JPH07212936A - ワイヤハーネス用成形プロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネス用成形プロテクタ

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JPH07212936A
JPH07212936A JP6015786A JP1578694A JPH07212936A JP H07212936 A JPH07212936 A JP H07212936A JP 6015786 A JP6015786 A JP 6015786A JP 1578694 A JP1578694 A JP 1578694A JP H07212936 A JPH07212936 A JP H07212936A
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Taishi Katou
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 U字溝体のワイヤハーネス用成形プロテクタ
へ電線束を入れ易くして作業性の向上を図ると共に、蓋
体を無用にして電線収納の作業プロセスを簡素化する。 【構成】 溝体の底板3を、中央のヒンジ部4を介して
折り曲げ自在になし、自由状態において中高姿勢をなす
主底板部5と、主底板部5の中高姿勢において、上面に
凹部7を有して下方膨出する副底板部6との混成配列に
なし、その中高姿勢によって、上方を拡大開口部10に
なして電線束1を入れ易くすると共に、収納した電線束
1の重量によって伸直した主底板部5と副底板部6が、
共同して正常なU字溝体の底板3を構成し、さらに、側
板2の上端に突設した押え片9によって、収納電線束1
を押え込む構造が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスの電線
束を収納して、車体・機器に取り付け、そのワイヤハー
ネスの配設姿勢を整えて保持するのに使用するワイヤハ
ーネス用成形プロテクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネス用成形プロテクタは、ワ
イヤハーネスの電線束を挿通収納する形状のU字溝体を
なし、溝内へ電線束を収納した後、電線束の飛び出し防
止や電線保護のために、溝体の上方開口部に蓋体を覆着
する共通形状を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのU字溝体
は長尺体にして、ワイヤハーネスを配設すべき三次元形
状に曲直する複雑な形状を有する樹脂製のため、溝体側
壁が溝内方向へ反っているものがあり、長大重厚なワイ
ヤハーネスを収納する作業がやりずらく、手数を要して
非能率になると共に、蓋体の覆着ロックの工程を要する
ので、電線束収納プロセスが煩雑にして、近年のワイヤ
ハーネス量産の高生産性にそわない難点がある。
【0004】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
るワイヤハーネス用成形プロテクタを提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用成形プロテクタは、「ワイ
ヤハーネスの電線束を挿通収納する形状のU字溝体から
なるワイヤハーネス用成形プロテクタにおいて、溝体の
底板を、溝幅中央で折り曲げ自在に形成し、かつ、自由
状態において、中高折り曲げ姿勢をなして、溝体の上方
開口部を拡大開口姿勢になす主底板部と、前記主底板部
の中高折り曲げ姿勢において、凹部を上方にして下方膨
出する副底板部の混成配列になし、収納電線による前記
主底板部の伸直によって、前記主底板部と前記副底板部
が共同してU字溝体の底板を形成する構造」になってい
る。
【0006】そして、その態様として、U字溝体の側壁
に、収納電線の押え片が付設され、さらに、副底板部
は、トレイ形状、または、中央ヒンジ連結のV字形、或
は、湾曲バンド帯形状等のものが用いられる。
【0007】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタは、U字溝体の底板部が、前記構成の主底板部
と副底板部の混成からなるので、その副底板部の張力に
よって、自由姿勢の主底板部の中高折り曲げ姿勢が確保
される。従って、電線束収納前のU字溝体は、その主底
板部に連設されている溝体側壁は、その中高姿勢に追随
して傾斜して、上方開口部を拡大開口する姿勢を呈し、
電線束の収納が極めてし易くなる。そして、収納電線束
の重量がかかると、下方膨出して作業テーブル等に接触
している副底板部が凹んで、前記の張力を失うので、中
高折り曲げの主底板部も、電線束重量によって伸直し、
その主・副底板部が共同して平坦な底板を形成すると共
に、溝体側壁も正常位置に復帰して、正常なU字溝体と
なる。
【0008】そして、その電線束重量が底板部に常にか
かるので、主・副底板部は折り曲げ姿勢や下方膨出姿勢
に復することができず、正常なU字溝体が安定する。さ
らに、前記態様の電線押え片を有するものは、溝体の前
記の拡大開口姿勢において、側壁と共に外方に退避した
状態となるので、電線束収納の障害にならないと共に、
前記の正常なU字溝姿勢で、収納電線束を押え込むの
で、蓋体が無用になる。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の第一実施例を示す図1を参照して、ワイヤ
ハーネスの電線束1を挿通収納する形状の一対の側板2
と底板3からなるU字溝体のワイヤハーネス用成形プロ
テクタは、底体3が、溝幅の中央にして溝の長手方向に
伸びるヒンジ部4を介して、中高形状に折れ曲げ自在の
主底板部5と、その主底板部5の間に介在して、主底板
部5の中高姿勢において、溝体の下方へ膨出して上面を
凹部7となす副底板部6の混在配列によって形成され、
自由状態においては、下方へ膨出姿勢の副底板部6の張
力によって、主底板部5が中高折り曲げ姿勢を呈し、そ
の主底板部5の側縁に一体に連設している側板2を、傾
斜姿勢になして、U字溝体の開口部8を、大きく開いた
拡大開口部10になす構造を有している。
【0010】そして、副底板部6は、一対の側板2の下
端間にヒンジ部4を介して橋設された弾性バンド体をな
し、そのバンド体の展開長Lは、側板2が正常な立設姿
勢になって正常なU字溝体の形状をなしたときの、底板
3の溝幅Bと等長にして、前記の下方膨出姿勢おいて、
凹部7を溝体上方に臨ませる構造になっている。なお、
側板2の上端には、収容電線の飛び出し防止の押え片9
が舌片状に設けられている。
【0011】そして(図1の(C)参照)、主底板部5
が中高姿勢を呈して副底板部6が下方膨出し、上方を拡
大開口部10となした自由状態のワイヤハーネス用成形
プロテクタに、その拡大開口部10から電線束1を収納
すると、電線束1の重量によって、作業テーブル11等
に載置されて接触している副底板部6が凹んで伸直状態
になると同時に、その副底板部6の凹み弛緩によって、
中高姿勢の保持張力を失った主底板部5が伸直し、主・
副底板部5・6が共同して、U字溝体の平坦な底板3を
構成すると共に、その主底板部5の変位に連動する側板
2が、底板3に対して立設状態となって正常なU字溝体
となり、溝内に電線束1を収納し、押え片9によって電
線束1を押え込むようになっている。
【0012】つぎに、図2・図3を参照して本発明の他
の実施例を説明する。即ち、前記実施例と同様に、主底
板部5と副底板部6の混成配設の底板3からなるものに
おいて、図2のものは、副底板部6が、側板2の下端と
ヒンジ部4を介して連結され、さらに、溝内中央のヒン
ジ部4で中間折れ自在にしたV字形状を有している。そ
して、図3のものは、側板2の下端近傍のヒンジ部4
に、トレイ形状の副底板部6を吊設した形状を有し、主
底板部5の中高姿勢において下方膨出し、主底板部5の
伸直によって上昇して、底板3を形成する構造になって
いる。
【0013】以上の各実施のものは、前記の作用があ
り、電線束1の収納作業がやり易くなる。そして、押え
片9を有するものは、従来の蓋体が無用にして、蓋体の
覆着ロックの作業が省略され、ワイヤハーネス用成形プ
ロテクタの電線収納プロセスが簡素化される。さらに、
前記のトレイ形状の副底板部6を有するものは、作業テ
ーブル11への安定性が良く、電線収納作業が一段とし
易くなる。。
【0014】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用成形プロテクタは、電線収納の作業性を向上し
て能率化し、ワイヤハーネスの成形生産性の向上を図る
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のワイヤハーネス用成形プロ
テクタを示し、図中の(A)はその使用状態の斜視図、
図中の(B)はその自由状態の斜視図、図中の(C)は
その作用状態と用法を示す横断面図
【図2】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタを示し、図中の(A)はその斜視図、図中の
(B)はその横断面図
【図3】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタを示し、図中の(A)はその斜視図、図中の
(B)はその横断面図
【符号の説明】
1 電線束 2 側板 3 底板 4 ヒンジ部 5 主底板部 6 副底板部 7 凹部 8 開口部 9 押え片 10 拡大開口部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスの電線束を挿通収納する
    形状のU字溝体からなるワイヤハーネス用成形プロテク
    タにおいて、溝体の底板を、溝幅中央で折り曲げ自在に
    形成し、かつ、自由状態において、中高折り曲げ姿勢を
    なして、溝体の上方開口部を拡大開口姿勢になす主底板
    部と、前記主底板部の中高折り曲げ姿勢において、凹部
    を上方にして下方膨出する副底板部の混成配列になし、
    収納電線による前記主底板部の伸直によって、前記主底
    板部と前記副底板部が共同してU字溝体の底板を形成す
    る構造を特徴とするワイヤハーネス用成形プロテクタ。
  2. 【請求項2】 副底板部が、溝幅中央でヒンジ連結さ
    れ、V字形に下方膨出する形状の請求項1のワイヤハー
    ネス用成形プロテクタ。
  3. 【請求項3】 副底板部が、湾曲形状のバンド帯をな
    し、下方膨出する形状の請求項1のワイヤハーネス用成
    形プロテクタ。
  4. 【請求項4】 副底板部が、トレイ形状の請求項1のワ
    イヤハーネス用成形プロテクタ。
  5. 【請求項5】 溝体側壁に、収納電線の押え片を設けた
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、のいずれか
    のワイヤハーネス用成形プロテクタ。
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