JP2527210Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2527210Y2
JP2527210Y2 JP1990075566U JP7556690U JP2527210Y2 JP 2527210 Y2 JP2527210 Y2 JP 2527210Y2 JP 1990075566 U JP1990075566 U JP 1990075566U JP 7556690 U JP7556690 U JP 7556690U JP 2527210 Y2 JP2527210 Y2 JP 2527210Y2
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豊 徳永
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はコネクタ、特に、フレキシブル・プリンテッ
ド・サーキット(FPC)やフレキシブル・フラット・ケ
ーブル(FFC)などの平板状物体を導電性のコンタクト
に接続するために用いるコネクタに関する。
[従来の技術] 従来、第9図及び第10図に示すように、平板状物体1
と、プリント回路基板のような回路基板3とを電気的に
接続するコネクタがある。
平板状物体1は、薄に帯状の絶縁被覆体5と、この絶
縁被覆体5の内部に設けられている薄い銅などの導電部
7とを有している。絶縁被覆体5は、末端の絶縁被覆体
5が剥がされ導電部7を露出して使用される。
コネクタは、複数の導電性のコンタクト9と、これら
のコンタクト9が組付けられている絶縁性のハウジング
11とを有している。コンタクト9は、薄い弾性変形体で
ある導電板を打ち抜き、曲げ加工を施して作られてい
る。コンタクト9には、その中間部分に接点部13が形成
されている。接点部13は、「く」の字状に折曲げられた
部分である。コンタクト9は、接点部13の一側を端子部
15としてハウジング11の下面より突出させている。ハウ
ジング11の上面には、大きな溝部17が形成されている。
この溝部17には、一壁に沿って接点部13が配列されてい
る。また、溝部17には、絶縁性のスライダ19が嵌合・離
脱可能に嵌め込まれている。スライダ19は、コンタクト
9の上部に接し、この上部を平板状物体に向けて押圧さ
せる楔状突起21を有している。楔状突起21は、接点部13
をその背面より押圧するものである。
今、溝部17には、この溝部17の挿入口から平板状物体
1の導電部7を接点部13に対向させて挿入するように、
スライダ19の楔状突起21をコンタクト9の背面にまで挿
入する。すると、接点部13は導電部7に向けて押され
る。こうして、接点部13は導電部7に接触し、平板状物
体1とコンタクト9とは電気的に導通される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、コンタクト9は、各種の寸法誤差を吸
収し、使用時の環境変化や衝撃、振動に耐えうるよう
に、許容力以下で十分に変形させる必要から長い寸法に
作られる。即ち、導電路と弾性変形体とを兼ねたコンタ
クト9においては、第10図の導電路長がa-b-c-d間の寸
法となる。このコンタクト9を単純片持ちとすると、弾
性変形体の寸法L、板厚h、許容応力α、ヤング率E、
変位量δとすれば、 となり、最小変位量δを決めると寸法Lの最少値も決定
できる。
したがって、弾性変形体としての最低寸法が制限され
るに反し、導電路としてある程度の長さは必要である。
また、信号パルスの高速化に伴いクロストークノイズ
を低減させるためには、導電路を極めて短くしなければ
ならない。
このようなコネクタにおいては、これらの相反する要
求を満たせないという問題がある。
それ故に、本考案の課題は、コンタクトを弾性変形さ
せて平板状物体に接触させることなく、十分な接触信頼
性を得て導電路長の寸法を短くでき、クロストークノイ
ズを減少させたコネクタを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、接点部を有する導電性のコンタクト
と、該コンタクトを保持した絶縁性のハウジングと、該
ハウジングに嵌合・離脱可能であり、嵌合時には、上記
接点部に平板状物体を圧接させるスライダとを含むコネ
クタにおいて、上記ハウジングの一部に一端側を保持し
たバックアップスプリングを有し、該バックアップスプ
リングは、上記接点部に近付く向きに屈曲形成した押圧
部と、上記一端側とは反対の他端側に形成した自由端部
とを有し、上記スライダは、上記自由端部に接触しつつ
摺動しかつ上記押圧部及び接点部を互いに接離する向き
に上記バックアップスプリングを移動させる傾斜面を有
し、上記コンタクトは、中間部分を互いに対する向きに
屈曲した屈曲部と、該屈曲部の一側に接続した端子部
と、該端子部とは異なる向きに曲げられかつ上記屈曲部
の他側に接続した保持部とを有し、上記屈曲部はその外
側の屈曲面に上記接点部を有していることを特徴とする
コネクタが得られる。
また、本考案によれば、上記バックアップスプリング
は、両端から上記押圧部にのびるにつれて伸展した形状
を有しており、上記一端側にダボを形成した平面部を有
していることを特徴とする請求項1記載のコネクタが得
られる。
また、本考案によれば、上記バックアップスプリング
は、複数を並列して隣り合う上記押圧部及び上記自由端
部の少なくとも一方で互いに接続されていることを特徴
とするコネクタが得られる。
さらに、本考案によれば、上記ハウジングは、その対
の側壁の外面に突起を突設した第1の係合装置を有し、
上記スライダは、上記対の側壁の外面を摺動する対の側
壁に、上記第1の係合装置に協働して相互に嵌合・離脱
可能に係合するよう上記第1の係合装置を挿入して摺動
する摺動孔を形成した第2の係合装置を有していること
を特徴とするコネクタが得られる。
[作用] スライダを前方に引き板状物体の導電部を挿入すれ
ば、この板状物体はコンタクトの接点部とバックアップ
スプリングの押圧部との間に達する。ここでスライダを
後方に押込むとバックアップスプリングは変位し、平板
状物体を下方に押されて導電部とコンタクトとは接触し
て電気的に導通される。
[実施例] 第1図は、本考案によるコネクタの一実施例を示し、
第2図は第1図のコネクタに用いられるコンタクトを示
す。この実施例において、第10図と同じ部分には同じ符
号を付して説明を省略する。
第1図及び第2図を参照して、導電性のコンタクト31
は、中間部分を互いに対する向きに屈曲した屈曲部33を
有している。屈曲部33には、その外側の屈曲面に接点部
35が形成されている。屈曲部33の一側には端子部37がの
びている。
また、コンタクト31は、端子部37とは異なる向きに曲
げられ、かつ屈曲部33の他側に接続されている保持部39
を有している。端子部37及び保持部39の先端部分は錘形
状に形成されている。複数のコンタクト31は、端子部37
の先端でキャリア41に一体に連結されている。これらの
コンタクト31は、キャリア41から切り離して使用され
る。
さらに、コンタクト31は、第3図にも示すように、端
子部37を絶縁材よりなるハウジング43の底面から突出さ
せ、保持部39をハウジング43の前壁45に形成されている
保持溝47に固定し装着されている。
また、ハウジング43には、このハウジング43に嵌合・
離脱可能であり、嵌合時には、接点部35に平板状物体1
を圧接させるスライダ49が設けられている。また、ハウ
ジング43には、第4図にも示すように、板状の弾性材に
より複数のバックアップスプリング51がそれぞれ互いに
並列に設けられている。バックアップスプリング51は、
ハウジング43の一部に一端側が保持されている。このバ
ックアップスプリング51は、接点部35に近付く向きに屈
曲形成した押圧部53と、一端側とは反対側の他端側に形
成した自由端部55とを有している。
また、スライダ49は、自由端部55に接触しつつ摺動
し、かつ押圧部53及び接点部35を互いに接離する向きに
バックアップスプリング51を移動させる傾斜面57を有し
ている。なお、バックアップスプリング51は、両端から
押圧部53にのびるにつれて伸展した形状を有している。
このバックアップスプリング51は、一端側にダボ59を形
成した平面部61を有している。
また、バックアップスプリング51は、隣り合う押圧部
53及び自由端部55で接続されている。
なお、これらのバックアップスプリング51は、押圧部
53及び自由端部55の少なくとも一方で互いに接続されて
いてもよい。この実施例においては、バックアップスプ
リング51の一端側は、コンタクト31の数と対応するよう
に複数に分割されてそれぞれ平面部61としている。
さらに、コンタクト31が装着されたハウジング43の後
壁63には、固定溝64が形成されている。固定溝64には、
バックアップスプリング51の平面部61を圧入・固定して
いる。
したがって、固定溝65には、バックアップスプリング
51が平面部61及びダボ59によってしっかりと固定され
る。このため、自由端部55は前壁45近くで自由に変位す
る状態となる。
さらに、ハウジング43は、第5図に示すように、第1
の係合装置を有している。スライダは、第6図にも示す
ように、第1の係合装置に協働して相互に嵌合・離脱可
能に係合する第2の係止装置を有している。第1の係合
装置は、その対の側壁の外面に突設されている突起65を
有している。第2の係合装置は、スライダ49の対の側壁
に突起65を挿入し摺動する摺動孔67を有している。対の
側壁を接続しているスライダ49の一壁には、平板状物体
1が挿入される挿入口69が形成されている。このスライ
ダ49には、第7図にも示すように、傾斜面57が形成され
ている。傾斜面57には自由端部55が接触し、ハウジング
43に対し前後方向に摺動させると自由端部55が上下に変
位される。
また、端子部37は、回路基板3のスルーホール71に挿
通されて回路基板3の導電回路73に接続されている。
今、第8図の状態では、スライダ49がハウジング43に
対して前方に引き出されている。この状態では、傾斜面
57に向けてバックアップスプリング51の自由端部55が押
し上げられて、押圧部53と接点部35との間が大きく離れ
ていている。この間に導電部7が接点部3に対向するよ
うに平板状物体1を挿入口69から挿入する。ここで、ス
ライダ49をハウジング43に押込むと傾斜面57は、自由端
部55を押し下げるので、押圧部53が平板状物体1の背面
を押して導電部7と接点部35とを接触させる。この状態
では、バックアップスプリング51の弾性力によって導電
部7と接点部35とが圧接されている。
このコネクタにおいては、コンタクト31に導電路、バ
ックアップスプリング51を弾性変形体としている。ここ
で、第1図のコンタクト9の導電路長は、e-f間の寸法
となる。
[考案の効果] 以上、説明したように本考案のコネクタによれば、コ
ンタクトを弾性変形をさせることなく専用の導電路を作
ることができ、さらに弾性エネルギーがバックアップス
プリングで蓄積するため、十分な接触信頼性を得ながら
導電路長を短くできる。
これにより、クロストークノイズを低減でき、高速伝
達用に適したコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるコネクタと、このコネ
クタを搭載した回路基板とを示す断面図、第2図は第1
図のコネクタに用いられるコンタクトの組立て前の状態
を示す斜視図、第3図は第2図のコンタクトをハウジン
グに組込んだ状態を示す一部断面の斜視図、第4図は第
1図のバックアップスプリングの外観斜視図、第5図は
第3図のハウジング内にバックアップスプリングを設け
た状態を示す一部断面の斜視図、第6図は第1図のハウ
ジングとこれを覆うスライダとの関係を示す外観略斜視
図、第7図はスライダの一部を切断した外観斜視図、第
8図は第1図のスライダをハウジングから引出した状態
を示す断面図、第9図は従来のコネクタに使用されてい
る平板状物体の外観斜視図、第10図は従来のコネクタの
断側面図である。 1;平板状物体、7;導電部、9;コンタクト、11;ハウジン
グ、19;スライダ、31;コンタクト、33;屈曲部、35;接点
部、37;端子部、39;保持部、43;ハウジング、49;スライ
ダ、51;バックアップスプリング、53;押圧部、55;自由
端部、57;傾斜面、65;突起、67;摺動孔。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接点部を有する導電性のコンタクトと、該
    コンタクトを保持した絶縁性のハウジングと、該ハウジ
    ングに嵌合・離脱可能であり、嵌合時には、上記接点部
    に平板状物体を圧接させるスライダとを含むコネクタに
    おいて、上記ハウジングの一部に一端側を保持したバッ
    クアップスプリングを有し、該バックアップスプリング
    は、上記接点部に近付く向きに屈曲形成した押圧部と、
    上記一端側とは反対の他端側に形成した自由端部とを有
    し、上記スライダは、上記自由端部に接触しつつ摺動し
    かつ上記押圧部及び接点部を互いに接離する向きに上記
    バックアップスプリングを移動させる傾斜面を有し、上
    記コンタクトは、中間部分を互いに対する向きに屈曲し
    た屈曲部と、該屈曲部の一側に接続した端子部と、該端
    子部とは異なる向きに曲げられかつ上記屈曲部の他側に
    接続した保持部とを有し、上記屈曲部はその外側の屈曲
    面に上記接点部を有していることを特徴とするコネク
    タ。
  2. 【請求項2】上記バックアップスプリングは、両端から
    上記押圧部にのびるにつれて伸展した形状を有してお
    り、上記一端側にダボを形成した平面部を有しているこ
    とを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】上記バックアップスプリングは、複数を並
    列して隣り合う上記押圧部及び上記自由端部の少なくと
    も一方で互いに接続されていることを特徴とする請求項
    1記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】上記ハウジングは、その対の側壁の外面に
    突起を突設した第1の係合装置を有し、上記スライダ
    は、上記対の側壁の外面を摺動する対の側壁に、上記第
    1の係合装置に協働して相互に嵌合・離脱可能に係合す
    るよう上記第1の係合装置を挿入して摺動する摺動孔を
    形成した第2の係合装置を有していることを特徴とする
    請求項1記載のコネクタ。
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