示のよう
に押え具2の空間部2F内に入り、係止縁2C,
2Cはピン3のくびれ部3Aに係合して係着状態
を維持する。
この係着時には、係止片2B,2Bがピン3か
ら逃げる方向(図において上方)に撓むので、軽
い力で嵌めつけることができ、係着後は、係止片
2B,2Bが斜め上方を向いていてピン3にくい
込む方向におかれているため、乱りに外れること
がなく、確実な係着状態を保つ。また落下時など
押え具2全体に力が加わつた場合にも、押え具2
の係止片2B,2Bはピン3にくい込む方向に力
が作用するので、用紙Pが外れることがない。
押え具2を外すときは、押え具2をその長手方
向にわずか(1〜2cm)引いてその引出し端を持
ち上げるようにすれば、ピン3は順次1本ずつ係
止片2B,2B間から外れていくので、小さい力
で外すことができる。
またくびれ部3Aを有しないピン3′,3′をピ
ン列の両端部近傍に配置してあるので、係止片2
B,2Bの係止縁2C,2Cはこのピン3′,
3′の周面に当つて制限されるので、他の部分は
ピン3のくびれ部3Aに圧接変形することなく必
要最小限度の圧接係合となり、弾性を失うことを
防ぐことができるとともに、押え具2の係止縁2
C,2Cがピン3′,3′の周面に圧接するので押
え具2の長手方向への抜け落ちが防がれる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、押え具をその
下面が開放される箱形断面を有するよう合成樹脂
により形成し、左右側壁の下端の内側に下面を中
央部に向け上り傾斜する傾斜面とした係止片を対
向して形成し、これら係止片の先端の係止縁間の
間隔を前記ピンの先端頭部の外径より小幅に形成
したので、綴じる際には押え具をピン列の上にの
せて押圧するのみで一斉に嵌めつけることがで
き、外す際には押え具の一端を持つて引上げるこ
とによりピンを1本ずつ外すことができ、したが
つて綴じ込み時および外し時の操作を極めて簡単
に行なうことができる。また嵌合時には、ピンが
係止片の下面の傾斜面にそつて押し込まれるので
位置合せなどの手数が掛らず、仮にピンのいくつ
かが曲つていても押え具が合成樹脂製であること
と係止片が弾性変形することにより容易に嵌めつ
けることができ、係着後は係止片が斜め上方を向
いてピンのくびれ部に係合しているので乱りに外
れることなく、確実に係合状態を維持することが
できる。さらに押え具をスライドさせることなく
ピンに係着することができるので、押え具により
用紙を痛めるおそれが全くなく、多数枚の用紙を
綴じるに際しても限度一杯まで容易に綴じ込むこ
とができる。また列設されるピンのうち所要本数
のピンはくびれ部に有しないので、このピンに押
え具の係止縁が圧接し、これにより特別な押え具
の抜け止め手段を設けずとも用紙を綴じたのち持
ち歩くとき押え具が自重で抜け外れることがな
い。そして押え具は合成樹脂製であるため、安価
に得られるなど、種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を用いて用紙を綴じた状態を示
す要部の斜視図、第2図は押え具の拡大断面図、
第3図はピンの拡大図、第4図は用紙を綴じた状
態の要部の断面図、第5図はピンの配列状態を示
す斜視図である。 1……表紙、2……押え具、2A……側壁、2
B……係止片、2C……係止縁、2D……上壁、
2E……弾性片、2F……空間部、3……ピン、
3′……くびれ部を有しないピン、3A……くび
れ部、3B……頭部、4……基板、P……用紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板に列設されるピンの先端部にくびれ部を形
    成し、これに押え具を嵌着して用紙を綴じる綴り
    具において、前記押え具は、下面が開放される箱
    形断面を有するよう合成樹脂により形成され、左
    右側壁の下端の内側に下面を中央部に向け上り傾
    斜する傾斜面とした係止片を対向して形成し、こ
    れら係止片の先端の係止縁間の間隔を前記ピンの
    先端頭部の外径より小幅に形成するとともに、前
    記列設されるピンのうち所要本数のピンはくびれ
    部を有しないことを特徴とする綴り具。
JP1984151802U 1984-10-09 1984-10-09 Expired JPH0217904Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984151802U JPH0217904Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984151802U JPH0217904Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6167177U JPS6167177U (ja) 1986-05-08
JPH0217904Y2 true JPH0217904Y2 (ja) 1990-05-18

Family

ID=30709897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984151802U Expired JPH0217904Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

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JP (1) JPH0217904Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5235069U (ja) * 1975-09-03 1977-03-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5235069U (ja) * 1975-09-03 1977-03-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6167177U (ja) 1986-05-08

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