JPH0327348Y2 - - Google Patents

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JPH0327348Y2
JPH0327348Y2 JP3459287U JP3459287U JPH0327348Y2 JP H0327348 Y2 JPH0327348 Y2 JP H0327348Y2 JP 3459287 U JP3459287 U JP 3459287U JP 3459287 U JP3459287 U JP 3459287U JP H0327348 Y2 JPH0327348 Y2 JP H0327348Y2
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contact
slider
housing
folded
elastically
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は各種の電子装置に使用されるコネク
タに関し、特にそのコンタクトの塑性変形防止機
構に関するものである。
「従来の技術」 従来この考案の考案者により提案されているコ
ネクタは、第2図に示すように、細長い角柱状の
合成樹脂材で形成されたハウジング1の底面に多
数の端子2aが等間隔で長手方向に2列に配列さ
れて突出される。それら各列の端子2aのコネク
タの長手方向における位置は互に他の列の端子の
中間に位置される。ハウジング1の前面に、合成
樹脂材で形成されたスライダ3が被せられ、ハウ
ジング1の両側面で係止される。スライダ3には
多数の相手コンタクト挿脱孔3aが長手方向に沿
つて、等間隔に形成される。これらの挿脱孔3a
に相手コンタクト(例えば錫メツキしたリボン状
電線)を所定の長さ押し込むだけで、コネクタ内
部に収容されているコンタクトに接続されて保持
される。スライダ3を後方に(ハウジング1側
に)に押し込むことにより、その保持機構が解除
されて、相手側コンタクトを容易に外すことがで
きる。
第3図に示すように、スライダ3の両側部には
フツク部3bが、またハウジング1の側面には突
部1bがそれぞれ一体に形成される。フツク部の
後方端縁3cを突部1bの傾斜面に摺動させつ
つ、スライダ3を後方へ移動させると、突部1b
がフツク部の係合孔3d内に挿入され、スライダ
3はフツク部3bによりハウジング1を弾性的に
挟持する(第3図C)。相手コンタクトを外すた
めにスライダ3を後方へ移動できるように、係合
孔3dの前後方向の寸法は突部1bのそれよりも
長く形成される。スライダ3を前方に移動させる
と、フツク部3bの当接面3eが突部1bのスト
ツプ面1cと当接し、これにより抜止めが計られ
る。
スライダ3の背面の長手方向の端縁より後方に
側壁が延長されて、ハウジング1の背面に被せら
れる。この側壁はスライダ3の変形を防止するた
めの補強材であり、正面側に設けてもよいし、正
面、背面の両方に設けてもよい。
ハウジング1には第4図A,Bに示すように前
面が開口とされた多数のコンタクト収容部1aが
長手方向に沿つて2列に等間隔で配列形成され
る。A図,B図はそれぞれ第2図のコネクタのA
−A断面図及びB−B断面図であり、ハウジング
1のそれぞれ正面又は背面に近い列に形成された
コンタクト収容部1aが示されている。各列の収
容部1aはハウジングの長手方向において、互に
他列の収容部の中間に配されると共に長手方向と
直交する方向においては互にコネクタの中心面
(複数の相手コンタクト挿入孔の中心線を含む平
面)に対して対称的に配される。
隣接するコンタクト収容部1aの間はハウジン
グ1の長手方向に垂直な壁で区分されると共にハ
ウジングの正面及び底面とそれぞれ平行な面及び
それらの間を結む傾斜面で囲まれて構成される。
ハウジング1のコンタクト収容部1aの背面部又
は正面部には前後方向にコンタクト挿入孔1bが
形成される。
コンタクト2は1本の細長い板状の金属弾性体
を折曲げて構成される。第4図に示すように、コ
ンタクト2は、前後方向に延長された前後方向延
長部2bと、その後方端より前方に斜めに折返し
延長された延長部2cと、その前方端より後方に
斜めに折返された接触部2dとで構成され、接触
部2dはその遊端部が前後方向延長部2bと弾性
的に接触する。更に、この例ではコンタクト2は
前後方向延長部2bの前方端より折返し部2cと
逆側に、後方に折返されて圧入部2eが形成さ
れ、その圧入部2eがそのまま後方に延長されて
端子2aが形成される。コンタクト2は折返し部
2c、及び接触部2d及び前後方向延長部2bを
コンタクト収容部1a内に収容するように圧入部
2eがコンタクト挿入孔1bに圧入され、端子2
aはハウジング1の底面より後方に突出される。
スライダ3の内面にはハウジングのコンタクト
収容部1aと対向して正面側と背面側の2列に並
んで多数の駆動片3fが櫛の歯状に一体に形成さ
れる。スライダ3の長手方向に関してこれら各列
の駆動片3fは互に他の列の駆動片の中間に配さ
れる。スライダ3の内面の駆動片3fが形成され
ていない側には凹部3gが形成される。この凹部
3gはハウジング1に収容されたコンタクト2の
湾曲部2fと対向する。スライダの係合孔3dに
ハウジングの突部1bを収容したまま更にスライ
ダ3の内面がハウジング1の前面と当接する迄ス
ライダ3を後方へ押し込むと、第4図Cに示すよ
うに、駆動片3fの肩部がコンタクトの接触部2
dを後方へ押し込み、コンタクトの湾曲部2gは
更に弾性的に深く折曲げられ、同時に湾曲部2h
はその曲率が緩やかになる様に弾性的に広げられ
る。しかしスライダ3を押し込むのを止めると、
駆動片3fはコンタクトの湾曲部2g,2hの復
元力により前方へ押し戻され、フツク部の当接面
3eが突部のストツプ面1cを押圧し、フツク部
3bが突部1bと係合した位置で止まる。この状
態が第4図Aである。
コネクタに相手コンタクト4をスライダの挿脱
孔3aに沿つて所定の長さだけ押込むと、第5図
Aに示すように、相手コンタクト4は接触部2d
と前後方向延長部2dとの間に分け入つて、その
尖端は湾曲部2hの付近に挿入される。その際コ
ンタクトの湾曲部2gは更に深く折返され、一方
湾曲部2hの曲率は緩められる。これにより接触
部2dの遊端部の端縁が相手コンタクト4を前後
方向延長部2b側に弾性的に押圧し、相手コンタ
クト4に対する電気的な接続と機械的な保持とが
同時に行われる。
相手コンタクト4を挿入することにより、接触
部2dがコンタクト収容部1aの傾斜面側に変位
され、駆動片3fと接触部2dの間が離される。
スライダのフツク部3bはハウジング1の両側端
を弾性的に挟持しているが、その挟む力は弱いも
のであるから、スライダ3は僅かの振動、衝撃等
により外力を受けると自重により容易に後方へd1
の距離だけ落込み、駆動片3fの肩部が接触部2
dと当接する位置で止まる。この状態を第5図B
に示す。スライダ3の内面はハウジング1の前面
との間にd2の距離が保たれる。この距離d2は相手
コンタクト4を外すとき、スライダ3を後方へ押
し下げて駆動片3fにより接触部2dの遊端部を
相手コンタクト4より離すために必要である。
「従来技術の問題点」 相手コンタクト4を外すために、スライダ3を
押し下げてハウジング1の前面に当接させると、
第6図Aに示すように、接触部2は駆動片3fの
肩部によりコンタクト収容部の傾斜面側に押圧さ
れるので、湾曲部2hの曲率が緩められ、折返し
部2cの前方端部がコンタクト収容部の正面側の
壁面に当接されると共に折返し部2cと接触部2
dとの間の連結部、つまり湾曲部2gの曲率が僅
か急とされ、接触部2dの遊端部は相手コンタク
ト4から離される。これにより相手コンタクト4
を前方に引抜き、容易に取外すことができる。
ところで、コンタクト2を圧入させる際、コン
タクト挿入孔1b内を後方へ移動させた距離にバ
ラツキが存在し、標準の場合よりコンタクト2の
ハウジング1の前面側への偏位が大きい場合に
は、第6図Bに示すように、試験その他の為に相
手コンタクト4を取外そうとしてスライダ3を後
方へ押込むと、折返し部2cの前方端部がコネク
タ収容部1aの壁面に当接する点がA図の場合よ
り前方に変位するため、湾曲部2gは駆動片3f
の肩部によつて鋭く折曲げられる。このため湾曲
部2gは塑性変形をおこし、再たび相手コンタク
ト4を挿入しても、接触部2dの遊端部との間に
間隙が発生する或いは遊端部の相手コンタクト4
を押圧する力が弱まり、接続が不安定となる。
この考案の目的は、圧入されたコンタクト2の
前方への偏位のためコンタクトに塑性変形をおこ
させ、それが原因で相手コンタクトとの接続が不
安定になるのを防止しようとするものである。
「問題点を解決するための手段」 この考案によれば、従来提案されたコネクタを
構成するスライダの内面に、変形防止部が一体に
形成され、その変形防止部はスライダを後方に移
動させた状態で、コンタクトの接触部と折返し部
との連結部と弾性的に接触すると共に、折返し部
の前方端部はコンタクト収容孔の壁面と弾性的に
接触される。
「実施例」 この考案では、第1図に示すように、従来のス
ライダ3の内面に変形防施部3hが一体に形成さ
れる。この例では変形防止部3hは後方へ櫛の歯
状に突出し、その突出端縁はスライダの内面より
傾斜して立上り、駆動片3fの傾斜した側縁と一
体に連結される。圧入されたコンタクト2が前方
に偏位している場合に、相手コンタクト4を外す
ためスライダ3を後方へ押込むと、変形防止部3
hの傾斜縁が湾曲部2gを後方に押圧する。折返
し部2cの前方端部はコネクタ収容部1aの壁面
を摺動しつつ下方へ押込まれ、湾曲部2hの前後
方向延長部2bと接する側の曲率が緩められ、湾
曲部2hは後方へ変位される。これにより折返し
部2cの前方端部のコネクタ収容部1aの壁面と
当接する点は修正されて、コンタクト2の前後方
向の位置に偏差がない標準的な場合とほぼ同じに
なる。また折返し部2cの前方端部、湾曲部2g
及び接触部2dはそれぞれコンタクト収容部1a
の壁面、変形防止部及び駆動片3fに弾性的に接
触する。従つて駆動片3fの肩部により接触部2
dが押圧されるが、湾曲部2gが鋭く折曲げられ
ることはない。この実施例のその他の構成は第2
図の従来提案されたものと同様であるので説明は
省略する。
「考案の効果」 この考案によれば、例え圧入されたコンタクト
に前方への偏位が存在していても、スライダに設
けた変形防止部3hによつて湾曲部2gは後方へ
押下げられると共に、折返し部2cの前方端部、
湾曲部2g及び接触部2dはそれぞれコネクタ収
容部1aの壁面、変形防止部3h及び駆動片3f
に弾性的に接触するので、湾曲部2gが従来のよ
うに鋭く折曲げられることはなく、従つて塑性変
形をおこす恐れはなく、それが原因で相手コンタ
クトとの接続が不安定となる恐れは全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例において、相手コン
タクトを外すためスライダを後方へ押下げた状態
でのコネクタのA−A断面図、第2図A,B及び
Cは従来この考案の考案者により提案されたコネ
クタのそれぞれ平面図、正面図及び底面図、第3
図A,B及びCは第2図のコネクタのそれぞれハ
ウジング及びスライダの各要部の斜視図、及びコ
ネクタを拡大して示した正面図、第4図A,B及
びCは第2図のコネクタのそれぞれA−A断面
図、B−B断面図及び外力によりスライダ3の内
面をハウジング1の前面に当接させた状態におけ
るA−A断面図、第5図A及びBは第2図のコネ
クタに相手コンタクトを挿入させた状態におい
て、自重によるスライダの落込みがそれぞれ無い
場合及び有る場合のA−A断面図、第6図A及び
Bは圧入されたコンタクトの前後方向の位置がそ
れぞれ標準又は前方に偏つていた場合の相手コン
タクトを外すためにスライダを後方に押下げた状
態でのA−A断面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハウジングの前面にコンタクト収容部が配列形
    成され、 これらコンタクト収容部内にそれぞれコンタク
    トが収容され、 各コンタクトは前後に延長した前後方向延長部
    と、その前後方向延長部の後方端より前方に斜め
    に折返し延長された折返し部と、その折返し部の
    前方端より後方に斜めに折返されて遊端部が上記
    前後方向延長部と弾性的に接触した接触部とより
    なり、 上記ハウジングの前面と対向して、前後に移動
    自在にスライダがハウジングに取付けられ、 そのスライダにはコンタクト挿脱孔が形成さ
    れ、 そのコンタクト挿脱孔より挿入された相手コン
    タクトが上記前後方向延長部と接触部との間に弾
    性的に挿入結合可能とされ、 上記スライダを後方に移動させると、上記接触
    部を変位させ、挿入された相手コンタクトを上記
    接触部から離すことができる駆動片が上記スライ
    ダの内面に一体に形成され、 上記スライダの両側部に上記ハウジング側面と
    それぞれ摺動するフツク部が一体に形成され、 そのフツク部に係合しスライダの抜止めを構成
    する突部が上記ハウジングの側面にそれぞれ一体
    に形成され、 上記スライダを後方に移動させた状態で上記接
    触部と上記折返し部との連結部と弾性的に接触す
    る変形防止部が上記スライダの内面に一体に形成
    され、 上記連結部に上記変形防止部が弾性的に接触し
    た状態で、上記折返し部の前方端部が上記コンタ
    クト収容孔の壁面と弾性的に接触されるコネク
    タ。
JP3459287U 1987-03-09 1987-03-09 Expired JPH0327348Y2 (ja)

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JPS63141584U JPS63141584U (ja) 1988-09-19
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