JP3038180U - 押しピン - Google Patents

押しピン

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JP3038180U
JP3038180U JP1996012125U JP1212596U JP3038180U JP 3038180 U JP3038180 U JP 3038180U JP 1996012125 U JP1996012125 U JP 1996012125U JP 1212596 U JP1212596 U JP 1212596U JP 3038180 U JP3038180 U JP 3038180U
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needle shaft
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thumbtack
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JP1996012125U
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毅 小峰
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Big Alpha Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画鋲やカーペットピンの如き押しピンとし
て、止着力が強く、支持基体から容易に抜けることがな
いものを提供する。 【解決手段】 先端が尖った針軸1の基端に指押し用頭
部2が固設された押しピンにおいて、前記針軸1にその
周方向に沿う環状凹部3又は/及び環状凸部4が形成さ
れてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の実施の形態】
本考案は、画鋲やカーペットピンのように、所要の物品を突き刺して支持基体 に止着するのに利用される押しピンに関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
一般に、押しピンは、先端の尖った金属製の針軸の基端に金属や硬質合成樹脂 からなる径大の指押し用頭部が固設されており、支持基体の表面に重ねた物品( 画鋲では書画等の掲示物、カーペットピンでは絨毯等の敷物)を針軸で突き刺し て指押し用頭部を指で押し付けることにより、該物品を支持基体に止着するよう になっている。しかるに、従来における押しピンは、針軸が先の尖った単なる針 であるため、支持基体に止着した状態で当該押しピン又は止着物品に他の物が触 れたり、支持基体に振動や衝撃が加わった際、該支持基体から簡単に抜けてしま い、物品の垂れ下がり、散逸、捲くれ等を生じて支障をきたすと共に、抜けた押 しピンを足で踏み付けて怪我をする危険性があった。
【0003】 本考案は、上述の状況に鑑み、止着力が強く、支持基体から容易に抜けること がない押しピンを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1または2の考案は、図面の参照符号を付 して示せば、先端が尖った針軸1の基端に指押し用頭部2が固設された押しピン において、前記針軸1にその周方向に沿う環状凹部3又は/及び環状凸部4が形 成されてなる構成を採用したものである。この押しピンでは、針軸1を支持基体 に突き刺すと、その環状凹部3又は/及び環状凸部4が支持基体の素材組織と噛 み合う状態になり、該針軸1の軸方向移動に対して大きな抵抗を生じるから、当 該押しピンあるいは止着した物品に外力が加わったり支持基体に振動や衝撃を受 けても、容易に抜けることはない。
【0005】 請求項3または4の考案は、上記請求項1の押しピンにおいて、環状凹部3又 は/及び環状凸部4が、針軸1先端側に臨む環状テーパ面5と針軸1基端側に臨 む環状段面6とを構成するものとしている。従って、この押しピンを支持基体に 押し付けて所要の物品を止着する際には、環状テーパ面5の誘導作用によって支 持基体に対する針軸1の侵入を小さい力で行える一方、止着後には環状段面6に よって針軸1の抜出方向移動に対する抵抗が増大するから、より大きな抜け防止 作用が得られる。
【0006】 請求項5または6の考案では、上記請求項1又は2の押しピンにおいて、環状 凹部3又は/及び環状凸部4が針軸1の先端側のみに形成されてなる構成を採用 しているから、該針軸1の加工製作が容易である。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1〜図9は本考案を適用した第1〜第9実施例の二重画鋲A1〜A9を示す 。これら二重画鋲A1〜A9は、全体が金属製であり、従来の二重画鋲と同様に 、先端が尖った針軸1の拡径した基端部1aを上側の円板2aと下側の孔明き円 板2bとで挟み付けた状態で、両円板2a,2bを圧着一体化することにより、 該針軸1の基端に円板状の指押し用頭部2を固設したものである。
【0008】 第1実施例の二重画鋲A1では、針軸1の略全長にわたり、周方向に沿う環状 凹部3…と環状凸部4…とが交互に一定ピッチで形成されており、各環状凹部3 は断面略半円形をなし、各環状凸部4の周面は針軸1の軸方向と平行になってい る。第2実施例の二重画鋲A2では、前記同様に針軸1の略全長にわたって周方 向に沿う環状凹部3…と環状凸部4…とが交互に一定ピッチで形成され、また各 環状凸部4は針軸1の軸方向と平行な周面を有するが、環状凸部4との境界部が 針軸1の先端側に臨む環状テーパ面5と同基端側に臨む環状段面6とを構成して いる。第3実施例の二重画鋲A3では、針軸1の略全長にわたって該針軸1の先 端側に臨む環状テーパ面5…と同基端側に臨む環状段面6…とが交互に一定ピッ チで連続的に設けられ、その谷山にて周方向に沿う環状凹部3…と環状凸部4… とを形成している。第4実施例の二重画鋲A4では、針軸1の略全長にわたって 該針軸1の先端側に臨む環状テーパ面5…と同基端側に臨むテーパー面7…とが 交互に一定ピッチで連続的に設けられ、その谷山にて周方向に沿う環状凹部3… と環状凸部4…とを形成している。
【0009】 第5実施例の二重画鋲A5では、針軸1の中間よりも先端側に、断面略半円系 で周方向に沿う2条の環状凸部4,4が形成されている。第6実施例の二重画鋲 A2では、針軸1の中間よりも先端側に、断面略半円系で周方向に沿う2条の環 状凹部3,3が形成されている。第7実施例の二重画鋲A7では、針軸1の先端 部に周方向に沿う2条の環状凸部4,4が形成されており、各環状凸部4は該針 軸1の先端側に臨む環状テーパ面5と同基端側に臨む環状段面6とからなる断面 直角三角形をなしている。第8実施例の二重画鋲A8では、針軸1の先端部に周 方向に沿う2条の環状凹部3,3が形成されており、各環状凹部3は該針軸1の 先端側に臨む環状テーパ面5と同基端側に臨む環状段面6とからなる断面V字形 をなしている。第9実施例の二重画鋲A9では、針軸1の先端のみに周方向に沿 う一つの環状凸部3,3が形成されており、該環状凸部3は針軸1の軸方向と平 行な周面を有するが、環状凸部4との境界部が針軸1の先端側に臨む環状テーパ 面5と同基端側に臨む環状段面6とを構成している。
【0010】 これら二重画鋲A1〜A9は、掲示板や屋内の壁等の支持基体に書画等の必要 な掲示物を止着する際、従来の一般的な二重画鋲と同様に、指押し用頭部2を指 で押し付けることにより、該針軸1を掲示物に貫通して支持基体に埋入させるが 、埋入した針軸1の環状凹部3又は/及び環状凸部4が支持基体の木質等の素材 組織と噛み合った状態になる。従って、該針軸1の軸方向移動に対して大きな抵 抗を生じるから、これら二重画鋲A1〜A9や止着した掲示物に衣服や他の物品 が触れたり、掲示物が風に煽られたり、支持基体に振動や衝撃が加わったりして も、これら二重画鋲A1〜A9が支持基体から抜落してすることはなく、もって 画鋲の抜落による掲示物の垂れ下がりや散逸、抜落した画鋲の踏みつけによる怪 我を防止できる。
【0011】 なお、本考案においては、これら二重画鋲における針軸1の環状凹部3及び環 状凸部4の数、断面形状、深さ又は高さ、配設ピッチ等は、例示した以外に様々 に設定できる。しかして、特に二重画鋲A2,A3,A7〜A9のように針軸1 先端側に臨む環状テーパ面5と針軸1基端側に臨む環状段面6とを有するもので は、環状テーパ面5の誘導作用によって支持基体に対する針軸1の侵入を小さい 力で行える一方、止着後には環状段面6によって針軸1の抜出方向移動に対する 抵抗が増大するから、より大きな抜け防止作用が得られる。また、二重画鋲A5 〜A9のように環状凹部3又は/及び環状凸部4が針軸1の先端側のみに形成さ れた構成のものでは、該針軸1の加工製作が容易であるから、それだけ製作コス トが安くなる。
【0012】 図10及び図11は本考案を適用した第10及び第11実施例のプラスチック 画鋲B1,B2、図12は同じく本考案を適用した第12実施例のカーペットピ ンCを示す。これらプラスチック画鋲B1,B2及びカーペットピンCは、先端 の尖った金属製の針軸1の拡径した基端部1aが硬質合成樹脂成形物からなる指 押し用頭部2に埋入固着されている。
【0013】 プラスチック画鋲B1は、指押し用頭部2が上面側の中央ほど高く膨出した円 盤状をなす形態であるが、針軸1の先端部に周方向に沿う2条の環状凸部4,4 が形成されており、各環状凸部4が該針軸1の先端側に臨む環状テーパ面5と同 基端側に臨む環状段面6とからなる直角三角形をなしている。またプラスチック 画鋲B2では、指押し用頭部2が上面側に突出した摘み部21を有する形態であ るが、針軸1は前記プラスチック画鋲B1と同様である。一方、カーペットピン Cは、指押し用頭部2が上面側を略球面状とした円盤状であり、針軸1が比較的 に長いものとなっているが、該針軸1の先端部にはプラスチック画鋲B1,B2 と同様の2条の環状凸部4,4が形成されている。
【0014】 しかして、プラスチック画鋲B1,B2は、前記二重画鋲A1〜A9と同様に 掲示板や屋内の壁等の支持基体に書画等の必要な掲示物を止着した際、同様の抜 け防止作用が得られる。またカーペットピンCは、畳敷面や床面に絨毯等の敷物 を敷く際、針軸1をこれら敷物を貫通して畳や床板に刺し通すことにより、敷物 を移動しないように固定するものであるが、やはり針軸1に環状凸部4,4を有 するために畳や床板に対する止着強度が大きく容易に抜けることはないから、敷 物の位置ずれや捲くれを確実に防止できる。
【0015】 なお、本考案では、これらプラスチック画鋲やカーペットピンとしても、針軸 1を前記二重画鋲A1〜A9と同様としたり、環状凹部3や環状凸部4の数、断 面形状、深さ又は高さ、配設ピッチ等を例示とは変えたり、指押し用頭部2の形 状を種々異なるものとしても差支えない。また本考案は、画鋲やカーペットピン のみならず、針軸の基端に指押し用頭部が固設された構成であって所要の物品を 突き刺して支持基体に止着するのに利用される押しピン全般に適用できる。
【0016】
【考案の効果】
請求項1または2の考案によれば、画鋲やカーペットピン等の押しピンとして 、止着力が強く、支持基体から容易に抜けることがないものが提供される。
【0017】 請求項3または4の考案によれば、上記押しピンとして、支持基体に押し付け て所要の物品を止着する際に要する力が少なく、しかも止着後の抜け防止効果が より大きいものが提供される。
【0018】 請求項5または6の考案によれば、上記の押しピンとして、特に安価に製作で きるものが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例に係る二重画鋲の半断面
側面図。
【図2】 同第2実施例に係る二重画鋲の半断面側面
図。
【図3】 同第3実施例に係る二重画鋲の半断面側面
図。
【図4】 同第4実施例に係る二重画鋲の半断面側面
図。
【図5】 同第5実施例に係る二重画鋲の半断面側面
図。
【図6】 同第6実施例に係る二重画鋲の半断面側面
図。
【図7】 同第7実施例に係る二重画鋲の半断面側面
図。
【図8】 同第8実施例に係る二重画鋲の半断面側面
図。
【図9】 同第9実施例に係る二重画鋲の半断面側面
図。
【図10】 同第10実施例に係るプラスチック画鋲の半断
面側面図。
【図11】 同第11実施例に係るプラスチック画鋲の半断
面側面図。
【図12】 同第12実施例に係るカーペットピンの縦断側
面図。
【符号の説明】
1 針軸 1a 基端部 2 指押し用頭部 3 環状凹部 4 環状凸部 5 環状テーパ面 6 環状断面 A1〜A9 二重画鋲 B1,B2 プラスチック画鋲 C カーペットピン

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端が尖った針軸の基端に指押し用頭部
    が固設された押しピンにおいて、前記針軸にその周方向
    に沿う環状凹部又は環状凸部が形成されてなる押しピ
    ン。
  2. 【請求項2】 先端が尖った針軸の基端に指押し用頭部
    が固設された押しピンにおいて、前記針軸にその周方向
    に沿う環状凹部及び環状凸部が形成されてなる押しピ
    ン。
  3. 【請求項3】 環状凹部又は環状凸部が、針軸先端側に
    臨む環状テーパ面と針軸基端側に臨む環状段面とを構成
    する請求項1記載の押しピン。
  4. 【請求項4】 環状凹部及び環状凸部が、針軸先端側に
    臨む環状テーパ面と針軸基端側に臨む環状段面とを構成
    する請求項2記載の押しピン。
  5. 【請求項5】 環状凹部又は環状凸部が針軸の先端側の
    みに形成されてなる請求項1又は3に記載の押しピン。
  6. 【請求項6】 環状凹部及び環状凸部が針軸の先端側の
    みに形成されてなる請求項2又は4に記載の押しピン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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